JPH0997480A - 信号処理回路及び積分回路 - Google Patents

信号処理回路及び積分回路

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JPH0997480A
JPH0997480A JP25417295A JP25417295A JPH0997480A JP H0997480 A JPH0997480 A JP H0997480A JP 25417295 A JP25417295 A JP 25417295A JP 25417295 A JP25417295 A JP 25417295A JP H0997480 A JPH0997480 A JP H0997480A
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JP
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signal
charging
servo
circuit
area
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JP25417295A
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Kazuyoshi Kikuta
和義 菊田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーボ信号の高速処理化を図る信号処理回路を
提供する。 【解決手段】サーボ回路20bはサーボ信号RDを信号
処理する。第2のAGCサーボ信号RDを入力し増幅す
る。第2のアナログフィルタ32は高周波数成分を除去
する。ピーク検出回路33はサーボ信号RDからセクタ
の始まりを示す情報を検出する。ゼロクロス検出回路3
4は各領域85a〜85dから読み出されたサーボ信号
RDに基づいてクロック信号CKを発生する。カウンタ
35はサーボストローブ信号STRに基づいてメイン充
電制御信号CHG又はメイン放電制御信号CRSを出力
する。カウンタ35はサーボストローブ信号STRとク
ロック信号CKに応答して第1〜第4充電制御信号ST
A〜STDのいずれか一つを出力する。積分回路36は
各充電及び放電制御信号に基づいて各領域85a〜85
dのサーボ信号の積分値を充電電圧として保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面積サーボ方式の
ディスク装置に設けられる信号処理回路及び積分回路に
関するものである。
【0002】近年、磁気ディスク装置等のハードディス
ク装置は、ハードディスクの高密度化、読み出し及び書
き込み速度の高速化に向かっている。この高速化に伴
い、サーボ信号の信号処理回路もより高速処理が要求さ
れている。
【0003】
【従来の技術】従来、面積サーボ方式のハードディスク
装置において、記録媒体としての磁気ディスクに記録さ
れたデータは、ドライブヘッドにて読み出される。その
読み出されたデータは、リード信号として信号処理回路
に出力される。信号処理回路において、ドライブヘッド
からのリード信号はオートゲインコントロールアンプ
(AGC)にて増幅され、続いてフィルタにて高域の不
要な信号成分が除去される。
【0004】信号処理回路は、サーボ信号処理回路部と
ユーザデータ信号処理回路部を備えている。高域の不要
な信号成分が除去されたリード信号がサーボ領域にある
サーボ制御のための信号(サーボ信号)であるならば、
そのリード信号(サーボ信号)はサーボ信号処理回路部
に出力されてサーボ情報が検出される。又、リード信号
がデータ領域にあるユーザデータのための信号であるな
らば、そのリード信号はユーザデータ信号処理回路部に
出力されデジタル変換された後演算処理によって復号さ
れてデータ情報が出力される。
【0005】サーボ信号処理回路部にて検出されたサー
ボ情報は、ディスクコントローラに出力される。ディス
クコントローラは、このサーボ情報に基づいて目的のト
ラックにオントラックさせる。一方、ユーザデータ信号
処理回路部にて復号されたデータ情報は、同じくディス
クコントローラに出力される。ディスクコントローラ
は、このデータ情報に基づいてユーザデータを抽出す
る。
【0006】ところで、信号処理回路において、サーボ
信号処理回路部もユーザデータ信号処理回路部も共にA
GC及びフィルタを介して信号を入力する。即ち、両信
号処理回路部は、AGC及びフィルタを共用している。
共用されることによって、サーボ信号処理回路部のため
の信号(サーボ信号)を入力している時(サーボ動作
時)と、ユーザデータ信号処理回路部のための信号を入
力している時(リード動作時)とではAGC及びフィル
タに対して異なる特性が要求されていた。つまり、サー
ボ情報の信号は低周波数であるのに対して、ユーザデー
タの信号は高周波数である。
【0007】従って、サーボ動作時には、AGCの周波
数特性を低周波領域の帯域にあわせるとともに、フィル
タのカットオフ周波数を低周波数に設定する。一方、リ
ード動作時には、AGCの周波数特性を高周波領域の帯
域にあわせるとともに、フィルタのカットオフ周波数を
高周波数に設定する。このAGC及びフィルタの切り換
え制御は、ディスクコントローラからの制御信号に基づ
いて行われている。
【0008】又、サーボ信号処理回路部におけるサーボ
情報の検出は、以下のように行われる。図8は、磁気デ
ィスクに形成されたサーボ領域のフォーマットの概要を
示す。サーボ領域80は、ライト・リードリカバリ領域
81、サーボマーク領域82、グレイコード領域83、
オートゲインコントロール領域84及びポジション領域
85とから構成されている。ライト・リードリカバリ領
域81は、データ部のライト動作からサーボ・リード動
作への切り換え時に発生するトランジェントを吸収する
ための領域である。サーボマーク領域82はセクタの始
まりの基準を検出するための情報が記憶されている。グ
レイコード領域83はトラックナンバーをコード化した
情報及びドライブヘッドの情報が記憶されている。オー
トゲインコントロール領域84は、後に続くポジション
領域85に記録された情報を取り込む前に前記AGCの
コントロール電圧を制定するための情報が記憶されてい
る。ポジション領域85は、小領域としての4つの第1
〜第4領域85a〜85dで構成され、ドライブヘッド
とトラックの相対位置を検出するための情報が記憶され
ている。
【0009】サーボ信号処理回路部は、ポジション領域
85の第1〜第4領域85a〜85dに記録された情報
に基づいてドライブヘッドと目的のトラックの相対位置
を検出する。即ち、面積サーボ方式においては、図8に
示すように第1〜第4領域85a〜85dから読み出さ
れた信号波形RDa〜RDdをそれぞれ各領域85a〜
85d毎に積分する。そして、各領域85a〜85dの
信号波形RDa〜RDdに対する積分値を互いに比較す
ることによって、ドライブヘッドとトラックの相対位置
を知ることができる。この判定は、ディスクコントロー
ラで行う。この面積サーボ方式は、領域85a〜85d
の信号波形RDa〜RDdの最大振幅値を比較するサー
ボ方式に比べノイズに対して強いことから信頼性が高
い。
【0010】サーボ信号処理回路部はこの各領域85a
〜85dに対する積分値を求めるために積分回路を用い
ている。積分回路は電圧電流変換アンプとメインコンデ
ンサとから構成されている。各領域85a〜85dの信
号波形RDa〜RDdは、電圧電流変換アンプにてその
電圧値に比例した電流値に変換され、その変換された電
流値に相対する電荷がメインコンデンサに充電される。
そして、例えば第1の領域85aの信号波形RDaから
第2の領域85bの信号波形RDbに換わるとき、メイ
ンコンデンサに充電された電荷を次段の第1の領域85
a用の検出コンデンサに充電させた後、積分回路は放電
し次の第2の領域85bの信号波形RDbに対する充電
を行う。そして、順次各領域85b〜85dに対する充
電電荷をそれぞれ各領域85b〜85d用の検出コンデ
ンサに充電させる。その充電電圧の大きさは、その時の
ドライブヘッドとトラックの相対位置によって決まる。
そして、各領域85a〜85d用のコンデンサの電荷、
即ち充電電圧は各領域85a〜85dの信号波形RDa
〜RDdに対する積分値となる。この各積分値はディス
クコントローラに出力され、同コントローラにてドライ
ブヘッドとトラックの相対位置が求められる。
【0011】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、前記した
ようにAGC及びフィルタをサーボ動作又はリード動作
に適するように動作特性を切り換えるためには、時間を
要していた。従って、ハードディスク装置において、デ
ータ読み出し等のための信号処理の高速化を図る上で問
題となる。
【0012】又、サーボ信号処理回路部において、各領
域85a〜85dに対する積分値を求める場合、最初に
メインコンデンサに充電させた後に各領域85a〜85
d用の検出コンデンサに電荷の移し変える動作を行って
いる。従って、その移し変える動作があることによっ
て、各領域85a〜85dのデータ長を長くする必要が
ある。つまり、電荷の移し変えによって次の領域に対す
る充電開始が遅れると正確な検出ができない。そこで、
余裕を持たせるために各領域85a〜85dの幅を長く
し(例えば、信号の10周期分)その領域のある区間
(例えば、信号の6周期分)から出力される信号の積分
値を求めている。従って、サーボ信号処理回路部の処理
動作は各領域85a〜85dが長い分だけ遅くなり、高
速化を図る上で問題となっている。又、各領域85a〜
85dをその余裕を持たせている分だけサーボ領域が長
くなり記録媒体におけるサーボ領域の占める割合が大き
くなり、効率のよい記録媒体の使用を図る上で支障にな
る。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、信号処理の高速化を
図ることができるとともに、効率のよい記録媒体の使用
を図ることのできる信号処理回路及び積分回路を提供す
るにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
媒体に設けられたデータ領域に記録されたデータ情報の
読み取り信号からユーザデータを抽出するためにその読
み取り信号を信号処理するためのユーザデータ信号処理
回路部と、記録媒体に設けられたサーボ領域に記録され
たサーボ情報の読み取り信号からドライブヘッドの読み
取り位置を検出するためにその読み取り信号を信号処理
するためのサーボ信号処理回路部とを備えた信号処理回
路部において、ユーザデータ信号処理回路部には、ドラ
イブヘッドからの読み取り信号を増幅するための第1の
アンプと、第1のアンプから出力された読み取り信号に
含まれる高域の不要な信号成分を除去するための第1の
フィルタとを設け、サーボ信号処理回路部には、ドライ
ブヘッドからの読み取り信号を増幅するための第2のア
ンプと、第2のアンプから出力された読み取り信号に含
まれる高域の不要な信号成分を除去するための第2のフ
ィルタとを設けた。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載の信号
処理回路において、前記第1のアンプが、データ情報の
読み取り信号に対応した高周波数領域の周波数特性を有
したオートゲインコントロールアンプであり、前記第2
のアンプが、サーボ情報の読み取り信号に対応した低周
波数領域の周波数特性を有したオートゲインコントロー
ルアンプであり、第1のフィルタが、データ情報の読み
取り信号に対応して遮断周波数帯域が高周波数領域のア
ナログローパスフィルタであり、前記第2のフィルタ
が、サーボ情報の読み取り信号に対応して遮断周波数帯
域が低周波数領域のアナログローパスフィルタである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1に記載の信号
処理回路において、前記サーボ信号処理回路部には、前
記第2のフィルタからの読み取り信号であって、サーボ
領域にあるセクタの始まりを求めるための情報が記録さ
れたサーボマーク領域からの読み取り信号に基づいてサ
ーボ領域にあるトラックとドライブヘッドの相対位置を
求めるための情報が記録された複数の小領域にて構成さ
れたポジション領域の各小領域からの読み取り信号の出
力タイミングを求めるための信号を生成するピーク検出
回路と、前記第2のフィルタからの読み取り信号であっ
て、前記ポジション領域の各小領域からの読み取り信号
に基づいてクロック信号を生成するためのゼロクロス検
出回路と、前記各小領域からの読み取り信号を整流する
ための整流回路と、前記整流回路にて整流された読み取
り信号の電圧レベルに比例した電流値の充電電流を生成
するための電圧電流変換回路と、前記充電電流を充電す
るためのメインコンデンサと、前記電圧電流変換回路と
メインコンデンサとの間を開閉するためのメイン充電用
スイッチと、前記メインコンデンサの電荷を放電するた
めのメイン放電用スイッチと、前記各小領域毎に設けら
れ、その各小領域における前記充電電流を前記メインコ
ンデンサと協働して充電しその充電電圧を積分値として
保持するための複数の検出コンデンサと、前記各検出コ
ンデンサと前記メイン充電用スイッチとの間をそれぞれ
開閉するための複数のサブ充電用スイッチと、前記各検
出コンデンサ毎に設けられ、その検出用コンデンサの電
荷を放電するための複数のサブ放電用スイッチと、前記
各小領域毎の充電電流をメインコンデンサに充電させる
ために前記ピーク検出回路からの出力信号に基づいて外
部装置が生成した前記ポジション領域の各小領域の読み
取り信号が出力されるタイミングを示すストローブ信号
に応答して前記メイン充電スイッチとメイン放電スイッ
チとをオン・オフ制御する第1の制御回路と、前記各小
領域毎の充電電流を対応する検出コンデンサに充電する
ために前記ストローブ信号と前記クロック信号に基づい
て対応するサブ充電用スイッチをオン・オフ制御する第
2の制御回路とを備えた。
【0017】請求項4の発明は、請求項3に記載の信号
処理回路において、前記各小領域毎に設けられた複数の
検出コンデンサが、それぞれ対応する前記サブ充電用ス
イッチを介して前記メインコンデンサに対して並列に接
続されるとともに、そのメインコンデンサの容量より小
さい容量である。
【0018】請求項5の発明は、請求項3に記載の信号
処理回路において、前記第2の制御回路は、ストローブ
信号を入力する毎に前記クロック信号に半周期以内に同
期をとり、サブ充電用スイッチをオフからオンにし、ク
ロック信号によって減算される積分回数カウンタ部を備
え、そのカウンタ部が予め定めた値に到達した時対応す
るにサブ充電用スイッチをオンからオフにするようにし
た。
【0019】請求項6の発明は、請求項5に記載の信号
処理回路において、前記第2の制御回路は、ストローブ
信号が消失した時に積分回数カウンタ部の内容が予め定
めた値に到達していなかった時、異常信号を出力すると
ともに、対応するにサブ充電用スイッチを強制的にオン
からオフにするようにしたこと。
【0020】請求項7の発明は、記録媒体に設けられた
サーボ領域のトラックとドライブヘッドの相対位置を求
めるための情報が記録された複数の小領域にて構成され
たポジション領域の各小領域からの読み取り信号を入力
し、各小領域毎の読み取り信号を積分しその各小領域毎
の積分値がトラックとドライブヘッドの相対位置を求め
るために使用される積分回路において、前記各小領域か
らの読み取り信号を整流するための整流回路と、前記整
流回路にて整流された読み取り信号の電圧レベルに比例
した電流値の充電電流を生成するための電圧電流変換回
路と、前記充電電流を充電するためのメインコンデンサ
と、前記電圧電流変換回路とメインコンデンサとの間を
開閉するためのメイン充電用スイッチと、前記メインコ
ンデンサの電荷を放電するためのメイン放電用スイッチ
と、前記各小領域毎に設けられ、その各小領域における
前記充電電流を前記メインコンデンサと協働して充電し
その充電電圧を積分値として保持するための複数の検出
コンデンサと、前記各検出コンデンサと前記メイン充電
用スイッチとの間をそれぞれ開閉するための複数のサブ
充電用スイッチと、前記各検出コンデンサ毎に設けら
れ、それぞれ対応する検出用コンデンサの電荷を放電す
るための複数のサブ放電用スイッチとを備えた。
【0021】(作用)請求項1の発明は、データ領域に
記録されたデータ情報の読み取り信号は、第1のアンプ
にて増幅され、第1のフィルタにてその読み取り信号に
含まれる不必要な周波数の信号が除去される。又、サー
ボ領域に記録されたサーボ情報の読み取り信号は、第2
のアンプにて増幅され、第2のフィルタにてその読み取
り信号に含まれる不必要な周波数の信号が除去される。
従って、ユーザデータ信号処理回路部とサーボ信号処理
回路部にはそれぞれ独立のアンプとフィルタが設けられ
ているため、アンプとフィルタを共用した時のようにリ
ード動作とサーボ動作毎にアンプとフィルタをそれぞれ
の動作にあわせて動作特性を切り換える必要がない。そ
の結果、その分だけ信号個処理の高速化が図れる。
【0022】請求項2の発明によれば、第1のアンプが
データ情報の読み取り信号に対応した高周波数領域の周
波数特性を有したオートゲインコントロールアンプであ
り、第1のフィルタがデータ情報の読み取り信号に対応
して遮断周波数帯域が高周波数領域のアナログローパス
フィルタであるので、データ情報の読み取り信号は必要
な信号のみが増幅して得られることから精度の高い信号
が得られる。又、第2のアンプがサーボ情報の読み取り
信号に対応した低周波数領域の周波数特性を有したオー
トゲインコントロールアンプであり、第2のフィルタが
サーボ情報の読み取り信号に対応して遮断周波数帯域が
低周波数領域のアナログローパスフィルタであるので、
サーボ情報の読み取り信号は必要な信号のみが増幅して
得られることから精度の高い信号が得られる。
【0023】請求項3の発明よれば、ピーク検出回路は
サーボマーク領域からの読み取り信号に基づいてサーボ
領域にあるポジション領域の各小領域からの読み取り信
号の出力タイミングを求めるための信号を生成する。ゼ
ロクロス検出回路は、ポジション領域の各小領域からの
読み取り信号に基づいてクロック信号を生成する。整流
回路は、各小領域からの読み取り信号を整流する。電圧
電流変換回路は、整流回路にて整流された読み取り信号
の電圧レベルに比例した電流値の充電電流を生成する。
メインコンデンサは、充電電流を充電する。メイン充電
用スイッチは、電圧電流変換回路とメインコンデンサと
の間を開閉する。メイン放電用スイッチは、メインコン
デンサの電荷を放電する。複数の検出コンデンサは、各
小領域における充電電流をメインコンデンサと協働して
充電しその充電電圧を積分値として保持する。複数のサ
ブ充電用スイッチは、対応する検出コンデンサとメイン
充電用スイッチとの間をそれぞれ開閉する。複数のサブ
放電用スイッチは、対応する検出用コンデンサの電荷を
放電する。第1の制御回路は、各小領域毎の充電電流を
メインコンデンサに充電させるためにピーク検出回路か
らの出力信号に基づいて外部装置が生成したポジション
領域の各小領域の読み取り信号が出力されるタイミング
を示すストローブ信号に応答してメイン充電スイッチと
メイン放電スイッチとをオン・オフ制御する。第2の制
御回路は、各小領域毎の充電電流を対応する各検出コン
デンサに充電するためにストローブ信号をクロック信号
に同期して対応する各サブ充電用スイッチをオン・オフ
制御する。
【0024】従って、各検出コンデンサはメインコンデ
ンサと協働して対応する小領域から読み取り信号を積分
するので、サーボ情報の読み取り信号の信号処理の高速
化を図ることができる。
【0025】請求項4の発明によれば、検出コンデンの
容量がメインコンデンサの容量より小さいので、検出コ
ンデンの放電は短時間に行われる。従って、より信号処
理の高速化を図ることができる。
【0026】請求項5の発明の発明によれば、積分回数
カウンタ部によって、各小領域の読み取り信号の積分が
正確に行われる。請求項6の発明によれば、各小領域か
らの読み取り信号が消失した時、第2の制御回路から異
常信号を出力される。従って、不正確な各小領域からの
読み取り信号に基づいてサーボ制御は行われないように
することができる。
【0027】請求項7の発明によれば、整流回路は各小
領域からの読み取り信号を整流する。電圧電流変換回路
は整流回路にて整流された読み取り信号の電圧レベルに
比例した電流値の充電電流を生成する。メインコンデン
サは充電電流を充電する。メイン充電用スイッチは電圧
電流変換回路とメインコンデンサとの間を開閉する。メ
イン放電用スイッチはメインコンデンサの電荷を放電す
る。各検出コンデンサは各小領域における充電電流をメ
インコンデンサと協働して充電しその充電電圧を積分値
として保持する。各サブ充電用スイッチは対応する検出
コンデンサとメイン充電用スイッチとの間をそれぞれ開
閉する。各サブ放電用スイッチは対応する検出用コンデ
ンサの電荷を放電する。
【0028】従って、各検出コンデンサはメインコンデ
ンサと協働して対応する小領域から読み取り信号を積分
することが可能となり、サーボ情報の読み取り信号の信
号処理の高速化を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図7に従って説明する。図1は、磁気デ
ィスク装置の構成を示す。記録媒体としての磁気ディス
ク11は、図示しないモータによって回転される。ドラ
イブヘッド12は、図示しないモータによって駆動さ
れ、磁気ディスク11の半径方向に移動する。ドライブ
ヘッド12は、ライト用の薄膜ヘッド12aとリード用
のMRヘッド12bとから構成されている。薄膜ヘッド
12aはヘッド駆動用回路13aを介して信号処理回路
14からのライトデータを磁気ディスク11に書き込
む。リード用のMRヘッド12bは、磁気ディスク11
に記録されたデータを読み取り、その読み取ったリード
信号RDをヘッド駆動用回路13bを介して信号処理回
路14に出力する。
【0030】信号処理回路14は、MRヘッド12bか
らのリード信号RDの信号処理を行い、その処理した信
号を次段の外部装置としてのディスクコントローラ15
に出力する。又、信号処理回路14は、ディスクコント
ローラ15からのライトデータを信号処理し、その処理
した信号をライト信号としてヘッド駆動用回路13aを
介して薄膜ヘッド12aに出力する。
【0031】図2は、信号処理回路14におけるユーザ
データ信号処理回路部(以下、データ回路という)20
aの一部と、サーボ信号処理回路部(以下、サーボ回路
という)20bの概要を示す。
【0032】データ回路20aは、サーボ領域80以外
のデータ領域から読み出されるリード信号RDを信号処
理する回路であって、第1のアンプとしての第1のオー
トゲインコントロールアンプ(以下、第1のAGCとい
う)21、第1のフィルタとしての第1のアナログフィ
ルタ22、A/Dコンバータ23、復号演算回路24、
及び、D/Aコンバータ25を含む。
【0033】第1のAGC21は、データ領域に記録さ
れたデータ情報から読み出される高周波数のリード信号
RDに適した周波数特性を有し、MRヘッド12bから
のリード信号RDを入力し、該信号RDを増幅する。こ
の増幅率は、D/Aコンバータ25を介して復号演算回
路24からのレベル制御信号に基づいて制御されるとと
もに、第1のアナログフィルタ22からの出力信号に基
づいて制御される。
【0034】A/Dコンバータ23は、第1のアナログ
フィルタ22から出力されたリード信号RDをアナログ
信号として取り扱いデジタル値に変換する。復号演算回
路24はA/Dコンバータ23からのデジタル値に基づ
いてリード信号RDを2値化するとともに、リード信号
RDのレベル及び位相を検出する。この2値化されたリ
ード信号RDはディスクコントローラ15に出力され
る。ディスクコントローラ15は、この2値化されたリ
ード信号RDに基づいて磁気ディスク11に記録された
ユーザデータを抽出する。
【0035】MRヘッド12bからのリード信号RDは
サーボ回路20bにも入力される。図3は、サーボ回路
20bの概要を示すブロック回路を示す。サーボ回路2
0bは、サーボ領域80から読み出されるリード信号R
D(以下、サーボ領域80以外のデータ領域のリード信
号RDと区別するためにサーボ信号RDという)を信号
処理する回路であって、第2のアンプとしての第2のオ
ートゲインコントロールアンプ(以下、第2のAGCと
いう)31、第2のフィルタとしての第2のアナログフ
ィルタ32、ピーク検出回路33、ゼロクロス検出回路
34、第1及び第2の制御回路としてのカウンタ35、
及び、積分回路36とから構成されている。
【0036】第2のAGC31は、サーボ領域に記録さ
れたサーボ情報から読み出される低周波数のサーボ信号
RDに適した周波数特性を有し、MRヘッド12bから
のサーボ信号RDを入力し、該信号RDを増幅する。こ
の増幅率は、第2のアナログフィルタ32からの出力信
号に基づいて制御される。第2のアナログフィルタ32
は、高周波領域をカットするフィルタであって、第2の
AGC31にて増幅されたサーボ信号RDに含まれる高
域の不要な信号成分を除去する。
【0037】ピーク検出回路33は、アナログフィルタ
32から出力されたサーボ信号RDを入力し、そのサー
ボ信号RDのピーク値を検出する。ピーク検出回路33
は、図8で説明したグレイコード領域83に記録された
トラックナンバーをコード化した情報のサーボ信号RD
のピークを検出する。この検出結果は、ディスクコント
ローラ15に出力され、同コントローラ15にてその時
のドライブヘッド12を通過しているトラックのナンバ
ーが検出される。
【0038】又、ピーク検出回路33は、図8で説明し
たサーボマーク領域82に記録されたセクタの始まりを
示す情報のサーボ信号RDのピークを検出する。この検
出結果は、ディスクコントローラ15に出力され、本実
施の形態において同コントローラ15にて後続のポジシ
ョン領域85の小領域としての各領域85a〜85dの
サーボ信号RDの読み出されるタイミングが決められる
ようになっている。
【0039】ゼロクロス検出回路34は、第2のアナロ
グフィルタ32から出力されたサーボ信号RDを入力
し、ポジション領域85の各領域85a〜85dから読
み出されたサーボ信号RDに基づいてクロック信号CK
を発生させる。つまり、図8に示すように各領域85a
〜85dに対するサーボ信号RDの波形RDa〜RDd
に基づいてクロック信号CKを発生させる。第1領域8
5aのサーボ信号RDの波形RDaを使って説明する
と、図5に示すように、サーボ信号RDの波形RDaに
対して第1の基準電圧V1以上になった時立ち上がり、
第2の基準電圧V2以下になった時立ち下がるパルス波
形のクロック信号CKを発生させる。尚、各領域85a
〜85dに対するサーボ信号RDの波形RDa〜RDd
は、その時のMRヘッド12bとトラックの相対位置に
よってその振幅値及び積分値が相違する。
【0040】ゼロクロス検出回路34のクロック信号C
Kは、カウンタ35に出力される。カウンタ35は、デ
ィスクコントローラ15からサーボストローブ信号ST
Rを入力する。サーボストローブ信号STRは、ポジシ
ョン領域85の各領域85a〜85dのサーボ信号RD
を積分するタイミングを決める信号である。つまり、デ
ィスクコントローラ15は、前記ピーク検出回路33か
らのサーボマーク領域82に記録された情報に基づいて
ポジション領域85における各領域85a〜85dが出
力されるタイミングを演算してサーボストローブ信号S
TRを出力している。
【0041】本実施の形態では、図6に示すようにポジ
ション領域85における各領域85a〜85dのサーボ
信号RDは、それぞれ6周期分であり、第2周期目直前
から第6周期目直前の間にサーボストローブ信号STR
が出力されるようになっている。
【0042】カウンタ35は、このサーボストローブ信
号STRに応答して該ストローブ信号STRが出力して
いる間だけクロック信号CKに同期したメイン充電制御
信号CHGを積分回路36に出力する。又、カウンタ3
5は、ストローブ信号STRが消失するとクロック信号
CKの立ち上がりに同期してメイン放電制御信号CRS
を次のクロック信号CKの立ち上がりが出力されるまで
積分回路36に出力するようになっている。
【0043】カウンタ35は、積分回数カウント部と領
域指定カウンタ部を備えている。カウンタ35は、サー
ボストローブ信号STRに応答して積分回数カウント部
の内容N(本実施の形態では「3」)をセットする。そ
して、ゼロクロス検出回路34のクロック信号CKの立
ち上がり信号に応答して1づつその内容を減算する。カ
ウンタ35は、内容Nが0になるまで第1〜第4充電制
御信号STA〜STDのいずれか一つを選択して積分回
路36に出力する。
【0044】第1〜第4充電制御信号STA〜STDの
選択は、領域指定カウンタ部の内容Mによって行われ
る。カウンタ35は、各サーボ領域80において最初に
出力されるサーボストローブ信号STRに応答して領域
指定カウンタ部の内容M(第1〜第4領域85a〜85
dに対応して「4」)をセットし、後続のサーボストロ
ーブ信号STRに応答して1づつ減算する。
【0045】そして、カウンタ35は、内容Mが「4」
の時、第1領域85aのための第1充電制御信号STA
を出力する。カウンタ35は、内容Mが「3」の時、第
2領域85bのための第2充電制御信号STBを出力す
る。カウンタ35は、内容Mが「2」の時、第3領域8
5cのための第3充電制御信号STCを出力する。更
に、カウンタ35は、内容Mが「1」の時、第4領域8
5dのための第4充電制御信号STDを出力する。
【0046】又、カウンタ35は、サーボストローブ信
号STRが消失するたび毎に、その時の積分回数カウン
ト部の内容Nが「0」かそれとも「1」〜「3」の値か
どうかをチェックする。「0」である場合にはクロック
信号CK(即ち、サーボ信号RD)が正常に出力されて
いると判断する。反対に、「0」でなく「1」〜「3」
の値になっている場合、クロック信号CK(即ち、サー
ボ信号RD)が消失していて異常であると判断する。カ
ウンタ35は異常と判断すると、現在出力している第1
〜第4充電制御信号を消失させるとともに、異常信号A
Lをディスクコントローラ15に出力するようになって
いる。
【0047】積分回路36は、整流回路としての全波整
流回路41、電圧電流変換回路としての電圧電流変換ア
ンプ42、トラックホールド回路43、基準電圧発生器
44、メイン充電用アナログスイッチ(以下、メイン充
電スイッチという)45、及び、メイン放電用アナログ
スイッチ(以下、メイン放電スイッチという)46とか
ら構成されている。全波整流回路41は、第2のアナロ
グフィルタ32から出力されたサーボ信号RDを入力す
る。全波整流回路41は、ポジション領域85の各領域
85a〜85dから読み出されたサーボ信号RD(波形
RDa〜RDd)を全波整流する。全波整流された各領
域85a〜85dに対するサーボ信号RDの電圧レベル
は、その時のMRヘッド12bとトラックの相対位置に
よってそれぞれ決まる。
【0048】全波整流された各領域85a〜85dに対
するサーボ信号RDは、電圧電流変換アンプ42に出力
される。電圧電流変換アンプ42は、サーボ信号RDの
電圧レベルに比例した電流値の充電電流IS を出力す
る。従って、各領域85a〜85dのサーボ信号RDに
対する充電電流IS の電流値は、その時のMRヘッド1
2bとトラックの相対位置によってそれぞれ決まる。
【0049】電圧電流変換アンプ42はメイン充電スイ
ッチ45を介して積分回路36に外付けされたメインコ
ンデンサ47のプラス側電極に接続されている。電圧電
流変換アンプ42からの充電電流IS は、メイン充電ス
イッチ45を介してメインコンデンサ47に充電され
る。メインコンデンサ47の電荷量、即ち充電電圧は充
電電流IS の電流値に比例する。メイン充電スイッチ4
5は、前記カウンタ35からのメイン充電制御信号CH
Gに基づいてオンし、メイン充電制御信号CHGの消失
に基づいてオフする。従って、メイン充電スイッチ45
は、各領域85a〜85dのサーボ信号RDに対する充
電電流IS をメインコンデンサ47に充電する。
【0050】メインコンデンサ47のマイナス側電極
は、基準電位用コンデンサ48を介してアースされてい
る。基準電位用コンデンサ48はメインコンデンサ47
より容量が大きく、基準電位用コンデンサ48のプラス
側電極に基準電圧発生器44からの基準電圧が印加され
ている。基準電圧発生器44とメインコンデンサ47の
マイナス側電極との間には、メイン放電スイッチ46が
接続されている。メイン放電スイッチ46がオンされる
と、メインコンデンサ47のプラス側電極と基準電位用
コンデンサ48のプラス側電極とが接続され、メインコ
ンデンサ47の電荷が基準電位用コンデンサ48に放電
され基準電位となる。メイン放電スイッチ46は、前記
カウンタ35からのメイン放電制御信号CRSに基づい
てオンし、メイン放電制御信号CRSの消失に基づいて
オフする。従って、メイン放電スイッチ46は、メイン
充電スイッチ45がオフすると直ちにオンし、メイン充
電スイッチ45がオンする前にオフするようになってい
る。
【0051】即ち、メイン充電スイッチ45がオンされ
ると、メインコンデンサ47に電荷が充電され、メイン
充電スイッチ45がオフされメイン放電スイッチ46が
オンされると、メインコンデンサ47の電荷が放電され
る。
【0052】前記電圧電流変換アンプ42からの充電電
流IS は、メイン充電スイッチ45を介してトラックホ
ールド回路43に出力される。図4は、トラックホール
ド回路43の電気回路を示す。トラックホールド回路4
3は、サブ充電用スイッチとしての4個の第1〜第4充
電用アナログスイッチ(以下、第1〜第4充電スイッチ
という)51〜54、検出コンデンサとしての4個の第
1〜第4コンデンサ55〜58、サブ放電用スイッチと
しての4個の第1〜第4放電用アナログスイッチ(以
下、第1〜第4放電スイッチという)59〜62、及
び、4個の第1〜第4ボルテージフォロア回路63〜6
6とから構成されている。
【0053】第1〜第4充電スイッチ51〜54は、そ
れぞれ前記カウンタ35からの第1〜第4充電制御信号
STA〜STDに基づいてオンし、第1〜第4充電制御
信号STA〜STDの消失に基づいてオフする。第1コ
ンデンサ55は、第1充電スイッチ51に接続され、同
スイッチ51のオンに基づいて充電電流IS を充電す
る。つまり、第1充電スイッチ51を制御する第1充電
制御信号STAは、第1領域85aのサーボ信号RDに
対する充電電流IS をメインコンデンサ47に充電する
ために出力されるメイン充電制御信号CHGとともに前
記カウンタ35から出力される。従って、第1コンデン
サ55は、第1充電スイッチ51を介して並列に接続さ
れたメインコンデンサ47と共に第1領域85aのサー
ボ信号RDに対する3周期分の充電電流IS を充電す
る。そして、第1コンデンサ55の充電電圧VAは、第
1ボルテージフォロア回路63を介してディスクコント
ローラ15に出力される。
【0054】第2コンデンサ56は、第2充電スイッチ
52に接続され、同スイッチ52のオンに基づいて充電
電流IS を充電する。つまり、第2充電スイッチ52を
制御する第2充電制御信号STBは、第2領域85bの
サーボ信号RDに対する充電電流IS をメインコンデン
サ47に充電するために出力されるメイン充電制御信号
CHGとともに前記カウンタ35から出力される。従っ
て、第2コンデンサ56は、第2充電スイッチ52を介
して並列に接続されたメインコンデンサ47と共に第2
領域85bのサーボ信号RDに対する3周期分の充電電
流IS を充電する。そして、第2コンデンサ56の充電
電圧VBは、第2ボルテージフォロア回路64を介して
ディスクコントローラ15に出力される。
【0055】第3コンデンサ57は、第3充電スイッチ
53に接続され、同スイッチ53のオンに基づいて充電
電流IS を充電する。つまり、第3充電スイッチ53を
制御する第3充電制御信号STCは、第3領域85cの
サーボ信号RDに対する充電電流IS をメインコンデン
サ47に充電するために出力されるメイン充電制御信号
CHGとともに前記カウンタ35から出力される。従っ
て、第3コンデンサ57は、第3充電スイッチ53を介
して並列に接続されたメインコンデンサ47と共に第3
領域85cのサーボ信号RDに対する3周期分の充電電
流IS を充電する。そして、第3コンデンサ57の充電
電圧VCは、第3ボルテージフォロア回路65を介して
ディスクコントローラ15に出力される。
【0056】第4コンデンサ58は、第4充電スイッチ
54に接続され、同スイッチ54のオンに基づいて充電
電流IS を充電する。つまり、第4充電スイッチ54を
制御する第4充電制御信号STDは、第4領域85dの
サーボ信号RDに対する充電電流IS をメインコンデン
サ47に充電するために出力されるメイン充電制御信号
CHGとともに前記カウンタ35から出力される。従っ
て、第4コンデンサ58は、第4充電スイッチ54を介
して並列に接続されたメインコンデンサ47と共に第4
領域85dのサーボ信号RDに対する3周期分の充電電
流IS を充電する。そして、第4コンデンサ58の充電
電圧VDは、第4ボルテージフォロア回路66を介して
ディスクコントローラ15に出力される。
【0057】尚、第1〜第4コンデンサ55〜58は全
て同じ容量であって、前記メインコンデンサ47の容量
より小さくなるようにしている。因みに、本実施の形態
では第1〜第4コンデンサ55〜58はメインコンデン
サ47の容量の40分の1の容量にしている。
【0058】第1コンデンサ55のプラス側電極には第
1放電スイッチ59を介して前記基準電位用コンデンサ
48のプラス側電極に接続されている。第2コンデンサ
56のプラス側電極には第2放電スイッチ60を介して
前記基準電位用コンデンサ48のプラス側電極に接続さ
れている。第3コンデンサ57のプラス側電極には第3
放電スイッチ61を介して前記基準電位用コンデンサ4
8のプラス側電極に接続されている。第4コンデンサ5
8のプラス側電極には第4放電スイッチ62を介して前
記基準電位用コンデンサ48のプラス側電極に接続され
ている。
【0059】第1〜第4放電スイッチ59〜62は、そ
れぞれ前記ディスクコントローラ15からのリセット信
号RSTに基づいてオンし、リセット信号RSTの消失
に基づいてオフする。リセット信号RSTは、第1〜第
4領域85a〜85dにおいて第1領域85aのための
メイン充電制御信号CHGが出力される直前に消失さ
れ、第4領域85dのためのメイン放電制御信号CRS
の消失すると同時に出力される。従って、第1〜第4領
域85a〜85dのサーボ信号RDに対する充電電圧V
A〜VDが全て検出されディスクコントローラ15に出
力した後に、第1〜第4放電スイッチ59〜62がオン
される。従って、第1〜第4コンデンサ55〜58の全
ての電荷は、次の新たなサーボ領域80の第1〜第4領
域85a〜85dの充電電圧VA〜VDを検出するため
に放電される。
【0060】次に、上記のように構成されたサーボ回路
20bの作用を説明する。今、磁気ディスク11からサ
ーボ領域80に記録されたデータがMRヘッド12bか
らサーボ信号RDは、サーボ回路20bの第2のAGC
31を介して第2のアナログフィルタ32に出力され
る。そして、サーボ信号RDは、第2のアナログフィル
タ32にて高周波成分が除去される。
【0061】そして、第1領域85aのサーボ信号RD
が第2のアナログフィルタ32から出力されると、全波
整流回路41は、このサーボ信号RDを全波整流して電
圧電流変換アンプ42に出力する。
【0062】一方、これと同時にゼロクロス検出回路3
4は、第1領域85aのサーボ信号RDからクロック信
号CKを生成しカウンタ35に出力する。カウンタ35
は、最初のサーボストローブ信号STRをディスクコン
トローラ15から入力する。カウンタ35は、サーボス
トローブ信号STRをクロック信号CKの立上り,立下
り両エッジでサンプリングして半周期内に同期をとった
メイン充電制御信号CHGをメイン充電スイッチ45に
出力する。従って、メイン充電スイッチ45はオンさ
れ、電圧電流変換アンプ42からの充電電流IS がメイ
ンコンデンサ47に充電される。又、カウンタ35は、
サーボストローブ信号STRに応答して積分回数カウン
ト部の内容Nを「3」及び領域指定カウント部の内容M
を「4」にセットし、両内容N,Mに基づいて第1充電
制御信号STAを第1充電スイッチ51に出力する。従
って、第1充電スイッチ51はオンされ、電圧電流変換
アンプ42からの充電電流IS がメインコンデンサ47
とともに第1コンデンサ55に充電される。この時点
で、第1領域85aのサーボ信号RDに対する3周期分
の充電が、即ち積分が開始される。
【0063】やがて、積分回数カウント部の内容Nが
「0」になると、即ち、3周期分のリード信号RDの充
電が完了すると、カウンタ35は第1充電制御信号ST
Aを消失させる。第1充電制御信号STAの消失に基づ
いて第1充電スイッチ51はオフする。その結果、第1
コンデンサ55には、第1領域85aからのサーボ信号
RDに対する3周期分の充電電流IS が充電され充電電
圧VAとして保持されている。やがて、サーボストロー
ブ信号STRが消失しメイン放電制御信号CRSがカウ
ンタ35から出力される。これにより、メイン充電スイ
ッチ45がオフし充電動作が遮断され、メイン放電スイ
ッチ46がオンしメインコンデンサ47の放電動作が開
始される。そして、メインコンデンサ47が元の状態ま
で放電される。
【0064】次に、第2領域85bのサーボ信号RDが
第2のアナログフィルタ32から出力されると、全波整
流回路41は、このサーボ信号RDを全波整流して電圧
電流変換アンプ42に出力する。ゼロクロス検出回路3
4は、第2領域85bのサーボ信号RDからクロック信
号CKを生成しカウンタ35に出力する。カウンタ35
は、2番目のサーボストローブ信号STRをディスクコ
ントローラ15から入力する。カウンタ35は、サーボ
ストローブ信号STRに応答して再びメイン充電制御信
号CHGをメイン充電スイッチ45に出力する。メイン
充電スイッチ45はオンされ、電圧電流変換アンプ42
からの充電電流IS がメインコンデンサ47に充電され
る。又、カウンタ35は、サーボストローブ信号STR
に応答して積分回数カウント部の内容Nを「3」にセッ
トするとともに、領域指定カウント部の内容Mを「4」
から「3」に減算し、両内容N,Mに基づいて第2充電
制御信号STBを第2充電スイッチ52に出力する。従
って、第2充電スイッチ52はオンされ、電圧電流変換
アンプ42からの充電電流IS がメインコンデンサ47
とともに第2コンデンサ56に充電される。この時点
で、第2領域85bのサーボ信号RDに対する3周期分
の充電が、即ち積分が開始される。
【0065】やがて、積分回数カウント部の内容Nが
「0」になると、即ち、3周期分のサーボ信号RDの充
電が完了すると、カウンタ35は第2充電制御信号ST
Bを消失させる。第2充電制御信号STBの消失に基づ
いて第2充電スイッチ52はオフする。その結果、第2
コンデンサ56には、第2領域85bからのサーボ信号
RDに対する3周期分の充電電流IS が充電され充電電
圧VBとして保持されている。
【0066】以後、同様な動作で、第3コンデンサ57
には、第3領域85cからのサーボ信号RDに対する3
周期分の充電電流IS が充電され充電電圧VCとして保
持される。又、第4コンデンサ58には、第4領域85
dからのサーボ信号RDに対する3周期分の充電電流I
S が充電され充電電圧VDとして保持される。
【0067】第1〜第4領域85a〜85dに対する充
電電圧VA〜VD(即ち、積分値)がそれぞれ第1〜第
4コンデンサ55〜58にて求まると、その各充電電圧
VA〜VDは、ディスクコントローラ15に出力され
る。
【0068】各充電電圧VA〜VDがディスクコントロ
ーラ15に出力されると、同コントローラ15からリセ
ット信号RSTが第1〜第4放電スイッチ59〜62に
出力される。リセット信号RSTに応答して第1〜第4
放電スイッチ59〜62はオンして第1〜第4コンデン
サ55〜58に充電されていた電荷を放電する。従っ
て、第1〜第4コンデンサ55〜58は元の充電されて
いない時の電位に戻り、次のポジション領域85のため
の積分動作に備える。
【0069】尚、各充電電圧VA〜VD(即ち、積分
値)を入力したディスクコントローラ15は、この各充
電電圧VA〜VDに基づいてドライブヘッド12とトラ
ックとの相対位置を判断しオントラックのためのサーボ
動作を行う。
【0070】次に、何らかの原因で各領域85a〜85
dのすくなくとも一つの領域のリード信号RDが消失し
た場合について説明する。説明の便宜上、第2領域85
bのサーボ信号RDが途中で消失した場合を例にあげて
説明する。
【0071】今、カウンタ35から第2充電制御信号S
TBが出力されている状態で、第2領域85bのサーボ
信号RDが消失すると、ゼロクロス検出回路34からの
クロック信号CKが図7に示すように消失する。クロッ
ク信号CKの消失に基づいてカウンタ35の積分回数カ
ウント部の内容Nが減算されずそのままの状態に保持さ
れる。従って、第2充電制御信号STBが出力されたま
まとなる。
【0072】やがて、ディスクコントローラ15から第
2領域85bのためのサーボストローブ信号STRが消
失すると、カウンタ35は、その時の積分回数カウント
部の内容Nが「0」かそれとも「1」〜「3」の値どう
かをチェックする。この場合、「0」でなく「1」〜
「3」の値になっているため、カウンタ35は異常と判
断して強制的に第2充電制御信号STBを消失させる。
従って、第2充電スイッチ52はオフされ、充電動作を
停止させる。また、カウンタ35は、異常と判断してデ
ィスクコントローラ15に異常信号ALを出力する。
【0073】ディスクコントローラ15は、この異常信
号ALに基づいて当該ポジション領域85の各領域85
a〜85dにおける各充電電圧VA〜VD(即ち、積分
値)の取り込みを中止する。そして、ディスクコントロ
ーラ15は、リセット信号RSTを出力して新たなサー
ボ領域80のポジション領域85のための積分動作に備
える。
【0074】次に、上記実施の形態から見出される効果
を以下に述べる。 (1)上記実施の形態では、データ回路20aにユーザ
データ処理専用の第1のAGC21と第1のアナログフ
ィルタ22を設け、サーボ回路20bにサーボ制御専用
の第2のAGC31と第2のアナログフィルタ32を設
けた。従って、従来のようにデータ回路とサーボ回路と
が1つのAGCとアナログフィルタを共用するのに比べ
てサーボ動作又はリード動作に切り換わる毎に周波数特
性を変更したり、遮断周波数領域を変更したりするため
に要する時間が無くなり、その分だけデータ読み出し等
のための信号処理の高速化を図ることができる。
【0075】(2)前記したように、AGCとアナログ
フィルタを共用するのに比べてサーボ動作又はリード動
作に切り換わる毎に周波数特性を変更したり、遮断周波
数領域を変更したりする必要がないので、AGCとアナ
ログフィルタを制御するコントローラの負荷は軽減され
る。
【0076】(3)第1のAGC21は、高周波数領域
の周波数特性を有し、第1のアナログフィルタ22は遮
断周波数帯域が高周波数領域のアナログフィルタである
ので、精度の高いリード信号RDが得られる。又、第2
のAGC31が低周波数領域の周波数特性を有し、第2
のアナログフィルタ32が遮断周波数帯域が低周波数領
域のアナログフィルタであるので、精度の高いサーボ信
号RDが得られる。
【0077】(4)第1〜第4領域85a〜85dのサ
ーボ信号RDに対する積分値(充電電圧VA〜VD)を
求める場合、本実施の形態では、メインコンデンサ47
に充電電流IS を充電させるとともに当該対象となって
いる領域85a〜85dの第1〜第4コンデンサ55〜
58にも並行して充電される。従って、従来のように一
旦メインコンデンサ47に充電した電荷を対象となって
いる領域のコンデンサ55〜58に再充電させるといっ
た2度手間の動作がなくなる。その結果、各領域85a
〜85d毎の積分値の検出が短時間で処理することがで
き、後に続く領域のサーボ信号RDが出力される前に確
実に完了する。その結果、検出遅れによって後続の検出
が不能となってしまうことなく余裕をもって次の領域の
積分値の検出ができる。
【0078】(5)本実施の形態では、各領域毎の積分
値の検出が短時間で処理することができることから、ポ
ジション領域85の各領域85a〜85dに記録するデ
ータ量を少なくすることができる。従って、その分だけ
信号処理の高速化をさらに図ることができるとともに、
磁気ディスク11に占めるサーボ領域80の面積を小さ
くでき、その分だけユーザデータの記憶容量を増大させ
ることができる。
【0079】(6)本実施の形態では、第1〜第4コン
デンサ55〜58の容量をメインコンデンサ47より小
さくしたので、放電時間は短くなり信号処理はさらに高
速化させることができる。
【0080】(7)本実施の形態では、各領域85a〜
85dに対するサーボ信号RDが消失した場合、カウン
タ35がその旨の異常信号ALを出力し、その時の各積
分値(充電電圧VA〜VD)を取り込まないようにし
た。従って、この消失したリード信号RDに基づく各積
分値(充電電圧VA〜VD)に基づいてMRヘッド12
bとトラックとの相対位置の演算は行われないため、サ
ーボ制御において誤動作が未然に防止することができ
る。
【0081】尚、本発明は前記実施の形態の他に以下の
態様で実施してもよい。 (1)積分回数カウンタ部の内容Nを「3」以外の適宜
の数に変更して実施してもよい。つまり、2周期分のサ
ーボ信号RDでも、4周期分のサーボ信号RDでもよ
い。
【0082】(2)サーボ信号RDを全波整流回路41
で全波整流したが、半波整流回路を用いて半波整流され
たサーボ信号RDに基づいて積分値を求めてもよい。 (3)基準電圧発生器44及び基準電位用コンデンサ4
8を省略して実施してもよい。
【0083】(4)データ回路20aとサーボ回路20
bが1つのAGCとフィルタを共用する信号処理回路に
前記実施の形態の積分回路36を応用してもよい。 (5)磁気ディスク装置に具体化したが、光ディスク装
置等のその他のディスク装置の信号処理回路に具体化し
てもよい。
【0084】(6)第1及び第2のアナログフィルタ2
1,32は、波形等価のため特定の周波数成分を強調す
るブースト特性を有していてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば信
号処理の高速化を図ることができ、しかも、効率のよい
記録媒体の使用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気ディスク装置の基本構成を示すブロック
回路図。
【図2】 信号処理回路を説明するためのブロック回路
図。
【図3】 サーボ回路を説明するためのブロック回路
図。
【図4】 トラックホールド回路を説明するためのブロ
ック回路図。
【図5】 ゼロクロス検出回路の動作を説明するための
波形図。
【図6】 積分回路の動作を説明するためのタイムチャ
ート。
【図7】 異常時の積分回路の動作を説明するためのタ
イムチャート。
【図8】 サーボ領域のフォーマットを説明する説明
図。
【符号の説明】
11 磁気ディスク 12 ドライブヘッド 14 信号処理回路 20a ユーザデータ信号処理回路部(データ回路) 20b サーボ信号処理回路部(サーボ回路) 21 第1のオートゲインコントロールアンプ(第1の
AGC) 22 第1のアナログフィルタ 23 A/Dコンバータ 31 第2のオートゲインコントロールアンプ(第2の
AGC) 32 第2のアナログフィルタ 33 ピーク検出回路 34 ゼロクロス検出回路 35 カウンタ 36 積分回路 41 全波整流回路 42 電圧電流変換アンプ 43 トラックホールド回路 45 メイン充電用アナログスイッチ 46 メイン放電用アナログスイッチ 47 メインコンデンサ 51〜54 第1〜第4充電用アナログスイッチ 55〜58 第1〜第4コンデンサ 59〜62 第1〜第4放電用アナログスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に設けられたデータ領域に記録
    されたデータ情報の読み取り信号からユーザデータを抽
    出するためにその読み取り信号を信号処理するためのユ
    ーザデータ信号処理回路部と、記録媒体に設けられたサ
    ーボ領域に記録されたサーボ情報の読み取り信号からド
    ライブヘッドの読み取り位置を検出するためにその読み
    取り信号を信号処理するためのサーボ信号処理回路部と
    を備えた信号処理回路部において、 ユーザデータ信号処理回路部には、 ドライブヘッドからの読み取り信号を増幅するための第
    1のアンプと、 前記第1のアンプから出力された読み取り信号に含まれ
    る高域の不要な信号成分を除去するための第1のフィル
    タとを設け、 サーボ信号処理回路部には、 ドライブヘッドからの読み取り信号を増幅するための第
    2のアンプと、 前記第2のアンプから出力された読み取り信号に含まれ
    る高域の不要な信号成分を除去するための第2のフィル
    タとを設けたことを特徴とする信号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信号処理回路におい
    て、前記第1のアンプは、データ情報の読み取り信号に
    対応した高周波数領域の周波数特性を有したオートゲイ
    ンコントロールアンプであり、前記第2のアンプは、サ
    ーボ情報の読み取り信号に対応した低周波数領域の周波
    数特性を有したオートゲインコントロールアンプであ
    り、第1のフィルタは、データ情報の読み取り信号に対
    応して遮断周波数帯域が高周波数領域のアナログローパ
    スフィルタであり、前記第2のフィルタは、サーボ情報
    の読み取り信号に対応して遮断周波数帯域が低周波数領
    域のアナログローパスフィルタであることを特徴とする
    信号処理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の信号処理回路におい
    て、前記サーボ信号処理回路部には、 前記第2のフィルタからの読み取り信号であって、サー
    ボ領域にあるセクタの始まりを求めるための情報が記録
    されたサーボマーク領域からの読み取り信号に基づいて
    サーボ領域にあるトラックとドライブヘッドの相対位置
    を求めるための情報が記録された複数の小領域にて構成
    されたポジション領域の各小領域からの読み取り信号の
    出力タイミングを求めるための信号を生成するピーク検
    出回路と、 前記第2のフィルタからの読み取り信号であって、前記
    ポジション領域の各小領域からの読み取り信号に基づい
    てクロック信号を生成するためのゼロクロス検出回路
    と、 前記各小領域からの読み取り信号を整流するための整流
    回路と、 前記整流回路にて整流された読み取り信号の電圧レベル
    に比例した電流値の充電電流を生成するための電圧電流
    変換回路と、 前記充電電流を充電するためのメインコンデンサと、 前記電圧電流変換回路とメインコンデンサとの間を開閉
    するためのメイン充電用スイッチと、 前記メインコンデンサの電荷を放電するためのメイン放
    電用スイッチと、 前記各小領域毎に設けられ、その各小領域における前記
    充電電流を前記メインコンデンサと協働して充電しその
    充電電圧を積分値として保持するための複数の検出コン
    デンサと、 前記各検出コンデンサと前記メイン充電用スイッチとの
    間をそれぞれ開閉するための複数のサブ充電用スイッチ
    と、 前記各検出コンデンサ毎に設けられ、その検出用コンデ
    ンサの電荷を放電するための複数のサブ放電用スイッチ
    と、 前記各小領域毎の充電電流をメインコンデンサに充電さ
    せるために前記ピーク検出回路からの出力信号に基づい
    て外部装置が生成した前記ポジション領域の各小領域の
    読み取り信号が出力されるタイミングを示すストローブ
    信号に応答して前記メイン充電スイッチとメイン放電ス
    イッチとをオン・オフ制御する第1の制御回路と、 前記各小領域毎の充電電流を対応する検出コンデンサに
    充電するために前記ストローブ信号と前記クロック信号
    に基づいて対応するサブ充電用スイッチをオン・オフ制
    御する第2の制御回路とを備えたことを特徴とする信号
    処理回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の信号処理回路におい
    て、前記各小領域毎に設けられた複数の検出コンデンサ
    は、それぞれ対応する前記サブ充電用スイッチを介して
    前記メインコンデンサに並列に接続されるとともに、そ
    のメインコンデンサの容量より小さい容量であることを
    特徴とする信号処理回路。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の信号処理回路におい
    て、前記第2の制御回路は、前記ストローブ信号を入力
    する毎に前記クロック信号に半周期以内に同期したサブ
    充電用スイッチをオフからオンにし、前記クロック信号
    によって減算される積分回数カウンタ部を備え、そのカ
    ウンタ部が予め定めた値に到達した時対応するにサブ充
    電用スイッチをオンからオフにするようにしたことを特
    徴とする信号処理回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の信号処理回路におい
    て、前記第2の制御回路は、前記ストローブ信号が消失
    した時に前記積分回数カウンタ部の内容が予め定めた値
    に到達していなかった時、異常信号を出力するととも
    に、対応するにサブ充電用スイッチを強制的にオンから
    オフにするようにしたことを特徴とする信号処理回路。
  7. 【請求項7】 記録媒体に設けられたサーボ領域のトラ
    ックとドライブヘッドの相対位置を求めるための情報が
    記録された複数の小領域にて構成されたポジション領域
    の各小領域からの読み取り信号を入力し、各小領域毎の
    読み取り信号を積分しその各小領域毎の積分値がトラッ
    クとドライブヘッドの相対位置を求めるために使用され
    る積分回路において、 前記各小領域からの読み取り信号を整流するための整流
    回路と、 前記整流回路にて整流された読み取り信号の電圧レベル
    に比例した電流値の充電電流を生成するための電圧電流
    変換回路と、 前記充電電流を充電するためのメインコンデンサと、 前記電圧電流変換回路とメインコンデンサとの間を開閉
    するためのメイン充電用スイッチと、 前記メインコンデンサの電荷を放電するためのメイン放
    電用スイッチと、 前記各小領域毎に設けられ、その各小領域における前記
    充電電流を前記メインコンデンサと協働して充電しその
    充電電圧を積分値として保持するための複数の検出コン
    デンサと、 前記各検出コンデンサと前記メイン充電用スイッチとの
    間をそれぞれ開閉するための複数のサブ充電用スイッチ
    と、 前記各検出コンデンサ毎に設けられ、それぞれ対応する
    検出用コンデンサの電荷を放電するための複数のサブ放
    電用スイッチとを備えたことを特徴とする積分回路。
JP25417295A 1995-08-11 1995-09-29 信号処理回路及び積分回路 Withdrawn JPH0997480A (ja)

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JP25417295A JPH0997480A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 信号処理回路及び積分回路
US08/691,411 US5870591A (en) 1995-08-11 1996-08-02 A/D with digital PLL
US09/192,497 US6377416B1 (en) 1995-08-11 1998-11-17 A/D with digital PLL
US10/023,769 US6671112B2 (en) 1995-08-11 2001-12-21 Semiconductor integrated circuit device

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004080690A1 (ja) * 2003-03-13 2004-09-23 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. 成形機及びその制御方法

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WO2004080690A1 (ja) * 2003-03-13 2004-09-23 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. 成形機及びその制御方法

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