JPH0990103A - 遮光膜の形成方法 - Google Patents

遮光膜の形成方法

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Publication number
JPH0990103A
JPH0990103A JP7266493A JP26649395A JPH0990103A JP H0990103 A JPH0990103 A JP H0990103A JP 7266493 A JP7266493 A JP 7266493A JP 26649395 A JP26649395 A JP 26649395A JP H0990103 A JPH0990103 A JP H0990103A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
shielding film
linear fresnel
top surface
light shielding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7266493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tomari
秀樹 泊
Ichihiro Katou
以千弘 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凸状部が水平な頂面を有するリニアフレネル
レンズの、上記頂面を含む異なる2面に、均一な遮光膜
を同時に形成すること、また、遮光膜の形成状態のチェ
ックを容易にして、生産性を向上させることにある。 【解決手段】 表面に同一形状の多数の凸状部11を有
し、凸状部11の先端を面取りして水平な頂面aを形成
したリニアフレネル板1の全面に着色感光剤を塗布す
る。次いで、頂面aを含む角度の異なる二面a、bにの
み光が照射されるように凸状部11形状に応じた光不透
過部41を形成したマスク4を介して、照射光と二面
a、bのそれぞれの面とのなす角度が同等となるように
45°の角度から平行光Lを照射して、二面a、b上の
着色感光剤を光硬化させる。さらに二面a、bを除く面
の着色感光剤を洗浄除去することにより二面a、bに遮
光膜2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアフレネル板
に部分的な着色部を形成して、遮光膜を形成する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の計器やテレビ画面等の表面の反
射光を防ぐために、リニアフレネル板に部分的な着色を
施してなる無反射板が用いられている。図4(a)、
(b)はその一般的形状を示すもので、リニアフレネル
板1は、表面に同一方向に延びる多数の凸状部11を有
している。上記凸状部11は同一形状でそれぞれ傾斜面
aと垂直面bを有しており、その垂直面bに着色膜を形
成して、傾斜面aの反射光を吸収する遮光膜2となして
いる。
【0003】この遮光膜の形成方法として、例えば特公
平4−63361号公報には、フレネル体の全面に感光
剤を塗布した後、表面の凹凸形状を利用して、遮光膜を
形成する部分と形成しない部分とが照射光に対して陰陽
となるような方向から光を照射し、光の当たった部分の
感光剤を硬化させて遮光膜を形成する方法が開示されて
いる。光の当たらない部分の感光剤は洗浄により除去さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
ように、凸状部11の先端を面取りして水平な頂面cを
形成したリニアフレネル板1があり、凸状部11の先端
の欠けや傷付きを少なくできる利点を有する。このリニ
アフレネル板1を用いて無反射板を作製する場合には、
上記垂直面bに加えて上記頂面cにも遮光膜2を形成す
ることになる。
【0005】しかしながら、上記従来の方法を適用し
て、図5のリニアフレネル板1に遮光膜2を形成する
際、遮光膜2が不要な傾斜面aに照射光Lが当たらない
ようにするためには、照射角度αを傾斜面aの傾斜角度
と同等にする必要がある。例えば、傾斜面aの傾斜角度
が30°の場合には、傾斜面aに合わせて約30°の角
度から光照射することになり、光の照射エネルギーをE
oとすると垂直面bの受ける照射エネルギー(Eb)と
頂面cが受ける照射エネルギー(Ec)はそれぞれ下記
式(1)(2)のようになる。 Eb=Eo×cos30°=0.866Eo・・・(1) Ec=Eo×sin30°=0.5Eo・・・(2)
【0006】このように、垂直面bの受ける照射エネル
ギーと頂面cの受ける照射エネルギーが異なり、このた
め、均一な遮光膜を得ることが困難であった。また、洗
浄終了後の凸状部11における遮光膜の塗り分け状態を
チェックするためには、拡大鏡等により凸状部11を直
接観察する必要があって生産性が低いという不具合があ
った。
【0007】しかして、本発明の目的は、凸状部が水平
な頂面を有するリニアフレネルレンズの、上記頂面を含
む異なる2面に、均一な遮光膜を同時に形成すること、
また、遮光膜の形成状態のチェックを容易にして、生産
性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの本発明の方法を図1を参照して説明すると、表面に
同一形状の多数の凸状部11を有し、上記凸状部11の
先端を面取りして水平な頂面cを形成したリニアフレネ
ル板1の、上記頂面aを含む角度の異なる二面b、cに
遮光膜2を形成する方法であって、上記リニアフレネル
板1の全面に着色感光剤を塗布する工程と、上記二面
b、cにのみ光が照射されるように上記凸状部11形状
に応じた光不透過部41を形成したマスク4を介して、
かつ照射光と上記二面b、cのそれぞれの面とのなす角
度が同等となるように平行光Lを照射して、上記二面
b、c上の着色感光剤を光硬化させる工程と、光が照射
されなかった部分の着色感光剤を洗浄除去する工程とか
らなる(請求項1)。
【0009】この時、上記リニアフレネル板1の外周部
の少なくとも一部に上記凸状部11を形成しない平面部
12を設けて、該平面部12に着色感光剤を塗布し、上
記二面b、cと同時に光照射して上記平面部12上の着
色感光剤を光硬化させるよういしてもよく、形成される
感光膜5を上記遮光膜2の品質のチェックに用いること
ができる(請求項2)。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明方法を用いて
形成される無反射板の全体斜視図、図1(b)はその部
分拡大断面図であり、リニアフレネル板たる平板状のリ
ニアフレネルレンズ1には、外周部を除く表面に、同一
方向に延びる多数の凸状部11が形成されている。これ
ら凸状部11はいずれも同一形状で傾斜面aと垂直面
b、および水平に面取りされた頂面cを有している。上
記凸状部11の垂直面bと頂面cには黒色の着色膜が形
成されて遮光膜2となしてある。
【0011】また、上記リニアフレネルレンズ1の外周
部は未加工のままとしてあり、遮光膜2の形成状態をチ
ェックするための平面部12となしてある。なお、この
平面部12は必ずしも外周部全周に設ける必要はなく、
少なくとも一部に形成すればよい。
【0012】次に、図2の工程図を参照しながらリニア
フレネルレンズ1の凸状部11に上記遮光膜2を形成す
る方法について説明する。図2(1)は未処理のリニア
フレネル板1であり、まず、このリニアフレネル板1表
面の全面に、光硬化性の着色感光剤3を均一に塗布する
(図2(2))。
【0013】次いで図2(3)において、上記リニアフ
レネルレンズ1にマスク4を介して、後述する特定の方
向から平行光Lを照射し、上記着色感光剤3を部分硬化
させる。上記マスク4には、上記凸状部11形状に応じ
たパターンの光不透過部41が形成してあり、上記凸状
部11の垂直面bと頂面cに光が照射され、傾斜面aに
は光が照射されないようになしてある。
【0014】平行光Lの照射角度αは、平行光Lと、垂
直面bおよび頂面cのそれぞれの面とのなす角度が一致
するように選定される。ここでは照射角度αを45°と
すればよいがこれから若干ずれてもよく、通常、45°
±5°とする。この時、垂直面bの受ける照射エネルギ
ー(Eb)と頂面cが受ける照射エネルギー(Ec)
は、 Eb=Eo×cos45° =Eo×sin45°=Ec となって両面b、cに均等に光を照射することが可能と
なり、両面b、c上に形成される遮光膜2も均一なもの
となる。
【0015】なお、この際、リニアフレネルレンズ1外
周の上記平面部12にも同時に光照射し、上記平面部1
2上の着色感光剤3を部分硬化させて感光膜5が形成さ
れるようにする(図1(b)参照)。上記平面部12は
上記頂面cと平行であるので、上記平面部12が受ける
照射エネルギーは、上記頂面cおよび垂直面bと同等の
ものとなる。
【0016】その後、図2(4)において、リニアフレ
ネルレンズ1全体を洗浄することにより、光が照射され
なかった上記傾斜面a上の感光剤2を洗い流す。
【0017】かくして上記凸状部11の垂直面bおよび
頂面cに均一な遮光膜2を同時に形成することができ
る。しかも、水平な頂面cを有するリニアフレネルレン
ズ1は傷付きにくいので、このようにして得られる無反
射板は品質の高い耐久性に優れるものとなる。
【0018】また、この時、リニアフレネルレンズ1外
周の平面部12に同時に形成される感光膜5の露光、洗
浄条件は上記垂直面bおよび頂面cと同等であるので、
その形成状態も同等なものとなる。よって、上記平面部
12における感光膜4の塗り分け品質を確認すること
で、凸状部11を形成した製品部の塗り分け品質(露光
および現像の出来映え、位置ずれ等)を容易に確認する
ことができ、生産性が向上する。
【0019】なお、上記平面部12は、しかる後、所望
の製品形状に合わせて、例えば図1(a)の点線に沿っ
て切り取り、最終製品とすればよい。
【0020】上記第1の実施の形態では、凸状部11の
水平な頂面cと垂直面bに遮光膜2を形成する方法につ
いて説明したが、上記凸状部11の形状はこれに限るも
のではない。例えば、図3のように、遮光膜2を形成し
ようとする側面が垂直面でなく傾斜面b´(傾斜角β=
60°)であってもよく、少なくとも水平な頂面cを有
するものであればよい。この場合、水平な頂面cと傾斜
面b´に同等に光照射するには、これら各面と平行光L
のなす角度が一致するように照射角度αを60°とすれ
ばよい。
【0021】このように、遮光膜2を形成しようとする
二面の角度に応じて照射角度αを適宜、変更すればよ
い。一般に、遮光膜2を形成する二面のなす角度をθと
すると、該二面に同等に光照射するための照射角度αは
θ/2となる。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によれば、凸状部が水平な
頂面を有するリニアフレネル板の、上記頂面を含む異な
る2面に、均一な遮光膜を同時に形成することができ
る。また、凸状部が水平な頂面を有するため、得られた
製品は、表面の傷付き防止性に優れ、耐久性が大きく向
上する。また、リニアフレネル板の外周に平面部を設け
ておけば、遮光膜の形成状態のチェックが容易で、生産
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態を示し、図1
(a)は本発明方法により形成される無反射板の全体斜
視図、図1(b)はそのA−A線断面図である。
【図2】図2は、本発明方法の工程図を示す。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態を示す無反射
板の部分拡大断面図である。
【図4】図4は従来の無反射板形状を示す図で、図4
(a)は無反射板の全体斜視図、図1(b)はそのB−
B線断面図である。
【図5】図5は無反射板の部分拡大断面図である。
【符号の説明】 1 リニアフレネルレンズ(リニアフレネル板) 11 凸状部 12 平面部 2 遮光膜 3 着色感光剤 4 ガラスマスク 5 感光膜 L 平行光 a 傾斜面 b 垂直面 c 頂面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に同一形状の多数の凸状部を有し、
    上記凸状部の先端を面取りして水平な頂面を形成したリ
    ニアフレネル板の、上記頂面を含む角度の異なる二面に
    遮光膜を形成する方法であって、 上記リニアフレネル板の全面に着色感光剤を塗布する工
    程と、 上記二面にのみ光が照射されるように上記凸状部形状に
    応じた光不透過部を形成したマスクを介して、かつ照射
    光と上記二面のそれぞれの面とのなす角度が同等となる
    ように平行光を照射して、上記二面上の着色感光剤を光
    硬化させる工程と、 光が照射されなかった部分の着色感光剤を洗浄除去する
    工程とからなることを特徴とする遮光膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 上記リニアフレネル板の外周部の少なく
    とも一部に上記凸状部を形成しない平面部を設けて、該
    平面部に着色感光剤を塗布し、上記二面と同時に光照射
    して上記平面部上の着色感光剤を光硬化させる請求項1
    記載の遮光膜の形成方法。
JP7266493A 1995-09-19 1995-09-19 遮光膜の形成方法 Pending JPH0990103A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008059712A1 (fr) * 2006-11-17 2008-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha Élément optique, moule de transfert, procédé de fabrication de moule de transfert et procédé de fabrication d'élément optique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008059712A1 (fr) * 2006-11-17 2008-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha Élément optique, moule de transfert, procédé de fabrication de moule de transfert et procédé de fabrication d'élément optique

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