JPH05265180A - 位相シフトマスク - Google Patents

位相シフトマスク

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JPH05265180A
JPH05265180A JP6218392A JP6218392A JPH05265180A JP H05265180 A JPH05265180 A JP H05265180A JP 6218392 A JP6218392 A JP 6218392A JP 6218392 A JP6218392 A JP 6218392A JP H05265180 A JPH05265180 A JP H05265180A
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 欠陥検査が簡単で、しかも修正をまたず無欠
陥のシフタのみを採択して構成できる位相シフトマス
ク。 【構成】 第1マスク50は、Cr膜からなるパターン
53およびアライメントマーク91を有するマスク基板
51を有する。第2マスク(ガラスシフタ)55は、パ
ターニングされたシフタ部55aおよびアライメントマ
ーク93を有する。アライメントマーク91および93
を用いて第1マスク50と第2マスク55とのアライメ
ントを行なった後、周辺部に接着剤を施し固着させ一体
結合して構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特にLSI製造にお
ける位相シフト露光に使用する位相シフトマスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、縮小投影露光による光リソグラフ
ィー技術で用いる位相シフトマスクに関しては、例え
ば、下記の文献に種々のタイプのものが提案されてい
る。
【0003】文献a:アイイーイーイー トランザクシ
ョン オン エレクトロン デバイセズ(IEEE T
ransaction on Electron De
vices)ED−29、No.12、Dec.198
2; 文献b:応用物理学会学術講演会予稿集(1988年
秋、1989年春他、(株)日立製作所発表); 文献c:日経マイクロデバイス、1991年5月号、5
3〜58頁、富士通発表。
【0004】これら文献によれば、位相シフト法は、ラ
イン・アンド・スペース(L&S)パターンのような周
期的なパターンの位相を180度ずらすことにより、解
像性を飛躍的に向上させる技術である。これら位相シフ
ト法では、線/間隔やキャパシタ・ノードなどの接近し
た白パターンや、スペースパターンやホールパターンな
どのような周囲からは孤立しているパターンの形成に適
用しようとする試みがなされている。
【0005】これら従来提案されている位相シフトマス
クの代表的な構造を図7の(A)および(B)に示す。
【0006】図7の(A)に示す位相シフトマスクは、
ガラス基板10の一方の主表面にシフタパターン12
a、12b・・・などを適当な間隔で設けた構造であ
る。また、図7の(B)は、ガラス基板上に、遮光パタ
ーンとしてのクロム(Cr)パターン14a、14b・
・・などを適当な間隔で設け、更に、これらCrパター
ン間に補助パターンとしてシフタパターン16を設けた
構造である。
【0007】その他、遮光パターンとシフタパターンと
の種々の組み合わせ構造の位相シフトマスクも提案され
ている。いずれにしても、これら従来の位相シフタパタ
ーンは、いずれも、同一のガラス基板上に遮光パターン
としてのCrパターンとシフタパターンとを設けた構造
となっている。
【0008】ところで、位相シフトマスクは、縮小露光
装置を用いた露光によりウエハなどの微細加工をするた
めの基本的なマスクパターンである。そのため、位相シ
フトマスクのシフタに欠陥があると、これを透過した露
光光の位相が設計値からずれてしまうため、設計通りの
パターニングを行なうことができない。従って、従来
は、位相シフトマスクの完成後に、シフタに欠陥がある
かないかを検査し、欠陥がある場合には、設計通りのパ
ターニングが行ない得るようにシフタの修正を行なって
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上で述
べたような構成の位相シフトマスクでは、シフタが光を
透過してしまうため、検査によりシフタの欠陥を探し出
すのが困難である。また、未だシフタ材の選択決定がな
されておらず、しかもシフタ材の修正技術そのものの歴
史が浅いためもあって、欠陥のあるシフタ材に修正を施
すことは非常に困難である。
【0010】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従って、この発明の目的は、シフタの欠陥検
査が簡単にでき、その検査の結果、欠陥シフタを事前に
排除した良品質のシフタのみで構成できる位相シフトマ
スクを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明によれば、位相シフト露光に使用する位相
シフトマスクにおいて、(a)少なくとも、マスク基板
と、このマスク基板上に形成された遮光パターンとを有
する第1マスク、および(b)少なくとも、パターニン
グされたシフタを有する第2マスクを具え、(c)前記
第1マスクおよび第2マスクは、互いにアライメントし
た状態で結合してなることを特徴とするシフトマスク。
【0012】この発明によれば、第2のマスクを、シフ
タそのもので構成するのがよい。
【0013】また、この発明の好適実施例によれば、第
2マスクを支持する支持板を含むようにするのが好まし
い。
【0014】また、この発明によれば、第2マスクを、
ガラス基板に凹部を設けた構成とするのがよい。
【0015】更に、この発明によれば、第2マスクを、
ガラス基板上にシフタを個別に設けた構成とすることが
できる。
【0016】更に、この発明の好適実施例によれば、第
1マスクおよび第2マスクのそれぞれに、これら両マス
クをアライメントするためのアライメントマークを設け
るのが好ましい。なお、ここでいう第1マスクとは、レ
チクルをも含む意味であり、従ってレチクルと呼ぶこと
もある。
【0017】
【作用】この発明によれば、第1マスクおよび第2マス
クは、別体として形成した後、両者を結合した構成とな
っている。従って、第1および第2のマスクを形成した
段階で、遮光パターンおよびシフタの欠陥検査や修正を
行なえる また、この発明の位相シフトマスクを、例えばクロム
(Cr)膜とガラス材のみで構成すれば、この位相シフ
トマスクを従来のマスク製造技術により容易に作製でき
る。また、特に第2マスクをガラスのみで形成すれば、
シフタの欠陥検査およびその修正が容易である。
【0018】また、その検査の結果、シフタそのものの
作製をやり直すことで、欠陥の無い位相シフトマスクを
提供できる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の位相シフ
トマスクおよびその製造方法の実施例について説明す
る。
【0020】なお、説明に用いる各図は、この発明が理
解できる程度に、各構成成分の大きさ、形状および配置
関係を概略的に示してあるにすぎない。また以下の説明
では、特定の材料および特定の数値的条件を挙げて説明
するが、これらの材料および条件は、単なる好適例にす
ぎず、従って、この発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0021】次に、この発明の位相シフトマスクの構造
の実施例について説明する。図1の(A)〜(C)は、
この発明による位相シフトマスクの説明に供する図であ
り、(A)は位相シフトマスクの構造の要部の断面を示
し、(B)はウエハにおける電場の分布を示し、また
(C)はウエハにおける光強度の分布を示してある。図
2は、図1の(A)の要部を拡大して示す図で、光の位
相がずれる様子を示してある。図3の(A)〜(C)
は、この発明の第1の実施例による位相シフトマスクの
構成を分解して示す図である。図4の(A)および
(B)は、この発明の第2の実施例による位相シフトマ
スクの構成を分解して示す図である。図5の(A)〜
(E)は、この発明の第1実施例による位相シフトマス
クにおけるシフターの製作方法の説明に供する工程図で
ある。図6の(A)〜(C)は、位相シフトマスクにお
けるアライメントマークの説明に供する図である。各図
において、対応する構成成分にはそれぞれ、同一の符号
を付して示してある。以下の説明では、これらの図を適
宜参照して行なう。
【0022】まず、この発明の第1の実施例を説明す
る。この発明の位相シフトマスクは、第1のマスクと第
2のマスクとを具え、この両マスクを互いにアライメン
トした状態で結合した構造となっている。図1の(A)
に示す実施例においては、第1のマスク50は、例えば
ガラス製のマスク(レチクル)基板51と、この基板5
1上に設けた、例えばクロム(Cr)パターンからなる
遮光パターン53とを具えている。このCrパターン5
3の間の空隙は光透過部54である。第2マスク即ちガ
ラスシフタ55は、例えばガラスの薄板からなるシフタ
を構成しており、この実施例では、ガラス基板に孔45
を開孔して残りの部分でシフタ部55aを形成してい
る。また、この実施例では、ガラス製シフタ55を支持
するための例えばガラス製の支持板57を設けてある。
そして、これら第1マスク50、第2マスク55および
支持板57を、第2マスク即ちガラスシフタ55を中央
に挟み、アライメント後互いに適当な接着剤を用いて周
辺部で結合させてある。この場合、第1マスク50と第
2マスクとを、露光光によって設計通りのレジストのパ
ターニングができるように、互いにアライメントさせて
ある。図示例では、第1マスク50の一つおきの光透過
部54に第2マスク55のシフタ部55aが対向するよ
うに設けてある。このような位相シフトマスクに、第1
マスク50側から、例えばUV光からディープUV(遠
紫外)光の波長範囲内のコヒーレントなUV光59を露
光光として照射すると、ウエハ(レジスト層がコーティ
ングされている。)での電場は図1の(B)のようにな
り、また、光強度は図1の(C)に示すようになる。こ
の電場および光強度は、シフタ部55aおよび孔45の
中心付近に対応した位置で最大ピークとなっている。
【0023】次に、図2を参照して、シフタ部55aの
ある部分と孔45の部分とを通過する露光光につき説明
する。ステッパなどの縮小投影露光機にセットされた位
相シフトマスクのマスク(レチクル)基板51の裏面よ
り、コヒーレントなUV光59を照射する。この露光光
は、マスク基板51の中に入ると、一方の光59aは、
基板のガラスの屈折率n(n=1.45〜1.96)に
応じて屈折した後、通常80〜100nmの膜厚からな
るCrパターン53同士の間の光透過部54を通過し、
さらに続いて孔45を通過し、更にガラス製の支持板5
7を通過していく。その後、露光光59aは、適当な光
学系を介してウエハ(図示せず)上に到達する。
【0024】一方、露光光59bは、マスク基板51を
通過してからマスク基板51の光透過部54を通過し、
その後、ガラス製シフタ部55aを通過する。その際、
露光光59bは、このシフタ部55aにおいて、これを
形成する材料であるガラスの屈折率と空気の屈折率との
差に起因する光路長だけ、露光光59aに対し位相がシ
フトする。その後、ガラスシフタ55を支持しているガ
ラス支持板57を通過していき、最後に、露光光59b
は、露光光59aと同様に、同一の光学系を介してウエ
ハ(図示せず)上に到達する。
【0025】ここで、ガラス製シフタ55の板厚tは、
t=λ/2(n−1)(式中、nはガラスの屈折率、λ
は露光光の波長を表わす。)で与えられる。この実施例
の場合、露光光として用いる、コヒーレントなUV光を
例えば365nmのi線とし、かつガラスの屈折率nを
1.5として板厚tを計算すると、t=365/2
(1.5−1)=365(nm)となる。従って、図2
における露光光59aおよび59bそれぞれの光の位相
は180度反転し、図1の(C)に示すように、コント
ラストの強い光強度が得られるため、ウエハにおける解
像度の高いパターニングが可能となる。
【0026】ガラスシフタ55の厚さは、実際上、あま
り薄いと加工性や強度に問題を残す。シフタ55を透過
する光の位相は、上述の如く計算された板厚t(t>
0)の倍数となっていれば変わらないので、板厚を厚く
しても、それによって得られる効果に変わりはない。し
かし、ガラスシフタ55の実用性を考慮すれば、この板
厚tは、(365(nm)×100)〜(365(n
m)×1000)=36.5μm〜365μmの範囲と
するのが好ましい。勿論、これ以外の板厚であっても、
t(t>0)の倍数になっていればよいことは明らかで
ある。
【0027】ガラスシフタ55を支持するガラス支持板
57は、露光光の透過に支障をもたらさない通常のガラ
ス材料からなる。また、その厚さW1を設計に応じて任
意に設定すればよいが、ここでは、例えば約2.3mm
(0.09インチ)のものを用いるのがよい。
【0028】図3の(A)〜(C)は、第1マスクと第
2マスクとの結合を行なう場合の例を示す。通常、マス
ク基板51およびガラス製シフタ55には、第1マスク
50とこのガラス製マスク55とのマスクアライメント
を行なうため、適切な個所にかつ任意適当な形状のアラ
イメントマーク91および93を具えている(図3の
(A))。これらアライメントマークの平面形状の一例
を、図6の(A)および(B)にそれぞれ概略的に示し
てある。図6の(A)および(B)は、マスク基板51
およびガラスシフタ55に設けたアライメントマークを
示しており、図3の(A)の断面は、図6の(A)およ
び(B)のI−I線およびII−II線における断面に
対応する。そして、図6の(C)は、第1マスク50と
第2マスク55とをアライメントして結合させた状態に
あるときの、アライメントマーク91および93の配置
関係を示している。
【0029】これらのアライメントマーク91および9
3により、マスク基板51およびガラスシフタ55のア
ライメントを行なった後、ガスなどが発生しない例えば
通常のバインダのような接着剤などを周辺部に施してそ
れらを固着させて結合する(図3の(C))。その後、
固着されたものと、使用波長に対して透明な支持板57
(図3の(B))とを、支持板57とシフタ55とが対
向するようにして同じく接着剤により固着させて結合さ
せる(図3の(C))。図1の(A)で示した例では、
Crパターン53にガラスシフタ55が直接結合してい
るが、図3の(C)に示した例では、アライメントマー
ク91と93とが直接結合して、第1マスク50と第2
マスク即ちガラスシフタ55とが結合しているため、C
rパターン53と第2マスク55とは、(アライメント
マーク93の膜厚分)離間している。
【0030】次に、図4の(A)および(B)を参照し
て第2実施例を説明する。この実施例の位相シフトマス
クは、第1マスク50として、遮光パターンとしてのC
rパターン53およびアライメントマーク91を有する
マスク(レチクル)基板51を具えており、第2マスク
として、対応するアライメントマーク93および深さd
の凹部63を有するシフタ付ガラス基板61を具えてい
る。
【0031】この実施例の場合、第1実施例で用いたよ
うな支持板は不要である。シフタ付ガラス基板61の厚
さW2は、この実施例の場合、例えば約2.3mm
(0.09インチ)である(図4の(A))。第2シフ
タ部65をシフタとして作用させるための深さdの凹部
63は、所望のCrパターン53および光透過部54の
形状および位置を考慮して、適切な位相シフト効果を与
え得るように、ガラス基板61へのエッチング処理によ
り形成してある。
【0032】凹部の深さdは、式d=λ/2(n−1)
(式中、nはガラス基板の使用波長に対する屈折率、λ
は使用する露光光の波長を表わす)で与えられるような
深さとする。例えば、この実施例では365nmの倍数
の深さとすれば、ガラス基板61の、非エッチング部分
(凸部として残存している部分)を透過した光と、凹部
63を透過した光との間で、180度の位相差が得られ
る。それにより、コントラストの強い光強度が得られる
ため、ウエハ上での解像度の高いパターニングが可能と
なる。
【0033】その後、マスク基板51およびガラス基板
61にそれぞれ設けてあるアライメントマーク91およ
び93を用いてマスクのアライメントを行なった後、ガ
スなどが発生しない接着剤などを周辺部に施すことより
両者を固着させる(図4の(B))。この場合にも、第
1マスク50と第2シフタ65とは、アライメントマー
ク91および93の直接結合によって、互いに結合して
いて、Crパターン53と第2シフタ65の凸部は互い
に離間している(アライメントマーク93の膜厚分)。
【0034】次に、上述の第1実施例の位相シフトマス
クにおけるガラス製シフタ55の理解を深めるため、シ
フタの作製手順につき簡単に説明する。なお、この作製
方法は単なる例示であり、これに限定されるものでない
ことは明らかである。
【0035】これは、通常のマスク製作の技術を用いて
行なうことができる。まず、ガラスからなるシフタの作
製は、ガラス基板41にレジスト43を塗布する(図5
の(A))。次に、露光を行なって露光部43aと非露
光部43bとを形成する(図5の(B))。次に、露光
済みのレジスト43を現像して露光部43aを除去し、
非露光部43bをレジストパターンとして残存させる
(図5の(C))。その後、ベーキング処理をした後、
ウエットエッチングによりガラス基板41を貫通する孔
45を形成する(図5の(D))。その後、レジストパ
ターン43bを除去してから洗浄を行なうことにより、
ガラスシフタ55は完成される(図5の(E))。
【0036】この実施例の場合、ウエットエッチングの
エッチャントとして、例えば50%HF水溶液か、また
はチアニン酸アルミニウムを用い、また、レジストはO
GR(東京応化工業(株)製)を用いる。ガラス製シフ
タ55として、例えばソーダライムガラスを用いた場
合、50%HF水溶液でのエッチング速度は、約100
μm/3分ぐらいである。
【0037】このガラスシフタ55の大きさは、マスク
基板51とほぼ同じ大きさ(タテ×ヨコ)にするのが好
ましい。また、ガラスシフタ55には、図6の(B)に
おいて既に説明したような例えばCr膜からなるアライ
メントマークを設ける。
【0038】この発明の位相シフトマスクは、上述した
実施例にのみ限定されるものではなく、多くの変更また
は変形を行ない得ることは明らかである。例えば、ガラ
ス基板に樹脂などを設けて、第2のマスクであるシフタ
を作製することもできる。また、シフタとして用い得る
材料は、例えばプラスチックのように、光学的に均質な
ものであればどのような材料でも使用できる。
【0039】更に、第1マスクに形成されるパターンお
よびアライメントマーク、並びにシフタに形成されるア
ライメントマークの膜質は、Crのほか、CrX Y
たはMo−Siからなるものでもよい。
【0040】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の位相シフトマスクによれば、第1マスクと第2
マスクとを個別に設けた後、これらを一体的に結合して
形成してあるので、両シフタを単独で形成した後に、そ
れぞれのシフタの欠陥検査や修正を簡単に行なうことが
できる。また、第1および第2シフタの事前検査により
その修正をまつまでもなく取捨を行なうことができるの
で、無欠陥のシフタのみに限って使用できるため、位相
シフトマスクの完成後は、シフタの欠陥検査及びその修
正を完全に排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、この発明の位相シフトマス
クの説明に供する図である。
【図2】図1の(A)の要部拡大断面図で、露光光の位
相のずれの説明図である。
【図3】(A)〜(C)は、この発明の位相シフトマス
クの第1実施例の構成の説明に供する図である。
【図4】(A)および(B)は、この発明の位相シフト
マスクの第2実施例の構成の説明に供する図である。
【図5】(A)〜(E)は、この発明の位相シフトマス
クにおける第2マスク一例のガラスシフタの製作方法の
説明に供する工程図である。
【図6】(A)〜(C)は、この発明の位相シフトマス
クに用いるアライメントマークの説明に供する図であ
る。
【図7】(A)および(B)は、従来技術の説明に供す
る図である。
【符号の説明】
41:ガラス基板 43:レジスト 43a:露光部 43b:レジストパターン 45:孔 50:第1マスク 51:マスク(レチクル)基板 53:Crパターン 54:光透過部 55:第2マスク(ガラスシフタ) 55a:シフタ部 57:ガラス支持部 59:UV光 59a、59b:位相の異なるUV光 61:シフタ付ガラス基板 63:凹部 65:第2シフタ部 91、93:アライメントマーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相シフト露光に使用する位相シフトマ
    スクにおいて、(a)少なくとも、マスク基板と、この
    マスク基板上に形成された遮光パターンとを有する第1
    マスク、および(b)少なくとも、パターニングされた
    シフタを有する第2マスクを具え、(c)前記第1マス
    クおよび第2マスクは、互いにアライメントした状態で
    結合してなることを特徴とする位相シフトマスク。
  2. 【請求項2】 第2のマスクを、シフタそのもので構成
    してあることを特徴とする請求項1記載の位相シフトマ
    スク。
  3. 【請求項3】 第2マスクを支持する支持板を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の位相シフトマスク。
  4. 【請求項4】 第2マスクを、ガラス基板に凹部を設け
    た構成としたことを特徴とする請求項1記載の位相シフ
    トマスク。
  5. 【請求項5】 第2マスクを、ガラス基板上にシフタを
    個別に設けた構成としたことを特徴とする請求項1記載
    の位相シフトマスク。
  6. 【請求項6】 第1マスクおよび第2マスクのそれぞれ
    に、これら両マスクをアライメントするためのアライメ
    ントマークを設けてあることを特徴とする請求項1記載
    の位相シフトマスク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6165907A (en) * 1996-05-20 2000-12-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Plasma etching method and plasma etching apparatus
WO2001013177A1 (fr) * 1999-08-10 2001-02-22 Nikon Corporation Photomasque et son procede de fabrication, graveur a projection utilisant ledit photomasque, et procede d'exposition pour projection
KR100390801B1 (ko) * 2001-05-24 2003-07-12 엘지.필립스 엘시디 주식회사 포토 반투과 마스크 제조방법

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