JPH0980700A - ラベル位置決め方法及び装置 - Google Patents

ラベル位置決め方法及び装置

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Publication number
JPH0980700A
JPH0980700A JP23170295A JP23170295A JPH0980700A JP H0980700 A JPH0980700 A JP H0980700A JP 23170295 A JP23170295 A JP 23170295A JP 23170295 A JP23170295 A JP 23170295A JP H0980700 A JPH0980700 A JP H0980700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
suction head
positioning
edge
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP23170295A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihide Nagasaka
敏秀 長坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP23170295A priority Critical patent/JPH0980700A/ja
Publication of JPH0980700A publication Critical patent/JPH0980700A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度にラベルの位置決めを行なう。 【解決手段】 ラベル位置決め装置40は、吸着ヘッド
45,貼付用シリンダ46,X方向位置決め用シリンダ
47,Y方向位置決め用シリンダ48,X方向位置決め
用の基準ガイド51〜53及びY方向位置決め用センサ
55からなる。エッジ部材43の先端部からほぼ水平方
向に繰り出されたラベル3は、エッジ3a,3bが切欠
45b〜45eから食み出すように吸着ヘッド45に吸
着され、X方向位置決め用シリンダ47によりX方向に
移動される。切欠45b〜45dの底面が基準ガイド5
1〜53に当接される間にラベル3のエッジ3aが基準
ガイド51〜53に当接してラベル3のX方向の位置決
めが行なわれる。次に、吸着ヘッド45はY方向位置決
め用シリンダ48によりシリンダ47ごとY方向に移動
される。ラベル3のY方向のエッジ3bがセンサ55に
検出されると、コンピュータ56によりY方向位置決め
用シリンダ48の駆動が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラベルの位置決めを
高精度に行なうラベル位置決め方法及び装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】カメラを携帯していないときでも簡単に
写真撮影を楽しむことができるように、本出願人からレ
ンズ付きフイルムユニット(商品名「写ルンですHi」
等)が提供されている。このレンズ付きフイルムユニッ
トは、予め未露光の写真フイルムと露光付与機構とを内
蔵させたユニット本体を紙箱等のボックス状をした外装
体で被包したものである。
【0003】ところが、このボックス状の外装体は形状
が複雑なため、材料コスト,打ち抜きコスト等がかかる
とともに、ユニット本体への装着工程が複雑となり、ま
たリサイクル時の分解が面倒である等の欠点がある。こ
のため、本出願人はボックス状の外装体の代わりに帯状
のラベルをユニット本体の外周面に巻きつける発明を提
案した(特願平7−182759号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユニット本
体の前面には、撮影レンズやシャッタ機構を保護する隆
起部が形成されており、上記ラベルにはこれを突出させ
る開口が形成されているから、ラベルをユニット本体の
前面に貼りつける際には、ユニット本体の***部とラベ
ルの開口との位置を正確に合わせる必要がある。ラベル
を保持して貼りつけ位置まで移送するには、例えば吸着
ヘッドを備えたロボットハンドを用いるが、ラベルテー
プのラベル打ち抜き位置にばらつきがあると、ラベルが
吸着ヘッドの吸着面に吸着される位置が一定せず、ロボ
ットハンドの動作制御が高精度であっても、ラベルの位
置決めを高精度に行なうことは困難であった。このた
め、例えばラベルの開口の縁がユニット本体の***部に
接触して貼りつく等の事故が生じることがあった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点を考慮して
なされたもので、高精度にラベルの位置決めを行なうラ
ベル位置決め方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のラベル位置決め方法は、ラベルの位
置決め位置に繰り出されたラベルを吸着ヘッドで吸着し
てワークの被貼着面と平行に保持する第1工程と、前記
ワークの被貼着面と平行な面内で設定された互いに直交
する所定のX−Y方向のうちのX方向に前記吸着ヘッド
を移動させ、X方向の所定位置に設けたX方向位置決め
用基準ガイドにラベルのエッジを当接させることにより
ラベルのX方向の位置決めを行なう第2工程と、Y方向
に前記吸着ヘッドを移動させ、Y方向の所定位置に設け
たY方向位置決め用センサがラベルのエッジを検出した
ときに吸着ヘッドの移動を停止してラベルのY方向の位
置決めを行なう第3工程とからなるものである。
【0007】請求項2記載のラベル位置決め方法は、ラ
ベルの位置決め位置に繰り出されたラベルを吸着ヘッド
で吸着してワークの被貼着面と平行に保持する第1工程
と、前記ワークの被貼着面と平行な面内で設定された互
いに直交する所定のX−Y方向のうちのX方向に前記吸
着ヘッドを移動させ、X方向の所定位置に設けたX方向
位置決め用センサがラベルのエッジを検出したときに吸
着ヘッドの移動を停止してラベルのX方向の位置決めを
行なう第2工程と、Y方向に前記吸着ヘッドを移動さ
せ、Y方向の所定位置に設けたY方向位置決め用センサ
がラベルのエッジを検出したときに吸着ヘッドの移動を
停止してラベルのY方向の位置決めを行なう第3工程と
からなるものである。
【0008】請求項3記載のラベル位置決め方法は、請
求項1または2において、前記吸着ヘッドを、この吸着
面にラベルを吸着した際に吸着ヘッドの周囲全体又は一
部からラベルのエッジが食み出すように、前記ラベルよ
り小さいサイズとしたものである。また、請求項4記載
のラベル位置決め方法は、請求項1ないし3いずれかに
おいて、前記ワークを、撮影レンズやシャッタ機構等の
撮影機構を設けるとともに予め写真フイルムを装填した
レンズ付きフイルムユニットのユニット本体としたもの
である。また、請求項5記載のラベル位置決め方法は、
請求項4において、前記ユニット本体の前面には、撮影
レンズやシャッタ機構を保護する***部が形成され、前
記ラベルには、この***部を突出させる開口が形成され
たものである。
【0009】請求項6記載のラベル位置決め装置は、ラ
ベルの位置決め位置に繰り出されたラベルを吸引して、
ワークの被貼着面と平行に保持する吸着ヘッドと、前記
ワークの被貼着面と平行な面内で設定された互いに直交
する所定のX−Y方向のうちのX方向に前記吸着ヘッド
を移動させるX方向移動手段と、X方向の所定位置に設
けられ、ラベルのエッジを当接させることによりラベル
のX方向の位置を規制するX方向位置決め用基準ガイド
と、Y方向に前記吸着ヘッドを移動させるY方向移動手
段と、Y方向の所定位置に設けられ、ラベルのエッジを
検出するY方向位置決め用センサと、このY方向位置決
め用センサから出力されたエッジ検出信号に基づいてY
方向移動手段の駆動を制御する制御手段とから構成した
ものである。
【0010】請求項7記載のラベル位置決め装置は、ラ
ベルの位置決め位置に繰り出されたラベルを吸引して、
ワークの被貼着面と平行に保持する吸着ヘッドと、前記
ワークの被貼着面と平行な面内で設定された互いに直交
する所定のX−Y方向のうちのX方向に前記吸着ヘッド
を移動させるX方向移動手段と、X方向の所定位置に設
けられ、ラベルのエッジを検出するX方向位置決め用セ
ンサと、Y方向に前記吸着ヘッドを移動させるY方向移
動手段と、Y方向の所定位置に設けられ、ラベルのエッ
ジを検出するY方向位置決め用センサと、前記X方向位
置決め用センサ,Y方向位置決め用センサから出力され
た各々のエッジ検出信号に基づいて前記X方向移動手
段,Y方向移動手段の駆動をそれぞれ制御する制御手段
とからなるものである。
【0011】請求項8記載のラベル位置決め装置は、請
求項6または7において、前記吸着ヘッドを、この吸着
面にラベルを吸着した際に吸着ヘッドの周囲全体又は一
部からラベルのエッジが食み出すように、前記ラベルよ
り小さいサイズとしたものである。また、請求項9記載
のラベル位置決め装置は、請求項6ないし8いずれかに
おいて、前記ワークを、撮影レンズやシャッタ機構等の
撮影機構を設けるとともに予め写真フイルムを装填した
レンズ付きフイルムユニットのユニット本体としたもの
である。また、請求項10記載のラベル位置決め装置
は、請求項9記載において、前記ユニット本体の前面に
は、撮影レンズやシャッタ機構を保護する***部が形成
され、前記ラベルには、この***部を突出させる開口が
形成されたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のラベル位置決め方法によ
りラベルを貼付を行なったレンズ付きフイルムユニット
を示す図2において、レンズ付きフイルムユニット1
は、ユニット本体2の中央部の縦方向に帯状のラベル3
をのり巻き状に貼りつけたものである。ユニット本体2
は、写真フイルムやパトローネを内蔵するとともに、シ
ャッタ機構や巻止め機構が組み込まれた本体基部4と、
その前面,背面にそれぞれ爪係合された前カバー5,後
カバー6とから構成されている。
【0013】ユニット本体2は全体として直方体形状を
している。本体基部4に設けられているパトローネ収納
室の外壁は円筒状に突出しており、これに対応して前カ
バー5の図面左側に***部7が形成されている。この隆
起部7は撮影時にグリップとして使用される。また、前
カバー5の前部には、撮影レンズ9やシャッタ機構を保
護する***部10が形成され、これを中心として、前カ
バー5の前面は上下縁に向けて緩やかに湾曲している。
【0014】前カバー5の上面には、ランプ窓11とカ
ウンタ窓21が形成されている。ランプ窓11からは、
本体基部4に組み込んだストロボ装置のランプ12が露
呈しており、ストロボ装置の充電が完了したことをユー
ザーに知らせる。また、前カバー5の前面には、ファイ
ンダ対物窓とストロボ窓とが設けられ、本体基部4に組
み込んだファインダ対物レンズ17,ストロボ発光部1
8がそれぞれ露呈している。また、前カバー5の前面及
び上面にはストロボスイッチ19及びシャッタボタン2
0がそれぞれ一体に設けられている。また、後カバー6
にはファインダ接眼窓が設けられ、ここから本体基部4
に組み込んだファインダ接眼レンズ22が露呈してい
る。
【0015】ラベル3を展開して表面側から観た図3に
おいて、ラベル3は、例えば,ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)あるいは合成紙等のシートから形成した
ほぼ矩形の細長い帯状をしており、ユニット本体2の外
周面にのり巻き状に巻き付けるために、底面カバー部2
3,背面カバー部24,上面カバー部25,前面カバー
部26及び底面カバー部23の裏面と接合される重畳部
27からなる。
【0016】前面カバー部26には、開口31,32が
形成され、開口31からは***部10が突出され、開口
32からはファインダ対物レンズ17が露呈される。上
面カバー部25には、開口33が形成され、ここからカ
ウンタ窓21が露呈される。また、背面カバー部24に
は、開口34が形成され、ここからファインダ接眼レン
ズ22が露呈される。
【0017】ラベル3のカバー部23〜26及び重畳部
27の各境界部には、図中一点鎖線で示した山折り線3
5〜38が形成されている。また、ラベル3は、この裏
面全体に粘着剤が塗布されており、ユニット本体2の前
面を基準として、山折り線35〜38に沿って折り曲げ
られながらユニット本体2の外周面に貼着される。な
お、ラベル3を柔軟なシート部材から形成し、これをし
ごきながら貼る場合には、山折り線35〜38は不要で
ある。
【0018】ラベル3は、図1に示すように、ラベル供
給ステーション39の上方に設けられたラベル位置決め
装置40に長尺のラベルテープ41により供給される。
このラベルテープ41は、長尺の離型紙42の片面に多
数のラベル3を整列接合したものである。ラベル位置決
め装置40の側方には、エッジ部材43がほぼ水平方向
に張り出したように設けられ、この先端部にラベルテー
プ41が巻きつけられている。このエッジ部材43の下
方で先端部から離れた位置には、(B)に示すように、
離型紙42を巻き取る巻取りローラ44が設置されてい
る。この巻取りローラ44は、離型紙42を一定長ずつ
間欠的に巻き取るように駆動される。巻取りローラ44
が回転され、離型紙42がエッジ部材43の先端部と反
対側へ引っ張られると、ラベル3が1枚ずつ離型紙42
から剥がされ、ラベル位置決め装置40に向かってほぼ
水平方向に繰り出される。以下、水平面内において、ラ
ベル3の繰り出し方向と同一方向をX方向とし、これと
直角方向をY方向とする。
【0019】ラベル位置決め装置40は、吸着ヘッド4
5,貼付用シリンダ46,X方向位置決め用シリンダ4
7,Y方向位置決め用シリンダ48,X方向位置決め用
の基準ガイド51,52,53及びY方向位置決め用セ
ンサ55からなる。吸着ヘッド45は、Y方向に細長い
ボックス形状をしており、エッジ部材43の先端部近傍
に設けられている。吸着ヘッド45は、水平方向に平滑
な吸着面45aを有し、エッジ部材43の先端部から繰
り出されたラベル3を吸着してこれを水平方向に保持す
る。なお、図示していないが、吸着ヘッド45は、例え
ば弾性パイプを介してサクションブロアに接続され、吸
着面45aには微少な吸引用開口が多数形成されてい
る。
【0020】吸着ヘッド45は、吸着面45aに吸着し
た展開状態のラベル3のエッジ3a,3bが部分的に食
み出すように、エッジ部材43から離れる側の長辺面に
3個の切欠45b,45c,45dを有し、また長辺面
と直角をなす短辺面に1個の切欠45eを有する。ま
た、吸着面45aには、ユニット本体2の***部10に
対応した部分に***部10が十分に収納される大きさの
凹部45fが形成されており、吸着面45aの他の部分
が***部10に接触することなく、吸着面45aに吸着
されたラベル3がユニット本体2の前面に接触,貼着さ
れる位置まで吸着ヘッド45が十分に降下できるように
なっている。
【0021】貼付用シリンダ46は、下方に位置決めさ
れたユニット本体2の前カバー5の前面にラベル3を貼
りつけるためのもので、この可動部が吸着ヘッド45の
上部中央部に固着してあり、吸着ヘッド45を昇降させ
る。この貼付用シリンダ46の側面には、X方向位置決
めシリンダ47の可動部が固着されており、吸着ヘッド
45を貼付用シリンダ46ごとX方向に移動させる。ま
た、X方向位置決めシリンダ47には、Y方向位置決め
シリンダ48の可動部が固着されており、吸着ヘッド4
5を貼付用シリンダ46,X方向位置決めシリンダ47
ごとY方向に移動させる。
【0022】吸着ヘッド45のX方向近傍には、ラベル
3の長辺のエッジ3aが当接されることにより、ラベル
3のX方向の位置決めを行なうそれぞれ直方体をした3
個の基準ガイド51,52,53がY方向に一直線に設
置されている。吸着ヘッド45のY方向近傍には、ラベ
ル3の短辺のエッジ3bを検出する例えば反射型のY方
向位置決め用センサ55が設置されている。このY方向
位置決め用センサ55からのエッジ検出信号はコンピュ
ータ56に入力され、これによりY方向位置決めシリン
ダ48の駆動が制御される。なお、ラベル供給ステーシ
ョン39の下方には、ラベル供給ステーション39にユ
ニット本体2を搬送するベルトコンベア61が設置され
ており(図4参照)、ユニット本体2を両サイドから保
持する治具62a,62bが固定されている。
【0023】このように構成されたラベル位置決め装置
40の作用を説明する。別の組立ラインにて組み立てら
れたユニット本体2がベルトコンベア61の端まで搬送
されてくると、ベルトコンベア61の端近傍に設置され
たロボットアームにより治具62a,62bに固定され
る。ベルトコンベア61が駆動されてユニット本体2が
ラベル供給ステーション39に到着すると、巻取りロー
ラ44によって離型紙42が一定長巻き取られ、1枚の
ラベル3がほぼ水平方向に繰り出される。このとき、X
方向位置決め用シリンダ47の可動部が延ばされてお
り、予め図1に二点鎖線で示すように、吸着ヘッド45
はエッジ部材43の先端部近傍まで移動されている。
【0024】ラベル3が吸着ヘッド45の吸着面45a
の下方に繰り出されると、図示しないセンサスイッチ等
によりラベル3の繰り出し位置が検出されて吸着ヘッド
45の駆動が開始され、ラベル3が吸着面45aに吸着
される。このとき、ラベル3のエッジ3aが吸着ヘッド
45の切欠45b〜45eから食み出す。続いて、X方
向位置決め用シリンダ47が駆動され、吸着ヘッド45
がエッジ部材43から離れる方向(X方向)に水平に移
動される。この移動は、吸着ヘッド45の切欠45b〜
45dの底面が基準ガイド51〜53に当接する所定位
置まで行なわれ、この間に切欠45b〜45dから食み
出たラベル3のエッジ3aが基準ガイド51〜53に当
接してラベル3のX方向の位置決めが行なわれる。これ
により、例えばラベルテープ41にラベル3の打ち抜き
位置のばらつきがあってラベル3が吸着ヘッド45の吸
着面45aに吸着される位置が一定してなくとも、ラベ
ル3のX方向の位置が所定の正しい位置に修正される。
【0025】続いて、Y方向位置決め用シリンダ48が
駆動され、X方向位置決め用シリンダ47ごと吸着ヘッ
ド45がY方向に移動される。Y方向位置決め用センサ
55が切欠45eから食み出たラベル3のエッジ3bを
検出すると、この検出信号がコンピュータ56に入力さ
れる。これにより、Y方向位置決め用シリンダ48の駆
動が停止され、ラベル3のY方向の位置決めが行なわれ
る。このY方向の位置決めに際しても、ラベル3のエッ
ジ位置を検出することにより吸着ヘッド45の停止位置
を決めているので、ラベル3の吸着位置にばらつきがあ
ってもラベル3のY方向の位置が正しく修正される。
【0026】この後、貼付用シリンダ46が駆動され、
吸着ヘッド45が下方のユニット本体2に向かって降下
される。このとき、ラベル位置決め装置40によりラベ
ル3のX,Y両方向の位置決めが正確に行なわれている
から、ラベル3の開口31とユニット本体2の***部1
0との位置が一致しており、***部10にラベル3の一
部が接触して貼りつくようなことがない。吸着ヘッド4
5の降下が進むにつれて開口31から***部10が突出
して凹部45fに入り込み、吸着ヘッド45の吸着面4
5aに貼着されたラベル3の前面カバー部26がユニッ
ト本体2の前面に接触すると、ラベル3の裏面に塗布さ
れた粘着財により前面カバー部26がユニット本体2の
前面に貼着される。
【0027】次に、ベルトコンベア61が駆動されてラ
ベル3の前面カバー部26が仮貼着されたユニット本体
2が第1押圧ローラステーション65に搬送される。図
4(B)に示すように、ユニット本体2が第1押圧ロー
ラステーション65に到着すると、押圧ローラ66が降
下してユニット本体2の前面及び底面にラベル3の前面
カバー部26及び底面カバー部27を押しつける。この
押圧ローラ66はラベル3のカバー部26,27をユニ
ット本体2の前面及び底面に押しつけながら複数回往復
運動を行なう。この後、ベルトコンベア61が駆動され
てユニット本体2は更に第2押圧ローラステーション6
7(図4参照)に搬送される。
【0028】第2押圧ローラステーション67では、図
5に示すように、L字形アーム68に支持された押圧ロ
ーラ69がユニット本体2の上面にラベル3の上面カバ
ー部25を押しつけて貼着し(A)、更にユニット本体
2の背面に背面カバー部24を押しつけ貼着する
(B)。そして、押圧ローラ69は最後にユニット本体
2の底面に貼着された底面カバー部27の表面に重畳部
23を押しつけて貼着する。この押圧ローラ69も押圧
ローラ66と同様に複数回往復運動される。
【0029】次に、別の実施形態を示す図6において、
ラベル位置決め装置70は、前記基準ガイド51〜53
の代わりにX方向位置決め用センサ73,74を用いた
ものである。これは、ラベル3が腰のない柔軟な材料か
ら形成されている場合には、ラベル3のエッジを基準ガ
イドに当接させてもラベル3の位置が決まらないため、
特に有効である。また、前記X方向位置決め用シリンダ
47,Y方向位置決め用シリンダ48の代わりに、図の
ような2軸ロボット75を用いている。この2軸ロボッ
ト75は、貼付用シリンダ46の側面に可動部が固着さ
れ、吸着ヘッド72を貼付用シリンダ46ごとY方向に
移動させるY方向位置決め用装置77と、このY方向位
置決め用装置77をX方向に移動させるX方向位置決め
用装置78とからなる。また、この2軸ロボット75
は、コンピュータ80によって制御される。
【0030】吸着ヘッド72のエッジ部材43から離れ
る側の下方縁部には2個の切欠72a,72bが形成さ
れ、またX方向位置決め用装置78側の下方縁部には切
欠72cが形成されている。吸着ヘッド72がラベル3
を吸着すると、ラベル3のエッジ3aが切欠72a,7
2bから、またエッジ3bが切欠72cからそれぞれ食
み出す。吸着ヘッド72がラベル3を吸着した後、X方
向位置決め用装置78は、貼付用シリンダ46及びY方
向位置決め用装置77ごと吸着ヘッド72をX方向に移
動する。X方向位置決め用センサ73,74が切欠72
a,72bに入り込み、ラベル3のエッジ3aを検出す
ると、コンピュータ80によりX方向位置決め用装置7
8の駆動が停止され、続いてY方向位置決め用装置77
が貼付用シリンダ46ごと吸着ヘッド72をY方向に移
動させる。Y方向位置決め用センサ55が切欠72cに
入り込んでラベル3のエッジ3bを検出すると、コンピ
ュータ80によりY方向位置決め用装置77の駆動が停
止される。
【0031】以上説明した実施形態では、ラベルのエッ
ジが吸着ヘッドの切欠から部分的に食み出すようにした
が、例えば吸着ヘッドのサイズをラベルよりわずかに小
さくしてラベルのエッジが吸着ヘッドの周囲全体から食
み出すようにしてもよい。また、吸着ヘッドをX−Y方
向に移動させる手段として2個のシリンダを用いたもの
(第1実施形態)や2軸ロボットを用いたもの(第2実
施形態)を例示したが、吸着ヘッドをX−Y方向に移動
制御できれば別の手段,例えば汎用のロボットハンドを
用いたものでもよい。また、第1実施形態において、吸
着ヘッドのX方向への移動を切欠の底面が基準ガイドに
当接する所定位置まで行なうようにしたが、吸着ヘッド
の停止位置は切欠の底面が基準ガイドに当接する手前の
所定位置に設定してもよい。
【0032】また、X方向位置決め用の基準ガイドとし
て3個の直方体をY方向に一直線状に配列したものを用
いたが、本発明はこれに限定されないのは勿論で、例え
ばラベルのエッジが当接される面が平面の1本の棒状部
材としてもよい。また、ラベルの供給方向をそのままX
方向としたが、X−Y方向は自由に設定することができ
る。すなわち、例えばラベルの供給方向から45°傾け
た方向をX方向としてもよい。
【0033】また、ラベルのエッジ検出用の各センサは
反射型としたが、透過型でもよい。また、ラベルを貼り
つけるワークとしてレンズ付きフイルムユニットを選択
したが、本発明はラベル貼付精度が要求されるあらゆる
ラベル使用分野に適用することができる。なお、吸着ヘ
ッドの吸着面は、ラベルの表面やユニット本体を傷つけ
ないようにゴム等で被覆するのが好ましい。また、ラベ
ルの材料としては、PETや合成紙の他に、ポリスチレ
ン(PS),ポリプロピレン(PP)等を使用すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】上述したように、本発明のラベル位置決
め方法及び装置によれば、ラベルを吸着してワークの被
貼着面と平行に保持し、ラベルのX−Y方向の各エッジ
を基準ガイドに当接または各エッジの位置をセンサで検
出することによりラベルのX−Y方向の各位置決めを行
なうようにしたので、吸着ヘッドの吸着面とラベルとの
吸着位置のばらつきがあっても、高精度にラベルの位置
決めを行なうことができる。また、吸着ヘッドは、ラベ
ルを吸着した際にラベルのエッジが食み出るように全体
又は部分的にラベルより小さいサイズとすると、ラベル
のエッジを基準ガイドに当接またはセンサで検出させる
ことが確実にできる。また、ワークをレンズ付きフイル
ムユニットとし、***部が形成されたユニット本体の前
面に***部に対応した開口を形成したラベルを貼りつけ
る場合にも、ラベルが***部に接触することなく、精度
良くラベルの貼付を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル位置決め装置を示す説明図であ
る。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観図である。
【図3】ラベルの表面側展開図である。
【図4】ユニット本体にラベルを貼りつけるラベル貼付
工程を示す説明図である。
【図5】図4に示した後のラベル貼付工程を示す説明図
である。
【図6】ラベル位置決め装置の別の実施形態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット 2 ユニット本体 3 ラベル 3a,3b エッジ 10 ***部 31 開口 40,70 ラベル位置決め装置 41 ラベルテープ 42 離型紙 43 エッジ部材 45,72 吸着ヘッド 45a 吸着面 45b〜45e,72a〜72c 切欠 45f 凹部 46 貼付用シリンダ 47 X方向位置決め用シリンダ 48 Y方向位置決め用シリンダ 51,52,53 基準ガイド 55 Y方向位置決め用センサ 56,80 コンピュータ 73,74 X方向位置決め用センサ 75 2軸ロボット 77 Y方向位置決め用装置 78 X方向位置決め用装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルの位置決め位置に繰り出されたラ
    ベルを吸着ヘッドで吸着してワークの被貼着面と平行に
    保持する第1工程と、前記ワークの被貼着面と平行な面
    内で設定された互いに直交する所定のX−Y方向のうち
    のX方向に前記吸着ヘッドを移動させ、X方向の所定位
    置に設けたX方向位置決め用基準ガイドにラベルのエッ
    ジを当接させることによりラベルのX方向の位置決めを
    行なう第2工程と、Y方向に前記吸着ヘッドを移動さ
    せ、Y方向の所定位置に設けたY方向位置決め用センサ
    がラベルのエッジを検出したときに吸着ヘッドの移動を
    停止してラベルのY方向の位置決めを行なう第3工程と
    からなることを特徴とするラベル位置決め方法。
  2. 【請求項2】 ラベルの位置決め位置に繰り出されたラ
    ベルを吸着ヘッドで吸着してワークの被貼着面と平行に
    保持する第1工程と、前記ワークの被貼着面と平行な面
    内で設定された互いに直交する所定のX−Y方向のうち
    のX方向に前記吸着ヘッドを移動させ、X方向の所定位
    置に設けたX方向位置決め用センサがラベルのエッジを
    検出したときに吸着ヘッドの移動を停止してラベルのX
    方向の位置決めを行なう第2工程と、Y方向に前記吸着
    ヘッドを移動させ、Y方向の所定位置に設けたY方向位
    置決め用センサがラベルのエッジを検出したときに吸着
    ヘッドの移動を停止してラベルのY方向の位置決めを行
    なう第3工程とからなることを特徴とするラベル位置決
    め方法。
  3. 【請求項3】 前記吸着ヘッドは、この吸着面にラベル
    を吸着した際に吸着ヘッドの周囲全体又は一部からラベ
    ルのエッジが食み出すように、前記ラベルより小さいサ
    イズであることを特徴とする請求項1または2記載のラ
    ベル位置決め方法。
  4. 【請求項4】 前記ワークは、撮影レンズやシャッタ機
    構等の撮影機構を設けるとともに予め写真フイルムを装
    填したレンズ付きフイルムユニットのユニット本体であ
    ることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のラ
    ベル位置決め方法。
  5. 【請求項5】 前記ユニット本体の前面には、撮影レン
    ズやシャッタ機構を保護する***部が形成され、前記ラ
    ベルには、この***部を突出させる開口が形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載のラベル位置決め方
    法。
  6. 【請求項6】 ラベルの位置決め位置に繰り出されたラ
    ベルを吸引して、ワークの被貼着面と平行に保持する吸
    着ヘッドと、前記ワークの被貼着面と平行な面内で設定
    された互いに直交する所定のX−Y方向のうちのX方向
    に前記吸着ヘッドを移動させるX方向移動手段と、X方
    向の所定位置に設けられ、ラベルのエッジを当接させる
    ことによりラベルのX方向の位置を規制するX方向位置
    決め用基準ガイドと、Y方向に前記吸着ヘッドを移動さ
    せるY方向移動手段と、Y方向の所定位置に設けられ、
    ラベルのエッジを検出するY方向位置決め用センサと、
    このY方向位置決め用センサから出力されたエッジ検出
    信号に基づいてY方向移動手段の駆動を制御する制御手
    段とからなることを特徴とするラベル位置決め装置。
  7. 【請求項7】 ラベルの位置決め位置に繰り出されたラ
    ベルを吸引して、ワークの被貼着面と平行に保持する吸
    着ヘッドと、前記ワークの被貼着面と平行な面内で設定
    された互いに直交する所定のX−Y方向のうちのX方向
    に前記吸着ヘッドを移動させるX方向移動手段と、X方
    向の所定位置に設けられ、ラベルのエッジを検出するX
    方向位置決め用センサと、Y方向に前記吸着ヘッドを移
    動させるY方向移動手段と、Y方向の所定位置に設けら
    れ、ラベルのエッジを検出するY方向位置決め用センサ
    と、前記X方向位置決め用センサ,Y方向位置決め用セ
    ンサから出力された各々のエッジ検出信号に基づいて前
    記X方向移動手段,Y方向移動手段の駆動をそれぞれ制
    御する制御手段とからなることを特徴とするラベル位置
    決め装置。
  8. 【請求項8】 前記吸着ヘッドは、この吸着面にラベル
    を吸着した際に吸着ヘッドの周囲全体又は一部からラベ
    ルのエッジが食み出すように、前記ラベルより少なくと
    も部分的に小さいサイズであることを特徴とする請求項
    6または7記載のラベル位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記ワークは、撮影レンズやシャッタ機
    構等の撮影機構を設けるとともに予め写真フイルムを装
    填したレンズ付きフイルムユニットのユニット本体であ
    ることを特徴とする請求項6ないし8いずれか記載のラ
    ベル位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記ユニット本体の前面には、撮影レ
    ンズやシャッタ機構を保護する***部が形成され、前記
    ラベルには、この***部を突出させる開口が形成されて
    いることを特徴とする請求項9記載のラベル位置決め装
    置。
JP23170295A 1995-09-08 1995-09-08 ラベル位置決め方法及び装置 Pending JPH0980700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6640865B1 (en) 1999-05-21 2003-11-04 Nec Corporation Label attaching apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6640865B1 (en) 1999-05-21 2003-11-04 Nec Corporation Label attaching apparatus

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