JPH0976675A - カード用アンテナモジュールとその製造方法 - Google Patents
カード用アンテナモジュールとその製造方法Info
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- JPH0976675A JPH0976675A JP7241816A JP24181695A JPH0976675A JP H0976675 A JPH0976675 A JP H0976675A JP 7241816 A JP7241816 A JP 7241816A JP 24181695 A JP24181695 A JP 24181695A JP H0976675 A JPH0976675 A JP H0976675A
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- core
- card core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は大型化することなく、また、アンテナ
を変形させることなく、自動的にカードに組み込むこと
ができるようにしたカード用アンテナモジュールを提供
することを目的とする。 【解決手段】本発明はＩＣモジュール２を取り付けるス
ペーサコア１と、このスペーサコア１の外周面部に金属
製の線材を巻き付けることにより形成され、前記ＩＣモ
ジュール２に接続されるアンテナコイル３とを具備して
なる。
を変形させることなく、自動的にカードに組み込むこと
ができるようにしたカード用アンテナモジュールを提供
することを目的とする。 【解決手段】本発明はＩＣモジュール２を取り付けるス
ペーサコア１と、このスペーサコア１の外周面部に金属
製の線材を巻き付けることにより形成され、前記ＩＣモ
ジュール２に接続されるアンテナコイル３とを具備して
なる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、無線カ
ードに適用されるカード用アンテナモジュールとその製
造方法に関する。
ードに適用されるカード用アンテナモジュールとその製
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】無線カードは基板を備え、この基板にＩ
Ｃモジュールなどの電子部品を取り付けるとともに、前
記電子部品に接続されるアンテナを取り付けている。ア
ンテナは、通常、基板にパターンで形成するか、もしく
は、巻線治具により、ワイヤを単体で巻いてアンテナを
作成し、これを基板に取り付けていた。
Ｃモジュールなどの電子部品を取り付けるとともに、前
記電子部品に接続されるアンテナを取り付けている。ア
ンテナは、通常、基板にパターンで形成するか、もしく
は、巻線治具により、ワイヤを単体で巻いてアンテナを
作成し、これを基板に取り付けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板に
パターンでアンテナを形成するものは、アンテナ外形寸
法と同じ大きさの基板が必要となり、基板が大型化しコ
スト高になる。また、ワイヤを巻いてアンテナを作成す
るものは、巻線治具からアンテナを外す際に、変形した
り、あるいは、基板にアンテナを組み込むのが手作業と
なり、製造効率が悪いという不都合があった。
パターンでアンテナを形成するものは、アンテナ外形寸
法と同じ大きさの基板が必要となり、基板が大型化しコ
スト高になる。また、ワイヤを巻いてアンテナを作成す
るものは、巻線治具からアンテナを外す際に、変形した
り、あるいは、基板にアンテナを組み込むのが手作業と
なり、製造効率が悪いという不都合があった。
【０００４】そこで、本発明は大型化することなく、ま
た、アンテナを変形させることなく、自動的にカードに
組み込むことができるようにしたカード用アンテナモジ
ュールとその製造方法を提供することを目的とする。
た、アンテナを変形させることなく、自動的にカードに
組み込むことができるようにしたカード用アンテナモジ
ュールとその製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項１記載のものは、電子部品を取り付け
るカードコアと、このカードコアの外周面部に金属製の
線材を巻き付けることにより形成され、前記電子部品に
接続されるアンテナコイルとを具備する。
するため、請求項１記載のものは、電子部品を取り付け
るカードコアと、このカードコアの外周面部に金属製の
線材を巻き付けることにより形成され、前記電子部品に
接続されるアンテナコイルとを具備する。
【０００６】請求項３記載のものは、電子部品を取り付
けるとともに、少なくとも一面側に印刷面が保持される
カードコアと、このカードコアの外周面部に前記印刷面
が保持される側の面よりも低く金属製の線材を巻き付け
ることにより形成され、前記電子部品に接続されるアン
テナコイルとを具備する。
けるとともに、少なくとも一面側に印刷面が保持される
カードコアと、このカードコアの外周面部に前記印刷面
が保持される側の面よりも低く金属製の線材を巻き付け
ることにより形成され、前記電子部品に接続されるアン
テナコイルとを具備する。
【０００７】請求項４記載のものは、電子部品を取り付
けるとともに、少なくとも一面側に印刷面が保持される
カードコアと、このカードコアの外周面部に金属製の線
材を巻き付けることにより形成され、前記電子部品に引
き込み線を介して接続されるアンテナコイルとを具備
し、前記引き込み線は前記カードコアの印刷面が保持さ
れる側の面とは反対側の面方向に突出する状態で配線さ
れる。
けるとともに、少なくとも一面側に印刷面が保持される
カードコアと、このカードコアの外周面部に金属製の線
材を巻き付けることにより形成され、前記電子部品に引
き込み線を介して接続されるアンテナコイルとを具備
し、前記引き込み線は前記カードコアの印刷面が保持さ
れる側の面とは反対側の面方向に突出する状態で配線さ
れる。
【０００８】請求項５記載のものは、電子部品を取り付
けるとともに、少なくとも一面側に印刷面が保持される
カードコアと、このカードコアの印刷面が保持される側
の面に設けられ、前記カードコアより外形寸法を大とし
その外周縁部を前記カードコアの外周縁部から外方へ突
出させる位置決めシートと、前記カードコアの外周面部
に前記位置決めシートによりカードコアの印刷面が保持
される側の面方向に突出しないように位置決めされて装
着され前記電子部品に接続されるアンテナコイルと、を
具備する。
けるとともに、少なくとも一面側に印刷面が保持される
カードコアと、このカードコアの印刷面が保持される側
の面に設けられ、前記カードコアより外形寸法を大とし
その外周縁部を前記カードコアの外周縁部から外方へ突
出させる位置決めシートと、前記カードコアの外周面部
に前記位置決めシートによりカードコアの印刷面が保持
される側の面方向に突出しないように位置決めされて装
着され前記電子部品に接続されるアンテナコイルと、を
具備する。
【０００９】請求項７記載のものは、カードコアをその
両面側から一対の保持部材により挾圧保持する保持工程
と、この保持工程により挾圧保持されたカードコアを回
転させることにより、その外周面部に金属製の線材を巻
き付けてアンテナコイルを形成する巻付工程と、この巻
付工程によりアンテナコイルが形成されたのち、前記保
持部材からカードコアおよび該カードコアに一体化され
たアンテナコイルを取り出す工程とを具備してなる。
両面側から一対の保持部材により挾圧保持する保持工程
と、この保持工程により挾圧保持されたカードコアを回
転させることにより、その外周面部に金属製の線材を巻
き付けてアンテナコイルを形成する巻付工程と、この巻
付工程によりアンテナコイルが形成されたのち、前記保
持部材からカードコアおよび該カードコアに一体化され
たアンテナコイルを取り出す工程とを具備してなる。
【００１０】請求項１，３，４，７記載のものは、カー
ドコアの外周面部に金属製の線材を巻き付けることによ
りアンテナコイルを形成することにより、カードコアと
アンテナコイルを一体化し、アンテナコイルを変形させ
ることなく、自動的にカード内に組み込むことができる
ようにする。
ドコアの外周面部に金属製の線材を巻き付けることによ
りアンテナコイルを形成することにより、カードコアと
アンテナコイルを一体化し、アンテナコイルを変形させ
ることなく、自動的にカード内に組み込むことができる
ようにする。
【００１１】請求項３記載のものは、カードコアの外周
面部に、カードコアの印刷面を保持する側の面よりも低
くなるように金属製の線材を巻き付けてアンテナコイル
を形成することにより、アンテナコイルを印刷面から離
間させて印刷時における金属製線材の影響を避けて良好
に印刷できるようにする。
面部に、カードコアの印刷面を保持する側の面よりも低
くなるように金属製の線材を巻き付けてアンテナコイル
を形成することにより、アンテナコイルを印刷面から離
間させて印刷時における金属製線材の影響を避けて良好
に印刷できるようにする。
【００１２】請求項４記載のものは、引き込み線をカー
ドコアの印刷面を保持する側の面とは反対側の面方向に
突出する状態に配線することにより、印刷時における引
き込み線の影響を避けて良好に印刷できるようにする。
ドコアの印刷面を保持する側の面とは反対側の面方向に
突出する状態に配線することにより、印刷時における引
き込み線の影響を避けて良好に印刷できるようにする。
【００１３】請求項５記載のものは、カードコアの印刷
面を保持する側の面にカードコアより外形寸法を大とす
る位置決めシートを設け、この位置決めシートの外周縁
部をカードコアの外周縁部から外方へ突出させることに
より、カードコアに装着されるアンテナコイルを前記位
置決めシートにより位置決めし、カードコアの印刷面保
持側の面にアンテナコイルを突出させないようにし、金
属製線材の影響を避けて良好に印刷できるようにする。
面を保持する側の面にカードコアより外形寸法を大とす
る位置決めシートを設け、この位置決めシートの外周縁
部をカードコアの外周縁部から外方へ突出させることに
より、カードコアに装着されるアンテナコイルを前記位
置決めシートにより位置決めし、カードコアの印刷面保
持側の面にアンテナコイルを突出させないようにし、金
属製線材の影響を避けて良好に印刷できるようにする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図１〜図１２に示
す一実施の形態を参照して説明する。図３は無線カード
Ｋを示す平面図で、図４はその側断面図である。図中１
はカードコアとしてのスペーサコアで、このスペーサコ
ア１には電子部品としてのＩＣモジュール２が半田付さ
れているとともに、スペーサコア１の外周面部には金属
製のワイヤからなるコイルアンテナ３が巻回されてい
る。スペーサコア１の表裏面は表裏シート材４，５によ
り被覆され、表裏シート材４，５間には樹脂６が充填固
化されている。表裏シート材４，５のいずれか一方、た
とえば、裏シート材５の表面に印刷が施されるようにな
っている。
す一実施の形態を参照して説明する。図３は無線カード
Ｋを示す平面図で、図４はその側断面図である。図中１
はカードコアとしてのスペーサコアで、このスペーサコ
ア１には電子部品としてのＩＣモジュール２が半田付さ
れているとともに、スペーサコア１の外周面部には金属
製のワイヤからなるコイルアンテナ３が巻回されてい
る。スペーサコア１の表裏面は表裏シート材４，５によ
り被覆され、表裏シート材４，５間には樹脂６が充填固
化されている。表裏シート材４，５のいずれか一方、た
とえば、裏シート材５の表面に印刷が施されるようにな
っている。
【００１５】図１はアンテナモジュールＭを示す平面図
で、図２はその側面図である。スペーサコア１は図５に
も示すように、厚さ０．５ｍｍのポリカーボネイトで形
成されている。なお、スペーサコア１はある程度耐熱性
が必要であるため、ポリエチレンテレフタートで形成し
ても良い。スペーサコア１の一側部には切欠部８が形成
され、この切欠部８にＩＣモジュール２が配置されるよ
うになっている。切欠穴８は四角形状でなく、円や楕円
形状に形成する事により、カードＫの耐曲げ性を向上で
きるようになっている。
で、図２はその側面図である。スペーサコア１は図５に
も示すように、厚さ０．５ｍｍのポリカーボネイトで形
成されている。なお、スペーサコア１はある程度耐熱性
が必要であるため、ポリエチレンテレフタートで形成し
ても良い。スペーサコア１の一側部には切欠部８が形成
され、この切欠部８にＩＣモジュール２が配置されるよ
うになっている。切欠穴８は四角形状でなく、円や楕円
形状に形成する事により、カードＫの耐曲げ性を向上で
きるようになっている。
【００１６】スペーサコア１の外周面に巻回されるアン
テナコイル３はφ０．１２のウレタン線で、スペーサコ
ア１の外周面に５０ターン巻回されている。アンテナコ
イル３としては、φ０．１２の丸線でも、あるいは、平
角線を用いるものであっても良い。
テナコイル３はφ０．１２のウレタン線で、スペーサコ
ア１の外周面に５０ターン巻回されている。アンテナコ
イル３としては、φ０．１２の丸線でも、あるいは、平
角線を用いるものであっても良い。
【００１７】ＩＣモジュール２とアンテナコイル３とは
引き込み線９および引き出し線１０を介して半田付けで
接続される。引き込み線９および引き出し線１０は外側
から内側に引き込む時、あるいは内側から外側に引き出
す時は、カード化後に印刷する必要がない表シート５側
に突出するように配線されている。この引き込み線６線
および引き出し線１０の配線により、カード化後の印刷
時における引き込み線線９および引き出し線１０の影響
を避けて良好に印刷できるようになっている。
引き込み線９および引き出し線１０を介して半田付けで
接続される。引き込み線９および引き出し線１０は外側
から内側に引き込む時、あるいは内側から外側に引き出
す時は、カード化後に印刷する必要がない表シート５側
に突出するように配線されている。この引き込み線６線
および引き出し線１０の配線により、カード化後の印刷
時における引き込み線線９および引き出し線１０の影響
を避けて良好に印刷できるようになっている。
【００１８】カード化後、表裏シート４，５どちら側に
も印刷を行なう時は、特に平坦性が必要となる面（一般
に、サーマルヘッドを用いた昇華型の印刷は表面の平坦
性は重要である）と反対側の面に引き込み線６線および
引き出し線１０を配線する。
も印刷を行なう時は、特に平坦性が必要となる面（一般
に、サーマルヘッドを用いた昇華型の印刷は表面の平坦
性は重要である）と反対側の面に引き込み線６線および
引き出し線１０を配線する。
【００１９】また、アンテナコイル３はスペーサコア１
の外周面部に、印刷が施される裏シート５の面よりも低
くさるように巻き付けられている。これにより、カード
化後においては、印刷が施される表面シート４とアンテ
ナコイル３との間の距離が長くなり、印刷時おいて、ア
ンテナコイル３を形成する金属ワイヤの影響を避けるこ
とができ、印刷ムラのない良好な印刷が可能になる。
の外周面部に、印刷が施される裏シート５の面よりも低
くさるように巻き付けられている。これにより、カード
化後においては、印刷が施される表面シート４とアンテ
ナコイル３との間の距離が長くなり、印刷時おいて、ア
ンテナコイル３を形成する金属ワイヤの影響を避けるこ
とができ、印刷ムラのない良好な印刷が可能になる。
【００２０】図６はアンテナコイル３の巻線治具１５を
示す側断面図で、図７はその正面図である。巻線治具１
５は互いに接離する方向に移動自在な一対の回転板１
６，１７を備え、これら回転板１６，１７の中央部には
回転シャフト１８，１９が接続されている。一対の回転
板１６，１７の対向面には長方形状でスペーサコア１の
幅寸法より深さ寸法を小とする凹部１６ａ，１７ａが形
成され、これら凹部１６ａ，１７ａ内にスペーサコア１
が嵌合保持されるようになっている。このとき、一対の
回転板１６，１７間には金属ワイヤ挿入用の隙間２０が
形成されるようになっている。
示す側断面図で、図７はその正面図である。巻線治具１
５は互いに接離する方向に移動自在な一対の回転板１
６，１７を備え、これら回転板１６，１７の中央部には
回転シャフト１８，１９が接続されている。一対の回転
板１６，１７の対向面には長方形状でスペーサコア１の
幅寸法より深さ寸法を小とする凹部１６ａ，１７ａが形
成され、これら凹部１６ａ，１７ａ内にスペーサコア１
が嵌合保持されるようになっている。このとき、一対の
回転板１６，１７間には金属ワイヤ挿入用の隙間２０が
形成されるようになっている。
【００２１】一対の回転板１６，１７は図示しない駆動
機構により、互いに接離する方向に移動されるととも
に、回転されるようになっている。図８〜図１１は、ス
ペーサコア１の外周部にアンテナコイル３を一体化して
アンテナモジュールＭを製造する方法を示すものであ
る。
機構により、互いに接離する方向に移動されるととも
に、回転されるようになっている。図８〜図１１は、ス
ペーサコア１の外周部にアンテナコイル３を一体化して
アンテナモジュールＭを製造する方法を示すものであ
る。
【００２２】まず、図８に示すように、一対の回転板１
６，１７が駆動機構により、互いに離間する方向に移動
される。しかるのち、図９に示すように、一方の回転体
１６の凹部１６ａにスペーサコア１を嵌合保持させる。
ついで、図１０に示すように、一対の回転体１６，１７
を互いに近接する方向に移動させてスペーサコア１を挾
圧保持する。
６，１７が駆動機構により、互いに離間する方向に移動
される。しかるのち、図９に示すように、一方の回転体
１６の凹部１６ａにスペーサコア１を嵌合保持させる。
ついで、図１０に示すように、一対の回転体１６，１７
を互いに近接する方向に移動させてスペーサコア１を挾
圧保持する。
【００２３】このように、スペーサコア１を挾圧保持し
たのち、図示しないワイヤ供給部から丸線あるいは平角
線のワイヤを引き出してその一端部を一対の回転体１
６，１７間の隙間２０に挿入し、スペーサコア１に固定
する。この状態から図１１に示すように、回転シャフト
１８，１９を回転させると、ワイヤが引き出されて、ス
ペーサコア１の外周部に巻き付けられてアンテナコイル
３が形成される。このようにアンテナコイル３が形成さ
れたのち、図１２に示すように、一対の回転体１６，１
７を離間する方向に移動させてスペーサコア１とこのス
ペーサコア１に一体化されたアンテナコイル３からなる
アンテナモジュールＭを回転体１６の凹部１６ａから取
り外す。
たのち、図示しないワイヤ供給部から丸線あるいは平角
線のワイヤを引き出してその一端部を一対の回転体１
６，１７間の隙間２０に挿入し、スペーサコア１に固定
する。この状態から図１１に示すように、回転シャフト
１８，１９を回転させると、ワイヤが引き出されて、ス
ペーサコア１の外周部に巻き付けられてアンテナコイル
３が形成される。このようにアンテナコイル３が形成さ
れたのち、図１２に示すように、一対の回転体１６，１
７を離間する方向に移動させてスペーサコア１とこのス
ペーサコア１に一体化されたアンテナコイル３からなる
アンテナモジュールＭを回転体１６の凹部１６ａから取
り外す。
【００２４】なお、平角線を用いてアンテナコイル３を
形成した場合は丸線の場合に比較しワイヤの密度を高く
することができるため、アンテナモジュールＭを小さく
できる。
形成した場合は丸線の場合に比較しワイヤの密度を高く
することができるため、アンテナモジュールＭを小さく
できる。
【００２５】なお、図１３、図１４は本発明の第２の実
施の形態を示すものである。すなわち、この第２の実施
の形態は、スペーサコア１よりもアンテナコイル３分だ
け外形寸法の大きい位置決めシート２５をスペーサコア
１の一面側にあらかじめ一体化している。ＩＣモジュー
ル２と対向する位置決めシート２５の部位には開口部２
５ａが形成されている。
施の形態を示すものである。すなわち、この第２の実施
の形態は、スペーサコア１よりもアンテナコイル３分だ
け外形寸法の大きい位置決めシート２５をスペーサコア
１の一面側にあらかじめ一体化している。ＩＣモジュー
ル２と対向する位置決めシート２５の部位には開口部２
５ａが形成されている。
【００２６】この実施の形態によれば、アンテナコイル
３を単体で巻き、後工程でスペーサコア１にはめ込ん
で、部分的、又は全体でスペーサコア１とアンテナコイ
ル３を接着して一体化をはかった後カード化した場合に
は、アンテナコイル３が位置決めシート１２により位置
決めされ、スペーサコア１の表面側に飛び出すことがな
く、アンテナを構成する金属ワイヤの影響による印刷ム
ラをなくすることができる。
３を単体で巻き、後工程でスペーサコア１にはめ込ん
で、部分的、又は全体でスペーサコア１とアンテナコイ
ル３を接着して一体化をはかった後カード化した場合に
は、アンテナコイル３が位置決めシート１２により位置
決めされ、スペーサコア１の表面側に飛び出すことがな
く、アンテナを構成する金属ワイヤの影響による印刷ム
ラをなくすることができる。
【００２７】また、スペーサコア１はＰＣやＰＥＴのよ
うな樹脂でなくガラエポ等の基板でもよく、電気的な配
線や電子部品（ＬＳＩ、コンデンサ等）が実装されてい
る場合もある。この時も同様に外周にアンテナコイル３
を巻いて一体化をはかった所、カード化後の印刷は良好
であった。
うな樹脂でなくガラエポ等の基板でもよく、電気的な配
線や電子部品（ＬＳＩ、コンデンサ等）が実装されてい
る場合もある。この時も同様に外周にアンテナコイル３
を巻いて一体化をはかった所、カード化後の印刷は良好
であった。
【００２８】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、請求項
１，３，４，７記載のものは、カードコアの外周面部に
金属製の線材を巻き付けることによりアンテナコイルを
形成するから、カードコアとアンテナコイルを一体化し
てアンテナモジュールを構成することができる。したが
って、アンテナコイルを変形させることなく、自動的に
カード内に組み込むことができ、製造効率を向上できる
とともに、大型化することもない。
１，３，４，７記載のものは、カードコアの外周面部に
金属製の線材を巻き付けることによりアンテナコイルを
形成するから、カードコアとアンテナコイルを一体化し
てアンテナモジュールを構成することができる。したが
って、アンテナコイルを変形させることなく、自動的に
カード内に組み込むことができ、製造効率を向上できる
とともに、大型化することもない。
【００２９】請求項３記載のものは、カードコアの外周
面部に、印刷面を保持する側の面よりも低くなるように
金属製の線材を巻き付けてアンテナコイルを形成するか
ら、アンテナコイルを印刷面から離間させることがで
き、印刷時における金属製の線材の影響を避けて良好な
印刷が可能になる。
面部に、印刷面を保持する側の面よりも低くなるように
金属製の線材を巻き付けてアンテナコイルを形成するか
ら、アンテナコイルを印刷面から離間させることがで
き、印刷時における金属製の線材の影響を避けて良好な
印刷が可能になる。
【００３０】請求項４記載のものは、引き込み線をカー
ドコアの印刷面を保持する側の面とは反対側の面側に突
出する状態に配線するから、印刷時における引き込み線
の影響を避けて良好な印刷が可能になる。
ドコアの印刷面を保持する側の面とは反対側の面側に突
出する状態に配線するから、印刷時における引き込み線
の影響を避けて良好な印刷が可能になる。
【００３１】請求項５記載のものは、カードコアの印刷
面を保持する側の面に前記カードコアより外形寸法を大
とする位置決めシートを設け、この位置決めシートの外
周縁部をカードコアの外周縁部から外方へ突出させるか
ら、カードコアに装着されるアンテナコイルはカードコ
アの印刷面を保持する側の面に突出しないように位置決
めされる。したがって、印刷時には金属製線材の影響を
避けて良好な印刷が可能になる。
面を保持する側の面に前記カードコアより外形寸法を大
とする位置決めシートを設け、この位置決めシートの外
周縁部をカードコアの外周縁部から外方へ突出させるか
ら、カードコアに装着されるアンテナコイルはカードコ
アの印刷面を保持する側の面に突出しないように位置決
めされる。したがって、印刷時には金属製線材の影響を
避けて良好な印刷が可能になる。
【図１】本発明の一実施の形態であるアンテナモジュー
ルを示す平面図。
ルを示す平面図。
【図２】アンテナモジュールを示す側面図。
【図３】無線カードを示す平面図。
【図４】無線カードを示す側断面図。
【図５】スペーサコアを示す平面図。
【図６】巻線治具を示す側断面図。
【図７】巻線治具を示す正面図。
【図８】スペーサコアに対するアンテナコイルの巻線動
作を示す図。
作を示す図。
【図９】スペーサコアに対するアンテナコイルの巻線動
作を示す図。
作を示す図。
【図１０】スペーサコアに対するアンテナコイルの巻線
動作を示す図。
動作を示す図。
【図１１】スペーサコアに対するアンテナコイルの巻線
動作を示す図。
動作を示す図。
【図１２】スペーサコアに対するアンテナコイルの巻線
動作を示す図。
動作を示す図。
【図１３】本発明の第２の実施の形態であるスペーサコ
アを示す平面図。
アを示す平面図。
【図１４】スペーサコアを示す側面図。
２…ＩＣモジュール（電子部品） １…スペーサコア（カードコア） ３…アンテナコイル
Claims (8)
- 【請求項１】電子部品を取り付けるカードコアと、 このカードコアの外周面部に金属製の線材を巻き付ける
ことにより形成され、前記電子部品に接続されるアンテ
ナコイルと、 を具備することを特徴とするカード用アンテナモジュー
ル。 - 【請求項２】前記カードコアに電子部品を収納する略円
形状の切欠部を形成したことを特徴とする請求項１記載
のカード用アンテナモジュール。 - 【請求項３】電子部品を取り付けるとともに、少なくと
も一面側に印刷面が保持されるカードコアと、 このカードコアの外周面部に前記印刷面が保持される側
の面よりも低く金属製の線材を巻き付けることにより形
成され、前記電子部品に接続されるアンテナコイルと、 を具備することを特徴とするカード用アンテナモジュー
ル。 - 【請求項４】電子部品を取り付けるとともに、少なくと
も一面側に印刷面が保持されるカードコアと、 このカードコアの外周面部に金属製の線材を巻き付ける
ことにより形成され、前記電子部品に引き込み線を介し
て接続されるアンテナコイルと、 を具備し、 前記引き込み線は前記カードコアの印刷面が保持される
側の面とは反対側の面方向に突出する状態で配線される
ことを特徴とするカード用アンテナモジュール。 - 【請求項５】電子部品を取り付けるとともに、少なくと
も一面側に印刷面が保持されるカードコアと、 このカードコアの印刷面が保持される側の面に設けら
れ、前記カードコアより外形寸法を大としその外周縁部
を前記カードコアの外周縁部から外方へ突出させる位置
決めシートと、 前記カードコアの外周面部に前記位置決めシートにより
カードコアの印刷面が保持される側の面方向に突出しな
いように位置決めされて装着され前記電子部品に接続さ
れるアンテナコイルと、 を具備することを特徴とするカード用アンテナモジュー
ル。 - 【請求項６】前記位置決めシートは電子部品に対向する
部位に開口部を有したことを特徴とする請求項５記載の
カード用アンテナモジュール。 - 【請求項７】カードコアをその両面側から一対の保持部
材により挾圧保持する保持工程と、 この保持工程により挾圧保持されたカードコアを回転さ
せることにより、その外周面部に金属製の線材を巻き付
けてアンテナコイルを形成する巻付工程と、 この巻付工程によりアンテナコイルが形成されたのち、
前記保持部材からカードコアおよび該カードコアに一体
化されたアンテナコイルを取り出す工程と、 を具備してなることを特徴とするとカード用アンテナモ
ジュールの製造方法。 - 【請求項８】前記金属製の線材として平角線のワイヤを
用いることを特徴とする請求項７記載のカード用アンテ
ナモジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7241816A JPH0976675A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | カード用アンテナモジュールとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7241816A JPH0976675A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | カード用アンテナモジュールとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976675A true JPH0976675A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17079929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7241816A Pending JPH0976675A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | カード用アンテナモジュールとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0976675A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002056421A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カード状表示媒体および定期券 |
| US11354558B2 (en) | 2013-01-18 | 2022-06-07 | Amatech Group Limited | Contactless smartcards with coupling frames |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP7241816A patent/JPH0976675A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002056421A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カード状表示媒体および定期券 |
| US11354558B2 (en) | 2013-01-18 | 2022-06-07 | Amatech Group Limited | Contactless smartcards with coupling frames |
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