JPH0969153A - データのデコード方法及びそのデコーダ回路 - Google Patents

データのデコード方法及びそのデコーダ回路

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JPH0969153A
JPH0969153A JP22780295A JP22780295A JPH0969153A JP H0969153 A JPH0969153 A JP H0969153A JP 22780295 A JP22780295 A JP 22780295A JP 22780295 A JP22780295 A JP 22780295A JP H0969153 A JPH0969153 A JP H0969153A
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、デコードする時間を見かけ上な
くし、画像の表示などに遅延を来すことなくスムーズな
画像表示が行えるとともに、プログラムカートリッジか
ら直接デコードしたデータをアクセスすることができる
デコード方法及びそのデコーダ回路を提供することを目
的とする。 【解決手段】 この発明は、入力されたデータをそのま
ま出力するスルーモードと入力された圧縮データをデコ
ードして出力するデコードモードを持つデコーダ回路2
3を備え、ROM20からのデータのアクセスをこのデ
コーダ回路23を通じて行い、圧縮データのデータをア
クセスするときは、デコーダ回路23のモードをデコー
ドモードにし、デコード回路23から所定量のデータを
アクセスした後、デコーダ回路23のデコードモードを
解除し、スルーモードに戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ圧縮され
た画像データなどを伸張するデコード方法及びそのデコ
ーダ回路に関し、特に、マイクロコンピュータを利用し
たゲーム機などの圧縮データのデコード方法及びそのデ
コーダ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロコンピュータを用いたゲ
ーム機の概略構成を図19に示す。この図において、1
はゲーム機本体、2はプログラムカートリッジ、3はC
RTディスプレイである。
【0003】ゲーム機本体1は、マイクロコンピュータ
により構成されているもので、10はそのCPU、11
はダイレクト・メモリ・アクセスコントローラ(DMA
C)、12はワークエリア内のランダム・アクセス・メ
モリ(RAM)、13はピクチャ・プロセシング・ユニ
ット(PPU)、14はビデオRAM(VRAM)であ
る。
【0004】そして、システムバス15にCPU10、
DMAコントローラ11、RAM12およびPPU13
が接続される。
【0005】また、VRAM14は、例えば、2フレー
ム分(2画面分)の画像データが、PPU13によりC
RTディスプレイ3の垂直及び水平走査に同期して読み
出され、CRTディスプレイ3により画像として表示さ
れると共に、この表示が行われている間に、他方の画面
エリアに次に表示される画像データが書き込まれる。
【0006】プログラムカートリッジ2は、ゲーム機の
使用時、ゲーム機本体1のスロット(図示せず)に差し
込まれて使用され、このカートリッジ2内には、ROM
20とRAM21が備えられている。ROM20には、
ゲームのプログラムなどが書き込まれ、またRAM21
には、例えば、ゲームの途中経過やゲームスコアの結果
を格納するために用いられ、バッテリ22にてバックア
ップされている。
【0007】ところで、昨今のゲーム機においては、動
画などの画像データをCRTに表示するなどの要求が多
くなり、ROMに格納するデータ量が膨大な量となって
いる。このようなデータ量の多い画像データをそのまま
格納するためには、大容量のROMを必要とする。その
ため、画像データなどを圧縮してROMに格納するなど
の手段が用いられている。
【0008】上記した従来のマイクロコンピュータを用
いたゲーム機において、画像データなどのデータを圧縮
したデータのデコードは、ゲーム機本体1のCPU10
を用いて行われる。すなわち、プログラムカートリッジ
2のROM20からDMAコントローラ11を用いてデ
ータをワークRAM12上に転送する。そして、ワーク
RAM12上でCPU10によりデコードしてそれをP
PU13に送り、CRT3への表示を行っていった。
【0009】ところが、この方法では、圧縮データをデ
コードしてPPU13に送るまでには、データ転送時間
とデコード時間がかかるために表示が遅れるなどの問題
がある。
【0010】一方、動画の画像データをデータ圧縮して
CD−ROMに記録しておき、表示時には、そのデータ
圧縮された画像データを再生すると共に、元の画像デー
タにデコードしてからディスプレイに供給するようにし
たデコーダ回路が特開平4−286289号に開示され
ている。
【0011】このデコーダ回路は、圧縮されたデータが
記録されているCD−ROMからデータが供給されるワ
ークRAMと、このワークRAMのデータがDMA転送
されてそのデータに対して第1のデコードを行うDSP
と、この第1のデコードの行われたデータがDMA転送
されるワークRAMと、このワークRAMのデータがD
MA転送されてそのデータに対して第2次のデコードを
行うPPUと、DMA転送を行うDMAコントローラ
と、を備える。そして、PPUから圧縮されたデータを
伸張したデータが取り出される。
【0012】しかしながら、このデコーダ回路では、C
D−ROMから読み出されたデータを一旦ワークRAM
にDMA転送し、このワークRAMに転送されたデータ
を更にDSPにDMA転送する。そして、このDSPで
デコードし、このデコードしたデータをまたワークRA
MにDMA転送するように構成されており、DMA転送
を複数回行わなければならず、非常に複雑な制御を必要
とするなどの難点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図1
9に示す従来のゲーム機において、圧縮データをデコー
ドしようとする場合、CPUでデコードした後、データ
をPPUに転送するために、データ転送時間とデコード
時間を必要とし、時間がかかるという問題がある。
【0014】また、上記の公報に記載されたデコーダ回
路のように、DSPでデコードを行うものでは制御が複
雑になるなどの難点がある。
【0015】この発明は、上述した従来の問題点を解決
するためになされたものにして、デコードする時間を見
かけ上なくし、画像の表示などに遅延を来すことなくス
ムーズな画像表示が行える装置を提供することを目的と
する。
【0016】また、この発明は、プログラムカートリッ
ジから直接デコードしたデータをアクセスすることがで
きるデコード方法及びそのデコーダ回路を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の、データのデ
コード方法は、入力されたデータをそのまま出力するス
ルーモードと入力された圧縮データをデコードして出力
するデコードモードを持つデコーダ回路を備え、記録媒
体からのデータのアクセスをこのデコーダ回路を通じて
行い、圧縮データのデータをアクセスするときは、デコ
ーダ回路のモードをデコードモードにし、前記デコーダ
回路から所定量のデータをアクセスした後、前記デコー
ダ回路のデコードモードを解除し、スルーモードに戻す
ことを特徴とする。
【0018】また、この発明のデータのデコーダ回路
は、指定されたアドレスからアドレスをインクリメント
又はデクリメントしてアドレスを発生するアドレス発生
回路と、このアドレス発生回路からのアドレスで圧縮デ
ータを記録媒体から読み込み、そのデータをデコードし
て伸張したデータを出力するデコーダ回路と、前記アド
レス発生回路から出力されるアドレスと外部のアドレス
バスから出力されるアドレスのどちらかを記録媒体のア
ドレスへ出力するアドレス切り替え回路と、記録媒体か
らの出力データと、前記デコーダ回路の出力データのど
ちらかをデータバスへ出力するデータ切り替え回路と、
を備え、前記デコーダ回路は、入力されたデータをその
まま出力するスルーモードと入力された圧縮データをデ
コードして出力するデコードモードとが切り替え可能に
構成され、外部のアドレスが記録媒体のアドレスとして
出力されると、前記デコーダ回路はスルーモードに切り
替わり、記録媒体からのデータが外部のデータバスへ出
力され、前記アドレス発生回路から出力されるアドレス
を記録媒体のアドレスとして出力されると、前記デコー
ダ回路はデコードモードに切り替わり、記録媒体からの
圧縮データを読み込みデコードしたデータが外部のデー
タバスへ出力されることを特徴とする。
【0019】また、前記デコーダ回路は、デコーダ回路
から読み出すデータ量が予め設定され、前記デコーダ回
路から設定された量のデータを読み出すとデコーダ回路
のモードがデコードモードからスルーモードへ切り替わ
るように構成すると良い。
【0020】更に、内部RAMメモリと、前記RAMメ
モリのアドレスマップを任意に設定できるアドレスマッ
ピング回路と、前記RAMメモリの出力データと前記記
憶媒体からの出力データとデコーダ回路からの出力デー
タを切り替えて出力するデータ切り替え回路を備えると
良い。
【0021】前記デコーダ回路に、圧縮データのスター
トアドレスが予め設定され、その設定されたアドレスの
時のみデコードデータを出力すると共に記録媒体から圧
縮データを読み込み、それ以外のアドレスでのアクセス
の時にはスルーモードでのアクセスとなるように構成す
ると良い。
【0022】前記記録媒体に圧縮されていないデータと
圧縮されたデータから構成されているデータを格納し、
圧縮データのスタートアドレスが予め設定され、その設
定されたアドレスがアクセスされたときから前記の圧縮
データを読み込みデコード動作を開始し、最初のサイク
ルもしくは最初からの複数のデータのリードサイクルで
は圧縮されていないデータを出力し、適宜なリードサイ
クル後には圧縮されたデータをデコードしてデータを出
力するように構成することもできる。
【0023】この発明のデータのデコード回路は、指定
されたアドレスからアドレスをインクリメント又はデク
リメントしてアドレスを発生するアドレス発生回路と、
このアドレス発生回路からのアドレスで圧縮データを記
録媒体から読み込み、そのデータをデコードして伸張し
たデータを出力するデコーダと、前記アドレス発生回路
から出力されるアドレスと外部のアドレスバスから出力
されるアドレスのどちらかを記録媒体のアドレスへ出力
するアドレス切り替え回路と、記録媒体からの出力デー
タと、前記デコーダ回路の出力データのどちらかをデー
タバスへ出力するデータ切り替え回路と、前記外部のア
ドレスバスの動作状態を検出する検出回路と、を備えた
デコーダ回路であって、前記デコーダ回路は、DMA動
作時に伸張動作を行うことが設定され、前記検出回路が
伸張動作のDMAアドレス状態を検出すると、前記アド
レス発生回路から出力されるアドレスを記録媒体のアド
レスとして出力され、記録媒体からの圧縮データをデコ
ードしたデータが外部のデータバスへ出力されるととも
に、前記検出回路が伸張動作のDMAアドレス状態以外
の状態を検出すると、外部のアドレスが記録媒体のアド
レスとして出力され、記録媒体からのデータがそのまま
外部のデータバスへ出力されることを特徴とする。
【0024】また、この発明は、外部から与えられるデ
コーダ回路へのデコードモードの動作指示に対応して、
前記検出回路が外部のアドレスバスの動作状態からデコ
ーダ回路に接続された記録媒体以外のアドレスへのアク
セスサイクルを検出すると、前記デコーダ回路は接続さ
れた記録媒体から圧縮データを読み込みデコードを開始
して、前記検出回路が外部のアドレスバスの動作状態か
らDMA動作への移行を検出するとともに、DMAアク
セスサイクル時にデコードデータを出力するように構成
できる。
【0025】さらに、この発明のデータのデコード回路
は、指定されたアドレスからアドレスをインクリメント
又はデクリメントしてアドレスを発生するアドレス発生
回路と、このアドレス発生回路からのアドレスで圧縮デ
ータを記録媒体から読み込み、そのデータをデコードし
て伸張したデータを出力するデコーダと、前記アドレス
発生回路から出力されるアドレスと外部のアドレスバス
から出力されるアドレスのどちらかを記録媒体のアドレ
スへ出力するアドレス切り替え回路と、記録媒体からの
出力データと、前記デコーダ回路の出力データのどちら
かをデータバスへ出力するデータ切り替え回路と、前記
外部のアドレスバスの動作状態を検出する検出回路と、
を備えたデコーダ回路であって、前記デコーダ回路は、
入力されたデータをそのまま出力するスルーモードと入
力された圧縮データをデコードして出力するデコードモ
ードとが切り替え可能に構成され、前記デコーダ回路に
与えられる外部からのデコードモードに対応し、前記検
出回路が前記外部のアドレスバスの状態からデコーダ回
路に接続された記録媒体以外の予め設定されたアドレス
のアクセスサイクルを検出した時、記録媒体から圧縮デ
ータを読み込みデコードを開始して予めデコードデータ
を読み込むアドレスを設定し、その設定したアドレスの
時のみデコードデータを出力し、それ以外のアドレスで
のアクセスのときにはスルーモードでのアクセスとなる
ことを特徴とする。
【0026】また、この発明のデータのデコード回路
は、圧縮データを読み込むためのアドレスを設定する複
数のレジスタと、前記複数のレジスタに対応した動作す
る優先順位が予め設定されたデコード開始をコントロー
ルするコントロールレジスタと、前記複数のレジスタに
対応したそれぞれの転送量を設定する複数のレジスタ
と、指定されたアドレスからアドレスをインクリメント
またはディクリメントしてアドレスを発生する第1及び
第2のアドレス発生回路と、第1または第2のアドレス
発生回路からのアドレスに従い記録媒体から読み出され
た圧縮データを格納する第1及び第2の記憶手段と、こ
の記憶手段に格納された圧縮データを伸張するデコーダ
と、前記アドレス発生回路から出力されるアドレスと外
部のアドレスバスから出力されるアドレスのどちらかを
記録媒体のアドレスへ出力するアドレス切り替え回路
と、記録媒体からの出力データと、前記デコーダ回路の
出力データのどちらかをデータバスへ出力するデータ切
り替え回路と、を備えたデコーダ回路であって、前記デ
コーダ回路は、入力されたデータをそのまま出力するス
ルーモードと入力された圧縮データをデコードして出力
するデコードモードとが切り替え可能に構成され、外部
のアドレスが記録媒体のアドレスとして出力されると、
前記デコーダ回路はスルーモードに切り替わり、記録媒
体からのデータが外部のデータバスへ出力され、前記ア
ドレス発生回路から出力されるアドレスを記録媒体のア
ドレスとして出力されると、前記デコーダ回路はデコー
ドモードに切り替わりるとともに、前記記録媒体からの
圧縮データを読み込みデコードしたデータが外部のデー
タバスへ出力される前記コントロールレジスタに設定さ
れた複数のデコード動作の指示に対して、優先順位の高
いアドレスから第1のアドレス発生回路でアドレスを発
生し、そのアドレスで圧縮データを記録媒体から読み込
み、前記第1の記憶手段に書き込み、書き込まれたデー
タは前記デコーダでデコードされ、前記第1の記憶手段
がFULL状態になったときには、次の優先順位のアド
レスから第2のアドレス発生回路でアドレスを発生し、
そのアドレスで圧縮データを記録媒体から読み込み、前
記第2の記憶手段に書き込むことを行い、最初に指定さ
れたアドレスのデータを転送量設定レジスタに設定され
た分を出力し終えた後、次の伸張動作では前記デコーダ
は前記第2の記憶手段メモリのデータを読み込みデータ
のデコードを開始し、第2のアドレス発生回路は前に引
き続きアドレスを発生し、そのアドレスで圧縮データを
記録媒体から読み込み、前記第2の記憶手段に書き込む
ことを行い、前記第2の記憶手段がFULL状態になっ
たときには、次の優先順位のアドレスから第1のアドレ
ス発生回路でアドレスを発生し、そのアドレスで圧縮デ
ータを記録媒体から読み込み、前記第1の記憶手段に書
き込むことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、圧縮データをデコード
したデータを連続して転送する場合、通常のROMから
の転送と全く同じようにできるため、圧縮データをワー
クRAMに転送する時間やデコードの時間を全く無視で
きるようになり、画像の表示などに遅延を来すことなく
スムーズな画像表示が可能となる。
【0028】また、デコードに時間がかかり、圧縮した
データをしようできなかった画像データにおいてもデー
タの圧縮が可能となり、ROMの容量の削減を大幅に行
うことができる。
【0029】デコーダ回路へ転送量を設定しない場合、
所定のデータを転送した後、デコーダ回路へデコードモ
ードの終了を知らせ、スルーモードに戻す必要がある
が、最初に転送量のみを設定しておけば、データ転送終
了後の操作を行うことなく自動的にモードを変更するこ
とができる。
【0030】デコーダ回路の内部にRAMを持ち、その
RAMのアドレスマップをROMアドレス上に置けるた
め、デコードモード時のインストラクションアクセスが
見かけ上ROMから行っていることと同等となり、ワー
クRAM上でのプログラムを走らせる必要がなくなり、
プログラムの構成が複雑になることを防止できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1は、この発明をマイクロコンピ
ュータを使用したゲーム機に適用した場合の実施例の構
成を示す概略ブロック図である。なお、従来例と同一部
分には同一符号を付す。
【0032】従来例と同様に、この発明を用いたゲーム
機においても、ゲーム機本体1、プログラムカートリッ
ジ2、CRTディスプレイ3を備える。
【0033】この実施例におけるゲーム機本体1は、前
述した図19に示した従来例と同様に構成されており、
CPU10、DMAコントローラ11、ワークRAM1
2、PPU13、VRAM14を備える。
【0034】そして、システムバス15にCPU10、
DMAコントローラ11、RAM12およびPPU13
が接続される。
【0035】また、VRAM14は、例えば、2フレー
ム分(2画面分)の画像データが、PPU13によりC
RTディスプレイ3の垂直及び水平走査に同期して読み
出され、CRTディスプレイ3により画像として表示さ
れると共に、この表示が行われている間に、他方の画面
エリアに次に表示される画像データが書き込まれる。
【0036】また、プログラムカートリッジ2は、ゲー
ム機の使用時、ゲーム機本体1のスロット(図示せず)
に差し込まれて使用される。そして、、この実施例にお
けるプログラムカートリッジ2内には、ROM20とR
AM21およびこの発明の特徴とするデータのデコーダ
回路23が備えられている。ROM20には、この実施
例においては、圧縮されていないゲームのプログラムと
画像データなどの圧縮データが書き込まれている。ま
た、RAM21には、例えばゲームの途中経過やゲーム
スコアの結果を格納するために用いられ、バッテリ22
にてバックアップされている。
【0037】このデコーダ回路23は、入力されたデー
タをそのまま出力するスルーモードと入力された圧縮デ
ータをリアルタイムにデコードして出力するデコードモ
ードを切り替えて出力することができる。すなわち、こ
のデコーダ回路23はROM20からのデータをそのま
まアクセスし、ゲーム機本体1のシステムバス15に出
力するスルーモードと、ROM20から読み出した圧縮
データをデコードしてゲーム機本体1のシステムバス1
5に出力するデコードモードと、がCPU10のアクセ
スにより切り替えることができるように構成されてい
る。
【0038】次に、この発明のデコーダ回路の第1の実
施例を図2に従い説明する。図2は、このデコーダ回路
23の内部ブロック図である。
【0039】この図において、230は、圧縮されたデ
ータをデコードするデコーダ、231は、デコーダ23
0がROM20に格納された圧縮データを読み込むため
のアドレスを発生するアドレス発生回路、232は、C
PU10から自由にアクセスできる小容量のRAMで、
常にデコーダ回路23の外部からアクセスできるように
なっている。
【0040】233は、上記RAM232のRAMアド
レスをROMアドレス空間の任意のアドレスにマッピン
グするためのマッピング回路、234は、圧縮データの
最初のアドレスを格納する領域や、コントロールレジス
タ領域、ステータスレジスタ領域などを備えた内部レジ
スタで常に外部よりアクセスが可能になっている。
【0041】235は、このデコーダ回路23の全体を
制御するコントロール回路、236は、デコードを開始
してからのデータ転送量をカウントする転送量カウン
タ、237は、予め設定された転送量にカウンタ236
のカウント値が一致し、デコードが終了することを検出
する終了検出回路である。
【0042】238は、ROM20やバッテリバックア
ップされたRAM21のチップセレクトを出力するアド
レスデコーダ回路である。239は、マルチプレクサで
構成されるアドレス切り替え回路であり、デコーダ23
0からの出力に基づきデコーダ230へROM20から
のデータを読み出すためにアドレス発生回路231から
出力されるアドレス出力とシステムバス15のシステム
アドレスバスからの出力を選択してROM20のROM
アドレスバスに供給する。
【0043】240は、マルチプレクサで構成されるデ
ータ切り替え回路であり、ROM20からのデータと内
部RAM232からのデータとデコーダ230からのデ
ータと内部レジスタ234のデータを選択してシステム
バス15のシステムデータバスに出力する。241は、
システムデータバスへのI/Oの切り替えバッファ回路
である。
【0044】さて、この実施例においては、電源投入後
は、デコーダ回路23はROM20からのデータをその
ままアクセスできるスルーモードの状態になっている。
この時、デコーダ回路23の内部のアドレス切り替え回
路239はシステムバス15のシステムアドレスバスか
ら転送されるアドレスを選択してROM20に供給して
いる。また、データ切り替え回路240は、ROM20
のデータもしくは内部RAM232のデータをシステム
バス15のシステムデータバスに出力する。この状態で
はCPU10から見ると通常のメモリアクセスができる
状態である。
【0045】次に、ROM20に格納された圧縮データ
のデコード動作について述べる。ゲーム機本体1のCP
U10は、初期化ルーチンでDMA転送のための処理プ
ログラムをROM20から読み出し、そのプログラムを
デコーダ回路23の内部RAM232に書き込み、そし
て、更にそのプログラムをROMアドレスの任意のアド
レスにマッピングするためにデコーダ回路23の内部レ
ジスタ234にアドレスを書き込んでおく。
【0046】この処理プログラムは、図4に示したフロ
ーチャートのようになる。そして、デコードデータのD
MA転送処理はこの処理プログラムにより行われる。
【0047】この処理プログラムは、デコード動作を開
始すると、まず、デコーダ230のセットを行い、デコ
ーダ回路23の内部レジスタ234にスタートアドレス
を書き込む(ステップS1)。そして、デコーダのデコ
ードをスタートし、内部レジスタ234にデコーダスタ
ートビットをたてると共に、転送量をセットする(ステ
ップS2)。
【0048】続いて、DMAコントローラ11の設定を
行い、スタートアドレスと転送量をセットする(ステッ
プS3)。そして、デコードデータがOKか否か判断し
(ステップS4)、デコードデータがOKになると、D
MAを開始し(ステップS5)、DMAの停止が確認さ
れると、このプログラムの処理が終了する(ステップS
6)。
【0049】図3に内部RAM232のマッピング状態
の変化を示す。内部RAM232の変更前のアドレス領
域は(a)に示すアドレスマップのようになっており、
処理プログラムはプログラム領域内の一部にあり、これ
を内部RAM232の領域にコピーする。そして、デコ
ーダ回路23にデータを設定して、この内部RAM23
2のアドレス領域を元のコピーしたアドレスにマッピン
グさせる。(b)はマッピングを行った後のアドレスマ
ップである。
【0050】これは、ROM20に格納された圧縮デー
タのデコードを開始すると、デコーダ回路23から読み
出されるデータはデコードされたデータのみでROM2
0上のプログラムをアクセスすることができなくなるの
で、処理プログラムを別の領域に移してCPU10のプ
ログラムのアクセスができるようにするためである。な
お、デコーダ回路23に内部RAM232がない場合に
は、ワークRAM12にこの処理プログラムをコピー
し、このワークRAM12上で処理プログラムを動作さ
せる必要がある。
【0051】デコーダ回路23の内部RAM232にプ
ログラムがある場合、CPU10はデコーダ回路23が
デコードモードになった後も内部RAM232からイン
ストラクションフェッチを行えるため、見かけ上ROM
20からインストラクションをフェッチしているのと変
わらないことなる。
【0052】次に、処理内容について述べる。まずCP
U10はデコーダ回路23の内部レジスタ234にデコ
ードする圧縮データの先頭アドレスとデータの転送量を
書き込み、次にデコーダ回路23の内部レジスタ234
のコントロールレジスタ領域にデコードの開始ビットを
書き込んでデコードの開始を指示する。そして、DMA
コントローラ11の設定を行う。
【0053】デコーダ回路23は、デコードを開始して
デコードデータを連続して出力できるようにするために
はある程度の時間が必要となる。そのため、DMA転送
を開始する前には、デコーダ230のデコードデータの
出力準備が整っているかを内部レジスタ234のステー
タスレジスタ領域を読み込み確認する必要がある。準備
できていればDMA転送開始をゲーム機本体1のDMA
コントローラ11に指示する。但し、デコード指示から
DMA開始までの時間がデコーダ回路23のデータ出力
準備が十分にできる時間であればステータスの確認は不
要になる。
【0054】デコーダ回路23では、デコードを開始す
るとデコードモードにはいる。デコーダ回路23内部の
アドレス切り替え回路239はアドレス発生回路231
からのアドレス出力を選択してROMアドレスとしてR
OMアドレスバスに供給する。また、データの切り替え
回路240はデコーダ230からの出力データか内部R
AM232のデータを選択して外部のシステムバス15
のシステムデータバスに出力する。
【0055】アドレス発生回路231は、先に書き込ま
れた圧縮データの先頭アドレスとデコーダ230からの
指示に従いアドレスをインクリメントさせていく。デコ
ーダ230はアドレス発生回路231を用いてROM2
0から圧縮データを読み込み、データのデコードを行
う。デコードしたデータの出力準備ができると、準備が
整っていることを示すステータスビットをセットする。
DMA転送が開始されると、デコーダ回路23はデータ
のリード信号により外部のシステムバス15のシステム
データバスへデータを出力していく。データの転送量は
転送量カウンタ236によりカウントされる。この転送
量カウンタ236はデコード開始時にリセットされる。
【0056】終了検出回路237は、内部レジスタ23
4に書き込まれた転送量と転送カウンタ236の値から
転送終了の検出を行う。終了の検出が行われると、コン
トロール回路235はデコードモードを終了させ、デー
コド回路23をスルーモードに戻す。
【0057】設定されたデータを転送し終えると、DM
A転送は終了する。DMA転送終了後、処理プログラム
はDMA転送の終了確認を行い処理プログラムより抜け
る。なお、DMA転送終了の確認は必ずしも必要なもの
ではない。
【0058】上記実施例においては、プログラムカート
リッジ2内にデコーダ回路23を設けているので、プロ
グラムカートリッジ2からゲーム機本体1内に転送され
るデータは圧縮データをデコードしたデータであり、デ
ータを圧縮していない通常のROMからの転送と全く同
じようにできる。従って、ゲーム機本体1の構成は従来
の構成と同じもので、圧縮データをワークRAMに転送
する時間やデコードの時間を全く無視できるようにな
り、画像の表示などに遅延を来すことなくスムーズな画
像表示が可能となる。
【0059】また、プログラムカートリッジ2から読み
出されるデータは、圧縮データをデコードしたデータで
あるので、アドレスとデータが一致せず、このプログラ
ムカートリッジ2を読み出すことでソフトコピーを行う
ことができなくなり、違法コピーを防止することができ
る。
【0060】次に、この発明のデコーダ回路の第2の実
施例を図5に従い説明する。図5は、デコーダ回路23
の第2の実施例を示す内部ブロック図である。
【0061】前述した第1の実施例と同様に、アドレス
発生回路231にて発生されたアドレスに従いROM2
0から圧縮されたデータが読み出される。読み出された
圧縮データは、FIFOメモリ242に格納される。こ
のFIFOメモリ242に格納された圧縮データがデコ
ーダ230に与えられ、デコーダ230にて、圧縮デー
タを伸張する。
【0062】この第2の実施例におけるデコーダ回路2
3は、CPU10より、ROM20に格納され圧縮され
たデータをアクセスし、そのデータを伸張してゲーム機
本体1にDMA転送する。このデコーダ回路23におい
ては、CPU10よりDMAを行うためのROM20の
転送元アドレスデータがシステムデータバスからアドレ
スレジスタ群243に与えられ、書き込まれる。このア
ドレスレジスタ群243はDMAチャネル毎の転送元ア
ドレスを書き込むように複数のレジスタで構成され、マ
ルチプレクサ243aを介して、転送元アドレスがアド
レス発生回路231に与えられる。
【0063】同じくCPU10により、DMAの転送量
がシステムデータバスから内部レジスタ群244に与え
られ、書き込まれる。このアドレスレジスタ群244は
DMAチャネル毎の転送量を書き込むように複数のレジ
スタで構成され、マルチプレクサ244aを介して、転
送量が終了検出回路237に与えられる。
【0064】デコードを開始してからのデータの転送量
は転送量カウンタ236でカウントされ、そのカウント
値が終了検出回路237に与えられる。この終了検出回
路237はレジスタ群244より与えられた転送量とカ
ウンタ237のカウンタ値が一致したときにデコードが
終了したことを検出する。
【0065】上述したこのレジスタ群243、244の
各レジスタは外部すなわち、ゲーム機器本体1のDMA
コントローラ11の転送元アドレスレジスタ、転送量レ
ジスタと同じアドレスに設定され、書き込み動作のみが
行えるものである。
【0066】更に、この第2の実施例においては、ゲー
ム機本体1のCPU10から与えられるシステムアドレ
スバスのバス動作からDMA動作の検出をしたり、メモ
リサイクル毎に指定されたアドレスかどうかを検出する
バス動作検出回路245を有する。
【0067】次に、図5に示すこの発明の第2の実施例
のデコーダ回路の動作を説明する。
【0068】ゲーム機本体1のCPU10は、伸張動作
を使ってROM20に格納された画像データをDMA動
作で転送するために、図6に示す初期設定を行う。
【0069】まず、複数のDMAチャネルの中で伸張動
作を行うDMAチャネルをデコーダ回路23の内部レジ
スタ234に設定する(ステップS10)。この設定
は、常に設定する必要はなく変更があるときのみ行えば
よい。
【0070】その後、DMAコントローラ11に転送元
アドレス、転送先アドレス、転送量を設定する。このと
き、デコーダ回路23の転送元アドレスレジスタ群24
3と転送量レジスタ群244には、DMAコントローラ
11に設定したと同じデータが書き込まれる(ステップ
S11)。また、通常のDMA転送では転送元アドレス
は、インクリメントかディクリメントを行うが伸張動作
を行うDMAチャネルの転送元アドレスはインクリメン
トもディクリメントもせずに固定動作となるようにDM
Aコントローラ11を設定する。
【0071】ところで、単一のDMA動作のみをサポー
トするのであれば、デコーダ回路23の内部には転送元
アドレスレジスタと転送量レジスタが各1つあればよ
い。また、転送元アドレス、転送量データを設定するア
ドレスが同一の場合も考えられるが、DMAの設定を決
められた手順で行うようにすれば、転送元アドレス、転
送量データも自動的にデコーダ回路23で検出して自動
的に取り込むように構成することも可能である。
【0072】続いて、CPU10はDMAコントローラ
11にDMA動作の開始を指示する(ステップS1
2)。この実施例においては、CPU10は複数のDM
Aチャネルに動作開始を指示することができる。複数の
DMAチャネルには伸張動作でのDMA動作と通常のD
MA動作が混在してもよい。また、DMAコントローラ
11はDMA動作開始を指示されるとCPU10にバス
の明け渡しを要求し、CPU10からバスを明け渡され
るとDMAの動作を開始する。DMA動作は、CPU1
0のDMAコントローラ11への動作開始コマンドの書
き込みから常に一定のシーケンスを経て開始される。デ
コーダ回路23は、このDMAコントローラ11への動
作開始指示を接続されているバス動作から検出してDM
A動作とそのチャネルを予め検出する。この検出は、D
MAの動作開始を指示する特定アドレス、例えば、DM
Aコントローラ11のコントロールレジスタへの書き込
みと書き込まれたデータから行うことができる。
【0073】この特定アドレスがない場合は、予め定め
られた設定のシーケンスから検出が可能となる。このと
き、もし、動作するDMAチャネルがすべて伸張動作に
設定されていないチャネルの場合には、デコーダ回路2
3は何も動作しない。
【0074】図7にこの第2の実施例のデコーダ回路を
用いたDMA動作開始のタイミングチャートを示す。
【0075】この図において、「アドレスイネーブル信
号」は「Low」の時アドレスバスのデータが有効であ
ることを示す。「デコーダ回路からのアドレス出力」は
デコーダ回路23に接続されたROM20へのアドレス
を示し、「デコーダ入力データ」はそのROM20から
の入力データを示す。
【0076】このタイミングチャートでは、DMAコン
トローラ11へDMAの動作開始を設定した後、1サイ
クルのインストラクションフェッチが入りその後にDM
A動作になっている。このインストラクションフェッチ
は、システムによって異なり無い場合も考えられる。
尚、この図において、矢印は外部のシステムアドレスバ
スからのアドレスによる出力期間、破線矢印は内部のア
ドレス発生回路231のアドレスによる出力期間を示
す。
【0077】この第2の実施例におけるデコーダ回路2
3の動作につき説明する。このデコーダ回路23は、最
初のDMAコントローラ11への動作開始コマンドの書
き込みにより、伸張動作のDMA動作を検出すると、複
数のDMAチャネルの中で予め設定されている優先順位
で最も高い優先順位の伸張動作のDMAチャネルに対応
した転送元アドレスを転送元アドレスレジスタ群243
からマルチプレクサ243aを介してアドレス発生器2
31へ与え、アドレス発生器231のアドレスを設定
し、デコード動作を開始する。また、転送量レジスタ群
244からの出力も、予め設定されたDMAチャネルの
中で最も高い優先順位の伸張動作のDMAチャネルに対
応したレジスタの出力となる。
【0078】更に、DMA動作に入った直後に、アドレ
ス発生器231からのアドレスを使ってROM20から
圧縮データを読み込み、そのデータをFIFOメモリ2
42に書き込む。デコーダ230はFIFOメモリ24
2からデータを読み込み、デコードする。その後は、R
OM20へのアドレス出力は外部のシステムアドレスバ
スからのアドレスがそのままROM20に出力されるス
ルーモードに戻る。
【0079】そして、DMA動作のリードサイクルの始
めにバス動作検出回路245にてアドレスをチェック
し、それが予め設定された伸張動作のDMAチャネルの
転送元アドレス、つまり、DMA動作開始時の転送元ア
ドレスレジスタ群243から選択されたアドレスであれ
ば、データ切り替え回路240はデコーダ230からの
データを選択しデコードされたデータを出力する。それ
と同時にアドレス発生器231からのアドレスでROM
20から次の圧縮データを読み込むという動作を行う。
【0080】また、アクセスサイクルのアドレスが期待
するアドレスと違うときには、外部のシステムアドレス
バスがそのままROM20に出力され、データ切り替え
回路240はROM20からのデータを選択し、ROM
20からのデータがシステムデータバスへ出力されるス
ルーモードとなり、ゲーム機本体1はROM20からの
データを読み込むことができる。そのため、最初のDM
A動作が通常の伸張動作を行わないDMA動作の場合に
も、デコーダ回路23のデコード動作は一時中断され、
スルーモードでのDMA動作が行われる。
【0081】終了検出回路237は、転送量カウンタ2
36の値と転送量レジスタ群244からの値が一致して
いることを検出して現在のDMAチャネルのデコード動
作の終了を判断する。
【0082】前述した第1の実施例のデコーダ回路で
は、ROM20に格納された圧縮データのデコードを開
始すると、デコーダ回路23から読み出されるデータは
デコードされたデータのみでROM20上のプログラム
をアクセスすることができなくなるので、処理プログラ
ムを別の領域に移してCPU10のプログラムのアクセ
スができるようにするために、デコーダ回路23に内部
RAM232を設け、内RAM232にこの処理プログ
ラムをコピーし、内部RAM232からインストラクシ
ョンフェッチを行うように構成していたが、この第2の
実施例のデコーダ回路では、DMA動作のリードサイク
ルの始めにアドレスをチェックし、デコードモードとス
ルーモードを切り替えることができるので、ROM20
内の処理プログラム等をデコーダ回路23内にコピーす
る必要はない。
【0083】また、この方法は、ソフトがその動作開始
を制御しないDMA動作に対応することもできる。ソフ
トが動作開始を制御しないDMA動作では、例えば、N
TSC,PALなどの画像信号の水平同期信号毎に表示
のパラメータをPPU13へ転送するときのDMA動作
がある。このDMA動作では、水平同期信号毎にDMA
動作が起動され、ソフトにより起動されるDMA動作よ
り優先順位が高く他のDMA動作を一時中断して動作が
行われる。
【0084】このデコーダ回路23では、このような優
先順位の高いDMA動作が起こった場合、DMA動作の
データアクセスサイクル時のアドレスをチェックしてい
るため、予め設定されたアドレス以外ではスルーモード
でのアクセスを行うことができる。
【0085】上記動作のタイミングチャートを図8に示
す。このタイミングチャートでは、最初は伸張動作のD
MA動作サイクルがあり、その後DMA動作が一時中断
され別の優先順位の高いDMA動作が開始されている。
2番目のDMA動作ではすべてスルーモードでのアクセ
スとなっている例を示している。バス動作検出回路24
5がアクセスサイクルのアドレスが期待するアドレスと
違うときには、データ切り替え回路240はROM20
からのデータを選択するモードとなり、ROM20から
のデータがシステムデータバスへ出力される。
【0086】上記動作において、前述したように、デコ
ード回路23の終了検出回路237は、転送量カウンタ
236の値と転送量レジスタ群244からの値が一致し
ていることを検出して現在のDMAチャネルのデコード
動作の終了を判断する。
【0087】そして、デコーダ回路23は、設定された
転送量のデータをデコードし終えるとFIFOメモリ2
42をリセットし、次に優先順位の高い伸張動作のDM
Aチャネルの転送元アドレスを検出してアドレス発生器
231に設定し、ROM20から圧縮データを読み込
み、FIFOメモリ242へ書き込む。また、転送量レ
ジスタ群244からの出力も、設定されたDMAチャネ
ルの中で次に優先順位の高い伸張動作を伴うDMAチャ
ネルに対応したレジスタの出力となる。
【0088】デコーダ230は、FIFOメモリ242
からデータを読み込み、デコードを行う。FIFOメモ
リ242がFULLの状態になれば、DMA動作でデコ
ードデータが読み出されるときに同時に行われるROM
20からの圧縮データの読み込みは行われない。このよ
うにして、伸張動作を行うDMAチャネルの動作がすべ
て終了すればデコーダ回路23はデコード動作を終了す
る。
【0089】また、DMAチャネルが1つで、DMA動
作中に他のDMA動作が挿入されることがない場合に
は、DMA動作中にアドレスをチェックしてスルーモー
ドでのアクセスのタイミングを確保する必要はないの
で、DMA動作中のアドレスを固定動作とする必要はな
い。
【0090】前記した実施例では、DMA動作が開始さ
れた後に、ROM20から圧縮データを読み込んで伸張
動作を行いDMA動作を行っているが、DMA動作が開
始されて圧縮データを読み込みデータを伸張し出力する
までに時間的な余裕がない場合が考えられる。この場合
は、予めROM20から圧縮データを読み込んでデータ
を伸張しておく必要がある。予めROM20から圧縮デ
ータを読み込んでデータを伸張するように構成したこの
発明のデコーダ回路23の第3の実施例を図9に示す。
【0091】図10に初期設定フローを示し、図11に
この実施例のタイミングチャートを示す。
【0092】図9に示すように、この実施例では、第2
のアドレス発生回路246と、このアドレス発生回路2
46とアドレス発生回路231からのアドレスを選択し
て、アドレス切り替え回路239に与えるマルチプレク
サ250と、ROM20からのデータを格納するデータ
レジスタ247が設けられている。
【0093】この第3の実施例の動作につき説明する。
まず、初期設定動作につき説明する前記第2の実施例と
同じく、複数のDMAチャネルの中で伸張動作を行うD
MAチャネルをデコーダ回路23の内部レジスタ234
に設定する(ステップS15)。この設定は、常に設定
する必要はなく変更があるときのみ行えばよい。
【0094】続いて、CPU10はDMAコントローラ
11に転送元アドレス、転送先アドレス、転送量を設定
する(ステップS16)。このとき、デコーダ回路23
の転送元アドレスレジスタ群243と転送量レジスタ群
244には、DMAコントローラ11に設定したと同じ
データが書き込まれる。前述した実施例と同様に、通常
のDMA転送では転送元アドレスは、インクリメントか
ディクリメントを行うが伸張動作を行うDMAチャネル
の転送元アドレスはインクリメントもディクリメントも
せずに固定動作となるようにDMAコントローラ11が
設定される。
【0095】そして、ROM領域以外のデータをアクセ
スし(ステップS17)、CPU10はDMA動作の開
始を指示する(ステップS18)。
【0096】このデコード回路の動作は、まず、上記し
たように、CPU10はDMAコントローラ11に転送
元アドレス、転送先アドレス、転送量を設定する。この
とき、デコーダ回路23の転送元アドレスレジスタ群2
43と転送量レジスタ群244には、DMAコントロー
ラ11に設定したと同じデータが書き込まれる。
【0097】次に、CPU10はこれから動作させるD
MAチャネルをデコーダ回路23の内部レジスタへ書き
込む。デコーダ回路23は、この動作予定のDMAチャ
ネルの中に伸張動作のDMAチャネルがあれば、デコー
ド動作を開始し、伸張動作のDMAチャネルの中で優先
順位の高いDMAチャネルに対応する転送元アドレスを
転送元アドレスレジスタ群243から選択しスタートア
ドレスをアドレス発生器231に設定する。また、次に
優先順位の高い伸張動作のDMAチャネルの転送元アド
レスを転送元アドレスレジスタ群243から選択しスタ
ートアドレスを第2のアドレス発生回路246に設定す
る。もし、動作予定のDMAチャネルの中に伸張動作の
DMAチャネルがなければデコード動作は開始せずに何
も行わない。また、伸張動作のDMAチャネルが1つで
あれば、第2のアドレス発生回路246には何も設定さ
れない。
【0098】次に、CPU10は予め設定されたデコー
ダ回路23に接続されたROMアドレス領域とは異なっ
たアドレス領域を必要な回数アクセスする。図11に示
した実施例のタイミングチャートでは、ROM以外の領
域を1回読み込んでいるがこれはシステムによって異な
る。CPU10がこのROMアドレスとは異なったアド
レス領域をアクセスするとき、デコーダ回路23はアド
レス発生回路231を使用してROM20から圧縮デー
タを必要な分読み込み、データのデコードを開始する。
読み込まれた圧縮データをデコードできるところまで行
い、入力されたデータをデコードするとデコード動作は
次のデータが入力されるまで一時動作が中断される。
【0099】そして、デコーダ回路23はDMA動作を
検出すると、DMA動作に入った直後に、アドレス発生
回路231からのアドレスを使ってROM20から圧縮
データを読み込みデータをFIFOメモリ242に書き
込む。この圧縮データの読み込みは、DMA動作の開始
指示からDMA動作までの時間が短い場合には、この動
作ができない場合も考えられるが、その場合には、事前
にROM20のデータを必要な個数読み込んでおく必要
がある。
【0100】デコーダ230はFIFOメモリ242か
らデータを読み込み、デコードを再開する。その後は、
ROM20へのアドレス出力は内部のアドレス発生回路
231からの出力と外部のアドレスバス出力に戻る。そ
して、DMA動作のリードサイクルが始まるとアドレス
をチェックしそれが予め設定された伸張動作のDMAチ
ャネルの転送元アドレスであればデータ切り替え回路2
41はデコーダ230からのデータを選択しデコードさ
れたデータを出力する。それと同時に、ROM20への
アドレス出力はアドレス発生回路231からの出力とな
り、ROM20から次の圧縮データを読み込むという動
作を行う。この動作は繰り返し行われる。
【0101】動作中に内部のFIFOメモリ242がF
ULL状態になると、デコーダ回路23はROMアクセ
スの時、第2のアドレス発生回路246を使用してRO
M20から圧縮データを読み込み、そのデータをデータ
レジスタ247へ書き込む。そして、このデータレジス
タ247のデータがFULLになるとデータレジスタ2
47への書き込み動作は終了する。このデータレジスタ
247のデータは、次のDMAチャネルの伸張動作を伴
うDMA動作が開始される前に予めデコードされたデー
タを準備するために必要となる。
【0102】デコーダ回路23は設定された転送量のデ
ータをデコードし終えるとFIFOメモリ242をリセ
ットし、第2のアドレス発生回路246の現在のアドレ
スを第1のアドレス発生回路231に設定する。転送量
レジスタ群244からの出力は、設定されたDMAチャ
ネルの中で次に優先順位の高い伸張動作を伴うDMAチ
ャネルに対応したレジスタの出力となる。そして、次の
ROMデータ読み込みタイミングでは、第1のアドレス
発生回路231からアドレスを発生し、FIFOメモリ
242へデータを読み込む。
【0103】デコーダ回路23が設定された転送量のデ
ータをデコードし終えた時点では、まだ、現在のDMA
チャネルの動作が続いている。ところが、現在の伸張動
作を伴うDMA動作と次の伸張動作を伴うDMA動作の
間の時間が短い場合には、次の伸張動作を伴うDMA動
作が開始される前に圧縮データを読み込み、データをデ
コードしておく必要がある。
【0104】そのため、まず、デコーダ回路23はデー
タレジスタ247に予め読み込んでおいた圧縮データを
読み込みデコードを行う。データレジスタ247のデー
タをすべてデコードし終えると、デコーダ230はFI
FOメモリ242から圧縮データを読み込みデコードを
行う。
【0105】FIFOメモリ242がFULL状態にな
れば、DMA動作中にデコードデータが読み出されると
きに同時に行われるROM20からの圧縮データの読み
込みは行われない。このようにして、伸張動作を行うD
MAチャネルの動作がすべて終了すればデコーダ回路2
3はデコード動作を終了する。
【0106】この実施例では、伸張動作を伴うDMA動
作の開始前にデコーダ回路23の動作を開始し、予め非
ROM領域をアクセスすることで、圧縮データの先読み
を行いDMAアクセスが開始される前にデータを準備す
ることができる。また、デコーダ回路23の内部に、先
読み用のアドレス発生回路と先読みデータの格納のため
のレジスタを設けることにより、1つのDMAチャネル
のデコード動作中、内部FIFOメモリ242がFUL
Lの状態のときに次のDMA動作のための圧縮データを
先読みしておくようにしておき、現在のチャネルのデコ
ード動作が終了すると次のDMA動作のためのデコード
動作を行うことで、連続したチャネル動作の移行間隔が
短く、デコード準備ができない連続したDMA動作にも
対応できる。
【0107】次に、この発明のデコーダ回路の第4の実
施例を図12に従い説明する。第4の実施例では、図1
2に示すように、前記した図9に示す実施例のデータレ
ジスタ247の代わりに、第2のFIFOメモリ248
を使用したものである。これは、デコード動作中に第1
のFIFOメモリ242がFULL状態の時には、第2
のFIFOメモリ248に次のDMA動作のための圧縮
データを読み込んでおき、次のチャネルのDMA動作が
始まると、第2のアドレス発生回路246をそのまま使
用して、第2のFIFOメモリ248に圧縮データを書
き込み、デコーダ230は第2のFIFOメモリ248
からデータを読み込みデコード動作を行い、第2のFI
FOメモリ248がFULLの状態の時には、第1のア
ドレス発生回路231を使用して次のデコード動作のた
めの圧縮データを読み込み、第1のFIFOメモリ24
2へ書き込むことを行う。
【0108】このように、この第4の実施例では、第1
のアドレス発生回路231、第1のFIFOメモリ24
2と第2のアドレス発生回路246、第2のFIFOメ
モリ248を交互に使用することで、内部の制御を容易
にすることができる。
【0109】上述した各実施例の場合は、DMA動作に
対応するものであったが、これは、通常のCPUのアク
セスの場合にも適用できる。通常のCPUのアクセスの
場合にも適用した第5の実施例を図13に従い説明す
る。
【0110】この図13に示すように、この第5の実施
例においては、圧縮データの開始アドレスを設定するス
タートアドレスレジスタ250を設け、このスタートア
ドレスレジスタ250に、CPU10よりDMAの転送
スタートアドレスを書き込む。このスタートアドレス2
50よりアドレス発生回路231にスタートアドレスが
与えられるように構成されている。そして、CPU10
がアクセスする場合、転送量はソフトで管理できるため
終了検出のための回路は使用していない。もちろん、他
の実施例のように転送量を回路で監視しデコード動作を
自動的に終了することもできる。
【0111】図14にCPU10のデータ読み込み動作
フローを示す。CPU10はデコードデータを読み込む
場合、まず、圧縮データの先頭アドレスをデコーダ回路
23のスタートアドレスレジスタ250へ書き込み(ス
テップS20)、次にデコードのスタートをデコーダ回
路23に指示する(ステップS21)。
【0112】デコーダ回路23はデコード動作を開始し
て、アドレス発生回路231にスタートアドレスレジス
タ250の値をセットし、CPU10がROM20以外
の領域をアクセスするのを監視する。CPU10は、デ
コードデータを読み出す前に、ROM20以外の領域を
アクセスする(ステップS22)。
【0113】デコーダ回路23は、そのアクセスが検出
されるとROM20からアドレス発生回路231を使用
し、圧縮データを読み込みFIFOメモリ242に書き
込む。デコーダ230はFIFOメモリからデータを読
み込みデコードを行う(ステップS23)。この時、C
PU10は、デコードデータが用意できる一定時間後に
データの読み込みを開始する。デコードデータの読み込
みを行うまでCPU10の動作の制限は何もない。
【0114】このデータの読み込みアドレスは、最初に
設定した、スタートアドレスからのみ行う。デコーダ回
路23は、デコード動作が開始されると常にこのアドレ
スをチェックし、スタートアドレスレジスタに書き込ま
れたアドレスの時にデコードデータを出す。このため、
CPU10はデコード動作期間においてもデコードされ
たデータ以外のROMアドレスを自由にアクセスでき
る。必要なデータ量をCPU10が読み終えるとCPU
10はデコード動作を停止させる。このデコーダ回路2
3の場合には、通常のアクセスは問題なくできるため、
デコード動作の停止は行わず、新たにスタートアドレス
を設定するとデコード動作が再スタートするようにして
もよい。このようにすれば、デコード動作の停止という
動作を省略することができる。
【0115】これまでの実施例では、DMA動作を検出
する前もしくはCPUデコードデータのアクセス前に圧
縮データを先読みし、デコード動作をある程度行ってか
らDMA動作、もしくはCPUのアクセスでデータを出
力するようにしていたが、伸張したデータをデコードし
て出力するのに、事前の圧縮データの読み込みやデコー
ドする時間がない場合もある。この解決方法として、以
下のDMA動作を使用するデコーダ回路23の第6の実
施例を図15に従い説明する。
【0116】図15に示すように、この第6の実施例は
図5に示す第2の実施例の構成に、ROMデータバスの
出力を2バイトデータから1バイトを選択し出力するデ
ータ切り替え回路249を設けている。
【0117】この実施例において、初期設定は、DMA
コントローラ11の動作設定のみとなる。圧縮データは
図17のような構成になっており、最初の1バイト目と
3バイト目は、圧縮されていないデータでその後は圧縮
されたデータが最後まで続く。また、前提条件としてデ
コーダ回路23がROM20からDMAアクセスサイク
ル毎に読み込むデータ量が、デコーダ回路23からDM
Aサイクル毎に読み出されるデータ量に比べて大きいこ
とが必要である。例えば、DMA動作で1バイト毎に転
送しているとき、デコーダ回路23は1.5〜2バイト
のデータをROM20から読み込めるといったことであ
る。この実施例の場合、ROM20のデータバス幅は2
バイトでシステムデータバスのバス幅は1バイトとす
る。
【0118】CPU10がDMAコントローラ11へ転
送元アドレス、転送先アドレス転送量が設定されると、
デコーダ回路23にも、DMAチャネルに対応した同じ
内容の転送元アドレス、転送量が転送元レジスタ群24
3と転送量レジスタ群244に設定される。それから、
CPU10はDMA動作開始をDMAコントローラ11
に指示しDMA動作を開始する。この動作のタイミング
チャートを図16に示す。
【0119】デコーダ回路23は、バスの動作からDM
A動作を検出する。デコーダ回路23は、まず設定され
た転送元アドレスをアドレス発生回路231に設定し、
ROM2から2バイトの圧縮データを読み込む。このデ
ータの2バイト目はFIFOメモリ242へ書き込ま
れ、デコーダ230がこのデータを読み込みデコードを
行う。最初の1バイト目は、データの切り替え回路24
8を通してシステムバスに出力される。
【0120】次のDMAサイクルでは、3、4バイト目
のデータが読み込まれ、3バイト目はデータの切り替え
回路248を通して2バイト目のデータとしてシステム
バスに出力される。そして、FIFOメモリには4、5
バイト目の圧縮データが書き込まれる。このときデコー
ダ回路には、次のDMAサイクルに出力するデータが準
備できるため、3回目移行のDMAアクセスサイクルで
は、デコーダ230からのデコードデータを出力する。
【0121】このように、この実施例では、デコードデ
ータの読み込みが始まった時点からデコード動作を開始
できるため、使用方法が非常に簡単になる。ただ、圧縮
データの構成でオリジナルデータの量はシステムによっ
て異なり、実施例は、その一例を示したにすぎない。ま
た、この実施例も、DMA動作に行うものであったが、
これは通常のCPUからのアクセスにおいても適用でき
ることは、前に記述した通りである。
【0122】図18にこの発明の他の実施例を示す。上
記した実施例は、プログラムカートリッジ2にデコーダ
回路23を備えているのに対して、この実施例では、ゲ
ーム機本体1内にこの発明の特徴とするデコーダ回路2
3を設けている。すなわち、プログラムカートリッジ2
は、従来例と同じくROM20とバッテリ22でバック
アップされたRAM21で構成されている。そして、ゲ
ーム機本体1のDMAコントローラ11により、ROM
20からデコーダ回路23にプログラムデータ並びに圧
縮データが転送される。このデコーダ回路23の構成は
前述した実施例と同様に構成されており、入力されたデ
ータをそのまま出力するスルーモードと入力された圧縮
データをリアルタイムにデコードして出力するデコード
モードを切り替えて出力することができる。すなわち、
このデコーダ回路23はROM20からのデータをその
ままアクセスし、システムバス15に出力するスルーモ
ードと、ROM20から読み出した圧縮データをデコー
ドしてシステムバス15に出力するデコードモードと、
がCPU10のアクセスにより切り替えらるものであ
る。
【0123】なお、デコーダ回路23自体の構成は、前
述の各実施例と同様のものが適用できるので、説明の重
複を避けるために、ここではその説明を省略する。
【0124】このように、ゲーム機本体1にこの発明の
特徴とするデコーダ回路23を内蔵すると、プログラム
カートリッジ2自体は従来例と同じ構成で良いので、プ
ログラムカートリッジ2は、前述した実施例より安価に
提供することができる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧縮データをデコードしたデータを連続して転送す
る場合、通常のROMからの転送と全く同じようにでき
るため、圧縮データをワークRAMに転送する時間やデ
コードの時間を全く無視できるようになり、画像の表示
などに遅延を来すことなくスムーズな画像表示が可能と
なる。
【0126】また、デコードに時間がかかり、圧縮した
データをしようできなかった画像データにおいてもデー
タの圧縮が可能となり、ROMの容量の削減を大幅に行
うことができる。
【0127】更に、デコーダ回路へ転送量を設定しない
場合、所定のデータを転送した後、デコーダ回路へデコ
ードモードの終了を知らせ、スルーモードに戻す必要が
あるが、最初に転送量のみを設定しておけば、データ転
送終了後の走査を行うことなく自動的にモードを変更す
ることができる。
【0128】デコーダ回路の内部にRAMを持ち、その
RAMのアドレスマップをROMアドレス上に置けるた
め、デコードモード時のインストラクションアクセスが
見かけ上ROMから行っていることと同等となり、ワー
クRAM上でのプログラムを走らせる必要がなくなり、
プログラムの構成が複雑になることを防止できる。
【0129】また、この発明のデコ−ド回路では、デコ
ード動作を行う場合にDMA設定のプログラムをデコー
ダに接続されたメモリ以外で走らせる必要が無く、DM
A動作の設定とデコード指示を行うのみで、容易にデコ
ードされたデータをDMA転送することができる。
【0130】また、デコード動作中には、指定されたア
ドレス以外ではスルーモードのアクセスとなるなどデコ
ードデータ以外のアクセスにも対応できるため、例え
ば、DMA動作が行われているときに別の優先順位の高
いDMAが発生しても、伸張動作を伴うDMA動作と通
常のDMA動作を混在して連続なDMA動作にも対応で
きるため、容易に使用することができるデコーダ回路を
提供することができる。
【0131】また、CPUでデコードデータをアクセス
する場合にも、そのデコーダ回路がデコード動作中にア
クセスプログラムをデコーダに接続されたメモリ以外で
走らせる必要が無く、デコード動作中のデータアクセス
制限事項がないため、ハードによるデータのデコードを
容易に使用することができ、その使用方法も容易とな
る。
【0132】さらに、デコードデータを出力する前の圧
縮データの先読みやデコードのための準備時間がとれな
いシステムでも、デコード動作を容易に行うことができ
る回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をマイクロコンピュータを使用したゲ
ーム機に適用した場合の実施例の構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図2】この発明におけるデコーダ回路の第1の実施例
を示すブロック図である。
【図3】この発明におけるデコーダ回路の第1の実施例
における内部RAMのマッピング状態の変化を示す模式
図であり、(a)は変更前のアドレスマップ、(b)は
マッピングを行った後のアドレスマップである。
【図4】この発明におけるデコーダ回路の第1の実施例
の処理プログラムを示すフローチャートである。
【図5】この発明におけるデコーダ回路の第2の実施例
を示すブロック図である。
【図6】この発明におけるデコーダ回路の第2の実施例
の処理プログラムを示すフローチャートである。
【図7】この発明におけるデコーダ回路の第2の実施例
を用いたDMA動作開始のタイミングチャートである。
【図8】この発明におけるデコーダ回路の第2の実施例
を用いたDMA動作のタイミングチャートである。
【図9】この発明におけるデコーダ回路の第3の実施例
を示すブロック図である。
【図10】この発明におけるデコーダ回路の第3の実施
例の処理プログラムを示すフローチャートである。
【図11】この発明におけるデコーダ回路の第3の実施
例を用いたDMA動作のタイミングチャートである。
【図12】この発明におけるデコーダ回路の第4の実施
例を示すブロック図である。
【図13】この発明におけるデコーダ回路の第5の実施
例を示すブロック図である。
【図14】この発明におけるデコーダ回路の第5の実施
例の処理プログラムを示すフローチャートである。
【図15】この発明におけるデコーダ回路の第6の実施
例を示すブロック図である。
【図16】この発明におけるデコーダ回路の第6の実施
例を用いたDMA動作のタイミングチャートである。
【図17】上記第6の実施例に用いられるROMの構成
を示す図である。
【図18】この発明をマイクロコンピュータを使用した
ゲーム機に適用した場合の他の実施例の構成を示す概略
ブロック図である。
【図19】従来のマイクロコンピュータを使用したゲー
ム機に適用した場合の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ゲーム機本体 2 プログラムカートリッジ 3 CRT 10 CPU 11 DMAコントローラ 12 ワークRAM 13 PPU 14 VRAM 20 ROM 21 RAM 23 デコーダ回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 H04N 5/92 H 7/24 7/13 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータをそのまま出力するス
    ルーモードと入力された圧縮データをデコードして出力
    するデコードモードを持つデコーダ回路を備え、記録媒
    体からのデータのアクセスをこのデコーダ回路を通じて
    行い、圧縮データのデータをアクセスするときは、デコ
    ーダ回路のモードをデコードモードにし、前記デコーダ
    回路から所定量のデータをアクセスした後、前記デコー
    ダ回路のデコードモードを解除し、スルーモードに戻す
    ことを特徴とするデータのデコード方法。
  2. 【請求項2】 指定されたアドレスからアドレスをイン
    クリメント又はデクリメントしてアドレスを発生するア
    ドレス発生回路と、このアドレス発生回路からのアドレ
    スで圧縮データを記録媒体から読み込み、そのデータを
    デコードして伸張したデータを出力するデコーダと、前
    記アドレス発生回路から出力されるアドレスと外部のア
    ドレスバスから出力されるアドレスのどちらかを記録媒
    体のアドレスへ出力するアドレス切り替え回路と、記録
    媒体からの出力データと、前記デコーダ回路の出力デー
    タのどちらかをデータバスへ出力するデータ切り替え回
    路と、を備えたデコーダ回路であって、前記デコーダ回
    路は、入力されたデータをそのまま出力するスルーモー
    ドと入力された圧縮データをデコードして出力するデコ
    ードモードとが切り替え可能に構成され、外部のアドレ
    スが記録媒体のアドレスとして出力されると、前記デコ
    ーダ回路はスルーモードに切り替わり、記録媒体からの
    データが外部のデータバスへ出力され、前記アドレス発
    生回路から出力されるアドレスを記録媒体のアドレスと
    して出力されると、前記デコーダ回路はデコードモード
    に切り替わり、記録媒体からの圧縮データを読み込みデ
    コードしたデータが外部のデータバスへ出力されること
    を特徴とするデータのデコーダ回路。
  3. 【請求項3】 前記デコーダ回路は、デコーダ回路から
    読み出すデータ量が予め設定され、前記デコーダ回路か
    ら設定された量のデータを読み出すとデコーダ回路のモ
    ードがデコードモードからスルーモードへ切り替わるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のデータのデコーダ回
    路。
  4. 【請求項4】 内部RAMメモリと、前記RAMメモリ
    のアドレスマップを任意に設定できるアドレスマッピン
    グ回路と、前記RAMメモリの出力データと前記記憶媒
    体からの出力データとデコーダ回路からの出力データを
    切り替えて出力するデータ切り替え回路を備えたことを
    特徴とする請求項2に記載のデータのデコーダ回路。
  5. 【請求項5】 前記デコーダ回路に、圧縮データのスタ
    ートアドレスが予め設定され、その設定されたアドレス
    の時のみデコードデータを出力すると共に記録媒体から
    圧縮データを読み込み、それ以外のアドレスでのアクセ
    スの時にはスルーモードでのアクセスとなることを特徴
    とする請求項2に記載のデータのデコーダ回路。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体に圧縮されていないデータ
    と圧縮されたデータから構成されているデータを格納
    し、圧縮データのスタートアドレスが予め設定され、そ
    の設定されたアドレスがアクセスされたときから前記の
    圧縮データを読み込みデコード動作を開始し、最初のサ
    イクルもしくは最初からの複数のデータのリードサイク
    ルでは圧縮されていないデータを出力し、適宜なリード
    サイクル後には圧縮されたデータをデコードしてデータ
    を出力することを特徴とする請求項2に記載のデータの
    デコーダ回路。
  7. 【請求項7】 指定されたアドレスからアドレスをイン
    クリメント又はデクリメントしてアドレスを発生するア
    ドレス発生回路と、このアドレス発生回路からのアドレ
    スで圧縮データを記録媒体から読み込み、そのデータを
    デコードして伸張したデータを出力するデコーダと、前
    記アドレス発生回路から出力されるアドレスと外部のア
    ドレスバスから出力されるアドレスのどちらかを記録媒
    体のアドレスへ出力するアドレス切り替え回路と、記録
    媒体からの出力データと、前記デコーダ回路の出力デー
    タのどちらかをデータバスへ出力するデータ切り替え回
    路と、前記外部のアドレスバスの動作状態を検出する検
    出回路と、を備えたデコーダ回路であって、前記デコー
    ダ回路は、DMA動作時に伸張動作を行うことが設定さ
    れ、前記検出回路が伸張動作のDMAアドレス状態を検
    出すると、前記アドレス発生回路から出力されるアドレ
    スを記録媒体のアドレスとして出力され、記録媒体から
    の圧縮データをデコードしたデータが外部のデータバス
    へ出力されるとともに、前記検出回路が伸張動作のDM
    Aアドレス状態以外の状態を検出すると、外部のアドレ
    スが記録媒体のアドレスとして出力され、記録媒体から
    のデータがそのまま外部のデータバスへ出力されること
    を特徴とするデータのデコーダ回路。
  8. 【請求項8】 外部から与えられるデコーダ回路へのデ
    コードモードの動作指示に対応して、前記検出回路が外
    部のアドレスバスの動作状態からデコーダ回路に接続さ
    れた記録媒体以外のアドレスへのアクセスサイクルを検
    出すると、前記デコーダ回路は接続された記録媒体から
    圧縮データを読み込みデコードを開始して、前記検出回
    路が外部のアドレスバスの動作状態からDMA動作への
    移行を検出するとともに、DMAアクセスサイクル時に
    デコードデータを出力することを特徴とする請求項7に
    記載のデータのデコーダ回路。
  9. 【請求項9】 指定されたアドレスからアドレスをイン
    クリメント又はデクリメントしてアドレスを発生するア
    ドレス発生回路と、このアドレス発生回路からのアドレ
    スで圧縮データを記録媒体から読み込み、そのデータを
    デコードして伸張したデータを出力するデコーダと、前
    記アドレス発生回路から出力されるアドレスと外部のア
    ドレスバスから出力されるアドレスのどちらかを記録媒
    体のアドレスへ出力するアドレス切り替え回路と、記録
    媒体からの出力データと、前記デコーダ回路の出力デー
    タのどちらかをデータバスへ出力するデータ切り替え回
    路と、前記外部のアドレスバスの動作状態を検出する検
    出回路と、を備えたデコーダ回路であって、前記デコー
    ダ回路は、入力されたデータをそのまま出力するスルー
    モードと入力された圧縮データをデコードして出力する
    デコードモードとが切り替え可能に構成され、前記デコ
    ーダ回路に与えられる外部からのデコードモードに対応
    し、前記検出回路が前記外部のアドレスバスの状態から
    デコーダ回路に接続された記録媒体以外の予め設定され
    たアドレスのアクセスサイクルを検出した時、記録媒体
    から圧縮データを読み込みデコードを開始して予めデコ
    ードデータを読み込むアドレスを設定し、その設定した
    アドレスの時のみデコードデータを出力し、それ以外の
    アドレスでのアクセスのときにはスルーモードでのアク
    セスとなることを特徴とするデータのデコーダ回路。
  10. 【請求項10】 圧縮データを読み込むためのアドレス
    を設定する複数のレジスタと、前記複数のレジスタに対
    応した動作する優先順位が予め設定されたデコード開始
    をコントロールするコントロールレジスタと、前記複数
    のレジスタに対応したそれぞれの転送量を設定する複数
    のレジスタと、指定されたアドレスからアドレスをイン
    クリメントまたはディクリメントしてアドレスを発生す
    る第1及び第2のアドレス発生回路と、第1または第2
    のアドレス発生回路からのアドレスに従い記録媒体から
    読み出された圧縮データを格納する第1及び第2の記憶
    手段と、この記憶手段に格納された圧縮データを伸張す
    るデコーダと、前記アドレス発生回路から出力されるア
    ドレスと外部のアドレスバスから出力されるアドレスの
    どちらかを記録媒体のアドレスへ出力するアドレス切り
    替え回路と、記録媒体からの出力データと、前記デコー
    ダ回路の出力データのどちらかをデータバスへ出力する
    データ切り替え回路と、を備えたデコーダ回路であっ
    て、前記デコーダ回路は、入力されたデータをそのまま
    出力するスルーモードと入力された圧縮データをデコー
    ドして出力するデコードモードとが切り替え可能に構成
    され、外部のアドレスが記録媒体のアドレスとして出力
    されると、前記デコーダ回路はスルーモードに切り替わ
    り、記録媒体からのデータが外部のデータバスへ出力さ
    れ、前記アドレス発生回路から出力されるアドレスを記
    録媒体のアドレスとして出力されると、前記デコーダ回
    路はデコードモードに切り替わりるとともに、前記記録
    媒体からの圧縮データを読み込みデコードしたデータが
    外部のデータバスへ出力される前記コントロールレジス
    タに設定された複数のデコード動作の指示に対して、優
    先順位の高いアドレスから第1のアドレス発生回路でア
    ドレスを発生し、そのアドレスで圧縮データを記録媒体
    から読み込み、前記第1の記憶手段に書き込み、書き込
    まれたデータは前記デコーダでデコードされ、前記第1
    の記憶手段がFULL状態になったときには、次の優先
    順位のアドレスから第2のアドレス発生回路でアドレス
    を発生し、そのアドレスで圧縮データを記録媒体から読
    み込み、前記第2の記憶手段に書き込むことを行い、最
    初に指定されたアドレスのデータを転送量設定レジスタ
    に設定された分を出力し終えた後、次の伸張動作では前
    記デコーダは前記第2の記憶手段メモリのデータを読み
    込みデータのデコードを開始し、第2のアドレス発生回
    路は前に引き続きアドレスを発生し、そのアドレスで圧
    縮データを記録媒体から読み込み、前記第2の記憶手段
    に書き込むことを行い、前記第2の記憶手段がFULL
    状態になったときには、次の優先順位のアドレスから第
    1のアドレス発生回路でアドレスを発生し、そのアドレ
    スで圧縮データを記録媒体から読み込み、前記第1の記
    憶手段に書き込むことを特徴とするデータのデコーダ回
    路。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2の記憶手段をFIF
    Oメモリで構成したことを特徴とする請求項10に記載
    のデータデコーダ回路。
  12. 【請求項12】 前記第1の記憶手段をFIFOメモリ
    で、第2の記憶手段をレジスタで構成したことを特徴と
    する請求項10に記載のデータデコーダ回路。
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