JPH0964041A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JPH0964041A
JPH0964041A JP22125395A JP22125395A JPH0964041A JP H0964041 A JPH0964041 A JP H0964041A JP 22125395 A JP22125395 A JP 22125395A JP 22125395 A JP22125395 A JP 22125395A JP H0964041 A JPH0964041 A JP H0964041A
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JP
Japan
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insulating film
connection hole
mask pattern
exposed
etching
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Withdrawn
Application number
JP22125395A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kuroda
謙一 黒田
Tsugio Ishikawa
次男 石川
Osamu Otani
修 大谷
Masamichi Komuro
正道 小室
Masanobu Hishiki
雅信 日紫喜
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導体層間を接続する接続孔内における導体膜
の被覆率を向上させる。 【構成】 第1層配線3を被覆する層間絶縁膜に接続孔
9Aを穿孔する際に、ドライエッチング処理によって第
2絶縁膜6に達する程度の接続孔9A3 を形成した後、
その接続孔9A3 の側面にウェットエッチング処理によ
って傾斜を形成し、さらに、接続孔9A3 の底部の第2
絶縁膜6および第1絶縁膜4をドライエッチング処理に
よって除去して接続孔9Aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
製造技術に関し、特に、多層配線構造を有する半導体集
積回路装置における接続孔の形成方法に適用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置における多層配線技
術は、集積回路用の配線を半導体基板の厚さ方向に層間
絶縁膜を介して積層することにより構成され、半導体基
板における素子間の接続に自由を与え、素子間の信号遅
延時間の短縮を図ったり、素子集積密度の向上を図った
りすることが可能な方法として重要な技術である。
【0003】多層配線構造における配線層間は、その配
線層間の層間絶縁膜に穿孔された接続孔を通じて電気的
に接続されるようになっている。この接続孔の形成方法
については、例えば次の2つの従来技術がある。
【0004】第1の従来技術は、米国特許(United Sta
tes Patent)5180689号公報に記載の技術であ
り、次のような方法が開示されている。この文献には、
半導体基板上の絶縁膜上に形成された配線を被覆する層
間絶縁膜に接続孔を形成する場合について記載されてい
る。
【0005】この場合の層間絶縁膜は、プラズマCVD
法によって形成された二酸化シリコン(SiO2)からな
る第1絶縁膜、SOG(Spin On Glass)法によって形成
されたSiO2 からなる平坦化用の第2絶縁膜およびプ
ラズマCVD法によって形成されたSiO2 からなる第
3絶縁膜が下層から順に積層されて形成されている。
【0006】まず、第3絶縁膜上に、第3絶縁膜におけ
る接続孔形成領域のみが露出するようなフォトレジスト
パターンをフォトリソグラフィ技術により形成した後、
例えばフッ酸を含むエッチング液によってフォトレジス
トパターンから露出する第3絶縁膜の上部の所定深さま
でをエッチング除去する。
【0007】続いて、先のフォトレジストパターンをそ
のままエッチングマスクとして、ドライエッチング法に
よって残されている第3絶縁膜、第2絶縁膜および第1
絶縁膜を順にエッチング除去する。
【0008】その後、フォトレジストパターンを除去し
た後、半導体基板上に上層配線用の所定の導体膜を堆積
する。
【0009】また、第2の従来技術は、特開昭59−1
47447号公報に記載された技術であり、次のような
方法が開示されている。この場合の層間絶縁膜は、プラ
ズマCVD法によって形成された窒化シリコンからなる
第1絶縁膜およびスパッタリング法によって形成された
SiO2 からなる第2絶縁膜が下層から順に積層されて
形成されている。
【0010】まず、第2絶縁膜上に、第2絶縁膜におけ
る接続孔形成領域のみが露出するようなフォトレジスト
パターンをフォトリソグラフィ技術により形成した後、
例えばフッ酸を含むエッチング液によってフォトレジス
トパターンから露出する第2絶縁膜をエッチング除去す
る。この際、この技術では、第2絶縁膜の下層の第1絶
縁膜をエッチングストッパとして機能させている。
【0011】続いて、先のフォトレジストパターンをそ
のままエッチングマスクとして、ドライエッチング法に
よって第1絶縁膜をエッチング除去した後、フォトレジ
ストパターンを除去し、さらに、半導体基板上に上層配
線用の所定の導体膜を堆積する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した第
1および第2の従来技術においては、それぞれ以下の問
題があることを本発明者は見い出した。
【0013】上記第1の従来技術においては、接続孔の
内側面における上層配線用の導体膜の被覆率が充分とい
えず、その部分において断線不良が発生し易いという問
題があった。すなわち、これは、例えば以下の理由から
である。
【0014】接続孔内における導体膜の被覆性を大きく
するには、第3絶縁膜の接続孔上部の径をフォトレジス
トパターンの穴径よりも大きくすることにより接続孔の
上部側面に傾斜をつければ良い。
【0015】しかし、上記第1の従来技術においては、
第3絶縁膜をウエットエッチング法によって除去するの
で、接続孔上部の径を大きくすれば、その分、接続孔の
深さ方向のエッチング量も大きくなり、エッチング液
が、SOG法によって形成された第2絶縁膜に達してし
まう。
【0016】すると、第2絶縁膜は、第1絶縁膜や第3
絶縁膜よりも膜質が低くエッチング速度が速いために、
第1絶縁膜や第3絶縁膜よりも速くエッチング除去され
てしまう結果、第2絶縁膜部分における接続孔の径が、
第1絶縁膜や第3絶縁膜部分における接続孔の径よりも
大きくなり、その第2絶縁膜部分における接続孔部分が
くびれた状態となてしまう。
【0017】このため、上記第1の従来技術において
は、接続孔を穿孔するための第3絶縁膜のエッチング除
去処理に際して、第3絶縁膜上部の接続孔の側面に良好
な傾斜が形成されるのに充分な径の接続孔を形成するの
に必要なエッチング処理を施すことができないのであ
る。
【0018】上記第2の従来技術においては、エッチン
グストッパとして機能する第1絶縁膜を設けているの
で、上記第1の従来技術のような接続孔内にくびれが形
成される問題は生じないが、接続孔の形成用のフォトレ
ジストパターンが接続孔形成中に剥離してしまう問題が
あった。すなわち、これは、例えば以下の理由からであ
る。
【0019】接続孔内における上層配線用の導体膜の被
覆率を上げるには、最上層の第2絶縁膜の接続孔上部の
径を大きくするだけでは効果が小さく、第2絶縁膜の接
続孔下部の径と、ドライエッチングによって形成される
垂直な接続孔部分の深さとの比を小さくする必要があ
る。
【0020】しかし、フォトレジストパターンに形成さ
れた開口部の径が小さいと、エッチング液がフォトレジ
ストパターンと最上の第2絶縁膜との界面に侵入してし
まう結果、深さ方向のエッチング量よりも接続孔の径方
向へのエッチング量の方が大きくなる。
【0021】このため、そのドライエッチング処理時の
接続孔形成部分の距離を小さくするために、ウェットエ
ッチング処理時において最上層の第2絶縁膜の深さ方向
のエッチング量を大きくすると、その分、接続孔の径方
向のエッチング量も大きくなる結果、フォトレジストパ
ターンが剥離してしまうのである。
【0022】本発明の目的は、導体層間を接続する接続
孔内にくびれを生じることなく、接続孔を形成すること
のできる技術を提供することにある。
【0023】本発明の目的は、導体層間を接続する接続
孔の形成に際して、接続孔形成用のマスクパターンを剥
離させることなく、接続孔を形成することのできる技術
を提供することにある。
【0024】本発明の目的は、導体層間を接続する接続
孔内における導体膜の被覆率を向上させることのできる
技術を提供することにある。
【0025】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0026】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0027】すなわち、本発明の半導体集積回路装置の
製造方法は、導体層を被覆する層間絶縁膜に、前記導体
層の一部が露出するような接続孔を穿孔する際に、以下
の工程を有するものである。
【0028】(a)前記導体層を被覆する第1絶縁膜を
堆積した後、前記第1絶縁膜上に第1絶縁膜とはエッチ
ングレートの異なる第2絶縁膜を堆積し、さらに、前記
第2絶縁膜上に第2絶縁膜とはエッチングレートの異な
る第3絶縁膜を順に堆積することにより前記層間絶縁膜
を形成する工程。
【0029】(b)前記第3絶縁膜上に、前記接続孔の
形成領域が露出するようなマスクパターンを形成する工
程。
【0030】(c)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、そのマスクパターンから露出する前記第3
絶縁膜の途中位置または前記第2絶縁膜の途中位置まで
をドライエッチング処理によって除去することにより前
記接続孔の上部を形成する工程。
【0031】(d)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、前記接続孔の上部の側面に傾斜が形成され
るように、前記接続孔の上部の側面における第3絶縁膜
をウェットエッチング処理により除去する工程。
【0032】(e)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、そのマスクパターンから露出する前記第2
絶縁膜および前記第1絶縁膜をドライエッチング処理に
よって除去することにより接続孔の下部を形成し、前記
導体層の一部を露出させる工程。
【0033】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体基板上に設けられた電極配線を被覆する
層間絶縁膜に、前記電極配線の一部が露出するような接
続孔を穿孔する際に、以下の工程を有するものである。
【0034】(a)前記半導体基板上に前記電極配線を
被覆する第1絶縁膜を堆積し、前記第1絶縁膜上に平坦
性絶縁膜を堆積した後、前記平坦性絶縁膜の上部を、前
記電極配線上の第1絶縁膜部分が露出するまで除去した
後、残された平坦性絶縁膜および第1絶縁膜上に前記第
2絶縁膜および前記第3絶縁膜を順に堆積することによ
り前記層間絶縁膜を形成する工程。
【0035】(b)前記第3絶縁膜上に、前記接続孔の
形成領域が露出するようなマスクパターンを形成する工
程。
【0036】(c)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、そのマスクパターンから露出する前記第3
絶縁膜の途中位置または前記第2絶縁膜の途中位置まで
をドライエッチング処理によって除去することにより前
記接続孔の上部を形成する工程。
【0037】(d)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、前記接続孔の上部の側面に傾斜が形成され
るように、前記接続孔の上部の側面における第3絶縁膜
をウェットエッチング処理により除去する工程。
【0038】(e)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、そのマスクパターンから露出する前記第2
絶縁膜および前記第1絶縁膜をドライエッチング処理に
よって除去することにより前記接続孔の下部を形成し、
前記電極配線の一部を露出させる工程。
【0039】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体基板上に設けられた電極配線を被覆する
層間絶縁膜に、前記電極配線の一部が露出するような接
続孔を穿孔する際に、以下の工程を有するものである。
【0040】(a)前記半導体基板上に前記電極配線を
被覆する第1絶縁膜を堆積し、前記第1絶縁膜上に平坦
性絶縁膜を堆積した後、前記平坦性絶縁膜の上部を、前
記電極配線の上面が露出するまで除去した後、残された
平坦性絶縁膜、第1絶縁膜および電極配線上に前記第2
絶縁膜および前記第3絶縁膜を順に堆積することにより
前記層間絶縁膜を形成する工程。
【0041】(b)前記第3絶縁膜上に、前記接続孔の
形成領域が露出するようなマスクパターンを形成する工
程。
【0042】(c)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、そのマスクパターンから露出する前記第3
絶縁膜の途中位置または前記第2絶縁膜の途中位置まで
をドライエッチング処理によって除去することにより前
記接続孔の上部を形成する工程。
【0043】(d)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、前記接続孔の上部の側面に傾斜が形成され
るように、前記接続孔の上部の側面における第3絶縁膜
をウェットエッチング処理により除去する工程。
【0044】(e)前記マスクパターンをエッチングマ
スクとして、そのマスクパターンから露出する前記第2
絶縁膜をドライエッチング処理によって除去することに
より前記接続孔の下部を形成し、前記第1電極配線の一
部を露出させる工程。
【0045】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記第2絶縁膜の厚さを前記第1絶縁膜および
前記第3絶縁膜の厚さよりも薄くしたものである。
【0046】
【作用】上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、層間絶縁膜に導体層が露出する接続孔を穿
孔する際に、接続孔の所定の深さまでをドライエッチン
グ処理によって形成した後、その途中位置まで形成され
た接続孔の側面にウェットエッチング処理によって所定
量の傾きを形成し、さらに、残りの絶縁膜をドライエッ
チング処理によって除去して導体層が露出する接続孔を
穿孔することにより、そのウェットエッチング処理に際
して接続孔の上部の側面に良好な傾斜を形成することの
み着目し条件設定したエッチング処理が可能となるの
で、接続孔の上部の穴径を必要以上に大きくし過ぎるこ
となく、その側面に良好な傾斜を形成することが可能と
なる。すなわち、接続孔形成用のマスクパターンを剥離
させることなく、上部に良好な傾斜を有する接続孔を形
成することが可能となる。
【0047】また、層間絶縁膜に導体層が露出する接続
孔を穿孔する際に、接続孔の所定の深さまでをドライエ
ッチング処理によって形成した後、その途中位置まで形
成された接続孔の側面にウェットエッチング処理によっ
て所定量の傾きを形成し、さらに、残りの絶縁膜をドラ
イエッチング処理によって除去して導体層が露出する接
続孔を穿孔することにより、2度目のドライエッチング
処理の際に第2絶縁膜の上部が若干エッチング除去され
るので、接続孔の穴径を次第に大きくすることが可能と
なる。
【0048】さらに、第1絶縁膜および第3絶縁膜の間
に、これらとエッチングレートの異なる第2絶縁膜を設
けたことにより、接続孔上部を形成する際のウェットエ
ッチング処理に際して第2絶縁膜がエッチングストッパ
となり、第2絶縁膜と第1絶縁膜との間に膜質の低い絶
縁膜が存在したとしてもその絶縁膜をエッチングしてし
まうことがないので、ウェットエッチング処理のし過ぎ
に起因して接続孔内の絶縁膜の一部分がくびれてしまう
問題を防止することが可能となる。すなわち、導体層間
を接続する接続孔内にくびれを生じることなく、接続孔
を形成することが可能となる。
【0049】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、第1絶縁膜上に平坦性絶縁膜を堆積した
後、その平坦性絶縁膜を第1絶縁膜の上部が露出するま
で除去することにより、層間絶縁膜の上面の平坦性を向
上させることが可能となる。
【0050】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、第1絶縁膜上に平坦性絶縁膜を堆積した
後、その平坦性絶縁膜を電極配線の上面が露出するまで
除去することにより、電極配線上に第1絶縁膜が存在し
なくなるので、2度目のドライエッチング処理に際し
て、第1絶縁膜をエッチング除去する工程分を省くこと
が可能となる。
【0051】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、例えば第1絶縁膜および第3絶縁膜を酸
化シリコン、第2絶縁膜を窒化シリコンとした場合に、
第1絶縁膜および第3絶縁膜よりも誘電率の高い第2絶
縁膜の厚さを、第1絶縁膜および第3絶縁膜の厚さより
も薄くしたことにより、寄生容量の増大を抑制すること
が可能となる。
【0052】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0053】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る半導体集積回路装置の要部断面図、図2〜図5は図1
の半導体集積回路装置の製造工程中における要部断面
図、図6は本実施例の効果を示すために半導体基板上の
接続孔部分の走査形電子顕微鏡写真を模写した断面図で
ある。
【0054】図1に示すように、本実施例1の半導体集
積回路装置を構成する半導体基板1は、例えばp形のシ
リコン(Si)単結晶からなり、その主面には、図示は
しないが、例えばDRAM(Dynamic RAM)やSRAM
(Static RAM)等のような半導体メモリ回路またはマイ
クロコンピュータ等のような論理回路を構成する所定の
半導体集積回路素子が形成されている。
【0055】この半導体基板1の主面上には、例えばS
iO2 からなる絶縁膜2が堆積されている。絶縁膜2上
には、例えばアルミニウム(Al)またはAl−Si−
銅(Cu)合金等からなる第1層配線(導体層)3が形
成されている。
【0056】この第1層配線3は、例えばAl等からな
る導体膜をスパッタリング法または蒸着法等によって絶
縁膜2上に堆積した後、その導体膜をフォトリソグラフ
ィ技術によってパターニングすることにより形成されて
いる。
【0057】また、絶縁膜2上には、例えば厚さ200
nm〜300nm程度のSiO2 等からなる第1絶縁膜4
が、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Depositio
n;化学的気相成長)法によって堆積されており、これに
よって第1層配線3が被覆されている。
【0058】第1絶縁膜4上には、例えばSiO2 から
なる絶縁膜(平坦性絶縁膜)5が形成されている。この
絶縁膜5は、平坦化のために設けられた絶縁膜であり、
第1層配線3の上面においては薄く、第1絶縁膜4上に
おいては厚く形成されている。絶縁膜5は、例えばSO
G法によって形成されており、例えば400℃〜450
℃程度の熱処理によって固化されている。
【0059】絶縁膜5上には、例えば厚さ100nm程度
の窒化シリコンからなる第2絶縁膜6が、例えばプラズ
マCVD法によって形成されている。第2絶縁膜6上に
は、例えば厚さ300nm〜600nm程度のSiO2 から
なる第3絶縁膜7が、例えばプラズマCVD法によって
形成されている。
【0060】ただし、上記した第1絶縁膜4、第2絶縁
膜6および第3絶縁膜7の形成方法は、プラズマCVD
法に限定されるものではなく種々変更可能であり、例え
ば低温CVD法やスパッタリング法によって形成しても
良い。
【0061】また、上述のように第2絶縁膜6の厚さ
を、第1絶縁膜4および第3絶縁膜7よりも薄くしてい
るのは、以下の理由からである。
【0062】第1に、第2絶縁膜6を構成する窒化シリ
コンの比誘電率は第1絶縁膜4および第3絶縁膜7の比
誘電率よりも大きいので、第2絶縁膜6をあまり厚くし
過ぎると寄生容量が増大してしまうからである。第2
に、第2絶縁膜6はウェットエッチング処理に際しての
エッチングストッパとして作用すれば良く、厚くする必
要も無いからである。
【0063】第1絶縁膜4、絶縁膜5、第2絶縁膜6お
よび第3絶縁膜7の所定の位置には、第1層配線3の一
部が露出するような接続孔9Aが形成されており、この
接続孔9Aを通じて第1層配線3と第2層配線(第2層
導体)10とが電気的に接続されている。
【0064】接続孔9Aは、第1絶縁膜4および絶縁膜
5に穿孔された接続孔9A1 と、第2絶縁膜6に穿孔さ
れた接続孔9A2 と、第3絶縁膜7に穿孔された接続孔
9A3 とから構成されている。そして、本実施例1にお
いては、接続孔9A1,9A2,9A3 の直径がこの順序で
次第に大きくなっている。これにより、接続孔9A内に
おける第2層配線10の被覆率を向上させることが可能
となっている。
【0065】第2層配線10は、例えばAlまたはAl
−Si−Cu合金等からなり、第1層配線3と同様に形
成されている。また、第2層配線10は、第3絶縁膜7
上に形成された表面保護膜11によって被覆されてい
る。表面保護膜11は、例えばSiO2 からなる絶縁膜
と、例えば窒化シリコンからなる絶縁膜とが下層から順
に堆積されて構成されている。
【0066】次に、本実施例1の半導体集積回路装置の
製造方法を図1および図2〜図5によって説明する。
【0067】まず、DRAMやSRAM等のような半導
体メモリ回路またはマイクロコンピュータ等のような論
理回路を構成する所定の半導体集積回路素子(図示せ
ず)が形成された図2に示すSi単結晶からなる半導体
基板1の主面上に、例えばSiO2 からなる絶縁膜2を
CVD法によって形成する。
【0068】続いて、その絶縁膜2上に、例えばAlま
たはAl−Si−Cu合金等からなる導体膜をスパッタ
リング法または蒸着法等によって堆積した後、その導体
膜をフォトリソグラフィ技術によってパターニングする
ことによって第1層配線3を形成する。
【0069】その後、絶縁膜2上に、例えば厚さ200
nm〜300nm程度のSiO2 等からなる第1絶縁膜4
を、例えばプラズマCVD法によって堆積することによ
り、第1層配線3を被覆する。
【0070】次いで、第1絶縁膜4上に、例えばSiO
2 からなる平坦化用の絶縁膜5をSOG法等によって堆
積する。この絶縁膜5の堆積工程に際しては、絶縁膜5
を固化すべく、例えば400℃〜450℃程度の熱処理
が行われている。なお、絶縁膜5は、第1層配線3の上
面においては薄く、第1絶縁膜4上においては厚く形成
されている。
【0071】続いて、絶縁膜5上に、例えば厚さ100
nm程度の窒化シリコンからなる第2絶縁膜6を、例えば
プラズマCVD法によって形成した後、その第2絶縁膜
6上に、例えば厚さ300nm〜600nm程度のSiO2
からなる第3絶縁膜7を、例えばプラズマCVD法によ
って形成する。
【0072】ただし、上記した第1絶縁膜4、第2絶縁
膜6および第3絶縁膜7の形成方法は、プラズマCVD
法に限定されるものではなく種々変更可能であり、例え
ば低温CVD法やスパッタリング法によって形成しても
良い。
【0073】その後、このような半導体基板1の第3絶
縁膜7上に、図3に示すように、接続孔形成領域のみが
露出するようなフォトレジストパターン(マスクパター
ン)8をフォトリソグラフィ技術によって形成する。
【0074】次いで、そのフォトレジストパターン8を
エッチングマスクとして、例えばドライエッチング処理
を半導体基板1に施すことにより、フォトレジストパタ
ーン8から露出する第3絶縁膜7部分をエッチング除去
し、第3絶縁膜7にほぼ垂直形状の接続孔9A3 を穿孔
する。ただし、このエッチング処理に際しては、少なく
とも第2絶縁膜6を残すようにする。
【0075】その後、前の工程で用いたフォトレジスト
パターン8を再びエッチングマスクとして、例えばフッ
酸が含有されたエッチング液によりウェットエッチング
処理を半導体基板1に施す。
【0076】これにより、図4に示すように、第3絶縁
膜7の接続孔9A3 の径を大きくしすぎることなく、そ
の接続孔9A3 の側面部分に、接続孔内における第2層
配線10(図1参照)の被覆性を良好にできるようなテ
ーパを形成することが可能となっている。これは、以下
の理由からである。
【0077】すなわち、このウェットエッチング処理に
際しては、接続孔9A3 の深さが既に上述のドライエッ
チング処理により所望の値に形成されており、その深さ
方向のエッチング処理を行う必要がないので、ウェット
エッチング処理により深さ方向のエッチング処理をした
場合にそれに伴い接続孔9A3 の横方向にもエッチング
が進行し接続孔9A3 の径が必要以上に大径化する不具
合を生じさせることなく、接続孔9A3 の側面に良好な
テーパを形成することのみに着目し条件設定したエッチ
ング処理が可能だからである。
【0078】また、このウェットエッチング処理におい
ては、接続孔9A(図1参照)内の絶縁膜5の部分にく
びれが生じるのを防止することが可能となっている。こ
れは、以下の理由からである。
【0079】すなわち、第3絶縁膜7の下層には、例え
ばフッ酸を含有するエッチング液によりエッチング除去
されることのない窒化シリコン等からなる第2絶縁膜6
が形成されているので、このウェットエッチング処理中
に第2絶縁膜6の下層の絶縁膜5がエッチング除去され
ることがないからである。
【0080】次いで、図5に示すように、前の工程で用
いたフォトレジストパターン8を再びエッチングマスク
として、例えばドライエッチング処理を施すことによ
り、フォトレジストパターン8から露出する第2絶縁膜
6、絶縁膜5および第1絶縁膜4部分をエッチング除去
し、第2絶縁膜6にほぼ垂直状の接続孔9A2 を穿孔
し、絶縁膜5および第1絶縁膜4にほぼ垂直形状の接続
孔9A1 を穿孔する。そして、これにより、第1層配線
3の上面一部が露出するような接続孔9Aを形成する。
【0081】この際、ドライエッチング処理において
は、第1絶縁膜4、SOG法によって形成された絶縁膜
5および第2絶縁膜6の間にエッチング速度に差が生じ
ないので、接続孔9A1 の絶縁膜5部分にくびれが生じ
ることもない。
【0082】また、この際のドライエッチング処理によ
って接続孔9A2 の第2絶縁膜6も一部エッチング除去
されるので、その部分の穴径が、下層の第1絶縁膜4の
接続孔9A1 の穴径よりも大きくなる。
【0083】続いて、フォトレジストパターン8をアッ
シング処理等によって除去した後、半導体基板1上に、
例えばAlまたはAl−Si−Cu合金からなる導体膜
をスパッタリング法等によって堆積した後、その導体膜
をフォトリソグラフィ技術によってパターニングするこ
とにより、図1に示した第2層配線10を形成する。
【0084】本実施例1においては、接続孔9A3 の側
面および接続孔9A2 の上部にテーパが形成されている
ので、接続孔9A内の第2層配線10の被覆率を大幅に
向上させることが可能となっている。
【0085】図6は、本実施例1の効果を示すために半
導体基板上の接続孔部分の断面を走査形電子顕微鏡で撮
影した写真である。図6(a)は、本発明によるもので
あり、図6(b)は、前記第1の従来技術によるもので
ある。本実施例1においては、第2層配線10の被覆率
は50%であり、従来技術の第2層配線の被覆率24%
の約2倍となっている。
【0086】その後、図1に示したように、半導体基板
1上に、例えばSiO2 等からなる絶縁膜および窒化シ
リコン等からなる絶縁膜をCVD法等によって下層から
順に堆積することにより、表面保護膜11を形成する。
【0087】このように、本実施例1によれば、以下の
効果を得ることが可能となる。
【0088】(1).第1絶縁膜4、第2絶縁膜6および第
3絶縁膜7等からなる層間絶縁膜に第1層配線3が露出
する接続孔9Aを穿孔する際に、ドライエッチング処理
によって接続孔9A3 の深さを設定した後、ウェットエ
ッチング処理によって接続孔9A3 の側面の傾きを設定
し、さらに、ドライエッチング処理によって第1層配線
3が露出する接続孔9A2,9A1 を穿孔することによ
り、そのウェットエッチング処理に際して接続孔9A3
の側面に良好な傾斜を形成することのみ着目し条件設定
したエッチング処理が可能となるので、接続孔9A3 の
穴径を必要以上に大きくし過ぎることなく、その側面に
良好な傾斜を形成することが可能となる。
【0089】(2).第1絶縁膜4、第2絶縁膜6および第
3絶縁膜7等からなる層間絶縁膜に第1層配線3が露出
する接続孔9Aを穿孔する際に、ドライエッチング処理
によって接続孔9A3 の深さを設定した後、ウェットエ
ッチング処理によって接続孔9A3 の側面の傾きを設定
し、さらに、ドライエッチング処理によって第1層配線
3が露出する接続孔9A2,9A1 を穿孔することによ
り、2度目のドライエッチング処理の際に第2絶縁膜6
の上部が若干エッチング除去されるので、接続孔9A1
〜9A3 の穴径をこの順序で次第に大きくすることが可
能となる。
【0090】(3).SiO2 等からなる第1絶縁膜4およ
び第3絶縁膜7の間に、窒化シリコン等からなる第2絶
縁膜6を設けたことにより、接続孔9A3 を形成する際
のウェットエッチング処理に際して第2絶縁膜6がエッ
チングストッパとなり、第2絶縁膜6と第1絶縁膜4と
の間にSOG法等によって形成された絶縁膜5が存在し
たとしてもその絶縁膜をエッチングしてしまうことがな
いので、ウェットエッチング処理のし過ぎに起因して接
続孔9A内の絶縁膜5部分がくびれてしまう問題を防止
することが可能となる。
【0091】(4).上記(1),(2) または(3) により、接続
孔9A内における第2層配線10の被覆率を大幅(前記
第1の従来技術の約2倍)に向上させることが可能とな
る。したがって、接続孔9A内における第2層配線10
の接続不良や断線不良を大幅に低減することができるの
で、半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性を大幅に
向上させることが可能となる。
【0092】(実施例2)図7〜図13は本発明の他の
実施例である半導体集積回路装置の製造工程中における
要部断面図である。
【0093】本実施例2においては、図7に示すよう
に、まず、第1絶縁膜4上に、絶縁膜5をその上面がほ
ぼ平坦となるようにSOG法等によって堆積した後、例
えばエッチバック法またはCMP(Chemical Mechanica
l Polishing)法等によって下層の第1絶縁膜4の凸上面
が露出する程度に絶縁膜5の上部を除去することによ
り、図8に示すように、半導体基板1の上面を平坦にす
る。
【0094】これ以降は、前記実施例1と同じである。
すなわち、図9に示すように、この半導体基板1上に、
例えば厚さ100nm程度の窒化シリコンからなる第2絶
縁膜6を、例えばプラズマCVD法によって形成した
後、その第2絶縁膜6上に、例えば厚さ300nm〜60
0nm程度のSiO2 からなる第3絶縁膜7を、例えばプ
ラズマCVD法によって形成する。
【0095】ここで、第2絶縁膜6の厚さを、第1絶縁
膜4および第3絶縁膜7の厚さよりも薄くしている理由
については前記実施例1と同じである。
【0096】その後、このような半導体基板1の第3絶
縁膜7上に、接続孔形成領域のみが露出するようなフォ
トレジストパターン8をフォトリソグラフィ技術によっ
て形成する。
【0097】次いで、そのフォトレジストパターン8を
エッチングマスクとして、例えばドライエッチング処理
を半導体基板1に施すことにより、フォトレジストパタ
ーン8から露出する第3絶縁膜7部分をエッチング除去
し、図10に示すように、第3絶縁膜7にほぼ垂直形状
の接続孔9A3 を穿孔する。ただし、このエッチング処
理に際しては、少なくとも第2絶縁膜6を残すようにす
る。
【0098】続いて、前の工程で用いたフォトレジスト
パターン8を再びエッチングマスクとして、例えばフッ
酸が含有されたエッチング液によりウェットエッチング
処理を半導体基板1に施す。
【0099】これにより、図11に示すように、第3絶
縁膜7の接続孔9A3 の径を大きくしすぎることなく、
その接続孔9A3 の側面部分に、接続孔内における第2
層配線10(図1参照)の被覆性を良好にできるような
テーパを形成することが可能となっている。この理由
は、前記実施例1と同じである。
【0100】また、本実施例2においては、第1層配線
3上の第1絶縁膜4上に絶縁膜5がほとんど残されてい
ないので、このウェットエッチング処理において、接続
孔9A内の絶縁膜5の部分にくびれが生じることもな
い。また、たとえ第1層配線3上の第1絶縁膜4上に絶
縁膜5が残されていたとしても前記実施例1と同じ理由
により、接続孔内の絶縁膜5の部分にくびれが生じな
い。
【0101】次いで、図12に示すように、前の工程で
用いたフォトレジストパターン8を再びエッチングマス
クとして、例えばドライエッチング処理を施すことによ
り、フォトレジストパターン8から露出する第2絶縁膜
6および第1絶縁膜4部分をエッチング除去し、第2絶
縁膜6にほぼ垂直状の接続孔9A2 を穿孔し、第1絶縁
膜4にほぼ垂直形状の接続孔9A1 を穿孔する。そし
て、これにより、第1層配線3の上面一部が露出するよ
うな接続孔9Aを形成する。
【0102】この際、本実施例2においても、第1絶縁
膜4と第2絶縁膜6と間にSOG法によって形成された
絶縁膜5が残されていたとしても、ドライエッチング処
理においてはエッチング速度に差が生じないので、接続
孔9A1 の絶縁膜5部分にくびれが生じることもない。
【0103】また、この際のドライエッチング処理によ
って接続孔9A2 の第2絶縁膜6も一部エッチング除去
されるので、その部分の穴径が、下層の第1絶縁膜4の
接続孔9A1 の穴径よりも大きくなる。
【0104】続いて、フォトレジストパターン8をアッ
シング処理等によって除去した後、半導体基板1上に、
例えばAlまたはAl−Si−Cu合金からなる導体膜
をスパッタリング法等によって堆積した後、その導体膜
をフォトリソグラフィ技術によってパターニングするこ
とにより、図13に示すように、第2層配線10を形成
する。
【0105】本実施例2においては、接続孔9A3 の側
面および接続孔9A2 の上部にテーパが形成されている
ので、前記実施例1と同様に接続孔9A内の第2層配線
10の被覆率を大幅に向上させることが可能となってい
る。
【0106】その後、半導体基板1上に、例えばSiO
2 等からなる絶縁膜および窒化シリコン等からなる絶縁
膜をCVD法等によって下層から順に堆積することによ
り、表面保護膜11を形成する。
【0107】このように、本実施例2においては、前記
実施例1で得られた効果の他に、絶縁膜5を堆積した
後、その上面を平坦にすることにより、半導体基板1の
平坦性を向上させることが可能となる。したがって、配
線の断線不良等を低減することができるので、半導体集
積回路装置の歩留りおよび信頼性をさらに向上させるこ
とが可能となる。
【0108】(実施例3)図14〜図20は本発明の他
の実施例である半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【0109】本実施例3においては、図14に示すよう
に、まず、第1絶縁膜4上に、絶縁膜5をその上面がほ
ぼ平坦となるようにSOG法等によって堆積した後、例
えばエッチバック法またはCMP法等によって下層の第
1層配線3の上面が露出する程度に絶縁膜5の上部を除
去することにより、図15に示すように、半導体基板1
の上面を平坦にする。すなわち、本実施例3において
は、第1層配線3上に第1絶縁膜4も絶縁膜5も堆積さ
れていない。
【0110】これ以降は、前記実施例1,2と同じであ
る。すなわち、図16に示すように、この半導体基板1
上に、例えば厚さ100nm程度の窒化シリコンからなる
第2絶縁膜6を、例えばプラズマCVD法によって形成
した後、その第2絶縁膜6上に、例えば厚さ300nm〜
600nm程度のSiO2 からなる第3絶縁膜7を、例え
ばプラズマCVD法によって形成する。
【0111】本実施例3においても、第2絶縁膜6の厚
さを第1絶縁膜4および第3絶縁膜7の厚さよりも薄く
している理由については前記実施例1と同じである。
【0112】その後、このような半導体基板1の第3絶
縁膜7上に、接続孔形成領域のみが露出するようなフォ
トレジストパターン8をフォトリソグラフィ技術によっ
て形成する。
【0113】次いで、そのフォトレジストパターン8を
エッチングマスクとして、例えばドライエッチング処理
を半導体基板1に施すことにより、フォトレジストパタ
ーン8から露出する第3絶縁膜7部分をエッチング除去
し、図17に示すように、第3絶縁膜7にほぼ垂直形状
の接続孔9A3 を穿孔する。ただし、このエッチング処
理に際しては、少なくとも第2絶縁膜6を残すようにす
る。
【0114】続いて、前の工程で用いたフォトレジスト
パターン8を再びエッチングマスクとして、例えばフッ
酸が含有されたエッチング液によりウェットエッチング
処理を半導体基板1に施す。
【0115】これにより、図18に示すように、第3絶
縁膜7の接続孔9A3 の径を大きくしすぎることなく、
その接続孔9A3 の側面部分に、接続孔内における第2
層配線10(図1参照)の被覆性を良好にできるような
テーパを形成することが可能となっている。この理由
は、前記実施例1と同じである。
【0116】また、本実施例3においては、第1層配線
3上に絶縁膜5が残されていないので、このウェットエ
ッチング処理において、接続孔内の絶縁膜5の部分にく
びれが生じることもない。
【0117】次いで、図19に示すように、前の工程で
用いたフォトレジストパターン8を再びエッチングマス
クとして、例えばドライエッチング処理を施すことによ
り、フォトレジストパターン8から露出する第2絶縁膜
6および第1絶縁膜4部分をエッチング除去し、第2絶
縁膜6にほぼ垂直状の接続孔9A2 を穿孔する。そし
て、これにより、第1層配線3の上面一部が露出するよ
うな接続孔9Aを形成する。
【0118】この際のドライエッチング処理によって接
続孔9A2 の第2絶縁膜6も一部エッチング除去される
ようになっている。また、本実施例3においては、第2
絶縁膜6の下層に第1絶縁膜およびSOG法等によって
形成された絶縁膜がないので、その分のドライエッチン
グ工程を省くことが可能となっている。
【0119】続いて、フォトレジストパターン8をアッ
シング処理等によって除去した後、半導体基板1上に、
例えばAlまたはAl−Si−Cu合金からなる導体膜
をスパッタリング法等によって堆積した後、その導体膜
をフォトリソグラフィ技術によってパターニングするこ
とにより、図20に示すように、第2層配線10を形成
する。
【0120】本実施例3においても、接続孔9A3 の側
面および接続孔9A2 の上部にテーパが形成されている
ので、前記実施例1と同様に接続孔9A内の第2層配線
10の被覆率を大幅に向上させることが可能となってい
る。
【0121】その後、半導体基板1上に、例えばSiO
2 等からなる絶縁膜および窒化シリコン等からなる絶縁
膜をCVD法等によって下層から順に堆積することによ
り、表面保護膜11を形成する。
【0122】このように、本実施例3においては、以下
の効果を得ることが可能となる。
【0123】(1).第2絶縁膜6および第3絶縁膜7等か
らなる層間絶縁膜に第1層配線3が露出する接続孔9A
を穿孔する際に、ドライエッチング処理によって接続孔
9A3の深さを設定した後、ウェットエッチング処理に
よって接続孔9A3 の側面の傾きを設定し、さらに、ド
ライエッチング処理によって第1層配線3が露出する接
続孔9A2 を穿孔することにより、そのウェットエッチ
ング処理に際して接続孔9A3 の側面に良好な傾斜を形
成することのみ着目し条件設定したエッチング処理が可
能となるので、接続孔9A3 の穴径を必要以上に大きく
し過ぎることなく、その側面に良好な傾斜を形成するこ
とが可能となる。
【0124】(2).第2絶縁膜6および第3絶縁膜7等か
らなる層間絶縁膜に第1層配線3が露出する接続孔9A
を穿孔する際に、ドライエッチング処理によって接続孔
9A3の深さを設定した後、ウェットエッチング処理に
よって接続孔9A3 の側面の傾きを設定し、さらに、ド
ライエッチング処理によって第1層配線3が露出する接
続孔9A2 を穿孔することにより、2度目のドライエッ
チング処理の際に第2絶縁膜6の上部が若干エッチング
除去されるので、接続孔9A2,9A3 の穴径をこの順序
で次第に大きくすることが可能となる。
【0125】(3).第1配線層3上の第1絶縁膜4および
SOG法によって形成された絶縁膜をエッチバック等に
よって除去してしまうことにより、接続孔9Aの形成の
ための2度目のドライエッチング処理に際して、第1絶
縁膜4およびSOG法による絶縁膜をエッチング除去す
る工程を削減することが可能となる。
【0126】(4).第1配線層3上の第1絶縁膜4および
SOG法によって形成された絶縁膜をエッチバック等に
よって除去してしまうことにより、接続孔9A3 の形成
の際のウェットエッチング処理のし過ぎに起因して接続
孔9A内のSOG法による絶縁膜部分がくびれてしまう
問題を防止することが可能となる。
【0127】(5).上記(1),(2),(3) または(4) により、
接続孔9A内における第2層配線10の被覆率を大幅
(前記第1の従来技術の約2倍)に向上させることが可
能となる。したがって、接続孔9A内における第2層配
線10の接続不良や断線不良を大幅に低減することがで
きるので、半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性を
大幅に向上させることが可能となる。
【0128】(実施例4)図21は本発明の一実施例で
ある半導体集積回路装置の要部断面図、図22〜図27
は図21の半導体集積回路装置の製造工程中における要
部断面図である。
【0129】図21に示すように、本実施例4の半導体
集積回路装置を構成する半導体基板1は、例えばp形の
Si単結晶からなり、その上部には、nウエル12nお
よびpウエル12pが形成されている。nウエル12n
には、例えばn形不純物のリンまたはヒ素(As)が導
入されている。pウエル12pには、例えばp形不純物
のホウ素が導入されている。
【0130】半導体基板1の主面上には、例えばSiO
2 からなるフィールド絶縁膜13が形成されている。フ
ィールド絶縁膜13に囲まれた素子形成領域において、
pウエル12pには、例えばnチャネル形MOS・FE
T(以下、nMOSという)14nが形成されている。
【0131】nMOS14nは、半導体基板1の上部に
形成された一対の半導体領域(導体層)14n1,14n
2 と、半導体基板1上に形成されたゲート絶縁膜14n
3 と、ゲート絶縁膜14n3 上に形成されたゲート電極
14n4 とを有している。
【0132】半導体領域14n1,14n2 には、例えば
n形不純物のリンまたはAsが導入されている。ゲート
絶縁膜14n3 は、例えばSiO2 からなる。ゲート電
極14n4 は、例えば低抵抗ポリシリコンからなる。
【0133】一方、フィールド絶縁膜13に囲まれた素
子形成領域において、nウエル12nには、例えばpチ
ャネル形MOS・FET(以下、nMOSという)14
pが形成されている。
【0134】pMOS14pは、半導体基板1の上部に
形成された一対の半導体領域(図示せず)と、半導体基
板1上に形成されたゲート絶縁膜14p1 と、ゲート絶
縁膜14p1 上に形成されたゲート電極(導体層)14
p2 とを有している。
【0135】その半導体領域には、例えばp形不純物の
ホウ素が導入されている。ゲート絶縁膜14p1 は、例
えばSiO2 からなる。ゲート電極14p2 は、例えば
低抵抗ポリシリコンからなる。
【0136】なお、フィールド絶縁膜13の下層のpウ
エル12p上部には、例えばp形不純物のホウ素が導入
されてなるチャネルストッパ15が形成されている。
【0137】この半導体基板1上には、例えば厚さ10
0nm〜200nm程度のSiO2 からなる第1絶縁膜4a
がCVD法等によって堆積されている。第1絶縁膜4a
上には、例えば厚さ50nm程度のSi3 4 からなる第
2絶縁膜6aが、例えばCVD法によって堆積されてい
る。第2絶縁膜6a上には、例えば厚さ300nm〜60
0nm程度のSiO2 からなる第3絶縁膜7aが、例えば
CVD法によって堆積されている。
【0138】ただし、この第1絶縁膜4a、第2絶縁膜
6aおよび第3絶縁膜7aの堆積方法は、CVD法に限
定されるものではなく種々変更可能であり、例えばスパ
ッタリング法によって堆積しても良い。
【0139】第1絶縁膜4a、第2絶縁膜6aおよび第
3絶縁膜7aの所定の位置には、nMOS14nの半導
体領域14n1 およびpMOS14pのゲート電極14
p2の所定領域が露出するような接続孔9B,9Cが形
成されている。そして、その接続孔9B,9Cを通じて
第1層配線3と半導体領域14n1 およびゲート電極1
4p2 とが電気的に接続され、その第1層配線3を通じ
て半導体領域14n1とゲート電極14p2 とが電気的
に接続されている。
【0140】接続孔9B,9Cは、第1絶縁膜4aに穿
孔された接続孔9B1,9C1 と、第2絶縁膜6aに穿孔
された接続孔9B2,9C2 と、第3絶縁膜7aに穿孔さ
れた接続孔9B3,9C3 とを有する。そして、本実施例
4においては、接続孔9B1〜9B3,9C1 〜9C3 の
直径がこの順序で次第に大きくなっている。これによ
り、接続孔9B,9C内における第1層配線3の被覆率
を向上させることが可能となっている。
【0141】この第1層配線3は、例えばAlまたはA
l−Si−Cu合金等からなる導体膜をスパッタリング
法または蒸着法等によって第3絶縁膜7a上に堆積した
後、その導体膜をフォトリソグラフィ技術によってパタ
ーニングすることにより形成されている。
【0142】また、第3絶縁膜7a上には、例えば厚さ
200nm〜300nm程度のSiO2等からなる第1絶縁
膜4bが、例えばプラズマCVD法によって堆積されて
おり、これによって第1層配線3が被覆されている。
【0143】第1絶縁膜4上には、例えばSiO2 から
なる絶縁膜5が形成されている。この絶縁膜5は、平坦
化のために設けられた絶縁膜であり、第1層配線3の上
面においては薄く、第1絶縁膜4上においては厚く形成
されている。絶縁膜5は、例えばSOG法によって形成
されており、例えば400℃〜450℃程度の熱処理に
よって固化されている。
【0144】絶縁膜5上には、例えば厚さ100nm程度
のSi3 4 からなる第2絶縁膜6bが、例えばプラズ
マCVD法によって形成されている。第2絶縁膜6b上
には、例えば厚さ300nm〜600nm程度のSiO2
らなる第3絶縁膜7bが、例えばプラズマCVD法によ
って形成されている。
【0145】ただし、上記した第1絶縁膜4b、第2絶
縁膜6bおよび第3絶縁膜7bの形成方法は、プラズマ
CVD法に限定されるものではなく種々変更可能であ
り、例えば低温CVD法やスパッタリング法によって形
成しても良い。
【0146】第1絶縁膜4b、絶縁膜5、第2絶縁膜6
bおよび第3絶縁膜7bの所定の位置には、第1層配線
3の一部が露出するような接続孔9Aが形成されてお
り、この接続孔9bを通じて第1層配線3と第2層配線
10とが電気的に接続されている。
【0147】接続孔9Aは、第1絶縁膜4bおよび絶縁
膜5に穿孔された接続孔9A1 と、第2絶縁膜6bに穿
孔された接続孔9A2 と、第3絶縁膜7に穿孔された接
続孔9A3 とから構成されている。そして、本実施例4
においては、接続孔9A1,9A2,9A3 の直径がこの順
序で次第に大きくなっている。これにより、接続孔9A
内における第2層配線10の被覆率を向上させることが
可能となっている。
【0148】第2層配線10は、例えばAlまたはAl
−Si−Cu合金等からなり、第1層配線3と同様に形
成されている。また、第2層配線10は、第3絶縁膜7
上に形成された表面保護膜11によって被覆されてい
る。表面保護膜11は、例えばSiO2 からなる絶縁膜
と、例えばSi3 4 からなる絶縁膜とが下層から順に
堆積されて構成されている。
【0149】次に、本実施例4の半導体集積回路装置の
製造方法を図21および図22〜図27によって説明す
る。
【0150】まず、図22に示すように、例えばp形S
i単結晶からなる半導体基板1の上部に通常のウエルの
形成方法に従ってnウエル12nおよびpウエル12p
を形成する。
【0151】続いて、pウエル12pの端部に、例えば
チャネルストッパ形成用のp形不純物のホウ素をイオン
打ち込み法によって導入した後、半導体基板1の主面の
素子分離領域にフィールド絶縁膜13をLOCOS(Lo
cal Oxidization of Silicon)法によって形成する。こ
の際の熱処理によりpウエル12pの上部にチャネルス
トッパ15を同時に形成する。
【0152】その後、フィールド絶縁膜13に囲まれた
素子形成領域における半導体基板1上に、ゲート絶縁膜
14n3,14p1 を熱酸化法等によって形成する。
【0153】次いで、そのフィールド絶縁膜13および
ゲート絶縁膜14n3,14p1 上に、例えば低抵抗ポリ
シリコンからなる導体膜をCVD法等によって堆積した
後、その導体膜をフォトリソグラフィ技術によってパタ
ーニングすることにより、ゲート電極14n4,14p2
を形成する。
【0154】続いて、nMOS形成領域のみが露出する
ようなフォトレジストパターン(図示せず)を半導体基
板1上に形成した後、そのフォトレジストパターンおよ
びゲート電極14n4 をマスクとして、例えばn形不純
物のリンまたはAsを、半導体基板1のpウエル14p
上部に導入することにより、ゲート電極14n4 の両側
に自己整合的に一対の半導体領域14n1,14n2 を形
成しnMOS14nを形成する。
【0155】また、同様に、pMOS形成領域のみが露
出するようなフォトレジストパターン(図示せず)を半
導体基板1上に形成した後、そのフォトレジストパター
ンおよびゲート電極14p2 をマスクとして、例えばn
形不純物のホウ素を、半導体基板1のnウエル14n上
部に導入することにより、ゲート電極14p2 の両側に
自己整合的に一対の半導体領域(図示せず)を形成しp
MOS14pを形成する。
【0156】その後、半導体基板1上に、例えば厚さ1
00nm〜200nm程度のSiO2 からなる第1絶縁膜4
aをCVD法によって堆積した後、その上面に、例えば
厚さ50nm程度の窒化シリコンからなる第2絶縁膜6a
をCVD法等によって堆積し、さらに、その上面に、例
えば厚さ300nm〜600nm程度のSiO2 からなる第
3絶縁膜7aをCVD法等によって堆積する。
【0157】次いで、第3絶縁膜7a上に、接続孔形成
領域のみが露出するようなフォトレジストパターン8a
をフォトリソグラフィ技術によって形成する。
【0158】続いて、図23に示すように、そのフォト
レジストパターン8aをエッチングマスクとして、例え
ばドライエッチング処理を半導体基板1に施し、フォト
レジストパターン8aから露出する第3絶縁膜7a部分
をエッチング除去することにより、第3絶縁膜7aにほ
ぼ垂直形状の接続孔9B3,9C3 を穿孔する。ただし、
このエッチング処理に際しては、少なくとも第2絶縁膜
6aを残すようにする。
【0159】その後、前の工程で用いたフォトレジスト
パターン8aを再びエッチングマスクとして、例えばフ
ッ酸が含有されたエッチング液によりウェットエッチン
グ処理を半導体基板1に施す。
【0160】これにより、図24に示すように、第3絶
縁膜7aの接続孔9B3,9C3 の径を大きくしすぎるこ
となく、その接続孔9B3,9C3 の側面部分に、接続孔
内における第1層配線3(図21参照)の被覆性を良好
にできるようなテーパを形成することが可能となってい
る。その理由は、前記実施例1と同じである。
【0161】次いで、図25に示すように、前の工程で
用いたフォトレジストパターン8aを再びエッチングマ
スクとして、例えばドライエッチング処理を施すことに
より、フォトレジストパターン8aから露出する第2絶
縁膜6aおよび第1絶縁膜4a部分をエッチング除去
し、第2絶縁膜6aにほぼ垂直状の接続孔9B2,9C2
を穿孔し、第1絶縁膜4aにほぼ垂直形状の接続孔9B
1,9C1 を穿孔する。そして、これにより、nMOS1
4nの半導体領域14n1 およびpMOS14pのゲー
ト電極14p2 の一部が露出するような接続孔9B,9
Cを形成する。
【0162】この際のドライエッチング処理によって接
続孔9B2,9C2 の第2絶縁膜6aも一部エッチング除
去されるので、その部分の穴径が、下層の第1絶縁膜4
aの接続孔9B1,9C1 の穴径よりも大きくなる。
【0163】続いて、フォトレジストパターン8aをア
ッシング処理等によって除去した後、半導体基板1上
に、例えばAlまたはAl−Si−Cu合金からなる導
体膜をスパッタリング法または蒸着法等によって堆積し
た後、その導体膜をフォトリソグラフィ技術によってパ
ターニングすることにより、図26に示すように、第1
層配線3を形成する。
【0164】ここで、本実施例4においては、接続孔9
B3,9C3 の側面および接続孔9B2,9C2 の上部にテ
ーパが形成されているので、接続孔9B,9C内の第1
層配線3の被覆率を大幅に向上させることが可能となっ
ている。
【0165】その後、第3絶縁膜7a上に、図27に示
すように、例えば厚さ200nm〜300nm程度のSiO
2 等からなる第1絶縁膜4bを、例えばプラズマCVD
法によって堆積することにより、第1層配線3を被覆す
る。
【0166】次いで、第1絶縁膜4b上に、例えばSi
2 からなる平坦化用の絶縁膜5をSOG法等によって
堆積する。この絶縁膜5の堆積工程に際しては、絶縁膜
5を固化すべく、例えば400℃〜450℃程度の熱処
理を行う。なお、絶縁膜5は、第1層配線3の上面にお
いては薄く、第1絶縁膜4b上においては厚く形成され
ている。
【0167】続いて、絶縁膜5上に、例えば厚さ100
nm程度のSi3 4 からなる第2絶縁膜6bを、例えば
プラズマCVD法によって形成した後、その第2絶縁膜
6b上に、例えば厚さ300nm〜600nm程度のSiO
2 からなる第3絶縁膜7bを、例えばプラズマCVD法
によって形成する。
【0168】ただし、上記した第1絶縁膜4b、第2絶
縁膜6bおよび第3絶縁膜7bの形成方法は、プラズマ
CVD法に限定されるものではなく種々変更可能であ
り、例えば低温CVD法やスパッタリング法によって形
成しても良い。
【0169】また、本実施例4においても第2絶縁膜6
a,6bの厚さを、第1絶縁膜4a,4bおよび第3絶
縁膜7a,7bより薄くした理由は前記実施例1と同じ
である。
【0170】その後、第1絶縁膜4b、絶縁膜5、第2
絶縁膜6bおよび第3絶縁膜7bに、第1層配線3の上
面一部が露出するような図21に示した接続孔9Aを前
記実施例1と同様にして穿孔する。
【0171】続いて、半導体基板1上に、例えばAlま
たはAl−Si−Cu合金からなる導体膜をスパッタリ
ング法または蒸着法等によって堆積した後、その導体膜
をフォトリソグラフィ技術によってパターニングするこ
とにより、第2層配線10を形成する。
【0172】本実施例4においては、接続孔9A3 の側
面および接続孔9A2 の上部にテーパが形成されている
ので、接続孔9A内の第2層配線10の被覆率を大幅に
向上させることが可能となっている。
【0173】その後、図21に示したように、半導体基
板1上に、例えばSiO2 等からなる絶縁膜およびSi
3 4 等からなる絶縁膜をCVD法等によって下層から
順に堆積することにより、表面保護膜11を形成する。
【0174】このように、本実施例4においては、前記
実施例1で得られた効果の他に以下の効果を得ることが
可能となる。
【0175】すなわち、本実施例4においては、第1層
配線3と半導体領域14n1 とを接続する接続孔9Bお
よび第1層配線3とゲート電極14p2 とを接続する接
続孔9C内における第1層配線3の被覆率も向上させる
ことが可能となる。
【0176】したがって、接続孔9B,9C内における
第1層配線3および接続孔9A内における第2層配線1
0の接続不良や断線不良等を共に低減することができる
ので、半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性をさら
に向上させることが可能となる。
【0177】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1〜4に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0178】例えば層間絶縁膜を構成する材料は、前記
実施例1〜4の構成材料に限定されるものではなく種々
変更可能であり、第3絶縁膜はウェットエッチング可能
であれば良く、また、第2絶縁膜は前記ウェットエッチ
ングによってエッチングされなければ良い。例えば第1
絶縁膜および第3絶縁膜をSiO2 、第2絶縁膜をアル
ミナまたはポリイミドとしても良いし、また、第1絶縁
膜を窒化シリコン、第2絶縁膜をアルミナまたはポリイ
ミド、第3絶縁膜をSiO2 としても良い。また、第3
絶縁膜をホウ素またはリンの少なくとも一方を有するS
iO2 からなる絶縁膜としても良い。
【0179】また、前記実施例1〜4においては、層間
絶縁膜を4層の絶縁膜によって構成した場合について説
明したが、これに限定されるものではなく種々変更可能
であり、例えば層間絶縁膜は4層以上の絶縁膜によって
構成されていても良い。この場合、最上の絶縁膜をウェ
ットエッチングする際に、その下層にエッチングストッ
パとなる第2絶縁膜が存在すれば良い。
【0180】また、前記実施例1〜4においては、配線
層を2層とした場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく種々変更可能であり、例えば配線層を
2層以上としても良い。
【0181】また、前記実施例4においては、本発明を
MOS・FETを有する半導体集積回路装置に適用した
場合について説明したが、これに限定されず種々適用可
能であり、例えばバイポーラトランジスタを有する半導
体集積回路装置やダイオードまたは抵抗素子等のような
他の素子を有する半導体集積回路装置に適用することも
可能である。
【0182】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0183】(1).本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、層間絶縁膜に導体層が露出する接続孔を穿
孔する際に、接続孔の所定の深さまでをドライエッチン
グ処理によって形成した後、その途中位置まで形成され
た接続孔の側面にウェットエッチング処理によって所定
量の傾きを形成し、さらに、残りの絶縁膜をドライエッ
チング処理によって除去して導体層が露出する接続孔を
穿孔することにより、そのウェットエッチング処理に際
して接続孔の上部の側面に良好な傾斜を形成することの
み着目し条件設定したエッチング処理が可能となるの
で、接続孔の上部の穴径を必要以上に大きくし過ぎるこ
となく、その側面に良好な傾斜を形成することが可能と
なる。すなわち、接続孔形成用のマスクパターンを剥離
させることなく、上部に良好な傾斜を有する接続孔を形
成することが可能となる。
【0184】(2).層間絶縁膜に導体層が露出する接続孔
を穿孔する際に、接続孔の所定の深さまでをドライエッ
チング処理によって形成した後、その途中位置まで形成
された接続孔の側面にウェットエッチング処理によって
所定量の傾きを形成し、さらに、残りの絶縁膜をドライ
エッチング処理によって除去して導体層が露出する接続
孔を穿孔することにより、2度目のドライエッチング処
理の際に第2絶縁膜の上部が若干エッチング除去される
ので、接続孔の穴径を次第に大きくすることが可能とな
る。
【0185】(3).第1絶縁膜および第3絶縁膜の間に、
これらとエッチングレートの異なる第2絶縁膜を設けた
ことにより、接続孔上部を形成する際のウェットエッチ
ング処理に際して第2絶縁膜がエッチングストッパとな
り、第2絶縁膜と第1絶縁膜との間に膜質の低い絶縁膜
が存在したとしてもその絶縁膜をエッチングしてしまう
ことがないので、ウェットエッチング処理のし過ぎに起
因して接続孔内の絶縁膜の一部分がくびれてしまう問題
を防止することが可能となる。すなわち、導体層間を接
続する接続孔内にくびれを生じることなく、接続孔を形
成することが可能となる。
【0186】(4).上記(1),(2) または(3) により、接続
孔内における導体膜の被覆率を大幅に向上させることが
可能となる。したがって、接続孔内における導体膜の接
続不良や断線不良を大幅に低減することができるので、
半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性を大幅に向上
させることが可能となる。
【0187】(5).本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、第1絶縁膜上に平坦性絶縁膜を堆積した
後、その平坦性絶縁膜を第1絶縁膜の上部が露出するま
で除去することにより、層間絶縁膜の上面の平坦性を向
上させることが可能となる。したがって、層間絶縁膜上
の配線の断線不良等を低減することができるので、半導
体集積回路装置の歩留りおよび信頼性を向上させること
が可能となる。
【0188】(6).本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、第1絶縁膜上に平坦性絶縁膜を堆積した
後、その平坦性絶縁膜を電極配線の上面が露出するまで
除去することにより、電極配線上に第1絶縁膜が存在し
なくなるので、2度目のドライエッチング処理に際し
て、第1絶縁膜をエッチング除去する工程分を省くこと
が可能となる。
【0189】(7).本発明の半導体集積回路装置の製造方
法によれば、例えば第1絶縁膜および第3絶縁膜を酸化
シリコン、第2絶縁膜を窒化シリコンとした場合に、第
1絶縁膜および第3絶縁膜よりも誘電率の高い第2絶縁
膜の厚さを、第1絶縁膜および第3絶縁膜の厚さよりも
薄くしたことにより、寄生容量の増大を抑制することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
要部断面図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図3】図1の半導体集積回路装置の図2に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図4】図1の半導体集積回路装置の図3に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図5】図1の半導体集積回路装置の図4に続く製造工
程中における要部断面図である。
【図6】(a),(b)はそれぞれ本発明と従来技術とに
おける接続孔の走査形電子顕微鏡写真を模写した断面図
である。
【図7】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
の製造工程中における要部断面図である。
【図8】図7に続く半導体集積回路装置の製造工程中に
おける要部断面図である。
【図9】図8に続く半導体集積回路装置の製造工程中に
おける要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体集積回路装置の製造工程中
における要部断面図である。
【図11】図10に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図12】図11に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図13】図12に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図14】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の製造工程中における要部断面図である。
【図15】図14に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図16】図15に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図18】図17に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図19】図18に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図20】図19に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図21】本発明の一実施例である半導体集積回路装置
の要部断面図である。
【図22】図20の半導体集積回路装置の製造工程中に
おける要部断面図である。
【図23】図20の半導体集積回路装置の図22に続く
製造工程中における要部断面図である。
【図24】図20の半導体集積回路装置の図23に続く
製造工程中における要部断面図である。
【図25】図20の半導体集積回路装置の図24に続く
製造工程中における要部断面図である。
【図26】図20の半導体集積回路装置の図25に続く
製造工程中における要部断面図である。
【図27】図20の半導体集積回路装置の図26に続く
製造工程中における要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 絶縁膜 3 第1層配線(導体層) 4 第1絶縁膜 5 絶縁膜(平坦性絶縁膜) 6 第2絶縁膜 7 第3絶縁膜 8,8a フォトレジストパターン(マスクパターン) 9A,9A1 〜9A3,9B,9B1 〜9B3,9C,9C
1 〜9C3 接続孔 10 第2層配線(導体層) 11 表面保護膜 12n nウエル 12p pウエル 13 フィールド絶縁膜 14n nチャネル形MOS・FET 14n1,14n2 半導体領域(導体層) 14n3 ゲート絶縁膜 14n4 ゲート電極 14p pチャネル形MOS・FET 14p1 ゲート絶縁膜 14p2 ゲート電極(導体層) 15 チャネルストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 修 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 小室 正道 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 日紫喜 雅信 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体層を被覆する層間絶縁膜に、前記導
    体層の一部が露出するような接続孔を穿孔する際に、以
    下の工程を有することを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。 (a)前記導体層を被覆する第1絶縁膜を堆積した後、
    前記第1絶縁膜上に第1絶縁膜とはエッチングレートの
    異なる第2絶縁膜を堆積し、さらに、前記第2絶縁膜上
    に第2絶縁膜とはエッチングレートの異なる第3絶縁膜
    を順に堆積することにより前記層間絶縁膜を形成する工
    程。 (b)前記第3絶縁膜上に、前記接続孔の形成領域が露
    出するようなマスクパターンを形成する工程。 (c)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第3絶縁膜の途中
    位置または前記第2絶縁膜の途中位置までをドライエッ
    チング処理によって除去することにより前記接続孔の上
    部を形成する工程。 (d)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    前記接続孔の上部の側面に傾斜が形成されるように、前
    記接続孔の上部の側面における第3絶縁膜をウェットエ
    ッチング処理により除去する工程。 (e)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第2絶縁膜および
    前記第1絶縁膜をドライエッチング処理によって除去す
    ることにより接続孔の下部を形成し、前記導体層の一部
    を露出させる工程。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記導体層は電極配線または半導体基
    板に形成された所定の半導体領域であることを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に設けられた電極配線を被
    覆する層間絶縁膜に、前記電極配線の一部が露出するよ
    うな接続孔を穿孔する際に、以下の工程を有することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 (a)前記半導体基板上に前記電極配線を被覆する第1
    絶縁膜を堆積した後、前記第1絶縁膜上に平坦性絶縁膜
    を堆積し、前記平坦性絶縁膜上に、前記第1絶縁膜とは
    エッチングレートの異なる第2絶縁膜を堆積し、さら
    に、前記第2絶縁膜上に第2絶縁膜とはエッチングレー
    トの異なる第3絶縁膜を順に堆積することにより前記層
    間絶縁膜を形成する工程。 (b)前記第3絶縁膜上に、前記接続孔の形成領域が露
    出するようなマスクパターンを形成する工程。 (c)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第3絶縁膜の途中
    位置または前記第2絶縁膜の途中位置までをドライエッ
    チング処理によって除去することにより前記接続孔の上
    部を形成する工程。 (d)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    前記接続孔の上部の側面に傾斜が形成されるように、前
    記接続孔の上部の側面における第3絶縁膜をウェットエ
    ッチング処理により除去する工程。 (e)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第2絶縁膜、前記
    平坦性絶縁膜および前記第1絶縁膜をドライエッチング
    処理によって除去することにより前記接続孔の下部を形
    成し、前記電極配線の一部を露出させる工程。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に設けられた電極配線を被
    覆する層間絶縁膜に、前記電極配線の一部が露出するよ
    うな接続孔を穿孔する際に、以下の工程を有することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 (a)前記半導体基板上に前記電極配線を被覆する第1
    絶縁膜を堆積し、前記第1絶縁膜上に平坦性絶縁膜を堆
    積した後、前記平坦性絶縁膜の上部を、前記電極配線上
    の第1絶縁膜部分が露出するまで除去した後、残された
    平坦性絶縁膜および第1絶縁膜上に前記第2絶縁膜およ
    び前記第3絶縁膜を順に堆積することにより前記層間絶
    縁膜を形成する工程。 (b)前記第3絶縁膜上に、前記接続孔の形成領域が露
    出するようなマスクパターンを形成する工程。 (c)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第3絶縁膜の途中
    位置または前記第2絶縁膜の途中位置までをドライエッ
    チング処理によって除去することにより前記接続孔の上
    部を形成する工程。 (d)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    前記接続孔の上部の側面に傾斜が形成されるように、前
    記接続孔の上部の側面における第3絶縁膜をウェットエ
    ッチング処理により除去する工程。 (e)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第2絶縁膜および
    前記第1絶縁膜をドライエッチング処理によって除去す
    ることにより前記接続孔の下部を形成し、前記電極配線
    の一部を露出させる工程。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に設けられた電極配線を被
    覆する層間絶縁膜に、前記電極配線の一部が露出するよ
    うな接続孔を穿孔する際に、以下の工程を有することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 (a)前記半導体基板上に前記電極配線を被覆する第1
    絶縁膜を堆積し、前記第1絶縁膜上に平坦性絶縁膜を堆
    積した後、前記平坦性絶縁膜の上部を、前記電極配線の
    上面が露出するまで除去した後、残された平坦性絶縁
    膜、第1絶縁膜および電極配線上に前記第2絶縁膜およ
    び前記第3絶縁膜を順に堆積することにより前記層間絶
    縁膜を形成する工程。 (b)前記第3絶縁膜上に、前記接続孔の形成領域が露
    出するようなマスクパターンを形成する工程。 (c)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第3絶縁膜の途中
    位置または前記第2絶縁膜の途中位置までをドライエッ
    チング処理によって除去することにより前記接続孔の上
    部を形成する工程。 (d)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    前記接続孔の上部の側面に傾斜が形成されるように、前
    記接続孔の上部の側面における第3絶縁膜をウェットエ
    ッチング処理により除去する工程。 (e)前記マスクパターンをエッチングマスクとして、
    そのマスクパターンから露出する前記第2絶縁膜をドラ
    イエッチング処理によって除去することにより前記接続
    孔の下部を形成し、前記第1電極配線の一部を露出させ
    る工程。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法において、前記第2絶縁膜
    の厚さを前記第1絶縁膜および前記第3絶縁膜の厚さよ
    りも薄くしたことを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法において、前記第1絶縁
    膜、前記第2絶縁膜および前記第3絶縁膜を化学的気相
    成長法によって形成したことを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法において、前記第1絶縁膜
    および前記第3絶縁膜は酸化シリコン膜であり、前記第
    2絶縁膜は窒化シリコン膜であり、前記ウェットエッチ
    ング処理に使用するエッチング液はフッ酸を含有するこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2018197988A1 (ja) * 2017-04-28 2020-04-09 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、および半導体装置の作製方法

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JPWO2018197988A1 (ja) * 2017-04-28 2020-04-09 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、および半導体装置の作製方法

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