JPH0963267A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0963267A
JPH0963267A JP7215765A JP21576595A JPH0963267A JP H0963267 A JPH0963267 A JP H0963267A JP 7215765 A JP7215765 A JP 7215765A JP 21576595 A JP21576595 A JP 21576595A JP H0963267 A JPH0963267 A JP H0963267A
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JP
Japan
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control signal
signal
memory device
semiconductor memory
circuit
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Application number
JP7215765A
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English (en)
Inventor
Kiyohiro Furuya
清広 古谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を小さくすることのできるDRAM
のモジュールを提供することである。 【解決手段】 この発明は、モジュールの基板31上
に、8個のDRAM33、バッファ回路35、制御回路
37およびデカップリングキャパシタ39,41を実装
している。そして、制御回路37は、図示しないが、セ
ルフリフレッシュを制御するための回路および2つの降
圧回路を含んでいる。DRAM33が、動作状態にある
とき(読出・書込動作をしているときまたはリフレッシ
ュ動作・リセット動作をしているとき)は、2つの降圧
回路をともに動作させ、内部電源電圧としての降圧電位
をDRAM33に供給する。DRAM33が待機状態に
あるときは、2つの降圧回路のうちの一方の降圧回路を
オフにする。このため、待機状態にあるときのDRAM
のモジュールの消費電力を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に、低消費電力化を実現することのできる半導
体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータは、実行させるプログラム
の種類によって、必要な主記憶の容量が異なる。したが
って、使用目的に応じて、コンピュータの主記憶の記憶
容量の増設が容易に行なえることが必要である。そこ
で、ダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、「D
RAM」という)をモジュール化し、必要に応じて、コ
ンピュータの基板上に設けたソケットに、そのモジュー
ルを挿入することにより記憶容量を増設できるようにす
ることが一般に行なわれている。
【0003】図10は、従来のDRAMのモジュールを
示す概略ブロック図である。なお、図10のDRAMの
モジュールは、SIMM(シングル・インライン・メモ
リ・モジュール)と呼ばれている。
【0004】図10を参照して、従来のDRAMのモジ
ュールは、モジュールの基板181上に、8個のDRA
M183、バッファ回路185,187,189,19
1、デカップリングキャパシタ193,195および降
圧電源回路197が実装されている。
【0005】DRAM183は、4Mワード×4のDR
AMである。なお、パーソナルコンピュータでは、プロ
セッサのデータは1ワード32ビットで構成されてい
る。したがって、モジュール1個で、4Mワードの主記
憶が構成できる。
【0006】行アドレスストローブ信号/RAS、列ア
ドレスストローブ信号/CAS、書込信号/Wおよびア
ドレス信号A0〜A10が、8個のDRAM183に入
力されている。このため、行アドレスストローブ信号/
RAS、列アドレスストローブ信号/CAS、書込信号
/Wおよびアドレス信号A0〜A10は、それぞれ、バ
ッファ回路189,187,191,185でバッファ
されている。
【0007】また、コンピュータの電源電圧は5Vであ
るが、主記憶を低消費電力化するため、DRAMの電源
電圧を3.3Vに下げている。このため、降圧電圧回路
197が実装されている。
【0008】この降圧電源回路197は、コンピュータ
の基板から供給される外部電源電圧VDD(5V)を、
DRAM183に供給するための内部電源電圧(3.3
V)に変換する。すなわち、降圧電源回路197は、外
部電源電圧VDD(5V)を降圧して内部電源電圧とし
ての降圧電位VCL(3.3V)を発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のD
RAMのモジュールにおいては、行アドレスストローブ
信号/RASが「H」レベルで、DRAMが待機状態に
あるときも、降圧電源回路197の図示しない差動増幅
器で電流が流れているため、待機状態での消費電力が大
きいという問題点があった。
【0010】図11は、図10のDRAM183がセル
フリフレッシュ・モードに入るときの、行アドレススト
ローブ信号/RASおよび列アドレスストローブ信号/
CASの遷移のタイミングを示す図である。
【0011】列アドレスストローブ信号/CASが
「L」レベルになった後、行アドレスストローブ信号/
RASが「L」レベルになって10μs以上経過する
と、DRAM183は、セルフリフレッシュ・モードに
入る。すると、チップ内部に備えたタイマによって、定
期的にリフレッシュ動作を行なう。
【0012】しかし、DRAM183が、いつリフレッ
シュ動作を行なうかは、外部から、わからないため、リ
フレッシュ動作中は、降圧電源回路197を動作させ、
リフレッシュ動作を行なっていないときには、降圧電源
回路を非動作にして、低消費電力化するというようなこ
とができないという問題点があった。
【0013】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、消費電力を小さくすることの
できるDRAMのモジュールを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の半導
体記憶装置は、複数のダイナミックランダムアクセスメ
モリおよび内部電源電圧発生手段を備える。内部電源電
圧発生手段は、第1の降圧手段および第2の降圧手段を
含む。
【0015】内部電源電圧発生手段は、複数のダイナミ
ックランダムアクセスメモリに供給するための内部電源
電圧を発生する。第1の降圧手段は、ダイナミックラン
ダムアクセスメモリが、動作状態にあるときに、所定の
ノードに、外部からの電圧を降圧して、内部電源電圧を
発生する。第2の降圧手段は、ダイナミックランダムア
クセスメモリが、動作状態にあると否とにかかわらず、
所定のノードに、外部からの電圧を降圧して、内部電源
電圧を発生する。
【0016】以上のように、本発明の請求項1の半導体
記憶装置は、ダイナミックランダムアクセスメモリが、
動作状態にあるとき(大きな電力を必要とするとき)
は、2つの降圧手段(第1および第2の降圧手段)を動
作させ、ダイナミックランダムアクセスメモリが、待機
状態にあるとき(大きな電力を必要としないとき)は、
1つの降圧手段(第2の降圧手段)のみを動作させるこ
とにしている。
【0017】その結果、本発明の請求項1の半導体記憶
装置では、ダイナミックランダムアクセスメモリが、待
機状態にあるときの消費電力を小さくすることができ
る。
【0018】本発明の請求項2の半導体記憶装置では、
請求項1の半導体記憶装置において、内部電源電圧発生
手段は、制御信号を発生する制御信号発生手段をさらに
含む。制御信号発生手段は、外部からの外部制御信号に
基づく内部信号の遷移に応じて、制御信号を遷移させ
る。第1の降圧手段は、制御信号の遷移に応じて、その
オン/オフが制御される。なお、ダイナミックランダム
アクセスメモリの動作状態とは、読出または書込動作の
ことである。
【0019】以上のように、本発明の請求項2の半導体
記憶装置は、大きな電力を必要としない待機状態にある
とき(ダイナミックランダムアクセスメモリが、読出ま
たは書込動作をしていないとき)は、2つの降圧手段
(第1および第2の降圧手段)のうち、一方の降圧手段
(第1の降圧手段)を、内部信号の遷移に応じた制御信
号の遷移に応じて、オフさせる。
【0020】その結果、本発明の請求項2の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
が読出または書込動作をしない待機状態にあるときの消
費電力を小さくすることができる。
【0021】本発明の請求項3の半導体記憶装置では、
請求項1の半導体記憶装置において、内部電源電圧発生
手段は、リフレッシュ制御手段をさらに含む。リフレッ
シュ制御手段は、ダイナミックランダムアクセスメモリ
のリフレッシュを制御する。第1の降圧手段は、リフレ
ッシュ制御手段からの制御信号により、そのオン/オフ
が制御される。なお、動作状態とは、リフレッシュ動作
およびリフレッシュ動作を終了してから待機状態に戻す
ためのリセット動作のことである。
【0022】以上のように、本発明の請求項3の半導体
記憶装置は、ダイナミックランダムアクセスメモリが大
きな電力を必要としないとき(ダイナミックランダムア
クセスメモリがリフレッシュ動作およびリセット動作を
していない待機状態にあるとき)は、2つの降圧手段
(第1および第2の降圧手段)のうち、一方の降圧手段
(第1の降圧手段)を、リフレッシュ制御手段からの制
御信号により、オフにする。
【0023】その結果、本発明の請求項3の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
がリフレッシュ動作およびリセット動作をしない待機状
態にあるときの消費電力を小さくすることができる。
【0024】本発明の請求項4の半導体記憶装置では、
請求項3の半導体記憶装置において、リフレッシュ制御
手段は、内部信号発生手段および制御信号発生手段を含
む。内部信号発生手段は、外部からの外部制御信号に基
づく内部信号を発生し、その内部信号に基づく内部制御
信号をダイナミックランダムアクセスメモリに与える。
【0025】また、内部信号発生手段は、ダイナミック
ランダムアクセスメモリがリフレッシュモードにある場
合、内部信号および内部制御信号をパルス信号として発
生し、ダイナミックランダムアクセスメモリは、パルス
信号である内部制御信号の遷移に応じて、リフレッシュ
動作を行なう。
【0026】さらに、制御信号発生手段は、パルス信号
である内部信号の遷移に応じて、制御信号を遷移させ
る。そして、第1の降圧手段は、制御信号の遷移に応じ
て、そのオン/オフが制御される。
【0027】以上のように、本発明の請求項4の半導体
記憶装置は、ダイナミックランダムアクセスメモリが大
きな電力を必要としないとき(リフレッシュ動作および
リセット動作をしていない待機状態にあるとき)は、2
つの降圧手段(第1および第2の降圧手段)のうち、一
方の降圧手段(第1の降圧手段)を、外部制御信号に基
づく内部信号の遷移に応じた制御信号の遷移に応じて、
オフにする。
【0028】その結果、本発明の請求項4の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
がリフレッシュ動作およびリセット動作をしていない待
機状態にあるときの消費電力を小さくすることができ
る。
【0029】本発明の請求項5の半導体記憶装置では、
請求項2または4の半導体記憶装置において、内部電源
電圧発生手段は、参照電圧発生手段をさらに含む。第1
の降圧手段は、第1の比較手段および第1の降圧素子を
含む。第2の降圧手段は、第2の比較手段および第2の
降圧素子を含む。
【0030】参照電圧発生手段は、参照電圧を発生す
る。第1の比較手段は、参照電圧と所定のノードの電位
とを比較し、その比較結果に応じた第1の比較信号を出
力する。第1の降圧素子は、第1の比較信号に応じて、
外部からの電圧を降圧する。
【0031】第2の比較手段は、参照電圧と所定のノー
ドの電位とを比較し、その比較結果に応じた第2の比較
信号を出力する。第2の降圧素子は、第2の比較信号に
応じて、外部からの電圧を降圧する。
【0032】以上のように、本発明の請求項5の半導体
記憶装置は、ダイナミックランダムアクセスメモリが大
きな電力を必要とするとき(動作状態にあるとき)は、
2つの降圧手段(第1および第2の降圧手段)を動作さ
せる。すなわち、第1および第2の降圧素子のそれぞれ
が、第1および第2の比較信号に応じて、外部からの電
圧を降圧して内部電源電圧を発生する。ダイナミックラ
ンダムアクセスメモリが大きな電力を必要としないとき
(待機状態にあるとき)は、2つの降圧手段(第1およ
び第2の降圧手段)のうちの一方の降圧手段(第1の降
圧手段)をオフにする。すなわち、第1の比較手段およ
び第1の降圧素子はオフになっている。
【0033】その結果、本発明の請求項5の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
が待機状態にあるときの消費電力を小さくすることがで
きる。
【0034】本発明の請求項6の半導体記憶装置では、
請求項5の半導体記憶装置において、第1の比較手段
は、第1のカレントミラーアンプである。第2の比較手
段は、第2のカレントミラーアンプである。
【0035】以上のように、本発明の請求項6の半導体
記憶装置は、ダイナミックランダムアクセスメモリが大
きな電力を必要とする動作状態にあるときは、2つの降
圧手段(第1および第2の降圧手段)を動作させる。す
なわち、第1の降圧手段においては、第1の降圧素子が
第1のカレントミラーアンプからの第1の比較信号に基
づき、外部からの電圧を降圧し内部電源電圧を発生す
る。一方、第2の降圧手段においては、第2の降圧素子
が、第2のカレントミラーアンプからの第2の比較信号
に応じて、外部からの電圧を降圧して内部電源電圧を発
生する。
【0036】ダイナミックランダムアクセスメモリが大
きな電力を必要としない待機状態にあるときは、2つの
降圧手段(第1および第2の降圧手段)のうち、一方の
降圧手段(第1の降圧手段)をオフにする。すなわち、
第1のカレントミラーアンプおよび第1の降圧素子をオ
フにする。
【0037】その結果、本発明の請求項6の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
が、待機状態にあるときの消費電力を小さくすることが
できる。
【0038】本発明の請求項7の半導体記憶装置では、
請求項6の半導体記憶装置において、第1の降圧素子
は、第1のトランジスタ素子である。第2の降圧素子
は、第2のトランジスタ素子である。
【0039】以上のように、本発明の請求項7の半導体
記憶装置は、ダイナミックランダムアクセスメモリが大
きな電力を必要とする動作状態にあるときは、2つの降
圧手段(第1および第2の降圧手段)を動作させる。す
なわち、第1の降圧手段においては、第1のトランジス
タ素子が第1のカレントミラーアンプからの第1の比較
信号に応じて、外部からの電圧を降圧して内部電源電圧
を発生する。一方、第2の降圧手段においては、第2の
トランジスタ素子が第2のカレントミラーアンプからの
第2の比較信号に応じて、外部からの電圧を降圧して内
部電源電圧を発生する。
【0040】ダイナミックランダムアクセスメモリが大
きな電力を必要としない待機状態にあるときは、2つの
降圧手段(第1および第2の降圧手段)のうちの一方の
降圧手段(第1の降圧手段)をオフにする。すなわち、
第1のカレントミラーアンプおよび第1のトランジスタ
素子はオフになっている。
【0041】その結果、本発明の請求項7の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
が大きな電力を必要としない待機状態にあるときの消費
電力を小さくすることができる。
【0042】本発明の請求項8の半導体記憶装置では、
請求項7の半導体記憶装置において、第1のトランジス
タ素子のチャネル幅は、第2のトランジスタ素子のチャ
ネル幅より大きい。
【0043】以上のように、本発明の請求項8の半導体
記憶装置は、第1のトランジスタ素子を含む第1の降圧
手段の能力を、第2のトランジスタ素子を含む第2の降
圧手段の能力よりも大きくしている。すなわち、ダイナ
ミックランダムアクセスメモリが大きな電力を必要とし
ない待機状態にあるときにも動作する第2の降圧手段の
能力を小さくし、ダイナミックランダムアクセスメモリ
が、大きな電力を必要とする動作状態にあるときにのみ
動作する第1の降圧手段の能力を大きくしている。
【0044】その結果、本発明の請求項8の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
が待機状態にあるときの消費電力を小さくすることがで
きる。
【0045】本発明の請求項9の半導体記憶装置では、
請求項8の半導体記憶装置において、第1のカレントミ
ラーアンプの駆動力は、第2のカレントミラーアンプの
駆動力より大きい。
【0046】以上のように、本発明の請求項9の半導体
記憶装置は、チャネル幅の大きい第1のトランジスタ素
子に第1の比較信号を与える第1のカレントミラーアン
プの駆動力を大きくしている。一方、チャネル幅の小さ
い第2のトランジスタ素子に第2の比較信号を与える第
2のカレントミラーアンプの駆動力を小さくしている。
すなわち、トランジスタ素子のチャネル幅に応じて、カ
レントミラーアンプの駆動力を設定している。
【0047】このような、第1のカレントミラーアンプ
および第1のトランジスタ素子を含む第1の降圧手段
は、ダイナミックランダムアクセスメモリが大きな電力
を消費する動作状態にあるときにのみ動作させている。
一方、このような第2のカレントミラーアンプおよび第
2のトランジスタ素子を含む第2の降圧手段は、ダイナ
ミックランダムアクセスメモリが、大きな電力を必要と
しない待機状態にあるときにも動作している。
【0048】その結果、本発明の請求項9の半導体記憶
装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモリ
が待機状態にあるときの消費電力を小さくすることがで
きる。
【0049】本発明の請求項10の半導体記憶装置で
は、請求項9の半導体記憶装置において、第1のカレン
トミラーアンプは、第1の一定電流を発生する第1の一
定電流発生手段を含む。第2のカレントミラーアンプ
は、第2の一定電流を発生する第2の一定電流発生手段
を含む。第1の一定電流は、第2の一定電流より大き
い。
【0050】以上のように、本発明の請求項10の半導
体記憶装置は、第1の一定電流を、第2の一定電流より
大きくすることにより、第1のカレントミラーアンプの
駆動力を、第2のカレントミラーアンプの駆動力より大
きくしている。このような第1のカレントミラーアンプ
を含む第1の降圧手段は、ダイナミックランダムアクセ
スメモリが、大きな電力を消費する動作状態にあるとき
にのみ動作させている。一方、このような第2のカレン
トミラーアンプを含む第2の降圧手段は、ダイナミック
ランダムアクセスメモリが大きな電力を必要としない待
機状態にあるときにも動作している。
【0051】その結果、本発明の請求項10の半導体記
憶装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモ
リが待機状態にあるときの消費電力を小さくすることが
できる。
【0052】本発明の請求項11の半導体記憶装置は、
請求項10の半導体記憶装置において、第1の一定電流
発生手段は、第3のトランジスタ素子である。第2の一
定電流発生手段は、第4のトランジスタ素子である。第
3のトランジスタ素子のチャネル幅は、第4のトランジ
スタ素子のチャネル幅より大きい。
【0053】以上のように、本発明の請求項11の半導
体記憶装置は、第3のトランジスタ素子のチャネル幅を
大きくすることにより、第1の一定電流を大きくしてい
る。また、第4のトランジスタ素子のチャネル幅を小さ
くすることにより第2の一定電流を小さくしている。
【0054】このような、第1の一定電流発生手段を含
む第1の降圧手段は、ダイナミックランダムアクセスメ
モリが大きな電力を必要とする動作状態にあるときにの
み動作する。一方、このような第2の一定電流発生手段
を含む第2の降圧手段は、ダイナミックランダムアクセ
スメモリが大きな電力を必要としない待機状態にあると
きにおいても動作する。
【0055】その結果、本発明の請求項11の半導体記
憶装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモ
リが待機状態にあるときの消費電力を小さくすることが
できる。
【0056】本発明の請求項12の半導体記憶装置で
は、請求項2または4の半導体記憶装置において、外部
制御信号は、行アドレスストローブ信号および列アドレ
スストローブ信号である。
【0057】以上のように、本発明の請求項12の半導
体記憶装置は、ダイナミックランダムアクセスメモリが
大きな電力を必要としない待機状態にあるときは、第1
の降圧手段を、行アドレスストローブ信号および列アド
レスストローブ信号に基づく制御信号の遷移に応じてオ
フにする。
【0058】その結果、本発明の請求項12の半導体記
憶装置においては、ダイナミックランダムアクセスメモ
リが待機状態にあるときの消費電力を小さくすることが
できる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体記憶装
置について、図面を参照しながら説明する。
【0060】(実施の形態1)図1は、一般的な、降圧
電源回路の詳細を示す回路図である。
【0061】図1を参照して、一般的な降圧電源回路
は、基準電位発生回路2、降圧回路4およびキャパシタ
29を含む。基準電位発生回路2は、p型MOSトラン
ジスタ1,3,5,11、n型MOSトランジスタ1
5,17、抵抗25およびキャパシタ27を含む。降圧
回路4は、p型MOSトランジスタ7,9,13、n型
MOSトランジスタ19,21,23を含む。
【0062】n型MOSトランジスタ15のゲート・ソ
ース間電圧をVgsとし、抵抗25の抵抗値をRとする
と、抵抗25には、Vgs/Rの電流が流れる。p型M
OSトランジスタ1,3,5で構成されるカレント・ミ
ラーにより、n型MOSトランジスタ15のドレイン電
流およびp型MOSトランジスタ11のドレイン電流
は、Vgs/Rとなる。
【0063】したがって抵抗25の抵抗値Rを、1MΩ
程度に設定すると、n型MOSトランジスタ15のドレ
イン電流は、1μA程度になるので、n型MOSトラン
ジスタ15のゲート・ソース間電圧Vgsは、ほとんど
そのしきい値電圧Vthに等しくなる。このため、p型
MOSトランジスタ11のチャネル抵抗をRcとし、ノ
ードN1の電位をVrefとすると、Vrefは次式の
ようになる。
【0064】Vref=(Vth/R)・Rc p型MOSトランジスタ7,9およびn型MOSトラン
ジスタ19,21,23で構成されるカレントミラー型
差動増幅器は、降圧電位VCLと、ノードN1の電位で
ある基準電位Vref(=3.3V)を比較する。降圧
電位VCLが、基準電位Vrefよりも低くなると、カ
レントミラー型差動増幅器の出力ノードN2が「L」レ
ベルになるので、p型MOSトランジスタ13が導通
し、降圧電位VCLの電位を上昇させる。
【0065】一方、降圧電位VCLが基準電位Vref
よりも高くなると、カレントミラー型差動増幅器の出力
ノードN2が「H」レベルになるので、p型MOSトラ
ンジスタ13が非導通になる。このようにして、降圧電
位VCLは、基準電位Vrefと同じ電位に保たれる。
なお、このような一般的な降圧電源回路は、従来のDR
AMのモジュールを示した図10の降圧電源回路197
として用いられる。
【0066】図2は、本発明の実施の形態1によるDR
AMのモジュールを示す概略ブロック図である。
【0067】図2を参照して、本発明の実施の形態1に
よるDRAMのモジュールは、モジュールの基板31上
に、8個の4Mワード×4のDRAM33、バッファ回
路35、内部電源電圧発生回路としての制御回路37お
よびデカップリングキャパシタ39,41が実装されて
いる。
【0068】アドレス信号A0〜A10は、従来のDR
AMのモジュールと同様に、バッファ回路35によって
バッファされている。制御回路37は、降圧電位VCL
の発生とDRAM33のセルフリフレッシュ動作の制御
を行なうチップである。また、制御回路37は、列アド
レスストローブ信号/CAS、行アドレスストローブ信
号/RAS、書込信号/W、外部電源電圧Vddおよび
接地電位GNDを受ける。
【0069】DRAM33は、制御回路37を介して、
列アドレスストローブ信号/CAS、行アドレスストロ
ーブ信号/RASを受ける。DRAM33は、バッファ
回路35を介して、アドレス信号A0〜A10を受け
る。8個のDRAM33は、データ入出力端子I/O1
〜4を介して、データDQ0〜DQ31の入出力を行な
う。DRAM33は、制御回路37から内部電源電圧と
しての降圧電位VCLを受ける。DRAM33は、出力
イネーブル信号/OEおよび接地電位GNDを受ける。
【0070】図3は、図2の制御回路37の詳細を示す
回路図である。図3を参照して、図2の制御回路37
は、インバータ51,53,55,56,57,59,
61,63,65,67,69,71,73,75,7
7,79,81,83,85,87、NANDゲート8
9,91,93,95,97,99,101,103,
105、p型MOSトランジスタ107、n型MOSト
ランジスタ109、キャパシタ111,113,11
5,117,119,121,123、OR−NAND
ゲート125、NORゲート127および降圧電源回路
129を含む。
【0071】なお、降圧電源回路129を除く回路は、
制御信号発生回路またはリフレッシュ制御回路を構成す
る。
【0072】書込信号/Wは、インバータ51、53を
介することにより、内部書込信号/WBにされる。列ア
ドレスストローブ信号/CASは、インバータ56,5
5を介することにより、内部列アドレスストローブ信号
/CASBにされる。行アドレスストローブ信号/RA
Sもまた、NANDゲート89およびOR−NANDゲ
ート125などを介することにより、内部行アドレスス
トローブ信号/RASBにされる。このようにして作ら
れた、内部書込信号/WB、内部列アドレスストローブ
信号/CASBおよび内部行アドレスストローブ信号/
RASBは、図2のモジュールの基板31上のDRAM
33に与えられる。
【0073】図4は、図3の降圧電源回路129の詳細
を示す回路図である。図4を参照して、図3の降圧電源
回路129は、基準電位発生回路131、第1の降圧回
路133、第2の降圧回路135およびキャパシタ17
9を含む。基準電位発生回路131は、p型MOSトラ
ンジスタ137,139,141,143、n型MOS
トランジスタ159,161、抵抗175およびキャパ
シタ177を含む。
【0074】第1の降圧回路133は、p型MOSトラ
ンジスタ145,147,149,151およびn型M
OSトランジスタ163,165,167を含む。第2
の降圧回路135は、p型MOSトランジスタ153,
155,157およびn型MOSトランジスタ169,
171,173を含む。
【0075】図3のノードNNと図4のノードNNとが
接続されているため、降圧電源回路は、制御信号φE
受けることになる。
【0076】基準電位発生回路131の構成および動作
は、図1の基準電位発生回路2の構成および動作と同様
であり、降圧電位VCLの基準電位Vrefを発生す
る。第1の降圧回路133の構成および動作は、図1の
降圧回路4の構成および動作とほぼ同様であり、異なる
のは以下の点である。
【0077】第1の降圧回路133が、外部電源電圧V
DDのノードと、p型MOSトランジスタ147のソー
ス電極およびp型MOSトランジスタ151のゲート電
極との間に接続されるp型MOSトランジスタ145を
備えている点が、図1の降圧回路4と異なっている。な
お、p型MOSトランジスタ145は、その制御電極に
制御信号φE を受ける。さらに、第1の降圧回路133
の、n型MOSトランジスタ167のゲート電極は、制
御信号φE を受けている点が異なる。
【0078】第2の降圧回路135の構成および動作
は、図1の降圧回路4の構成および動作とほぼ同様であ
り、以下の点で異なっている。第2の降圧回路135の
n型MOSトランジスタ173のゲート電極がn型MO
Sトランジスタ163,169のゲート電極に接続さ
れ、基準電位発生回路131からの基準電位Vrefを
受けている点で、図1の降圧回路4と異なっている。
【0079】次に、第1の降圧回路133と第2の降圧
回路135の主な相違点について説明する。第2の降圧
回路135の、p型MOSトランジスタ153,157
およびn型MOSトランジスタ169,171,173
からなる第2のカレントミラー型差動増幅器の消費電力
が、第1の降圧回路133の、p型MOSトランジスタ
145,147,149およびn型MOSトランジスタ
163,165,167からなる第1のカレントミラー
型差動増幅器の消費電力よりも小さくなるようにしてい
る。すなわち、n型MOSトランジスタ173のチャネ
ル幅をn型MOSトランジスタ167のチャネル幅より
も小さくしている。
【0080】このため、第2の一定電流発生手段として
のn型MOSトランジスタ173から発生される第2の
一定電流I2は、第1の一定電流発生回路としてのn型
MOSトランジスタ167から発生される第1の一定電
流I1よりも小さくなっている。
【0081】また、小さい駆動能力のカレントミラー型
差動増幅器でも制御できるように、第2の降圧回路13
5のp型MOSトランジスタ155(第2の降圧素子)
のチャネル幅は、第1の降圧回路133のp型MOSト
ランジスタ151(第1の降圧素子)のチャネル幅より
も小さくしてある。このようにすることで、第1の降圧
回路133の能力は第2の降圧回路135の能力よりも
大きくなる。
【0082】なお、MOSトランジスタのチャネル幅が
大きいときには、そのMOSトランジスタをオンするた
めのゲート電極の充電には時間がかかる。そこで、MO
Sトランジスタのチャネル幅が大きいときに、高速にオ
ンさせるためには、そのゲート電極を急速に充電する必
要がある。このようなことから小さい駆動能力のカレン
トミラー型差動増幅器で、MOSトランジスタを制御し
ようとする場合には、その制御しようとするMOSトラ
ンジスタのチャネル幅は小さくする必要がある。
【0083】また、図2の8個のDRAM33に対し
て、1つの制御回路37が設けられている。すなわち、
図2の8個のDRAM33に対して、図3の制御回路が
1つ設けられている。したがって、図2の8個のDRA
M33は、制御回路37からの出力(/RASおよび/
CASまたは/RASBおよび/CASB)に同期し
て、同時に読み書き動作またはリフレッシュ動作を行な
う。
【0084】図5は、図2のバッファ回路35の詳細を
示す回路図である。図5を参照して、図2のバッファ回
路35は、p型MOSトランジスタ43,45およびn
型MOSトランジスタ47,49を含む。p型MOSト
ランジスタ43およびn型MOSトランジスタ47は、
外部電源電圧VDDのノードと接地電位GNDのノード
との間に直列に接続され、インバータを構成する。p型
MOSトランジスタ45およびn型MOSトランジスタ
49は、外部電源電圧VDDのノードと接地電位GND
のノードとの間に直列に接続され、インバータを構成す
る。
【0085】図6は、図3の制御回路および図4の降圧
電源回路の動作を説明するためのタイミング図である。
以下、図3、図4および図6を参照して説明する。
【0086】時刻t2 以前は、行アドレスストローブ信
号/RASが「H」レベルであり、図2のDRAM33
は待機状態にある。この場合には、行アドレスストロー
ブ信号/RASおよびノードN4の電位が「H」レベル
なので、OR−NANDゲート125の出力は「L」レ
ベルで、制御信号φE も「L」レベルである。
【0087】このため、p型MOSトランジスタ145
が導通して、p型MOSトランジスタ151のゲート電
極には、外部電源電圧VDDが与えられ、p型MOSト
ランジスタ151はオフになる。さらに、n型MOSト
ランジスタ167のゲート電極は、「L」レベルの制御
信号φE を受けているため、n型MOSトランジスタ1
67は非導通となるため、第1の降圧回路133の消費
電流は0になる。
【0088】一方、第2の降圧回路135は、常時、動
作し、図2のDRAM33の待機時消費電流に見合った
降圧電流をノードN5に供給する。なお、第2の降圧回
路135の能力は、第1の降圧回路133の能力よりも
小さいため、第1の降圧回路133が動作したときに供
給する降圧電流よりも小さい降圧電流を第2の降圧回路
135が供給することになる。
【0089】以上のように、実施の形態1によるDRA
Mのモジュールにおいては、モジュール上のDRAM3
3が、待機時に消費する電流に見合った能力の第2の降
圧回路133と、モジュール上のDRAM33が動作時
(読出または書込動作時)に消費する電流に見合った能
力の第1の降圧回路133とを実装している。このた
め、モジュール上のDRAM33の待機時には、第1の
降圧回路133を上述のように非動作とすることによ
り、待機時のモジュールの消費電流を減らすことができ
る。
【0090】時刻t1 に、列アドレスストローブ信号/
CASが「L」レベルになったとき、行アドレスストロ
ーブ信号/RASは「H」レベルなので、NANDゲー
ト89の出力は「L」レベルとなり、NANDゲート9
1の出力が「H」レベルになる。すると、キャパシタ1
11は、p型MOSトランジスタ107を介して、高い
抵抗値を有する抵抗108で制限される小さな電流で充
電され始める。
【0091】時刻t3 に、キャパシタ111が「H」レ
ベルに充電されると、ノードN1が「L」レベルにな
る。すると、ノードN2が「H」レベルになる。ノード
N2が「H」レベルになると、セルフリフレッシュモー
ドが開始する。
【0092】すなわち、NANDゲート99およびイン
バータ65、67で構成されるリング発振器が、発振を
開始する。さらに、セルフリフレッシュモードに入った
場合において、ノードN2が「H」レベルで、行アドレ
スストローブ信号/RASが「L」レベルで、ノードN
4が「H」レベルのとき、内部行アドレスストローブ信
号/RASBが「H」レベルとなる。この内部行アドレ
スストローブ信号/RASBが「H」レベルになるのに
応じて、モジュール上のDRAM33を待機状態とす
る。また、このとき、OR−NANDゲート125から
の出力は「L」レベルであるため、制御信号φE
「L」レベルとなり、第1の降圧回路133をオフにす
る。
【0093】以上のように、実施の形態1によるDRA
Mのモジュールでは、DRAM33がセルフリフレッシ
ュモードに入って、待機状態にあるときは、第1の降圧
回路133をオフにする。このため、DRAM33が、
セルフリフレッシュモードに入ったときの待機状態にお
ける消費電流を減らすことができ、DRAMのモジュー
ルの低消費電力化を図ることができる。
【0094】時刻t6 に、ノードN3(NANDゲート
99およびインバータ65,67からなるリング発振器
の出力)が、「H」レベルになると、NANDゲート1
01の出力が、インバータ71、73、75の遅延時間
だけ「L」レベルとなり、NANDゲート103、10
5で構成されるフリップフロップをセットするため、ノ
ードN4が「L」レベルとなる。
【0095】ノードN4が「L」レベルとなってから、
インバータ77、79の遅延時間の経過後の時刻t
7 に、インバータ77の出力が「L」レベルとなるの
で、再び、ノードN4が「H」レベルになる。
【0096】したがって、時刻t6 から時刻t7 の期
間、内部行アドレスストローブ信号/RASBが「L」
レベルとなる。このとき、内部列アドレスストローブ信
号/CASBは「L」レベルなので、モジュール上のD
RAM33は、DRAM33の内部で発生した行アドレ
スに従って、リフレッシュ動作(CBRリフレッシュと
呼ぶ)を行なう。
【0097】時刻t6 に、内部行アドレスストローブ信
号/RASBが「L」レベルになると、制御信号φ
E は、「H」レベルとなる。そして、時刻t7 に内部行
アドレスストローブ信号/RASBが「H」レベルとな
ってから、インバータ81、83の遅延時間の経過後、
時刻t8 に「L」レベルとなる。
【0098】したがって、リフレッシュ動作およびリフ
レッシュ動作を終了してから待機状態に戻すためのリセ
ット動作終了まで(時刻t6 から時刻t8 まで)、制御
信号φE は、「H」レベルとなっており、第1の降圧回
路133を動作させて、第1の降圧回路133は、リフ
レッシュ動作およびリセット動作に必要な電流を供給す
る。なお、第2の降圧回路135は、常にオンしてい
る。また、NANDゲート99およびインバータ65、
67からなるリング発振器は、行アドレスストローブ信
号/RASが「H」レベルになって、ノードN2が
「L」レベルになるまで動作を続けるが、リング発振器
の出力ノードであるノードN3の「H」レベルへの遷移
のとき(時刻t10、t14)に、時刻t6 のときと同様に
リフレッシュ動作を開始する。
【0099】なお、時刻t17にも、ノードN3は「H」
レベルへ遷移するが、行アドレスストローブ信号/RA
Sが「H」レベルであるため、NANDゲート101の
出力は「H」レベルなので、リフレッシュ動作は行なわ
ない。
【0100】以上のように、実施の形態1によるDRA
Mのモジュールは、セルフリフレッシュを制御するため
の回路(図3の降圧電源回路129以外の回路に相当)
と、内部電源電圧としての降圧電位を発生する降圧電源
回路129とを同一チップ内に設けている。
【0101】このため、リフレッシュ動作時およびリセ
ット動作時のみ、降圧電源回路129の駆動能力を大き
くし、リフレッシュ動作およびリセット動作を行なって
いないとき、降圧電源回路129の駆動能力を小さくす
ることができ、DRAMのモジュールの消費電力を小さ
くすることができる。
【0102】すなわち、リフレッシュ動作時およびリセ
ット動作時は、第1の降圧回路133および第2の降圧
回路135をともにオンにし、降圧電源回路129の能
力を大きくしているのに対し、リフレッシュ動作および
リセット動作を行なっていないとき(待機状態にあると
き)第1の降圧回路133をオフにすることにより、リ
フレッシュ動作およびリセット動作を行なっていないと
き(待機状態にあるとき)のDRAMのモジュールの消
費電力を小さくしている。
【0103】さらに、セルフリフレッシュモードに入っ
ていないときにおいて、DRAM33が動作状態にある
とき(読出または書込動作をするとき)は、第1の降圧
回路133および第2の降圧回路135をオンにし、待
機状態にあるときは、第1の降圧回路133をオフにす
る。このため、DRAM33が待機状態にあるとき(読
出または書込をしていないとき)のDRAMのモジュー
ルの消費電力を小さくすることができる。
【0104】(実施の形態2)図7は、本発明の実施の
形態2によるDRAMのモジュールを示す概略ブロック
図である。なお、図2と同様の部分については同一の参
照符号を付し、その説明を適宜省略する。
【0105】図7を参照して、本発明の実施の形態2に
よるDRAMのモジュールは、モジュールの基板301
上に、8個のDRAM303、制御回路37およびバッ
ファ回路35を実装している。
【0106】主に図2のDRAMモジュールと異なる点
について説明する。図7を参照して、DRAM303
は、DRAM303チップ内の図示しないメモリ回路に
電源を供給する電源ピンVCLと、メモリ回路からの読
出データをDRAM303チップ外に出力する図示しな
い出力バッファに電源を供給する電源ピンVDDQを別
にしている。なお、図7の8個のDRAM303は、図
2の8個のDRAM33と同様に、同時にリフレッシュ
または読み書きを行なう。
【0107】図8は、図7のDRAM303の詳細を示
すブロック図である。図7と同様の部分については同一
の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。
【0108】図8を参照して、DRAM303は、メモ
リ回路305および出力バッファ307を含む。メモリ
回路305は、複数のメモリセルからなるメモリセルア
レイおよび周辺回路などを含む。メモリ回路305のピ
ンW1〜W4から書込データが入力される。メモリ回路
305のピンR1〜R4から読出データが出力される。
【0109】メモリ回路305は、モジュールの基板3
01上の制御回路37が備える降圧電源回路から出力さ
れる内部電源電圧としての降圧電位VCLを受けてい
る。出力バッファ307は、モジュール外から供給され
る外部電源電圧VDDQ(VDD)を受けている。
【0110】図9は、図8の出力バッファ307の詳細
を示す回路図である。図9を参照して、出力バッファ
は、レベル変換回路309、p型MOSトランジスタ3
11,313、n型MOSトランジスタ319,32
1、インバータ331,333およびNANDゲート3
35を含む。レベル変換回路309は、p型MOSトラ
ンジスタ315,317およびn型MOSトランジスタ
323,325,327,329を含む。
【0111】図9を参照して、出力バッファは、読出デ
ータRiを受ける。たとえば、Riは、図8のピンR1
〜R4からの読出データR1〜R4である。そして、読
出データRiは、レベル変換回路309によりレベル変
換され、データ入出力端子I/Oiを介して、出力され
る。たとえば、I/Oiは、図8のデータ入出力端子I
/O1〜I/O4である。ここで、信号φは、出力バッ
ファの活性化信号である。信号φが「L」レベルのと
き、出力バッファは、ハイ・インピーダンス状態にな
る。信号φが「H」レベルのとき、出力バッファは読出
データRiに対応するデータを出力する。
【0112】以上のように、実施の形態2によるDRA
Mのモジュールは、メモリ回路305に電源を供給する
電源ピンVCLと、出力バッファ307に電源を供給す
る電源ピンVDDQを別にしているが、その他の構成
は、図2のDRAMのモジュールと同様である。すなわ
ち、図7のDRAMのモジュールの構成および動作は、
上述した点を除けば、図2のDRAMのモジュールの構
成および動作と同様である。このため、実施の形態2に
よるDRAMのモジュールは、実施の形態1によるDR
AMのモジュールと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、一般的な降圧電源回路の詳細を示す
回路図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるDRAMのモジ
ュールを示す概略ブロック図である。
【図3】 図2の制御回路37の詳細を示す回路図であ
る。
【図4】 図3の降圧電源回路129の詳細を示す回路
図である。
【図5】 図2のバッファ回路35の詳細を示す回路図
である。
【図6】 図3の制御回路および図4の降圧電源回路の
動作を説明するためのタイミング図である。
【図7】 本発明の実施の形態2によるDRAMのモジ
ュールを示す概略ブロック図である。
【図8】 図7のDRAMの詳細を示すブロック図であ
る。
【図9】 図8の出力バッファの詳細を示す回路図であ
る。
【図10】 従来のDRAMのモジュールを示す概略ブ
ロック図である。
【図11】 従来のDRAMのモジュールにおいて、D
RAMが、セルフリフレッシュ・モードに入るためのタ
イミングを示す図である。
【符号の説明】
1〜13,43,45,107,137〜157,31
1〜317 p型MOSトランジスタ、2,131 基
準電位発生回路、4 降圧回路、15〜23,47,4
9,109,159〜173,319〜329 n型M
OSトランジスタ、25,108,175 抵抗、2
7,29,111〜123,177,179 キャパシ
タ、31,181,301 モジュールの基板、33,
183,303 DRAM、35,185〜191 バ
ッファ回路、37 制御回路、39,41,193,1
95 デカップリングキャパシタ、51〜87,33
1,333 インバータ、89〜105,335 NA
NDゲート、125 OR−NANDゲート、127
NORゲート、129,197 降圧電源回路、133
第1の降圧回路、135 第2の降圧回路、305 メ
モリ回路、307 出力バッファ回路、309 レベル
変換回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のダイナミックランダムアクセスメ
    モリと、 前記複数のダイナミックランダムアクセスメモリに供給
    するための内部電源電圧を発生する内部電源電圧発生手
    段とを備え、 前記内部電源電圧発生手段は、 前記ダイナミックランダムアクセスメモリが、動作状態
    にあるときに、所定のノードに、外部からの電圧を降圧
    して、前記内部電源電圧を発生する第1の降圧手段と、 前記ダイナミックランダムアクセスメモリが、動作状態
    にあると否とにかかわらず、前記所定のノードに、前記
    外部からの電圧を降圧して、前記内部電源電圧を発生す
    る第2の降圧手段とを含む、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記動作状態は、読出または書込動作で
    あり、 前記内部電源電圧発生手段は、 制御信号を発生する制御信号発生手段をさらに含み、 前記制御信号発生手段は、外部からの外部制御信号に基
    づく内部信号の遷移に応じて、前記制御信号を遷移さ
    せ、 前記第1の降圧手段は、前記制御信号の遷移に応じて、
    そのオン/オフが制御される、請求項1に記載の半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記動作状態は、リフレッシュ動作およ
    び前記リフレッシュ動作を終了してから待機状態に戻す
    ためのリセット動作であり、 前記内部電源電圧発生手段は、 前記複数のダイナミックランダムアクセスメモリのリフ
    レッシュを制御するリフレッシュ制御手段をさらに含
    み、 前記第1の降圧手段は、前記リフレッシュ制御手段から
    の制御信号により、そのオン/オフが制御される、請求
    項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記リフレッシュ制御手段は、 外部からの外部制御信号に基づく内部信号を発生し、そ
    の内部信号に基づく内部制御信号を前記ダイナミックラ
    ンダムアクセスメモリに与える内部信号発生手段と、 前記制御信号を発生する制御信号発生手段とを含み、 前記内部信号発生手段は、前記ダイナミックランダムア
    クセスメモリがリフレッシュモードにある場合は、前記
    内部信号および前記内部制御信号をパルス信号として発
    生し、 前記ダイナミックランダムアクセスメモリは、パルス信
    号である前記内部制御信号の遷移に応じて、前記リフレ
    ッシュ動作を行ない、 前記制御信号発生手段は、パルス信号である前記内部信
    号の遷移に応じて、前記制御信号を遷移させ、 前記第1の降圧手段は、前記制御信号の遷移に応じて、
    そのオン/オフが制御される、請求項3に記載の半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記内部電源電圧発生手段は、 参照電圧を発生する参照電圧発生手段をさらに含み、 前記第1の降圧手段は、 前記参照電圧と前記所定のノードの電位とを比較し、そ
    の比較結果に応じた第1の比較信号を出力する第1の比
    較手段と、 前記第1の比較手段に応じて、前記外部からの電圧を降
    圧する第1の降圧素子とを含み、 前記第2の降圧手段は、 前記参照電圧と前記所定のノードの電位とを比較し、そ
    の比較結果に応じた第2の比較信号を出力する第2の比
    較手段と、 前記第2の比較信号に応じて、前記外部からの電圧を降
    圧する第2の降圧素子とを含む、請求項2または4に記
    載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の比較手段は、第1のカレント
    ミラーアンプであり、 前記第2の比較手段は、第2のカレントミラーアンプで
    ある、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の降圧素子は、第1のトランジ
    スタ素子であり、 前記第2の降圧素子は、第2のトランジスタ素子であ
    る、請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のトランジスタ素子のチャネル
    幅は、前記第2のトランジスタ素子のチャネル幅より大
    きい、請求項7に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のカレントミラーアンプの駆動
    力は、前記第2のカレントミラーアンプの駆動力より大
    きい、請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のカレントミラーアンプは、 第1の一定電流を発生する第1の一定電流発生手段を含
    み、 前記第2のカレントミラーアンプは、 第2の一定電流を発生する第2の一定電流発生手段を含
    み、 前記第1の一定電流は、前記第2の一定電流より大き
    い、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の一定電流発生手段は、第3
    のトランジスタ素子であり、 前記第2の一定電流発生手段は、第4のトランジスタ素
    子であり、 前記第3のトランジスタ素子のチャネル幅は、前記第4
    のトランジスタ素子のチャネル幅より大きい、請求項1
    0に記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記外部制御信号は、行アドレススト
    ローブ信号および列アドレスストローブ信号である、請
    求項2または4に記載の半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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