JPH0957993A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0957993A
JPH0957993A JP24097895A JP24097895A JPH0957993A JP H0957993 A JPH0957993 A JP H0957993A JP 24097895 A JP24097895 A JP 24097895A JP 24097895 A JP24097895 A JP 24097895A JP H0957993 A JPH0957993 A JP H0957993A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイピング終了後の残留インクのたれ落ちや
ワイピング終了時のインクの飛散を防止して、装置内部
や被記録体の汚染を防止したインクジェット記録装置を
提供すること。 【解決手段】 インクジェットヘッド10と、ワイパ1
4と、インク吸収体16とを備えるインクジェット記録
装置であって、インク吸収体16を回動可能なアーム1
8の一端に取り付け、アーム18をアームモータで駆動
してインク吸収体16がインクジェットヘッド10のノ
ズル面10aの端部に接触する接触状態とノズル面10
aの端部から離間する離間状態とを切り替えるように構
成し、ワイピング終了前にインク吸収体16をノズル面
10aの端部に接触させ、ワイピング終了後に離間させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、更に詳細には、ヘッドのノズル面をワイ
ピングするときにノズル面の端部に集まるインクを吸収
体で除去するようにしたインクジェット記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置では、インク液
滴をインクジェットヘッドのノズルから吐出して印刷用
紙等の被記録体に付着させてドット記録を行うが、吐出
の際にインクがノズル面に付着したり、あるいはノズル
から劣化インクを吸引(パージ)した際にインクがノズ
ル面に付着することがある。この付着インクを放置すれ
ばインクの吐出方向が付着インクに引きずられて本来の
方向からはずれ記録結果が乱れる等の吐出不良が生じ
る。また紙粉等がノズル面に付着し吐出方向を曲げた
り、ノズル面に付着したインクが印刷用紙を汚すことも
ある。従って、付着インクや紙粉等を除去して正常な吐
出状態に回復させたり、印刷用紙を汚さないようにする
ための清浄化を行う必要がある。
【0003】このため図6のように、弾性を有するワイ
パ71でノズル面を拭き払って付着インクを除去するワ
イパ機構をインクジェットヘッド70の記録領域の外側
に設け、定期的あるいは吸引動作後にインクジェットヘ
ッド70がこのワイパ機構を通過することにより清浄化
を行うようにしている(この拭き払い動作を「ワイピン
グ」という)。即ち、インクジェットヘッド70のノズ
ル面70aに対しワイパ71を少し突出させておいてイ
ンクジェットヘッド70を図5中の矢印のように移動さ
せると、ワイパ71が撓みながらノズル面70aに接触
して付着インク73を拭い取るのである。ワイパ71は
その後、ワイパ機構に設けられている吸収体に接触して
付着したインクの除去を行い、次回のワイピングに備え
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このイ
ンクジェット記録装置におけるワイピング動作では、図
7に示すように、インクジェットヘッド70のワイピン
グ終了側の側面の先端部にインク73aが残留してしま
う。このため、残留インク73aがたれ落ちて装置内部
や印刷用紙等を汚染するという問題があった。また、ワ
イパ71がインクジェットヘッド70から離れるときに
撓んでいる状態からまっすぐな状態に戻るので、反跳で
ワイパ71上のインク73bの一部が飛散して装置内部
を汚すという問題もあった。
【0005】これに対し図8に示すように、ワイピング
終了後にインクが溜りやすい位置に吸収体75を取り付
けて残留インクのたれ落ちを防止したものも存在したが
(特開平3−240551号公報参照)、印刷記録時に
吸収体75も印刷用紙のすぐ近くを通ることになるの
で、吸収体75のインク含有量が多いときには印刷用紙
を汚すことがあり、問題の真の解決にはなっていなかっ
た。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、ワイピング終了後の残留インク
のたれ落ちやワイピング終了時のインクの飛散を防止し
て、装置内部や被記録体の汚染を防止したインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)前記目的を達成するため本発明は、ノズルからイ
ンクを被記録体に吐出して記録を行うインクジェットヘ
ッドと、このインクジェットヘッドのノズル面をワイピ
ングして余剰インクを除去するワイパ部材と、このワイ
ピングにより除去された余剰インクを吸収するインク吸
収体とを備えたインクジェット記録装置であって、前記
インク吸収体を保持すると共に、このインク吸収体が前
記インクジェットヘッドのノズル面における前記ワイピ
ング方向の端部に接触する接触状態とノズル面の端部か
ら離間する離間状態とを切り替え可能なアーム部材と、
このアーム部材の接触状態と離間状態との切り替え駆動
を行う駆動手段とを有することを特徴とする。
【0008】このインクジェット記録装置では、インク
ジェットヘッドのノズル面に余剰インクが溜ってインク
の吐出状態が不良になると、ワイパ部材によりノズル面
を拭き払って余剰インク及び紙粉等を除去するワイピン
グが行われ、吐出状態の回復がなされる。このワイピン
グをするとき、駆動手段によりアーム部材を駆動して接
触状態とし、インク吸収体をインクジェットヘッドのノ
ズル面の端部に接触させておくと、ワイパ部材により集
められた余剰インクがインク吸収体に吸収され、ノズル
面の端部やワイパ部材に残留しない。
【0009】(2)また本発明は、前記(1)のインク
ジェット記録装置であって、ワイピング終了前に前記駆
動手段により前記インク吸収体を接触状態にし、ワイピ
ング終了後に前記駆動手段により前記インク吸収体を離
間状態にするアーム部材制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0010】このインクジェット記録装置では、ワイピ
ングをするときにはアーム部材制御手段の制御によりワ
イピング終了前に駆動手段がアーム部材を駆動して接触
状態とする。このためワイピング終了時には必ずインク
吸収体が余剰インクを吸収し、インクの飛散やたれ落ち
を防止する。そしてワイピング終了後にアーム部材制御
手段の制御により駆動手段がアーム部材を駆動して離間
状態とし、その後の記録動作が行われる。
【0011】(3)また本発明は、前記(2)に記載す
るインクジェット記録装置において、前記インクジェッ
トヘッドが、被記録体に沿って移動可能であり、前記ア
ーム部材制御手段が、少なくとも前記ワイピング終了前
から後まで、前記インク吸収体を前記インクジェットヘ
ッドの移動に追従して移動させることを特徴とする。
【0012】このインクジェット記録装置では、少なく
ともワイピング終了前から後まで、インクジェットヘッ
ドの移動に追従してインク吸収体も移動し、インクジェ
ットヘッドとインク吸収体の接触状態を維持する。この
ため、インク吸収体が余剰インクを確実に吸収する。
【0013】(4)また本発明は、前記(1)乃至
(3)のいずれかに記載するインクジェット記録装置に
おいて、前記インクジェットヘッドが、被記録体への記
録領域を越えて移動可能であり、前記ワイパ部材が、前
記記録領域の外部にあって、前記インク吸収体が、この
ワイパ部材と記録領域の間において前記インクジェット
ヘッドに接触可能であることを特徴とする。
【0014】このインクジェット記録装置では、インク
ジェットヘッドが被記録体へ記録を行い、そのまま記録
領域の外部へ移動すると、ワイパ部材によりノズル面を
拭き払って余剰インクが除去されるとともに、インク吸
収体にその余剰インクが吸収される。
【0015】(5)また本発明は、前記(1)乃至
(3)のいずれかに記載するインクジェット記録装置に
おいて、前記インクジェットヘッドが、被記録体への記
録領域を越えて移動可能であり、この記録領域から外方
に、前記ワイパ部材、及び前記インクジェットヘッドの
ノズル面からインクを吸引する吸引手段を備え、前記イ
ンク吸収体が、前記ワイパ部材よりも前記吸引手段側か
ら前記インクジェットヘッドに接触可能であることを特
徴とする。
【0016】このインクジェット記録装置では、インク
ジェットヘッドのノズル面からインクを吸引した後、そ
のインクジェットヘッドが記録領域へ向けて移動すると
き、吸引後の余剰インクがワイパ部材によって除去され
るとともに、インク吸収体にそのインクが吸収される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクジェッ
ト記録装置を具体化した実施の形態について、図面を参
照しつつ説明する。
【0018】図1の概略斜視図において、インクジェッ
ト記録装置のケーシング60内には印刷用紙Sを搬送す
るための円筒状のプラテンローラ62が軸まわりに回転
可能に設けられている。プラテンローラ62は、図1に
は示さないが駆動のためのLFモータ30を備えてい
る。
【0019】そしてプラテンローラ62と平行にガイド
ロッド64及びガイドレール66が配置され、これらに
支持されつつキャリッジ9がプラテンローラ62と平行
に移動できるように設けられている。キャリッジ9に
は、インクジェットヘッド10とこれにインクを供給す
るインクタンク12とが搭載されている。インクジェッ
トヘッド10は、プラテンローラ62に対向する面に多
数のノズルを有しており、このノズルからプラテンロー
ラ62上の印刷用紙Sにインクを吐出して印刷記録を行
うものである。キャリッジ9は、ケーシング60内の下
部に設けられたCRモータ68によりベルト70を介し
て駆動されるようになっている。またケーシング60内
には、インクジェットヘッド10のインク吐出状態が悪
化したときにこれを回復させるための機構として、ワイ
パ14と、パージポンプ44及びパージキャップ46と
が設けられている。
【0020】ワイパ14は、インクジェットヘッド10
のノズル面を拭き払って余剰インクを除去するワイピン
グを行うものであり、インク非吸収性の弾性部材で形成
されている。パージポンプ44及びパージキャップ46
は、インクジェットヘッド10のノズル面をパージキャ
ップ46で覆い、パージポンプ44で負圧を発生してイ
ンクジェットヘッド10内の劣化インク等を吸引除去す
るパージングを行うものである。ワイパ14とパージキ
ャップ46とは、インクジェットヘッド10の移動範囲
中の印刷用紙への記録領域から外部へその順序で設けら
れている。また、これらは共に公知の移動機構によりイ
ンクジェットヘッド10の移動面に対して前後に移動可
能なように設けられており、必要なときにのみワイピン
グやパージングがなされるようになっている。
【0021】そしてワイパ14と記録領域の間におい
て、ウレタンフォーム等の多孔質部材で形成されたイン
ク吸収体16が備えられている。インク吸収体16は、
円柱形状をなしており、アーム18の一端に取り付けら
れている。アーム18の他の一端は、ケーシング60に
固定された駆動手段例えばアームモータ20に取り付け
られており、従ってアーム18はアームモータ20の駆
動により、インクジェットヘッド10の移動面と並行な
面内において回動可能である。アームモータ20でアー
ム18を回動させることにより、インク吸収体16を、
インクジェットヘッド10の移動面に突出した位置(図
1)とその移動面から退避した位置(図2)との間で移
動させることができ、また移動面に突出した位置におい
て、インクジェットヘッド10に追従するようにそれと
ほぼ同方向にほぼ同速度かそれよりもやや高速度で移動
させることができるように構成したものである。
【0022】続いて、このインクジェット記録装置の制
御系を図4のブロック図を参照して説明する。この制御
系は、公知の演算処理装置であるCPU23を中心に構
成されている。CPU23は、インターフェース22を
介してホストコンピュータ21に接続されている。ホス
トコンピュータ21はパソコンである。即ちこのインク
ジェット記録装置は、ホストコンピュータ21から印刷
指令を受け、その指令に従い種々の印刷記録を実行する
ものである。
【0023】CPU23には、スイッチパネル24、R
OM25、RAM26が接続されている。スイッチパネ
ル24は、用紙サイズその他の各種記録パラメータを設
定し、また表示するものである。ROM25は、インク
ジェット記録装置の制御上必要な種々のプログラム類を
格納するものである。後述するインクジェットヘッド1
0のワイピングの際のインク吸収体16の動作も、この
ROM25に格納された専用プログラム(アーム部材制
御手段)に基づいて行われる。RAM26は、ホスト2
1から転送された記録データや、インクジェット記録装
置の制御上必要な種々の数値の一時記憶を行うものであ
る。
【0024】CPU23の基本機能は、アーム駆動回路
19、LF駆動回路29、CR駆動回路28、ヘッド駆
動回路27を介して行うアームモータ20、LFモータ
30、CRモータ68、インクジェットヘッド10の駆
動制御である。アームモータ20は、前記のようにアー
ム18を駆動してインク吸収体16を移動させるもので
ある。LFモータ30は、プラテンローラ62や給紙ギ
ヤ等を含む紙送り機構31を駆動するものである。CR
モータ68は、前記のようにベルト70を介してキャリ
ッジ9を駆動するものである。
【0025】次に、インクジェット記録装置の動作を説
明する。
【0026】インクジェット記録装置の基本的な動作
は、インクジェットヘッド10によるプラテンローラ6
2上の印刷用紙Sへの印刷記録である。即ち、プラテン
ローラ62の回転により印刷用紙Sが搬送され、記録さ
れる行がインクジェットヘッド10に対面する位置とさ
れる。そしてCRモータ68によりキャリッジ9を移動
しつつインクジェットヘッド10が記録データに従いイ
ンクを吐出して印刷記録が行われる。1行分の記録が終
了するとプラテンローラ62により印刷用紙Sが1行分
送られ、後続する行について記録が続行される。かかる
一連の記録動作は、ホスト21からの指令に従いCPU
23が統括制御して行う。
【0027】そして、印刷記録を行うことによりインク
ジェットヘッド10のノズル面にインクが付着してこの
付着インクが溜ってくると、ワイピングによりこれを除
去してインク吐出状態を回復させる。このため、印刷記
録はいったん中止され、CRモータ68によりキャリッ
ジ9が移動して、インクジェットヘッド10がプラテン
ローラ62上の印刷用紙Sと対面する記録領域から外へ
出される。
【0028】そしてこのとき、公知の移動機構により、
ワイパ14が前進してその先端がインクジェットヘッド
10の移動面に突出する。このためキャリッジ9が記録
領域の外方へ移動するのに伴い、図3の(a)に示すよ
うにインクジェットヘッド10がワイパ14に接触し、
弾力性のあるワイパ14は少し撓む。従ってキャリッジ
9が更に移動すると、ワイパ14によりインクジェット
ヘッド10のノズル面10a上に付着しているインク7
3が拭き取られる。
【0029】そしてこのとき、アームモータ20により
アーム18がキャリッジ9の移動と同方向に回動されそ
の先端のインク吸収体16がインクジェットヘッド10
の移動面に突出する位置に移動する。このときインク吸
収体16は、図3の(b)に示すようにキャリッジ9と
共に移動するインクジェットヘッド10の先端部分の端
部に側面から接触し、少しへこむ。この状態で、インク
吸収体16は、図3の(b)から(c)までインクジェ
ットヘッド10の移動に追従して移動する。
【0030】そしてキャリッジ9が更に移動してワイパ
14によるノズル面10aのワイピングが終了するとき
に、図3の(c)に示すようにワイパ14に集められた
インク73は残らずインク吸収体16に吸収される。こ
のため、ワイパ14の反跳によりインク73が周囲に飛
散したり、またはインクジェットヘッド10の側面等に
残ってその後たれ落ちしたりすることはない。また、ワ
イパ14にもインク73が残らないので、ワイパ14は
清浄な状態に維持される。
【0031】そしてキャリッジ9が更に移動してワイパ
14とインクジェットヘッド10とが離間すると、アー
ムモータ20によりアーム18が反対方向に回動されイ
ンク吸収体16がインクジェットヘッド10の移動面か
ら退避する(図3の(d))。このときのノズル面10
aには、もはやインクは残留しておらず、インクの吐出
状態は良好な状態に回復している。
【0032】このワイピング動作は、インクジェットヘ
ッド10が予め定められた所定量の印刷記録を行ったと
きに自動的に行われる。またユーザーがワイピングの必
要を感じたときにはスイッチパネル24からその旨を指
令してワイピング動作をさせることもできる。かかる一
連のワイピング動作は、CPU23がCR駆動回路28
やアーム駆動回路19を統括制御して行う。
【0033】また、長期間、装置の非記録状態が続いた
後に記録動作を開始する際には、インクジェットヘッド
10をパージキャッ46と対面する位置へ移動させ、パ
ージポンプ44でノズル面からインクを吸引する。この
ときノズル面10a上に残っているインクは、キャリッ
ジ9を上記と同方向に移動させてワイパ14で拭き払
い、インク吸収体16に吸収させる。
【0034】図5は、他の実施の形態を示す要部平面図
である。この実施の形態では、インク吸収体16が吸引
手段のパージキャップ46側からインクジェットヘッド
10に接触するようにしている。
【0035】つまり、インクジェットヘッド10が、上
記のように吸引手段で吸引後、プラテン62へ向けて移
動する途中で、ワイパ14を前進してワイピングすると
ともに、インク吸収体16を同方向に移動して、インク
をインク吸収体に吸収させる。所定量の印刷記録を行な
った後のワイピング動作(吸引動作を伴わない)は、イ
ンクジェットヘッド10を記録領域から一旦ワイパ14
を越えて外方へ移動し、記録領域へ戻す途中で行う。
【0036】上記両実施の形態において、インクがイン
ク吸収体16に吸収される際に、インク吸収体16がイ
ンクジェットヘッド10に接触する圧力を「強」から
「弱」へゆるめることで、インク吸収力を高めることが
できる。それは、例えばインクジェットヘッド10の移
動速度に対するアームモータ20の回転速度を「高」か
ら「低」へ切り替えることで実現できる。
【0037】以上詳細に説明したように、両実施の形態
にかかるインクジェット記録装置では、インク吸収体1
6をワイパ14に近接した位置に移動可能に設け、ワイ
ピングを行うときにインク吸収体16をインクジェット
ヘッド10に接触させ、ワイピング終了後にインクジェ
ットヘッド10の移動面から退避させるようにしたの
で、ワイピングの際にワイパ14により集められたイン
ク73は、残らずインク吸収体16に吸収され、インク
ジェットヘッド10やワイパ14に残留しない。このた
め、インクジェットヘッド10からインクがその後たれ
落ちたり、ワイパ14がインクジェットヘッド10から
離れるときの反跳でインクが飛散したりすることがな
く、インクジェット記録装置内部や印刷用紙Sの汚染が
防止されている。
【0038】また、インク吸収体16は記録領域の外側
のワイパ14に近接して設けられているので、印刷記録
時にインクジェットヘッド10とともに記録領域に移動
することはない。このため、インク吸収体16にインク
が溜ってきたときであってもインク吸収体16が印刷用
紙Sに接近して汚染させることはない。
【0039】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、余剰
インクを吸収するインク吸収体をアーム部材に保持して
インクジェットヘッドのノズル面の端部に接触する接触
状態とノズル面の端部から離間する離間状態とを切り替
え可能とし、駆動手段の駆動によりこの切り替えを行う
ようにしたので、少なくともワイピング終了時にインク
吸収体を接触状態とすることにより、ワイピングで集め
られた余剰インクをインク吸収体に残らず吸収させ、イ
ンクのインクジェットヘッドやワイパ部材への残留や周
囲への飛散を防止することができる。これにより、残留
インクのたれ落ちや飛散による装置内部や被記録体の汚
染を防止し、かつインク吸収体が被記録体に接近するこ
とによる汚染のおそれも排除した優れたインクジェット
記録装置が実現されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の概略構
成を、インク吸収体が突出している状態で示す図であ
る。
【図2】本発明に係るインクジェット記録装置の概略構
成を、インク吸収体が退避している状態で示す図であ
る。
【図3】本発明に係るインクジェット記録装置における
ワイピング動作を説明する図である。
【図4】インクジェット記録装置の制御系を説明するブ
ロック図である。
【図5】他の実施の形態を示す要部平面図である。
【図6】従来のインクジェット記録装置におけるワイピ
ング動作を説明する図である。
【図7】従来のインクジェット記録装置におけるワイピ
ング動作を説明する図である。
【図8】別の従来のインクジェット記録装置の要部を示
す図である。
【符号の説明】
10 インクジェットヘッド 14 ワイパ 16 インク吸収体 18 アーム 20 アームモータ 23 CPU 25 ROM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルからインクを被記録体に吐出して
    記録を行うインクジェットヘッドと、このインクジェッ
    トヘッドのノズル面をワイピングして余剰インクを除去
    するワイパ部材と、このワイピングにより除去された余
    剰インクを吸収するインク吸収体とを備えたインクジェ
    ット記録装置において、 前記インク吸収体を保持すると共に、このインク吸収体
    が前記インクジェットヘッドのノズル面における前記ワ
    イピング方向の端部に接触する接触状態とノズル面の端
    部から離間する離間状態とを切り替え可能なアーム部材
    と、 このアーム部材の接触状態と離間状態との切り替え駆動
    を行う駆動手段とを有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するインクジェット記録
    装置において、 ワイピング終了前に前記駆動手段により前記インク吸収
    体を接触状態にし、ワイピング終了後に前記駆動手段に
    より前記インク吸収体を離間状態にするアーム部材制御
    手段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載するインクジェット記録
    装置において、 前記インクジェットヘッドが、被記録体に沿って移動可
    能であり、 前記アーム部材制御手段が、少なくとも前記ワイピング
    終了前から後まで、前記インク吸収体を前記インクジェ
    ットヘッドの移動に追従して移動させることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載するイ
    ンクジェット記録装置において、 前記インクジェットヘッドが、被記録体への記録領域を
    越えて移動可能であり、 前記ワイパ部材が、前記記録領域の外部にあって、前記
    インク吸収体が、このワイパ部材と記録領域の間におい
    て前記インクジェットヘッドに接触可能であることを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載するイ
    ンクジェット記録装置において、 前記インクジェットヘッドが、被記録体への記録領域を
    越えて移動可能であり、 この記録領域から外方に、前記ワイパ部材、及び前記イ
    ンクジェットヘッドのノズル面からインクを吸引する吸
    引手段を備え、 前記インク吸収体が、前記ワイパ部材よりも前記吸引手
    段側から前記インクジェットヘッドに接触可能であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
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