JPH0953802A - 熱媒体による加熱冷却装置 - Google Patents

熱媒体による加熱冷却装置

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JPH0953802A
JPH0953802A JP22732995A JP22732995A JPH0953802A JP H0953802 A JPH0953802 A JP H0953802A JP 22732995 A JP22732995 A JP 22732995A JP 22732995 A JP22732995 A JP 22732995A JP H0953802 A JPH0953802 A JP H0953802A
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JP
Japan
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heat medium
heating
heat
medium
supply pipe
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Application number
JP22732995A
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English (en)
Inventor
Takayuki Morii
高之 森井
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より広い温度範囲で加熱したり冷却すること
のできる、熱媒体による加熱冷却装置を得ること。 【構成】 熱媒体用ボイラ―1と反応釜2のジャケット
部6とを加熱流体供給管11を介して接続する。冷却流
体供給管5をジャケット部6と接続する。ジャケット部
6を管路16を介して真空ポンプ手段7のエゼクタ―2
0と接続する。真空ポンプ手段7は、エゼクタ―20と
熱交換タンク21と循環ポンプ22とそれらの接続管路
23とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱媒体によって被熱交
換物を加熱したり冷却するものに関し、石油化学工業や
合成繊維工業、あるいは、合成樹脂工業等の各種加熱や
冷却工程に使用される熱媒体による加熱冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来の加熱冷却装置の例としては、例えば
特公平5−34054号公報に示されているような装置
が用いられていた。これは、反応釜を加熱したり冷却す
るもので、反応釜の流体室に加熱用の蒸気と冷却用の水
を切換えて供給できるようにすると共に、当該流体室を
エゼクタとタンクと循環ポンプとから成る真空ポンプ手
段に接続したものであり、蒸気の潜熱でもって反応釜を
加熱したり、水の蒸発潜熱により反応釜を冷却すること
ができるものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来の加熱冷却
装置を用いた場合、加熱や冷却の温度が限られた値とな
り、従って、限られた被加熱物や被冷却物しか熱交換処
理ができない問題があった。これは、加熱冷却流体とし
て水を蒸発させた蒸気や冷却水を用いているために、そ
の蒸気温度や蒸発温度が所定の限られた値となってしま
うためである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、広い温度範
囲で加熱したり冷却することのできる加熱冷却装置を得
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、熱交換器の一
次側に加熱流体供給管と冷却流体供給管を接続し、熱交
換器の二次側に真空ポンプ手段を接続して、熱交換器内
の被熱交換物を加熱したり冷却するものにおいて、加熱
冷却流体を熱媒体とし、当該熱媒体を蒸気化する熱媒体
蒸気発生部を配置して上記加熱流体供給管に接続すると
共に、上記冷却流体供給管に液体状の熱媒体を供給する
液体状熱媒体供給部を接続したものである。
【0006】
【作用】熱媒体蒸気によって被熱交換物を加熱し、ま
た、液体状の熱媒体の蒸発潜熱によって被熱交換物を冷
却することにより、水蒸気の潜熱と水の蒸発潜熱による
加熱冷却と比較して、より高温度までの加熱や冷却を行
うことができる。
【0007】熱媒体は様々な種類のものが市販され用い
られているが、通常の水を沸騰させた水蒸気よりも圧力
が低くて温度が高いものが一般的である。例えば水の場
合、水銀柱で約95ミリの真空圧力の状態で約50度C
の水蒸気となるのであるが、ある熱媒体の場合は同じ圧
力状態の場合で約200度Cの高温蒸気となる。
【0008】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本実施例においては熱交換器とし
て反応釜2を用いた例を示す。熱媒体蒸気発生部として
の熱媒体用ボイラ―1と反応釜2のジャケット部6とを
加熱流体供給管11を介して接続すると共に、ジャケッ
ト部6に冷却流体供給管5を接続し、ジャケット部6の
下部を真空ポンプ手段7と連設し、真空ポンプ手段7を
タンク3と循環ポンプ4を介して熱媒体用ボイラ―1と
接続して、熱媒体による加熱冷却装置を構成する。
【0009】熱媒体用ボイラ―1と反応釜2の間の加熱
流体供給管11に、圧力調整弁8と気液分離器9と圧力
センサ―10を取り付ける。圧力調整弁8は、圧力セン
サ―10で検出した加熱流体供給管11内の熱媒体蒸気
圧力を所定値に調整するものであり、気液分離器9は加
熱流体供給管11内の熱媒体蒸気と液体を分離し、分離
した熱媒体蒸気だけを反応釜2のジャケット部6へ供給
し、液体をその下部に設けたスチ―ムトラップ12から
排出するものである。気液分離器9としては、衝突式や
遠心式やフィルタ―式等のものを用いることができる。
【0010】ジャケット部6の右側には熱媒体補給管路
31とバルブ18を介して接続した冷却流体供給管5を
接続する。冷却流体供給管5から液体状の熱媒体をジャ
ケット部6へ供給するものである。
【0011】反応釜2の外周に配置したジャケット部6
の下部接続口13を、スチ―ムトラップ14とバイパス
バルブ15を並行に設けた管路16で、真空ポンプ手段
7のエゼクタ―20と接続する。また、気液分離器9の
スチ―ムトラップ12の出口も管路17を介してエゼク
タ―20と接続する。
【0012】真空ポンプ手段7は、エゼクタ―20と熱
交換タンク21と循環ポンプ22、及び、接続管路23
とで構成する。エゼクタ―20は、ノズル部25とディ
フュ―ザ部26で形成する。熱交換タンク21には、内
部に溜った熱媒体27を冷却するための冷却管28を調
節弁29を介して取り付けると共に、下部には熱媒体2
7の流体温度を検出するための温度センサ―30を取り
付け、図示はしていないが温度センサ―30と調節弁2
9を温度コントロ―ラ―を介して接続して、熱媒体27
の温度を所定値に維持できるようにする。熱交換タンク
21の上部には熱媒体を補給するための熱媒体補給管路
31をバルブ19を介して接続する。
【0013】真空ポンプ手段7は、循環ポンプ22で熱
交換タンク21内の熱媒体27をエゼクタ―20中に循
環させて、エゼクタ―20のノズル部25で吸引力を発
生し、反応釜2のジャケット部6から熱媒体を吸引する
と共に、ジャケット部6内を所定の圧力状態に維持する
ものである。
【0014】真空ポンプ手段7の接続管路23の一部を
分岐して管路32を接続し、循環熱媒体の一部が管路3
3からタンク3へ供給されるようにすると共に、更に管
路35を接続して循環熱媒体の一部を加熱流体供給管1
1中で気液分離器9の一次側に注入する。管路35によ
り、圧力調整弁8で圧力調整された熱媒体蒸気が過熱蒸
気となった場合でも、循環熱媒体の一部を注入して気液
分離部9で熱交換させることにより、飽和温度の蒸気と
することができるものである。
【0015】管路32を更に分岐して管路36とバルブ
37とを介して冷却流体供給管5と接続する。真空ホン
プ手段7を循環している液体状の熱媒体の一部を、管路
36から冷却流体供給管5を経て反応釜2のジャケット
部6へ供給することができるものである。本実施例にお
いては、管路36と熱媒体補給管路31とで液体状熱媒
体供給部を形成する。
【0016】次に作用を説明する。反応釜2を加熱する
場合は、熱媒体用ボイラ―1で発生させた熱媒体蒸気
を、圧力調整弁8を経て圧力調整してジャケット部6に
供給する。ジャケット部6内は、真空ポンプ手段7のエ
ゼクタ―20の吸引力により予め所定の低圧状態となっ
ており、ジャケット部6に供給された熱媒体蒸気は、所
定の圧力すなわち蒸気温度となって反応釜2内の被加熱
物を加熱する。加熱して熱を奪われた熱媒体蒸気は凝縮
して液体となり、スチ―ムトラップ14を経てエゼクタ
―20に吸引され、熱交換タンク21に至る。
【0017】熱交換タンク21内の熱媒体27は、冷却
管28で所定温度まで冷却されて循環ポンプ22でエゼ
クタ―20へ供給され、再度ジャケット部6内の熱媒体
を吸引する。エゼクタ―20で生じる吸引力は、エゼク
タ―20内を通過する熱媒体の温度によって決まるため
に、熱交換タンク21内の熱媒体27の液温を適宜調節
することにより、エゼクタ―20の吸引力すなわち減圧
度合を制御することができる。エゼクタ―20の吸引力
を制御することにより、ジャケット部6内の圧力状態を
制御することができ、大気圧以下の負圧状態から、大気
圧以上の正圧状態までジャケット部6内の圧力を制御す
ることができ、対応関係にある蒸気温度も同様に制御す
ることができる。
【0018】熱媒体として例えば商品名でダウサムなる
ものを用いた場合、蒸気圧力を絶対圧で0.3キロとす
るとその蒸気温度は約210度Cとなり、1.1キロと
すると約260度Cとすることができ、蒸気圧力を制御
することによって、蒸気温度を制御することができるの
である。
【0019】次に反応釜2を冷却する場合は、圧力調整
弁8を閉止して熱媒体蒸気の供給を停止すると共に、冷
却流体供給管5から液体状の熱媒体をジャケット部6へ
供給する。この場合、液体状の熱媒体は、熱媒体補給管
路31又は真空ポンプ手段7と接続した管路36のいず
れかから供給することができる。
【0020】ジャケット部6へ供給された液体状の熱媒
体は、ジャケット部6内が真空ポンプ手段7によって所
定の減圧状態に維持されており、反応釜2の熱を奪って
ただちに蒸発することによりその蒸発潜熱でもって反応
釜2を冷却する。反応釜2を冷却して蒸発した熱媒体蒸
気と、蒸発しなかった液体状の熱媒体の一部は、スチ―
ムトラップ14とバルブ15を経てエゼクタ―25に吸
引され、熱交換タンク21に至り、再度所定温度に調整
される。
【0021】本実施例においては、熱交換器として反応
釜2を用いた例を示したが、その他の熱交換器、例えば
合成繊維や合成樹脂、あるいは、食料品や医療品等の熱
交換器としても用いることができるものである。
【0022】本実施例においては、真空ポンプ手段7と
して、エゼクタ―20と熱交換タンク21と循環ポンプ
22から成るものを示したが、その他の例えば水封式や
回転式や往復式の真空ポンプを用いることもできる。
【0023】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、加熱冷却
流体に熱媒体を用いることによって、より広い温度範囲
で被熱交換物を加熱したり冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱媒体による加熱冷却装置の実施例を
示す構成図である。
【符号の説明】
1 熱媒体用ボイラ― 2 反応釜 6 ジャケット部 7 真空ポンプ手段 8 圧力調整弁 9 気液分離器 14 スチ―ムトラップ 20 エゼクタ― 21 熱交換タンク 22 循環ポンプ 27 熱媒体 31 熱媒体補給管路 36 管路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器の一次側に加熱流体供給管と冷
    却流体供給管を接続し、熱交換器の二次側に真空ポンプ
    手段を接続して、熱交換器内の被熱交換物を加熱したり
    冷却するものにおいて、加熱冷却流体を熱媒体とし、当
    該熱媒体を蒸気化する熱媒体蒸気発生部を配置して上記
    加熱流体供給管に接続すると共に、上記冷却流体供給管
    に液体状の熱媒体を供給する液体状熱媒体供給部を接続
    したことを特徴とする熱媒体による加熱冷却装置。
JP22732995A 1995-08-11 1995-08-11 熱媒体による加熱冷却装置 Pending JPH0953802A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376220B1 (ko) * 1999-04-21 2003-03-15 서명희 보일러를 이용한 냉난방장치
KR20030025949A (ko) * 2003-02-24 2003-03-29 주식회사 옥토프라자 냉난방 겸용 보일러
JP2009168308A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tlv Co Ltd 気化冷却装置
JP2012002405A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置
KR101406481B1 (ko) * 2013-01-28 2014-06-13 뉴젠에너지 주식회사 진공 순환식 스팀 보일러

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