JPH0942001A - 内燃機関の回転数制御装置 - Google Patents

内燃機関の回転数制御装置

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JPH0942001A
JPH0942001A JP7195490A JP19549095A JPH0942001A JP H0942001 A JPH0942001 A JP H0942001A JP 7195490 A JP7195490 A JP 7195490A JP 19549095 A JP19549095 A JP 19549095A JP H0942001 A JPH0942001 A JP H0942001A
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JP
Japan
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combustion engine
internal combustion
speed
iscv
determined
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JP7195490A
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Akio Kunimasa
愛生 国政
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車両のウォーキング走行時の回転数
制御を行う内燃機関の回転数制御装置に関し、路面状態
に応じた速度でのウォーキング走行を可能とする内燃機
関の回転数制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】4WD・Loモードでのウォーキング走行
中と判断された場合、アクセルペダル及びブレーキペダ
ルの踏込状態が判別されることにより、ブレーキペダル
及びアクセルペダルの踏込回数が、それぞれカウントさ
れる(ステップ121、129)。ブレーキペダル又は
アクセルペダルの踏込回数が所定値以上であると判別さ
れた場合には、運転者が減速又は加速を意図していると
判断されて、ISCV48の目標開度が減少又は増加さ
れる(ステップ124、132)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用内燃機関の
回転数制御装置に係わり、特に、手動変速機を備える車
両に搭載される内燃機関の回転数制御に好適な内燃機関
の回転数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動車(以下、4WD車)がガレキ
路、岩石路などのオフロードを走行する際には、安全の
ため走行速度を低速に抑える必要がある。この場合、路
面の大きな凹凸による車両の不安定な走行等を防止する
ために、クラッチを接続した状態で低速走行、停止、及
び始動が行われる。かかるオフロード走行時に良好な走
行性を得るには、ウォーキング走行、すなわち、クラッ
チを接続した状態での内燃機関のアイドル回転による低
速走行を安定に行えることが必要である。
【0003】ところで、内燃機関のアイドル回転を安定
に維持する技術として、従来より特開平6−15912
2公報に開示される内燃機関制御装置が公知である。前
記公報に開示される内燃機関制御装置は、クラッチが接
続された状態での走行中に、機関回転数が目標アイドル
回転数を下回った場合に、アイドリング回転数制御(以
下、ISC制御と称す)により内燃機関の吸入空気量を
増加させて内燃機関の動作を安定させると共に、吸入空
気量の増加にともな機関回転数の上昇を、内燃機関の点
火時期を遅延させることにより抑制することとしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オフロード走行時に
は、路面の凹凸により車両にかかる負荷に大きな変動を
生じる場合がある。このため、内燃機関の回転数が一定
に維持されても、必ずしも車速は一定とならない。従っ
て、上記従来の内燃機関制御装置を4WD車に適用して
オフロードでのウォーキング走行を行った場合、一定の
ウォーキング車速を維持することはできない。また、オ
フロードでのウォーキング走行時には、一定の車速が実
現されるよりも、運転者の意図する速度が実現される方
が好ましい。しかしながら、上記従来の装置はアイドル
回転による低速走行車速に運転者の意図を反映する機能
を備えていない。上記従来の装置は、この点でもオフロ
ードでのウォーキング走行を制御する装置として不適切
であることになる。
【0005】更に、上記従来の内燃機関制御装置におい
て、アイドル回転による低速走行中にアクセルが踏み込
まれると、点火時期の遅延制御が停止されて点火時期が
通常の時期に戻される。この結果、点火時期に不連続な
変化が生じて走行ショックが生ずることがある。また、
上記従来の内燃機関制御装置は、上述の如く点火時期の
遅延制御を用いて機関回転数の上昇を抑制することとし
ているが、点火時期の遅延制御は燃焼性を悪化させるた
めの制御である。このため、その遅延量が大きな領域で
は、内燃機関に失火が生じ易く、良好なドライバビリテ
ィの維持が困難となるという問題が生ずる場合がある。
このように、上記従来の内燃機関制御装置はウォーキン
グ走行に対して必ずしも最適な構成ではなかった。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、運転者の意図により路面状態に応じた速度での
ウォーキング走行を可能とすると共に、ウォーキング走
行時の内燃機関の運転状態を安定に維持し得る内燃機関
の回転数制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、手動変速
機を備える車両に搭載される内燃機関の回転数を制御す
る内燃機関の回転数制御装置において、車速の変更を目
的として操作される車速変更手段と、クラッチが接続さ
れた状態でアクセルペダルが全閉とされた際の前記内燃
機関の吸入空気量を前記車速変更手段の動作の履歴に応
じて制御する空気量制御手段と、を備える内燃機関の回
転数制御装置により達成される。
【0008】本発明において、車速変更手段は、車速の
変更を目的として操作される。従って、その履歴には運
転者の加速もしくは減速の意図が反映される。アイドル
回転でも走行中に頻繁に加速が行われていれば、運転者
はより高速な車速を欲していると推定できる。一方、頻
繁に減速が行われていれば、運転者はより低速の車速を
欲していると推定できる。本発明において、空気量制御
手段は車速変更操作の履歴に応じて内燃機関の吸入空気
量を制御する。このため、クラッチ接続かつアクセル全
閉の際の内燃機関の吸入空気量が運転者の意図に応じて
制御されることになり、内燃機関の回転数は、運転者の
意図に応じた車速を実現し得る回転数に制御される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例のシステ
ム構成図を示す。本実施例は、回転数制御装置をパート
タイム4WD車に搭載される内燃機関10に適用した例
である。図1において、シリンダブロック12は内燃機
関10の本体を構成する。シリンダブロック12の壁中
には、内部を冷却水が循環するウォータジャケット14
が設けられている。また、シリンダブロック12には、
ウォータジャケット14内を流通する冷却水の温度を検
出する水温センサ16が配設されている。
【0010】シリンダブロック12の内部には、ピスト
ン18が液密かつ摺動可能に収納されている。本実施例
の内燃機関10は多気筒内燃機関であり、シリンダブロ
ック12内には、ピストン18の他に、図示されない複
数のピストンが収納されている。また、シリンダブロッ
ク12内部の、ピストン18の上方側には、燃焼室20
が形成されている。燃焼室20には、点火プラグ22が
配設されていると共に、それぞれ吸気バルブ24又は排
気バルブ26を介して、吸気マニホールド28及び排気
マニホールド30が連通している。
【0011】吸気マニホールド28は、内燃機関10の
各気筒とサージタンク32とを連通する複数の枝管を備
えている。各枝管には電磁弁式のインジェクタ34が配
設されている。内燃機関10においては、インジェクタ
34に供給する駆動信号の時間長を変更することで、燃
料噴射量を変更することができる。
【0012】サージタンク32の上流側には吸気管40
が連通されている。吸気管40の内部には、メインスロ
ットルバルブ(以下、単にスロットルバルブと称す)4
2が配設されている。スロットルバルブ42は、アクセ
ルペダルと連動して作動するバルブであり、アクセルペ
ダルの踏み込み量に応じた開度が生ずるように構成され
ている。スロットルバルブ42の近傍には、その開度を
検出するスロットルセンサ44が配設されている。
【0013】吸気管40と、サージタンク32とは、ス
ロットルバルブ42をバイパスするバイパス通路46に
よって連通されている。従って、スロットルバルブ42
が全閉状態であっても、バイパス通路46が導通状態で
あれば、内燃機関10には空気が供給されることにな
る。バイパス通路46の途中には、アイドル・スピード
・コントロール・バルブ(以下、ISCVと称す)48
が設けられている。ISCV48は、ステップモータを
駆動機構として備える弁機構であり、外部から供給され
る駆動信号に従って、その開度を任意に変更することが
できる。スロットルバルブ42が全閉の場合には、IS
CV48の開度に応じた量の空気が内燃機関10に供給
される。従って、ISCV48の開度を制御すること
で、内燃機関10のアイドル回転数を制御することがで
きる。
【0014】吸気管40の、スロットルバルブ42の上
流側には、エアフロメータ50が連通されている。エア
フロメータ50は、その内部を流通する空気の量に応じ
た出力信号を発生する。エアフロメータ50には、吸気
温センサ52が組み込まれている。吸気温センサ52
は、エアフロメータ50内部、すなわち、吸気管40内
部を流通する空気の温度に応じた出力信号を発生する。
エアフロメータ50の上流側には、エアフィルタ54が
連通されている。従って、吸気管40には、エアフィル
タ54によって濾過された後の清浄な空気が流入され
る。
【0015】上述した水温センサ16、点火プラグ2
2、インジェクタ34、スロットルセンサ44、ISC
V48、エアフロメータ50、及び吸気温センサ52は
電子制御装置(ECU)72に接続されている。ECU
72は水温センサ16、スロットルセンサ44、エアフ
ロメータ50、吸気温センサ52等の出力に基づく安定
した運転状態を実現するための燃料噴射量、点火時期、
ISC開度等を演算し、点火プラグ22、インジェクタ
34、ISCV48などの制御を行う。
【0016】ECU72には、また、4WD・2WD切
り換えスイッチ60、Hi・Lo切り換えスイッチ62
が接続されている。4WD・2WD切り換えスイッチ6
0は、内燃機関10を搭載する車両の駆動方式を4WD
から2WDへ、又は2WDから4WDへ切り換える際に
用いられるスイッチである。また、Hi・Lo切り替え
スイッチ62は4WD走行時のトランスミッションのギ
ヤ比をHiモードからLoモードに、又はLoモードか
らHiモードに切り換える際に用いられるスイッチであ
る。Hiモードは通常走行時に用いられる。また、Lo
モードは4WD走行時にのみ選択可能であり、オフロー
ド走行中等、車速が低くかつ大トルクが要求される状況
下で用いられる。
【0017】4WD・2WD切り換えスイッチ60によ
り2WDが選択された場合には、内燃機関10の出力は
トランスミションによって所定の減速比で減速された
後、トランスファーを介してリアアクスルに伝達され
る。一方、4WDが選択された場合には、トランスミッ
ションで減速された動力はトランスファーを介してリア
アクスルと共にフロントアクスルにも伝達されて4WD
走行が行われる。4WD走行時にHi・Lo切り替えス
イッチ62によりLoモードが選択されると、トランス
ミッションの出力が更に減速されてリアアクスル及びフ
ロントアクスルに伝達される。
【0018】図1に示す如く、ECU72には上述した
各種センサ、アクチュエータの他に、車速センサ64、
NEセンサ66、及びブレーキスイッチ68が接続され
ている。車速センサ64は車両の走行速度を検出するセ
ンサであり、NEセンサ66は、内燃機関10の回転数
を検出するセンサである。また、ブレーキスイッチ68
はブレーキペダル69が踏み込まれているか否かを検出
するセンサである。
【0019】本実施例の内燃機関回転数制御装置は、ウ
ォーキング走行時のISCV48の開度の制御方法に特
徴を有している。以下、図2及び図3を参照してECU
72が実行するISCV48制御ルーチンの処理の内容
について説明する。図2はECU72が実行するISC
V48の開度の制御ルーチンのフローチャートの一例を
示す。本ルーチンは内燃機関10の運転開始と同時に起
動され、内燃機関10の動作中は所定の時間間隔(本実
施例においては100ms毎)で繰り返し実行される。
【0020】図2に示すルーチンが起動されると、先ず
ステップ111において駆動方式が4WD・Loモード
であるか否かが判別される。かかる判別は、4WD・2
WD切り替えスイッチ60及びHi・Lo切り替えスイ
ッチ62の出力に基づいて行われる。なお、Hiモード
が選択された場合とLoモードが選択された場合とで
は、機関回転数NEと車速Vとの比に差異が生ずる。従
って、HiモードとLoモードとの判別は、NEとVと
の比に基づいて行うこともできる。また、本実施例では
上述の如く4WDモードでのみLoモードが実現され
る。従って、Loモードであることが判断できれば、駆
動方式は4WDであると推定できる。このため、上記ス
テップ111では、4WD・2WDの判別を省略し、H
i・Loの判別のみを行うこととしてもよい。
【0021】ステップ111において4WD・Loモー
ドではないと判別された場合はステップ133におい
て、4WD・Loモードでの制御が実行中か否かを示す
L4制御フラグがリセットされる。次に、ステップ13
4において、ISCV48のフィードバック制御を許可
すべくフラグの処理が行われる。ISCV48のフィー
ドバック制御は、内燃機関10の回転数NEと目標アイ
ドル回転数との偏差が”0”となるようにISCV48
の開度(以下、ISC開度と称す)を制御することで実
現される。この際、ECU72は目標アイドル回転数を
実現するISC開度が反映された学習値を随時更新し、
かつ記憶する。この学習値はフィードバック制御中の基
本のISC開度として用いられると共に、内燃機関10
が停止され、その後再度始動される際にはISC開度の
初期値として用いられる。
【0022】ステップ111において4WD・Loモー
ドであると判別された場合、ステップ112以降の4W
D・Loモードでの制御(以下、L4制御と称す)が実
行される。ステップ112においてはL4制御フラグが
セットされているか否かが判別される。今回の処理が、
ステップ111の条件が成立した後、初回の処理である
場合、L4制御フラグはリセット状態であると判断され
る。かかる場合には、ステップ113においてISCV
48のフィードバック制御を中止すべくフラグ処理が行
われた後、ステップ114でL4制御フラグがセットさ
れる。この結果、次回以降、上記ステップ112が実行
される場合はL4制御フラグがセット状態であると判断
される。この場合、ステップ113及び114をスキッ
プしてステップ115に進む。
【0023】ステップ115においては、内燃機関10
の回転数NEが所定回転数A以上であるか否かが判別さ
れる。所定回転数Aは内燃機関10が安定に動作できる
回転数の下限値である。ステップ115において回転数
NEが下限値Aよりも小さいと判別された場合には、以
後ISC開度を変更する処理を行うことなく今回のルー
チンが終了される。一方、ステップ115の条件が成立
する場合はとステップ116に進み、後の処理を続行す
る。
【0024】ステップ116においては、内燃機関10
の回転数NEが所定回転数B以下であるか否かが判別さ
れる。所定回転数Bは車両の飛び出しを防止するために
設けられた、内燃機関10のアイドリング回転数の上限
値である。ステップ116において回転数NEが上限値
Bよりも大きいと判別された場合には、以後ISC開度
を変更する処理を行うことなく今回のルーチンが終了さ
れる。一方ステップ116の条件が成立する場合はステ
ップ117に進み、後の処理を続行する。
【0025】ステップ117においては、車速SPDが
所定速度Cよりも小さいか否かが判別される。所定速度
Cは車速により車両がウォーキング走行中であるか否か
を判断する際のしきい値であり、本実施例においてはC
を5km/hとしている。車速SPDが所定速度C以上
であると判別された場合は、ウォーキング走行中ではな
いと判断され、今回のルーチンは終了される。一方、ス
テップ117の条件が成立する場合は、ウォーキング走
行中であると判断され、ステップ118の処理が実行さ
れる。
【0026】ステップ118においては、アクセルペダ
ルが踏まれているか否かが判別される。アクセルペダル
が踏み込まれているか否かは、スロットルバルブセンサ
44により計測されるスロットルバルブ42の開度が全
閉状態であるか否かに基づいてより判断される。ステッ
プ118においてアクセルペダルが踏み込まれていると
判別された場合は、アクセル操作の頻度を検出するため
ステップ128に進む。一方、踏み込まれていないと判
別された場合にはステップ119に進む。
【0027】ステップ119においては、ブレーキペダ
ル69が踏み込まれているか否かが判別される。ブレー
キペダル69が踏み込まれているか否かはブレーキスイ
ッチ68の出力により判断される。ステップ119にお
いてブレーキペダル69が踏み込まれていると判別され
た場合には、ブレーキ操作の頻度を検出するためステッ
プ120に進む。なお、ステップ118及び119にお
ける判別結果はそれぞれ次回の処理時までECU内に記
憶される。
【0028】一方、ステップ119において、ブレーキ
ペダル69が踏み込まれていないと判別された場合は、
アクセルペダル及びブレーキベダルのいずれも踏み込ま
れていないと判断し、アクセル操作、ブレーキ操作の頻
度を検出する処理を行うことなく、ステップ123に進
む。
【0029】ステップ128においては、前回の処理時
にアクセルペダルが踏み込まれていたか否かが判別され
る。前回の処理時にアクセルペダルが踏み込まれていた
か否かは前回のステップ118において記憶されたアク
セルペダルの踏込状態により判別される。前回の処理時
にアクセルペダルが踏み込まれていなかったと判別され
た場合には、前回の処理時と今回の処理時との間にアク
セルペダルの踏込動作がなされたと判断される。この場
合、ステップ129においてアクセルペダルの踏まれた
回数を示すアクセルカウンタACがカウントアップされ
ると共に、ステップ130においてブレーキペダル69
の踏まれた回数を示すブレーキカウンタBCがカウント
ダウンされる。
【0030】また、ステップ128において、前回の処
理時にもアクセルペダルが踏み込まれていたと判別され
た場合には、前回の処理時から今回の処理時までアクセ
ルペダルの踏み込み状態が維持されている、すなわち、
新たな踏込動作はなされなかったと判断される。この場
合、ステップ121及び122をスキップしてステップ
123に進む。
【0031】ステップ120においては、前回の処理時
にブレーキペダル69が踏み込まれていたか否かが判別
される。前回の処理時にブレーキペダル69が踏み込ま
れていたか否かは前回のステップ119において記憶さ
れたブレーキペダル69の状態により判別される。
【0032】そして、ステップ129及び30における
アクセルカウンタACに対する操作と同様にブレーキカ
ウンタBCに対する処理が行われた後、ステップ123
に進む。ステップ123においては、ブレーキカウンタ
BCが所定値α以上であるか否かが判別される。所定値
αはブレーキペダル69の踏込回数により運転者が減速
を意図しているか否かを判断する際のしきい値であり、
本実施例においてはαを3に設定している。ステップ1
23において、ブレーキカウンタBCがα以上であると
判別された場合には、運転者は減速を意図しているもの
と判断することができる。この場合、次にステップ12
4で、ISCV48の目標開度が減少される。一方、ス
テップ123において、ブレーキカウンタBCが所定値
αより小さいと判別された場合には、ステップ131の
処理が実行される。
【0033】ステップ131においては、アクセルカウ
ンタACが所定値β以上であるか否かが判別される。所
定値βはアクセルペダルの踏込回数により運転者が加速
を意図しているか否かを判断する際のしきい値であり、
本実施例においてはβを3に設定している。ステップ1
31において、アクセルカウンタACがβ以上であると
判別された場合には、運転者は加速を意図しているもの
と判断することができる。この場合、次にステップ13
2で、ISCV48の目標開度が増加される。一方、上
記条件が不成立である場合は、運転者が加速あるいは減
速のいずれをも意図していないと判断し、ISCV48
の目標開度を変更することなくステップ126に進む。
【0034】上記ステップ124もしくは132の処理
を終えたら、次にステップ125に進む。そしてステッ
プ125でブレーキカウンタBC及びアクセルカウンタ
ACを共にクリアした後、ステップ126の処理を実行
する。ステップ126においては、ISCV48の目標
開度を所定の上限値と下限値の間におさめるための処理
が行われる。すなわち、ステップ126では、先ず上記
ステップ124又は132で設定した目標開度が所定の
上下限ガードの中に入っているか否かが判別される。そ
の結果、ISCV48の目標開度が上限値を越えている
と判別された場合には、その目標開度が所定の上限値に
設定され、また、下限値を下回っていると判別された場
合には、目標開度が所定の下限値に設定される。そし
て、ISCV48の開度を目標開度に一致させるべくI
SCV48に制御信号を付与した後、本ルーチンの今回
の処理を終了する。
【0035】ところで、例えば、アクセルペダルとブレ
ーキペダル69とが交互に繰り返し踏み込まれた場合等
には、運転者は加速、減速のいずれをも意図していない
と判断すべきである。この場合、ステップ121、12
9においてアクセルカウンタACとブレーキカウンタB
Cとが交互にカウントアップされる。従って、もし、こ
れらのカウンタを減少させる処理が行われなければ、こ
れらのカウンタは共に増加し続ける。この結果、やがて
ステップ123又は131の条件が満足されて、運転者
は加速又は減速を意図しているという誤った判断がなさ
れることになる。
【0036】これに対して、上述したルーチンによれ
ば、ステップ121、122及び129、131におい
て、一方のカウンタがカウントアップされた場合には、
他方のカウンタが必ずカウントダウンされるように処理
が行われる。これにより、上述したルーチンによれば、
上述の如き場合においても運転者の意図を正しく判断す
ることが可能である。
【0037】上述したルーチンによれば、4WD・Lo
モードが選択された状態では、ISCV48のフィード
バック制御は停止されて、L4制御が行われる。そし
て、内燃機関10の回転数NEが所定の範囲内にあり、
かつ、車両がウォーキング走行速度で走行中の場合に
は、運手者のアクセル操作回数及びブレーキ操作回数に
よって、運転者の加速あるいは減速の意図が判断され
て、ISCV48の開度が制御される。この結果、運転
者の意図する、路面状態に応じた速度でのウォーキング
走行を行うことが可能とされている。
【0038】ところで、オフロードでのウォーキング走
行時にISCV48をフィードバック制御した場合、凹
凸の激しい路面上での走行に伴う多大な走行負荷により
ISC開度の学習値が次第に増大する。かかる状態で内
燃機関が停止した後に再始動が行われると、増大した学
習値を目標値としてアイドル回転数の制御が行われる。
この場合、上述の如くクラッチが接続された状態で内燃
機関が始動されるとすると、内燃機関の始動にともなっ
て、大きなトルクが駆動輪に伝達されることになる。こ
のように、大トルクが駆動輪に伝達されると、内燃機関
が再始動された際に、車両の飛び出し現象が生ずること
がある。これに対して上術したルーチンによれば、ウォ
ーキング走行中にはISC開度の学習は行われず、従っ
て、アイドル回転数の目標値が増大することはない。こ
のため、本実施例のシステムによれば、内燃機関の再始
動時における車両の飛び出し現象を有効に防止すること
ができる。
【0039】次に、図3を参照して、本実施例に係わる
ISCV48制御ルーチンの第2の例について説明す
る。本ルーチンは、アクセルペダルもしくはブレーキペ
ダル69の累積踏込時間により、運転者の加速あるいは
減速の意図が判断される点に特徴を有している。なお、
本ルーチンにおいて、上記図2に示すルーチンと同様の
ステップには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0040】図3に示すルーチンは図2に第1実施例の
ルーチンと同様に、内燃機関10の運転開始と同時に起
動され、内燃機関10の運転中は所定の時間間隔(10
0ms毎)で繰り返し実行される。本ルーチンにおいて
は、ステップ118でアクセルペダルが踏み込まれてい
ると判別された場合、次にステップ178へ進む。ま
た、ステップ119でブレーキペダル69が踏み込まれ
ていると判別された場合には、次にステップ170に進
む。そして、ステップ118及び119において、アク
セルペダル及びブレーキペダルのいずれも踏み込まれて
いないと判別された場合には、ブレーキカウンタBT及
びアクセルカウンタATはいずれも操作されずにステッ
プ173に進む。
【0041】ステップ178においては、前回の処理時
にアクセルペダルが踏み込まれていたか否かが判別され
る。その結果、前回の処理時にブレーキペダルが踏み込
まれていたと判別された場合には、前回から今回までの
間プレーキペダルの踏込状態が維持されていたと判断さ
れる。この場合、ステップ179に進み、アクセルペダ
ルの累積踏込時間を示すアクセルカウンタATをカウン
トアップした後ステップ180に進み、ブレーキペダル
69の累積踏込時間を示すブレーキカウンタBTがカウ
ントダウンされる。なお、累積踏込時間は、実際には、
(カウンタの値)*(ルーチンが実行される時間間隔
(100ms))となる。
【0042】一方、ステップ178において、前回の処
理時にブレーキペダルが踏み込まれていなかったと判別
された場合には、前回から今回の間にブレーキペダルが
踏み込まれた、すなわち、踏み込まれてからの経過時間
はブレーキカウンタBTをカウントアップさせるに足り
ないと判断される。この場合、ブレーキカウンタBTに
対する操作は行われずにステップ173に進む。
【0043】ステップ170から172においては、ス
テップ178から180におけるアクセルカウンタAT
に対する操作と同様に、ブレーキカウンタBTに対する
操作が行われてステップ173に進む。ステップ173
においては、ブレーキカウンタBTが所定値γ以上であ
るか否かが判別される。所定値γはブレーキペダル69
の累積踏込時間により、運転者が減速を意図しているか
否かを判断する際のしきい値である。ステップ173に
おいて、ブレーキカウンタBTが所定値γ以上であると
判別された場合には、運転者は減速を意図しているもの
と判断することができる。この場合、以後ステップ12
4で、ISCV48の目標開度が減少される。なお、本
実施例においてはγを200に設定している。従って、
ブレーキペダル69の累積踏込時間が20秒以上になっ
た場合に運転者が減速を意図しているものと判断され
る。一方、ステップ173において、ブレーキカウンタ
BTが所定値γより小さいと判別された場合には、ステ
ップ181に進む。
【0044】ステップ181においては、アクセルカウ
ンタATが所定値δ以上であるか否かが判別される。所
定値δはアクセルペダルの累積踏込時間により、運転者
が加速を意図しているか否かを判断する際のしきい値で
ある。ステップ181において、アクセルカウンタAT
がδ以上であると判別された場合には、運転者は加速を
意図しているものと判断することができる。この場合、
ステップ132に進み、ISCV48の目標開度が増加
される。なお、本実施例においてはδを200に設定し
ている。従って、アクセルペダルの累積踏込時間が20
秒以上になった場合に運転者が加速を意図しているもの
と判断される。
【0045】一方、上記条件が不成立の場合は、運転者
が加速あるいは減速のいずれをも意図していないと判断
し、ISCV48の目標開度を変更することなくステッ
プ126に進む。上記ステップ124もしくは132の
処理を終えたら、次にステップ175に進み、ブレーキ
カウンタBT及びアクセルカウンタATを共にクリアし
た後、ステップ126へ進む。
【0046】そして、ステップ126において、第1例
のルーチンと同様に、ISCV48の目標開度を所定範
囲内にガードした後、ISCV48に制御信号を付与し
て、今回のルーチンを終了する。上記のルーチンによれ
ば、ブレーキペダル69及びアクセルペダルの踏込時間
によって運転者の加速あるいは減速の意図が判断され
る。そして、その判断結果を基に、上記した第1の実施
例のルーチンと同様に、路面状態に応じた適切な速度で
のウォーキング走行が実現される。
【0047】ところで、上記実施例は、オフロードでの
ウォーキング速度を制御することを目的としているが、
本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、オ
ンロードでのウォーキング速度を制御する装置に適用す
ることも可能である。なお、上記実施例においては、ブ
レーキペダル69及びアクセルペダルが前記した車速変
更手段に相当する。またECU72がISCV48制御
ルーチンの第1及び第2の例におけるステップ118か
らステップ126及びステップ170から180の処理
を実行することにより前記した空気量制御手段が実現さ
れている。
【0048】また、空気量制御手段としてはISCVの
制御に限らず、例えば電子制御スロットルの制御にて空
気量を調整してもよい。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、クラッチ
が接続され、かつアクセルペダルが全閉とされた状態で
の内燃機関の回転数を、運転者の加速もしくは減速の意
図に応じて制御することができる。このため、本発明に
よれば路面状態に応じた適切な速度でのウォーキング走
行を実現することができる。また、本発明においては、
点火時期による内燃機関の回転数制御は必要とされな
い。このため、ウォーキング走行時の内燃機関の運転状
態を安定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である内燃機関の回転数制御
装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例において内燃機関のアイドル回
転数を制御するために実行されるISCV制御ルーチン
のフローチャートの第1の例である。
【図3】本発明の実施例において内燃機関のアイドル回
転数を制御するために実行されるISCV制御ルーチン
のフローチャートの第2の例である。
【符号の説明】
10 内燃機関 44 スロットルセンサ 48 アイドル・スピード・コントロール・バルブ(I
SCV) 60 4WD・2WD切り替えスイッチ 62 Hi・Lo切り替えスイッチ 68 ブレーキスイッチ 72 電子制御装置(ECU)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動変速機を備える車両に搭載される内燃
    機関の回転数を制御する内燃機関の回転数制御装置にお
    いて、 車速の変更を目的として操作される車速変更手段と、 クラッチが接続された状態でアクセルペダルが全閉とさ
    れた際の前記内燃機関の吸入空気量を前記車速変更手段
    の動作の履歴に応じて制御する空気量制御手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の回転数制御装置
JP7195490A 1995-07-31 1995-07-31 内燃機関の回転数制御装置 Pending JPH0942001A (ja)

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