JPH0940928A - 紫外線硬化型粘着剤組成物 - Google Patents

紫外線硬化型粘着剤組成物

Info

Publication number
JPH0940928A
JPH0940928A JP19761095A JP19761095A JPH0940928A JP H0940928 A JPH0940928 A JP H0940928A JP 19761095 A JP19761095 A JP 19761095A JP 19761095 A JP19761095 A JP 19761095A JP H0940928 A JPH0940928 A JP H0940928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
weight
acrylate
ultraviolet
sensitive adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19761095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mina Oohayashi
美奈 大林
Takuya Furukawa
琢也 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP19761095A priority Critical patent/JPH0940928A/ja
Publication of JPH0940928A publication Critical patent/JPH0940928A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットメルト塗工性に優れ、低紫外線量で硬
化が可能となり、さらに透明性や高温雰囲気下での凝集
力に優れた粘着テープやラベルを提供する。 【解決手段】 特定の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルを重合して得られるアクリル系重合体(A)100
重量部、水素引き抜き型光重合開始剤(B)0.01〜
10重量部を含有することを特徴とする紫外線硬化型粘
着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着テープや粘着
ラベル等に使用される粘着剤組成物に関するものであ
り、詳しくはテープやラベル等の基材にホットメルト塗
工が可能な紫外線硬化型粘着剤組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、環境への関心の高まりから、有機
溶剤を全く使用しない粘着剤組成物が注目されている。
例えば、特開昭59−75975号公報、特開昭60−
23469号公報等には、熱溶融させた樹脂を基材上に
塗布することを特徴とするアクリル系ホットメルト型粘
着剤が開示されている。しかし、これら従来のアクリル
系ホットメルト型接着剤は、高温雰囲気下における粘着
物性、特に保持力が低位であるという欠点があった。
【0003】この欠点を改善するために、例えば、特開
平2−276879号公報、特開平3−115481号
公報、特開平3−119081号公報、特開平3−11
9082号公報、特開平3−220275号公報等に
は、活性エネルギー線の照射によって、ホットメルト塗
工したアクリル系粘着剤を架橋させることが提案されて
いる。しかし、これら粘着剤中には、構成成分として不
飽和二重結合を2個以上有する化合物を使用しているた
めに、粘着剤製造時の溶剤除去工程時や粘着剤の基材へ
の塗工工程時において粘着剤を加熱処理すると粘着剤が
熱重合しやすく、ホットメルト塗工性が不安定になる等
の問題点を有する。この改良策として、粘着剤中に酸化
防止剤などを添加剤として配合することが提案されてい
るが、それでも塗工温度で数時間保持するとゲル化して
しまい、その上、粘着剤が着色しやすいという問題点を
有している。
【0004】また、上記問題点を解決することを目的と
して、特開平2−305847号公報には、特定の光重
合開始剤を固定したアクリル系共重合体を含有する不飽
和二重結合を含有しない紫外線硬化性組成物が開示され
ており、熱安定性に優れていることを特徴としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平2−3
05847号に開示されている光カチオン重合型粘着剤
は、アクリル系共重合体と光重合触媒であるオニウム塩
との相溶性が悪いために透明性に欠け、光重合触媒の光
分解物に起因する特異臭を持つという欠点を有する。ま
た、特開平2−305847号公報に開示されている接
着剤組成物は、紫外線に対する活性が低く、架橋のため
に高い紫外線照射量が必要であるため、粘着剤の製造コ
ストが高くなる傾向にあり、基材の損傷も起きやすいと
いう欠点を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点に鑑み、紫外線硬化型アクリル系ホットメ
ルト用粘着剤について鋭意検討した結果、特定のアクリ
ル系重合体に特定の光重合開始剤を配合することによっ
て、ホットメルト塗工性に優れ、低紫外線量で硬化が可
能となり、さらに透明性や高温雰囲気下での凝集力に優
れた粘着テープやラベルの提供が可能であることを見い
だした。
【0007】すなわち、本発明の紫外線硬化型粘着剤組
成物は、下記一般式(I)で示される(メタ)アクリル
酸アルキルエステル(a)60〜100重量%、下記一
般式(II)で示される(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル(b)0〜40重量%、(a),(b)成分と重合
可能な他のビニル系単量体(c)0〜40重量%を重合
して得られるアクリル系重合体(A)100重量部と、
水素引き抜き型光重合開始剤(B)0.01〜10重量
部を含有することを特徴とする。
【0008】
【化3】
【0009】(但し、R1は水素またはメチル基、R2
炭素数1〜18の鎖状炭化水素置換基を示す。)
【0010】
【化4】
【0011】(但し、R3は水素またはメチル基、R4
エチレン基またはプロピレン基、nは自然数、Xは重合
性不飽和基を除く有機化合物残基を示す。)
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の紫外線硬化型粘着剤組成
物に用いるアクリル系重合体(A)は、前記の単量体
(a)、(b)および(c)を特定の比率で重合させて
得られるものであり、その重量平均分子量は50,00
0〜500,000、ガラス転移温度(Tg)は−5℃
以下であることが好ましい。これは、アクリル系重合体
(A)の重量平均分子量が50,000未満であると、
紫外線に対する反応性や得られる粘着剤の保持力が低下
する傾向にあり、500,000を超えると溶融粘度が
高くなるため、ホットメルト塗工時等における作業性が
低下する傾向にあるためである。より好ましくは10
0,000〜350,000、さらに好ましくは13
0,000〜300,000の範囲である。
【0013】また、アクリル系重合体(A)のTgが−
5℃を超えると、得られる粘着剤のタック性が低下する
傾向にあるためである。より好ましくは−20℃未満で
ある。
【0014】本発明のアクリル系重合体(A)に使用さ
れる上記一般式(I)で示される(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(a)は、本発明の粘着剤組成物に粘着
性を保持させるための成分であり、60〜100重量%
の範囲で用いられる。(a)成分が60重量%未満で
は、得られる粘着剤の粘着性能が劣るため好ましくな
い。より好ましくは80〜99重量%の範囲である。
【0015】本発明の(a)成分としては、例えば、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、
アミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリ
レート、ヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)ア
クリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−
ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アク
リレート、デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、
ステアリル(メタ)アクリレート等が挙げられ、中でも
n−ブチル(メタ)アクリレートや2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレートが特に好ましい。これらは、必要
に応じて単独であるいは二種以上を併用して使用するこ
とができる。
【0016】本発明のアクリル系重合体(A)に使用さ
れる上記一般式(II)で示される(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(b)は、アクリル系重合体(A)の紫
外線に対する反応性を高めるために適宜使用できる成分
であり、0〜40重量%の範囲で用いられる。(b)成
分が40重量%を超えるとアクリル系重合体(A)の溶
融粘度が高くなるため、ホットメルト塗工時等における
作業性が低下するため好ましくない。紫外線に対する反
応性の観点からは、上記一般式(II)で示される(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを使用することが好ま
しく、その際には(a)成分が60〜99.9重量%、
(b)成分が0.1〜40重量%の範囲で使用されるこ
とが好ましく、さらに好ましくは(a)成分が80〜9
9重量%、(b)成分が1〜20重量%の範囲である。
【0017】本発明の(b)成分としては、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレ
ングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、ジエチレングリコー
ルモノエチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニルフ
ェノールテトラエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。これらは、必要に応じて単独である
いは二種以上を併用して使用することができる。
【0018】本発明のアクリル系重合体(A)に使用さ
れるビニル系単量体(c)は、(a)および(b)成分
と重合可能なものであれば特に限定されるものではな
く、目的に応じて適宜使用することができ、アクリル系
重合体(A)の単量体の総計に対して、0〜40重量%
の範囲で用いられる。(c)成分が40重量%を超える
と、重合体(A)の溶融粘度が高くなるため好ましくな
い。本発明の(c)成分としては、例えば、(メタ)ア
クリル酸、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、
アクリルアマイド、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、塩化ビニル、塩化ビニリデン等が挙げられ
る。これらは、必要に応じて単独であるいは二種以上を
併用して使用することができる。
【0019】本発明のアクリル系重合体(A)は、溶液
重合法、塊状重合法、乳化重合法、懸濁重合法等の公知
の重合法により製造することができる。重合開始方法
も、過酸化物やアゾ化合物などの熱重合開始剤による方
法、光重合開始剤と紫外線照射による方法、電子線照射
による方法などから任意に選ぶことができる。また、必
要に応じて重合時に連鎖移動剤、可塑剤を添加しても良
い。溶剤や水分を揮散させる方法も、加熱等の従来使用
されている公知の方法を使用することができる。
【0020】本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物に用い
る水素引き抜き型光重合開始剤(B)は、光活性であ
り、紫外線照射で励起した状態で水素を引き抜く能力の
ある化合物であり、本発明のアクリル系重合体(A)1
00重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で使用
される。(B)成分の使用量が0.01重量部未満であ
ると重合開始剤としての効果が低く、得られる粘着剤の
保持力が不十分となり、10重量部を超えると添加量の
増加による硬化速度の向上は望めない上に、粘着剤のタ
ックが低下するため好ましくない。より好ましくは0.
1〜5重量部の範囲である。本発明の(B)成分として
は、例えば、ベンゾフェノンおよびその誘導体、チオキ
サントンおよびその誘導体が好適である。これらは、必
要に応じて単独であるいは二種以上を併用して使用する
ことができる。
【0021】ただし、本発明の粘着剤組成物はホットメ
ルトタイプとして使用するため、揮発性の高いものや熱
分解の可能性のある化合物を必須成分として用いること
は好ましくない。
【0022】本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物には、
その特性を損なわない範囲で粘着付与剤など各種添加剤
を使用することができ、これらの配合は公知の方法で可
能であり、特に限定されるものではない。
【0023】本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、通
常20〜150℃、好ましくは20〜120℃の範囲で
加熱溶融して基材に塗布した後、波長領域が200〜4
50nmである紫外線を照射することによって硬化さ
せ、実用に供することができる。また、本発明の粘着剤
組成物は、必要に応じて溶剤に溶解させて基材に塗布す
ることもできる。
【0024】本発明の粘着剤組成物の硬化に用いられる
光源としては、低圧水銀灯、高圧水銀灯、アーク灯、ガ
リウムランプ等が有効である。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
する。例中の部および%は、全て重量基準である。 ・アクリル系重合体(A)の物性 重量平均分子量:GPC法(ポリスチレン換算)による
測定値 Tg(℃):Foxの式による計算値 1/(Tg+273)=Σ(Wi/Tgi) Wi:各重合成分の重量分率 Tgi:各重合成分のホモポリマーのTg(K) ・粘着剤の特性 粘着力:JIS Z 0237に準じ、#280の耐水
研磨紙であらかじめ研磨したステンレス板(SUS30
4)上に幅25mm、長さ250mmの粘着剤試験片を
のせ、2kgゴムローラーを1往復させ圧着し、30分
後に180°方向に速度300mm/minで剥離した
ときの強度を測定 保持力:JIS Z 0237に準じ、#280の耐水
研磨紙であらかじめ研磨したステンレス板(SUS30
4)上に粘着剤試験片をのせ、2kgゴムローラーを1
往復させて被着面積が25×25mm2となるように圧
着し、80℃の雰囲気下に30分放置した後、もう一方
の端に1kgの荷重をかけ、接着面に対して剪断方向に
力がかかるようにしてステンレス板を設置し、落下する
までの時間を測定 タック:JIS Z 0237に準じ、温度23±2℃
で転球法により測定 (1)アクリル系重合体溶液(A−1)の製造例 還流装置、温度計、撹拌機、滴下装置、窒素導入管を備
えた反応装置に、酢酸エチル42部、2−プロパノール
8部を溶剤として、n−ブチルアクリレート49部、2
−エチルヘキシルアクリレート50部、アクリル酸1部
を共重合成分として、過酸化物系重合開始剤(日本油脂
(株)製、ナイパーBMT−K40)を仕込み、撹拌し
ながら窒素雰囲気下で加熱し、4時間反応させた。つい
で、アゾビスイソブチロニトリルの酢酸エチル溶液(5
%)2部を1時間毎に滴下し、さらに2時間熟成させた
後反応を終了させ、アクリル系重合体溶液(A−1)を
得た。
【0026】得られたアクリル系共重合体の重量平均分
子量は170,000であった。
【0027】(2)アクリル系重合体溶液(A−2)の
製造例 上記製造例(1)における2−エチルヘキシルアクリレ
ート50部を2−エチルヘキシルアクリレート45部お
よびジエチレングリコールモノエチルヘキシルアクリレ
ート5部に変更した以外は上記製造例(1)と同様にし
て製造を行い、重量平均分子量が230,000である
アクリル系重合体溶液(A−2)を得た。
【0028】(3)アクリル系重合体溶液(A−3)の
製造例 上記製造例(1)における2−エチルヘキシルアクリレ
ート50部を2−エチルヘキシルアクリレート45部お
よびポリプロピレングリコールモノメタクリレート(日
本油脂(株)製、ブレンマーPP−500)5部に変更
した以外は上記製造例(1)と同様にして製造を行い、
重量平均分子量が160,000であるアクリル系重合
体溶液(A−3)を得た。
【0029】(4)アクリル系重合体溶液(A−4)の
製造例 上記製造例(1)における2−エチルヘキシルアクリレ
ート50部を2−エチルヘキシルアクリレート45部お
よびノニルフェノールテトラエチレングリコールアクリ
レート(東亜合成化学工業(株)製、アロニックスM−
113)5部に変更した以外は上記製造例(1)と同様
にして製造を行い、重量平均分子量が220,000で
あるアクリル系重合体溶液(A−4)を得た。
【0030】(5)アクリル系重合体溶液(A−5)の
製造例 上記製造例(1)における2−エチルヘキシルアクリレ
ート50部を2−エチルヘキシルアクリレート20部お
よびメチルアクリレート30部に変更した以外は上記製
造例(1)と同様にして製造を行い、重量平均分子量が
170,000であるアクリル系重合体溶液(A−5)
を得た。
【0031】(6)アクリル系重合体溶液(A−6)の
製造例 上記製造例(1)における2−エチルヘキシルアクリレ
ート50部を2−エチルヘキシルアクリレート49部お
よびアクリル化ベンゾフェノン化合物(ダイセル・UC
B(株)製、EBECRYL P36)1部に変更した
以外は上記製造例(1)と同様にして製造を行い、重量
平均分子量が180,000であるアクリル系重合体溶
液(A−6)を得た。
【0032】(7)アクリル系重合体溶液(A−7)の
製造例 上記製造例(1)における2−エチルヘキシルアクリレ
ート50部をジエチレングリコールモノエチルヘキシル
アクリレート50部に変更した以外は上記製造例(1)
と同様にして製造を行い、重量平均分子量が280,0
00であるアクリル系重合体溶液(A−7)を得た。
【0033】実施例1〜9、比較例1〜4 上記製造例で得たアクリル系重合体溶液に、表1、表2
に示す光重合開始剤を表1、表2記載の配合比率になる
ように添加し、十分に撹拌混合した後130℃に加熱し
て溶剤を除去し、粘着剤組成物を得た。ついで、該組成
物を加熱溶融させた状態でホットメルトコーターを用い
てPETフィルムに厚さ30μmとなるように塗布し室
温まで冷却した後、これに被照射エネルギーが200ま
たは300mJ/cm2(積算光量計UV−350(オ
ーク(株)製)による実測値)となるようにUVを照射
(80W/cmの高圧水銀ランプを使用)し、粘着剤試
験片(粘着テープ)を得た。得られた粘着剤試験片の特
性の評価結果を表3に示す。
【0034】比較例5 上記製造例(1)で得られたアクリル系重合体溶液(A
−1)85部と、多官能アクリレート(東亜合成化学工
業(株)製、アロニックスM−360)15部と、開裂
型光重合開始剤(チバガイギー(株)製、イルガキュア
184)3部を配合し十分に撹拌混合した。その後、1
20℃で加熱して溶剤を除去しようとしたところ、途中
で配合物がゲル化した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】1)ESACURE TZT(ベンゾフェ
ノン誘導体、Lamberti製) 2)イルガキュア184(開裂型光重合開始剤、チバガ
イギー(株)製)
【0038】
【表3】
【0039】・記号の説明 A:SUS板より剥離 B:粘着剤の凝集破壊 本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物からえられる粘着剤
は、実施例1〜9に示されているように、優れた特性を
有していた。これに対して、本発明が規定する条件を満
たさない紫外線硬化型粘着剤組成物は、比較例1〜5に
示されているように満足な特性を示さなかった。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の紫外線硬化型粘着剤組成物を用いることにより、
粘着剤の粘着特性、特に高温雰囲気下での保持力に優
れ、また、ホットメルト塗工性や紫外線硬化性に優れ、
工業上非常に有益なものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示される(メタ)ア
    クリル酸アルキルエステル(a)60〜100重量%、
    下記一般式(II)で示される(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステル(b)0〜40重量%、(a),(b)成分
    と重合可能な他のビニル系単量体(c)0〜40重量%
    を重合して得られるアクリル系重合体(A)100重量
    部と、水素引き抜き型光重合開始剤(B)0.01〜1
    0重量部を含有することを特徴とする紫外線硬化型粘着
    剤組成物。 【化1】 (但し、R1は水素またはメチル基、R2は炭素数1〜1
    8の鎖状炭化水素置換基を示す。) 【化2】 (但し、R3は水素またはメチル基、R4はエチレン基ま
    たはプロピレン基、nは自然数、Xは重合性不飽和基を
    除く有機化合物残基を示す。)
  2. 【請求項2】 (a)成分が60〜99.9重量%、
    (b)成分が0.1〜40重量%である請求項1記載の
    紫外線硬化型粘着剤組成物。
JP19761095A 1995-08-02 1995-08-02 紫外線硬化型粘着剤組成物 Pending JPH0940928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19761095A JPH0940928A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 紫外線硬化型粘着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19761095A JPH0940928A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 紫外線硬化型粘着剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0940928A true JPH0940928A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16377341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19761095A Pending JPH0940928A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 紫外線硬化型粘着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0940928A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067667A1 (ja) 2003-01-30 2004-08-12 Mitsubishi Plastics, Inc. ホットメルト型紫外線架橋透明粘着剤、透明粘着シート及び積層体
JP2005097406A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Nippon Shokubai Co Ltd 紫外線硬化型ホットメルト粘着剤組成物
JP2008045112A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物、一時表面保護用粘着剤、粘着シート、及び粘着シートの使用方法、並びに粘着シートの製造方法
JP2008169394A (ja) * 2008-01-30 2008-07-24 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ホットメルト型紫外線架橋透明粘着シート及び積層体
JP2010509439A (ja) * 2006-11-07 2010-03-25 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン アクリルホットメルト接着剤
JP2012251159A (ja) * 2012-08-23 2012-12-20 Nitto Denko Corp アクリル系粘着テープ又はシート、およびその製造方法
JP2017210542A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 王子ホールディングス株式会社 粘着シート

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067667A1 (ja) 2003-01-30 2004-08-12 Mitsubishi Plastics, Inc. ホットメルト型紫外線架橋透明粘着剤、透明粘着シート及び積層体
JP2005097406A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Nippon Shokubai Co Ltd 紫外線硬化型ホットメルト粘着剤組成物
JP2008045112A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物、一時表面保護用粘着剤、粘着シート、及び粘着シートの使用方法、並びに粘着シートの製造方法
JP2010509439A (ja) * 2006-11-07 2010-03-25 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン アクリルホットメルト接着剤
JP2008169394A (ja) * 2008-01-30 2008-07-24 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ホットメルト型紫外線架橋透明粘着シート及び積層体
JP2012251159A (ja) * 2012-08-23 2012-12-20 Nitto Denko Corp アクリル系粘着テープ又はシート、およびその製造方法
JP2017210542A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 王子ホールディングス株式会社 粘着シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4379201A (en) Multiacrylate cross-linking agents in pressure-sensitive photoadhesives
JP5021204B2 (ja) 感圧接着剤用の光開始剤及びuv架橋性アクリルポリマー
EP2545132B1 (en) Cationic uv-crosslinkable acrylic polymers for pressure sensitive adhesives
JP2003129021A (ja) 狭い分子量分布を示すuv架橋性アクリル系ホットメルトpsa
EP3134444B1 (en) Compositions comprising cleavable crosslinker and methods
KR100592816B1 (ko) 활성 에너지선 경화형 점착제 조성물 및 점착시트
JP2004501249A (ja) ポリアクリレートの製造方法
JP6707463B2 (ja) 硬化性接着剤組成物およびその使用
JP5639446B2 (ja) 易剥離性粘着シートおよび易剥離性粘着テープ
JP2011231203A (ja) 表面保護フィルム用アクリル系粘着剤
KR20190015184A (ko) 중압 수은등에 의해 uv 경화된 양이온성 감압성 접착제
US10808146B2 (en) Adhesive-resin-modified adhesive mass
JP2005082775A (ja) アクリル系粘着剤組成物およびアクリル系粘着シート
JPH0431480A (ja) アクリル系感圧接着剤組成物
JP2004503619A (ja) 架橋性の接触接着性アクリレート材料の製造方法
JPH0940928A (ja) 紫外線硬化型粘着剤組成物
JP5525379B2 (ja) 紫外線硬化型ホットメルト粘着剤、並びにこれを用いた粘着シート及び粘着ラベル
JP2012067250A (ja) 活性エネルギー線硬化型ホットメルト粘着剤、並びにこれを用いた粘着シート及び粘着ラベル
JPH11140406A (ja) 粘着剤組成物
JP2001064612A (ja) 紫外線硬化型粘着剤組成物
JP2003128714A (ja) アクリル系部分重合体組成物の製造方法、当該製造方法により得られるアクリル系部分重合体組成物および当該組成物を紫外線重合させてなる粘着剤組成物
JP3930078B2 (ja) グラフト共重合体及びアクリル系粘着剤
JPH11140411A (ja) 紫外線硬化型粘着剤組成物
JPH09157618A (ja) アクリル系粘着剤組成物
JP2004506756A (ja) メルカプト官能性光開始剤を用いた接着性ポリアクリレートの製造方法