JPH0933170A - 熱 盤 - Google Patents

熱 盤

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JPH0933170A
JPH0933170A JP7378596A JP7378596A JPH0933170A JP H0933170 A JPH0933170 A JP H0933170A JP 7378596 A JP7378596 A JP 7378596A JP 7378596 A JP7378596 A JP 7378596A JP H0933170 A JPH0933170 A JP H0933170A
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JP
Japan
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groove
board
outer shell
hot platen
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP7378596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Kuratani
博昌 倉谷
Kiichi Osawa
紀一 大澤
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Nihon Dennetsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dennetsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度分布が良好になり、かつ構造が簡単にな
り、しかも形状の小型軽量化すること。 【解決手段】 一面11aが平坦に形成されている金属
製の盤11を含み、該盤11はその内部に前記一面11
aに対して平行に形成した貫通孔12を有し、該貫通孔
12には金属製の外郭部13がパイプ形状を呈している
熱伝導要素14が設けられており、前記盤11及び前記
外郭部13の少なくとも一方の形状を変形させた形態と
し、該形態によって前記貫通孔12の内周面と前記外郭
部13の外周面とが相互に密着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加熱熱物を加
熱する熱盤に属し、特に、半導体若しくは液晶ディスプ
レイなどを製造するための熱処理工程で用いられる熱盤
に属する。
【0002】
【従来の技術】熱盤の従来技術としては、例えば、液晶
ディスプレイの製造工程に用いられるものが知られてい
る。近年、薄型、軽量、低消費電力の液晶ディスプレイ
装置(LCD:Liquid CrystaL Dis
plaY)が注目されるようになったが、現在、市場に
でているLCDは、単純マトリクス駆動のSTN(Su
per Twisted Nematic)方式、アク
ティブマトリクス駆動のTFT(Thin Film
Transistor)、TFTの改良であるMiM
(MetaL InsulatoR Metal)方式
などがある。これらの中で一つ一つの画素にトランジス
ターが埋め込まれているTFT方式は、液晶パネル全体
の6割を占めている。
【0003】このTFT型液晶ディスプレイは、構造材
であるガラス基板やスペーサーとか液晶の他は全てが非
常に薄い膜によって構成されている。特に画素の開閉を
行うスイッチとなるTFT部分の構造は、半導体集積回
路に良く見られるメタル、シリコン、及び絶縁膜の組み
合わせである。これらはやはり半導体と同じように、薄
膜形成、露光、エッチング処理によるリソグラフィーの
繰り返しによる製造工程によって作り込まれる。このと
きに200℃前後の加熱が必要となり、その加熱および
冷却のために熱盤が使用されている。
【0004】熱盤がどのように用いられるかを図7に示
すプリベーダー工程でその一例を説明する。
【0005】液晶ディスプレイの製造装置は、大きさ5
×2×2m3 程度の直方体の箱体71によって外装構造
が作られている。箱体71の内部には複数の仕切板を設
けて複数の小部屋72a,72b,72c,72dが設
けられている。小部屋72a,72b,72c,72d
の下部のそれぞれには、熱盤73a,73b,73c,
73dが一つづつ設置されている。
【0006】箱体71の側面には窓74が形成されてい
る。窓74には各小部屋72a,72b,72c,72
dに加工途中の液晶ガラス基板が入れる。そして一例と
して順に110℃、140℃、160℃、110℃に温
度調整された熱盤が設けてある4つの小部屋72a,7
2b,72c,72dを通過させる。このように平面イ
ンライン式加熱させるのがプリベーダ工程である。
【0007】なお、平面のインライン式を例にして記述
したが、枚葉式という液晶ガラス基板を複数段に積み重
ねたり、塗布装置と一緒に組み込まれている場合もあ
る。
【0008】このような従来の液晶ディスプレィの製造
装置用の熱盤として、液晶と接する面には液晶ディスプ
レイに接してその液晶ディスプレイを乾燥させるための
一面が平らで、一面に不純物の露出の生じない表面部
(トッププレート)と、そのトッププレート部を加熱す
るための発熱部が合体しており、その構造は大きく分け
て次の4つになる。
【0009】トッププレートの裏面に絶縁マイカに発
熱線を巻き付けたマイカヒータの発熱体部を設ける。
【0010】トッププレートの裏面に、シリコンスポ
ンジの中にヒータを埋め込んだ発熱体部を設ける。
【0011】トッププレートの裏面に、テフロン等の
耐熱樹脂内にヒータを埋め込んだ発熱体部を設ける。
【0012】トッププレートの裏面にシーズヒータを
鋳込んだ発熱体部を設ける。等がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
〜は、トッププレートと発熱体部との完全接触が難し
く、さらにマイカヒータ等をトッププレートから絶縁す
るための絶縁体の抵熱伝導性によって均一な温度分布が
得られにくく、更に、マイカは剥がれたり折れたり、シ
リコンは崩れたりで粉塵の発生原因になりやすく、また
ヒータを固定している絶縁部材のいずれも外力に弱いた
め、電源供給用のリード線とヒータの接続固定が悪いな
どの問題点がある。
【0014】また、のトッププレートの裏面にシーズ
ヒータを鋳込んだ方式は、上記のようなヒータの固定が
悪いとか、ヒータとリード線の接続固定が悪い等の問題
は少ないが、発熱体の構造がシーズヒータを鋳込む(例
えばアルミ)ので、トッププレートとの組み合わせ(発
熱体部とトッププレートが別体)では熱盤全体の厚みが
〜より約10mm厚くなり、35〜40mmにもな
るとか、液晶ディスプレィの大形化、さらには生産効率
を考えて6面取り、9面取りと大形になり、そのことか
ら熱盤の重量が重くなることが考えられ、例えば、面取
りとすれば43kg〜50kg位になり、それが各工程
で数段階を得るため、相当数の熱盤を必要としている。
【0015】そのため、熱盤の軽量化及び小型化が求め
られているし、さらには重量が重くなれば、装置自体を
丈夫にしなければならずコストアップになってしまうと
いう問題がある。
【0016】それ故に本発明の課題は、温度分布を良く
し、構造を簡単にし、形状の小型軽量化の半導体及び液
晶ディスプレイの製造用に適した熱盤を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のよれば、所定の
厚み寸法を有しかつ一面が平坦に形成されている金属製
の盤を含み、該盤はその内部に前記一面に対して平行に
形成した貫通孔を有し、該貫通孔には金属製の外郭部が
パイプ形状を呈している熱伝導要素が設けられており、
前記盤及び前記外郭部の少なくとも一方の形状を変形さ
せた形態とし、該形態によって前記貫通孔の内周面と前
記外郭部の外周面とが相互に密着していることを特徴と
する熱盤が得られる。
【0018】また、本発明によれば、所定の厚み寸法を
有しかつ一面が平坦に形成されている金属製の盤を含
み、該盤は、前記一面から内方に所定深さ寸法に形成し
た溝を有し、該溝には、その内部に金属製の外郭部がパ
イプ形状を呈している熱伝導要素が設けられており、前
記盤及び前記外郭部の少なくとも一方の形状を変形させ
た形態とし、該形態によって前記溝の内面と前記外郭部
の外周面とが相互に密着していることを特徴とする熱盤
が得られる。
【0019】また、本発明によれば、所定の厚み寸法を
有しかつ一面が平坦に形成されている金属製の盤を含
み、該盤はその内部に前記一面に対して平行に形成した
貫通孔と、前記一面から内方は所定深さ寸法に形成した
溝とを有し、前記貫通孔及び前記溝には、金属製の外郭
部がパイプ形状を呈している熱伝導要素がそれぞれ設け
られており、前記盤及び前記外郭部の少なくとも一方の
形状を変形させた形態とし、該形態によって前記貫通孔
の内周面と前記外郭部の外周面とが相互に密着している
ことを特徴とする熱盤が得られる。
【0020】さらに、本発明によれば、前記盤の前記一
面に設けた一筆書き配線パターン状の前記溝を、断面U
字状に形成し、その溝に沿って設けた一対でかつ一定高
の突部と、その突部の頂面から前記一面に向けた斜面と
を設け、該斜面の頂面と前記溝の底点までの高低寸法を
前記熱伝導要素の径寸法と同一寸法にし、前記記溝に前
記熱伝導要素を配設し、前記突部の前記頂面を一定圧で
加圧することで前記一面から突出していた前記突部を前
記溝に押し入れることを特徴とする熱盤の製造方法が得
られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の熱盤
の第1の実施の形態例につき説明する。図1(イ)、図
1(ロ)及び図1(ハ)は、第1の実施の形態例におけ
る熱盤の製造工程を段階的に示している。図1(ハ)
は、図1(イ)及び図1(ロ)の工程から熱盤が完成し
た状態を示している。
【0022】まず、図1(ハ)を参照して、熱盤は、所
定の厚み寸法の金属によって作られてる盤11を有して
いる。盤11の一面(表面)11aは平坦に加工されて
いる。盤11は、図1(イ)に示すように、その内部に
平坦な一面11aに対して平行に形成した貫通孔12を
有している。貫通孔12には、図1(ロ)に示すよう
に、金属製の外郭部13がパイプ形状を呈している熱伝
導要素14が設けられている。外郭部13は、その形状
を変形させた形態とし、この形態によって貫通孔12の
内周面と外郭部13の外周面とが相互に密着している。
すなわち、図1(ロ)矢印で示したように、熱伝導要素
14の外郭部13は、その径方向の外側へ拡開され、図
1(ハ)に示したように、拡開した形態で貫通孔12の
内周面に密着している。
【0023】なお、外郭部13の形状を変形させる代わ
りに、盤11の形状をその厚み方向で変形させても、そ
の形態によって貫通孔12の内周面と外郭部13の外周
面とを相互に密着させることができる。
【0024】第1の実施の形態例における盤11は、金
属製のアルミニウム材で作られており、外形寸法が60
0mm×720mm,厚み寸法 30mmの盤である。
その盤11の内部に一面11aに対して平行に,深さ寸
法 5mmに熱伝導要素14の貫通孔12を設け、その
貫通孔12に熱伝導要素14を挿入し外郭部13を押し
広げるかあるいは盤11を盤厚み方向へ圧縮して外郭部
13と貫通孔12を完全密着させて熱盤が完成する。
【0025】熱伝導要素14は、外郭部13の内部を流
通する熱媒体13aを含む熱伝導パイプもしくは、図6
において後述する外郭部13の内部に絶縁物41を介し
て軸方向に充填された発熱線42を有しているシーズヒ
ータ(図示せず)である。又は、熱伝導パイプ及びシー
ズヒータからなる熱伝導要素14の組み合わせからなっ
ている。貫通孔12には、熱伝導要素14がシーズヒー
タである場合には、盤11をその厚み方向へ圧縮して外
郭部13と貫通孔12を完全密着させる。
【0026】なお、一面11aを加熱表面(フェイス
面)とするので、熱分布あるいは変形防止の点から外郭
部13は一面11aより少なくとも5mm離れた位置の
盤11内に装着されるのが好ましい。
【0027】実施に当たっては、一面11aに半導体又
は液晶を搭載し、外郭部13内に加熱した熱媒体13a
を通すことで外郭部13と盤11とが密着しているの
で、盤11の熱が効率よく温まる。
【0028】一方、冷却水を通すことで、一面11aに
搭載した半導体又は液晶が効率よく冷却させることがで
きるものである。
【0029】図2は、本発明の熱盤の第2の実施の形態
例を示している。図2(イ)、図2(ロ)及び図2
(ハ)は、製造工程を示している。図2(ハ)は、熱盤
が完成した状態を示している。
【0030】第2の実施の形態例における熱盤は、第1
の実施の形態例と同様に、所定の厚み寸法の金属製の盤
11を有している。盤11の一面(表面)11aは平坦
に加工されている。盤11には、図2(イ)に示すよう
に、その内部に平坦な一面11aに溝22が形成されて
いる。溝22には、図2(ロ)に示すように、金属製の
外郭部23がパイプ形状を呈している熱伝導要素14が
設けられている。外郭部13は、その形状を変形させた
形態とし、この形態によって溝22の内周面と前記外郭
部13の外周面とが相互に密着している。すなわち、図
2(ロ)矢印で示したように、熱伝導要素14の外郭部
13は、図1(ロ)で示した外郭部13と同様に、その
径方向の外側へ拡開され、図2(ハ)に示したように、
拡開した形態で溝22の内周面に密着している。
【0031】盤11は、第1の実施の形態例と同様なア
ルミニウム材を用いており、外形寸法が200mm×3
40mm、 厚み寸法が15mmの盤であり、その盤1
1の一面11aに深さ寸法 6.2mm,巾寸法 6.
3mmに形成したU字溝22に熱伝導要素14を挿入
し、盤11上から突出している外郭部23上を加圧して
外郭部13と溝22とを密着させて盤11を完成させる
ものである。溝22を形成した一面11aは平面交差寸
法 0.5mm以内、盤11の厚み寸法 15mm〜4
0mmの範囲としている。
【0032】熱伝導要素14は、外郭部13の内部を流
通する熱媒体13aを含む熱伝導パイプもしくは外郭部
13の内部に絶縁物を介して軸方向に充填された発熱線
を有しているシーズヒータ(図示せず)である。又は、
熱伝導パイプ及びシーズヒータの組み合わせからなって
いる。この際、溝22には、シーズヒータの外郭部13
が嵌め込まれて溝22に完全密着させる。
【0033】この熱盤では、U字状の溝22と反対側の
他面11bを加熱面(フェイス面)とし、外郭部13と
盤11とが密着しているので、盤11の熱が効率よく温
まり、冷却水(熱媒体13a)を通すことで、フェイス
面に搭載した半導体又は液晶が効率よく冷却されるもの
である。
【0034】図3(イ)、図3(ロ)及び図3(ハ)
は、本発明の熱盤の第3の実施の形態例を示している。
なお、図3(イ)、図3(ロ)及び図3(ハ)は製造工
程の順序を示し、図3(ハ)は熱盤の完成状態を示して
いる。なお、この実施に形態例に示す熱盤は、第1の実
施の形態例と第2の実施の形態例とを組み合わせた構成
に相当するため、第1及び第2の実施の形態例と同じ部
分に同じ符号を付して説明の一部を省略する。
【0035】盤11はその内部に一面11aに対して平
行に形成した貫通孔12と、一面11aから内方へ所定
深さ寸法に形成した溝22とを有している。貫通孔12
及び溝22には、図3(ハ)に示すように、金属製の外
郭部13がパイプ形状を呈している熱伝導要素14がそ
れぞれ設けられており、盤11及び外郭部13の少なく
とも一方の形状を変形させた形態とし、形態によって貫
通孔12の内周面と外郭部13の外周面とが相互に密着
している。
【0036】盤11は、第1実施の形態例と同様にアル
ミニウム材を用い、外形寸法が600mm×720m
m, 厚み寸法が40mmの盤で、その盤11の内部に
熱伝導要素14の貫通孔12を設けると共に、盤11の
一面11aにも深さ寸法 6.2mm、巾寸法 6.3
mmのU字状の溝22を設け、貫通孔12、U字状の溝
22に熱伝導要素14を挿入し、外郭部13を押し広げ
るかあるいは盤11を圧縮して外郭部11と貫通孔12
とを密着させて熱盤を完成する。
【0037】また、この熱盤では、U字状の溝22と反
対側の他面11bを加熱面(フェイス面)とし、外郭部
13と盤11とが密着しているので、盤11の熱が効率
よく温まり、冷却水を通すことでフェイス面に搭載した
半導体又は液晶が効率よく冷却されるものである。な
お、熱伝導要素14としてシーズヒータを溝22に装着
する場合には、外郭部13の表面積の半分以上を接触さ
せるものである。
【0038】図4は本発明の熱盤の第4の実施の形態例
を示している。盤11は、第2の実施の形態例と同様に
アルミニウム材を用い、外形寸法が200mm×340
mm,厚み寸法が15mmの盤である。盤11の一面1
1aには、深さ寸法 6.2mm、巾寸法 6.3mm
のU字状の溝22を旋盤にて一筆書きで削ったものであ
る。
【0039】この状態で図2に示したアルミニウム材の
外郭部13又はシーズヒータの外郭部13を溝22に入
る形状に前加工し、溝22に圧入する。盤11のU字状
の溝22は均一な溝なので、圧入時の加圧が外郭部13
上に均一にかかり、盤11の温度分布を精度良くするこ
とが出来るものである。
【0040】図5は、本発明の熱盤の第5の実施の形態
例を示している。盤11は、第4の実施の形態例と同様
である盤11にシーズヒータである熱伝導要素14を挿
入し熱伝導要素14の両端部及び両端部の両端に設けら
れている端子18とを除く軸方向に長い部分(加熱部)
を加圧して盤11に圧入している。
【0041】図6(イ)及び図6(ロ)は、第5の実施
の形態例に熱盤の製造工程を示している。盤11にシー
ズヒータ又はパイプ状のアルミニウム材である熱伝導要
素13を圧入する。なお、図6(イ)及び図6(ロ)で
は、外郭部13の内部に絶縁物41を介して軸方向に充
填された発熱線42を有しているシーズヒータを示して
いる。
【0042】盤11は、アルミニウム材を用い、外形寸
法が200mm×340mm,厚み寸法が15mmの盤
である。盤11の一面11aには、高さ寸法 6.2m
m、巾寸法 6.3mmの断面U字状の溝22が、その
溝22に沿って設けた一対の一定高さ寸法の一対の突部
27と、一対の突部27の頂面28から一面11aに設
けた斜面29からなる。溝22は、突部27を形成する
ことによってこの溝22の内壁上に沿って付加壁22a
が形成される。この構成の熱盤によっても一面11aと
反対側の他面11bが加熱表面(フェース面)となる。
【0043】なお、外郭部13の直径寸法は、溝22の
底の底点Aから頂面28までの寸法と同一寸法に設定さ
れている。溝22には、熱伝導要素14を押入し、突部
27の頂面28を加圧して、突部27の一面11aから
排出した一対の突部27をプレスにて圧力を加えて、図
6(ロ)に示したように、外郭部13の露出部分を平坦
にして、熱伝導要素14を突部27で包むようにするこ
とによって熱盤が完成する。突部27は、断続的に形成
されているものでも突条であってもよい。また、この熱
盤では、U字状の溝22と反対側の他面11bを加熱面
(フェイス面)とし、外郭部13と盤11とが密着して
いるので、盤11の熱が効率よく温まり、冷却水(熱媒
体13a)を通すことで、フェイス面に搭載した半導体
又は液晶が効率よく冷却されるものである。
【0044】なお、図1(イ)〜図1(ハ)、図2
(イ)〜図1(ハ)及び図3(イ)〜図1(ハ)に示し
た一面11a及び他面11bは、いずれの面も平坦な面
であるため、熱盤の使用目的によっていずれの面も加熱
面(フェイス面)とすることができることはいうまでも
ない。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、熱伝導要素を貫通孔及び溝に嵌め込むように
構成したため、盤の温度分布が良好になり、かつ構造が
簡単になり、しかも形状の小型軽量化の半導体及び液晶
ディスプレイの製造用に適した熱盤を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)、(ロ)及び(ハ)は本発明の熱盤の第
1の実施の形態例を示す各製造工程における断面図であ
り、(ハ)は熱盤の完成状態を示す断面図である。
【図2】(イ)、(ロ)及び(ハ)は本発明の第2の実
施の形態例を示す熱盤の各製造工程における断面図であ
り、(ハ)は熱盤の完成状態を示す断面図である。
【図3】(イ)、(ロ)及び(ハ)は本発明の熱盤の第
3の実施の形態例を示す各製造工程における断面図であ
り、(ハ)は熱盤の完成状態を示す断面図である。
【図4】図2の熱盤に基づく第4の実施の形態例を示す
平面図である。
【図5】図4の熱盤に基づく第5の実施の形態例を示す
断面図である。
【図6】(イ)は、図5に示した熱盤の熱伝導要素の圧
入方法を示す断面図、(ロ)は熱盤の完成状態を示す断
面図である。
【図7】従来の熱盤を使用するプリベータ工程の装置の
概略構成図である。
【符号の説明】
11 盤 11a 一面 11b 他面 12 貫通孔 13 外郭部 13a 熱媒体 14 熱伝導要素 22 溝 27 突部 28 頂面 29 斜面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚み寸法を有しかつ一面が平坦に
    形成されている金属製の盤を含み、該盤はその内部に前
    記一面に対して平行に形成した貫通孔を有し、該貫通孔
    には金属製の外郭部がパイプ形状を呈している熱伝導要
    素が設けられており、前記盤及び前記外郭部の少なくと
    も一方の形状を変形させた形態とし、該形態によって前
    記貫通孔の内周面と前記外郭部の外周面とが相互に密着
    していることを特徴とする熱盤。
  2. 【請求項2】 所定の厚み寸法を有しかつ一面が平坦に
    形成されている金属製の盤を含み、該盤は、前記一面か
    ら内方に所定深さ寸法に形成した溝を有し、該溝には、
    その内部に金属製の外郭部がパイプ形状を呈している熱
    伝導要素が設けられており、前記盤及び前記外郭部の少
    なくとも一方の形状を変形させた形態とし、該形態によ
    って前記溝の内面と前記外郭部の外周面とが相互に密着
    していることを特徴とする熱盤。
  3. 【請求項3】 所定の厚み寸法を有しかつ一面が平坦に
    形成されている金属製の盤を含み、該盤はその内部に前
    記一面に対して平行に形成した貫通孔と、前記一面から
    内方は所定深さ寸法に形成した溝とを有し、前記貫通孔
    及び前記溝には、金属製の外郭部がパイプ形状を呈して
    いる熱伝導要素がそれぞれ設けられており、前記盤及び
    前記外郭部の少なくとも一方の形状を変形させた形態と
    し、該形態によって前記貫通孔の内周面と前記外郭部の
    外周面とが相互に密着していることを特徴とする熱盤。
  4. 【請求項4】 請求項1、又は3記載の熱盤において、
    前記熱伝導要素の前記外郭部がその径方向の外側へ拡開
    された形態で前記貫通孔の内周面に密着していることを
    特徴とする熱盤。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載の熱盤において、前
    記熱伝導要素の前記外郭部がその径方向の外側へ拡開さ
    れた形態で前記溝の内面に密着していることを特徴とす
    る熱盤。
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は3記載の熱盤におい
    て、前記熱伝導要素14、24、35は、前記外郭部の
    内部を流通する熱媒体を含む熱伝導パイプ及び/又は前
    記外郭部の内部に絶縁物を介して軸方向に充填された発
    熱線を有しているシーズヒータであることを特徴とする
    熱盤。
  7. 【請求項7】 請求項2又は3記載の熱盤において、前
    記熱伝導要素の両端部を除く軸方向部分かつ前記外郭部
    の外周面の半分以上が前記溝の内面に接触していること
    を特徴とする熱盤。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の熱盤において、前記溝
    は、一筆書き配線パータン状にかつ所定の深さ寸法に設
    定されており、前記溝に熱伝導要素が圧入されているこ
    とを特徴とする熱盤。
  9. 【請求項9】 請求項1、2又は3記載の熱盤におい
    て、前記盤及び前記熱伝導要素の外郭部をアルミニウム
    とした事を特徴とする熱盤。
  10. 【請求項10】 請求項2又は3記載の熱盤において、
    前記溝を形成した前記一面を平面交差寸法 0.5mm
    以内、前記盤の厚み寸法 15mm〜40mmの範囲と
    したことを特徴とする熱盤。
  11. 【請求項11】 請求項2又は3記載の熱盤を用いた熱
    盤の製造方法において、前記盤の前記一面に設けた一筆
    書き配線パターン状の前記溝を、断面U字状に形成し、
    その溝に沿って設けた一対でかつ所定高さ寸法の突部
    と、その突部の頂面から前記一面に向けた斜面とを設
    け、該斜面の頂面と前記溝の底点までの高低寸法を前記
    熱伝導要素の径寸法とほぼ同一寸法にし、前記記溝に前
    記熱伝導要素を配設し、前記突部の前記頂面を一定圧で
    加圧することで前記一面から突出していた前記突部を前
    記溝に押し入れることを特徴とする熱盤の製造方法。
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