JPH09330006A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09330006A
JPH09330006A JP8152411A JP15241196A JPH09330006A JP H09330006 A JPH09330006 A JP H09330006A JP 8152411 A JP8152411 A JP 8152411A JP 15241196 A JP15241196 A JP 15241196A JP H09330006 A JPH09330006 A JP H09330006A
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Masanori Kobayashi
政憲 小林
Ryuji Katsuno
龍司 勝野
Tetsuo Yamada
哲夫 山田
Tatsuo Okuno
辰男 奥野
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オフセット、画像むら、光沢むらの発生が防止
された高速の画像形成装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】トナー像担持体11Y,11M,11C,
11K上に形成されたトナー像が転写される中間転写体
1と、転写定着位置P2に被転写材6を供給する被転写
材供給手段16と、中間転写体1と被転写材6とをトナ
ー像5を挟んで重ね合わせた状態で加熱しながら加圧す
ることにより中間転写体1上のトナー像5を被転写材6
上に転写すると共に定着する加熱加圧手段4とを備えた
画像形成装置において、加熱加圧された後の中間転写体
1と被転写材6とを挟む、中間転写体1の循環移動方向
に沿って中間転写体1から被転写材6に向かって凸状に
湾曲した表面21aを有し、表面21aで中間転写体1
と摺接する第1の部材21と、中間転写体1及び被転写
材6を第1の部材21に押し付ける第2の部材22とを
有する冷却手段20を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタ、複写機などに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トナー像担持体上に形成されたトナー像
を中間転写体上に転写しその中間転写体に被転写材を重
ね、重ねられた中間転写体と被転写材とを加熱しながら
加圧することにより中間転写体上のトナー像を被転写材
上に転写定着する方式の画像形成装置が知られている。
従来、この方式の画像形成装置に関する種々の改良が行
われているが、転写定着後の被転写材の冷却方法に関し
ては未解決の問題が残されている。例えば、特公平3−
63756号公報には次のような画像形成装置が開示さ
れている。
【0003】図2は、上記公報に開示された、従来の画
像形成装置の一例を示す概要図である。図2には、トナ
ー像5を担持した中間転写体1と被転写材6とを加熱ロ
ール2及び加圧ロール3により加熱加圧した後、被転写
材6を中間転写体1と密着させた状態でガイドロール7
の部位までの長い距離を搬送させることにより被転写材
6上のトナー像5を冷却させてから、被転写材6を中間
転写体1から剥離する画像形成装置が開示されている。
このように、長い搬送距離にわたって冷却を行っている
のは、溶融状態にあるトナーの凝集力が弱いため、トナ
ーが完全に固化する前に被転写材6を中間転写体1から
剥離するとトナー像が層間分離を起こしトナー像の一部
が中間転写体上に残留し、オフセットや画像むらを発生
したり、被転写材6上に転写されたトナー像5の表面粗
さが不均一となって光沢むらを発生したりする恐れがあ
るからである。
【0004】しかし、この公報に開示された方法では、
トナー像の冷却は自然放冷によっているため、プロセス
スピードの高速化を図ろうとした場合、被転写材の搬送
距離を多少長くしても充分な冷却効果が得られず、オフ
セット、画像むら、光沢むらの発生を完全に防止するこ
とはできない。また、特開平6−308839号公報に
は、次のような画像形成装置が開示されている。
【0005】図3は、上記公報に開示された、従来の画
像形成装置の他の一例を示す概要図である。図3には、
トナー像5を担持した中間転写体1と被転写材6とを圧
接する加熱ロール2及び加圧ロール3のニップ部の中間
転写体1の搬送方向下流側に、中間転写体1を急角度で
屈曲させるガイドロール7を配置することにより中間転
写体1に張力をかけるように構成された画像形成装置が
開示されている。このように構成したことにより、ニッ
プ部を通過した中間転写体1には自らを加圧ロール3に
押し付ける力が働きその反作用で中間転写体1は加圧ロ
ール3によって延ばされ、中間転写体1にはしわが発生
せず、この状態で中間転写体1を被転写材6に密着させ
たまま冷却してトナーが十分に固化した後、被転写材6
を中間転写体1から剥離することにより光沢むらの無い
画像が得られると記載されている。
【0006】しかし、この公報に開示された方法でも、
自然放冷によりトナー像を冷却しているため高プロセス
スピード下では冷却が不十分となり、光沢むらの発生を
防止することは難しい。また、被転写材6がカールしよ
うとしているのに加圧ロール3によって反対側に反らせ
るような力が加えられるので中間転写体1と被転写材6
との間にずれが生じ画像ずれを発生する恐れがある。
【0007】また、特開平5−19642号公報には、
次のような画像形成装置が開示されている。図4は、上
記公報に開示された、従来の画像形成装置の他の一例を
示す概要図である。図4には、トナー像5を担持した中
間転写体1と被転写材6とを圧接する加熱ロール2及び
加圧ロール3のニップ部の中間転写体1の搬送方向下流
側に冷却ファン8を配備してトナーを冷却、固化させて
から被転写材6を中間転写体1から剥離する画像形成方
法が開示されている。この場合、転写定着部で加熱され
た中間転写体1及び被転写材6を急冷すると、中間転写
体1及び被転写材6にしわやカールが発生するので、こ
の方法においては、転写定着部で加熱された後の中間転
写体1及び被転写材6はファン8により徐冷しており、
こうすることにより中間転写体1及び被転写材6にしわ
やカールが発生するのが防止できると記載されている。
【0008】しかし、この公報に開示されたように、中
間転写体1及び被転写材6をファンで徐冷する方式で
は、プロセススピードを高速化した場合、充分な冷却効
果を得ることは難しく、オフセット、画像むら、光沢む
らの発生を防止することは困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中間転写体
を用いて転写と定着を同時に行う方式の画像形成装置に
おける転写定着後のトナーの挙動に関して、次のように
説明することができる。図5は、転写定着後のトナーの
挙動を示す模式図である。図5(a)には、矢印A方向
に移動する中間転写体1、トナー像5、及び被転写材6
が加熱加圧されることにより中間転写体1上のトナー像
5が被転写材6に転写定着された後、被転写材6が中間
転写体1から剥離される状態が示されている。いま、ト
ナーの凝集力をFt 、被転写材6とトナー像5の付着力
をFP 、中間転写体1とトナー像5の付着力をFibt
すると、次の式が成立する時、中間転写体1上のトナー
を被転写材6上に転写することができる。
【0010】 Fp >Ft >Fibt ・・・・・ (1) トナーが凝固した状態ではトナー像5の凝集力Ft は、
中間転写体1とトナー像5の付着力Fibt より大きく、
被転写材6とトナー像5の付着力FP より小さいため
(1)式が成立する。しかし、中間転写体1とトナー像
5の付着力Fibtは、中間転写体1上にオイルなどの離
型剤が塗布されていない限り、溶融状態にあるトナー像
5の凝集力Ft より大きいため(1)式は成立しない。
従って、トナー像5が完全に固化する前に被転写材6を
中間転写体1から剥離すると、図5(b)に示すよう
に、トナー像5aは層間剥離を起こし、トナー像の一部
5cが中間転写体1上に残留する。中間転写体1上に残
留したトナー像の一部5cはオフセットとなり、また、
層間剥離したトナー像5bは、画像むらや光沢むらの原
因になるため、トナーを充分に冷却固化させてから被転
写材6を剥離する必要がある。
【0011】上記の各従来例では、転写定着後の冷却が
自然放冷やファンによる徐冷であるため、高プロセスス
ピードにおいては十分な冷却効果が得られない。しか
し、これら従来例の方法において、急速冷却を行うと、
トナーの熱収縮により中間転写体1と被転写材6との間
にずれや浮きが発生して画像乱れが生じる。図6は、転
写定着後にトナー像が急冷されたため、中間転写体と被
転写材にずれや浮きが発生して生じた画像乱れを示す図
である。
【0012】図6には、万線構造を画像形成したもので
あるが、転写定着後にトナー像が急冷されたため、中間
転写体と被転写材の間にずれが生じ、本来同一太さの平
行線であるべき画像が部分的につぶれ、0.5〜3mm
程度の周期で線が太ったり細ったりしている様子が示さ
れている。このように万線構造が崩れると、画像むら発
生の原因となることが明らかである。従って、転写定着
後の冷却過程で中間転写体と被転写材との間にずれや浮
きが生じないような対策が必要である。
【0013】前記の従来例のうち、特開平6−3088
39号公報に開示された装置は、中間転写体1を急角度
で屈曲させるガイドロール7により中間転写体1に張力
をかけるように構成されているが、この方法では被転写
材のカールを抑える方向に力をかけることになり、中間
転写体と被転写材がずれたり浮いたりして画像むら発生
を招く恐れがある。また、他の2つの従来例も、中間転
写体と被転写材とのずれや浮きに対する特別な考慮がな
はされていない。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑み、オフセッ
ト、画像むら、光沢むらの発生が防止された高速の画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像形成装置は、トナー像が形成されるトナー像
担持体と、トナー像担持体上に形成されたトナー像が転
写される、所定方向に循環移動する中間転写体と、中間
転写体の循環移動経路上の所定の転写定着位置に所定の
被転写材を供給する被転写材供給手段と、上記転写定着
位置において上記中間転写体と上記被転写材とを中間転
写体上のトナー像を挟んで重ね合わせた状態で加熱しな
がら加圧することにより中間転写体上のトナー像を被転
写材上に転写すると共に定着する加熱加圧手段とを備え
た画像形成装置において、上記加熱加圧手段による加熱
及び加圧が解除された後の上記中間転写体と上記被転写
材とを挟む、上記中間転写体の循環移動方向に沿って上
記中間転写体から上記被転写材に向かって凸状に湾曲し
た表面を有し、その表面で上記中間転写体と摺接する第
1の部材と、第1の部材と対向して配備され上記中間転
写体及び上記被転写材を第1の部材に押し付ける第2の
部材とを有する押し付け手段を備えたことを特徴とす
る。
【0016】ここで、上記第1の部材が、曲率半径30
0〜500mmの凸状に湾曲した表面を有するものであ
ることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態
を示す概要図である。図1には、カラー画像形成装置の
主要部が示されている。図1に示すように、このカラー
画像形成装置には、無端ベルト状の中間転写体1が備え
られている。中間転写体1は駆動ロール17、テンショ
ンロール18、及び後述の加熱ロール2により張架され
矢印A方向に循環移動する。中間転写体1の材質として
はポリイミド上にシリコーンゴムを塗布したものが用い
られる。中間転写体1の周囲には、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナーを収容した4組の
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kが配
備されている。これらの画像形成ユニット10Y,10
M,10C,10Kには、それぞれ、潜像担持体として
の感光体ドラム11Y,11M,11C,11K、コロ
ナ放電器12Y,12M,12C,12K、レーザRO
S方式の露光装置13Y,13M,13C,13K、二
成分磁気ブラシ方式の現像器14Y,14M,14C,
14Kが備えられている。また、中間転写体1を挟んで
感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kにそれぞ
れ対向する位置には一次転写器15Y,15M,15
C,15Kが備えられている。
【0018】次に、このカラー画像形成装置の動作につ
いて説明する。中間転写体1はプロセススピード160
mm/sで矢印A方向に循環移動する。先ず、イエロー
の画像形成ユニット10Yに備えられた矢印B方向に回
転する感光体ドラム11Yの表面がコロナ放電器12Y
により一様に帯電され、露光装置13Yにより感光体ド
ラム11Y上にイエローの静電潜像が形成され、その静
電潜像が現像器14Yにより現像されて感光体ドラム1
1Y上にイエローのトナー像が形成される。イエローの
トナー像はイエローの一次転写位置P1Yにおいて一次
転写器15Yにより中間転写体1上に静電的に転写され
る。一方、同様にしてマゼンタの画像形成ユニット10
Mの感光体ドラム11M上にマゼンタのトナー像が形成
され、中間転写体1上に転写されたイエローのトナー像
が中間転写体1の移動に伴いマゼンタの一次転写位置P
1Mに搬送されるのとタイミングを合わせて、感光体ド
ラム11M上のマゼンタのトナー像が一次転写器15M
により中間転写体1上のイエローのトナー像の上に静電
的に重ね転写される。同様にして、シアン、ブラックの
の画像形成ユニット10C,10Kの感光体ドラム11
C,11K上に形成されたシアン、ブラックのトナー像
が中間転写体1上のイエロー、マゼンタのトナー像の上
に静電的に重ね転写される。こうして中間転写体1上に
形成された多色トナー像5は、中間転写体1の移動に従
い、中間転写体1の循環移動経路上の転写定着位置P2
に搬送される。転写定着位置P2には、加熱加圧手段4
を構成する加熱ロール2と加圧ロール3とが中間転写体
1を挟んで互いに対向して配備されている。加熱ロール
2及び加圧ロール3は、被転写材供給手段16により転
写定着位置P2に供給される被転写材6を中間転写体1
と重ね合わせた状態で加熱しながら加圧することにより
中間転写体1上の多色トナー像5を被転写材6上に転写
すると共に定着する。加熱ロール2は、直径50mm、
厚さ7.5mmのアルミパイプの表面に硬度55〜60
度のシリコーンゴムを1mmの厚さで被覆し、さらに硬
度80度のふっ素ゴム(バイトン)を40μmの厚さで
被覆した3層構造のものが用いられ、アルミパイプの内
部にヒータ2aが内蔵されている。加圧ロール3も同様
の3層構造であり、アルミパイプの厚さは7.25m
m、シリコーンゴムの厚さは1mmである。加熱ロール
2及び加圧ロール3により加熱加圧が行われた中間転写
体1及び被転写材6は、次に、第1の部材21及び第2
の部材22から成る押し付け手段20に搬送される。
【0019】押し付け手段20の第1の部材21は中間
転写体1の循環移動方向に沿って中間転写体1から被転
写材6に向かって凸状に湾曲した表面21aを有してお
り、その表面21aが中間転写体1と摺接することによ
り中間転写体1を冷却し、中間転写体1を介して被転写
材6上の多色トナー像5を冷却する。第2の部材22
は、第1の部材21と対向して配備された、ゴムベルト
22a及び3つのテンションロール22b,22c,2
2dから成る部材であり、3つのテンションロール22
b,22c,22dによるゴムベルト22aの張力で中
間転写体1及び被転写材6を第1の部材21の湾曲した
表面21aに押し付ける役割を担っている。従って、ゴ
ムベルト22aは中間転写体1及び被転写材6に密着し
矢印C方向に従動回転される。第1の部材21の表面2
1aの曲率は、中間転写体1及び被転写材6が冷却過程
でカールする曲率と同じ曲率であることが望ましい。従
って、被転写材6の種類、厚さ、及びトナー材質などに
より最適値は異なる。例えば、被転写材として市販のJ
紙(坪量82g/m2 、厚さ98μm)を用いた場合は
曲率半径R=400mmが好適であり、また、被転写材
として市販のL紙(坪量64g/m2 、厚さ85μm)
を用いた場合は曲率半径R=350mmがよく、市販の
JD紙(坪量98g/m2 、厚さ115μm)を用いた
場合は曲率半径R=450mmが好適である。なお、L
紙やJD紙の場合、曲率半径R=400mmでも画像む
らや光沢むらは減少することが確認されており、カラー
画像形成装置で使用可能な、坪量50〜150g/m
2 、厚さ50〜150μm程度の用紙であれば、曲率半
径R=400mmで十分な効果が得られるが、実際に使
用する頻度の高い用紙にとって最適な曲率に設定するこ
とが望ましく、通常は、300〜500mmの範囲内で
あることが好ましい。なお、曲率半径が300mm以下
の場合は中間転写体1及び被転写材6が冷却過程でカー
ルする曲率より小さくなり密着が不十分となり逆効果と
なる。また、曲率半径が500mm以上の場合は密着の
効果が薄い。なお、第1の部材21の材料は、アルミニ
ウムなどの熱伝導性の高い金属が適している。
【0020】第2の部材22のゴムベルト22aは、3
つのテンションロール22b,22c,22dにより賦
与される張力によって、中間転写体1及び被転写材6を
第1の部材21に約0.1MPaの圧力で押し付ける。
その結果、トナー像5を冷却する際の熱収縮によるずれ
やカールに対して中間転写体1と被転写材6を完全に密
着させながら冷却することが可能となり、溶融したトナ
ーが固化する前に中間転写体1と被転写材6が剥がれた
り浮いたりすることが防止され、この押し付け手段20
なしの場合に発生していたオフセットが発生しなくな
り、画像むらや光沢むらが減少する。
【0021】なお、本実施形態では、第1の部材21の
材質にアルミニウムを使用した例についてのみ説明した
が、アルミニウム以外の材料も使用可能であり、また、
第1の部材21にヒートパイプ方式の冷却方法を採用し
てもよい。第2の部材22の材質についても、ゴムベル
トに限定されるものではなく、例えば、ポリイミドやニ
ッケル電鋳ベルトなどを用いることもできる。
【0022】押し付け手段20で冷却処理を受けた中間
転写体1及び被転写材6は、中間転写体1の移動方向に
搬送されて剥離手段19に至り、剥離手段19によって
被転写材6は中間転写体1から剥離され、所望のカラー
画像が得られる。なお、本実施形態では、中間転写体1
の材料として、ポリイミド上にシリコーンゴムを塗布し
たものを用いたが、中間転写体1の材料はこれに限定さ
れるものではなく、他の公知の材料を用いることができ
る。
【0023】また、本実施形態では、カラー画像形成装
置に本発明を適用した場合についてのみ説明したが、本
発明は単色の画像形成装置にも適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、加熱加圧手段による加熱及び加圧が解除
された後の中間転写体と被転写材とを、中間転写体と被
転写材のカールと同じ曲率の表面を有する第1の部材、
及び中間転写体と被転写材とを第1の部材に押し付ける
第2の部材を有する押し付け手段を用いて密着状態で冷
却することができる。そのため、トナー像が固化する前
の中間転写体と被転写材のずれ、剥れ、または浮きを防
止しながらトナー像を効果的に冷却することができるの
で、オフセット、画像むら、光沢むらの発生が防止され
た高速の画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概要
図である。
【図2】従来の画像形成装置の一例を示す概要図であ
る。
【図3】従来の画像形成装置の他の一例を示す概要図で
ある。
【図4】従来の画像形成装置の他の一例を示す概要図で
ある。
【図5】転写定着後のトナーの挙動を示す模式図であ
る。
【図6】転写定着後にトナー像が急冷されたため、中間
転写体と被転写材にずれや浮きが発生して生じた画像乱
れを示す図である。
【符号の説明】
1 中間転写体 2 加熱ロール 2a ヒータ 3 加圧ロール 4 加熱加圧手段 5 トナー像 6 被転写材 7 ガイドロール 8 冷却ファン 10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット 11Y,11M,11C,11K トナー像担持体 15Y,15M,15C,15K 一次転写器 16 被転写材供給手段 20 押し付け手段 21 第1の部材 21a 表面 22 第2の部材 22a ゴムベルト 22b,22c,22d テンションロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 辰男 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成されるトナー像担持体
    と、該トナー像担持体上に形成されたトナー像が転写さ
    れる、所定方向に循環移動する中間転写体と、該中間転
    写体の循環移動経路上の所定の転写定着位置に所定の被
    転写材を供給する被転写材供給手段と、前記転写定着位
    置において前記中間転写体と前記被転写材とを該中間転
    写体上のトナー像を挟んで重ね合わせた状態で加熱しな
    がら加圧することにより該中間転写体上のトナー像を該
    被転写材上に転写すると共に定着する加熱加圧手段とを
    備えた画像形成装置において、 前記加熱加圧手段による加熱及び加圧が解除された後の
    前記中間転写体と前記被転写材とを挟む、前記中間転写
    体の循環移動方向に沿って前記中間転写体から前記被転
    写材に向かって凸状に湾曲した表面を有し、該表面で前
    記中間転写体と摺接する第1の部材と、該第1の部材と
    対向して配備され前記中間転写体及び前記被転写材を該
    第1の部材に押し付ける第2の部材とを有する押し付け
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材が、曲率半径300〜5
    00mmの凸状に湾曲した表面を有するものであること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5960242A (en) * 1997-01-31 1999-09-28 Heidelberger Druckmaschinen Ag Method and printing apparatus using heating and cooling to apply toner to a substrate
US6810228B2 (en) 2001-09-18 2004-10-26 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and fixing apparatus
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