JPH09329967A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH09329967A
JPH09329967A JP8295958A JP29595896A JPH09329967A JP H09329967 A JPH09329967 A JP H09329967A JP 8295958 A JP8295958 A JP 8295958A JP 29595896 A JP29595896 A JP 29595896A JP H09329967 A JPH09329967 A JP H09329967A
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JP
Japan
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toner
developer
developing device
magnetic field
magnetic
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Withdrawn
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JP8295958A
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English (en)
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Shigehito Andou
滋仁 安東
Isao Ito
功 伊藤
Takeshi Saikawa
健 済川
Nobumasa Furuya
信正 古谷
Hideaki Tanaka
英明 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤
を収容する現像装置において、環境条件が変動しても二
成分現像剤中のトナー濃度及びトナー電荷量をほぼ一定
に制御し、濃度の安定した画像を得る。 【解決手段】 現像後に現像ロール2から剥離された現
像剤をトナー過剰供給部Aに回収するガイド板4を設け
るとともに、トナー過剰供給部Aにトナーを過剰に供給
するパドル5を配設する。トナー過剰供給部Aの下方部
には現像剤から余分なトナーをふるい分けるメッシュ状
部材(過剰トナー分離手段)6を配設し、パドル5の先
端部に貼着されたフィルム状部材7を接触させてメッシ
ュ状部材6を振動させるようにする。これにより、現像
剤の中からキャリアに付着していない余分なトナーがメ
ッシュ状部材6を通して除去され、安定したトナー濃度
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性キャリアとこ
の磁性キャリアに電気的に吸着されるトナーとを含む二
成分現像剤を用い、像担持体上に形成された潜像に二成
分現像剤中のトナーを選択的に転移させて可視化する現
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法において、トナーと磁性キャ
リアを含む二成分現像剤を用いた現像方法は、トナーの
帯電が容易であり、トナー粒子の凝集も生じにくいとい
う長所を有している。このため、二成分現像剤中に含ま
れるトナー量すなわちトナー濃度の制御を必要とするに
もかかわらず、従来より広く用いられている。図15
は、二成分現像剤を用いる現像装置で従来から知られて
いるものの例を示す概略構成図である。この現像装置
は、像担持体201と近接して対向するように配置さ
れ、現像剤を磁気的に吸着して搬送する現像ロール20
2と、この現像ロール上に吸着された現像剤量を規制
し、ほぼ均一な磁気ブラシとする現像剤規制部材203
と、上記現像ロール202に現像剤を供給するパドル2
04と、現像剤をハウジング210内で搬送するととも
に攪拌する2つのオーガー205,206とを有してい
る。
【0003】上記現像ロール202は、固定支持された
磁石ロール211とその周囲で回転駆動される円筒状の
スリーブ212とを備えており、磁石ロール211によ
って現像剤をスリーブ上に吸着し、スリーブ212の回
転によって現像剤を像担持体201との対向部へ搬送す
るものである。上記2つのオーガー205,206は、
現像ロール202の後方に設けられた2つの攪拌室20
7,208でそれぞれ反対方向に現像剤を搬送するよう
に回転しており、両端部で連通する2つの攪拌室内で現
像剤を循環移動させる。
【0004】このような現像装置では、攪拌室207,
208でキャリアとトナーとが充分に攪拌され、パドル
204によって一部の現像剤が現像ロール202に供給
される。この現像剤は磁石ロール211のピックアップ
磁極213によってスリーブ212上に吸着され、現像
剤規制部材203によって層厚が規制された後、現像領
域へ搬送され、現像に供される。現像領域を通過した現
像剤は、ピックオフ磁極214によってスリーブ212
上から解放され、パドル204によって攪拌室に戻され
る。ここで他の現像剤および新たに補給されたトナーと
混合され、充分に攪拌される。
【0005】このような現像装置で用いられる現像剤の
トナーの帯電量は環境条件によって変動するとともに現
像剤中のトナー濃度によっても大きく変動する。図16
は、上記のような二成分現像装置中のトナー濃度とトナ
ーの帯電量との関係を、高温・高湿、中温・中湿、低温
・低湿の各環境条件について示したものである。一般
に、トナーの帯電量は図16に示されるような特性で変
動するが、各環境条件で一定の現像特性を得るにはトナ
ーの帯電量を一定に維持しなければならない。このため
には次のような制御を行う必要がある。
【0006】すなわち、動作環境が高温・高湿(図16
中に符号aで示す状態)から中温・中湿(図16中に符
号b’示す状態)に変化したときにはトナーを補給し、
トナー濃度をAからBに上げてトナーの帯電量が所定の
値となる状態(図中に符号bで示す状態)にしなければ
ならない。また、環境条件が低温・低湿(図16中に符
号cで示す状態)から中温・中湿(図16中に符号dで
示す状態)に変化したときにはトナー濃度をCからBに
下げてトナーの帯電量が所定値となる状態(図中に符号
bで示す状態)にしなければならない。しかし、従来の
二成分現像装置ではトナーを消費する以外にトナー濃度
を下げる手段がなく、トナーの帯電量が低くなり、像濃
度が低下するという問題がある。
【0007】また、このようなトナー濃度を制御するた
めに実際に基準画像を現像し、その濃度を検知して、ト
ナーの補給等を行う制御が行われており、複雑な制御方
法・装置が必要となっている。このような事情から、ト
ナー濃度の制御を簡単な機構で行い、安定した濃度の画
像を得ようとする現像装置が、例えば特開昭52−15
334号公報、特公平5−59427号公報、特開平7
−84456号公報に記載されている。
【0008】特開昭52−15334号公報に記載され
る技術は、使用済みの現像剤を貯蔵槽に回収し、これに
充分な量のトナーを補給して攪拌帯電させる。そして過
剰なトナー粒子を除去してキャリアにトナー粒子が飽和
状態に付着した状態で取り出し、再び現像装置に搬送し
て現像に供するものである。
【0009】特公平5−59427号公報に記載される
技術は、スリーブ上の磁気ブラシの穂立ちをメッシュ・
スクリーンを介してトナーホッパー内のトナーと摺擦さ
せることにより、磁性キャリアに対するトナーの付着量
を安定化させるようにしたものである。
【0010】また、特開平7−84456号公報に記載
される技術は、現像ローラの周囲を狭い空間とし、この
空間内におけるキャリア量をほぼ一定量にすることによ
って残りの空間内に収容させる磁性トナーの量を調節
し、トナー濃度をほぼ一定に制御するようにしたもので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような現像装置では以下に示すような問題点がある。特
開昭52−15334号公報に記載の現像装置では、機
械的に現像剤を攪拌するため、現像剤に多大なストレス
がかかり、キャリアへのトナーの融着、トナーへの外添
剤の付着が発生するという欠点を有している。さらに、
現像剤を一旦貯蔵槽に移し、ここで攪拌を行うようにな
っているので、装置の大型化が避けられず、製造コスト
も高くなるという欠点がある。
【0012】特公平5−59427号公報に記載の現像
装置では、現像剤がメッシュ・スクリーンに摺擦される
ために現像剤にストレスがかかり、現像剤の大幅な寿命
低下を招く。また、トナーの流動性や、トナーの帯電性
すなわちトナーとキャリアとの付着力がトナー濃度の制
御に大きく寄与するため、トナーの流動性や帯電性が環
境や経時によって変化した場合にはトナー濃度制御範囲
が当初に設定した範囲から外れてしまい、プリント画質
が初期とは異なってしまうという問題がある。
【0013】また、写真、絵画、地図などの階調性を有
するベタ画像が主にプリントされる場合と、ライン画像
が主にプリントされる場合とでは、補給するトナー量に
大きな差が生じるが、メッシュ・スクリーン方式ではキ
ャリアとトナーの接触面積が限られているために、この
ように補給するトナー量が大きく変動する場合にトナー
濃度を一定に保つことが困難となる。さらに、磁石ロー
ル上で磁気ブラシを形成したまま現像剤にトナー補給を
行うが、通常は現像剤が凝集状態にあるため、キャリア
の有効帯電面積が減少し、帯電不良トナーが発生し易く
なる。
【0014】また、特開平7−84456号公報に記載
の現像装置では、磁性トナーを用いており、トナーに磁
性粉を含有させる必要があるが、着色性の問題からカラ
ートナーには磁性粉を混合することができず、カラート
ナーが使えないといった問題がある。また、着色性を重
視してトナーを非磁性化しようとすると、本開示技術で
は現像装置として機能し得なくなる。すなわち、本現像
装置に非磁性トナーを使用した場合には、狭い空間に非
磁性トナーと磁性キャリアとが攪拌されずに収容される
ため、トナーの帯電が不十分となる。そして、このトナ
ーは磁力による飛散防止作用がないためクラウドとなり
易く、多量に発生したトナークラウドが画像上にかぶり
となって現われ、良好な画質のプリントが得られなくな
る。
【0015】本願に係る発明は、上記のような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、二成分現像剤
中のトナー濃度及びトナー電荷量を簡単な構成で制御す
ることを可能とし、環境条件が変動した場合及び原稿の
違いによりトナー使用量が変動した場合にも安定して良
好な画質が得られる現像装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、磁性キャリアとこの磁性キャリアに電気
的に吸着されるトナーとを含む二成分現像剤を用い、像
担持体上に形成された静電潜像に前記トナーを選択的に
転移させて可視化する現像装置において、現像領域を通
過した後に、現像剤搬送部材から回収された現像剤に過
剰状態となるまでトナーを供給し、その後過剰トナー分
離手段によって、この現像剤からキャリアとの付着力が
小さいトナーを分離する。そして、過剰トナーを分離し
た後の現像剤を再び現像領域に供給するものである。
【0017】このような現像装置では、トナーが過剰に
供給されて攪拌されたときに帯電し、その後キャリアと
の付着力の小さい過剰なトナーが過剰トナー分離手段に
よって分離される。このときのキャリアの帯電量は環境
条件にかかわらず、ほぼ一定となり、これに付着するト
ナー粒子の平均帯電量およびトナー量もほぼ一定とな
る。つまり、過剰トナーが分離された後の現像剤のトナ
ー濃度およびトナーの帯電量がほぼ一定となり、これを
現像剤搬送部材に担持して現像に供することによって環
境条件が変動しても安定した濃度の画像を形成すること
ができる。ここで、トナーの過剰状態とは、現像領域で
適正な現像を行なうのに充分なトナー濃度より多くのト
ナーが現像剤中に含まれている状態である。
【0018】上記のように耐環境性を示す原因は、以下
のように推測される。すなわち、キャリアの帯電性とト
ナーの帯電性とに着目した場合、トナーの帯電性の方が
より強く環境依存性を示すと考えられる。これは、トナ
ー表面にはその製造方法からポリマーの分断された鎖が
表面に存在する確率が高く、さらに該分断鎖は活性であ
ることにより水と反応しやすく、環境変動を受けやすい
からである。一方、キャリアでは通常コート材によりコ
ートされているためトナーのようなことはなく、環境変
動を受けにくくなっている。従って、従来方式では現像
剤中のトナー量が少なく、現像剤の帯電量はキャリアの
帯電能に対して不飽和状態となっているため、トナーの
帯電性が支配的となり、環境依存性を示してしまう。し
かしながら、本方式では現像剤に過剰状態となるまでト
ナーを供給した後、過剰トナーを分離するので、現像剤
の帯電量はキャリアの帯電能に対して飽和状態となり、
キャリアの帯電性が支配的となって環境依存性を示さな
いものである。
【0019】上記のような現像装置において、現像剤に
トナーが過剰に供給され攪拌される領域を、磁力がほと
んど作用せず、磁性キャリアが連なった状態とならない
位置に設定することによって望ましい結果が得られる。
つまり、上記のように磁力がほとんど作用しない領域で
トナーの供給・攪拌を行なうことにより、キャリアの個
々の粒子が分散し、表面の全域がトナーと接触する状態
となってトナーの帯電を促進する。そして、表面の全域
にトナーを電気的に吸着する。したがって、上記キャリ
アが電気的に飽和状態となる量のトナーを吸着した現像
剤を安定して現像に供することができる。
【0020】一方、トナー過剰供給部を、スリーブの外
周面に沿った位置に設け、磁界発生部材のトナー過剰供
給部と対向する部分に、N極とS極とが交互となるよう
に複数の磁極を設けることによっても、過剰供給された
トナーの充分な攪拌及び帯電ができる。つまり、トナー
過剰供給部において、上部にトナーが過剰に供給された
現像剤は、磁界発生部材の磁力によってスリーブ上で穂
状に連なった磁気ブラシを形成し、スリーブの回転によ
って搬送される。このとき、磁界発生部材のトナー過剰
供給部と対向する部分の磁極はN極とS極とが周方向に
複数交互に配置されているので、磁気ブラシはスリーブ
上の磁力線の方向にしたがって倒れ込み、上部にあった
現像剤が下部に、下部にあった現像剤が上部に移動する
磁気ブラシの回転、すなわち磁気ブラシのタンブリング
が生じる。このため、過剰に供給されたトナーを現像剤
中に取り込み、充分に攪拌が行なわれる。
【0021】上記のような現像装置において、過剰トナ
ー分離手段としては、例えば、磁性キャリアは通過不可
でトナーは通過可能な大きさの開口が多数設けられたふ
るい部材を用いることができる。このようなふるい部材
が用いられると、トナーが過剰に供給されて攪拌された
現像剤がふるい部材上を通過するときに、キャリアとの
付着力の小さいトナーがふるい部材の開口を通過し、現
像剤中の過剰なトナーが分離される。このときさらに帯
電され、現像剤はキャリアの帯電電荷に対応して飽和状
態となる量のトナーがキャリアに付着した状態となる。
【0022】また、上記ふるい部材を機械的または電気
的に振動させたり、ふるい部材上の現像剤を振動させて
もよい。これにより、過剰のトナーの分離が促進されト
ナー濃度が一定の現像剤をより確実に得ることができ
る。
【0023】上記過剰トナー分離手段の他の例として、
外周面に沿ってN極とS極とが交互に着磁された磁界発
生手段と、この磁界発生手段の外側で、周面が周回可能
に支持されたスリーブとを有するものを用いることがで
きる。このような過剰トナー分離手段では、スリーブの
周回移動あるいは磁界発生手段の回転により、磁性キャ
リアが穂状となった現像剤の磁気ブラシがタンブリング
を生じながら搬送される。このタンブリングによる攪拌
により、キャリアとの付着力の弱いトナーが分離され
る。
【0024】さらに、上記過剰トナー分離手段の別の例
として、現像装置のハウジング内に変動する磁界を発生
させ、現像剤を磁気的な力で攪拌し、上方に引き上げる
ように搬送して現像剤搬送部材に供給する磁界生成手段
を用いることができる。この磁界発生手段は、例えば、
現像剤を収容するハウジングの壁面の背後にあって、回
転可能に支持された磁石とすることができる。すなわ
ち、磁石の回転によって磁極が移動し、変動する磁界が
生成される。この磁界によって現像装置内の現像剤を上
方に引き上げて現像剤中からキャリアとの付着力の弱い
トナーを分離することができる。これにより、トナー濃
度及びトナーの帯電量がほぼ一定の現像剤を現像剤搬送
部材に供給することができ、環境条件が変動しても安定
した濃度の画像が得られる。なお、上記回転可能に支持
された磁石は、周面にS極とN極とが交互に着磁された
ロール状部材とするのが望ましい。
【0025】上記磁界生成手段の他の例として、ハウジ
ングの壁面に沿って配列された複数の電磁石を用いるこ
とができる。すなわち、複数の電磁石へ電流の方向とタ
イミングとを制御して通電することにより変動する磁界
を生成し、現像装置中の現像剤を上方に引き上げるよう
に移動させ、過剰トナーを分離して現像剤搬送部材に供
給することができる。
【0026】さらに本願に係る現像装置において、過剰
トナー分離手段によって分離されたトナーをトナー過剰
供給部へ移送するトナー再供給部材を配設してもよい。
これにより、分離されたトナーの再利用を円滑に行うこ
とができる。なお、本願に係る発明の構成は、二成分磁
気ブラシ現像を行う装置に限らず、二成分現像剤を用い
現像領域のみを一成分現像として機能させるいわゆるハ
イブリッド現像を行う装置に適用することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、請求項1、請求項2、請求
項4、請求項5又は請求項6に記載の発明の一実施形態
である現像装置を示す概略構成図である。この現像装置
は、二成分現像剤を収容するハウジング10内に、周面
に二成分現像剤を担持して像担持体1との対向領域に搬
送する現像ロール2と、現像ロール2上に担持される二
成分現像剤の量を規制する現像剤規制部材3と、現像領
域を通過した後に現像ロール2から剥離された現像剤を
トナー過剰供給部Aに回収するガイド板4と、トナー過
剰供給部Aにトナーを供給するパドル5と、トナー過剰
供給部Aの下方部において現像剤から過剰のトナーをふ
るい分けるメッシュ状部材(ふるい部材)6とを有して
いる。さらに図示しないが、パドル5が設けられたトナ
ー収容部10aの軸線方向における端部には、トナーを
補給するトナーボックスが連結されている。
【0028】上記現像ロール2は、周方向に複数の磁極
を有する磁界発生部材11と、その外側で周回可能に支
持された中空円筒状のスリーブ12とを備えている。上
記磁界発生部材11は隣接する磁極間で形成される磁界
によって二成分現像剤の磁気ブラシをスリーブ12の表
面に形成するようになっており、スリーブ12が回転す
ることにより、磁気ブラシを現像領域に搬送することが
できる。
【0029】上記ガイド板4は、磁界発生部材11に設
けられた同極性の磁極11a,11bが隣り合う位置に
配設されており、二つの磁極の反発磁界により現像ロー
ル2から剥離された現像剤が重力により滑り落ちるよう
になっている。ガイド板4の表面には現像剤の滑りをよ
くするためにフッ素樹脂がコーティングされていたり、
トナーの帯電時の立ち上がりを早くするためにキャリア
コート剤などの樹脂がコーティングされている。ガイド
板4を滑り落ちる現像剤は磁界発生部材11の磁力が及
ばない領域に搬送されるようになっており、この領域が
トナー過剰供給部Aとなる。また、ガイド板4には現像
ロール2と近接して仕切り板14が取り付けられ、トナ
ーの補給又は分離により発生するトナークラウドが現像
ロール2に付着するのを防止するようなっている。
【0030】上記メッシュ状部材6は、キャリアが通過
不可でトナーが通過可能な大きさの開口を多数有するも
のであり、本例ではキャリア径が50μmでトナー径が
7μmであることから、約30μmの大きさに設定され
ている。このメッシュ状部材6は現像ロール2の方向に
傾斜するように配設されており、ガイド板4を滑り降り
てきた現像剤を受けとめるとともに、メッシュ状部材6
上を現像剤が重力により滑り降りるようになっている。
【0031】上記パドル5は、ハウジング10内のトナ
ー収容部10aに配設されており、図中に示す矢印の方
向へ回転することによってトナーを十分に攪拌すると共
に、トナー過剰供給部Aにトナーを過剰に供給するよう
になっている。パドル5の先端部には、回転時にメッシ
ュ状部材6と接触するフィルム状部材7が貼着されてお
り、回転にともなってメッシュ状部材6を振動させるよ
うになっている。このフィルム状部材7には厚さが50
μmのPETフィルムが用いられているが、メッシュ状
部材6を振動させるものであれば材質等は特に限定され
ない。
【0032】また、上記トナー収容部10aはメッシュ
状部材6の下方部と連通されており、メッシュ状部材6
を通過したトナーがトナー収容部10aへ戻される。な
お、この実施形態の現像装置で用いられる二成分現像剤
は、非磁性のポリエステル系トナーとフェライト系の磁
性キャリアとを混合したものであるが、他の材料からな
るトナー又はキャリアを用いることもできる。
【0033】このような現像装置では、現像ロール2上
に担持され現像領域を通過した後の現像剤は、同極性の
磁極11a,11bの作用により現像ロール2から剥離
される。剥離された現像剤は重力によりガイド板4に沿
って滑り落ち、トナー過剰供給部Aへ導かれる。そし
て、この現像剤にパドル5の回転により新たなトナーが
過剰に供給され、現像剤中のトナー濃度が一時的に高め
られる。このときのトナー濃度の値は使用するキャリア
やトナーの比重により若干変化するが、おおむね20w
t%から300wt%の範囲である。つまり、通常のト
ナー濃度がフェライト系キャリアの場合は2%から10
%前後、MT系キャリアの場合6%から20%であるた
め、トナーが過剰に供給されたときのトナー濃度は、一
般的なトナー濃度の2倍〜15倍に相当する。
【0034】このような現像剤は重力によりメッシュ状
部材6上に移送される。そして、メッシュ状部材6上の
斜面を重力により滑り降り、メッシュ状部材6がフィル
ム状部材7の接触で振動することにより現像剤中の過剰
なトナーが開口を通ってトナー収容部10aへふるい落
とされる。このとき、現像剤はキャリアと接触帯電した
トナーのみを保持し、帯電されなかった余分なトナーが
開口からふるい落とされる。これにより、トナー過剰供
給部Aでトナー濃度が高められた現像剤のなかから帯電
量の少ない余分なトナーが除去され、キャリアの帯電能
に対応したトナー濃度となる。
【0035】その後、現像剤は現像ロール2との対向位
置に搬送され、現像ロール上に二成分現像剤の磁気ブラ
シが形成される。これらの現像剤はスリーブ12の周回
移動により搬送され、現像剤規制部材3により穂立ちの
高さが規制された後、現像領域に搬送される。そして、
現像領域に形成される電界により磁気ブラシ中のトナー
が像担持体の潜像に転移される。現像領域を通過した後
の磁気ブラシは現像ロール2から剥離され、再び上記工
程を経ることとなる。
【0036】一方、上記工程でメッシュ状部材6を通過
したトナーはパドルによって掻き出され、トナー収容部
10aに戻される。そして、パドル5の回転により十分
に攪拌され、再び供給用トナーとしてトナー過剰供給部
Aで現像剤に供給される。なお、上記現像装置では、ト
ナー収容部10aにトナーボックスを連結してトナーを
補給するようにしているが、トナー収容部10a自体を
交換可能なトナーカートリッジとする構成でもよい。
【0037】また、ガイド板4および仕切り板14に代
えて、ローラやブラシ状部材を配設してもよい。これに
より現像ロールからの現像剤の剥離を容易に行うことが
できる。さらに、これらの部材の回転によって現像剤及
びメッシュ状部材への振動の付与を確実に行うことも可
能となる。
【0038】図2は、上記のような工程を経ることによ
るトナー濃度及びトナーの帯電量の変化を示す図であ
る。この図によれば、トナー濃度を比較的高い濃度にす
る前に現像部・非現像部を問わずトナーの帯電量がいか
なるものであっても、上記のような工程を経ることによ
り帯電量及びトナー濃度がほぼ一定の値になることがわ
かる。これは、トナー濃度の高い状態から余分なトナー
を分離する工程で、キャリアが無理なくトナーを保持で
きる状態、すなわちトナーとの接触帯電によるキャリア
の帯電能に見合ったトナー濃度になるからと推察され
る。すなわち、磁界発生部材11の磁力が及ばない領域
ではキャリアが穂立ちから開放されるため、キャリアが
比較的自由に動ける状態となり、キャリアの表面積が増
大しトナーとの接触回数が増加する。このため、トナー
濃度の高い状態を容易に作り出せると共に、余分なトナ
ーをふるい落とすのも円滑に行われるようになり、キャ
リアが無理なくトナーを保持できる状態を作り出すこと
が可能となる。
【0039】次に、メッシュ状部材を通過するときのト
ナーの帯電効果を調べるため、図3に示すような装置を
用いて帯電状態を確認した。この装置は、トレイ15内
に高いトナー濃度の現像剤20を収容し、磁性キャリア
が辛うじて通過可能な開口を多数有する開口部材16を
介して棒磁石17を近づけ、現像剤を引き上げるように
したものである。その結果、開口部材16を通過する際
にトナーの帯電がなされ、引き上げられた現像剤はほぼ
一定の帯電量とトナー濃度が得られることが確認され
た。このため、上記現像装置では、少量の現像剤でも良
好な帯電効果を得ることができ、装置の小型化が可能で
ある。
【0040】図4は、請求項1、請求項2、請求項4、
請求項5又は請求項6に記載の発明の他の実施形態であ
る現像装置を示す概略構成図である。この現像装置は、
上記図1に示す現像装置に加えてメッシュ状部材26と
接触するように支持された加振部材28を備えている。
この加振部材28はモーターによってメッシュ状部材2
6に機械的な振動を与え、メッシュ状部材26を小刻み
に振動させることができるものである。なお、この現像
装置の他の構成は上記図1に示す現像装置と同じであ
る。このような現像装置では、メッシュ状部材26を振
動させることにより、現像剤からキャリアとの付着力が
小さいトナーを円滑にふるい落とすことができる。この
ため、過剰トナーを分離する際のふるい効果が向上す
る。
【0041】図5は、請求項1、請求項2、請求項4、
請求項5又は請求項7に記載の発明の一実施形態である
現像装置を示す概略構成図である。この現像装置は、メ
ッシュ状部材36と対向してその上方部に板状の電極部
材38を有しており、該電極部材38に交流電源39が
接続されている。また、メッシュ状部材36は導電性材
料で形成されており、電気的に接地されている。なお、
この現像装置の他の構成は上記図1に示す現像装置と同
じである。このような現像装置では、交流電源39から
印加される交流電圧によって電極部材38とメッシュ状
部材36との間に電界が形成され、その電界の変化に応
じてメッシュ状部材36が振動する。これにより、メッ
シュ状部材36上の現像剤からキャリアとの付着力が小
さいトナーがふるい落とされ、過剰トナーの分離効果が
向上する。
【0042】図6は、請求項1、請求項2、請求項4又
は請求項8に記載の発明の一実施形態である現像装置を
示す概略構成図である。この現像装置は、メッシュ状部
材46に対向してその上方部に枠体48を備えており、
この枠体48と接触するように加振部材49が取り付け
られている。なお、この現像装置の他の構成は上記図1
に示す現像装置と同じである。このような現像装置で
は、加振部材49によって枠体48が機械的に振動し、
メッシュ状部材46の上方にある現像剤に振動が加えら
れる。これにより、現像剤中のキャリアとの付着力の弱
い余分なトナーが振り落とされ、メッシュ状部材46を
通過して分離される。このため、過剰トナーの分離効果
がさらに向上する。
【0043】図7は、請求項1、請求項3、請求項4、
請求項5又は請求項6に記載の発明の一実施形態である
現像装置を示す概略構成図である。この現像装置の現像
ロール52が有する磁界発生部材61(磁石ロール)
は、周方向に、同極性に着磁された磁極61a,61b
と、現像剤を現像領域に搬送する磁極61c,61d,
61eとを有し、この他に、これらより小さな間隔で周
方向にN極とS極とが交互に着磁された複数の磁極から
構成される現像剤攪拌磁極群61fを有している。そし
て、この現像剤攪拌磁極群61fが設けられた位置の外
側のスリーブ外周面付近がトナー過剰供給部となってお
り、トナー収容部60aからパドル55によってすくい
上げられたトナーは、搬送路60bを通ってこのトナー
過剰供給部に供給されるようになっている。なお、この
現像装置が有するその他の構成、すなわち現像剤規制部
材53、ガイド板54、パドル55、メッシュ状部材5
6、現像ロールが有するスリーブ62等は図1に示す現
像装置で用いられているものと同じである。
【0044】このような現像装置では、トナー過剰供給
部において磁性キャリアが穂状に連なった現像剤の磁気
ブラシ上部にトナーが過剰に供給されるとともに、スリ
ーブ62の回転にともなって磁気ブラシが周方向に搬送
される。このとき、磁気ブラシはスリーブ62上に形成
される現像剤撹拌磁極群61fの磁力線の方向にしたが
って倒れ込み、上部にあった現像剤が下部に、下部にあ
た現像剤が上部に移動する磁気ブラシの回転、いわゆる
タンブリングが生じる。これによって現像剤上部に過剰
に供給されたトナーを現像剤内部に充分に取り込んで攪
拌し、トナーの分布を均一化するとともにトナーとキャ
リアとの摩擦による帯電が行なわれる。
【0045】その後、磁界発生部材61に設けられた同
極性の磁極61a,61bの反発磁界により、現像剤は
現像ロール52から剥離され、ガイド板54上を移動し
て、メッシュ状部材56上に移送される。このガイド板
54上及びメッシュ状部材56上では、磁界発生部材6
1の磁力はほとんど作用しないため、磁性キャリアが比
較的自由に動ける状態となり、磁性キャリア表面のほぼ
全域がトナーと接触し、帯電したトナーをほぼ全面に付
着させることが可能となる。さらに、現像剤がメッシュ
状部材56上の斜面を重力により滑り落ちるときに、現
像剤中の帯電量の少ない余分なトナーが振り落とされ、
キャリアの帯電能に対応したトナー濃度となる。この現
像剤は再び現像ロール52に供給され、スリーブ62の
周回移動によって現像領域に搬送されて静電潜像の現像
に供される。この現像装置では、上記のように過剰にト
ナーが供給された現像剤をタンブリングによって攪拌す
るのでトナーを現像剤中により均一に供給することがで
きる。
【0046】図8は、請求項1、請求項2又は請求項9
に記載の発明の一実施形態である現像装置を示す概略構
成図である。この現像装置では、過剰トナー分離手段と
して、ハウジング80の内部で軸線回りに回転駆動され
る過剰トナー分離用磁石ロール83と、その外側で固定
支持された過剰トナー分離用スリーブ84とを備えるも
のが用いられている。上記過剰トナー分離用磁石ロール
83は、周方向にS極とN極とが交互に着磁された円柱
状の磁石であり、図8中に示す矢印D1 の方向に回転駆
動される。また、過剰トナー分離用スリーブ84は非磁
性材料からなる固定支持された円筒状の部材である。現
像剤は上記過剰トナー分離用磁石ロール83の回転によ
って生じる磁界の変動にしたがい、穂状に連なる磁気ブ
ラシの回転、いわゆるタンブリングを生じ、過剰トナー
分離用スリーブ84の外周面に沿って矢印D2 の方向に
搬送される。
【0047】この現像装置が有する現像ロール72、現
像剤規制部材73、ガイド板74等は図1に示す現像装
置で用いられるものと同じものである。トナー収容部8
0に設けられたパドル75は、図1に示す現像装置で用
いられているものと同じ構造を有するものであるが、逆
方向に回転駆動され、トナーをすくい上げて、トナー収
容部80aの上部に設けられた開口80bからトナーを
補給するようになっている。
【0048】このような現像装置では、現像領域を通過
することによってトナーが消費された現像剤は、同極性
に着磁された反発磁極81a,81bの形成する反発磁
界によって現像ロール72上から剥離され、ガイド部材
74に沿って滑り落ち、この現像剤にトナー収容部80
aからトナーが過剰に供給される。トナーが過剰となっ
た現像剤は、過剰トナー分離用スリーブ84上に磁気的
に吸着され、過剰トナー分離用磁石ロール83の回転に
よって生じる磁界の変動により、過剰トナー分離用スリ
ーブ84の外周面に沿って搬送される。このとき、過剰
トナー分離用スリーブ84上の現像剤は、穂状に連なっ
た現像剤の磁気ブラシのタンブリングにより、現像剤が
攪拌されるとともに、キャリアとの付着力が弱い過剰な
トナーがふるい落とされる。これにより、現像剤中の過
剰なトナーが分離され、キャリアの帯電能に見合ったト
ナー濃度の現像剤が現像ロール72に供給される。この
ため、現像領域に搬送されるトナーの帯電量がほぼ一定
となり、濃度の安定した画像が得られる。なお、本実施
例では、過剰トナー分離用磁石ロール83を回転させ、
過剰トナー分離用スリーブ84を固定としたが、過剰ト
ナー分離用磁石ロール83を固定にして、過剰トナー分
離用スリーブ84を回転させ、あるいは、過剰トナー分
離用磁石ロール83及び過剰トナー分離用スリーブ84
を速度差を持たせて同方向又は逆方向に回転させるもの
であってもよい。
【0049】図9は、請求項1、請求項2、請求項1
0、請求項11又は請求項12に記載の発明の一実施形
態である現像装置を示す概略構成図である。この現像装
置は、過剰トナー分離手段として、現像剤を収容するハ
ウジングの壁面100bの背後で、回転可能に支持され
た磁石ロール96を有している。一方、ハウジング10
0内にはトナー収容部100aと隔壁98によって仕切
られた現像剤攪拌収容部Bが形成されており、その上方
には現像後に現像ロール92から剥離された現像剤を現
像剤攪拌収容部Bに移送するガイド部材94が配設され
ている。
【0050】上記磁石ロール96は、図10(a)に示
すように、周面に沿ってS極とN極とが交互に着磁され
たロール状部材であり、約0.04Tの強さの磁極が約
3mmの間隔で着磁されている。この磁石ロール96
は、図9中に示す矢印D2 の方向に回転することによっ
て、現像剤攪拌収容部Bに変動する磁界を発生するよう
になっている。この磁石ロール96の周速は、現像ロー
ル92の周速との比が0.1〜20の間で適宜に決定さ
れ、本例では現像ロールの周速の約3倍に設定されてい
る。
【0051】上記ガイド部材94は、現像ロール92の
現像剤供給部と剥離部との間に近接配置され、周面にキ
ャリアコート剤などの樹脂がコーティングされており、
現像ロール92から剥離された現像剤が滑り落ちるよう
になっている。この現像剤が滑り落ちる位置Aが、トナ
ー収容部100aから隔壁98を越えて過剰量のトナー
が供給されるトナー過剰供給部となっている。この供給
方式は、トナーのための一定の広さの空間を確保するこ
とにより、消費した分のトナーを補給するものである。
上記現像ロール92は、図1に示す現像ロール2と同じ
く内部に複数の磁極を備えた磁界発生部材101を有す
るものであり、各磁極が磁極101aからスリーブ10
2の回転方向に0.08T、0.06T、0.07T、
0.07T、0.06Tの強さを持っている。なお、こ
の現像装置の他の構成は図1に示す現像装置と同じであ
る。
【0052】このような現像装置では、現像後に現像ロ
ール92から剥離された現像剤は、ガイド部材94に沿
って滑り落ち、パドル95の回転によりトナーが過剰に
供給された後、重力によって現像剤攪拌収容部Bに導か
れる。ここでは、磁石ロール96の回転により変動する
磁界が形成されており、現像剤はこの磁界の作用により
壁面100bの曲面に沿って搬送され、図中に示す矢印
のように循環する。この循環により現像剤が攪拌され、
トナーがキャリアと接触して帯電される。このとき、現
像剤はトナー濃度を高めにした状態で磁界の作用により
攪拌されるため、現像剤を機械的手段により攪拌した場
合と比較すると、現像剤のストレスが小さくなる。すな
わち、磁界の作用により現像剤を攪拌するときには、あ
る時はキャリアの穂立ちによりキャリア自身が攪拌部材
を形成し、次の瞬間にはキャリアの穂立ちが解放されて
キャリアの表面積が増大した状態となる。この状態の繰
り返しにより、無理なくキャリアとトナーがこすり合わ
され、機械的な力をかけてキャリアとトナーとをこすり
合わせて接触帯電させるよりは低ストレスで容易に帯電
が可能となる。
【0053】このように攪拌された現像剤は、矢印方向
への循環により上方へ引き上げられるとともに、現像ロ
ール92の磁極101bによって引き付けられる。この
とき、キャリアとの付着力の弱い過剰なトナーが、現像
剤自身の攪拌による衝突と、現像剤自身にかかる重力に
よりふるい落とされる。これにより、現像剤中の過剰の
トナーが分離され、キャリアの帯電能に見合ったトナー
濃度の現像剤が現像ロール92に供給される。このた
め、現像領域に搬送されるトナーの帯電量がほぼ一定と
なり、濃度の安定した画像が得られる。
【0054】また、上記現像装置では、図10(a)に
示すように周面に沿ってS極とN極とが交互に着磁され
た磁石ロール96が用いられているが、これに代えて、
図10(b)に示すように周方向に沿って螺旋状にS極
とN極とが交互に着磁された磁石ロールを用いてもよ
い。さらに、図10(c)に示すように中央部付近から
ほぼ対象な螺旋状にS極とN極とが交互に着磁された磁
石ロールを用いてもよい。このような磁石ロールの回転
により現像剤攪拌収容部Bに変動する磁界を形成するこ
とができ、現像剤を良好に攪拌・循環させることが可能
となる。
【0055】図11は、請求項1、請求項2、請求項1
0、請求項11又は請求項12に記載の発明の他の実施
形態である現像装置を示す概略構成図である。この現像
装置では、上記図9に示す現像装置の各部材に加えて、
トナー収容部120aと現像剤攪拌収容部Bとの隔壁1
18の下方部にメッシュ状部材119が配設されてい
る。このメッシュ状部材119は、キャリアが通過不可
でトナーが通過可能な大きさの開口を多数有するもので
あり、本例ではキャリア径が50μmでトナー径が7μ
mであることから、約30μmの大きさに設定されてい
る。このメッシュ状部材119の材質は任意に選択する
ことができるが、ガイド部材114と同様に、フッ素樹
脂又はキャリアコート剤等のコーティングを施すのが望
ましい。なお、この現像装置の他の構成は上記図9に示
す現像装置と同じである。
【0056】このような現像装置では、現像剤攪拌収容
部Bで現像剤が攪拌・循環されるときに分離された過剰
なトナーがメッシュ状部材119の開口を通過し、トナ
ー収容部120aに回収される。このため、磁石ロール
116の動作によって分離されたトナーをトナー過剰供
給部へ移送することができ、トナーの再供給を円滑に行
うことが可能となる。このような現像装置は、磁性キャ
リアの量が比較的少量(約100g以下)の場合におい
ても、安定したトナー濃度の現像剤を現像ロール112
に供給することが可能である。なお、上記メッシュ状部
材119の目詰まりを防止するために、パドルの先端に
取り付けられたフィルム状部材との接触によりメッシュ
状部材が振動するような構成としてもよい。
【0057】図12は、請求項1、請求項2、請求項1
0又は請求項13に記載の発明の一実施形態である現像
装置を示す概略構成図である。この現像装置は、上記図
9に示す現像装置の磁石ロール96に代えて、ハウジン
グの壁面140bに沿って配列された複数の電磁石13
6と、この電磁石136へ電流の方向及びタイミングを
制御して通電する電源装置139とを備えている。上記
複数の電磁石136は、電源装置139と並列に接続さ
れ、通電によってそれぞれが位相差を有する交番磁界を
生成するするように制御されている。なお、この現像装
置の他の構成は上記図9に示す現像装置と同じである。
【0058】このような現像装置では、電磁石136に
より生成される交番磁界により、上記図9に示す現像装
置と同様に現像剤攪拌収容部Bの現像剤が壁面140b
に沿って搬送され、図12中に示す矢印の方向に現像剤
が循環される。これによりトナーが帯電されると共に、
キャリアとの付着力の弱いトナーが分離され、キャリア
の帯電能に見合ったトナー濃度の現像剤が現像ロール1
32に供給される。
【0059】なお、請求項10に記載の発明に係る現像
装置では、現像剤攪拌収容部Bの現像剤を搬送・循環さ
せる磁界を発生するものであれば磁界生成手段は適宜に
設定でき、図10、図11に示す装置で用いられる磁石
ロールや図12に示す装置で用いられる電磁石の他、S
極とN極とが交互に着磁された無端状ベルトを、支持ロ
ールの駆動により周回移動させるような構成とすること
もできる。
【0060】図13は、請求項1、請求項2、請求項4
又は請求項14に記載の発明の一実施形態である現像装
置を示す概略構成図である。この現像装置は、図1に示
す現像装置と現像ロール152の回転方向が逆方向に設
定されており、現像ロール152の下部と対向する位置
に、現像領域を通過した後の現像剤が回収される現像剤
回収混合室160bを備えている。この現像剤回収混合
室160bの上方にはメッシュ状部材156を通過した
トナーが落下するトナー収容室160cを備えており、
トナー収容室160cと現像剤回収混合室160bとの
隔壁にスリット状の開口158が設けられている。この
現像剤回収混合室160bおよびトナー収容室160c
には、それぞれ内容物を攪拌するとともに搬送するオー
ガ154、157が配設されている。また、ハウジング
160の上方部にはメッシュ状部材156の上部に現像
剤を供給する現像剤供給室160aを備えており、その
室内にはスパイラルオーガ155が配設され、スリット
159を介して現像剤を供給するようになっている。さ
らに、現像剤回収混合室160bの軸線方向における端
部には現像剤を現像剤供給室160aに搬送する現像剤
搬送路161が連結されている。
【0061】上記スパイラルオーガ155は、図14に
示すように各スパイラルをつなぐ連結板165を備えて
おり、この連結板165の幅dが現像剤の搬送方向にし
たがって徐々に広くなるように設定されている。なお、
この現像装置の他の構成は上記図1に示す現像装置と同
じである。
【0062】このような現像装置では、現像ロール15
2の反発磁極の作用により現像後の現像剤が剥離され、
現像剤回収混合室160a内でオーガ154によって軸
線方向に搬送される。これと共に、トナー収容室160
cから新たなトナーが過剰に供給され、回収現像剤と撹
拌されるとともに搬送され、現像剤搬送路161を通っ
て現像剤供給室160aへ移送される。また、トナー収
容室160cでは、メッシュ状部材156を通過して回
収されたトナーにトナーボックス(図示せず)から新た
なトナーが補給され、これが新たなトナーとして現像剤
回収混合室160bに供給されるようになっている。
【0063】一方、現像剤供給室160aに搬入された
現像剤は、スパイラルオーガ155によって軸線方向に
搬送される。このとき、スパイラルオーガ155の回転
による並進運動とともに連結板165の動きにより、並
進運動の方向と直角方向に現像剤が掻き揚げられ、スリ
ット159から掃き出される。その際、連結板165の
幅が現像剤の搬送方向に徐々に広がる形状となってお
り、掃き出し量と並進運動による搬送量とのバランスが
保たれ、ほぼ均等な量の現像剤がスリット159からメ
ッシュ状部材156の上方部に供給される。
【0064】メッシュ状部材156上に送り出された現
像剤はトナーが過剰に混合された状態となっており、こ
の現像剤がメッシュ状部材156の斜面に沿って重力に
より滑り落ちる。この時にキャリアとの付着力の弱い余
分なトナーはメッシュ状部材を通過してトナー収容室1
60cに落下する。これにより、メッシュ状部材156
の上部の現像剤はキャリアの帯電能に見合ったトナー濃
度に調整される。
【0065】一方、トナー収容室160cにふるい落と
された余分なトナーはオーガ157によってトナーボッ
クス(図示せず)から搬送されてきたフレッシュトナー
と撹拌され、開口158から供給トナーとして回収現像
剤に過剰に供給される。なお、フレッシュトナーの供給
のタイミングは、例えばピクセルカウント、ソリッドパ
ッチセンス等の公知の手段を用いて設定される。
【0066】なお、上記現像装置では、スパイラルオー
ガ155の連結板165の幅が軸線方向で異なる寸法に
設定されているが、この連結板165の幅は均一なもの
とし、現像剤を供給するスリットが現像剤搬送方向に向
かって徐々に広がる形状としてもよい。すなわち、スパ
イラルオーガで搬送中の現像剤量は、搬送方向の下流側
へ行くにしたがって減少するが、現像剤搬送方向にスリ
ットの幅を広くすることで徐々にトナーが排出され易く
なり、搬送方向にほぼ均等な量が流れ出るようになる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る現像
装置では、現像剤にトナーを過剰に供給した後、磁性キ
ャリアとの付着力が小さいトナーをふるい落として現像
剤搬送部材に供給するので、現像領域に搬送される現像
剤のトナー濃度及び帯電量をほぼ均一に維持することが
でき、長期にわたり安定した画像濃度を得ることができ
る。また、従来のような複雑なトナー濃度制御手段が不
要で低コスト化および装置の小型化が可能となり、比較
的少量の現像剤を収容する現像装置にも対応可能とな
る。また、カラー画像を形成する際に適用しても安定し
て良好な現像を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、請求項2、請求項4、請求項5又は
請求項6に記載の発明の一実施形態である現像装置を示
す概略構成図である。
【図2】上記現像装置の各工程のおけるトナー濃度とト
ナーの帯電量とを示す図である。
【図3】トナーが過剰状態の現像剤から過剰トナーを分
離する際の、トナーの帯電効果を確認するための実験を
示す図である。
【図4】請求項1、請求項2、請求項4、請求項5又は
請求項6に記載の発明の他の実施形態である現像装置を
示す概略構成図である。
【図5】請求項1、請求項2、請求項4、請求項5又は
請求項7に記載の発明の一実施形態である現像装置を示
す概略構成図である。
【図6】請求項1、請求項2、請求項4又は請求項8に
記載の発明の一実施形態である現像装置を示す概略構成
図である。
【図7】請求項1、請求項3、請求項4、請求項5又は
請求項6に記載の発明の一実施形態である現像装置を示
す概略構成図である。
【図8】請求項1、請求項2、又は請求項9に記載の発
明の一実施形態である現像装置を示す概略構成図であ
る。
【図9】請求項1、請求項2、請求項10、請求項11
又は請求項12に記載の発明の一実施形態である現像装
置を示す概略構成図である。
【図10】上記図9に示す現像装置で用いられる磁石ロ
ールの磁極配列を示す斜視図である。
【図11】請求項1、請求項2、請求項10、請求項1
1又は請求項12に記載の発明の他の実施形態である現
像装置を示す概略構成図である。
【図12】請求項1、請求項2、請求項10又は請求項
13に記載の発明の一実施形態である現像装置を示す概
略構成図である。
【図13】請求項1、請求項2、請求項4又は請求項1
4に記載の発明の一実施形態である現像装置を示す概略
構成図である。
【図14】上記図13に示す現像装置で用いられるスパ
イラルオーガを示す斜視図である。
【図15】従来の現像装置を示す概略構成図である。
【図16】従来の現像装置におけるトナー濃度とトナー
の帯電量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2,22,32,42,52,72,92,112,1
32 現像ロール 3,23,33,43,53,73,93,113,1
33 現像剤規制部材 4,24,34,44,54 ガイド板 5,25,35,45,55,75,95,115,1
35 パドル 6,26,36,46,56 メッシュ状部材
(ふるい部材) 7,27,37,47,57,97,117,137
フィルム状部材 10,30,40,50,60,80,100,12
0,140 ハウジング 11,61,81,101 磁界発生部材 12,62,82,102 スリーブ 14 仕切り板 15 トレイ 16 開口部材 17 棒磁石 28 加振部材 38 電極部材 39 交流電源 48 枠体 49 加振部材 83 過剰トナー分離用磁石ロール 84 過剰トナー分離用スリーブ 74,94,114,134 ガイド部材 96,116 変動磁界発生用の磁石ロ
ール 98,118,138 隔壁 119 メッシュ状部材 136 電磁石 139 電源装置 152 現像ロール 153 現像剤規制部材 154,157 オーガ 155 スパイラルオーガ 156 メッシュ状部材(ふるい部材) 158 開口 159 スリット 160 ハウジング 160a 現像剤供給室 160b 現像剤回収混合室 160c トナー収容室 161 現像剤搬送路 165 連結板
フロントページの続き (72)発明者 古谷 信正 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 田中 英明 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性キャリアとこの磁性キャリアに電
    気的に吸着されるトナーとを含む二成分現像剤を用い、
    像担持体上に形成された静電潜像に前記トナーを選択的
    に転移させて可視化する現像装置において、 前記像担持体と対向し、周面が周回移動するように設け
    られ、該周面に前記二成分現像剤を担持して搬送する現
    像剤搬送部材と、 該現像剤搬送部材に担持され現像領域を通過して回収さ
    れた現像剤に、トナーを過剰状態に供給するトナー過剰
    供給部と、 トナーが過剰に供給された現像剤から、キャリアとの付
    着力が小さいトナーを分離する過剰トナー分離手段を有
    することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤搬送部材は、周面に沿って
    複数の磁極を有する磁界発生部材と、その外側で周回す
    るスリーブとを備えており、 前記トナー過剰供給部は、前記磁界発生部材による磁性
    キャリアを引き付ける力が及ばない領域に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤搬送部材は、周面に沿って
    複数の磁極を有する磁界発生部材と、その外側で周回す
    るスリーブとを備えており、 前記トナー過剰供給部は、前記スリーブの外周面に沿っ
    た位置に設けられ、 前記磁界発生部材の前記トナー過剰供給部と対向する部
    分には、周方向に複数の磁極が設けられ、この複数の磁
    極はN極とS極とが交互に配列されたものであることを
    特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記過剰トナー分離手段は、前記磁性
    キャリアは通過不可でトナーは通過可能な大きさの開口
    が多数設けられ、現像剤から過剰のトナーをふるい分け
    るふるい部材を有することを特徴とする請求項1、請求
    項2又は請求項3に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記ふるい部材を振動させる加振手段
    を有することを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記加振手段は、前記ふるい部材と接
    触するように設けられ、該ふるい部材を機械的に振動さ
    せるものであることを特徴とする請求項5に記載の現像
    装置。
  7. 【請求項7】 前記加振手段は、前記ふるい部材と対
    向して設けられ、交流電圧が印加される電極部材である
    ことを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記ふるい部材上にある現像剤を振動
    させる振動部材を有することを特徴とする請求項4に記
    載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記過剰トナー分離手段は、外周面に
    沿ってN極とS極とが交互に着磁された磁界生成手段
    と、 この磁界生成手段の外側で、周面が周回可能に支持さ
    れ、該周面上に現像剤を磁気的に吸着して搬送するスリ
    ーブとを有することを特徴とする請求項1に記載の現像
    装置。
  10. 【請求項10】 前記過剰トナー分離手段は、変動す
    る磁界を発生させる磁界生成手段を備え、前記変動する
    磁界は該現像装置内の現像剤を磁気的な力で攪拌すると
    ともに上方に引き上げて、前記現像剤搬送部材の周面に
    供給するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    現像装置。
  11. 【請求項11】 前記磁界生成手段は、複数の磁極を
    有し、現像剤を収容するハウジングの壁面の背後にあっ
    て、回転可能に支持された磁石であることを特徴とする
    請求項10に記載の現像装置。
  12. 【請求項12】 前記磁界生成手段は、周面にS極と
    N極とが交互に着磁されたロール状部材であることを特
    徴とする請求項11に記載の現像装置。
  13. 【請求項13】 前記磁界生成手段は、現像剤を収容
    するハウジングの壁面に沿って配列された複数の電磁石
    であり、この複数の電磁石へ、電流の方向とタイミング
    とを制御して通電する電源装置を有することを特徴と請
    求項10に記載の現像装置。
  14. 【請求項14】 前記過剰トナー分離手段によって分
    離されたトナーを前記トナー過剰供給部へ移送するトナ
    ー再供給部材を有することを特徴とする請求項1に記載
    の現像装置。
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