JPH09329951A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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JPH09329951A
JPH09329951A JP8150846A JP15084696A JPH09329951A JP H09329951 A JPH09329951 A JP H09329951A JP 8150846 A JP8150846 A JP 8150846A JP 15084696 A JP15084696 A JP 15084696A JP H09329951 A JPH09329951 A JP H09329951A
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JP
Japan
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toner
discharge port
seal
toner cartridge
cartridge
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Application number
JP8150846A
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English (en)
Inventor
Takashi Sakamoto
孝 坂本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーカートリッジ交換時等におけるトナー
排出口周辺部へのトナー付着をより簡便に且つ低コスト
で防止できるようにする。また、使用済のトナー排出口
からのトナーこぼれを簡便に、しかも効率よく防止でき
るようにする。 【解決手段】 トナー排出口を閉塞するシール部材とし
て、使用時に、トナー排出口に相応した領域部分のみが
切り離されて開口するように形成したものを使用する。
このシール部材に、さらに、トナー排出口の周辺部とな
るトナー収納容器体の周面に貼付されるとともに、引き
剥がして裏返した状態で使用済のトナー排出口を閉塞す
るように貼付される折り返しシール部を設けたものを使
用する。上記折り返しシール部の折り返し作業を、トナ
ー収納容器体を取り外す際の回転動作に併せて実施でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等に組み込まれている現像装置に対してトナーを供給
するための着脱交換式のトナーカートリッジに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現在、各種のトナーカートリッジが実用
化されているが、そのなかで、図8に例示するように、
その円筒状のトナー収納容器体101の長手方向に沿う
ように開設された長孔状のトナー排出口102を有する
タイプのトナーカートリッジ100が知られている。図
7において、符号103はトナー収納容器体101の内
部に回転自在に配設されたトナー攪拌部材、104はカ
ートリッジ装着時に現像装置側に配設された回転伝達手
段に連結されてトナー攪拌部材103に回転を伝える歯
車、105は把手である。
【0003】このようなタイプのトナーカートリッジ1
00は、例えば、以下のようなトナー供給形態をとる現
像装置を採用した複写機等の画像形成装置において主に
使用されている。
【0004】すなわち、図9に例示するように、現像装
置20として、その装置ハウジング21の背面側(現像
ロール24がある側とは反対側)にトナー供給口22を
介して現像ハウジング21内と連通するトナーカートリ
ッジ装着部23を設け、このトナーカートリッジ装着部
23に挿入して装着されるトナーカートリッジ100か
ら上記トナー供給口22を通して現像ハウジング21内
にトナーTを直接的に供給するタイプの現像装置を組み
込んだ画像形成装置においては、一般に、トナーTを現
像ハウジング21内の幅方向(現像ロール24の軸方
向)に対してほぼ均等に供給する必要性があることか
ら、上記したように容器体101の長手方向に沿う長孔
状のトナー排出口102を設けたトナーカートリッジが
採用されている。図8において、矢印はいずれも回転方
向を示し、また、符号25は現像ハウジング21内に供
給されるトナーTを攪拌しつつ現像ロール24側に供給
するトナー攪拌供給部材、26はトナー層規制部材、2
7は感光体ドラム等の像担持体である。なお、ここで例
示した現像装置は一成分現像装置である。
【0005】そして、この種のトナーカートリッジ10
0は、図10に示すように、トナー排出口102を閉塞
するシール部材106がそのトナー排出口とその周辺部
にかけて貼付されているため(同図a)、トナーカート
リッジ装着部22への装着に当たっては、始めにトナー
排出口102を上向きにした状態でそのシール部材10
6を全部剥がし取り、次いでカートリッジをカートリッ
ジ装着部23の内部側(矢印X方向)に押し込んだ後に
トナー排出口102が横向きあるいは下向きになるよう
に(矢印P方向に)回転させて装着するようになってい
る。一方、供給するトナーがなくなり使用済みになった
段階でトナーカートリッジ装着部23から取り外すに当
たっては、カートリッジ100を装着時とは反対方向
(矢印Q方向)に回転させてトナー排出口102を上向
きにした後、カートリッジ装着部23内から外に(矢印
Y方向に)引き出すようになっている。
【0006】ところが、このような長孔状のトナー排出
口102を有するトナーカートリッジ100において
は、そのトナー排出口を閉塞するシール部材106のト
ナー収納容器体101周面に対する接着面積も大きくな
るため、シール部材106を剥がした後のトナー収納容
器体のトナー排出口102の周辺部に、(プラスチック
製容器体101では)接着剤が残ったり、あるいは(紙
製の容器体101では)表層部の剥離によりあれた部分
が形成されてしまい、この結果、その接着剤が残った部
分やあらされた部分にトナーが付着し、その付着トナー
が原因となってカートリッジ交換時にトナーによる汚染
が発生するという問題がある。
【0007】しかも、この種のトナーカートリッジは、
使用済みで取り外す際にトナー収納容器体を傾けたりす
ると、内部に残っているトナーがトナー排出口からこぼ
れやすいという難点があり、また、そのトナーで床や衣
服等を汚さないように注意して取り扱う必要があり、取
り扱ううえで煩わしさを伴うものであった。
【0008】そこで、従来においては、このような問題
点を解決するために以下のような技術が提案されてい
る。
【0009】例えば、カートリッジを、開口部を有する
被覆筒とその内部に回転可能に内蔵させたトナー収納筒
とからなる二重筒構造にしたもの(実開昭62−169
64号公報)や、トナー排出口にスライド可能に設けら
れたシャッター式の蓋体を設けたもの(実開平3−10
8255号公報)が提案されている。
【0010】しかし、これらのトナーカートリッジは、
そのいずれも上記の問題を解決し得るものではあるもの
の、その構成部品が多くなり、ライフの短いこの種のト
ナーカートリッジとしてはコスト高となってしまい不適
当なものであった。
【0011】また、トナーカートリッジを装着した後に
シール部材を巻取軸により巻き取る構造のもの(実開昭
62−118247号公報)や、シール部材を細いひも
により形成する切断線によって切り裂くもの(実公平6
−22850号公報)が提案されている。
【0012】しかし、前者は、シール部材を巻き取った
後の接着剤残りや紙筒表面のあれが発生してしまい、し
かも複雑な巻き取り機構を増設しなければならないとい
う問題がある。また、後者は、切り裂いたシール部材の
存在によりトナー供給が部分的に阻害されて不均一にな
るおそれがあり、また、使用後のトナー排出口からトナ
ーがこぼれ落ちてしまい、さらに、トナー排出口が下向
き状態で使用するカートリッジに限られてしまうという
問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の各種問題点を解消するためになされたもので、
トナーカートリッジ交換時等におけるトナー排出口周辺
部へのトナー付着をより簡便に且つ低コストで防止する
ことができるトナーカートリッジを提供することを目的
とする。
【0014】また、本発明の他の目的は、使用済のトナ
ー排出口からのトナーこぼれを簡便に防止することがで
きるトナーカートリッジや、そのトナーこぼれ防止対策
をより効率よく行うことができるトナーカートリッジを
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のトナーカートリ
ッジは、周面の一部にトナー排出口が開設された円筒状
のトナー収納容器体からなり、使用前に、少なくともト
ナー排出口及びその周辺部を覆うようにトナー排出口を
閉塞するシール部材が貼付されているトナーカートリッ
ジにおいて、上記シール部材が、使用時に、トナー排出
口に相応した領域部分のみが切り離されて開口するよう
に形成されていることを特徴とするものである。
【0016】この場合、シール部材は、トナー排出口に
相応した領域部分のみが切り離され、それ以外の領域部
分(トナー収納容器体の周面に貼付された部分)はトナ
ー収納容器体から剥がされないでそのまま残される。
【0017】また、本発明のトナーカートリッジは、上
記トナーカートリッジにおけるシール部材として、トナ
ー排出口の周辺部となるトナー収納容器体の周面に貼付
されるとともに、引き剥がして裏返した状態で使用済の
トナー排出口を閉塞するように貼付される折り返しシー
ル部が形成されたものを使用するものである。
【0018】さらに、本発明のトナーカートリッジは、
トナー収納容器体が着脱の際にその円筒状の長手方向の
中心線を軸とする回動動作を要するものである場合、ト
ナーカートリッジ装着部の内部に折り返し用係止突起を
設けておき、上記シール部材として、その折り返しシー
ル部が、トナー収納容器体を取り外す際の回転動作によ
り、その回転方向上流側の係止用シール先端部が上記折
り返し用係止突起に係止されて置き去りになった状態で
次第に引き剥がされるとともにトナー排出口上に裏返さ
れて貼付されるように構成されたものを使用するもので
ある。
【0019】この場合、使用済のトナー収納容器体のト
ナー排出口は、シール部材の折り返しシール部により再
び閉塞される。また、この折り返しシール部は、トナー
カートリッジを取り外す際の回転動作により半自動的に
トナー排出口を閉塞するように折り返されて貼付され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0021】図1は、本発明のトナーカートリッジの一
形態例を示すものであり、このトナーカートリッジ1
は、トナー排出口2が開設されている円筒状のトナー収
納容器体3と、トナー排出口2を閉塞するために使用前
に貼付されるシール部材4とでその主要部が構成されて
いる。
【0022】トナー収納容器体3は、図9に示すような
現像装置20のトナーカートリッジ装着部22に着脱自
在に装着することができる形態からなるものであり、そ
の周面の一部に長手方向に沿った開口形状が長方形のト
ナー排出口2が2個設けられている。その他について
は、前述したように、その内部に回転するトナー攪拌部
材(103)が配設され、その外部の一端側に歯車(1
04)が設けられているとともにその他端側に把手(1
05)が設けられている(図7参照)。
【0023】また、シール部材4は、図1aに示すよう
に、トナー排出口2の開口面積に相応した寸法で形成さ
れた切り離し閉塞部4aと、トナー排出口2の周辺部に
位置するように所望の形状及び寸法で形成された貼着部
4bとで構成されており、切り離し閉塞部4aと貼着部
4bはトナーカートリッジ使用前において一体化されて
おりその使用時において切り離し閉塞部4aが貼着部4
bから切り離されるようになっている。貼着部4bは、
シール基材の片面に少なくとも接着剤層を備えた構成も
のである。切り離し閉塞部4aを貼着部4bから切り離
すための構造は、例えば、シール部材に閉塞部4aの輪
郭にそって容易に切断可能な切断部処理を施し、切り離
し閉塞部4aの一部に手でつまむことができる突片を設
けておけばよい。
【0024】なお、この切り離し構造については上記の
例に限定されるものでなく、切り離し閉塞部4aを簡単
にかつ正確に貼着部4bから切り離すことができる構成
のものであればよい。例えば、シール部材4として、図
2に例示するように、中央部がトナー排出口2の開口形
状にそって切り抜かれた貼着部4bと、その貼着部4b
の上面の一部に重なり合うように貼り付けらるとともに
容易に引き剥がされる切り離し閉塞部4aとの2ピース
構造からなるものを使用することができる。
【0025】このトナーカートリッジ1は、その使用前
において、トナー収納容器体3の内部に所定のトナー
(一成分現像剤、又は2成分現像剤のトナー成分)が収
納されるとともに、シール部材4がトナー排出口2とそ
の周辺部を覆うように貼付される。特に、シール部材4
の貼付は、その切り離し閉塞部4aがトナー排出口1に
合致するように位置合わせした後、貼着部4bを容器体
3の周面に貼着させることにより行われる。
【0026】そして、このトナーカートリッジ1は、図
9に示すような現像装置20のトナーカートリッジ装着
部23に装着するに当たっては、トナー排出口2を上向
きにした状態でシール部材4の切り離し閉塞部4aを貼
着部4bから引き離して除去する。このとき、切り離し
閉塞部4aは、その一部に設けた突片等を手でつかんで
トナー収納容器体3の一端に設けた把手105側に引っ
張ることにより、引き剥がすことができる。これによ
り、シール部材4は、図1b,cに示すように、貼着部
4bが容器体3の周面に取り残された状態で切り離し閉
塞部4aのみが切り離されることになる結果、閉塞部4
aのあった領域が開口(4c)してそこにトナー排出口
2が現れる。
【0027】次に、シール部材4のトナー開口部2に相
当する領域部分(切り離し閉塞部4a)のみを切り離し
て除去したトナーカートリッジ1(容器体3)は、図9
に示すような現像装置20のトナーカートリッジ装着部
23に挿入した後、矢印P方向に回転させて装着する。
この結果、トナー収納容器体3内のトナーが現像装置側
に供給される。
【0028】このトナーカートリッジ1においては、図
1cに示すように、その使用時にシール部材4のトナー
開口部2に相当する領域部分(閉塞部4a)のみを切り
取ってそれ以外の領域部分(貼着部4b)をトナー収納
容器体3側に残すようにしているため、トナー収納容器
体3の表面材質に関係なく、トナー排出口2の周辺部と
なるトナー収納容器体3上にシール部材剥離による接着
剤残りや表面あれが発生することがない。従って、トナ
ー排出口2の周辺部における接着剤残りや表面あれによ
るトナー付着を防止することができる。
【0029】上記の例では、シール部材4として、切り
離し閉塞部4aを2つのトナー排出口2にそれぞれ1つ
ずつ設けた場合について説明したが、シール部材4は、
図3に示すように2つのトナー排出口2を1つの切り離
し閉塞部4aで閉塞するように構成したものであってよ
い。このようなシール部材4としては、例えば、切り離
し閉塞部4a以外の貼着部4bに接着強度の高いものを
使用して閉塞部4aと貼着部4bの間で接着強度を異な
らしめるように構成したものが使用できる。そして、こ
のようなシール部材4を使用した場合には、図3bに示
すように、1回の引き剥がし作業でもって切り離し閉塞
部4aを切り離して除去することができる。なお、この
タイプのシール部材4における切り離し閉塞部4aの切
り離し構造と、前述した切断部処理を施した構造のもの
(図1)を適用してもよいことは言うまでもない。
【0030】図4は、本発明のトナーカートリッジの他
の実施形態例を示すものであり、このトナーカートリッ
ジ1は、シール部材として折り返しシール部5を追加形
成したシール部材40を使用した以外は前記したトナー
カートリッジと同じ構成からなるものである。
【0031】このシール部材40は、前記した例のよう
に切り離し閉塞部(4a)と貼着部(4b)とで構成さ
れるシール本体部に加えて、トナー排出口2の周辺部と
なるトナー収納容器体3の周面に貼付されるとともに引
き剥がして裏返した状態で使用済のトナー排出口2を閉
塞するように貼付される折り返しシール部5を形成した
ものである。この折り返しシール部5は、シール基材の
容器体3に接する面側に剥離が容易な接着剤層が点在し
た状態で設けられ、その反対面側に接着剤層(これはト
ナー排出口2の周辺部に当接する広さで形成される)が
設けられるとともにその接着剤層上に剥離紙6を貼付し
た構造のものである。
【0032】このトナーカートリッジ1を使用するに際
しては、前記した例の場合と同様にして、シール部材4
0の切り離し閉塞部4aのみを切り離して除去した後、
現像装置の装着部23に装着する。閉塞部4aを切り離
した際には、貼着部4bとともに折り返しシール部5も
容器体3側に貼付された状態のままで残される。
【0033】次に、使用済となりトナーカートリッジ1
を現像装置の装着部23から取り外すに際しては、図1
0に示すように装着時と反対方向(矢印Q方向)に回転
させてトナー排出口2を上向きにした後、引き出す。次
いで、図4bに示すように、折り返しシール部5をトナ
ー収納容器体3から引き剥がすとともに矢印に示すよう
に折り返して、折り返しシール部5の接着面をシール本
体部の貼着部4b上に重ね合わせて貼付する。この折り
返しシール部5の折り返しにより、使用済のトナー排出
口2が閉塞される(図3c)。
【0034】このトナーカートリッジ1によれば、トナ
ー排出口2の周辺部における接着剤残りや表面あれによ
るトナー付着を防止することができる他、使用済のトナ
ー排出口2をシール部材4の折り返しシール部5により
簡単に塞ぐことができるため、使用後におけるトナー排
出口2からのトナーこぼれを確実に防止することができ
る。特に、折り返しシール部5は、トナー排出口2の周
辺部に貼付されたままの貼着部4bの平滑な表面部に貼
付されるため、トナー収納容器体3が紙製のものであっ
ても十分に接着される。
【0035】図5は、本発明のトナーカートリッジの他
の実施形態例を示すものであり、このトナーカートリッ
ジ1は、使用済のカートリッジ(容器体3)を取り外す
際の回転動作により、シール部材40の折り返しシール
部5を半自動的に折り返すことができるように構成した
以外は前記したトナーカートリッジと同じ構成からなる
ものである。
【0036】前記した例では、シール部材40の折り返
しシール部5を手で折り返して使用済のトナー排出口2
を塞ぐようにしていたが、トナー収納容器体3が着脱の
際にその円筒状の長手方向の中心線を軸とする回動動作
を要するものである場合、図5に示すように、折り返し
シール部5をトナー排出口2に対してトナー収納容器体
3の取外し時回転方向(矢印Q方向)上流側に貼付し、
その上流側の先端部に折り返し鍔7を設ける。これとと
もに現像装置20のトナーカートリッジ装着部23の内
部には、図6に示すように、カートリッジ1が装着され
た時点で上記の折り返し鍔7が係止される折り返し用係
止突起8を設ける。特に折り返し鍔7は、カートリッジ
の装着回転時には係止突起8の下を通過してもその回転
動作に負荷をかけることがなく、取り外し回転時(矢印
Q方向の回転時)に係止突起8に確実に係止されるよう
になっている。この場合、折り返しシール部5、折り返
し鍔7、折り返し用係止突起8等の材質、形状等は適宜
選定される。
【0037】また、折り返しシール部5の表面側に貼付
されている剥離紙6は、カートリッジ取り出し時に、カ
ートリッジとその装着部との隙間から剥離紙端部を把手
105側に引っ張ることにより剥がし取ることができる
ようになっている。そのよううな剥がし取りが可能な剥
離紙としては、例えば、2つ折りにした剥離紙を、その
折り部が把手105と反対側に位置するように折り返し
シール部5上に貼り付け、把手105側にある自由端と
なった上方側の剥離紙端部を手前に引くように構成した
ものを使用することができるが、これに限定されない。
【0038】次に、図7を参照しながら、このトナーカ
ートリッジ1の使用後における取り外し動作状態につい
て説明する。
【0039】剥離紙6を剥離した後、使用済のトナー収
納容器体3を取り外し時の方向(矢印Q方向)に回転さ
せると、折り返しシール部5の折り返し鍔7が係止突起
8に係止される(図7a)。次いで、回転を続行するこ
とにより、折り返し鍔7が係止突起8に係止されて置き
去り状態になる一方、折り返しシール部5が容器体3か
ら次第に引き剥がされる(図7b)。そして、この状態
が継続することにより、折り返しシール部5は、トナー
排出口2上に重ね合わさるように裏返された状態となり
(この際、貼着部4bは折り返しシール部5に比べて接
着強度を高い状態にしているため剥がれない)、トナー
排出口2上に完全に重ね合わせられた状態となると同時
に貼付される(図7c、図4c)。
【0040】このようなトナーカートリッジ1によれ
ば、使用後のトナー収納容器体3に触れずに、折り返し
シール部5を折り返して使用済のトナー排出口2を塞ぐ
ことができる。これにより、トナーによって手や衣服を
一切汚すことなく、使用済トナーカートリッジの取り外
し作業を簡便に行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナー排出口を閉塞するシール部材がトナー排出口に相
応する領域部分のみを切り離して除去し、それ以外の領
域部分はトナー収納容器体側に残しておくものであるた
め、トナーカートリッジ交換時等におけるシール部材剥
離によるトナー排出口周辺部へのトナー付着を簡便にか
つ確実に防止することができる。しかも、このような防
止効果は、特殊な構成部品等も必要としないため、低コ
ストで実現することが可能である。
【0042】また、上記シール部材に折り返しシール部
を設けた場合には、その折り返しシール部を剥がしてト
ナー排出口側に折り返すのみで使用済のトナー排出口を
塞ぐことができ、かかるトナー排出口からのトナーこぼ
れを簡便にかつ低コストで防止することができる。
【0043】さらに、上記折り返しシール部の折り返し
作業を使用済のカートリッジ取り外しの回転動作に併せ
て行うように構成した場合には、折り返しシール部によ
る使用済トナー排出口の閉塞をより簡単に行うことがで
きるうえ、トナーによって手や衣服を一切汚すことなく
使用済トナーカートリッジの取り外し作業を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトナーカートリッジの一実施形態例
を示すもので、(a)は使用前の状態を示す斜視図、
(b)は使用時の状態を示す斜視図、(c)は(b)の
C−C線断面図である。
【図2】 シール部材(切り離し閉塞部)の切り離し構
造の変形例を示す要部断面図である。
【図3】 シール部材(切り離し閉塞部)の変形例を示
すもので、(a)は使用前の状態を示す正面図、(b)
は使用時の状態を示す正面図である。
【図4】 本発明のトナーカートリッジの他の実施形態
例を示すもので、(a)は使用前の状態を示す斜視図、
(b)は使用後の状態を示す斜視図、(c)は折り返し
シール部の閉塞機能を示す断面図図である。
【図5】 本発明のトナーカートリッジの他の実施形態
例を示す斜視図である。
【図6】 図4のトナーカートリッジを適用する現像装
置(トナーカートリッジ装着部)を示す断面図である。
【図7】 図4のトナーカートリッジを図5の現像装置
(トナーカートリッジ装着部)から取り外す際の動作状
態を示す説明図である
【図8】 本発明や従来のトナーカートリッジの細部構
成を示す斜視図である。
【図9】 本発明や従来のトナーカートリッジを適用す
る現像装置を示す断面図である。
【図10】 本発明や従来のトナーカートリッジの現像
装置(トナーカートリッジ装着部)への着脱時の動作内
容及び状態を示す説明図であり、(a)はトナーカート
リッジ装着部に対する挿入又は引き出し時のものを示
し、(b)はトナーカートリッジ装着部内におけるセッ
ト又はセット解除時のものを示す。
【符号の説明】
1…トナーカートリッジ、2…トナー排出口、3…トナ
ー収納容器体、4…シール部材、4a…トナー排出口に
相応した領域部分(切り離し閉塞部)、5…折り返しシ
ール部、7…回転方向上流側の係止用シール先端部(折
り返し鍔)、8…折り返し用係止突起。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面の一部にトナー排出口が開設された
    円筒状のトナー収納容器体からなり、使用前に、少なく
    ともトナー排出口及びその周辺部を覆うようにトナー排
    出口を閉塞するシール部材が貼付されているトナーカー
    トリッジにおいて、 上記シール部材は、使用時に、トナー排出口に相応した
    領域部分のみが切り離されて開口するように形成されて
    いることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は、トナー排出口の周辺
    部となるトナー収納容器体の周面に貼付されるととも
    に、引き剥がして裏返した状態で使用済のトナー排出口
    を閉塞するように貼付される折り返しシール部が形成さ
    れている請求項1記載のトナーカートリッジ。
  3. 【請求項3】 トナー収納容器体が着脱の際にその円筒
    状の長手方向の中心線を軸とする回動動作を要するもの
    である場合、トナーカートリッジ装着部の内部に折り返
    し用係止突起を設けておき、前記シール部材の折り返し
    シール部が、トナー収納容器体を取り外す際の回転動作
    により、その回転方向上流側の係止用シール先端部が上
    記折り返し用係止突起に係止されて置き去りになった状
    態で次第に引き剥がされるとともにトナー排出口上に裏
    返されて貼付されるように構成されている請求項2記載
    のトナーカートリッジ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6484000B1 (en) * 1997-08-21 2002-11-19 Ricoh Company, Ltd. Sealing member which prevents contamination when removed and container having the sealing member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6484000B1 (en) * 1997-08-21 2002-11-19 Ricoh Company, Ltd. Sealing member which prevents contamination when removed and container having the sealing member

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