JP3555102B2 - シール部材及び収納容器並びに該シール部材を有する容器 - Google Patents

シール部材及び収納容器並びに該シール部材を有する容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の開口を封鎖するためのシール部材、及び、該シール部材により封止された開口と該開口の開封時に該シール部材を取り出すためのシール取り出し穴とを有する収納容器、並びに、該シール部材を有する容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のシール部材としては、例えば、特開平4−136961号公報(以下、公知例1という)、特開平5−80653号公報(以下、公知例2という)、特開平5−197287号公報(以下、公知例3という)、特開平5−204246号公報(以下、公知例4という)、特開平7−121019号公報(以下、公知例5という)に記載されているような、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置の現像装置における、トナー収納容器やトナーホッパなどの現像剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するためのシール部材が知られている。
【0003】
上記公知例3、4のシール部材は、該シール部材の一端が、上記開口の一側端から他側端に向かって貼着により該開口を閉塞(封鎖)し、そして該開口の他側端で折り曲げられて、該シール部材の他端が、操作用の把持部(該シール部材を掴むためのリーダー部)として再び一側端へ戻されるように取り付けられており、該把持部を持って該シール部材を引き抜くことにより、該シール部材を開口から取り除いて、該開口を開封するように構成されている。
【0004】
このようなシール部材の一例を図31に示す。図31において、シール部材としての引き抜きシール104は、トナー収納容器としてのトナーケース101の、図示しない現像部へトナーを補給するためのトナー補給口102の周囲のシール接着面103に、該引き抜きシール104の4辺の縁部が接着されており、これにより該トナー補給口が封鎖されている。該トナー補給口102を開封する際には、引き抜きシールの把持部104aを持って図中白抜きの矢印の方向に引き抜く。これにより、引き抜きシール104が奥側の折り返し部分から剥がれて、トナー補給口102を開封することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種の従来のシール部材は、該シール部材の開口開封時、及び、容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時に、該容器内の内容物に対向する該シール部材の開口封鎖面が、外面に露出された状態となるため、該開口封鎖面に付着している内容物(例えば、トナーなどの現像剤)によって、オペレータの手や着衣等を汚す虞れが高かった。
【0006】
これに対し、上記公知例1のように、一部に開口を有する巻き取り可能なシール用シート部材(シール部材)を、トナー収納容器の開口部に対して、シート部材巻き取り手段により巻き取りながら移動させて、シール部材の開閉を自動で行なえるように構成した場合、及び、上記公知例2のように、トナーホッパのトナー供給口をシール部材の一端で封止するとともに、該シール部材の他端を該ホッパ内の撹拌部材に固定し、該撹拌部材の回転によって該シール部材を巻き取るように構成した場合には、該シール部材の開口開封動作が自動的に行なわれ、且つ、開口開封後のシール部材が容器側に巻き取られるので、上述のように、シール部材の開口封鎖面に付着している内容物(例えば、トナーなどの現像剤)によって、オペレータの手や着衣等を汚す虞れは少ない。
【0007】
しかしながら、これらの公知例1及び2は、その構成が複雑となり、且つ、シール部材の取り付けも容易ではないため、コストアップを招く不具合がある。
【0008】
なお、公知例5は、トナー収納容器の開口をシール部材により封鎖する際のシール方法に関するものであって、「トナー収納容器の開口をシールするに際し、差し込み部材の長手方向一端に弾性体シートを取り外し可能に取り付け、前記差し込み部材を前記トナー収納容器と現像フレームとの隙間を貫通させて前記弾性体シートを前記開口をシールする位置へ導き、前記差し込み部材から前記弾性体シートを取り外すようにしてシールする。」ものであるが、その操作手順が複雑で多いため、あまり実用的なシール方法とは思われない。
【0009】
一方、内容物としてのトナーなどの現像剤を収容するための現像剤収容部の開口が、上記シール部材により封止された構成のトナーカートリッジやプロセスカートリッジなどの収納容器としてのカートリッジには、該シール部材により封止された開口の開封時に、該シール部材を取り出すためのシール取り出し穴が、該カートリッジの筺体の側部に形成されている。
このカートリッジの筺体の側部に形成されたシール取り出し穴の最大寸法は、上記シール部材を余裕を持って引き抜けるようにするために、従来、該シール部材の開封方向に対して直交する封止部の幅よりも大きく形成されていた。
【0010】
しかし、このカートリッジなどの収納容器の側部に形成されたシール取り出し穴は、上記シール部材が開封されて現像剤などの内容物の収容部の開口が開放された状態で、該内容物の収容部に連通された状態となる。
従って、この種の従来の収納容器では、該シール取り出し穴が開放されたままでは、その収容部に収容されている内容物が、該収納容器の側部に形成されたシール取り出し穴を通して流出する不具合を生じる。
このため、この種の従来の収納容器では、該収納容器のシール取り出し穴からの内容物の流出を防止するために、該シール取り出し穴を通して該シール部材を引き抜いて、該収納容器の開口を開放した後、取り出し穴シール材によって該シール取り出し穴を封止するようにしている。
【0011】
ところが、上記収納容器のシール取り出し穴が大きいと、該収納容器に収納されている内容物が該シール取り出し穴から流出しようとする圧力が高くなるため、該シール取り出し穴を封止している取り出し穴シール材のシール性が低下する不具合がある。
また、上記収納容器の開口の形状や大きさが異なる場合には、該開口を封止するためのシール部材の形状や大きさも異なるため、該シール取り出し穴が、該シール部材の形状や大きさに応じて、個々に異なった形状や大きさになる。
このため、従来の収納容器では、そのシール取り出し穴の形状や大きさに応じて、個々に異なった形状や大きさの取り出し穴シール材を用意しておく必要があり、該取り出し穴シール材の選定が複雑化する不具合があった。
【0012】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、シール部材に付着している内容物による手や着衣等の汚染を防止できる極めて簡素且つ安価な構成のシール部材を提供することである。
また、本発明の他の目的とするところは、内容物の流出を抑制することができ、且つ、別途必要となる取り出し穴シール材の選定の容易な収納容器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、容器の開口を封鎖するためのシール部材であって、上記シール部材を、上記シール部材の一方の端部に対して、該シール部材の他方の端部を表裏を反転させて繋いで、捩じれ部を有するリング状に形成するとともに、このリング状に形成したシール部材の開封開始側の、該捩じれ部の開封方向下流側の部位に、上記容器から該シール部材を引き剥がす際に該シール部材を掴むためのリーダー部を設け、該シール部材の開封動作により、該容器内の内容物に対向する該シール部材の開口封鎖面の一部が該シール部材の内側に位置するように捩られることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のシール部材において、上記シール部材は、少なくともトナー等の現像剤を収容する現像剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するためのシール部材であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のシール部材において、上記容器の開口を封鎖する部位に上記シール部材を貼付するための貼付手段として、該容器から該シール部材を引き剥がした状態で、粘着性を損なわずに該シール部材側に付着する接着剤を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、容器の開口を封鎖するためのシール部材を有する容器において、該容器の開口を封鎖するためのシール部材が、請求項1、2または3のシール部材であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の容器において、該容器が、電子写真装置の現像剤を収容するトナーカートリッジであることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、シール部材により封止された開口と、該開口の開封時に該シール部材を取り出すためのシール取り出し穴とを有する収納容器であって、該シール取り出し穴に、該シール部材の面を折り曲げることができる程度の形状の凸部を設け、上記シール取り出し穴に設けた凸部は、上記シール部材の開封動作時に、該シール部材の開口封鎖面に当接して、該シール部材の開口封鎖面を内側に折り曲げる形状に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の収納容器において、上記凸部が、上記収納容器のシール取り出し穴の内側部分に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6または7の収納容器において、該収納容器は、電子写真装置の現像装置の現像剤を収容するための現像剤収容部の開口が、上記シール部材により封止されてなるカートリッジであることを特徴とするものである。
【0014】
請求項1のシール部材においては、このシール部材においては、該シール部材が、メビウスの輪と同様な、捩じれ部を有するリング状に形成されるので、該シール部材のリーダー部を持って容器から該シール部材を引き剥がすことにより、該開口封鎖面が該シール部材の内側に位置するように捩じられて、該シール部材の表裏が反転される。該シール部材の開封動作により、該容器内の内容物に対向する該シール部材の開口封鎖面の一部が、外面に露出しないので、該シール部材の開口開封時、及び、容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時に、該開口封鎖面に付着している内容物が、オペレータの手や着衣等に接触し難くなる。
また、請求項2のシール部材においては、該シール部材の開封動作により、該現像剤容器内のトナー等の現像剤に対向する該シール部材の開口封鎖面の一部が、外面に露出しないので、該シール部材の開口開封時、及び、現像剤容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時に、該開口封鎖面に付着しているトナー等の現像剤が、オペレータの手や着衣等に接触し難くなる。
また、請求項3のシール部材においては、上記容器から上記シール部材を引き剥がした際に、粘着性を損なわずに該シール部材側に付着する接着剤を用いて、該シール部材が該容器の開口を封鎖する部位に貼付されるので、該容器から該シール部材を引き剥がした状態で、該シール部材の開口封鎖面を、該シール部材の内側に封じ込めて該接着剤により封印することができる。
また、請求項6の収納容器においては、上記シール取り出し穴に設けた凸部が、上記シール部材の開封動作時に、該シール部材の開口封鎖面に当接して、該シール部材の開口封鎖面を内側に折り曲げる形状に形成されているので、該シール部材の開封操作により、該シール部材の開口封鎖面が確実且つ容易に内側に湾曲される。従って、この凸部を該シール部材の開口封鎖面を内側にして該シール部材を折り曲げる部位に設けておけば、該シール部材を開口封鎖面を内側にして二つ折にされ、開口開封後のシール部材の開口封鎖面に付着している内容物によるオペレータの手や着衣等の汚染が解消される。
また、請求項7の収納容器においては、収納容器においては、上記凸部が、上記収納容器のシール取り出し穴の内側部分に設けられているので、該収納容器のシール取り出し穴の外側部分の開口形状を小さくすることができ、該シール取り出し穴に取り付けられる取り出し穴シール材の選定が容易化される。
また、請求項8の収納容器においては、トナーカートリッジやプロセスカートリッジなどの収納容器としてのカートリッジのシール取り出し穴を封止している別のシール部材としての取り出し穴シールのシール性が向上され、該シール取り出し穴をシールするための取り出し穴シールの選定が容易化される。また、該カートリッジのシール取り出し穴から該シール部材を引き抜くことにより、該シール取り出し穴の凸部によって、該シール部材が折り曲げられる。
【0097】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を内容物が特定されない一般的な容器の開口を封鎖するためのシール部材に適用した実施形態について説明する。
図1(a)において、容器1は、比較的長尺な長方体に形成されており、該容器1の長手方向の一面(ここでは、上面)に、該容器1の長手方向に沿った長方形状の開口1aが設けられている。
この容器1の開口1aは、該容器1内に所定の内容物が収容された後、該開口1aから内容物が漏れ出さないようにするために、加熱溶着あるいは接着等により、シール部材2によって封鎖される(図1(b)参照)。
【0098】
ここで、容器1内に収容される内容物は、液体、固体、粉体等の種別を問わないが、例えば、ペンキなどの塗料、印刷インク、絵の具などの顔料、トナーなどの現像剤等、そのシール部材2の内容物に対向する開口封鎖面(以下、この面を「シール面」という)2aに付着して、該シール部材2の開封時及び開封後に、オペレータの手や着衣等を汚染する虞れの高いものを対象とする。
【0099】
また、容器1の材質としては、厚紙、アルミニウム薄板、PET(樹脂)など、どのようなものであってもよい。更に、該容器1の形状も図1に示した長方体に限定されるものではなく、例えば、円筒体や多角柱体等、任意の形状とすることができる。
【0100】
また、シール部材2の材質も、容器1と同様、どのようなものでもよいが、例えば、上質紙、マイラ、PETフィルム等、容器1に対する貼付性に優れ、且つ、その開封時の張力に十分耐え得るだけの引っ張り強度を有するものであることが望ましい。更に、該シール部材2の形状は、特に限定されないが、少なくともシール面2aの部分は、該シール部材2の開封方向の中央線に対して対称な形状に形成されていることが好ましい。
【0101】
このシール部材2は、上記容器1から該シール部材2を引き剥がす際に該シール部材2を掴むためのリーダー部2bを有しており、このリーダー部2bは、該シール部材2の開封開始部位(図1(a)の左端部位)で、上記容器1の開口1aに沿って、シール部材開封方向側(図1(a)において右方)に折り返されている。
【0102】
また、上記リーダー部2bは、図1(b)に示すように、該シール部材2のシール面2aを内側にして該シール部材2を二つ折にする形状(この例では、V字型)のシールガイド孔3を通して、該容器1の外方に延出されている。ここで、図示のシールガイド孔3は、上記容器1のシール部材開封方向側の端部に、該容器1と一体に形成されているが、このシールガイド孔3は、別部品として独立した部材、例えば、該容器1が現像装置のトナーカートリッジなどの場合には、該現像装置のケーシングなどに形成してもよい。
【0103】
そして、このリーダー部2bを持って、図(b)において矢印Aで示す開封方向に、シール部材2を引き抜くと、該シール部材2は、上記シールガイド孔3の形状によって、図1(c)に示すように、そのシール面2aを内側にして二つ折にされ、該シール部材2のシール面2aが外面に露出しない形状に形成される。ここで、該シール部材2は、容器1から剥がされた状態で、そのシール面2aが外面に露出しない形状に形成されていれば、その二つ折り形状は、図1(d)に示すように、U字状に湾曲した形状であってもよい。
【0104】
このように、本実施形態に係るシール部材2は、該シール部材2の開封動作により、そのシール面2aが、外面に露出しない形状に形成される。
従って、このシール部材2によれば、該シール部材2の開口開封時、及び、容器1の開口1aから取り除かれた開口開封後のシール部材2の廃棄時に、該シール面2aに付着している内容物が外面に対して接触し難くなり、オペレータの手や着衣等への内容物の付着が防止される。
【0105】
一方、このシール部材2は、図2(a)に示すように、上記容器1から該シール部材2を引き剥がす際の開封方向に沿って、該シール部材2のシール面2aを内側にして該シール部材2を二つ折にするための折り目2cを予め形成したものであることが望ましい。
【0106】
このように、上記シール部材2に上述のような折り目2cを予め形成しておくことによって、上記容器1から引き剥がされたシール部材2を、該折り目2cに沿って、そのシール面2aが内側になるように、より容易且つ正確に二つ折にできる。
従って、このシール部材2を用いた場合には、図1に示したシールガイド孔3を通さずに、オペレータの指先で該シール部材2を二つ折にすることも可能であり、容器1などの構成を極めて簡素化できる。
また、ここで、該シール部材2をシールガイド3を通して二つ折にした場合には、該シール部材2の開封操作をよりスムーズに行なえるようになる。
【0107】
更に、図2(b)に示すように、このシール部材2のリーダー部2bを、該折り目2cに沿って予め二つ折にしておくことにより、該シール部材2を二つ折に形成し易くなり、該シール部材2の開封操作がより円滑化される。
ここで、該リーダー部2bの二つ折部分を予め接着等により張り合わせておくことによって、該リーダー部2bが掴み易い形状となるとともに、二つ折にしたリーダー部2bが元の開いた状態に戻って、該リーダー部2bを予め二つ折にした効果が損なわれることもない。
また、上記シール部材2に形成される折り目2cは、その目的を達成することができれば、該シール部材2の全体、または、一部のいずれに形成したものでもよく、該折り目2cが形成される部位も、該シール部材2のどの部位であってもよい。
【0108】
図3に、本実施形態に係る他のシール部材21を示す。
このシール部材21は、メビウスの輪と同様、シール部材21の一方の端部に対して、該シール部材21の他方の端部を表裏を反転させて繋いで、捩じれ部21dを有するリング状に形成するとともに、図3(b)に示すように、このリング状に形成したシール部材21の開封開始側(図3(b)の左端側)の、該捩じれ部21dの開封方向下流側の部位に、上記容器1から該シール部材21を引き剥がす際に該シール部材21を掴むためのリーダー部21bを設けたものである。
【0109】
ここで、該リーダー部21bは、別部品で形成して該シール部材21に貼付してもよく、あるいは、該シール部材21の一部を折り曲げて該シール部材21と一体に形成してもよい。
【0110】
このシール部材21では、該シール部材21がメビウスの輪と同様の捩じれ部21dを有するリング状に形成されているので、該シール部材21のリーダー部21bを持って容器1から該シール部材2を引き剥がすことにより、該シール面21aが該シール部材21の内側に位置するように捩じられて、該シール部材21の表裏が反転される。
【0111】
従って、このシール部材21によっても、該シール部材21の開口開封時、及び、容器1の開口1aから取り除かれた開口開封後のシール部材21の廃棄時に、そのシール面21aに付着している内容物が外面に対して接触し難くなり、オペレータの手や着衣等への内容物の付着を防止できる。
【0112】
図4に、本実施形態に係る更に他のシール部材22を示す。
このシール部材22は、容器1から該シール部材22を引き剥がす際に該シール部材22を掴むための、図4(a)に示すような、少なくとも該シール部材22のシール面22aの開封方向の長さの2倍以上の長さを有する比較的長尺なリーダー部22bを有している。
【0113】
そして、このリーダー部22bは、該シール部材22の開封完了後、該シール部材22のシール面22aが内側に臨むように、該容器1から該シール部材22を引き剥がす際の該シール部材22の引き剥がし方向に対して直交する方向を折線として、該シール部材22の略中央部で折り返すように予め二つ折にして形成されている。
【0114】
従って、このシール部材22のリーダー部22bの折り返し端部22eを持って、容器1から該シール部材22を引き剥がすことにより、該リーダー部22bが、該シール部材22のシール面22a上に重ね合わされながら、容器1の開口1aが開封され、図4(b)に示すように、該シール部材22が、その略中央部で該シール面2aを内側にして二つ折にされた形状に形成されて、該容器1から引き剥がされる。
【0115】
このように、このシール部材22は、開封完了状態で、その略中央部でシール面2aを内側にして二つ折にされた形状に形成されるので、該シール部材22の開口開封時、及び、容器1の開口1aから取り除かれた開口開封後のシール部材22の廃棄時に、そのシール面22aに付着している内容物が外面に対して接触することがなく、オペレータの手や着衣等への内容物の付着が防止される。
【0116】
ここで、図4(a)に示すように、上記シール部材22のリーダー部22bの折り返し端部22eが軽く挾持される程度の幅のスリット4に、該折り返し端部22eを通して、容器1から該シール部材22を引き剥がすことにより、該シール部材22をより確実に二つ折に形成することができる。
【0117】
また、上記シール部材22に粘着性を有する接着剤を塗布して、該シール部材22により容器1の開口1aを封鎖することにより、該容器1から該シール部材22が引き剥がされて、該シール部材22が二つ折に形成される際に、該シール部材22のシール面aが、該接着剤の粘着力によって該シール部材22のリーダー部22bに接着されるので、二つ折にされたシール部材22内に、該シール面22aに付着している内容物を封じ込めることができ、該内容物の外面への付着や飛散を確実に防止できる。これは、前述のシール部材2、21においても構成可能である。
【0118】
なお、上記スリット4は、前記シールガイド孔3と同様に、容器1と一体に形成してもよく、あるいは、容器1と別体に設けてもよい。
【0119】
次に、本発明を画像形成装置の現像装置における現像剤容器の現像剤補給用の開口を封鎖するためのシール部材に適用した実施形態について説明する。
上記画像形成装置としてのプロセスカートリッジの一例の概略構成を図5に示す。
図5において、11は潜像担持体としての感光体ドラム、12は帯電手段としての帯電ローラ、13は露光手段(不図示)の書込み光、14は現像手段としての現像ローラ、15は転写手段としての転写ローラ、16はクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
【0120】
上述の各手段はプロセスカートリッジの筺体17にそれぞれ配設されており、該筺体17には、現像部17Xと、前述の容器1に相当するホッパ部17Yが形成されている。
また、この筺体17の現像部17Xとホッパ部17Yとの境界部分の筺体壁部には、前述の開口1aに相当するトナー補給口17aが設けられており、該トナー補給口17aには、図2に示したシール部材2が取り付けられている。
【0121】
このシール部材2は、未使用状態の該プロセスカートリッジにおける上記ホッパ部17Y内のトナー18の現像部17Xへの流出、すなわち、プロセスカートリッジからのトナー飛散を防止しており、このプロセスカートリッジが使用可能な状態に設置された後に、該トナー補給口17aから引き剥がされる。
【0122】
該シール部材2のリーダー部2bは、図6及び図7に示すように、上記筺体17の現像部17Xの側壁に設けられた、前述のシールガイド孔3に相当するシール取り出し穴17bを通して、図8及び図9に示すように、該筺体17の外方に延出されている。
【0123】
ここで、図6及び図8に示すシール取り出し穴17bは、シール部材2が折れ易くなるように、縦×横(a×b)の各寸法が上記シール部材2の幅よりも小さな長方形に形成した例で、図7及び図9に示すシール取り出し穴17bは、上記シール部材2の幅の約1/2となる位置に、矩形(図7)あるいは山形(図9)の凸部17cを形成して、前述のV字状のシールガイド孔3と同様に、該凸部17cを利用してシール部材2を二つ折にするようにした例である。
【0124】
また、図8に示すシール部材2は、図2(b)に示したように、そのリーダー部2bを張り合わせたもので、図9に示すシール部材2は、図2(a)に示したように、その開封方向に沿って折り目2cを設けたものである。
【0125】
なお、これらのシール取り出し穴17b、及び、シール部材2の形状は、最も効果的な最適な組み合わせとなるように適宜選択される。
【0126】
そして、図10(a)から(b)に示すように、上記シール部材2のリーダー部2bを持って、図(a)に矢印Aで示す開封方向に、シール部材2を引き抜くと、該シール部材2は、上記シール取り出し穴17bの形状によって、図10(c)に示すように、そのシール面2aを内側にして二つ折にされ、該シール部材2のシール面2aが外面に露出しない形状に形成される。
【0127】
このように、本実施形態に係るシール部材2は、該シール部材2の開封動作により、そのシール面2aが、外面に露出しない形状に形成されるので、該シール部材2の開口開封時、及び、容器1の開口1aから取り除かれた開口開封後のシール部材2の廃棄時に、該シール面2aに付着している内容物(ここでは、ホッパ部17Yに収容されているトナー18)が外面に対して接触し難くなり、オペレータの手や着衣等へのトナー18の付着が防止される。
【0128】
一方、上記シール部材2が上記シール取り出し穴17bから引き抜かれて、トナー補給口17aが開封されると、ホッパ部17Yに収容されているトナー18が、アジテータ19の回転により撹拌搬送されて現像部17X内に補給される。
【0129】
現像部17X内に供給されたトナー18は、トナー18が磁性トナーの場合には磁力等により、また、トナー18が非磁性トナーの場合には、機械的な手段等により、現像ローラ14へ供給される。
【0130】
現像ローラ14へ供給されたトナー18は、該現像ローラ14の回転により、トナー薄層化手段としての現像ドクタ20によって、所定の極性に摩擦帯電されるとともに、略均一な厚さの薄層に形成されて、感光体ドラム11に向けて搬送される。
【0131】
感光体ドラム11に向けて搬送されたトナー18は、周知の電子写真方式の画像形成プロセスにより、感光体ドラム11上の静電潜像を可視像化した後、図示しない転写紙上に転写され、図示しない定着装置により該転写紙上に複写画像として定着される。
(以下、余白)
【0132】
ところで、上述のようなプロセスカートリッジの筺体17の側部に形成された従来のシール取り出し穴17bの最大寸法は、上記シール部材2を余裕を持って引き抜けるようにするために、従来、該シール部材2の開封方向に対して直交する封止部の幅よりも大きく形成されていた。
【0133】
しかし、このシール取り出し穴17bは、上記シール部材2が開封されてホッパ部17Yのトナー補給口17aが開放された状態で、該ホッパ部17Yに連通された状態となる。
従って、この種の従来のプロセスカートリッジでは、シール取り出し穴17bが開放されたままでは、そのホッパ部17Yに収容されているトナー18が、該プロセスカートリッジの筺体17の側部に形成されたシール取り出し穴17bを通して流出することになる。
このため、この種の従来のプロセスカートリッジでは、該シール取り出し穴17bからのトナー18の流出を防止するために、該シール取り出し穴17bを通して該シール部材を引き抜いて、該ホッパ部17Yのトナー補給口17aを開放した後、例えば、図11に示すように、別のシール部材としての取り出し穴シール材5によって該シール取り出し穴17bを封止するようにしている。
【0134】
ところが、このシール取り出し穴17bが大きいと、該ホッパ部17Yに収納されているトナー18が該シール取り出し穴17bから流出しようとする圧力が高くなるため、該シール取り出し穴18bを封止している取り出し穴シール材5のシール性が低下する不具合がある。
また、上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aの形状や大きさが異なる場合には、該トナー補給口17aを封止するためのシール部材2の形状や大きさも異なるため、該シール取り出し穴17bが、該シール部材2の形状や大きさに応じて、個々に異なった形状や大きさになる。
このため、従来のプロセスカートリッジでは、そのシール取り出し穴17bの形状や大きさに応じて、個々に異なった形状や大きさの取り出し穴シール5を用意しておく必要があり、該取り出し穴シール材5の選定が複雑化する不具合があった。
【0135】
そこで、本実施形態に係る収納容器としてのプロセスカートリッジやトナーカートリッジ(以下、これらを総称して「カートリッジ」という)においては、上記シール取り出し穴17bの最大寸法を、該シール部材2の開封方向に対して直交する封止部の幅よりも小さく形成した構成とする。
ここで、上記シール取り出し穴17bの最大寸法とは、例えば、図12(a)に示すように、シール取り出し穴17bの形状が長方形の場合には、その長辺の寸法a、図12(b)に示すように、シール取り出し穴17bの形状が楕円形の場合には、その長軸の寸法a、図12(c)に示すように、シール取り出し穴17bの形状が平行四辺形の場合には、その長辺側の高さaをいう。
【0136】
このように、シール部材2により封止されたトナー補給口17aの開封時に該シール部材2を取り出すためのシール取り出し穴17bの最大寸法aを、図13に示す該シール部材2の開封方向に対して直交する封止部の幅cよりも小さく形成することにより、該カートリッジに収納されているトナー18が該シール取り出し穴17bから流出しようとする圧力が低くなり、該シール取り出し穴17bを封止している別のシール部材としての取り出し穴シール材5のシール性が向上される。
また、このカートリッジにおいては、そのトナー補給口17aの形状や大きさが多少異なっても、該カートリッジのシール取り出し穴17bの形状や大きさを略統一させることが可能になるので、該シール取り出し穴17bをシールするための取り出し穴シール材5の選定が容易化される。
【0137】
また、このカートリッジにおいては、図7に示したように、そのシール取り出し穴17bに、上記シール部材2の面を折り曲げることができる程度の形状の凸部17cが設けておくことによって、該シール取り出し穴17bから該シール部材2を引き抜いた際に、該シール取り出し穴17bの凸部17cによって、該シール部材2を折り曲げることができる。
従って、例えば、図14(a)、(b)、(c)に示すような、矩形あるいは三角形状の凸部17cを、該シール部材2の開口封鎖面(上記トナー補給口17a封鎖する側の面)を内側にして該シール部材2を折り曲げるように、該シール取り出し穴17bの所定部位に設けておけば、該シール部材2を開口封鎖面を内側にして二つ折にすることが可能となり、開口開封後のシール部材2の開口封鎖面に付着しているトナー18によるオペレータの手や着衣等の汚染を解消できる。
【0138】
ここで、上記の凸部17cは、例えば、図15に示すように、カートリッジの筺体17の内側(トナー18が収納されている側)の部位のみが突出するように形成することにより、該カートリッジの筺体の外側の部位のシール取り出し穴17bの大きさを小さくできるので、この凸部17cを設けたことにより該シール取り出し穴17bの大きさが増大されることはない。
【0139】
次に、本発明を画像形成装置の現像装置における少なくともトナーを含む現像剤を収容する現像剤容器の現像剤補給用の開口を封鎖するためのシール部材に適用した他の実施形態について説明する。
図16は、上記画像形成装置としてのプロセスカートリッジの一例の概略構成を示す図である。
図16において、11は潜像担持体としての感光体ドラム、12は帯電手段としての帯電ローラ、13は露光手段(不図示)の書込み光、14は現像手段としての現像ローラ、15は転写手段としての転写ローラ、16はクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
【0140】
上述の各手段はプロセスカートリッジの筐体17にそれぞれ配設されており、該筐体17には、現像部17Xと、現像剤容器としてのホッパ部17Yが形成されている。
また、この筐体17の現像部17Xとホッパ部17Yとの境界部分の筐体壁部には、開口としてのトナー補給口17aが設けられている。該トナー補給口17aには、シール部材2Aが取り付けられている。
【0141】
上記トナー補給口17aは、ホッパ部17Y内にトナー18が収容された後、未使用状態の該プロセスカートリッジにおける上記ホッパ部17Y内のトナー18の現像部17Xへの流出、すなわち、プロセスカートリッジからのトナー飛散が起きるを防止するために、加熱溶着あるいは接着などにより、図17(a)に示すようにシール部材2によって封鎖される。このシール部材2Aは、該プロセスカートリッジが使用可能な状態に設置された後に、該トナー補給口17aから引き剥がされる。
【0142】
上記シール部材2Aは、可撓性のフィルムで形成された筒状の部材を、押しつぶしたような形にされている。その結果、該筒状の部材の外周面に相当する部分が2つの面となり、このうちの一方の面を上記トナー補給口17aを封鎖するシール面2Aa、他方の面を後述するカバー面としている。また、該シール部材2Aの内側部分、すなわち、筒状のシール部材2Aの内周面に相当する部分の長手方向一端側には、ユーザーが該シール部材を引き抜く際につかむためのリーダー部2Abの一端が接着されている。図17(a)中、ハッチングを施した部分が、該リーダー部2Abのシート部材2Aへの接着部分である。該リーダー部2Abは該シール部材2Aの内側を通って他端がシール部材2Aの外方に延出している。
【0143】
上記シール部材2Aのリーダー部2Abは、上記筐体17の現像部17Xの側壁に設けられた、シール取り出し孔17bを通して、該筐体17の外方に延出されている。
【0144】
上記シール部材2Aの材質はどのようなものでもよいが、例えば、上質紙、マイラ、PETフィルム等、容器1に対する貼付性に優れ、且つ、その開封時の張力に十分耐え得るだけの引っ張り強度を有するものであることが望ましい。
【0145】
そして、図17(b)に示すように、ユーザーが上記シール部材2Aのリーダー部2Abを持って、白抜きの矢印で示す開封方向に、シール部材2を引き抜くと、該シール部材2Aの外側の面は、上記リーダー部2Abが接着されている方の端部から、図中矢印B,Cで示すように該シール部材2の内側に入り込み、筒状のシール部材の外側の面と内側の面とが反転していく。このとき、上記開口が上記端部から開放されるに従って、上記開口封鎖時にトナーに対向していたシール面2aを上記カバー面が覆うこととなり、シール部材2は、上記シール面2aが外面に露出しない形状に形成される。
【0146】
このように、本実施形態に係るシール部材2Aは、該シール部材2Aの開封動作により、そのシール面2Aaが上記カバー面で覆われ、外面に露出しない形状に形成されるので、該シール部材2Aの開口開封時、及び、容器ホッパ部17Yのトナー補給口17aから取り除かれた開口開封後のシール部材2Aの廃棄時に、該シール面2Aaに付着している内容物(ここでは、ホッパ部17Yに収容されているトナー18)が外面に対して接触し難くなり、オペレータの手や着衣等へのトナー18の付着が防止される。
【0147】
さらに、該シール部材2Aが筒状であるので上記反転後にシール部材2Aが再度反転しにくい。このため、上記シール面2Aaが上記カバー面で覆われて外部に露出しない形状を容易に維持することができる。これにより、該シール部材の開口開封時、及び、容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時に、該シール面2Aaに付着している内容物が、オペレータの手や着衣などにさらに接触し難くすることができる。
【0148】
一方、上記シール部材2Aが上記シール取り出し孔17bから引き抜かれて、トナー補給口17aが開封されると、ホッパ部17Yに収容されているトナー18が、アジテータ19の回転により撹拌搬送されて現像部17X内に補給される。
【0149】
現像部17X内に供給されたトナー18は、トナー18が磁性トナーの場合には磁力等により、また、トナー18が非磁性トナーの場合には、機械的な手段等により、現像ローラ14へ供給される。
【0150】
現像ローラ14へ供給されたトナー18は、該現像ローラ14の回転により、トナー薄層化手段としての現像ドクタ20によって、所定の極性に摩擦帯電されるとともに、略均一な厚さの薄層に形成されて、感光体ドラム11に向けて搬送される。
【0151】
感光体ドラム11に向けて搬送されたトナー18は、周知の電子写真方式の画像形成プロセスにより、感光体ドラム11上の静電潜像を可視像化した後、図示しない転写紙上に転写され、図示しない定着装置により該転写紙上に複写画像として定着される。
【0152】
次に、上記シール部材2Aのホッパ部17Yへの固着方法について説明する。上記シール部材2Aに予め上記リーダー部2Abを接着したものを作っておいて、その後該シール部材2Aをホッパ部17Yに接着又は溶着していたのでは、シール部材2Aへのリーダー部2Abの接着工程及びホッパ部17Yへのシール部材2Aの接着工程の両方の工程が別々に必要になり、工程が増えてコストの上昇を招くおそれがある。
そこで、本実施形態に係るホッパ部17Yにおいては、該ホッパ部17Yに上記シール部材2Aを溶着あるいは接着する際に、シール部材2Aへのリーダー部2Abの接着を同時に行う。具体的には、図18(a)のように、上記リーダー部2Abをシール部材2Aの内側に通したものを押しつぶし、図18(b)に示すように、ホッパ部17Yに対向する面の図中ハッチングを施したシール部材2Aの4つの縁部2Adを図中ホッパ部17Yに接着するのと同時に、該シール部材2Aの内側の該シール部材2Aの長手方向一端側の部分2Aeに上記リーダー部2Abを接着する。これにより、工程数の増加を抑え、コストダウンを実現することが可能となる。
【0153】
以上、上記実施形態によれば、上記シール部材2Aの開口開封時、及び、ホッパ部17Yのトナー補給口17aから取り除かれた開口開封後のシール部材2Aの廃棄時に、上記シール面2Aaに付着しているトナーが、オペレータの手や着衣などに接触し難くして、該トナーによる手や着衣などの汚染を防止することができる。しかも、該シール部材2Aは極めて簡素な構成で安価に作製することができる。
【0154】
また、上記実施形態によれば、上記リーダー部をつかんで上記シール部材2Aを引き抜くことで、容易に上記シール部材2Aのシール面2Aaが外側に露出しない状態とすることができる。よって、操作性が向上する。
【0155】
また、上記実施形態によれば、上記シール部材2のホッパ部17Yへの接着と、上記リーダー部2Abのシール部材2Aへの接着とを同時に行うので、上記ホッパ部の作成に要する工程を減らし、コストの低減が実現できる。
【0156】
なお、上記実施形態は、本発明を、画像形成装置の現像装置における現像剤容器の現像剤補給用の開口を封鎖するためのシール部材に適用した例であるが、内容物が特定されない一般的な容器の開口を封鎖するためのシール部材にも本発明は適用可能である。
但し、該容器内に収容される内容物は、液体、固体、粉体等の種別を問わないが、例えば、ペンキなどの塗料、印刷インク、絵の具などの顔料、トナーなどの現像剤等、そのシール部材の内容物に対向する開口封鎖面であるシール面に付着して、該シール部材の開封時及び開封後に、オペレータの手や着衣等を汚染する虞れの高いものを対象とする。
また、上記容器の材質としては、厚紙、アルミニウム薄板、PET(樹脂)など、どのようなものであってもよい。更に、該容器の形状も、図16に示したような形状に限定されるものではなく、例えば、直方体、円筒体や多角柱体等、任意の形状とすることができる。
【0157】
次に、本発明を画像形成装置の現像装置における、少なくともトナーを含む現像剤を収容する現像剤容器の現像剤補給用の開口を封鎖するための更に他のシール部材に適用した実施形態について説明する。
図19は、上記画像形成装置としてのプロセスカートリッジの一例の概略構成を示す図である。
図19において、11は潜像担持体としての感光体ドラム、12は帯電手段としての帯電ローラ、13は露光手段(不図示)の書込み光、14は現像手段としての現像ローラ、15は転写手段としての転写ローラ、16はクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
【0158】
上述の各手段はプロセスカートリッジの筐体17にそれぞれ配設されており、該筐体17には、現像部17Xと、現像剤の収容容器としてのホッパ部17Yが形成されている。
また、この筐体17の現像部17Xとホッパ部17Yとの境界部分の筐体壁部には、開口としてのトナー補給口17aが設けられている。
図20は、ホッパ部と、シール部材を構成する下側シート及び上側シートとを説明する説明図である。
ホッパ部17Yのトナー補給口17aの周縁部は、シール部材を接着するシール接着面17bとなっている。
下側封鎖部としての下側シート2Bは、略長方形の可撓性材料からなり、その長手方向端部でトナー補給口17aの開封開始側縁部2Ba及び開封終了側縁部2Bbと、前記長手方向に平行する両縁部2Bc、2Bdとがシール接着面17bへ溶着する部分となっている。また、上側カバー部としての上側シート3Bは可撓性材料からなり、前記下側シート2Bと略同じ長方形の長方形部3Baと、前記下側シート2Bの両縁部2Bc、2Bd間の上下幅に比べ、その上下幅の狭い、延長部としてのリーダ部3Bbと、該長方形部3Baとリーダ部3Bbとを連接する連接部3Bcからなっている。前記リーダ部3Bbは長方形部3Baに比べ長手方向に長くなっており、その端部は、矢印D方向に引っ張るための把持部となっている。
【0159】
ついで、ホッパ部17Yへの下側シート2Bの溶着方法及び下側シート2Bへの上側シート3Bの固着方法について説明する。
トナー18が収容されているホッパ17Yのシール接着面17bに、下側シート2Bの縁部2Ba、2Bb、2Bc、2Bdを剥離可能なように溶着する。次いで、上側シート3Bの連結部3BcでU字状に折り返し、リーダ部3Bbの端部が下側シート2B及び上側シート3Bの長手方向の折り返し反対側の端部から突出させ、下側シート2Bにおける長手方向に平行な上下縁部3Bd、3Be及び固着部3Bfで固着する。よって、リーダ部3Bbはこれら2枚の下側シート2B、上側シート3B間に挟まれるように保持される。これら下側シート2B及び上側シート3Bが一体となってシール部材5Bを構成する。
【0160】
以下、ホッパ部からシール部材を引き剥す動作について説明する。
図21はホッパ部からシール部材の引き剥し動作中におけるシール部材の状態を説明する説明図である。図22は引き剥がされた後のシール部材の状態を示す図である。
プロセスカートリッジを本体に装着後、リーダー部3Bb端部を図中矢印D方向に引っ張ると、上側シート3Bの接着部3Bf及び下側シート2Bの縁部2Baが引っ張られて、ホッパ17Yのシール接着面17bから剥がれ始める。さらに、リーダー部3Bb端部が、図中矢印D方向に引っ張られるに伴って、下側シート2Bの開口封鎖面としてのトナー18との接触面、及び上側シート3Bの下側シート2Bと対向していない外側面は、図中矢印E、F向きに示されるように、それぞれ反転しながら内側に入り込んでいく。
【0161】
そして、下側シート2Bが縁部2Bbまで剥がされたとき、リーダ部3Bb端部を図中矢印D方向に、さらに引っ張ると、下側シート2Bはシール接着面17bから離れ、剥し終えると共に、シール部材5の下側シート2B及び上側シート3Bの対向していない面は反転を終える。これにより、下側シート2Bのトナー18と接触していた接触面は下側シート2及び上側シート3Bの間に入って、オペレータの手や着衣などにトナーが付着するのが防止されると共に、廃棄時にトナー18の飛散が防止される。
【0162】
そして、上記シール部材5がホッパ部17Yのシール接着面17bから剥がされて、トナー補給口17aが開封されると、ホッパ部17Yに収容されているトナー18が、アジテータ19の回転により撹拌搬送されて現像部17X内に補給される。
【0163】
現像部17X内に供給されたトナー18は、トナー18が磁性トナーの場合には磁力等により、また、トナー18が非磁性トナーの場合には、機械的な手段等により、現像ローラ14へ供給される。
【0164】
現像ローラ14へ供給されたトナー18は、該現像ローラ14の回転により、トナー薄層化手段としての現像ドクタ20によって、所定の極性に摩擦帯電されるとともに、略均一な厚さの薄層に形成されて、感光体ドラム11に向けて搬送される。
【0165】
感光体ドラム11に向けて搬送されたトナー18は、周知の電子写真方式の画像形成プロセスにより、感光体ドラム11上の静電潜像を可視像化した後、図示しない転写紙上に転写され、図示しない定着装置により該転写紙上に複写画像として定着される。
【0166】
以上、上記実施形態によれば、上記シール部材5の開口開封時、及び、ホッパ部17Yのトナー補給口17aから取り除かれた開口開封後のシール部材5Bの廃棄時に、上記下側シート2Bのトナー接触面に付着しているトナーが、オペレータの手や着衣などに接触し難くして、該トナーによる手や着衣などの汚染を防止することができる。しかも、該シール部材5は極めて簡素な構成で安価に作製することができる。
【0167】
なお、上述の実施形態ではシール部材5を構成するシートは2枚で構成するようにしたが、3枚以上の多層構造として構成することもできる。これにより、シール部材の強度の強化を図ることができる
【0168】
なお、上記シール部材5Bはシートによって構成するようにしたが、フィルムを用いて構成してもよい。その材質としては、例えば、上質紙、マイラ、PETフィルム等が考えられる。カートリッジに対する貼付性に優れ、且つ、その開封時の張力に十分耐え得るだけの引っ張り強度を有するものであることが望ましい。
【0169】
また、上記実施形態によれば、上記リーダー部3Bb端部を引っ張ると、下側シート2Bのトナー18との接触面は上側シート3Bと下側シート2Bとの間の内側に入り込んでいき、反転して容易に下側シート2Bの接触面が外側に露出しない状態とすることができる。
【0170】
なお、上記実施形態は、本発明を、画像形成装置の現像装置における現像剤容器の現像剤補給用の開口を封鎖するためのシール部材に適用した例であるが、内容物が特定されない一般的な容器の開口を封鎖するためのシール部材にも本発明は適用可能である。
但し、該容器内に収容される物質は、液体、固体、粉体等の種別を問わないが、例えば、ペンキなどの塗料、印刷インク、絵の具などの顔料、トナーなどの現像剤等、そのシール部材の内容物に対向する開口封鎖面であるシール面に付着して、該シール部材の開封時及び開封後に、オペレータの手や着衣等を汚染する虞れの高いものが効果的である。
また、上記容器の材質としては、厚紙、アルミニウム薄板、PET(樹脂)など、どのようなものであってもよい。更に、該容器の形状も、図19に示したような形状に限定されるものではなく、例えば、直方体、円筒体や多角柱体等、任意の形状とすることができる。
【0171】
ところで、前記の図16乃至図18に示したシール部材2A、または、図19乃至図22に示したシール部材5は、ホッパ部17Yのトナー補給口17aから、筒状の該シール部材2A(または、5B)を引き抜いた際に、その表裏が反転されて該シール部材2A(または、5B)の筒状の内部にトナーが入り込んだ状態となるので、該シール部材2A(または、5B)を引き抜く過程では、オペレータの手や着衣を汚さずに済んでも、該シール部材2A(または、5B)が完全に引き抜かれた後に、その内側に残ったトナーが、該シール部材2A(または、5B)の終端部の開口からこぼれ出す虞が高かった。
【0172】
そこで、このシール部材2A(または、5B)を用いる場合には、例えば、図23に示すように、上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aから、引き剥がされた状態での上記シール部材2A(または、5)の終端部に、該シール部材2A(または、5B)の終端部を貼り合わせて封印する粘着剤層6を設ける。 該粘着剤層6は、例えば、両面テープで形成できる。
【0173】
このシール部材2A(または、5B)においては、図23(a)、(b)に示すように、該シール部材2A(または、5B)を上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aから引き剥がすに伴い、該シール部材2A(または、5B)の開口封鎖面が、該シール部材とカバー部材との間に、反転して入り込んでいく。
そして、該シール部材2A(または、5B)を剥し終わった時点で、図23(c)に示すように、開口封鎖面がシール部材2A(または、5B)の内側に反転して入り込んだ状態で、該粘着剤層6により、該シール部材2A(または、5B)の終端部が貼り合わされる。これにより、該開口封鎖面に付着しているトナーが、該シール部材2A(または、5B)の中に封じ込められるので、該シール部材2A(または、5B)を剥がした後に、該トナーが飛散して汚染されることがなくなる。
【0174】
ここで、上記粘着剤層6は、上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aをシール部材2A(または、5B)で封鎖する際の仮止め手段として兼用することができる。
従って、このシール部材においては、上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aをシール部材2A(または、5B)で封止する作業を容易化させることができる。
【0175】
また、上記粘着剤層6は、上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aから上記シール部材2A(または、5B)を引き剥がした状態で、粘着性を損なわずに該シール部材2A(または、5B)側に付着する粘着性を有していることが望ましい。つまり、この粘着剤層6の粘着力は、図24に示すように、該粘着剤層6の上記ホッパ部17Y側に接している側の粘着力6aよりも、該粘着剤層6の上記シール部材2A(または、5B)側に接している側の粘着力6bが高くなるように設定されていることが望ましい。
【0176】
このように上記粘着剤層6の粘着力が設定されたシール部材においては、図25に示すように、上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aから上記シール部材2A(または、5B)を引き剥がした状態で、上記粘着剤層6が、粘着性を損なわずに該シール部材2A(または、5B)側に付着する粘着性を有しているので、該ホッパ部17Yから該シール部材2A(または、5B)を引き剥がした際に、該粘着剤層6を該シール部材2A(または、5B)側に確実に付着させることができ、該粘着剤層6により、該シール部材2A(または、5B)の終端部を確実に貼り合わすことができる。
すなわち、ここで、上記この粘着剤層6の上記ホッパ部17Y側に接している側の粘着力6aが、該粘着剤層6の上記シール部材2A(または、5B)側に接している側の粘着力6bよりも高くなるように設定されている場合には、図26に示すように、該ホッパ部17Yから該シール部材2A(または、5B)を引き剥がした際に、該粘着剤層6が該ホッパ部17Y側に付着してしまうため、該粘着剤層6により、該シール部材2A(または、5B)の終端部を貼り合わすことができなくなる。
【0177】
一方、前記のシール取り出し穴17bからのトナーの溢出を防止するために、該シール取り出し穴17bが取り出し穴シール材5で封止される構成の収納容器においては、図27及び図28に示すように、この取り出し穴シール材5が、上記トナーの溢出を阻止し、且つ、上記シール部材が挿通されるシール挿通孔5aを有し、該シール挿通孔5aを通して、シール部材2のリーダー部2bを露呈した状態で、図29に示すように、該シール取り出し穴17bに予め取り付けられるように構成したものであってもよい。
【0178】
このように、上記シール取り出し穴17bに取り出し穴シール材5を予め取り付けておくことによって、該シール部材2を剥がした後、該シール取り出し穴17bに該取り出し穴シール材5を取り付ける手間を解消できる。これにより、該シール取り出し穴17bへの該取り出し穴シール材5の取り付け忘れによる該シール取り出し穴17bからのトナーの溢出を防止できる。
【0179】
ここで、上記シール部材2のリーダー部2bは、図28に示したように、該シール部材2の開口封鎖面を内側にして予め二つ折にされた状態で、上記取り出し穴シール材5のシール挿通孔5aを通して上記シール取り出し穴17bの外方に露呈されていることが望ましい。
このように、上記シール部材2のリーダー部2bを、該シール部材2の開口封鎖面を内側にして予め二つ折にされた状態で、上記取り出し穴シール材5のシール挿通孔5aを通して露呈させておくことによって、該シール部材2の開封操作時に、該シール部材2の開口封鎖面を内側にして該シール部材2を容易に折り曲げることができる。
【0180】
また、上記取り出し穴シール材5としては、そのシール挿通孔5aが、例えば、図30に示すように、上記シール部材2の開口封鎖面を内側にして該シール部材2を二つ折りにする形状に予め形成されているものを用いてもよい。
このような構成の取り出し穴シール材5においては、そのシール挿通孔5aが、上記シール部材2の開口封鎖面を内側にして該シール部材2を二つ折りにする形状に予め形成されているので、該シール部材2の開封操作時に、オペレータが手を添えずに該シール部材2の開口封鎖面を内側に折り曲げることができる。
【0181】
ここで、少なくとも、上記取り出し穴シール材5のシール挿通孔5aを形成する部材は、例えば、発泡ゴムや、発泡ウレタンなどのような、弾性を有する発泡体で構成されていることが好ましい。
このように、上記取り出し穴シール材5のシール挿通孔5aを形成する部材を、発泡ゴムや発泡ウレタンなどのような弾性を有する発泡体で構成することにより、上記シール部材2の開封操作時に、該シール部材2の開口封鎖面が、該取り出し穴シール材5のシール挿通孔5aに摺接されることにより、該シール部材2の開口封鎖面に付着しているトナーを、該取り出し穴シール材5のシール挿通孔5aを形成する発泡体によって掻き落とすことができ、該トナーによる汚染の可能性をより少なくすることができる。
【0182】
このように、シール挿通孔5aを形成する部材を、発泡ゴムや発泡ウレタンなどのような弾性を有する発泡体で構成した場合には、例えば、図27及び28に示すように、該シール挿通孔5aを形成する部材を、剛性を有する樹脂等で形成された支持板5bに張り付けておき、図29に示すように、該支持板5bに形成した係止爪5cを、上記シール取り出し穴17bに係合して、該シール挿通孔5aを該シール取り出し穴17bに取り付ける。
【0183】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、上記シール部材が、メビウスの輪と同様な、捩じれ部を有するリング状に形成されるので、該シール部材のリーダー部を持って容器から該シール部材を引き剥がすことにより、該開口封鎖面が該シール部材の内側に位置するように捩じられて、該シール部材の表裏が反転され、該シール部材の開口封鎖面が外面に露出しない形状に形成される。よって、該シール部材の開口開封時、及び、容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時に、該シール部材の開口封鎖面に付着している内容物が、オペレータの手や着衣等に接触し難くなるという優れた効果がある。
請求項2の発明によれば、シール部材の開封動作により、現像剤容器内のトナー等の現像剤に対向する該シール部材の開口封鎖面が、外面に露出しない形状に形成されるので、該シール部材の開口開封時、及び、現像剤容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時に、該シール部材の開口封鎖面に付着しているトナー等の現像剤が、オペレータの手や着衣等に接触し難くなるという優れた効果がある。
また、請求項3の発明によれば、上記容器から上記シール部材を引き剥がした際に、粘着性を損なわずに該シール部材側に付着する接着剤を用いて、該シール部材が該容器の開口を封鎖する部位に貼付されるので、該容器から該シール部材を引き剥がした状態で、該シール部材の開口封鎖面を、該シール部材の内側に封じ込めて該接着剤により封印することができる。
請求項6の発明によれば、該収納容器のシール取り出し穴に、上記シール部材の面を折り曲げることができる程度の形状の凸部が設けられているので、該シール取り出し穴から該シール部材を引き抜くことにより、該シール取り出し穴の凸部によって、該シール部材を折り曲げることができる。従って、この凸部を該シール部材の開口封鎖面を内側にして該シール部材を折り曲げる部位に設けておけば、該シール部材を開口封鎖面を内側にして二つ折にすることが可能となり、開口開封後のシール部材の開口封鎖面に付着している内容物によるオペレータの手や着衣等の汚染を解消できる。また、上記シール取り出し穴に設けた凸部が、上記シール部材の開封動作時に、該シール部材の開口封鎖面に当接して、該シール部材の開口封鎖面を内側に折り曲げる形状に形成されているので、該シール部材の開封操作により、該シール部材の開口封鎖面を確実且つ容易に内側に湾曲させることができる。
請求項7の発明によれば、上記凸部が、上記収納容器のシール取り出し穴の内側部分に設けられているので、該収納容器のシール取り出し穴の外側部分の開口形状を小さくすることができ、該シール取り出し穴に取り付けられる取り出し穴シール材の選定を容易化させることができる。
請求項8の発明によれば、トナーカートリッジやプロセスカートリッジなどの収納容器としてのカートリッジのシール取り出し穴を封止している別のシール部材としての取り出し穴シールのシール性を向上させることができ、該シール取り出し穴をシールするための取り出し穴シールの選定を容易化することが可能となる。また、該カートリッジのシール取り出し穴から該シール部材を引き抜くことにより、該シール取り出し穴の凸部によって、該シール部材を折り曲げることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施形態に係るシール部材と容器の構成を説明するための斜視図。
(b)は、同シール部材の開封動作を説明するための斜視図。
(c)は、同シール部材の開封後の形状を示す概略斜視図。
(d)は、同シール部材の開封後の他の形状を示す概略斜視図。
【図2】(a)は、上記シール部材の他の実施形態を示す斜視図。
(b)は、同シール部材の更に他の実施形態を示す斜視図。
【図3】(a)は、上記シール部材の更に他の実施形態を示す斜視図。
(b)は、同シール部材を容器へ取り付けた状態を示す斜視図。
【図4】(a)は、上記シール部材の更に他の実施形態を示す斜視図。
(b)は、同シール部材の開封後の形状を示す斜視図。
【図5】上記シール部材を画像形成装置の現像装置における現像剤容器の現像剤補給用の開口にシール部材として適用した例を示す概略断面図。
【図6】上記現像剤容器の要部の構成を示す斜視図。
【図7】上記現像剤容器の要部の他の構成を示す斜視図。
【図8】上記現像剤容器とシール部材のリーダー部との要部の構成を示す斜視図。
【図9】上記現像剤容器とシール部材のリーダー部との要部の他の構成を示す斜視図。
【図10】(a)は、上記現像剤容器からのシール部材の開封開始状態を示す概略図。
(b)は、上記現像剤容器からのシール部材の開封過程を示す概略図。
(c)は、同シール部材の開封後の形状を示す概略斜視図。
【図11】上記現像剤容器のシール取り出し穴に貼付された取り出し穴シール材を示す概略斜視図。
【図12】(a)、(b)、(c)は、上記シール取り出し穴の最大寸法を説明するための概略図。
【図13】上記シール取り出し穴の最大寸法を説明するための上記シール部材の概略斜視図。
【図14】(a)、(b)、(c)は、上記シール取り出し穴に設けられる凸部を説明するための概略図。
【図15】上記シール取り出し穴に設けられる凸部の形状例を示す概略斜視図。
【図16】実施形態に係る他のシール部材を有するプロセスカートリッジの概略構成を示す正面図。
【図17】(a)及び(b)は、同シール部材の説明図。
【図18】(a)及び(b)は、同シール部材のホッパ部への固着方法について説明するための説明図。
【図19】実施形態に係る更に他のシール部材を有するプロセスカートリッジの概略構成を示す正面図。
【図20】ホッパ部と、シール部材を構成する下側シート及び上側シートとを説明する説明図。
【図21】同カートリッジからシール部材を引き剥し動作中におけるシール部材の状態を説明する説明図。
【図22】引き剥がされた後の同シール部材の状態を示す図。
【図23】(a)、(b)、(c)は、同シール部材の引き剥がされる過程を示す概略断面図。
【図24】同シール部材の終端部に形成される接着剤層の説明図。
【図25】同シール部材の終端部に形成される接着剤層が剥がれる過程の良好な状態を示す図。
【図26】同シール部材の終端部に形成される接着剤層が剥がれる過程の不良状態を示す図。
【図27】上記現像剤容器のシール取り出し穴に取り付けられる取り出し穴シール材を示す概略斜視図。
【図28】上記取り出し穴シール材に上記シール部材を挿通した状態を示す概略斜視図。
【図29】上記現像剤容器のシール取り出し穴に上記取り出し穴シール材を取り付けた状態を示す概略断面図。
【図30】他の構成の取り出し穴シール材に上記シール部材を挿通した状態を示す概略斜視図。
【図31】従来用いられていたシール部材の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 容器
1a 開口
2 シール部材
2a シール面
2b リーダー部
2c 折り目
3 シールガイド孔
4 スリット
5 取り出し穴シール材
5a 取り出し穴シール材のシール挿通孔
6 シール部材2Aまたは5Bの終端部に形成される接着剤層
17 プロセスカートリッジの筺体
17a トナー補給口
17b シール取り出し穴
17c シール取り出し穴の凸部
18 トナー
21 他のシール部材
21a シール部材21のシール面
21b シール部材21のリーダー部
21d シール部材21の捩じれ部
22 更に他のシール部材
22a シール部材22のシール面
22b シール部材22のリーダー部
22e シール部材22のリーダー部の折り返し端部
a シール取り出し穴の最大寸法
c シール部材の封止部の幅
2A シール部材
2Aa シール面
2Ab リーダー部
2B 下側シート
2Ba 下側シートの縁部
2Bb 下側シートの縁部
2Bc 下側シートの縁部
2Bd 下側シートの縁部
3B 上側シート
3Ba 上側シートの長方形部
3Bb 上側シートのリーダー部
3Bc 上側シートの連接部
3Bd 上側シートの縁部
3Be 上側シートの縁部
3Bf 上側シートの固着部
5B シール部材

Claims (8)

  1. 容器の開口を封鎖するためのシール部材であって、上記シール部材を、上記シール部材の一方の端部に対して、該シール部材の他方の端部を表裏を反転させて繋いで、捩じれ部を有するリング状に形成するとともに、このリング状に形成したシール部材の開封開始側の、該捩じれ部の開封方向下流側の部位に、上記容器から該シール部材を引き剥がす際に該シール部材を掴むためのリーダー部を設け、該シール部材の開封動作により、該容器内の内容物に対向する該シール部材の開口封鎖面の一部が該シール部材の内側に位置するように捩られることを特徴とするシール部材。
  2. 請求項1のシール部材において、
    上記シール部材は、少なくともトナー等の現像剤を収容する現像剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するためのシール部材であることを特徴とするシール部材。
  3. 請求項1または2のシール部材において、
    上記容器の開口を封鎖する部位に上記シール部材を貼付するための貼付手段として、該容器から該シール部材を引き剥がした状態で、粘着性を損なわずに該シール部材側に付着する接着剤を用いたことを特徴とするシール部材。
  4. 容器の開口を封鎖するためのシール部材を有する容器において、
    該容器の開口を封鎖するためのシール部材が、請求項1、2または3のシール部材であることを特徴とする容器。
  5. 請求項4の容器において、
    該容器が、電子写真装置の現像剤を収容するトナーカートリッジであることを特徴とする容器。
  6. シール部材により封止された開口と、該開口の開封時に該シール部材を取り出すためのシール取り出し穴とを有する収納容器であって、該シール取り出し穴に、該シール部材の面を折り曲げることができる程度の形状の凸部を設け、上記シール取り出し穴に設けた凸部は、上記シール部材の開封動作時に、該シール部材の開口封鎖面に当接して、該シール部材の開口封鎖面を内側に折り曲げる形状に形成されていることを特徴とする収納容器。
  7. 請求項6の収納容器において、
    上記凸部が、上記収納容器のシール取り出し穴の内側部分に設けられていることを特徴とする収納容器。
  8. 請求項6または7の収納容器において、
    該収納容器は、電子写真装置の現像装置の現像剤を収容するための現像剤収容部の開口が、上記シール部材により封止されてなるカートリッジであることを特徴とする収納容器。
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