JPH0932838A - スペーサ - Google Patents

スペーサ

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JPH0932838A
JPH0932838A JP7184487A JP18448795A JPH0932838A JP H0932838 A JPH0932838 A JP H0932838A JP 7184487 A JP7184487 A JP 7184487A JP 18448795 A JP18448795 A JP 18448795A JP H0932838 A JPH0932838 A JP H0932838A
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JP
Japan
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hole
spacer
center
core
shaped
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Pending
Application number
JP7184487A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuoka
弘 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ被取付物体の寸法誤差があっても一つ
のスペーサを用いて取付け後の被取付物体を確実に保持
することを解決する。 【解決手段】 スペーサを透孔1aが形成されたコア部
1bと、上記透孔1aの軸方向の押圧力に応じて軸方向
の厚さが変化し、かつそれに応じて弾性力を生じる弾性
変形部1cとから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物体を他の物体
にねじ止めして取り付けるとき、二つの物体の間に介在
して軸方向の取付位置をその厚さによって調節するスペ
ーサに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のキャビネットへのCRTの
取付構造を示す分解斜視図、図8はその要部の拡大断面
図で、1は金属板製のスペーサ、1aはスペーサ1の中
央に設けられた透孔、2はキャビネット、3はカラー陰
極線菅(以下、「CRT」という)、4は取付ねじで、
図8に示すように、キャビネット2の4隅に設けられた
取付用ボス2aの上面にスペーサ1に介してCRT3の
4隅に設けられた取付用ラグ3aを乗せ、取付ねじ4を
締め付けてキャビネット2にCRT3を取り付けてい
る。
【0003】このとき、スペーサ1が適当な厚さであれ
ば、図8に示すようにCRT3のフロント面3bがキャ
ビネット2の開口端面2bに隙間なく当接するが、スペ
ーサ1が厚すぎると図9に示すよう隙間が生じるので見
苦しくなり、また、スペーサ1が薄すぎると図10に示
すようにフロント面3bが開口端面2bを押し出し、そ
の部分が変形するので見苦しくなる。
【0004】なお、キャビネット2の4隅の取付用ボス
2aの上面から開口端面2bまでの位置にはばらつきが
あり、またCRT3の4隅のフロント面3bから取付用
ラグ3aまでの位置にもばらつきがあるため、キャビネ
ット2へCRT3を取り付ける際、取り付け後の状態を
見て適当な厚さのスペーサ1を選んで取り替えていたた
め、長い取り付け時間を要していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな問題点の解消を目的としてなされたもので、スペー
サを取り替えることなく取付け時の厚さを変えることが
できるスペーサを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスペーサ
は、透孔が形成されたコア部と、上記透孔の軸方向の押
圧力に応じて軸方向の厚さが変化しかつその変化に応じ
た弾性力を生じる弾性変形部とを備えたたものである。
また、中央に透孔が設けられた2枚の平板状のコア部
と、このコア部を連結する弾性変形部とを備えたもので
ある。
【0007】また、中央に透孔が形成された平板状のコ
ア部と、このコア部の一面に上記透孔の軸方向に延在す
るよう同心状に形成された複数の環状の突起部を有する
弾性変形部とを備えたものである。また、中央に透孔が
形成されたコア部と、このコア部の外周縁に連続して設
けられた断面がV字形の環状の弾性変形部とを備えたも
のである。
【0008】また、透孔を有する中央部と、この中央部
の周囲に形成された環状の中空部を有する周縁部が共に
弾性部材によって形成されたものである。また、透孔を
有する中央部と、この中央部から放射状に延び先端部に
透孔を有する弾性部材で形成された複数の帯状部とを備
え、帯状部が曲げられて中央部と帯状部の各透孔に共通
の締付け部材が貫通するよう構成されたものである。
【0009】
【作用】この発明に係るスペーサは、取付ねじを締付け
る押圧力に応じて弾性変形部が変形して厚さが変化する
とともに、その変化によって生じる弾性力でもって被取
付物体を確実に保持する。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の第1の実施の形態のス
ペーサの断面図で、可撓性と弾性とを有する合成樹脂成
形品で構成されている。図において、1はスペーサ、1
bは平板状のコア部で、中央に透孔1aが形成されてい
る。1cは2枚のコア部1bの間を連結している断面V
字形の環状に形成された弾性変形部で、2枚のコア部1
bの間に押圧力が加わったときその大きさに応じて弾性
変形部1cが変形しそれに応じて弾性力が生じ、かつス
ペーサ1の厚さtが小さくなるように構成されている。
【0011】この実施の形態1のスペーサ1の使用前の
厚さは、使用状態のときに必要な厚さよりも所定量だけ
厚い厚さに構成されており、従来のスペーサに代えて用
いたとき、CRT3のフロント面3bと、キャビネット
2の開口端面2bとの間に生じる図9に示すような隙間
がなくなるまで取付ねじ4を締め込むことによって、フ
ロント面3bと開口端面2bが定着した状態で、かつ、
厚みの変化に応じて生じた弾性力によってCRT3を適
度の押圧力でもってキャビネット2に取り付けることが
できる。
【0012】実施の形態2.図2はこの発明の第2の実
施の形態の断面図で、可撓性と弾性とを有する合成樹脂
成形品で構成されている。図において図1と同一符号は
それぞれ同一または相当部分を示しており、1dはコア
部1bの一面に形成された透孔1aの軸方向に延在する
同心の複数の環状の突起部で構成された弾性変形部であ
る。
【0013】この実施の形態2のスペーサ1は、透孔1
aの軸方向の押圧力が加えられると、弾性変形部1dが
弾性変形してスペーサ1の厚さtが小さくなり、かつ弾
性力を生じるので、実施の形態1と同様に、取付ねじ4
の締付位置を加減することで、スペーサ1の厚さを調節
し、かつ被取付物体を確実に保持することができる。
【0014】実施の形態3.図3はこの発明の第3の実
施の形態の断面図で、可撓性と弾性とを有する合成樹脂
成形品で構成されている。図において、図1と同一符号
はそれぞれ同一または相当部分を示しており、1eはコ
ア部1aの外周縁に連続して設けられた断面V字形の環
状に形成された弾性変形部である。
【0015】この実施の形態3のスペーサは、透孔1a
の軸方向の押圧力が加えられると、弾性変形部1eが弾
性変形してスペーサ1の厚さtが小さくなるとともに弾
性力を生じるので、実施の形態1と同様に、取付ねじ4
の締付位置を加減することで、弾性力を有しながらスペ
ーサ1の厚さを調節することができる。またV字形の弾
性変形部1eが取り付けられたCRT3の横ずれを押え
る作用を有している。
【0016】実施の形態4.図4はこの発明の第4の実
施の形態の断面図で、可撓性と弾性とを有する合成樹脂
成形品で構成されている。図において、図1と同一符号
はそれぞれ同一または相当部分を示しており、1fは透
孔1aと同軸に形成された環状の中空部、1gはその外
周壁、1hはその内周壁で、1f,1g,1hで弾性変
形部を構成している。
【0017】この実施の形態4のスペーサ1は、透孔1
aの軸方向に押圧力が加えられると、外周壁1gは外側
に膨らみ、内周壁1hは透孔1aの軸心方向に膨らむと
ともに、環状の中空部1f内の内圧が高まることで押圧
力に対抗しつつ、弾性力を有しながら厚さtが小さくな
るので、実施の形態1と同様に、取付ねじ4の締付位置
を加減することでスペーサ1の厚さを調節することがで
きる。
【0018】実施の形態5.図5はこの発明の第5の実
施の形態の断面図で、可撓性と弾性とを有する板材でも
って、中央部1iから四方に延在する帯状部1jを有す
る十字形に形成され、中央部1iの中央と、各帯状部1
jの先端部分に、それぞれ透孔1aが形成されている。
【0019】図6は実施の形態5のスペーサ1の使用状
態を示す側面図で、各帯状部1jは各透孔1aが中央部
1iの透孔1aの中心軸上に位置するように弾性力に抗
して曲げられ、取付ねじ4が取付用ラグ3aの透孔、お
よびスペーサ1の各透孔1aを通って取付ボス2aに締
め込まれてCRT3が取り付けられ、このとき実施の形
態1と同様に、取付ねじ4の締付位置を加減すること
で、弾性力を有しながらスペーサ1の厚さを調節するこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】この発明によるスペーサは、透孔の軸方
向に加わる押圧力の大きさに応じて弾性変形部が変形
し、それに応じて弾性力を生じながらスペーサの厚さが
変化するので、被取付物体を確実に保持しつつかつ厚さ
可変のスペーサとして使用できる。このため被取付物体
の寸法誤差があっても従来のようにスペース間隔に合わ
せて厚さの異なるスペーサを用いることなく本発明のス
ペーサを一つのみ用いて被取付物体を確実に保持でき
る。作業性も改善される。
【0021】また、コア部の外周縁に連続して設けられ
た断面V字形の環状の弾性変形部を備えたスペーサは、
上記効果に加えて被取付物が横方向にずれるのを押える
という従来の金属スペーサでは得られない新たな効果を
も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態の断面図であ
る。
【図2】 この発明の第2の実施の形態の断面図であ
る。
【図3】 この発明の第3の実施の形態の断面図であ
る。
【図4】 この発明の第4の実施の形態の断面図であ
る。
【図5】 この発明の第5の実施の形態の展開図であ
る。
【図6】 実施の形態5の使用状態を示す側面図であ
る。
【図7】 従来のキャビネットへのCRTの取付構造を
示す分解斜視図である。
【図8】 図7の要部拡大図である。
【図9】 従来のものの作用説明図である。
【図10】 従来のものの作用説明図である。
【符号の説明】
1 スペーサ、1a 透孔、1b コア部、1c,1
d,1e 弾性変形部、1f 環状の中空部、1g 外
周壁、1h 内周壁、1i 中央部、1j 帯状部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透孔が形成されたコア部と、上記透孔の
    軸方向の押圧力に応じて軸方向の厚さが変化しかつその
    変化に応じた弾性力を生じる弾性変形部とを備えたこと
    を特徴とするスペーサ。
  2. 【請求項2】 中央に透孔が設けられた2枚の平板状の
    コア部と、このコア部を連結する弾性変形部とを備えた
    ことを特徴とするスペーサ。
  3. 【請求項3】 中央に透孔が形成された平板状のコア部
    と、このコア部の一面に上記透孔の軸方向に延在するよ
    う同心状に形成された複数の環状の突起部を有する弾性
    変形部とを備えたことを特徴とするスペーサ。
  4. 【請求項4】 中央に透孔が形成されたコア部と、この
    コア部の外周縁に連続して設けられた断面がV字形の環
    状の弾性変形部とを備えたことを特徴とするスペーサ。
  5. 【請求項5】 透孔を有する中央部と、この中央部の周
    囲に形成された環状の中空部を有する周縁部を備え、上
    記中央部と周縁部が共に弾性部材によって形成されたこ
    とを特徴とするスペーサ。
  6. 【請求項6】 透孔を有する中央部と、この中央部から
    放射状に延び先端部に透孔を有する弾性部材で形成され
    た複数の帯状部とを備え、上記帯状部が曲げられて中央
    部と帯状部の各透孔に共通の締付け部材が貫通するよう
    構成されたことを特徴とするスペーサ。
JP7184487A 1995-07-20 1995-07-20 スペーサ Pending JPH0932838A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104165177A (zh) * 2014-08-30 2014-11-26 秦在荣 双层垫圈

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302