JPH09326522A - レーザ光出力制御回路 - Google Patents

レーザ光出力制御回路

Info

Publication number
JPH09326522A
JPH09326522A JP8166899A JP16689996A JPH09326522A JP H09326522 A JPH09326522 A JP H09326522A JP 8166899 A JP8166899 A JP 8166899A JP 16689996 A JP16689996 A JP 16689996A JP H09326522 A JPH09326522 A JP H09326522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser diode
light output
circuit
output
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP8166899A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ozaki
敏章 尾崎
Yasuo Iwasaki
康夫 岩▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8166899A priority Critical patent/JPH09326522A/ja
Publication of JPH09326522A publication Critical patent/JPH09326522A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザダイオードの微分効率が周囲雰囲気温
度により変化しても、レーザダイオード光出力を一定に
できるレーザ光出力制御回路を提供する。 【解決手段】 レーザダイオードLDの光出力を検出す
るフォトダイオードPDからの出力とレーザダイオード
光出力の設定値とを比較する比較回路24からの出力を
サンプルホールド回路25でホールドし、サンプルホー
ルド回路25からの出力に基づいてレーザダイオード駆
動回路27の出力を制御する。レーザダイオード光出力
を記録時のレーザダイオード光出力よりも低く設定し、
レーザダイオード温度センサ29が検出したレーザダイ
オードの周囲雰囲気温度によるレーザダイオードの微分
効率ΔP/ΔIの変化に応じて、設定したレーザダイオ
ード光出力に記録時のレーザダイオード光出力との差分
を加算器28で加算して記録時のレーザダイオード光出
力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光出力制御
回路、特に光ディスクの記録再生に用いる光ピックアッ
プに組み込まれた半導体レーザの光出力を制御するのに
好適なレーザ光出力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号を記録媒体上に記録する一
つとして光ディスク記録装置がある。この光ディスク記
録装置は、レーザ光を記録媒体上に集光して、その強度
を記録記録すべき情報に対応させて変化させ、該レーザ
光が当たっている領域の記録膜の反射率を変化させる光
ディスク記録装置、あるいは光磁気記録の場合は磁化方
向を外部磁化などにより変化させることで情報の記録を
行う光磁気ディスク記録装置がある。
【0003】そして、前記記録された情報を再生する場
合には、記録の時よりも弱い強度のレーザ光を照射し、
前者の光記録では記録膜からの反射光からその光量変化
を検出し、また後者の光記録では磁化方向の違いによる
偏光面回転検出することにより行うものである。
【0004】図4には、光ディスク記録再生装置の一つ
として前記光磁気ディスク記録再生装置の一般的な例を
ブロック図で示している。図4に示すように、光磁気デ
ィスク記録再生装置は、記録すべき入力データ(以下、
記録データという)を取り込む入力インターフェース1
と、RAMなどの半導体メモリ2と、記録データを
(2,7)変調などの変調を行う変調器3と、該変調器
3から出力された記録データのパルス列が入力されるレ
ーザダイオード駆動回路4と、該レーザダイオード駆動
回路4の出力で光出力が制御されるレーザダイオードが
組み込まれた光ピックアップ6とを備え、これらでもっ
て記録系を構成している。
【0005】一方、データ再生系は、前記光ピックアッ
プ6からの再生信号を増幅する再生信号増幅回路7と、
該再生信号増幅回路7の出力からデータを抜き出すため
のデータ弁別回路8と、該データ弁別回路にクロックを
供給するPLL回路9と、データ弁別回路8の出力を復
調するデータ復調器10と、該データ復調器10の出力
を記憶するRAMなどの半導体メモリ11と、出力イン
ターフェース12とを備えている。
【0006】また、アドレス再生系には、再生信号を増
幅する再生信号増幅回路13と、該再生信号増幅回路1
3の出力からアドレス信号を抜き出すためのアドレス弁
別回路14と、該アドレス弁別回路14にクロックを供
給するPLL回路15と、アドレス復調器16とを備え
ている。さらに、サーボ系には、前記再生信号の低域を
増幅する再生信号増幅回路17と、該再生信号増幅回路
17の出力に基づいて前記光ピックアップ6のフォーカ
ス制御やトラッキング制御を行うサーボ回路18及び光
ピックアップ駆動回路19とを備えている。
【0007】前記光ディスク記録再生装置において、前
記変調器3から出力される電圧パルス列が前記レーザダ
イオード駆動回路4に入力され、該レーザダイオード駆
動回路4からの出力電流にて光ピックアップ6に組み込
まれたレーザダイオードを駆動し、レーザダイオードの
発光により生じたレーザ光出力にて記録データがスピン
ドルモータ21で回転される光ディスク22に記録され
る。
【0008】一方、再生時は、前記光ピックアップ6に
組み込まれたレーザダイオードから照射されたレーザ光
を受けて偏光面回転信号及びアドレス信号を検出する。
前記偏光面回転信号、つまり光ディスク22のデータ領
域に記録されたデータは再生信号増幅器7にて増幅され
た後、データの基本周期に同期させたクロックを前記P
LL回路9にて作り、該クロックは前記データ弁別回路
8へ送られる。そして、該クロックに基づいてデータ弁
別回路9にて抜き出された符号列をデータ復調器10に
てデータビット列に復調され、前記半導体メモリ11に
格納される。
【0009】一方、前記光ディスク22のアドレス領域
に反射光量の強弱として記録されたアドレス信号は再生
信号増幅器13にて増幅された後、アドレス信号の基本
周期に同期させたクロックを前記PLL回路15にて作
り、該クロックを前記アドレス弁別回路14へ送り、該
クロックに基づいて前記アドレス弁別回路14にて抜き
出されたアドレス信号はアドレス復調器16にてアドレ
スビット列に復調され、前記システムコントローラ20
へ送られる。
【0010】そして、前記半導体メモリ11に格納され
ていたデータビットは、前記システムコントローラ20
からの制御信号に基づいてアドレスに対応するデータビ
ットを出力インターフェース12を介して出力データと
して出力される。
【0011】前記光ディスク記録再生装置において、再
生、消去及び記録は、レーザ光出力にて制御され、通常
アドレス領域では常に再生光出力のみ、データ領域では
再生時は再生光出力、記録時は記録光出力、消去時は消
去光出力と変化させている。前記レーザ光出力を変化さ
せる際、レーザ光出力の設定は、レーザを発光させてレ
ーザ光をフォトダイオードなどで構成したレーザ光出力
検出回路にて検出して光電変換し、その出力電圧が設定
電圧になるようにフィードバックをかけるAPC回路を
前記レーザダイオード駆動回路4に設け、該APC回路
にて設定されたレーザ光出力で発光するように制御して
いる。
【0012】このAPC回路にてレーザ光出力を制御す
るために、ISO規格連続サーボ・トラッキング方式の
セクタ・フォーマットでは、図6の(A)に示すよう
に、1セクター内にデータを記録する前に、記録時光出
力を設定するためのテスト領域となるALPC(Auto L
aser Power Control)領域が、トラックIDとセクタI
Dをレーザ光の強弱で記録したアドレス領域とデータを
記録するデータ領域の間にあり、このALPC領域で記
録時のパルス発光でのピーク光出力を制御するようにし
ている。
【0013】後述するように、前記ALPC領域では、
図6の(D)に示すような記録データにより直流(記録
時パルスよりもパルス幅が長く直流とみなせる)点灯さ
せ、図6の(B)にレーザの発光波形として示す設定光
出力に達した時のレーザ駆動電圧を図6の(C)に示す
サンプルホールドパルスの立ち下がりでサンプルホール
ドし、このサンプルホールドした駆動電圧に基づいてデ
ータ領域でパルス発光させ、パルス発光での光出力がA
LPC領域での設定値になるように制御するものであ
る。
【0014】以下、従来の記録時のAPC回路を備えた
レーザ光出力制御回路を図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、APC回路を備えたレーザ光出力制
御回路は、レーザダイオードLDと、該レーザダイオー
ドLDの光出力を検出するフォトダイオードPDと、フ
ォトダイオードPDのアノード側に接続された抵抗Rに
て検出した電圧を増幅する増幅回路23回路と、該増幅
回路23からの出力電圧と記録時設定電圧とを比較する
比較回路24と、該比較回路24の出力電圧を1セクタ
毎にサンプルホールドするスイッチSW1を備えたサン
プルホールド回路25と、該サンプルホールド回路25
でのホールド電圧を電流に変換する電圧電流変換回路2
6及び記録データのパルス列にてオンオフするスイッチ
SW2からなるレーザ駆動回路27とを備えている。
【0015】このレーザ光出力制御回路において、前記
スイッチSW1及びSW2がオンして、光ピックアップ
がアドレス領域からセクタのアドレスデータを読み、こ
のセクタにデータが記録される時は、アドレス領域から
アドレスデータが読み出された後、図6の(A)に示す
セクタフォーマットのALPC領域タイミングで、前記
サンプルホールド回路25に図6の(C)に示すような
サンプルホールドパルスが供給される。
【0016】一方、前記フォトダイオードPDで得られ
たレーザダイオードLDの光出力に比例した電圧は、前
記増幅回路23にて増幅されて前記比較回路24に入力
され、レーザダイオードLDの光出力が記録時設定電圧
によって定められた最適の光出力となるように立ち上が
り、その時の前記比較回路24の出力電圧がサンプルホ
ールド回路25にて各セクター毎にホールドされる。こ
のホールド電圧が前記電圧電流変換回路26に供給さ
れ、記録データのパルス列によってオンオフされるスイ
ッチSW2からの駆動電流がレーザダイオードLDに供
給されて記録時のレーザ光出力が一定に保たれる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、記録時の
レーザダイオードLDの光出力の設定方法は、前記AL
PC領域で必要な記録時光出力にレーザ光を収束させ、
それをサンプルホールドされた光出力でデータ領域にお
いてパルス発光させている。ところで、前記レーザダイ
オードLDの駆動電流I−光出力Pの温度特性として、
図3に示すように微分効率ΔP/ΔI(以下、Cdと略
記する)、つまり傾きがレーザダイオードの周囲雰囲気
温度によって変化する。
【0018】例えば、ある所定の赤色レーザは、25℃
のときの微分効率Cdが0.63mW/mAであるのに
対し、50℃のときの微分効率Cdは0.55mW/m
Aとなり、12.7%も変化する。つまり、APC回路
により記録時のレーザ駆動電流Iが固定されると、前記
微分効率Cdの変化により光出力Pが12.7%も変化
することになる。
【0019】このような微分効率温度特性をレーザダイ
オードが有しているため、前記光出力制御回路におい
て、レーザダイオードLDの周囲雰囲気温度によって微
分効率Cdの変化が記録中に生じても、記録時光出力が
APC回路にて固定されていると、その変化に対して光
出力を補償することができない。そして、前記微分効率
の変化に起因する光出力の変化を、特に高密度記録を行
う場合は無視できず、記録データに誤りが発生する要因
となりかねない。
【0020】従来は、レーザダイオードを冷却して温度
上昇を抑え、温度変化などによる光出力を一定にしてい
たが、この温度上昇による補償は、レーザダイオード自
体の発熱による温度上昇を考慮したにすぎず、前記微分
効率Cdの変化によるレーザダイオードの光出力の温度
補償とは言いがたいものである。
【0021】本発明は、前記レーザダイオードLDの周
囲雰囲気温度が変化して前記微分効率Cdが変化して
も、レーザダイオードの光出力を一定に制御できるレー
ザ光出力制御回路を提供する点にある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ光出力制
御回路は、レーザダイオードの周囲雰囲気温度によるレ
ーザダイオードの微分効率の変化に応じてレーザダイオ
ード光出力を制御する。周囲雰囲気温度によりレーザダ
イオードの微分効率が変化しても、レーザダイオードの
光出力が一定になる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のレーザ光出力制御回路
は、記録時には記録データによりレーザ光出力検出回路
からの出力電圧が変化するので、ALPC領域で記録時
光出力よりも低い光出力が得られるように比較回路の設
定電圧を決めてAPCをかけ、サンプルホールドしたホ
ールド電圧に記録時の光出力の差分に対応する電圧(以
下、差分電圧という)を、レーザダイオードの周囲雰囲
気温度に応じて加えることにより記録時の光出力を設定
する。
【0024】以下、前記微分効率Cdの変化によるレー
ザダイオードの光出力の温度補償の原理を説明する。前
記温度特性を有する赤色レーザを例に挙げると、レーザ
ダイオードLDの周囲雰囲気温度が25℃のときの微分
効率Cdが0.63mW/mAであるのに対し、50℃
のときの微分効率Cdは0.55mW/mAである。こ
こでレーザの周囲雰囲気温度が25℃のときの20mW
の光出力P1を出すには31.7mAの駆動電流I(2
5℃)が必要になる。
【0025】ここで、レーザダイオードの周囲雰囲気温
度が変化して50℃になったときは、駆動電流I(50
℃)が31.7mAのままだと光出力Pは17.4mW
しか出力しない。そして、レーザダイオードの周囲雰囲
気温度が50℃に変化したときに、25℃と同じ光出力
を出すには、駆動電流I(50℃)が36.4mA必要
になることがわかる。
【0026】ここで、P=0.63*I(25℃) P=0.55*I(50℃) という関係があるので、 I(50℃)=(0.63/0.55)*I(25℃) I(50℃)=(0.63/0.55)*Y*V、 I(50℃)=(Cd(25℃)/Cd(50℃))Y
*V という関係が成り立つ。ここで、Yは後述する電圧電流
変換回路の変換効率、Vはレーザダイオードの駆動電圧
である。
【0027】つまり、微分効率の比Cd(25℃)/C
d(50℃)に基づいて温度特性の補償を行うことがで
きる。したがって、一例として25℃のときの駆動電圧
及び微分効率と、各温度における微分効率を求めておい
て、前記システムコントローラ20(図4)にその値の
テーブルを持たせるようにすれば良い。温度の間隔は使
用するレーザダイオードにより最適化する。
【0028】レーザダイオードの周囲雰囲気温度の変化
を検出するには、レーザダイオードの周囲雰囲気中に温
度センサを配置し、その出力をシステムコントローラが
監視して最適の差分電圧を電圧電流変換回路に供給すれ
ば良い。以下、図1を参照しながら本発明のレーザ光出
力制御回路を説明する。なお、図1において従来と変わ
らない構成要素には同一符号を付している。
【0029】図1に示すように、レーザ光出力制御回路
は、レーザダイオードLDと、レーザダイオードLDの
光出力を検出するフォトダイオードPDと、フォトダイ
オードPDのアノード側に接続された抵抗Rにて検出し
た電圧を増幅する増幅回路23と、該増幅回路23から
の出力電圧と設定電圧とを比較する比較回路24と、該
比較回路24の出力電圧を1セクタ毎にサンプルホール
ドするスイッチSW1を備えたサンプルホールド回路2
5と、加算回路28と、該加算回路28からの出力電圧
を前記変換効率Yで電流に変換してレーザダイオードを
駆動する電流ミラー回路などから構成される電圧電流変
換回路26及び記録データのパルス列でオンオフするス
イッチSW2から成るレーザダイオード駆動回路27
と、レーザダイオードLDの周囲雰囲気温度を検出する
レーザダイオード温度センサ29とを備えている。
【0030】さらに、システムコントローラ20からレ
ーザダイオードLDの周囲雰囲気温度に応じて供給され
る最適差分電圧ΔVを前記加算回路28に供給するスイ
ッチSW3を備えている。
【0031】以下、前記レーザ光出力制御回路の動作
を、図2に示すセクタフォーマット及びタイミングチャ
ートを参照しながら説明する。この動作説明に当たり、
前記加算回路28に入力される差分電圧ΔVをレーザダ
イオードLDの周囲雰囲気温度が上昇してプラス方向に
上げるほどレーザ光出力は大きくなり、また大きなレー
ザ光出力を前記レーザ光出力検出回路を構成するフォト
ダイオードPDが受けるほど大きな電流、つまり大きな
電圧を出力するものとする。さらに前記各スイッチSW
1〜SW3の切り替え制御、比較回路24における電圧
の設定、差分電圧ΔVの供給は、前記システムコントロ
ーラ20が行う。
【0032】まず、記録すべきセクタのアドレス領域に
てアドレスを検出した後、前記ALPC領域において、
前記サンプルホールド回路25のスイッチSW1及びレ
ーザダイオード駆動回路のスイッチSW2をオンすると
ともにスイッチSW3を差分電圧を入力しない側にへ切
り替える。
【0033】そして、前記比較回路24の前記設定電圧
より前記増幅回路23の出力電圧が低ければ、前記加算
器28の出力電圧を上げるようにAPCループが働く。
逆に、前記設定電圧よりも前記増幅回路23の出力電圧
が高ければ、前記加算器28の出力電圧を下げるように
APCループが働く。
【0034】そして、ALPC領域から出る直前に図2
の(C)に示すサンプルホールドパルスをローレベルに
して、サンプルホールド回路25のスイッチSW1をオ
フし、サンプルホールドすると同時に前記スイッチSW
3を差分電圧入力側へ切り替える。この時、前記スイッ
チSW3の切り替え制御パルスとして前記サンプルホー
ルドパルスを利用することができる。
【0035】ここで、ALPC領域にて設定されたホー
ルド電圧をVhとすると、Vhに対して前記レーザダイ
オード温度センサ29にて検出されたレーザダイオード
の周囲雰囲気温度の微分効率温度特性に応じた差分電圧
ΔVがシステムコントローラ20からスイッチSW3を
通して加算回路28へ供給され、該加算回路28の出力
電圧はVh+ΔVとなってレーザ駆動回路27の電圧電
流変換回路26に入力される。該電圧電流変換回路26
にて電流に変換された駆動電流は、図2の(D)に示す
記録データに基づいてスイッチSW2にてスイッチング
され、パルス列となってレーザダイオードLDに供給さ
れ、前記差分電圧ΔV分に応じた光出力にてパルス発光
を行う。
【0036】図2の(B)のレーザ発光波形が示すよう
に、ALPC領域では光出力を記録時よりも小さいX
(mW)に収束させ、サンプルホールド後にY(mW)
の微分効率温度特性に応じた差分電圧ΔVを加えること
により記録時ピーク光出力(X+Y)で発光するように
レーザダイオードLDが制御される。
【0037】前記比較回路24に加えられる設定電圧と
して、前記ALPC領域で前記レーザダイオードLDに
流すバイアス電流にAPCがかかるように設定し、記録
時にレーザダイオードの周囲雰囲気温度による微分効率
の変化に応じた差分電圧を供給するようにしても良い。
【0038】前記実施の形態では、光ディスクにデータ
を記録する例で説明したが、前記実施の形態からサンプ
ルホールド回路を省略して、前記バイアス電流にAPC
がかかるように比較回路に基準電圧としてバイアス電流
設定電圧を加え、バイアス電流によるレーザダイオード
光出力にレーザダイオードのピーク光出力との差分の光
出力を加算してレーザダイオードのピーク光出力を得る
ようにすると、汎用性が広がり、データの光通信に利用
することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明のレーザ光出力制御回路によれ
ば、レーザダイオードの微分効率がレーザダイオードの
周囲雰囲気温度により変化しても、レーザダイオードの
光出力を一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ光出力制御回路の構成図であ
る。
【図2】本発明のレーザ光出力制御回路の動作の説明図
である。
【図3】レーザダイオードの微分効率温度特性の一例を
示す図である。
【図4】光ディスク記録再生装置のブロック構成図であ
る。
【図5】従来のレーザ光出力制御回路の構成図である。
【図6】従来のレーザ光出力制御回路の動作の説明図で
ある。
【符号の説明】
LD・・レーザダイオード PD・・フォトダイオード
24・・比較回路 25・・サンプルホールド回路 26・・電圧電流変換
回路 27・・レーザ駆動回路 28・・加算回路 2
9・・レーザダイオード温度センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオードと、レーザダイオード
    駆動回路と、前記レーザダイオードの光出力を検出する
    レーザ光出力検出回路と該レーザ光出力検出回路からの
    出力とレーザダイオード光出力の設定値とを比較する比
    較回路とから成り、該比較回路からの出力に基づいて前
    記レーザダイオード駆動回路の出力を制御するAPC回
    路とを備え、 前記比較回路からの出力に基づいて前記レーザダイオー
    ドの光出力を制御するレーザ光出力制御回路において、 前記レーザダイオードの周囲雰囲気温度によるレーザダ
    イオードの微分効率の変化に応じて、前記比較回路にて
    設定したレーザダイオード光出力にレーザダイオードピ
    ーク光出力との差分を加算してレーザダイオード光出力
    を得ることを特徴とするレーザ光出力制御回路。
  2. 【請求項2】 前記レーザダイオードの周囲雰囲気温度
    を検出するレーザダイオード温度センサを備えることを
    特徴とする請求項1のレーザ光出力制御回路。
  3. 【請求項3】 前記設定値は、レーザダイオードにバイ
    アス電流を流すための設定値であることを特徴とする請
    求項1のレーザ光出力制御回路。
  4. 【請求項4】 レーザダイオードと、レーザダイオード
    駆動回路と、前記レーザダイオードの光出力を検出する
    レーザ光出力検出回路と該レーザ光出力検出回路からの
    出力とレーザダイオード光出力の設定値とを比較する比
    較回路と該比較回路の出力をサンプルホールドするサン
    プルホールド回路とから成り、該サンプルホールド回路
    からの出力に基づいて前記レーザダイオード駆動回路の
    出力を制御するAPC回路とを備え、 前記サンプルホールド回路が前記設定値をホールドする
    テスト領域を設けた光ディスクの前記テスト領域でホー
    ルドした値に基づいて前記レーザダイオードの記録時の
    光出力を制御するレーザ光出力制御回路において、 前記テスト領域において前記レーザダイオード光出力を
    記録時のレーザダイオード光出力よりも低く設定し、 前記レーザダイオードの周囲雰囲気温度によるレーザダ
    イオードの微分効率の変化に応じて、前記テスト領域で
    設定したレーザダイオード光出力に記録時のレーザダイ
    オード光出力との差分を加算して記録時のレーザダイオ
    ード光出力を得ることを特徴とするレーザ光出力制御回
    路。
  5. 【請求項5】 前記レーザダイオードの周囲雰囲気温度
    を検出するレーザダイオード温度センサを備えることを
    特徴とする請求項4のレーザ光出力制御回路。
  6. 【請求項6】 前記設定値は、レーザダイオードにバイ
    アス電流を流すための設定値であることを特徴とする請
    求項4のレーザ光出力制御回路。
JP8166899A 1996-06-06 1996-06-06 レーザ光出力制御回路 Abandoned JPH09326522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8166899A JPH09326522A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 レーザ光出力制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8166899A JPH09326522A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 レーザ光出力制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09326522A true JPH09326522A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15839702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8166899A Abandoned JPH09326522A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 レーザ光出力制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09326522A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290261B1 (ko) * 1999-03-12 2001-05-15 권문구 온도감지수단을 이용한 레이저 다이오드 구동회로의 변조전류 제어회로
US6738339B2 (en) 2000-02-03 2004-05-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser diode driver, method of driving the laser diode driver, and method of initializing an optical recording and reproducing apparatus
US7778294B2 (en) 2006-06-14 2010-08-17 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and information recording method
US7792167B2 (en) 2007-12-21 2010-09-07 Fujitsu Limited Light source driving apparatus and light source driving method

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290261B1 (ko) * 1999-03-12 2001-05-15 권문구 온도감지수단을 이용한 레이저 다이오드 구동회로의 변조전류 제어회로
US6738339B2 (en) 2000-02-03 2004-05-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser diode driver, method of driving the laser diode driver, and method of initializing an optical recording and reproducing apparatus
US7075882B2 (en) 2000-02-03 2006-07-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser diode driver, method of driving the laser diode driver, and method of initializing an optical recording and reproducing apparatus
US7133345B2 (en) 2000-02-03 2006-11-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser diode driver, method of driving the laser diode driver, and method of initializing an optical recording and reproducing apparatus
US7542400B2 (en) 2000-02-03 2009-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser diode driver, method of driving the laser diode driver, and method of initializing an optical recording and reproducing apparatus
US7778294B2 (en) 2006-06-14 2010-08-17 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and information recording method
US8325772B2 (en) 2006-06-14 2012-12-04 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and information recording method
US7792167B2 (en) 2007-12-21 2010-09-07 Fujitsu Limited Light source driving apparatus and light source driving method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6683836B2 (en) Laser control device
US5029155A (en) Optical information recording/reproducing apparatus in which recording power is set prior to recording
JP2000216470A (ja) レ―ザ駆動装置および光ディスク記録再生装置
US6731584B1 (en) Optical information reproducing apparatus and method of setting the quantity of light in optical information reproducing apparatus
KR0167635B1 (ko) 복수의 레이저 빔 강도 제어 방법 및 장치
KR100352418B1 (ko) 광 디스크 장치
US6787748B2 (en) High speed sampling circuit
KR100235331B1 (ko) 최적 기록파워 제어를 위한 광 기록재생 장치
JPH09326522A (ja) レーザ光出力制御回路
JP3613161B2 (ja) 光ディスク記録再生装置のレーザ出力制御装置及び方法
JPH0963093A (ja) レーザ光出力制御回路
US7109462B2 (en) Light beam output control apparatus, optical pickup apparatus, light beam emission control method and computer-readable recorded medium in which light beam emission control program is recorded
JPH0656669B2 (ja) 半導体レ−ザ駆動回路
JPH09306011A (ja) レーザ光出力制御回路
US6754156B2 (en) Recording apparatus for use with optical recording medium and method thereof
JP2994851B2 (ja) レーザー駆動回路
JP3930233B2 (ja) 光情報記録装置
JPH09115167A (ja) レーザ光出力制御回路
JPH0294130A (ja) Apc駆動回路
JPH0636501Y2 (ja) 記録可能な光ディスクの記録再生装置
JP3791101B2 (ja) 記録再生装置及び記録方法
JPH10134352A (ja) 光ディスク装置
KR100246480B1 (ko) 레이저 다이오드 드라이버의 구동장치
JPH0298830A (ja) Apc駆動回路
JPH08241545A (ja) レーザ光出力制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050627