JPH0636501Y2 - 記録可能な光ディスクの記録再生装置 - Google Patents

記録可能な光ディスクの記録再生装置

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JPH0636501Y2
JPH0636501Y2 JP1984072307U JP7230784U JPH0636501Y2 JP H0636501 Y2 JPH0636501 Y2 JP H0636501Y2 JP 1984072307 U JP1984072307 U JP 1984072307U JP 7230784 U JP7230784 U JP 7230784U JP H0636501 Y2 JPH0636501 Y2 JP H0636501Y2
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recording
capacitor
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signal
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は記録可能な光ディスクの記録再生装置、特に、
アドレス情報が記録された領域とこのアドレス情報が記
録された領域に続く記録領域とが交互に配されてなる情
報の記録が可能な光ディスクに対して単一の半導体レー
ザから主射されるレーザ光を照射し、上記光ディスクに
記録されたアドレス情報の読み出しに連続して情報の記
録及び/又は再生を行う記録可能な光ディスクの記録再
生装置に関するものである。そして、記録信号その他ノ
イズに不必要に応答するのを防止することができると共
に記録モードと再生モードとの間のモード切換に際して
記録再生用光源である半導体レーザの発生光量の切換を
迅速に行うことができる新規な記録可能な光ディスクの
記録再生装置を提供しようとするものである。
背景技術 記録可能な光ディスクの記録再生装置は、DRAWと称され
る一回記録タイプのものであるか光磁気記録による書き
換えの可能なタイプのものであるかを問わず光源として
半導体レーザが用いられている。そして、半導体レーザ
は第4図に示すようにその電流・出力特性が温度依存性
を有しており、温度によって光出力が変動する。従っ
て、光ディスク装置に光源として用いる半導体レーザは
それに一定の直流電流を供給するという単純な方法では
駆動することができず、一般に半導体レーザに近接して
光検出用PINダイオードを配置し、該PINダイオードによ
って検出された光出力のレベルに従って光出力レベルを
一定に保つ半導体レーザ駆動回路によって半導体レーザ
を駆動するようにされている。第5図は従来の記録可能
な光ディスクの記録再生装置の半導体レーザ駆動回路の
一例を示すものである。
同図において、LDは半導体レーザ(レーザダイオード)
で、そのアノードが接地され、カソードがコンデンサC1
及び抵抗R1を介して記録信号入力端子に接続されてい
る。又、半導体レーザLDのカソードは抵抗R2を介してPN
P型の駆動トランジスタQのコレクタに接続されてい
る。該トランジスタQのエミッタはマイナス電圧−Vaを
受けるマイナス電源端子と接続されている。
PDはPINダイオードで、半導体レーザLDと同一のパッケ
ージに収納されて半導体レーザLDの光出力を検出するも
のであり、逆方向バイアスを受けて動作する。そのカソ
ードは接地され、そのアノードは抵抗R3を介しマイナス
電源端子に接続されている。該マイナス電源端子にはマ
イナス電圧−Vbが印加されている。A1は抵抗R3の端子電
圧を増幅するオペレーショナルアンプであり、その反転
入力端子は抵抗R4を介して抵抗R3とマイナス電源端子と
の接続点に接続され、非反転入力端子は抵抗R5を介して
抵抗R3とPINダイオードPDとの接続点に接続されると共
に抵抗R6を介して接地されている。R7はオペレーショナ
ルアンプA1の出力端子と反転入力端子との間に接続され
た負帰還用の抵抗である。
しかして、PINダイオードPDに半導体レーザLDの光出力
に応じた光電流Ipが流れると、抵抗R3により電圧降下が
生じ、それがオペレーショナルアンプA1によって増幅さ
れるので、該オペレーショナルアンプA1の出力端子は半
導体レーザLDの光出力に対応したレベルとなる。
A2はオペレーショナルアンプA1の出力電圧を増幅するオ
ペレーショナルアンプで、オペレーショナルアンプA1の
出力電圧を抵抗R8を介して反転入力端子に受け、非反転
入力端子は抵抗R9を介して接地されており、そして、反
転入力端子と出力端子との間には互いに並列に接続され
てローパスフィルタLPFを構成する抵抗R10及びコンデン
サC2が接続されている。該オペレーショナルアンプA2の
出力端子は抵抗R11を介して前記駆動トランジスタQの
ベースに接続されている。該トランジスタQのエミッタ
はマイナス電圧−Vaが印加されるマイナス電源端子に接
続されており、コレクタは抵抗R2を介して半導体レーザ
LDのカソードに接続されていることは前述のとおりであ
る。
R12は一端がオペレーショナルアンプA2の反転入力端子
に接続された抵抗で、他端に光出力切換電圧−Vpswを受
ける。該光出力切換電圧−Vpswは半導体レーザLDの光出
力レベルを切換えるためのものであり、記録可能な光デ
ィスク記録再生装置が再生モードの時は光出力レベルを
低くし、記録モードの時は光出力レベルを高くする必要
があるのでオペレーショナルアンプA2の反転入力端子に
負の光出力切換電圧−Vpswを印加し、そのレベルを切換
えることにより半導体レーザLDの駆動電流I1dを切換
え、それによって半導体レーザLDの光出力レベルを切換
えるのである。
この半導体レーザ駆動回路の動作を説明すると次のとお
りである。負のあるレベルの光出力切換電圧−Vpswをオ
ペレーショナルアンプA2の反転入力端子に加えると該オ
ペレーショナルアンプA2の出力電圧が正になり、トラン
ジスタQがオンする。すると、半導体レーザLDに駆動電
流I1dが流れ、その駆動電流I1dが半導体レーザLDのしき
い値電流Ithを越えると半導体レーザLDが発光する。半
導体レーザLDの光出力はPINダイオードPDによって検知
され、抵抗R3、オペレーションアンプA1によって電圧に
変換されてオペレーショナルアンプA2の反転入力端子に
印加される。しかして、この半導体レーザ駆動回路は、
駆動トランジスタQを介して半導体レーザLDを駆動する
オペレーショナルアンプA2に半導体レーザLDの光出力を
負帰還するものであり、自動制御工学でいう閉ループの
光量制御系が構成される。従って、半導体レーザLDの光
出力が弱すぎる場合にはオペレーショナルアンプA2の出
力電圧が高められるので半導体レーザLDの駆動電流I1d
が大きくなり、延いては半導体レーザLDの光出力が強め
られ、光出力が強すぎる場合にはオペレーショナルアン
プA2の出力電圧が低められるので半導体レーザLDの駆動
電流が小さくなり、延いては半導体レーザLDの光出力が
弱められる。依って、半導体レーザLDの光出力が一定に
保たれる。
そして、光出力切換電圧−Vpswのレベルを切換えること
により半導体レーザLDの光出力レベルを切換えることが
できる。具体的には光出力切換電圧−Vpswのレベルを低
くすることによって光出力のレベルを大きくすることが
できる。従って、再生モードのときは光出力切換電圧−
Vpswのレベルを高くし、記録モードのときは光出力切換
電圧−Vpswのレベルを低くすれば良い。
又、記録モードのときは記録信号Srecが半導体レーザLD
のカソードに印加され、半導体レーザLDの駆動電流I1d
が記録信号Srecにより変調される。従って、半導体レー
ザLDの光出力が記録信号Srecにより変調されることにな
る。
ところで、このような半導体レーザ駆動回路は光量制御
系の周波数帯域が低くなるように設定されており、抵抗
R10及びコンデンサC2からなるローパスフィルタLPFはそ
の周波数帯域を低くするために設けたものであり、例え
ば、そのコンデンサC2の容量を大きくしてローパスフィ
ルタLPFの時定数を大きくすることにより周波数帯域を
狭めることができる。このようにするのは、第1に、半
導体レーザ駆動回路の光量制御系が記録信号Srecに応答
するのを防止するためである。即ち、記録モードのとき
は記録信号Srecによって半導体レーザLDの光出力が変調
されるので当然にPINダイオードPDの検知信号も記録信
号Srecによって変動する。そこで上記ローパスフィルタ
LPFを設けて光量制御系の周波数帯域を低くして、換言
すれば応答性を低下させて駆動トランジスタQから供給
され記録信号Srecによる変調に供されるところの駆動電
流I1dが記録信号Srecにより変動するのを防止するので
ある。
第2の理由は、半導体レーザLDから投射されたレーザ光
の一部が半導体レーザLDあるいはPINダイオードPDに帰
還することによって生じる半導体レーザLDの駆動電流I1
dの変動を防止するためである。というのは、半導体レ
ーザLDから投射されたレーザ光はその一部が光学式ディ
スク装置のピックアップを構成するビームスプリッタ、
コリメートレンズ等の光学素子に反射され、半導体レー
ザLDに帰還してその光出力が変動したりあるいはPINダ
イオードPDに入射したりし、その結果、PINダイオードP
Dの検出信号も変動し、半導体レーザLDの駆動電流I1dの
変動の原因となる。特に、無偏光光学系の場合には光デ
ィスクにて反射された戻り光がかなりの量半導体レーザ
LDに帰還するのでその戻り光による影響を受けないよう
にすることが必要である。
背景技術の問題点 ところで、上述したように、半導体レーザ駆動回路の周
波数帯域を低くした場合には記録モードから再生モード
へ、再生モードから記録モードへのモード切換を迅速に
行うことができなくなるという問題がある。というの
は、モード切換に際して半導体レーザLDの光出力のレベ
ルを切換えなければならないが、その切換は、前述のよ
うに、オペレーショナルアンプA2の反転入力端子に抵抗
R12を介して加える光出力切換電圧−Vpswのレベルを変
えることによって行う。そして、光量制御系の周波数帯
域は上述したように低帯域にされているので当然に光出
力切換電圧−Vpswのレベルを切換えた後半導体レーザLD
の光出力のレベルが所定の値に切換わるまでに長い時間
がかかってしまうのである。そして、そのことは記録可
能な光ディスク装置においては無視できないものであ
る。というのは一般に情報を記録しようとする光ディス
クは扇状の複数の記録用領域と、隣接する記録用領域間
に位置されたアドレス等記録領域とが設けられている。
そして、該アドレス等記録領域には予めアドレス等が記
録され、そこに記録されたアドレス等の情報を読み出し
たうえで記録用領域の指定されたアドレスに情報を記録
するようにされている。
従って、高速で回転される光ディスクに記録をするとき
は再生モードから記録モードへ、記録モードから再生モ
ードへというモード切換を頻繁に繰返す必要があり、そ
のモード切換に応じて半導体レーザLDの光出力のレベル
を迅速に切換えることができないことは、結局、高速で
回転するディスクの各記録用領域の幅を狭くせざるを得
ないことにつながる。
考案の目的 しかして、本考案は、記録信号その他ノイズに不必要に
応答するのを防止することができると共に記録モードと
再生モードとの間のモード切換に際しての半導体レーザ
の発生光量の切換を迅速に行うことのできる新規な記録
可能な光ディスクの記録再生装置を提供しようとするも
のである。
考案の概要 上記目的を達成するため本考案は、アドレス情報が記録
された領域とこのアドレス情報が記録された領域に続く
記録領域とが交互に配されてなる情報の記録が可能な光
ディスクに対して単一の半導体レーザから出射されるレ
ーザ光を照射し、上記光ディスクに記録されたアドレス
情報の読み出しに連続して情報の記録及び/又は再生を
行う記録可能な光ディスクの記録再生装置であって、上
記半導体レーザから出射されるレーザ光を受光するフォ
トダイオードと、第1のコンデンサ、該コンデンサの静
電容量よりも十分大きい静電容量を有しこの第1のコン
デンサに対し並列に接続された第2のコンデンサ、これ
ら第1及び第2のコンデンサに対して並列に接続された
抵抗とを有するローパスフィルタ及び上記第1のコンデ
ンサに対して第2のコンデンサの接続を開放すべく上記
第1のコンデンサと上記第2のコンデンサとの間に配さ
れたスイッチ回路を有し、上記フォトダイオードからの
出力信号に基づいて上記半導体レーザから出射されるレ
ーザ光の光量が一定となるように上記半導体レーザを駆
動する半導体レーザ駆動回路と、記録信号に基づく駆動
信号を上記半導体レーザに供給する記録回路と、記録及
び再生の各々のモードで上記半導体レーザから出射され
る光量の出力レベルを設定するための信号を上記半導体
レーザ駆動回路に供給する出力レベル設定部と、記録及
び再生の各モードに基づいて上記出力レベル設定部から
上記半導体レーザ駆動回路に供給される信号を選択的に
切り換えるように上記出力レベル設定部を制御するとと
もに、記録再生間の各モードの切り換え時に上記スイッ
チ回路を開放するように制御するコントローラと、を備
えてなることを特徴とする。
実施例 以下に、本考案記録可能な光ディスクの記録再生装置を
添付図面に示した実施例に従って詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本考案記録可能な光ディスクの記録
再生装置の実施の一例を説明するためのものであり、第
1図はその回路構成を示すものである。
同図において、1は光ディスク装置全体を制御するシス
テム制御器(コントローラ)で、マイクロコンピュータ
からなる。2は光ディスク装置の操作部で操作キー等が
操作されると操作内容を示す信号をシステム制御器1へ
送出する。3は光ディスクに記録されている情報を図示
しないピックアップを通して読み出すデータ読み出し回
路で、該データ読み出し回路3による読み出しには、デ
ィスプレイ、プリンタ等の再生部4に再生させるデータ
の読み出しと、記録に際して必要となるアドレス等のデ
ータの読み出しとがある。後者の読み出しは光ディスク
に情報を記録する動作中における再生モード時に行われ
る。
5は記録回路で、データ入力部6から入力されたデータ
をシステム制御器1を通して受け、後述する半導体レー
ザが発生するレーザ光を変調する記録信号Srecを後述す
る半導体レーザ駆動回路に送出する。7は光量切換電圧
発生回路で、システム制御器1の指令に基づいて負の光
出力切換電圧−Vpswを発生する。具体的には、再生モー
ドのときは絶対値の小さな(高いレベルの)光出力切換
電圧−Vpswを発生し、記録モードのときは絶対値の大き
な(低いレベルの)光出力切換電圧−Vpswを発生する。
8は半導体レーザ駆動回路であり、第5図に示すところ
の従来の記録可能な光ディスクの記録再生装置の半導体
レーザ駆動回路とは、コンデンサC3(第2のコンデン
サ)及びスイッチ回路SWを備えているという点で異なっ
ているがその他の点では共通している。従って、半導体
レーザ駆動回路8のうち第5図に示した回路と同様の部
分には第5図において付したと同じ符号を付し、そして
回路構成の説明にあたり、その共通する部分の説明を省
略する。
第5図に示す半導体レーザ駆動回路にも存在しているコ
ンデンサC2は本明細書の実用新案登録請求の範囲でいう
第1のコンデンサに相当し、コンデンサC3は実用新案登
録請求の範囲でいう第2のコンデンサに相当するが、そ
の第2のコンデンサC3はその一端がオペレーショナルア
ンプA2の出力端子に接続され、他端がスイッチ回路SWの
共通端子に接続されている。又、スイッチ回路SWの常閉
端子はオペレーショナルアンプA2の反転入力端子に接続
され、常開端子は接地されている。そして、該スイッチ
回路SWはシステム制御器1からの時定数切換信号Stcに
よってスイッチングされる。そして、第1のコンデンサ
C2が比較的小さな容量を有するのに対して、第2のコン
デンサC3の容量が第1のコンデンサC2の例えば100倍程
度の大きな値にされており、通常時はスイッチ回路SWを
介してコンデンサC3がコンデンサC2に並列に接続された
状態であるのでオペレーショナルアンプA2の出力端子と
反転入力端子との間に設けられたローパスフィルタLPF
の時定数が大きい。
そして、スイッチ回路SWが時定数切換信号Stcによって
共通端子と常開端子とが接続された状態に切換わると第
2のコンデンサC3がオペレーショナルアンプA2の反転入
力端子から切り離され、接地された状態になる。従っ
て、このときは大きな容量を持つ第2のコンデンサC3が
ローパスフィルタLPFを構成しない状態になるのでその
ローパスフィルタLPFの時定数は小さくなる。又、第2
のコンデンサC3はその一端がオペレーショナルアンプA2
の出力端子に常に接続されており、そして、他端がスイ
ッチ回路SWを介して接地された状態になるので必要な充
放電がその時為される。
そして、ローパスフィルタLPFの時定数は半導体レーザ
駆動回路8の光量制御系の周波数特性を概ね決定し、ロ
ーパスフィルタLPFの時定数が大きいとき、即ち、第2
のコンデンサC3がそのローパスフィルタLPFの一部を成
しているときは周波数特性が第2図で実線で示すように
なる。その逆に、時定数が小さいとき、即ち、第2のコ
ンデンサC3がローパスフィルタLPFから切離された状態
にあるときは周波数特定が第2図で破線で示すようにな
る。同図は横軸に周波数をとり、縦軸に系のゲインをと
る。
第3図は半導体レーザ駆動回路8の動作を説明するため
のタイミングチャートであり、これに従って半導体レー
ザ駆動回路の動作説明をする。
(1)再生モード時は負の光出力切換電圧−Vpswは高い
レベル(絶対値が小さい)状態にあり、従って、半導体
レーザLDの駆動電流I1dは低い再生レベルとなってい
る。勿論、再生モード時は、記録信号Srecが発生してい
ないので駆動電流I1dが記録信号Srecによって変調され
ることはない。又、スイッチ回路SWをスイッチングする
時定数切換信号Stcは「ロウ」を保つのでコンデンサC3
がローパスフィルタLPFの一部を成す状態になってお
り、光量調整系の周波数特性は第2図において実線で示
す特性になっている。
(2)再生モードから記録モードに切換えるとき(時点
t1)、システム制御器1からその旨の切換指令が光量切
換電圧発生回路7へ伝送され、該光量切換電圧発生回路
7は発生している光出力切換電圧−Vpswのレベルを低く
にする(絶対値を大きくする)。従って、半導体レーザ
LD、抵抗R2及び駆動トランジスタQに流れる駆動電流I1
dは低い再生時レベルからそれよりも相当に高い記録レ
ベルまで上昇しようとする状態になる。
ところで、再生モードから記録モードに切換えるときに
は光出力切換電圧−Vpswのレベルが切換わると共にシス
テム制御器1からスイッチ回路SWに時定数切換信号Stc
が伝送され、スイッチ回路SWの共通端子が常開端子に接
続された状態になる。従って、ローパスフィルタLPFの
時定数は小さい値になり、光量制御系の周波数特性が第
2図に破線で示す状態となり、応答性が高くなるので、
駆動電流I1dが低い再生時レベルから記録レベルへの電
流の上昇はきわめて迅速に行なわれる。そして、記録レ
ベルに達した後時定数切換信号Stcが立ち下る。その時
点をt2とする。その結果、光量制御系の周波数特性は第
2図において実線で示すようになり、応答性が低くな
る。
そして、その後直ちに記録回路5から半導体レーザ駆動
回路8への記録信号Srecへの伝送が開始される。その結
果、光量制御系から半導体レーザLDに供給される記録レ
ベルの駆動電流I1dが記録信号Srecによって変調される
ことになる。従って、半導体レーザLDから発生するレー
ザ光が記録信号Srecによって変調され強い光になったり
弱い光になったりする。
ところで、半導体レーザLDから発生するレーザ光の光量
が変化すると当然にPINダイオードPDに流れる光電流Ip
も記録信号Srecに応じて変化するし、又、それ以外の戻
り光の帰還等によっても変化するが、ローパスフィルタ
LPFの時定数が大きく、周波数特性が第2図において実
線で示す特性になっており、高い周波数成分のノイズに
は応答し得ないので、記録信号Srec等に影響されて光量
制御系から供給される駆動電流I1dのレベル(記録レベ
ル)が変動することはない。
(3)記録モードから再生モードへモードが切換わると
き(時点t3)、記録回路5の記録信号Srecの出力が停止
されると共に光出力切換電圧−Vpswのレベルが高くされ
駆動電流I1dが再生レベルまで低められようとする。そ
して、そのモード切換と同時に時定数切換信号Stcが入
力されるので、ローパスフィルタLPFの時定数が小さく
され、光量制御系の周波数特性が第2図の破線で示す状
態となり、応答性が高くなる。従って、駆動電流I1dの
記録レベルから再生レベルへの低下速度が非常に速くな
り、駆動電流I1dは迅速に再生レベルに達する。
(4)駆動電流I1dが再生レベルにまで低下するとその
後時定数切換信号Stcが立ち下り、光量制御系の周波数
特性が第2図において実線で示す特性に戻る。従って、
再生時において発生するノイズによる駆動電流I1dの変
動も防止もできる。
上述した動作は記録動作中繰り返えされる。そして、再
生モードから記録モードへ、記録モードから再生モード
への各モード切換が行なわれる毎に、その切換期間中に
おける光量制御系の応答性が高められるので、モード切
換に際しての駆動電流I1dの切換が迅速に行われる。そ
して、そのモード切換のとき以外のときは光量制御系の
応答性が低くなるので記録モード中あるいは再生モード
中に発生する各種のノイズ等による駆動電流I1dの変動
を防止することができる。
考案の効果 以上に述べたように、本考案記録可能な光ディスクの記
録再生装置は、アドレス情報が記録された領域とこのア
ドレス情報が記録された領域に続く記録領域とが交互に
配されてなる情報の記録が可能な光ディスクに対して単
一の半導体レーザから主射されるレーザ光を照射し、上
記光ディスクに記録されたアドレス情報の読み出しに連
続して情報の記録及び/又は再生を行う記録可能な光デ
ィスクの記録再生装置であって、上記半導体レーザから
出射されるレーザ光を受光するフォトダイオードと、第
1のコンデンサ、該コンデンサの静電容量よりも十分大
きい静電容量を有しこの第1のコンデンサに対し並列に
接続された第2のコンデンサ、これら第1及び第2のコ
ンデンサに対して並列に接続された抵抗とを有するロー
パスフィルタ及び上記第1のコンデンサに対して第2の
コンデンサの接続を開放すべく上記第1のコンデンサと
上記第2のコンデンサとの間に配されたスイッチ回路を
有し、上記フォトダイオードからの出力信号に基づいて
上記半導体レーザから出射されるレーザ光の光量が一定
となるように上記半導体レーザを駆動する半導体レーザ
駆動回路と、記録信号に基づく駆動信号を上記半導体レ
ーザに供給する記録回路と、記録及び再生の各々のモー
ドで上記半導体レーザから出射される光量の出力レベル
を設定するための信号を上記半導体レーザ駆動回路に供
給する出力レベル設定部と、記録及び再生の各モードに
基づいて上記出力レベル設定部から上記半導体レーザ駆
動回路に供給される信号を選択的に切り換えるように上
記出力レベル設定部を制御するとともに、記録再生間の
各モードの切り換え時に上記スイッチ回路を開放するよ
うに制御するコントローラと、を備えてなることを特徴
とするものである。
従って、本考案記録可能な光ディスクの記録再生装置に
よれば、記録信号その他ノイズに不必要に応答するのを
防止することができると共に記録モードと再生モードと
の間のモード切換に際しての光出力の切換を迅速に行う
ことができる。
依って、光ディスクの情報を記録する領域を有効に活用
することができ、光ディスクの情報を記録する領域が狭
くなってしまうというような従来の問題を回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案記録可能な光ディスクの記録
再生装置の実施の一例を説明するためのもので、第1図
は回路構成図、第2図は半導体レーザ駆動回路の周波数
特性図、第3図は半導体レーザ駆動回路の動作を説明す
るタイミングチャート、第4図は半導体レーザの駆動電
流・光出力特性の温度依存性を示す特性図、第5図は従
来の記録可能な光ディスクの記録再生装置の半導体レー
ザ駆動回路の一例を示す回路図である。 符号の説明 LD……半導体レーザ、 PD……フォトダイオード、 SW……スイッチ回路、 C2……第1のコンデンサ、 C3……第2のコンデンサ、 R10……抵抗、 1……コントローラ、 5……記録回路、 7……出力レベル設定部(光量切り換え電圧発生部)、 8……半導体レーザ駆動回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレス情報が記録された領域とこのアド
    レス情報が記録された領域に続く記録領域とが交互に配
    されてなる情報の記録が可能な光ディスクに対して単一
    の半導体レーザから出射されるレーザ光を照射し、上記
    光ディスクに記録されたアドレス情報の読み出しに連続
    して情報の記録及び/又は再生を行う記録可能な光ディ
    スクの記録再生装置であって、 上記半導体レーザから出射されるレーザ光を受光するフ
    ォトダイオードと、 第1のコンデンサと、該コンデンサの静電容量よりも十
    分大きい静電容量を有しこの第1のコンデンサに対し並
    列に接続された第2のコンデンサと、これら第1及び第
    2のコンデンサに対して並列に接続された抵抗とを有す
    るローパスフィルタと、上記第1のコンデンサに対して
    第2のコンデンサの接続を開放すべく上記第1のコンデ
    ンサと上記第2のコンデンサとの間に配されたスイッチ
    回路とを有し、上記フォトダイオードからの出力信号に
    基づいて上記半導体レーザから出射されるレーザ光の光
    量が一定となるように上記半導体レーザを駆動する半導
    体レーザ駆動回路と、 記録信号に基づく駆動信号を上記半導体レーザに供給す
    る記録回路と、 記録及び再生の各々のモードで上記半導体レーザから出
    射される光量の出力レベルを設定するための信号を上記
    半導体レーザ駆動回路に供給する出力レベル設定部と、 記録及び再生の各モードに基づいて上記出力レベル設定
    部から上記半導体レーザ駆動回路に供給される信号を選
    択的に切り換えるように上記出力レベル設定部を制御す
    るとともに、記録再生間の各モードの切り換え時に上記
    スイッチ回路を開放するように制御するコントローラ
    と、 を備えてなることを特徴とする記録可能な光ディスクの
    記録再生装置
JP1984072307U 1984-05-17 1984-05-17 記録可能な光ディスクの記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0636501Y2 (ja)

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