JPH09324087A - ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物およびそれからなるブロー成形品 - Google Patents

ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物およびそれからなるブロー成形品

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JPH09324087A
JPH09324087A JP8141584A JP14158496A JPH09324087A JP H09324087 A JPH09324087 A JP H09324087A JP 8141584 A JP8141584 A JP 8141584A JP 14158496 A JP14158496 A JP 14158496A JP H09324087 A JPH09324087 A JP H09324087A
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JP
Japan
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weight
copolymer
parts
blow molding
resin composition
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Application number
JP8141584A
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English (en)
Inventor
Tousuke Hirata
東介 平田
Minoru Yasuda
稔 安田
Keiji Nakagawa
啓次 中川
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、自動車・2輪用大型中空樹脂
部品、住宅用大型中空樹脂部品、電気機器用大型中空樹
脂部品用樹脂材料として要求される耐衝撃性、光沢およ
びブロー成形加工性のバランスに優れたブロー成形用熱
可塑性樹脂組成物およびそれからなるブロー成形品の提
供にある。 【解決手段】特定の粒子径を有するゴム質重合体を含有
するゴム含有グラフト共重合体と特定の還元粘度を有す
るシアン化ビニル系共重合体および特定の組成および分
子量を有するメタクリル酸メチル系共重合体を特定割合
で組み合わせることを特徴とするブロー成形用熱可塑性
樹脂組成物およびそれからなるブロー成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐衝撃性、ブロー
成形加工性のバランスに優れかつ光沢に優れたブロー成
形用熱可塑性樹脂組成物およびそれからなるブロー成形
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体樹脂(ABS樹脂)は耐衝撃性、成形加工性
のバランスに優れ、射出成形用樹脂として広く使われて
いる。近年、ブロー成形によって大型中空樹脂製品を得
る技術が注目されており、ABS樹脂においてもブロー
成形に適した樹脂組成物が開発されている。しかし、大
型中空樹脂製品をブロー成形法により得るには、パリソ
ンのドローダウンを防止するために、樹脂組成物の溶融
粘度ひいては還元粘度を高くする必要があった。しか
し、ブロー成形法は成形圧力が射出成形法に比べて低い
ため、得られる成形品の光沢度が劣るという問題があ
る。そこで、特開平7−108534号公報のように、
加熱する手段と冷却する手段を備えたブロー成形用金型
が提案されている。しかし、このようなブロー成形用金
型は高価なばかりでなく、得られる成形品の光沢度は十
分なものとはいえなかった。
【0003】本発明はこのように光沢に優れたブロー成
形品を得るための耐衝撃性、ブロー成形加工性のバラン
スに優れかつ光沢に優れたブロー成形用熱可塑性樹脂組
成物に関するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記課
題を解決することを目的として鋭意検討した結果、特定
の粒子径を有するゴム質重合体を含有するゴム含有グラ
フト共重合体と特定の還元粘度を有するシアン化ビニル
系共重合体および特定の組成および分子量を有するメタ
クリル酸メチル系共重合体を特定割合で組み合わせるこ
とにより、耐衝撃性、ブロー成形加工性のバランスに優
れかつ光沢に優れたブロー成形用熱可塑性樹脂組成物お
よびそれからなるブロー成形品を見出し、本発明に到達
した。
【0005】
【発明が解決するための手段】すなわち本発明の目的
は、重量平均粒子径が0.1〜0.5μmであるゴム質
重合体(a)20〜80重量部の存在下にシアン化ビニ
ル系単量体(b)5〜50重量%、芳香族ビニル系単量
体(c)10〜90重量%および不飽和カルボン酸アル
キルエステル(d)0〜80重量%からなる単量体混合
物80〜20重量部を重合してなるゴム含有グラフト共
重合体(I)10〜50重量部、シアン化ビニル系単量
体(b)15〜55重量%および芳香族ビニル系単量体
(c)85〜45重量%からなり、還元粘度が0.2〜
0.8dl/gであるシアン化ビニル系共重合体(II)
10〜80重量部、メタクリル酸メチルの含有率が30
%以上でありかつ重量平均分子量が30万以上であるメ
タクリル酸メチル系共重合体(III)0.1〜10重量
部およびシアン化ビニル系単量体(b)5〜30重量
%,芳香族ビニル系単量体(c)75〜45重量%およ
びこれらと共重合可能な他のビニル系単量体(e)0〜
60重量%からなるビニル系共重合体(IV)0〜50重
量部からなり、ゴム含有グラフト共重合体(I)、シア
ン化ビニル系共重合体(II)、メタクリル酸メチル系共
重合体(III)およびビニル系共重合体(IV)の合計が
100重量部でありかつアセトン抽出成分の還元粘度が
0.3〜0.8dl/gであることを特徴とするブロー
成形用熱可塑性樹脂組成物およびそれからなるブロー成
形品によって達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるゴム含有グラフト
共重合体(I)に用いるゴム質重合体(a)としては,
ジエン系ゴム、アクリル系ゴム、エチレン系ゴムなどで
あり、具体例としては、ポリブタジエン、ポリ(ブタジ
エン−スチレン)、ポリ(ブタジエン−アクリロニトリ
ル)、ポリイソプレン、ポリ(ブタジエン−アクリル酸
ブチル)、ポリ(ブタジエン−アクリル酸メチル)、ポ
リ(ブタジエン−メタクリル酸メチル)、ポリ(アクリ
ル酸ブチル−メタクリル酸メチル)、ポリ(ブタジエン
−アクリル酸エチル)、エチレン−プロピレンラバー、
エチレン−プロピレン−ジエンラバー、ポリ(エチレン
−イソブチレン)、ポリ(エチレン−アクリル酸メチ
ル)などが挙げられる。これらのゴム質重合体は、1種
または2種以上の混合物で使用される。これらのゴム質
重合体のうち、ポリブタジエン、ポリ(ブタジエン−ス
チレン)、ポリ(ブタジエン−アクリロニトリル)、エ
チレン−プロピレンラバーが耐衝撃性の点で特に好まし
く用いられる。
【0007】本発明におけるゴム含有グラフト共重合体
(I)、シアン化ビニル系共重合体(II)およびビニル
系共重合体(IV)に用いるシアン化ビニル系単量体
(b)の具体例としてはアクリロニトリルおよびメタク
リロニトリルなどが挙げられ、1種または2種以上用い
ることができる。中でもアクリロニトリルが耐衝撃性の
点で特に好ましい。
【0008】本発明におけるゴム含有グラフト共重合体
(I)、シアン化ビニル系共重合体(II)およびビニル
系共重合体(IV)に用いる芳香族ビニル系単量体(c)
の具体例としては、スチレン,α−メチルスチレン,オ
ルソメチルスチレン,パラメチルスチレン,パラ−t−
ブチルスチレンおよびハロゲン化スチレンなどが挙げら
れ、1種または2種以上用いることができる。スチレ
ン,α−メチルスチレンが特に好ましく、さらに好まし
くはスチレンが良い。
【0009】本発明におけるゴム含有グラフト共重合体
(I)に用いる不飽和カルボン酸アルキルエステル
(d)とは、炭素数1〜6のアルキル基または置換アル
キル基を持つアクリル酸エステルおよび/またはメタク
リル酸エステルが好適であり、1種または2種以上を用
いることができる。具体的には、(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘ
キシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)
アクリル酸クロロメチルおよび(メタ)アクリル酸2−
クロロエチルなどが挙げられ、なかでも(メタ)アクリ
ル酸メチルが好ましく使用できる。
【0010】本発明におけるメタクリル酸メチル系共重
合体(III)とは、メチルメタクリレートと共重合可能
な他のビニル系単量体との共重合体であり、具体的に
は、メタクリル酸メチルを除く不飽和カルボン酸エステ
ルとメタクリル酸メチルとの共重合体などがあげられ、
中でもアクリル酸n−ブチル/メタクリル酸メチル共重
合体およびアクリル酸2−エチルヘキシル/メタクリル
酸メチル共重合体が好ましく用いられる。
【0011】本発明におけるビニル系共重合体(IV)に
用いる共重合可能な他のビニル系単量体(e)の具体例
としては、アクリル酸,メタクリル酸などの不飽和カル
ボン酸;アクリル酸メチル,メタクリル酸メチル,アク
リル酸ブチルなどの(メタ)アクリル酸エステル類;ア
クリルアミド,メタクリルアミド,N−メチルアクリル
アミドなどの(メタ)アクリルアミド類、マレイミド,
N−メチルマレイミド,N−フェニルマレイミドなどの
マレイミド類および無水マレイン酸、無水シトラコン
酸、無水アコニット酸などの不飽和カルボン酸無水物な
どを挙げることができ、なかでもメタクリル酸メチル、
N−フェニルマレイミドがブロー成形加工性の点で好ま
しい。
【0012】本発明におけるゴム含有グラフト共重合体
(I)におけるゴム質重合体(a)の重量平均粒子径は
0.1〜0.5μmであることが必要であり、特に0.
15〜0.4μmの範囲にあることが好ましい。ここ
で、0.1μm未満であると得られるブロー成形用熱可
塑性樹脂組成物の衝撃強度が低く、0.5μmを越える
と光沢度が低下する。
【0013】ゴム含有グラフト共重合体(I)における
ゴム質重合体(a)の含有率は、20〜80重量部であ
る必要がある。20重量部未満だと得られるブロー成形
用熱可塑性樹脂組成物のブロー成形加工性が悪く、80
重量部を越えると衝撃強度が低く好ましくない。中でも
30〜70重量部が好ましい。
【0014】また、ゴム含有グラフト共重合体(I)に
おける単量体混合物中のシアン化ビニル系単量体(b)
の割合は、5〜50重量%が必要である。5重量%未満
だと得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の衝撃強
度が低く好ましくない。また、50重量%を越えると、
ブロー成形加工性が悪く好ましくない。中でも10〜4
5重量%が好ましい。
【0015】また、ゴム含有グラフト共重合体(I)に
おける単量体混合物中の芳香族ビニル系単量体(c)の
割合は、10〜90重量%が必要である。10重量%未
満だと得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物のブロ
ー成形加工性が悪く好ましくない。また90重量%を越
えると、衝撃強度が低く好ましくない。中でも15〜8
5重量%が好ましい。
【0016】また、ゴム含有グラフト共重合体(I)に
おける単量体混合物中の不飽和カルボン酸アルキルエス
テル(d)は80重量%以下である必要がある。80重
量%を越えると得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成
物の衝撃強度が低く好ましくない。中でも75重量%以
下が好ましい。
【0017】またゴム含有グラフト共重合体(I)のグ
ラフト率は、特に制限はないが、10〜100重量%が
好ましい。また、グラフト成分の共重合体の還元粘度
は、特に制限はないが、0.2〜1.0dl/gが耐衝
撃性の点で好ましい。
【0018】本発明におけるシアン化ビニル系共重合体
(II)は、シアン化ビニル系単量体(b)15〜55重
量%、芳香族ビニル系単量体(c)85〜45重量%で
ある。シアン化ビニル系単量体(b)が15重量%未満
であると、得られる共重合体を用いたブロー成形用熱可
塑性樹脂組成物の耐衝撃性が不十分であり、また55重
量%を越えると、ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物のブ
ロー成形加工性が低下するため好ましくない。また、芳
香族ビニル系単量体(c)が45重量%未満であると、
得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物のブロー成形
加工性が低下し、85重量%を越えると得られるブロー
成形用熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が低下するため好
ましくない。中でも、シアン化ビニル系単量体(b)2
0〜50重量%、芳香族ビニル系単量体(c)80〜5
0重量%の範囲のものが特に好ましい。
【0019】また、本発明におけるシアン化ビニル系共
重合体(II)の還元粘度(ηsp/c)は、得られるブロー
成形用熱可塑性樹脂組成物の光沢性とブロー成形加工性
のバランスより、0.2〜0.8dl/gであること必
要である。0.2dl/g未満では得られるブロー成形
用熱可塑性樹脂組成物のブロー成形加工性が著しく劣る
ため好ましくなく、0.8dl/gを越えると光沢性が
劣るため好ましくない。なかでも、還元粘度(ηsp/c)
0.3〜0.7dl/gが特に好ましい。
【0020】本発明におけるメタクリル酸メチル系共重
合体(III)は、メタクリル酸メチルの含有率が30%
以上である必要がある。30%未満だと得られるブロー
成形用熱可塑性樹脂組成物のブロー成形加工性が劣るた
め好ましくない。また、本発明におけるメタクリル酸メ
チル系共重合体(III)は、重量平均分子量が30万以
上である必要がある。30万未満だと得られるブロー成
形用熱可塑性樹脂組成物のブロー成形加工性が著しく劣
るため好ましくない。なかでも、重量平均分子量が50
万以上のものが特に好ましい。
【0021】本発明におけるビニル系共重合体(IV)は
シアン化ビニル系単量体(b)5〜30重量%、芳香族
ビニル系単量体(c)75〜45重量%およびこれらと
共重合可能な他のビニル系単量体(e)0〜60重量%
である。シアン化ビニル系単量体(b)が5重量%未満
だと得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃
性が十分でなく、30重量%を越えると得られるブロー
成形用熱可塑性樹脂組成物のブロー成形加工性が悪化す
るため好ましくない。また、芳香族ビニル系単量体
(c)が45重量%未満だと得られるブロー成形用熱可
塑性樹脂組成物のブロー成形加工性が劣り、75重量%
を越えると得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の
耐衝撃性が十分でないため、好ましくない。また、必要
に応じて共重合可能な他のビニル系単量体(e)を構成
成分とすることができるが、60重量%を越えると得ら
れるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性を維持
することが困難になるため、かかる共重合可能な他のビ
ニル系単量体(e)は0〜60重量%が必要である。特
に、シアン化ビニル系単量体(b)10〜25重量%、
芳香族ビニル系単量体(c)70〜50重量%およびこ
れらと共重合可能な他のビニル系単量体(e)0〜50
重量%の範囲のものが好ましい。
【0022】本発明のブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
において、ゴム含有グラフト共重合体(I)、シアン化
ビニル系共重合体(II)、メタクリル酸メチル系共重合
体(III)およびビニル系共重合体(IV)の配合割合
は、ゴム含有グラフト共重合体(I)10〜50重量
部、シアン化ビニル系共重合体(II)10〜80重量
部、メタクリル酸メチル系共重合体(III)0.1〜1
0重量部およびビニル系共重合体(IV)0〜50重量部
であり、合計が100重量部である必要がある。ゴム含
有グラフト共重合体(I)が10重量部未満だと得られ
るブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の衝撃強度が十分で
はなく、50重量部をこえるとブロー成形加工性が劣る
ため好ましくない。シアン化ビニル系共重合体(II)が
10重量部未満だと得られるブロー成形用熱可塑性樹脂
組成物の衝撃強度が十分ではなく、80重量部を越える
とブロー成形加工性が劣るため好ましくない。メタクリ
ル酸メチル系共重合体(III)が0.1重量部未満だと
得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物のブロー成形
加工性が劣り、10重量部をを越えると得られるブロー
成形用熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が劣るため好まし
くない。また、ビニル系共重合体(IV)が50重量部を
越えると得られるブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の耐
衝撃性が劣るため好ましくない。
【0023】本発明のブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
のアセトン抽出成分の還元粘度は、0.3〜0.8dl
/gであることが必要であり、0.3dl/g未満では
ブロー成形加工性が劣り、0.8dl/gを越えると光
沢性が劣るため好ましくない。
【0024】本発明における自動車、2輪用大型中空樹
脂部品の具体例としてバンパー、エアースポイラー、ラ
ジエターグリル、スクーターハウジングなどがあり、住
宅用大型中空樹脂部品の具体例としてはパーテーショ
ン、机の天板、家具、浴槽サイドカバーなどがあり、電
気機器用大型中空樹脂部品としては電気冷蔵庫の扉、事
務機器などがあり、本発明のブロー成形用熱可塑性樹脂
組成物が好適である。
【0025】本発明においては、さらに必要に応じて
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4、
4´−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)などのフェノール系酸化防止剤、トリス
(ミックスド、モノおよびジノニルフェニル)ホスファ
イト、ジフェニル・イソデシルホスファイトなどのリン
系酸化防止剤、ジラウリルチオジプロピネート、ジミリ
スチルチオジプロピネートジアステリアルチオジプロピ
ネートなどのイオウ系酸化防止剤、2−ヒドロキシ−4
−オクトキシベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどの紫外線
吸収剤、ビス(2、2、6、6、−テトラメチル−4−
ピペリジニル)などの光安定剤、ヒドロキシルアルキル
アミン、スルホン酸塩などの帯電防止剤、エチレンビス
ステアリルアミド、金属石鹸などの滑剤、ガラス繊維、
カーボン繊維などの無機充填材、テトラブロモビスフェ
ノールA、デカブロモジフェニールオキサイド、TBA
エポキシオリゴマー、TBAポリカーボネートオリゴマ
ー、三酸化アンチモンなどの難燃剤、着色剤なども添加
することも可能である。
【0026】本発明のブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
は耐衝撃性、ブロー成形加工性のバランスに優れかつ光
沢に優れているため、自動車・2輪用大型中空樹脂部
品、住宅用大型中空樹脂部品、電気機器用大型中空樹脂
部品に適している。
【0027】以下、本発明のブロー成形用熱可塑性樹脂
組成物の製造方法例について述べる。本発明におけるゴ
ム含有グラフト共重合体(I)の製造方法については特
に制限 はなく、乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合
法、溶液重合法ならびにそれらの組み合わせによる従来
公知の重合法により製造することができる。
【0028】本発明におるシアン化ビニル系共重合体
(II)およびビニル系共重合体(IV)の製造方法につい
ては特に制限はなく、乳化重合法、懸濁重合法、塊状重
合法、溶液重合法ならびにそれらの組み合わせによる従
来公知の重合法により製造することができる。
【0029】本発明におるメタクリル酸メチル系共重合
体(III)の製造方法については、特に制限はなく、乳
化重合法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法ならび
にそれらの組み合わせによる従来公知の重合法により製
造することができる。なかでも特に乳化重合法が好まし
い。
【0030】本発明のブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
に関し、ゴム含有グラフト共重合体(I)、シアン化ビ
ニル系共重合体(II)、メタクリル酸メチル系共重合体
(III)およびビニル系共重合体(IV)の配合・溶融押
出しについては特に制限はなく、通常公知の方法を採用
することができる。ゴム含有グラフト共重合体(I)、
シ アン化ビニル系共重合体(II)、メタクリル酸メチ
ル系共重合体(III)および ビニル系共重合体(IV)の
配合の際には、例えばリボンブレンダー、V型ブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー等を用いることができる。そし
て1軸押出機、2軸押出機などの押出機、バンバリーミ
キサー、混合ロール、加圧ニーダー等を使用した混練処
理を採用することができる。
【0031】また、ゴム含有グラフト共重合体(I)を
含有する熱可塑性樹脂組成物をブロー成形した時に発生
したバリおよび/またはブロー成形品にメタクリル酸メ
チル系共重合体(III)を添加して1軸押出機、2軸押
出機などの押出機、バンバリーミキサー、混合ロール、
加圧ニーダー等をもちいて混練し、本発明のブロー成形
用熱可塑性樹脂組成物を得ることもできる。また、混合
して直接ブロー成形することもできる。
【0032】
【実施例】本発明をさらに具体的に説明するために、以
下に実施例および比較例を挙げて説明するが、これら実
施例は本発明を限定するものではない。参考例、実施
例、比較例中の部、%はそれぞれ重量部、重量%を表
す。なお、得られたゴム含有グラフト共重合体(I)、
シアン化ビニル系共重合体(II)、メタクリル酸メチル
系共重合体(III)、ビニル系共重合体(IV)およびブ
ロー成形用熱可塑性樹脂組成物の各物性値は、下記の試
験法により求めた。
【0033】重量平均粒子径:アルギン酸ナトリウム法
【0034】グラフト率:ゴム含有グラフト共重合体所
定量(M)にアセトンを加え、3時間還流し、この溶液
を40分間遠心分離後、不溶分を濾過し、この不溶分を
60℃で5時間減圧乾燥し、重量(N)を測定した。次
式によりグラフト率を求めた。ただし、式中Lはゴム含
有グラフト共重合体中のゴム含有率(%)である。 グラフト率(%)=100×(N−M×L/100)/
(M×L/100)
【0035】還元粘度(ηsp/c):ゴム含有グラフト
共重合体(I)およびブロー成形用熱可塑性樹脂組成物
は、上記グラフト率測定と同様の操作を行い、アセトン
可溶分を60℃で5時間減圧乾燥により得る。このよう
にして得られたゴム含有グラフト共重合体(I)および
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物のアセトン可溶成分、
シアン化ビニル系共重合体(II)およびビニル系共重合
体(IV)を試料濃度0.4g/dlのアセトン溶液に調
整し、ウベローデ粘度計を用いて、測定温度30℃にて
測定した。
【0036】重量平均分子量:WATERS社ゲル浸透
クロマトグラフGPC−244を用いて、次のような測
定条件でポリスチレンを基準に重量平均分子量を求め
た。カラムTSK−gel−GMHXL、溶媒テトラヒド
ロフラン、流速1.0ml/分、23℃、試料濃度0.1
%、示差屈折率検出器。
【0037】1/2インチ、ノッチ付きアイゾット衝撃
強度:ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の射出成形品に
ついて、ASTM D256に準じた。
【0038】光沢度:得られたブロー成形品の光沢度を
スガ試験機(株)製デジタル変角光沢計UGV−5Dを
用いて、入射角60°での反射率を測定した。
【0039】ブロー成形加工性:1.5mのパリソンが
30秒以上ドローダウンしなかったものを◎、15秒以
上ドローダウンしなかったものを○と判定した。また、
ドローダウンが激しかったもの又はメルトフラクチャー
を起こし均一な肉厚のパリソンが得られなかったものを
×と判定した。
【0040】以下、実施例および比較例を示す。 参考例1 ゴム含有グラフト共重合体(I)Aの製造 窒素置換した反応器に純水120部、ブドウ糖0.5
部、ピロリン酸ナトリウム0.5部、硫酸第一鉄0.0
05部およびゴムの重量平均粒子径0.35μmである
ポリブタジエンラテックス50部(固形分換算)を仕込
み、撹拌しながら反応器内の温度を65℃に昇温した。
内温が65℃に達した時点を重合開始としてスチレン3
5部,アクリロニトリル15部およびt−ドデシルメル
カプタン0.3部からなる混合物を5時間かけて連続滴
下した。同時に並行してクメンハイドロパーオキサイド
0.25部,オレイン酸カリウム2.5部および純水2
5部からなる水溶液を7時間かけて連続滴下し、反応を
完結させた。得られたゴム含有グラフト共重合体ラテッ
クスを硫酸で凝固し、苛性ソ−ダで中和後、洗浄、濾
過、乾燥してゴム含有グラフト共重合体(I)Aを得
た。このゴム含有グラフト共重 合体(I)Aのグラフト
率、樹脂成分のηsp/cを表1に示した。
【0041】参考例2 ゴム含有グラフト共重合体
(I)Bの製造 参考例1のポリブタジエンラテックスをゴムの重量平均
粒子径0.25μm、であるポリブタジエンラテックス
60部(固形分換算)、スチレン29部,アクリロニト
リル11部に変えた以外は、参考例1と同様に行い、表
1記載のゴム含有グラフト共重合体(I)Bを得た。
【0042】参考例3 ゴム含有グラフト共重合体
(I)Cの製造 参考例1のポリブタジエンラテックスを重量平均粒子径
0.60μmであるポリブタジエンラテックス50部
(固形分換算)に変えた以外は、参考例1と同様に行
い、表1記載のゴム含有グラフト共重合体(I)Cを得
た。
【0043】参考例4 ゴム含有グラフト共重合体
(I)Dの製造 参考例1のポリブタジエンラテックスを重量平均粒子径
0.05μmであるポリブタジエンラテックス50部
(固形分換算)に変えた以外は、参考例1と同様に行
い、表1記載のゴム含有グラフト共重合体(I)Dを得
た。
【0044】参考例5 シアン化ビニル系共重合体(I
I)aの製造 容量が20Lで、バッフルおよびファウドラ型攪拌翼を
備えたステンレス製オートクレーブに、メタクリル酸メ
チル/アクリルアミド共重合体(特公昭45−2415
1号公報記載)0.05部をイオン交換水165部に溶
解した溶液を400rpmで攪拌し、系内を窒素ガスで
置換した。次にアクリロニトリル28部、スチレン72
部、t−ドデシルメルカプタン0.3部、2,2’−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.40部の混合溶液を反応
系を攪拌しながら添加し、60℃に昇温し重合を開始し
た。15分かけて反応温度を65℃まで昇温したのち、
50分かけて100℃まで昇温した。以降は、通常の方
法に従って、反応系の冷却、ポリマーの分離、洗浄、乾
燥を行ない、表2記載のシアン化ビニル系共重合体(I
I)aを得た。
【0045】参考例6 シアン化ビニル系共重合体(I
I)bの製造 参考例5の条件のうち、アクリロニトリル24部、スチ
レン71部、メタクリル酸メチル5部、t−ドデシルメ
ルカプタン0.25部にした以外は、参考例5と同様に
重合を行い、表2記載のシアン化ビニル系共重合体(I
I)bを得た。
【0046】参考例7 シアン化ビニル系共重合体(I
I)cの製造 参考例5の条件のうち、t−ドデシルメルカプタンを
1.0部にした以外は、参考例5と同様に同様の方法で
重合を行い、表2記載のシアン化ビニル系共重合体(I
I)cを得た。
【0047】参考例8 シアン化ビニル系共重合体(I
I)dの製造 参考例5の条件のうち、アクリロニトリル10部、スチ
レン90部、t−ドデシルメルカプタンを0.05部と
し、あとは参考例5と同様の方法で重合を行い、表2記
載のシアン化ビニル系共重合体(II)dを得た。
【0048】参考例9 メタクリル酸メチル系共重合体
(III)の製造 撹拌機および還流冷却器つき反応容器に純水250部、
ジオクチルスルフォ琥珀酸エステルソーダ塩1.5部、
過硫酸アンモニウム0.2部、メタクリル酸メチル85
部、アクリル酸n−ブチル15部、n−オクチルメルカ
プタン0.05部を仕込み、容器内を窒素にて置換した
のち、反応容器を55℃に昇温し、6時間加熱撹拌す
る。冷却後、塩化アルミニウムを用いて凝析し、表3記
載のメタクリル酸メチル系共重合体(III)を得た。
【0049】参考例10 メタクリル酸メチル系共重合
体(III)の製造 参考例9の条件のうち、アクリル酸n−ブチル15部を
アクリル酸2−エチルヘキシル15部にした以外は、参
考例9と同様に行い、表3記載のメタクリル酸メチル系
共重合体(III)を得た。
【0050】参考例11 メタクリル酸メチル系共重合
体(III)の製造 参考例9の条件のうち、メタクリル酸メチル85部を6
5部、アクリル酸n−ブチル15部を35部にした以外
は、参考例9と同様に行い、表3記載のメタクリル酸メ
チル系共重合体(III)を得た。
【0051】参考例12 メタクリル酸メチル系共重合
体(III)の製造 参考例9の条件のうち、n−オクチルメルカプタン0.
05部を1.0部にした以外は、参考例9と同様に行
い、表3記載のメタクリル酸メチル系共重合体(III)
を得た。
【0052】参考例13 ビニル系共重合体(IV)イの
製造 参考例5の条件のうち、アクリロニトリル28部、スチ
レン72部、t−ドデシルメルカプタン0.5部とし、
あとは参考例5と同様の方法で重合を行い、表4記載の
ビニル系共重合体(IV)イを得た。
【0053】参考例14 ビニル系共重合体(IV)ロの
製造 参考例5の条件のうち、アクリロニトリル35部、スチ
レン35部、N−フェニルマレイミド30部、t−ドデ
シルメルカプタン0.5部とし、あとは参考例5と同様
の方法で重合を行い、表4記載のビニル系共重合体(I
V)ロを得た。
【0054】実施例 1〜4 ブロー成形用熱可塑性樹
脂組成物の製造 参考例1〜2にて製造されたゴム含有グラフト共重合体
(I)A〜B、参考例5〜6にて製造されたシアン化ビ
ニル系共重合体(II)a〜b、参考例9〜10にて製造
されたメタクリル酸メチル系共重合体(III)〜お
よび参考例13にて製造されたビニル系共重合体(IV)
イを表5に示す配合割合にてヘンシェルミキサーで混練
後、40mmφ押出機により押出しブロー成形用熱可塑
性樹脂組成物を得た。得られたブロー成形用熱可塑性樹
脂組成物を射出成形により試験片を作成し、アイゾット
衝撃強度を測定しその測定値を表5に示した。また、ブ
ロー成形を行い、ブロー成形加工性および成形品の光沢
度の結果も表5に示した。 比較例 1〜9 ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物の製
造 参考例1〜4にて製造されたゴム含有グラフト共重合体
(I)A〜D、参考例5〜8にて製造されたシアン化ビ
ニル系共重合体(II)a〜d、参考例9〜12にて製造
されたメタクリル酸メチル系共重合体(III)〜お
よび参考例13〜14にて製造されたビニル系共重合体
(IV)イ〜ロを表5に示す配合割合にてヘンシェルミキ
サーで混練後、40mmφ押出機により押出しブロー成
形用熱可塑性樹脂組成物を得た。得られたブロー成形用
熱可塑性樹脂組成物を射出成形により試験片を作成し、
アイゾット衝撃強度を測定しその測定値を表5に示し
た。また、ブロー成形を行い、ブロー成形加工性および
成形品の光沢度の結果も表5に示した。
【0055】実施例1〜4より、本発明の請求項記載の
ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物が耐衝撃性、ブロー成
形加工性のバランスに優れ、かつ光沢に優れていること
が判る。しかし、比較例1〜4はゴム含有グラフト共重
合体(I)、シアン化ビニル系共重合体(II)、メタク
リル酸メチル系共重合体(III)およびビニル系共重合
体(IV)の配合割合が本発明の規定する範囲外であるた
め、比較例1および4は衝撃強度が低く、比較例2は光
沢度が劣り、比較例3はブロー成形加工性が劣る。ま
た、比較例5〜9はゴム含有グラフト共重合体(I)、
シアン化ビニル系共重合体(II)、メタクリル酸メチル
系共重合体(III)およびビニル系共重合体(IV)が本
発明の規定する範囲外であるため、比較例5は光沢度が
劣り、比較例7〜9はブロー成形加工性が劣り、比較例
6は衝撃強度およびブロー成形加工性が劣る。このよう
に各実施例および各比較例より、本発明のブロー成形用
熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃性、光沢、ブロー成形加
工性のバランスに優れている。これは、特定の粒子径を
有するゴム質重合体を含有するゴム含有グラフト共重合
体と特定の還元粘度を有するシアン化ビニル系共重合体
および特定の組成および分子量を有するメタクリル酸メ
チル系共重合体を特定割合で組み合わせることにより、
初めて実現されるものである。
【0056】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0057】
【発明の効果】本発明のブロー成形用熱可塑性樹脂組成
物は、特定の粒子径を有するゴム質重合体を含有するゴ
ム含有グラフト共重合体と特定の還元粘度を有するシア
ン化ビニル系共重合体および特定の組成および分子量を
有するメタクリル酸メチル系共重合体を特定割合で組み
合わせることにより、耐衝撃性、光沢およびブロー成形
加工性のバランスに優れている。 そして、本発明のブ
ロー成形用熱可塑性樹脂組成物は、これらの特徴をいか
してブロー成形加工用途に供されるが、自動車・2輪用
大型中空樹脂部品、住宅用大型中空樹脂部品、電気機器
用大型中空樹脂部品用樹脂材料として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:12)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量平均粒子径が0.1〜0.5μmであ
    るゴム質重合体(a)20〜80重量部の存在下にシア
    ン化ビニル系単量体(b)5〜50重量%、芳香族ビニ
    ル系単量体(c)10〜90重量%および不飽和カルボ
    ン酸アルキルエステル(d)0〜80重量%からなる単
    量体混合物80〜20重量部を重合してなるゴム含有グ
    ラフト共重合体(I)10〜50重量部、シアン化ビニ
    ル系単量体(b)15〜55重量%および芳香族ビニル
    系単量体(c)85〜45重量%からなり、還元粘度が
    0.2〜0.8dl/gであるシアン化ビニル系共重合
    体(II)10〜80重量部、 メタクリル酸メチルの含有率が30%以上でありかつ重
    量平均分子量が30万以上であるメタクリル酸メチル系
    共重合体(III)0.1〜10重量部およびシアン化ビ
    ニル系単量体(b)5〜30重量%,芳香族ビニル系単
    量体(c)75〜45重量%およびこれらと共重合可能
    な他のビニル系単量体(e)0〜60重量%からなるビ
    ニル系共重合体(IV)0〜50重量部からなり、 ゴム含有グラフト共重合体(I)、シアン化ビニル系共
    重合体(II)、メタクリル酸メチル系共重合体(III)
    およびビニル系共重合体(IV)の合計が100重量部で
    ありかつアセトン抽出成分の還元粘度が0.3〜0.8
    dl/gであることを特徴とするブロー成形用熱可塑性
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記シアン化ビニル系共重合体(II)の還
    元粘度が0.3〜0.7dl/gである請求項1記載の
    ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記シアン化ビニル系共重合体(II)が、
    シアン化ビニル系単量体成分(b)20〜45重量%お
    よび芳香族ビニル系単量体成分(c)80〜55重量%
    である請求項1または請求項2いずれかに記載のブロー
    成形用熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記メタクリル酸メチル系共重合体(II
    I)が重量平均分子量が50万以上であるメタクリル酸
    メチル/アクリル酸n−ブチル共重合体である請求項1
    〜請求項3いずれかに記載のブロー成形用熱可塑性樹脂
    組成物。
  5. 【請求項5】ゴム含有グラフト共重合体(I)を含有す
    る熱可塑性樹脂組成物をブロー成形した時に発生したバ
    リおよび/またはブロー成形品にメタクリル酸メチル系
    共重合体(III)を添加し、請求項1記載の範囲になる
    ように調整することを特徴とするブロー成形用熱可塑性
    樹脂組成物。
  6. 【請求項6】自動車、2輪用大型中空樹脂部品、住宅用
    大型中空樹脂部品および家庭用電気機器用大型中空樹脂
    部品に適した請求項1〜5のいずれかに記載のブロー成
    形用熱可塑性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】前記請求項1〜6のいずれかに記載のブロ
    ー成形用熱可塑性樹脂組成物からなるブロー成形品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253990A (ja) * 2000-03-13 2001-09-18 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 車両灯具成形用樹脂組成物及びそれを用いた車両用灯具
WO2008146478A1 (ja) * 2007-05-30 2008-12-04 Techno Polymer Co., Ltd. ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物及びそのブロー成形品
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