JPH09300403A - プリプラ式射出成形機の樹脂替え方法 - Google Patents
プリプラ式射出成形機の樹脂替え方法Info
- Publication number
- JPH09300403A JPH09300403A JP15595196A JP15595196A JPH09300403A JP H09300403 A JPH09300403 A JP H09300403A JP 15595196 A JP15595196 A JP 15595196A JP 15595196 A JP15595196 A JP 15595196A JP H09300403 A JPH09300403 A JP H09300403A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- resin
- pot
- plunger
- injection plunger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1753—Cleaning or purging, e.g. of the injection unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/53—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
- B29C45/54—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston and plasticising screw
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリプラ式の射出成形機の樹脂替え作業に
於いて、射出プランジャのストロークを通常より大きく
変更し、ポット側面より新たな樹脂を注入して、樹脂替
えに要する樹脂量、時間を低減する。 【構成】 射出プランジャをポット側面の穴が現われ
るように後方まで移動させた後に、この穴から新たな樹
脂を注入してポット内を充満させる。次に、射出プラン
ジャを前進させてポット内及び連通路に有った樹脂を掃
き出す。
於いて、射出プランジャのストロークを通常より大きく
変更し、ポット側面より新たな樹脂を注入して、樹脂替
えに要する樹脂量、時間を低減する。 【構成】 射出プランジャをポット側面の穴が現われ
るように後方まで移動させた後に、この穴から新たな樹
脂を注入してポット内を充満させる。次に、射出プラン
ジャを前進させてポット内及び連通路に有った樹脂を掃
き出す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プリプラ式射出成形機
の樹脂替え作業に於いて、射出部に残留する樹脂を強制
的に排出する方法に依り、詳しくはポットの側面より新
しい樹脂を注入することにより射出ポット内部に付着し
た樹脂を強制的に排出して、射出ポット内の樹脂を早期
に確実に全量交換することに関する。
の樹脂替え作業に於いて、射出部に残留する樹脂を強制
的に排出する方法に依り、詳しくはポットの側面より新
しい樹脂を注入することにより射出ポット内部に付着し
た樹脂を強制的に排出して、射出ポット内の樹脂を早期
に確実に全量交換することに関する。
【０００２】
【０００３】プリプラ式射出成形機は、加熱シリンダの
外周にバンドヒーターを具備し、ホッパから供給される
樹脂材料をスクリュの回転により混練され、その混練作
用によって発生する内部発熱と前記バンドヒーターから
の伝熱とによって可塑化され均一な溶融状態となった樹
脂が可塑化部から射出部へと流動し、射出プランジャと
この樹脂の圧力で押し戻して計量された後、金型に前記
計量した樹脂を射出して成形している。即ち、加熱シリ
ンダと射出駆動部とは連通路で連結され、可塑化部と射
出部とは一連不可分に組み合わせた状態となっている。
外周にバンドヒーターを具備し、ホッパから供給される
樹脂材料をスクリュの回転により混練され、その混練作
用によって発生する内部発熱と前記バンドヒーターから
の伝熱とによって可塑化され均一な溶融状態となった樹
脂が可塑化部から射出部へと流動し、射出プランジャと
この樹脂の圧力で押し戻して計量された後、金型に前記
計量した樹脂を射出して成形している。即ち、加熱シリ
ンダと射出駆動部とは連通路で連結され、可塑化部と射
出部とは一連不可分に組み合わせた状態となっている。
【０００４】この射出動作を行なうことで、成形を実現
させているが、成形する樹脂材料を新たな材料と交換す
る際に於いて、前記連通路の一部に古い材料が残ること
があり、この材料と混じり合い成形品の外観を損ねるこ
とがあった。また、新しい材料の計量、混練を行なった
後に射出駆動部へ供給される為、す速く樹脂の交換が行
なえないこともある。これらを解釈する為の方法とし
て、特開平６−２３７９６、特開平６−１４３３４５な
どの方法が提案されている。
させているが、成形する樹脂材料を新たな材料と交換す
る際に於いて、前記連通路の一部に古い材料が残ること
があり、この材料と混じり合い成形品の外観を損ねるこ
とがあった。また、新しい材料の計量、混練を行なった
後に射出駆動部へ供給される為、す速く樹脂の交換が行
なえないこともある。これらを解釈する為の方法とし
て、特開平６−２３７９６、特開平６−１４３３４５な
どの方法が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記連通路に残った樹
脂材料は、新たに供給される樹脂材料と全て置き換える
際には、ホッパ、混練スクリュ、連通路を経由して供給
されるが、古い樹脂材料が全て置き換わる為には、数十
回以上のパージを繰り返す必要があり、これに使われる
樹脂量、時間を要し材料の無駄使い、機械を長時間停止
するため稼動率を引き下げ、ひいてはコスト上昇にま
で、これらが影響していた。
脂材料は、新たに供給される樹脂材料と全て置き換える
際には、ホッパ、混練スクリュ、連通路を経由して供給
されるが、古い樹脂材料が全て置き換わる為には、数十
回以上のパージを繰り返す必要があり、これに使われる
樹脂量、時間を要し材料の無駄使い、機械を長時間停止
するため稼動率を引き下げ、ひいてはコスト上昇にま
で、これらが影響していた。
【０００６】また、古い樹脂材料と新たな材料の置き換
えを完全に行なっていないと成形品の外観に異材料が浮
き出てしまい品質を低下させる原因となる。
えを完全に行なっていないと成形品の外観に異材料が浮
き出てしまい品質を低下させる原因となる。
【０００７】そこで、本発明は上記の樹脂材料替え作業
に於いて、古い材料と新たな材料との交換を早期に実現
させることを目的としたもので、これにより交換に要す
る材料を低減して、材料替えの時間をも低減しようとす
るものである。また、古い樹脂材料と新たな材料との混
合を防止して、成形品の外観向上をも計るものである。
に於いて、古い材料と新たな材料との交換を早期に実現
させることを目的としたもので、これにより交換に要す
る材料を低減して、材料替えの時間をも低減しようとす
るものである。また、古い樹脂材料と新たな材料との混
合を防止して、成形品の外観向上をも計るものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】樹脂材料をホッパ口３３
から加熱シリンダ３０に供給し、この加熱シリンダ内部
のスクリュ３１の回転によって前記樹脂材料を溶融する
可塑化部３と、この可塑化部３から連通路１５で連通さ
れており、前記溶融した樹脂の材料をポット１７にこの
連通路３５からの溶融樹脂が流入されて計量し、この計
量した溶融状態の材料を射出プランジャ１３の前進によ
り金型に注入する射出部１からなるプリプラ式射出成形
機の樹脂替え方法に於いて、スクリュ３１の回転を停止
し、射出駆動部１０の前方にあった射出プランジャ１３
をこの射出駆動部１０のポット１７の側面穴１２が現わ
れるストロークＳ０まで後退させる。その後、このポッ
ト１７の側面穴１２より新たに替えようとする樹脂を供
給するこの樹脂はポット周辺の熱により溶融し、ポット
内部に充填される次に、射出プランジャ１３の先端がポ
ット１７の前壁と当接させるまで前進させて、ポット１
７内の古い樹脂を強制的に排出することを特徴としてい
る。
から加熱シリンダ３０に供給し、この加熱シリンダ内部
のスクリュ３１の回転によって前記樹脂材料を溶融する
可塑化部３と、この可塑化部３から連通路１５で連通さ
れており、前記溶融した樹脂の材料をポット１７にこの
連通路３５からの溶融樹脂が流入されて計量し、この計
量した溶融状態の材料を射出プランジャ１３の前進によ
り金型に注入する射出部１からなるプリプラ式射出成形
機の樹脂替え方法に於いて、スクリュ３１の回転を停止
し、射出駆動部１０の前方にあった射出プランジャ１３
をこの射出駆動部１０のポット１７の側面穴１２が現わ
れるストロークＳ０まで後退させる。その後、このポッ
ト１７の側面穴１２より新たに替えようとする樹脂を供
給するこの樹脂はポット周辺の熱により溶融し、ポット
内部に充填される次に、射出プランジャ１３の先端がポ
ット１７の前壁と当接させるまで前進させて、ポット１
７内の古い樹脂を強制的に排出することを特徴としてい
る。
【０００９】さらに、ポット１７内で射出プランジャ１
３を前進端１６ａから後退端１６ｂまで後退させ、この
後退端からポット１７の前壁１１と当接するまでの前進
動作を複数回繰り返すことにより、このポット１７内の
樹脂を強制的に排出するようにしている。
３を前進端１６ａから後退端１６ｂまで後退させ、この
後退端からポット１７の前壁１１と当接するまでの前進
動作を複数回繰り返すことにより、このポット１７内の
樹脂を強制的に排出するようにしている。
【００１０】
【作用】まず、この発明では、樹脂替えを行なう際に、
成形運転停止または、成形運転の一定時間後にスクリュ
３１の回転を停止する。この時逆止弁１８は加熱シリン
ダ３０の連通路１５を閉鎖した状態にあり、そのとき射
出プランジャ１３の先端は前進端にある。そしてポット
１７の前壁と前進端の隙間には保圧のための余地が数ｍ
ｍあり連通路１５とノズル穴１９には、溶融状態になっ
た樹脂が残留している射出プランジャ１３をこの射出駆
動部１０のストロークＳ０端まで後退させると、前記連
通路１５と逆止弁１８に通じる連通路３５に残留した樹
脂を吸い込む。さらに、ポット側面の穴１２より新たに
交換しようとする樹脂を注入すると、ポット内は、樹脂
で充満される。
成形運転停止または、成形運転の一定時間後にスクリュ
３１の回転を停止する。この時逆止弁１８は加熱シリン
ダ３０の連通路１５を閉鎖した状態にあり、そのとき射
出プランジャ１３の先端は前進端にある。そしてポット
１７の前壁と前進端の隙間には保圧のための余地が数ｍ
ｍあり連通路１５とノズル穴１９には、溶融状態になっ
た樹脂が残留している射出プランジャ１３をこの射出駆
動部１０のストロークＳ０端まで後退させると、前記連
通路１５と逆止弁１８に通じる連通路３５に残留した樹
脂を吸い込む。さらに、ポット側面の穴１２より新たに
交換しようとする樹脂を注入すると、ポット内は、樹脂
で充満される。
【００１１】ついで、後退端１６ｂから先端１６が前壁
１１に当接するまで、射出プランジャ１３を前進させる
と、ポット内に充満された樹脂および連通路３５から吸
い込まれた樹脂はノズル穴１９から放出される。この放
出に当たって、前記前壁１１と前進端１６ａとの間に残
留していた材料を必ず排出することになる。
１１に当接するまで、射出プランジャ１３を前進させる
と、ポット内に充満された樹脂および連通路３５から吸
い込まれた樹脂はノズル穴１９から放出される。この放
出に当たって、前記前壁１１と前進端１６ａとの間に残
留していた材料を必ず排出することになる。
【００１２】即ち、通常使用される射出プランジャ１３
のストロークＳより大きなストロークＳ０により射出プ
ランジャを往復動させるから、後退のときにはポット側
面穴１２から注入された新たな樹脂材料と、連通路にあ
った古い樹脂を吸い込む。前進のときは、これらが射出
プランジャ前方に充満されているものが放出される。な
お、上記の符号は図面と対照するためのものであるが何
等本発明の構成を限定するものではない。
のストロークＳより大きなストロークＳ０により射出プ
ランジャを往復動させるから、後退のときにはポット側
面穴１２から注入された新たな樹脂材料と、連通路にあ
った古い樹脂を吸い込む。前進のときは、これらが射出
プランジャ前方に充満されているものが放出される。な
お、上記の符号は図面と対照するためのものであるが何
等本発明の構成を限定するものではない。
【００１３】
【実施例】図１に示す可塑化装置と射出装置ならびに図
２・図３に示す射出部における射出駆動部と射出プラン
ジャの関係図に基づき、本発明にかかるプリプラ式射出
成形機について、その構成を詳述する。
２・図３に示す射出部における射出駆動部と射出プラン
ジャの関係図に基づき、本発明にかかるプリプラ式射出
成形機について、その構成を詳述する。
【００１４】本射出成形機は、可塑化部３と駆動部４と
からなるユニットと、射出部１とその駆動部２とからな
るユニットとで構成されている。そして、可塑化部３と
射出部１とには、加熱ヒータが加熱シリンダ３０および
ポット１７に捲装されておりまた、各部との接合をキー
やボルト等を使用しているが、図示省略して説明する
からなるユニットと、射出部１とその駆動部２とからな
るユニットとで構成されている。そして、可塑化部３と
射出部１とには、加熱ヒータが加熱シリンダ３０および
ポット１７に捲装されておりまた、各部との接合をキー
やボルト等を使用しているが、図示省略して説明する
【００１５】まず、加熱シリンダ３０の後端は、軸受箱
を介して駆動部４と連結されておりその駆動部４は、電
動もしくは油圧サーボモータのような駆動体４０からな
っている。
を介して駆動部４と連結されておりその駆動部４は、電
動もしくは油圧サーボモータのような駆動体４０からな
っている。
【００１６】軸受箱には、ホッパ口３３をスクリュと嵌
め合わされた可塑化部後端の一部を貫通するように設け
られており、該ホッパ口３３からはスクリュ３１の回転
に伴って、材料が該スクリュ３１の螺旋溝に吸いこまれ
るように供給され加熱ヒータの伝熱とスクリュ３１の回
転による材料の圧縮による発熱によって、溶融して可塑
化され、溶融状態の樹脂はスクリュ３１の先端側に流動
し、スクリュ３１の先端側に僅かな隙間３６を通じて連
通路３５、１５を流動、射出部１側へと流れていく。そ
して、後述するように射出部１で計量が完了したとき、
スクリュ３１の回転は停止される。
め合わされた可塑化部後端の一部を貫通するように設け
られており、該ホッパ口３３からはスクリュ３１の回転
に伴って、材料が該スクリュ３１の螺旋溝に吸いこまれ
るように供給され加熱ヒータの伝熱とスクリュ３１の回
転による材料の圧縮による発熱によって、溶融して可塑
化され、溶融状態の樹脂はスクリュ３１の先端側に流動
し、スクリュ３１の先端側に僅かな隙間３６を通じて連
通路３５、１５を流動、射出部１側へと流れていく。そ
して、後述するように射出部１で計量が完了したとき、
スクリュ３１の回転は停止される。
【００１７】一方、射出部１には射出駆動部１０と、そ
の前方で連通路１５とノズル孔１９とを有するノズル後
部２０と、互換性を考慮したノズル先端２１が夫々一体
に組み付けられ、ノズル先端２１は固定盤５０に設けら
れた射出孔５１から金型におけるスプルと接することが
できるように構成されている。そして、射出駆動部１０
の前方は前壁１１と孔１２を形成し、該孔１２には射出
プランジャ１３がポット１７で摺動可能に、また、後方
にある駆動部２は送りねじ等によって連結され、動力伝
達を可能にしている。なお、先端１６は射出プランジャ
１３の先端である。
の前方で連通路１５とノズル孔１９とを有するノズル後
部２０と、互換性を考慮したノズル先端２１が夫々一体
に組み付けられ、ノズル先端２１は固定盤５０に設けら
れた射出孔５１から金型におけるスプルと接することが
できるように構成されている。そして、射出駆動部１０
の前方は前壁１１と孔１２を形成し、該孔１２には射出
プランジャ１３がポット１７で摺動可能に、また、後方
にある駆動部２は送りねじ等によって連結され、動力伝
達を可能にしている。なお、先端１６は射出プランジャ
１３の先端である。
【００１８】また、射出部１には、ボールねじ、電動モ
ータとでなる駆動部２が連結され、その駆動部２とモー
タ２３が装備され、該モータ２３は先端側で前述射出プ
ランジャ１３の後端１３ｂと送りねじによって連結され
ている。そして、モータ２３を駆動して射出プランジャ
１３を前後進させる。すなわち射出プランジャ１３の移
動ストロークを測定するエンコーダー２６が、連結具を
介してモータ２３に装備されている。さらには、射出部
１においては、ポット１７の側面に側面穴１２を設け、
射出プランジャ１３の先端部１６が後退時に、掃き出さ
れる材料の注入ができるようにしてある。
ータとでなる駆動部２が連結され、その駆動部２とモー
タ２３が装備され、該モータ２３は先端側で前述射出プ
ランジャ１３の後端１３ｂと送りねじによって連結され
ている。そして、モータ２３を駆動して射出プランジャ
１３を前後進させる。すなわち射出プランジャ１３の移
動ストロークを測定するエンコーダー２６が、連結具を
介してモータ２３に装備されている。さらには、射出部
１においては、ポット１７の側面に側面穴１２を設け、
射出プランジャ１３の先端部１６が後退時に、掃き出さ
れる材料の注入ができるようにしてある。
【００１９】上述のような構成としたプリプラ式射出成
形機の射出部１の計量、射出、保圧の状態を、図１、４
で詳述する。
形機の射出部１の計量、射出、保圧の状態を、図１、４
で詳述する。
【００２０】通常、可塑化部３で材料を可塑化した樹脂
は、連通路３５、１５を流動してポット１７に流れ込ん
でくる。このとき、射出モータ２３は負荷により回転さ
せられる状態にあるので、樹脂の圧力で射出プランジャ
１３を、その先端１６は前進端１６ａ位置から成形品の
体積で決定される容量即ち、ストロークＳ１まで後退す
る。この後退量は、図４に示すようにエンコーダーで計
測され、計量される。
は、連通路３５、１５を流動してポット１７に流れ込ん
でくる。このとき、射出モータ２３は負荷により回転さ
せられる状態にあるので、樹脂の圧力で射出プランジャ
１３を、その先端１６は前進端１６ａ位置から成形品の
体積で決定される容量即ち、ストロークＳ１まで後退す
る。この後退量は、図４に示すようにエンコーダーで計
測され、計量される。
【００２１】計量が完了すると、スクリュ３１の回転は
停止され、逆止弁１８が後退して連通路３５を閉鎖し、
樹脂の流動を遮断する。そして射出プランジャ１３は、
その駆動部２の射出モータ２３が回転し送りねじが前進
し、先端１６は前進端１６ａに達して射出されるととも
に、前壁１１と前進端１６ａとの間に隙間Ｋを存して保
圧状態に入る。この保圧は、キャビティ内に充分に樹脂
を充填するようにするための工程の重要な一つでもあ
る。なお、前記計量および射出並びに保圧の各工程は、
ノズル先端がスプルと接した状態で行なわれる。
停止され、逆止弁１８が後退して連通路３５を閉鎖し、
樹脂の流動を遮断する。そして射出プランジャ１３は、
その駆動部２の射出モータ２３が回転し送りねじが前進
し、先端１６は前進端１６ａに達して射出されるととも
に、前壁１１と前進端１６ａとの間に隙間Ｋを存して保
圧状態に入る。この保圧は、キャビティ内に充分に樹脂
を充填するようにするための工程の重要な一つでもあ
る。なお、前記計量および射出並びに保圧の各工程は、
ノズル先端がスプルと接した状態で行なわれる。
【００２２】以上のように、射出プランジャ１３の全ス
トロークＳ０は、操作スイッチの切り換えによりストロ
ークは決定されるが、通常の計量の場合、該ストローク
Ｓ０よりも短いストロークＳ１しか利用する必要がな
い。そして、前壁１１側での保圧にさいしての隙間Ｋに
残留する樹脂は、引き続き行なわれる計量によって合流
し、やがては射出される。
トロークＳ０は、操作スイッチの切り換えによりストロ
ークは決定されるが、通常の計量の場合、該ストローク
Ｓ０よりも短いストロークＳ１しか利用する必要がな
い。そして、前壁１１側での保圧にさいしての隙間Ｋに
残留する樹脂は、引き続き行なわれる計量によって合流
し、やがては射出される。
【００２３】本来パージング処理は、樹脂替えのときに
行なわれるものであるが、本発明においては、上述のよ
うな工程中においての、残留樹脂が老化して、不良溶融
物となるのを防止するプリプラ式特有のものである。勿
論、樹脂替えのときにも、本方法を用いても何等差し支
えはない。
行なわれるものであるが、本発明においては、上述のよ
うな工程中においての、残留樹脂が老化して、不良溶融
物となるのを防止するプリプラ式特有のものである。勿
論、樹脂替えのときにも、本方法を用いても何等差し支
えはない。
【００２４】本パージングにおいて、コンピュータによ
るプロセス制御、あるいは、手動スイッチによる操作の
何れでも可能であるが、その基礎となる作用について、
さらに説明を加える。
るプロセス制御、あるいは、手動スイッチによる操作の
何れでも可能であるが、その基礎となる作用について、
さらに説明を加える。
【００２５】成形工程の完了時もしくは成形工程の一定
時間毎に、射出完了状態からパージング工程が始まる。
即ち、スクリュ３１は停止状態で連通路３５を閉鎖し、
射出プランジャ１３は前進端１６ｂに位置している。こ
の状態で射出駆動モータを回転させ、送りねじを後退方
向へ送ることにより、射出プランジャ１３を後退端１６
ｂまで、即ちストロークＳ０まで引き退げる。この引き
退げのときに、ノズル孔１９にある樹脂および隙間Ｋに
あった樹脂も吸い込むようにポット１７内に引き込み、
連通路１５３５にあった樹脂もポット１７内に引き込
み、該ポット１７内には、該樹脂と空気が入り込む。こ
の引き退げのとき、射出プランジャ１３はＳ位置へと移
動することになり、側面穴１２を塞ぐこととなるから、
前述の不良溶融物とともに塞いだ側面穴１２前方の残留
樹脂もノズル穴１９前方に排出する。
時間毎に、射出完了状態からパージング工程が始まる。
即ち、スクリュ３１は停止状態で連通路３５を閉鎖し、
射出プランジャ１３は前進端１６ｂに位置している。こ
の状態で射出駆動モータを回転させ、送りねじを後退方
向へ送ることにより、射出プランジャ１３を後退端１６
ｂまで、即ちストロークＳ０まで引き退げる。この引き
退げのときに、ノズル孔１９にある樹脂および隙間Ｋに
あった樹脂も吸い込むようにポット１７内に引き込み、
連通路１５３５にあった樹脂もポット１７内に引き込
み、該ポット１７内には、該樹脂と空気が入り込む。こ
の引き退げのとき、射出プランジャ１３はＳ位置へと移
動することになり、側面穴１２を塞ぐこととなるから、
前述の不良溶融物とともに塞いだ側面穴１２前方の残留
樹脂もノズル穴１９前方に排出する。
【００２６】ついで、射出駆動モータ２３を回転して送
りねじを前進方向へ回転させることにより射出プランジ
ャ１３は、その後退端１６ｂから前壁１１に軸１４の先
端１６が当接するまで前進するから、射出ポット１７内
にあった残留樹脂をノズル孔１９を通じてノズル先端２
１から排出する。なお、これら排出パージングにおいて
ノズル先端２１は固定盤５０の射出孔５１から後退した
位置になるように可塑化装置、射出装置の全体を上昇さ
せている。
りねじを前進方向へ回転させることにより射出プランジ
ャ１３は、その後退端１６ｂから前壁１１に軸１４の先
端１６が当接するまで前進するから、射出ポット１７内
にあった残留樹脂をノズル孔１９を通じてノズル先端２
１から排出する。なお、これら排出パージングにおいて
ノズル先端２１は固定盤５０の射出孔５１から後退した
位置になるように可塑化装置、射出装置の全体を上昇さ
せている。
【００２７】また、つづいて同じように樹脂を排出する
ときは、射出プランジャ１３が前壁１１に、その先端１
６が当接状態から、全ストロークＳ０まで射出プランジ
ャ１３を移動して、その後退端１３ｂから再度前壁１１
に当接するまで前進させるこの動作を複数回繰り返すこ
とによって孔１２内にある樹脂は完全に排出できる。
ときは、射出プランジャ１３が前壁１１に、その先端１
６が当接状態から、全ストロークＳ０まで射出プランジ
ャ１３を移動して、その後退端１３ｂから再度前壁１１
に当接するまで前進させるこの動作を複数回繰り返すこ
とによって孔１２内にある樹脂は完全に排出できる。
【００２８】以上のように、本発明の樹脂材料排出は、
樹脂替えのさいに行なわれる射出駆動部１０のポット１
７内にある残留樹脂の排出を行なうために複数回実施さ
れていたのと異なり、射出プランジャ１３を、その駆動
部２のストローク量を活用して、後方へ全ストロークＳ
０分後退させることにより、残留する樹脂および不良溶
融物を側面穴１２から注入された新しい樹脂材料と共に
掻き出すようにしている。
樹脂替えのさいに行なわれる射出駆動部１０のポット１
７内にある残留樹脂の排出を行なうために複数回実施さ
れていたのと異なり、射出プランジャ１３を、その駆動
部２のストローク量を活用して、後方へ全ストロークＳ
０分後退させることにより、残留する樹脂および不良溶
融物を側面穴１２から注入された新しい樹脂材料と共に
掻き出すようにしている。
【００２９】そして、これらの一連のパージング工程
は、コンピュータ管理されている近来の射出成形工程に
おいては、容易にアラーム化、あるいはプログラム化し
て制御できるので、省エネ化とともに無人化して成形品
品質の向上を図ることができる
は、コンピュータ管理されている近来の射出成形工程に
おいては、容易にアラーム化、あるいはプログラム化し
て制御できるので、省エネ化とともに無人化して成形品
品質の向上を図ることができる
【００３０】
【発明の効果】本発明は、可塑化装置および射出装置と
を夫々有するプリプラ式射出成形機の射出部で、その成
形工程の終了時もしくは一定時間毎に、可塑化部の駆動
を停止して、射出シリンダ内における全ストローク量の
移動を射出プランジャに行なわせるようにしたから、射
出プランジャの前進によって孔内の樹脂は残らず排出さ
れる。さらに、後退によってポット側面の穴が現われ、
ここから新たな樹脂を供給できるようにしたため早期に
樹脂替えが可能となった。
を夫々有するプリプラ式射出成形機の射出部で、その成
形工程の終了時もしくは一定時間毎に、可塑化部の駆動
を停止して、射出シリンダ内における全ストローク量の
移動を射出プランジャに行なわせるようにしたから、射
出プランジャの前進によって孔内の樹脂は残らず排出さ
れる。さらに、後退によってポット側面の穴が現われ、
ここから新たな樹脂を供給できるようにしたため早期に
樹脂替えが可能となった。
【００３１】さらには、樹脂の入れ替えが早期に行なえ
るため、これまでのパージ作業を繰り返す方法に比べて
樹脂替えに要す時間は、７０〜８０％低減され、この分
の樹脂量も９０％以上減少させることが可能となった。
これは装置の稼働率向上、製造コストの削減に大きく寄
与するものである。
るため、これまでのパージ作業を繰り返す方法に比べて
樹脂替えに要す時間は、７０〜８０％低減され、この分
の樹脂量も９０％以上減少させることが可能となった。
これは装置の稼働率向上、製造コストの削減に大きく寄
与するものである。
【図１】 本発明の要部を示す部分断面図。
【図２】 本発明にかかる射出装置および可塑化装置の
概略図。
概略図。
【図３】 本発明にかかるノズル周辺の概略図
【図４】 本発明にかかるポット周辺の部分断面図
１ 射出部 ２ 駆動部 ３ 可塑化部 ４ 駆動部 １０ 射出駆動部 １１ 前壁 １２ 側面穴 １３ 射出プランジャ １４ 軸 １５ 連通路 １６ 先端 １６ａ前進端 １６ｂ後退端 １７ ポット １８ 逆止弁 １９ ノズル穴 ２０ ノズル後部 ２１ ノズル先端 ２３ 射出モータ ２６ エンコーダ ３０ 加熱シリンダ ３１ スクリュ ３３ ホッパ口 ３５ 連通路 Ｓ０ 全ストローク Ｓ１ 通常ストローク Ｓ 計量ストローク Ｋ 隙間
Claims (3)
- 【請求項１】 樹脂材料をホッパより加熱シリンダ
へ供給し、この加熱シリンダ内部にあるスクリュの回転
によって前記樹脂材料を溶融する可塑化部とこの可塑化
部から連通路で連結されている前記溶融した樹脂材料を
射出駆動部に連通路から流入させて計量し、この計量し
た溶融状態の材料を射出プランジャの前進により金型に
注入する射出部から成るプリプラ式射出成形機の樹脂交
換方法において、成形運転停止または成形運転の一定時
間経過後にスクリュ回転を停止し、射出ポットの前方に
あった射出プランジャをこの射出ポットの後退端まで後
退させ、樹脂を強制的に排出することを特徴とするプリ
プラ式射出成形機の樹脂替え方法。 - 【請求項２】 射出ポット内で射出プランジャが前
進端から後退端まで後退して一旦停止し、この停止時間
中にポットの側面に明けられた穴から新規交換用の樹脂
を注入し、射出プランジャを前進端まで前進させて、射
出ポット内に付着し残った樹脂を強制的に排出すること
を特徴とする請求項１記載のプリプラ式射出成形機の樹
脂替え方法。 - 【請求項３】 射出ポット内で射出プランジャを前
進端から後退端まで後退させ、およびこの後退端から射
出ポットの前進端まで動く動作を複数回繰り返すことに
よりこの射出ポット内の樹脂を強制的に排出することを
特徴とする請求項１または２記載のプリプラ式射出成形
機の樹脂替え方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15595196A JPH09300403A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | プリプラ式射出成形機の樹脂替え方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15595196A JPH09300403A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | プリプラ式射出成形機の樹脂替え方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09300403A true JPH09300403A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15617104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15595196A Pending JPH09300403A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | プリプラ式射出成形機の樹脂替え方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09300403A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003018287A3 (de) * | 2001-08-23 | 2003-08-28 | Polymaterials Ag | Verfahren und vorrichtungen zur erzeugung von homogenen gemischen und zur erzeugung und prüfung von formkörpern |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP15595196A patent/JPH09300403A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003018287A3 (de) * | 2001-08-23 | 2003-08-28 | Polymaterials Ag | Verfahren und vorrichtungen zur erzeugung von homogenen gemischen und zur erzeugung und prüfung von formkörpern |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100503200C (zh) | 橡胶注射模塑装置以及橡胶产品的制造方法 | |
| JPH02178012A (ja) | 射出成形用金型装置 | |
| JPH02153714A (ja) | 射出成形装置 | |
| JP2786243B2 (ja) | 射出成形機の射出可塑化装置 | |
| JPH09300403A (ja) | プリプラ式射出成形機の樹脂替え方法 | |
| JP2923220B2 (ja) | ガラス長繊維入り樹脂材料の成形方法及び装置 | |
| JP2654897B2 (ja) | スクリュプリプラ式射出成形機の残留材料の排出方法 | |
| JP3173359B2 (ja) | スクリュプリプラ式射出装置における操作方法 | |
| JPH10296808A (ja) | プリプラ式射出成形機の樹脂替え方法 | |
| JPH0691695A (ja) | プリプラ式射出成形機のパージ方法 | |
| JPH0815752B2 (ja) | プリプラ式射出成形機 | |
| CA2528105A1 (en) | Method and device for injecting an injection molded part made of plastic | |
| JPS6357213B2 (ja) | ||
| JP7165179B2 (ja) | プリプラ式射出成形機の成形方法 | |
| JP3234869B2 (ja) | プランジャ式射出成形機の射出装置 | |
| JP2004351895A (ja) | 射出成形装置 | |
| JPS5848114Y2 (ja) | 射出成形機 | |
| JPH08142122A (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂の成形機 | |
| JP3025775B1 (ja) | スクリュ―式プリプラ射出機 | |
| JP3248758B2 (ja) | 射出成形機における滞留樹脂の排出方法 | |
| US20030118831A1 (en) | Process for changing material in injection molding and sandwich-shaped molded article | |
| JPH0257007B2 (ja) | ||
| JP6594284B2 (ja) | 可塑化射出装置の運転方法 | |
| JP2649266B2 (ja) | 射出装置の油圧回路 | |
| JP2004066691A (ja) | 射出成形方法および装置 |