JP3234869B2 - プランジャ式射出成形機の射出装置 - Google Patents

プランジャ式射出成形機の射出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プランジャ式射
出成形機の射出装置に関し、より詳しくは、可塑化装置
で可塑化され射出装置に送られた溶融樹脂を射出プラン
ジャによって射出するプランジャ式射出成形機におい
て、射出動作の際に、射出プランジャのプランジャヘッ
ドからプランジャ軸側に漏れ出た樹脂を、射出シリンダ
の後端に取り付けた排出ガイドから排出するプランジャ
式射出成形機の射出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プランジャ式射出成形機は、スクリュウ
プリプラ式射出成形機として実用に供されていることが
多いので、スクリュウプリプラ式射出成形機によって以
下説明する。スクリュウプリプラ式射出成形機は、可塑
化装置の可塑化室に可塑化スクリュウが内装され、射出
装置の射出室に射出プランジャが内装され、可塑化室と
射出室とを連通する連通路が可塑化装置と射出装置との
間に備えられている。先ず、ホッパーから可塑化室に供
給された合成樹脂材料(以下樹脂という。)が、可塑化
スクリュウの回転と可塑化室の加熱とによって混練・溶
融され(以下可塑化という。)、可塑化された樹脂が連
通路から射出室に圧送される。このとき、圧送に伴い後
退する射出プランジャの後退量が検出されて、樹脂の可
塑化量が計量される。次に、射出プランジャが前進し
て、この溶融樹脂が金型のキャビティの中に射出され
る。
【0003】このようなプランジャ式射出装置において
は、射出プランジャが前進後退動作中に射出シリンダに
かじらないようにするため、射出プランジャのプランジ
ャ軸がプランジャヘッドより僅かに小さい直径になって
おり、プランジャヘッドとプランジャ軸との間に段差部
が形成されている。また、プランジャヘッドと射出シリ
ンダ内壁との間に僅かな隙間が確保されている。このた
め、高圧で溶融樹脂を金型に充填する射出動作中に、極
微量の溶融樹脂がこの隙間から漏れ出てプランジャ軸と
射出シリンダ内壁との間の隙間に溜まる。そして、長時
間の成形運転の間に、この漏出した樹脂(以下漏出樹脂
と言う。)が、プランジャヘッドの段差部に押されてプ
ランジャ軸に沿って後方に押し出され、射出シリンダの
後部(基部)または後端近傍に設けてある排出口からや
がて排出される。このとき漏出樹脂が円滑に排出されな
いと、溜まった漏出樹脂が堰となって射出プランジャの
後退動作を妨げるようになり、計量工程に支障が出る。
【0004】そこで、この漏出樹脂を射出シリンダの外
に排出するための排出装置が提案されている。例えば、
特開平8−156049号では、射出プランジャ軸の周
りに付着した排出樹脂を落下させるとともに、射出プラ
ンジャを支承するためのスクレーパリング23を備えた
射出装置が開示されている。また、特開平8−2299
97号には、漏出樹脂を溶融樹脂の形態で排出するため
に、樹脂抜き穴16を射出シリンダに直接設け、その抜
き穴の後方にもヒータを備えた射出シリンダが提案され
ている。さらに特開平9−85787号では、掻取用の
スリーブ19を射出シリンダの樹脂抜き穴の直後に設け
て、溶融樹脂が掻取用スリーブより後方に洩れないよう
にしたものが提案されている。
【0005】汎用樹脂材料を使用して成形する場合、こ
の樹脂材料が熱的に安定しているから、漏出樹脂がプラ
ンジャ軸の周囲で長時間高温に曝されても劣化すること
がない。それで、樹脂材料の溶融し始める温度より充分
高い成形温度を保って成形する限り、漏出樹脂が溶融状
態で排出され、溶融状態で落下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラン
ジャヘッドから漏出した樹脂は、その樹脂の種類によっ
て、また同じ樹脂であってもその成形条件によって、い
ろいろな状態で排出装置から排出される。
【0007】エンジニアリングプラスチック材料、スー
パーエンジニアリングプラスチック材料を使用して成形
する場合、これらを溶融して射出する成形温度が高く、
熱分解しやすい特性があるものが多いから、溶融し始め
る温度を余り上まわらない成形温度でこれらの樹脂を成
形することがある。また、成形品の強度を向上するため
に、溶融温度の異なる2種類のプラスチック材料を混合
したアロイ材にして使用することがある。これらの場合
に、樹脂材料の温度が成形温度より若干低下すると、溶
融樹脂の粘度が大きくなったり、半ば固化したような状
態になったりするものがあり、排出装置から排出された
漏出樹脂が溶融状態のままで落下しないことがある。
【0008】また、難燃性を付与するために、あるいは
他の特性を付与するために、添加剤を混入した場合に、
溶融樹脂が若干熱劣化することがある。必要以上に高温
で成形運転が行われる場合にも若干熱劣化する。また、
1回の射出量が非常に小さい成形を行う場合に、射出プ
ランジャの射出ストローク長さが全ストローク長さに比
べて非常に小さいため、漏出樹脂が排出されるまでに長
時間高熱に曝される結果、溶融樹脂が若干熱劣化する。
このような場合にも、溶融樹脂の粘度が大きくなった
り、半ば固化したような状態になることがあり、排出さ
れた漏出樹脂が落下する前に固化しやすい。
【0009】上記のように漏出樹脂が排出装置の排出口
の出口で固化する場合に、プランジャ軸の周りに厚い膜
状になって累積して成長する形態や、団子状に固まる形
態になることがある。この場合に、排出装置付近を射出
シリンダと同じ温度に加熱することだけでは、溶融状態
で排出された漏出樹脂が排出口出口で落下せず、その出
口でそのまま固化してしまう。
【0010】この発明は、上記のように溶融状態で排出
された漏出樹脂が排出口から落下せずに、固化する場合
であっても、確実に排出させる目的のものであり、漏出
樹脂を溶融状態ではなく固化した状態で排出させるとと
もに、固化した樹脂が細線状に分断されて排出されるよ
うにして、排出樹脂が折れやすく、また落下しやすいよ
うにした排出装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】1) 上記課題を解決す
るプランジャ式射出成形機の射出装置は、射出プランジ
ャのプランジャ軸が貫通するガイド孔を有する排出ガイ
ドを、射出シリンダの後端に接続して備え、射出シリン
ダに接する前側のガイド孔の内径が射出シリンダの内径
と略同一寸法であり、後側のガイド孔がプランジャ軸に
僅かな隙間を有した内径の円筒面に形成され、さらにそ
の円筒面上に多数の排出溝をプランジャ軸芯に平行に形
成してあることを特徴とする。
【0012】2) また、上記課題を解決するプランジ
ャ式射出成形機の射出装置は、射出プランジャのプラン
ジャ軸が貫通するガイド孔を有する排出ガイドを、射出
シリンダの後端に接続して備え、この排出ガイドが射出
シリンダと独立に温度制御される加熱手段によって温度
制御され、射出シリンダに接する前側のガイド孔の内径
が射出シリンダの内径と略同一寸法であり、後側のガイ
ド孔がプランジャ軸に僅かな隙間を有した内径の円筒面
に形成され、さらにその円筒面上に多数の排出溝をプラ
ンジャ軸芯に平行に形成してあることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、スクリュウプ
リプラ式射出成形機の射出装置1は、可塑化装置2と射
出装置3とを備え、可塑化装置2の可塑化シリンダ20
内に形成された可塑化室12と、射出装置3の射出シリ
ンダ30内に形成された射出室13とが、連通路11に
よって連通されている。可塑化シリンダ20の後端に
は、油圧ピストンを内蔵する逆止装置22が接続され、
これに油圧モータ等の回転駆動装置23が接続されてい
る。可塑化室12に内装された可塑化スクリュウ21の
後端が逆止装置22の油圧ピストンに結合され、油圧ピ
ストンがさらに回転駆動装置23の油圧モータに結合さ
れて、可塑化スクリュウ21が可塑化シリンダ20の中
で回転可能かつ進退可能になっている。
【0014】射出シリンダ30は、連結部材42によっ
て射出駆動装置40のフレーム41と接続されている。
フレーム41の中には射出油圧シリンダ34が固定さ
れ、この中に射出ピストン35が進退可能に取り付けら
れている。射出室13に内装された射出プランジャ31
が、その後端でカップリング32によって連結棒33に
接続され、連結棒33が射出ピストン35のラム35a
先端に固定されて、射出プランジャ31が射出シリンダ
30の中で前進・後退するようになっている。
【0015】ホッパ24から投入された樹脂が、図示省
略した可塑化シリンダ20のバンドヒータの熱と可塑化
スクリュウ21の回転によって可塑化され、前方に送ら
れる。このとき逆止装置22の作動油の油圧を開放し
て、可塑化スクリュウ21を後退可能にしておくと、送
られる溶融樹脂の反力により可塑化スクリュウ21が後
退して連通路11が解放される。連通路11を通った溶
融樹脂は射出シリンダ30に送られ、射出プランジャ3
1を後退させる。後退する射出プランジャ31の位置
は、リニアエンコーダ等の位置検出器37によって計測
され、溶融樹脂の計量が行われる。計量が完了すると、
射出油圧シリンダ34のピストン35を前進させること
によって射出が行われる。このとき、逆止装置22の推
力によって可塑化スクリュウ21を前進させて、連通路
11の閉鎖、すなわち逆止が行われている。
【0016】図2に示すように、プランジャヘッド31
aの直径がプランジャ軸31bの直径より僅かに太くな
っており、プランジャヘッド31aとプランジャ軸31
bとの間に直径差で0.2mm程度の段差部31cが形
成されている。また、射出シリンダ30の内壁30aの
内径とプランジャヘッド31aの外径との間に直径の差
において約0.1mm程度の隙間が確保されている。射
出動作中にプランジャヘッド31aが射出シリンダ30
にかじらないようにするためである。このために、射出
動作中に、極微量の溶融樹脂がプランジャヘッド31a
と射出シリンダ30との隙間から漏れ出して、プランジ
ャ軸31bと射出シリンダ30との隙間に溜まる。この
漏出樹脂の量は、樹脂材料、成形温度によって多少異な
るが、実際には非常に微量であり、1回の射出量の0.
03%〜0.1%程度である。そして、長時間の成形運
転の間中、溶融樹脂の漏出が繰り返され、やがて漏出樹
脂が射出シリンダ30の中でプランジャ軸31bの周囲
に堆積し後方に移動して行く。この漏出樹脂を射出シリ
ンダ30の中から外へ排出する排出装置が以下のように
備えられている。
【0017】先ず排出装置近傍の構成を詳細に説明す
る。射出シリンダ30の後端に、連結部材42の前端4
2aに嵌合する小径筒部30bが形成されており、射出
シリンダ30が断熱部材43を介して連結部材42と同
芯上に固定されている。また小径筒部30bの後端に、
次に説明する排出ガイド51の前端51aが嵌合する嵌
合穴30cが、射出シリンダ30の軸芯と同心に形成し
てある。また連結部材42の筒体部の下面には、排出さ
れた樹脂が落下する落下口42bが設けられ、上面に
は、落下口42bに略同一形状の開口42cが形成され
ている。
【0018】排出ガイド51は、筒体部51bとフラン
ジ51cとを有し、射出シリンダ30の後端に次のよう
に接続されている。フランジ51cが連結部材42の前
端42aの裏面にボルト52によって締結されるととも
に、筒体部51bの前端51aが射出シリンダ30後端
面の嵌合穴30cに嵌合して、排出ガイド51が射出シ
リンダ30の後端に同心上に固定されている。
【0019】図3(a)は、図3(b)の排出ガイド5
1のA−A矢視断面図であり、図3(b)は、排出ガイ
ド51を後方から見るとともに連結部材42の断面を示
す図面である。なお図1、図2においても排出ガイド5
1は、A−A矢視断面図である。排出ガイド51には、
プランジャ軸31bが貫通するガイド孔51d,51e
が形成されている。射出シリンダ30と接する略前半部
分のガイド孔51dの内径は、射出シリンダ30の内径
と略同一寸法に形成されており、その後半側のガイド孔
51eの円筒面の内径は、プランジャ軸31bの外径に
僅かな隙間を加えた寸法に形成されている。そしてその
円筒面に多数の排出溝51fが、プランジャ軸芯に平行
に形成してある。排出溝51fの後端から排出された樹
脂が落下しやすいように、フランジ51cの後端面が落
下口42bの上方に位置している。
【0020】このように排出ガイド51が構成されてい
るので、図4に示すように、漏出樹脂が排出ガイド51
の排出溝51fの出口で多数の細線状に分割された状態
で固化して排出される。この細線状の排出樹脂は、自然
にプランジャ軸芯に沿って放射状に広がり、プランジャ
の進退運動によりやがて垂れ下がり、折れて落下する。
【0021】排出ガイド51がコンパクトにできてお
り、かつ射出シリンダ30と小さい面積で接触している
こと、および射出シリンダ30と連結部材42とが断熱
部材43を介して接続されていることによって、排出ガ
イド51と射出シリンダ30とが熱的に離隔している。
従って、排出ガイド51と射出シリンダ30とをそれぞ
れ独立に温度制御しても、相互に悪影響を与えることが
少ない。そこで、筒体部51bの外周にバンドヒータ5
3を巻回して、これが射出シリンダ30のバンドヒータ
38と独立に温度制御されるようにすることができる。
このようにすることにより、排出ガイド51のガイド孔
51dの中で漏出樹脂が確実に溶融しているように、バ
ンドヒータ53の温度を独立に設定することができるか
ら、樹脂が途中で詰まることがない。特に熱劣化の恐れ
が少ない樹脂を使用する場合には、バンドヒータ38の
温度設定幅の許容範囲が大きいので、温度制御しやす
い。
【0022】射出プランジャ31を接続するカップリン
グ32の前面32aをテーパ状に形成することができ
る。こうすることにより、図4に示すように、射出工程
で射出プランジャ31が前進するときに、このカップリ
ングの前面32aで細線を強制的に押し広げるから、細
線状の排出樹脂が折れて落下しやすくなる。
【0023】また、図2に示すように、排出ガイド51
の排出溝51fの出口付近を冷却する冷却手段を追加し
て、排出樹脂が確実に固化するようにしても良い。冷却
手段の1例として、排出溝51fの出口付近に向かって
空気を吹き付けて冷却するノズル54を備えても良い。
また、フランジ部を巻回する冷却水配管55を取り付け
ても良い。こうすることによって、排出溝51fから排
出される細線状の樹脂が確実に固化した状態で排出され
るから、隣同士の細線が付着することが皆無になり、確
実に排出樹脂を落下させることができる。
【0024】成形する樹脂の種類により、また同じ樹脂
であってもその成形条件により、排出ガイド51から排
出された樹脂が、上述したような排出形態と異なる形態
で排出されるものがある。この場合に、同時に別途出願
した他の排出ガイドを使用することができるので、本発
明の排出ガイド51と他の発明による排出ガイドとを容
易に交換できるようにすることが望ましい。このために
は、この発明の排出ガイド51の外形寸法を他の発明の
排出ガイドと共通にして、その交換が容易にできるよう
にする。なお、カップリング32は、半割のものを組み
合わせる構成になっている。
【0025】排出ガイド51の外形寸法およびその周り
の取付寸法を、上記した他の発明の排出ガイドのそれと
共通にすることによって、排出ガイド51の取り付け/
取り外しは、次に示すように容易にできる。先ず、連結
部材42の上側の開口42cおよび下側の落下口42b
から外しやすい位置にカップリング32を移動して、こ
れを取り外した後、連結棒33と射出プランジャ31と
の間に別途用意したスペーサを挿入したまま、射出ピス
トン35を前進させて射出プランジャ31を前進限まで
移動させる。次に連結棒33だけを後退させ、スペーサ
を取り外してから、ボルト52を緩めて取り外す。そし
て排出ガイド51を射出プランジャ31に沿って後方に
引き抜き、上側の開口42cまたは下側の落下口42b
から取り出す。このようにして、排出ガイド51を簡単
な分解作業によって取り外すことができる。次に他の排
出ガイドに交換するが、この取り付け作業は上記作業を
逆の順序で行うものであり、簡単な取り付け作業である
ことには変わりがない。このようにして、この発明の排
出ガイドを他の排出ガイドと交換可能にすることによっ
て、漏出樹脂の他の排出形態に簡単に対応することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上この発明によれば、従来なら漏出樹
脂が排出口付近で固化して落下しにくい場合であって
も、樹脂が多数の細線状に分割された状態で固化して排
出されるので、排出された樹脂が確実に落下口から落下
する。
【0027】また、排出ガイドと射出シリンダとが熱的
に離隔しているので、排出ガイドをバンドヒータによっ
て射出シリンダと独立に温度制御した場合には、漏出樹
脂が途中で詰まることが皆無になる。
【0028】さらにまた、射出プランジャを接続するカ
ップリングの前面をテーパ状に形成した場合には、射出
プランジャが前進するときに、このカップリング前面で
細線を強制的に押し広げるから、細線状の排出樹脂が折
れて確実に落下する。
【0029】さらにまた、排出ガイドの排出溝の出口付
近を冷却する冷却手段を追加した場合には、多数の細線
が確実に固化してから排出されるので、隣同士の細線が
付着することがない。
【0030】さらにまた、この発明の排出ガイドを、同
時に別出願した他の排出ガイドと交換可能にした場合に
は、漏出樹脂材料の他の排出形態に対応することが容易
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプランジャ式射出成形機の射出
装置を一部断面で示す全体図。
【図2】排出ガイド周りの断面図。
【図3】排出ガイドの詳細図。
【図4】排出ガイド周りでの排出状態を示す断面図。
【符号の説明】
1:射出装置 13:射出室 30:射出シリンダ 31:射出プランジャ 31a:プランジャヘッド 31b:プランジャ軸 32:カップリング 43:断熱部材 51:排出ガイド 51d:前側のガイド孔 51e:後側のガイド孔 51f:排出溝 53:加熱手段(バンドヒータ) 54:冷却手段(ノズル) 55:冷却手段(冷却配管) 1 12
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−277593(JP,A) 特開 平11−277592(JP,A) 特開 平11−165334(JP,A) 特開 平10−6372(JP,A) 特開 平8−156049(JP,A) 特開 平9−85787(JP,A) 特開 平8−229997(JP,A) 登録実用新案3032857(JP,U) 国際公開99/50044(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/46 - 45/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出プランジャによって射出室の溶融樹
    脂を射出するプランジャ式射出成形機の射出装置におい
    て、前記射出プランジャのプランジャ軸が貫通するガイ
    ド孔を有する排出ガイドを射出シリンダの後端に接続し
    て備え、前記射出シリンダに接する前記ガイド孔の前側
    の内径が該射出シリンダの内径と略同一寸法であり、前
    記ガイド孔の後側が前記プランジャ軸に僅かな隙間を有
    した内径の円筒面に形成され、さらに該円筒面上に多数
    の排出溝が前記プランジャ軸の軸芯に平行に形成してあ
    ることを特徴とするプランジャ式射出成形機の射出装
    置。
  2. 【請求項2】 射出プランジャによって射出室の溶融樹
    脂を射出するプランジャ式射出成形機の射出装置におい
    て、前記射出プランジャのプランジャ軸が貫通するガイ
    ド孔を有する排出ガイドを射出シリンダの後端に接続し
    て備え、前記排出ガイドが前記射出シリンダと独立に温
    度制御される加熱手段によって加熱されるとともに、前
    記射出シリンダに接する前記ガイド孔の前側の内径が該
    射出シリンダの内径と略同一寸法であり、前記ガイド孔
    の後側が前記プランジャ軸に僅かな隙間を有した内径の
    円筒面に形成され、さらに該円筒面上に多数の排出溝が
    前記プランジャ軸の軸芯に平行に形成してあることを特
    徴とするプランジャ式射出成形機の射出装置。
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