JPH09295499A - 装飾体及びその製造方法 - Google Patents

装飾体及びその製造方法

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JPH09295499A
JPH09295499A JP14478796A JP14478796A JPH09295499A JP H09295499 A JPH09295499 A JP H09295499A JP 14478796 A JP14478796 A JP 14478796A JP 14478796 A JP14478796 A JP 14478796A JP H09295499 A JPH09295499 A JP H09295499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体感があって美しく輝き、しかも、奥行き
のある美しさを持つ意匠性に優れるワッペンやステッカ
ー等に好適な装飾体を提供する。 【解決手段】 基材2と、その基材2の上面に固着され
て設けられる合成樹脂製シートよりなる所望形態の模様
パターン3と、その模様パターン3上に、上方への膨ら
み形状となることでその模様パターン3との間に空間4
を有するように、かつ、その周縁が模様パターン3の周
縁上に固着されて設けられる微細凹凸模様7付き透明合
成樹脂製シートよりなる表面材5とからなる装飾体。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワッペンやステ
ッカー等の装飾体及びその製造方法に関する。
【従来の技術】従来より、衣服に種々のワッペンが貼ら
れ、また、室内ではステッカーが飾られて装飾性が高め
られることが広く行われている。さらに、最近では、衣
服等に直接に模様パーンを付設することが行われてい
る。この種のワッペン、ステッカー等の装飾体は布等の
基材上に適宜模様パターン化された樹脂シートが貼り付
けられて構成される。
【発明が解決しようとする課題】そして、最近では、衣
類、室内の意匠的な質が向上し、それに従って装飾体の
意匠性の向上が望まれているが、従来の装飾体はその点
において満足されていないのが実情である。この発明は
上記の事情に鑑みて行ったもので、立体感があって美し
く輝き、しかも、奥行きのある美しさを持つ意匠性に優
れるワッペンやステッカー等に好適な装飾体を提供する
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明の装飾体は、基材と、その基材の上面に固着され
て設けられる合成樹脂製シートよりなる所望形態の模様
パターンと、その模様パターン上に、上方への膨らみ形
状となることでその模様パターンとの間に空間を有する
ように、かつ、その周縁が模様パターンの周縁上に固着
されて設けられる微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シー
トよりなる表面材とからなる。上記構成によれば、模様
パターンと表面材との間に空間を持つ立体的な模様を持
つ装飾体が得られる。さらに、表面材が透明合成樹脂製
シートよりなりその表面が反射面で、しかも、微細凹凸
模様が形成されているので、その表面全体において小さ
い密度での乱反射が発生し見る角度を変えることでキラ
キラと輝く装飾体が得られる。さらに、表面材が透明で
あるので、光は表面材を透過して模様パターン上に至る
ことで模様パターン面からの光も外部に至り、上記のキ
ラキラ感が奥行きのある美しいものとなり、これによ
り、高い意匠性が得られる。とくに、模様パターン表面
が金色、銀色の鏡面とされる(請求項2記載の発明)こ
とで、その鏡面で反射が促進され、キラキラ感がより高
められて豪華な美しさが創出される。また、表面材がウ
レタン樹脂シートとされる(請求項3記載の発明)こと
で、模様パターンシートととして安価な塩化ビニール樹
脂を使用する場合も、その塩化ビニールシートがウレタ
ン樹脂シートで覆われることで、装飾体のドライクリー
ニングが可能となり、これにより装飾体の実用性が高め
られる。塩化ビニール樹脂はドライクリーニングに用い
られる溶剤により劣化する。請求項4記載の発明では、
装飾体を、模様パターン形成用の合成樹脂製シート上に
その模様パターン形成用の合成樹脂製シートより少し大
きめの微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートを、模様
パターン形成用の合成樹脂製シートを囲む囲み体内にお
いて載置し、前記模様パターン形成用の合成樹脂製シー
トと前記微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートとを熱
圧成形によりそれぞれの外縁位置で環状に連続して固着
して、その間に空気層を有する前記模様パターン形成用
の合成樹脂製シートと前記微細凹凸模様付き透明合成樹
脂製シートとの一体となったものを得、その一体となっ
たものを基材上に載置し、所望の模様の周縁位置に沿っ
て連続状に熱圧成形し、その位置において前記模様パタ
ーン形成用の合成樹脂製シートと前記微細凹凸模様付き
透明合成樹脂製シートと前記基材とを固着するととも
に、前記模様パターン形成用の合成樹脂製シートと前記
微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートとを切除して製
造した。上記構成によれば、請求項1の発明の意匠性に
優れる装飾体が製造容易に得られる。とくに装飾体内部
への空間形成が囲み体の使用により真空引き等の複雑な
作業を要することなく、容易に行える。
【発明の実施の形態】図1はこの発明の装飾体1の切欠
断面を含む斜視図である。2は布等よりなる基材であ
り、その上面に塩化ビニルシートよりなる英文字の模様
パターン3が固着され、その模様パターン3上に透明の
ウレタンシートよりなる表面材5が、上方への膨らみ形
状となることで模様パターン3との間に空間4を有する
ように、その周縁が模様パターン3の周縁上に固着され
て付設されている。上記の模様パターン3表面は金色、
銀色等の鏡面となっている。また、上記の表面材5の表
面全面には縦横方向に微細な溝が刻設されており、とく
に、その横方向の溝は連続しないように設けられ、この
ようにして表面材5の表面全面には微細凹凸模様7が形
成されている。上記のように構成された装飾体1は、ま
ず、模様部分の表面材5が膨らんでいるので立体感があ
る。そして、光の下におかれると、まず、表面材5がウ
レタンシートでその表面が反射面となり、しかも、そこ
には微細凹凸模様7が形成されているので、その表面全
体において小さい密度での乱反射が発生する。さらに、
その表面材5は透明であるので、光は表面材5を透過し
て模様パターン3上に至り、模様パターン3表面が鏡面
であるのでその光は反射され再び表面材5を通して外部
に至る。このように光が表面材5を透過して模様パター
ン3表面で反射され表面材5を透過して外部に至る場合
も、表面材5が微細凹凸模様7を有しているのでその部
分を通過する際にランダムに屈折し、また、表面材5の
内面でも反射が発生する。その結果、表面材5の表面か
ら目に入る光線数は無数となり、かつ、その方向はラン
ダムであるので、表面材5に覆われる模様部分は見る角
度により目に入る光線が著しく変化してキラキラと輝
く。しかも、目に入る光線は表面材5の表面部分からの
反射光のみではなく、表面材5下方の模様パターン3表
面からの光線も目に入るので、その輝きは奥行きの深い
美しいものとなる。以下、上記装飾体1の製造方法を図
2、図3を用いて説明する。 [第1の工程]図2(A)に示すように、微細凹凸模様
パターン10aを有する金型10でのプレスにより、下
台12上に載置された表面材5形成用のウレタンシート
11の表面に微細凹凸模様7を付設する。 [第2の工程】図2(B)に示すように、一方の電極と
なる金型台13上に、絶縁プレート14を敷き、さら
に、その絶縁プレート14上に長方形状の絶縁枠16を
置く。そして、その絶縁枠16内の絶縁プレート14上
にその絶縁枠16に外周形状が沿う模様パターン3形成
用の塩化ビニールシート15を載置し、さらにその上に
シート15より若干大きい寸法とされた上記第1の工程
で得られたシート11を載置する。したがって、シート
11は図に示すように若干の膨らみ形状となって載置さ
れる。そして、その上方から他方の電極となる押さえ用
金型17でシート11とシート15とを押さえ、高周波
誘電加熱によりそれぞれの外縁位置で環状に連続して溶
着により固着し、図2(C)に示すような、間に空気層
18を持つシート11とシート15との一体物20を得
る。 [第3の工程]図2(D)に示すように、金型台13上
に基材2形成用の布体21を載置し、その上部に上記第
3の工程で得られた一体物20を載置し、その上方から
他方の電極となる押さえ及び切り抜き用金型22でプレ
スし、高周波誘電加熱を行う。上記の押さえ及び切り抜
き用金型22には、図3に示すように、外側が切断刃2
4、内側が押さえ部25となった型押し部23が突出し
て設けられていて、まず、金型22が図3に示す所定位
置に下降されることで切断刃24が模様部分を残すよう
にシート11、シート15のそれぞれを切断する。そし
て、その位置で押さえ部25がシート11、シート15
を重ねて押さえる状態で高周波誘電加熱が行われ、これ
によりシート11とシート15とが、さらに、シート1
5と布体21とがシート11、シート15の溶着によっ
て固着される。そして、その際には、一体物20が空間
層18を持っていたことで、表面材5と模様パターン3
との間に空間4を持つ装飾体1が得られる。 [第4の工程]次に、図示しないが、装飾体1が所定の
形態のワッペンやステッカーとなるように、布体21の
外周がプレス打ち抜きにより裁断される。 (変形例の説明)シート11、シート15は高周波誘電
加熱に好適なものであれば、適宜の合成樹脂製シートで
あってよい。また、装飾体1は衣服等に一体に形成され
てもよく、その場合は布体21が衣服等の生地となる。
また、シート15と布体21との固着を強固にするよう
に、その間に接着剤を用いてもよい。
【発明の効果】この発明によれば、従来品に比べ格段に
美しく意匠性に優れるワッペンやステッカー等の装飾体
が得られる。また、その装飾体が製造容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装飾体の切欠断面斜視図
【図2】この発明の装飾体の製造工程説明図
【図3】この発明の装飾体の製造工程の拡大説明図
【符号の説明】
1 装飾体 2 基材 3 模様パターン 4 空間 5 表面材 7 微細凹凸模様
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、 その基材の上面に固着されて設けられる合成樹脂製シー
    トよりなる所望形態の模様パターンと、 その模様パターン上に、上方への膨らみ形状となること
    でその模様パターンとの間に空間を有するように、か
    つ、その周縁が模様パターンの周縁上に固着されて設け
    られる微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートよりなる
    表面材と、 からなる装飾体。
  2. 【請求項2】 前記模様パターン表面が金色、銀色等の
    鏡面である請求項1記載の装飾体。
  3. 【請求項3】 前記表面材を構成する透明合成樹脂製シ
    ートがウレタン樹脂よりなる請求項1記載の装飾体。
  4. 【請求項4】 模様パターン形成用の合成樹脂製シート
    上にその模様パターン形成用の合成樹脂製シートより少
    し大きめの微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートを、
    模様パターン形成用の合成樹脂製シートを囲む囲み体内
    において載置し、 前記模様パターン形成用の合成樹脂製シートと前記微細
    凹凸模様付き透明合成樹脂製シートとを熱圧成形により
    それぞれの外縁位置で環状に連続して固着して、その間
    に空気層を有する前記模様パターン形成用の合成樹脂製
    シートと前記微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートと
    の一体となったものを得、 その一体となったものを基材上に載置し、所望の模様の
    周縁位置に沿って連続状に熱圧成形し、その位置におい
    て前記模様パターン形成用の合成樹脂製シートと前記微
    細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートと前記基材とを固
    着するとともに、前記模様パターン形成用の合成樹脂製
    シートと前記微細凹凸模様付き透明合成樹脂製シートと
    を切除し、 て行うことを特徴とする装飾体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8101441B2 (en) * 2009-02-12 2012-01-24 Sumita Optical Glass, Inc. Method of manufacturing light-emitting device
JP2014188856A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Morito Co Ltd 導電性装飾板を有するシートの製造方法
WO2017154525A1 (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 日本カーバイド工業株式会社 立体表示物
US10076889B2 (en) 2008-09-12 2018-09-18 3M Innovative Properties Company Wrapped three-dimensional shaped article and process for its production

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