JP3160645B2 - 膨らみ構造体の製造方法 - Google Patents

膨らみ構造体の製造方法

Info

Publication number
JP3160645B2
JP3160645B2 JP16285999A JP16285999A JP3160645B2 JP 3160645 B2 JP3160645 B2 JP 3160645B2 JP 16285999 A JP16285999 A JP 16285999A JP 16285999 A JP16285999 A JP 16285999A JP 3160645 B2 JP3160645 B2 JP 3160645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
synthetic resin
sheet
resin sheet
decorative body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16285999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000000891A (ja
Inventor
安夫 射場
Original Assignee
安夫 射場
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 安夫 射場 filed Critical 安夫 射場
Priority to JP16285999A priority Critical patent/JP3160645B2/ja
Publication of JP2000000891A publication Critical patent/JP2000000891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3160645B2 publication Critical patent/JP3160645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明は、ワッペンやステッカー等の装飾体の製造方
法に関する。
[従来の技術] 従来より、衣服に種々のワッペンが貼られ、また、室内
ではステッカーが飾られて装飾性が高められることが広
く行なわれている。さらに、最近では、衣服等に直接に
模様パターンを付設することが行なわれている。この種
のワッペン、ステッカー等の装飾体は布等の基材上に適
宜模様パターン化された樹脂シートが貼り付けられて構
成される。
[発明が解決しようとする課題] そして、最近では、衣類、室内の意匠的な質が向上し、
それに従って装飾体の意匠性の向上が望まれているが、
従来の装飾体はその点において満足されていないのが実
情である。この発明は上記の事情に鑑みて行なったもの
で、立体感があって意匠性に優れるワッペンやステッカ
ー等に好適な装飾体を製造容易に得られるようにする。
[課題を解決するための手段] この発明では、第1の合成樹脂シート上にそのシートよ
り少し大きめの第2の合成樹脂シートを、第1の合成樹
脂シートを囲む囲み体内において若干膨らみ形状となる
ように載置し、前記第1の合成樹脂シートと前記第2の
合成樹脂シートとを熱圧成形によりそれぞれの外縁位置
で環状に連続して固着して、その間に膨らみ形状の空気
層を有する膨らみ構造体を製造する。上記構成におい
て、第1の合成樹脂製シート上にその合成樹脂シートよ
り少し大きめの第2の合成樹脂製シートを、第1の合成
樹脂シートを囲む囲み体内において若干膨らみ形状とな
るように載置したことで、上側に位置する第の合成樹
脂シートは上方に膨らみ状態となり、その状態で外縁位
置で環状に連続して両シートを固着することで、両シー
トの一体物はその間に膨らみの大きい空気層持つ立体感
豊かな構造体となる。その構造体は、そのままワッペン
等の装飾体として使用でき、また、装飾体製造用部材と
して使用できる。
[発明の実施の形態] 図1はこの発明の装飾体1の切欠断面を含む斜視図であ
る。2は布等よりなる基材であり、その上面に塩化ビニ
ールシートよりなる英文字の模様パターン3が固着さ
れ、その模様パターン3上に透明のウレタンシートより
なる表面材5が、上方への膨らみ形状となることで模様
パターン3との間に空間4を有するよう、その周縁が模
様パターン3の周縁上に固着されて付設されている。上
記の模様パターン3表面は金色、銀色等の鏡面となって
いる。また、上記の表面材5の表面全面には縦横方向に
微細な溝が刻設されており、とくに、その横方向の溝は
連続しないように設けられ、このようにして表面材5の
表面全面には微細凹凸模様7が形成されている。上記の
ように構成された装飾体1は、まず、模様部分の表面材
5が膨らんでいるので立体感がある。そして、光の下に
おかれると、まず、表面材5がウレタンシートでその表
面が反射面となり、しかも、そこには微細凹凸模様7が
形成されているので、その表面全体において小さい密度
での乱反射が発生する。さらに、その表面材5は透明で
あるので、光は表面材5を透過して模様パターン3上に
至り、模様パターン3表面が鏡面であるのでその光は反
射され再び表面材5を通して外部に至る。このように光
が表面材5を透過して模様パターン3表面で反射され表
面材5を透過して外部に至る場合も、表面材5が微細凹
凸模様7を有しているのでその部分を通過する際にラン
ダムに屈折し、また、表面材5の内面でも反射が発生す
る。その結果、表面材5の表面から目に入る光線数は無
数となり、かつ、その方向はランダムであるので、表面
材5に覆われる模様部分は見る角度により目に入る光線
が著しく変化してキラキラ輝く。しかも、目に入る光線
は表面材5の表面部分からの反射光のみではなく、表面
材5下方の摸様パターン3表面からの光線も目に入るの
で、その輝きは奥行きの深い美しいものとなる。以下、
上記装飾体1の製造方法を図2、図3を用い説明する。
[第1の工程] 図2(A)に示すように、微細凹凸模様パターン10a
を有する金型10でのプレスにより、下台12上に載置
された表面材5形成用のウレタンシート(第2の合成樹
脂シート)11の表面に微細凹凸模様7を付設する。
[第2の工程] 図2(B)に示すように、一方の電極となる金型台13
上に、絶縁プレート14を敷き、さらに、その絶縁プレ
ート14上に長方形状の絶縁枠(囲み体)16を置く。
そして、その絶縁枠16内の絶縁プレート14上にその
絶縁枠16に外周形状が沿う模様パターン3形成用の塩
化ビニールシート(第1の合成樹脂シート)15を載置
し、さらにその上にシート15より若干大きい寸法とさ
れた上記台1の工程で得られたシート11を載置する。
したがって、シート11は図に示すように若干の膨らみ
形状となって載置される。そして、その上方から他方の
電極となる押さえ用金型17でシート11とシート15
とを押さえ、高周波誘電加熱によりそれぞれの外縁位置
で環状に連続して溶着により固着し、図2(C)に示す
ような、間に空気層18を持つシート11とシート15
との一体物(膨らみ構造体)20を得る。
[第3の工程] 図2(D)に示すように、金型台13上に基材2形成用
の布体21を載置し、その上部に上記第3の工程で得ら
れた一体物20を載置し、その上方から他方の電極とな
る押さえ及び切り抜き用金型22でプレスし、高周波誘
電加熱を行う。上記の押さえ及び切り抜き用金型22に
は、図3に示すように、外側が切断歯24、内側が押さ
え部25となった型押し部23が突出して設けられてい
て、まず、金型22が図3に示す所定位置に下降される
ことで切断刃24が模様部分を残すようにシート11、
シート15のそれぞれを切断する。そして、その位置で
押さえ部25がシート11、シート15を重ねて押さえ
る状態で高周波誘電加熱が行われ、これによりシート1
1とシート15とが、さらに、シート15と布体21と
がシート11、シート15の溶着によって固着される。
そして、その際には、一体物20が空間層8を持ってい
たことで、表面材5と模様パターン3との間に空間4を
持つ装飾体1が得られる。
[第4の工程] 次に、図示しないが、装飾体1が所定の形態のワッペン
やステッカーとなるように、布体21の外周がプレス打
ち抜きにより裁断される。
(変形例の説明) シート11、シート15は高周波誘電加熱に好適なもの
であれば、適宜の合成樹脂製シートであってよい。ま
た、装飾体1は衣服等に一体に形成されてもよく、その
場合は布体21が衣服等の生地となる。また、シート1
5と布体21との固着を強固にするように、その間に接
着剤を用いてもよい。
[発明の効果] この発明によれば、膨らみが大きく立体性に優れるワッ
ペンやステッカー等の装飾体が製造容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装飾体の切欠断面斜視図
【図2】この発明の装飾体の製造工程説明図
【図3】この発明の装飾体の製造工程の拡大説明図
【符号の説明】
1 装飾体 2 基材 3 模様パターン 4 空間 5 表面材 7 微細凹凸模様 11 ウレタンシート(第2の合成樹脂シート) 15 塩化ビニールシート(第1の合成樹脂シート) 20 一体物(膨らみ構造体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 9:00 22:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B44C 3/02 B29C 65/02 B29C 65/74 B32B 3/26 G09F 3/00 B29L 9:00 B29L 22:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の合成樹脂シート上にそのシートよ
    り少し大きめの第2の合成樹脂シートを、第1の合成樹
    脂シートを囲む囲み体内において若干膨らみ形状となる
    ように載置し、前記第1の合成樹脂シートと前記第2の
    合成樹脂シートとを熱圧成形によりそれぞれの外縁位置
    で環状に連続して固着して、その間に膨らみ形状の空気
    層を有する膨らみ構造体を製造することを特徴とする膨
    らみ構造体の製造方法。
JP16285999A 1996-04-30 1999-05-06 膨らみ構造体の製造方法 Expired - Fee Related JP3160645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16285999A JP3160645B2 (ja) 1996-04-30 1999-05-06 膨らみ構造体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16285999A JP3160645B2 (ja) 1996-04-30 1999-05-06 膨らみ構造体の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8144787A Division JP3051858B2 (ja) 1996-04-30 1996-04-30 装飾体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000000891A JP2000000891A (ja) 2000-01-07
JP3160645B2 true JP3160645B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=15762617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16285999A Expired - Fee Related JP3160645B2 (ja) 1996-04-30 1999-05-06 膨らみ構造体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3160645B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5061139B2 (ja) * 2009-02-12 2012-10-31 株式会社住田光学ガラス 発光装置の製造方法
EP3833810B1 (en) 2018-08-09 2022-05-18 NIKE Innovate C.V. Textile component with embroidered emblem

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000000891A (ja) 2000-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3758358A (en) Emethod of and apparatus for making a padded three dimensional appliqu
CA2520654A1 (en) Reverse molded plant-on panel component, method of manufacture, and method of decorating a door therewith
US1963393A (en) Laminated panel
JP3051858B2 (ja) 装飾体の製造方法
JP3160645B2 (ja) 膨らみ構造体の製造方法
US6805611B2 (en) Brassiere with visual enhancement features
EP0416216B1 (en) A process and die for lined panels
JP3210879B2 (ja) 自然花材を有するアクリル板の製造方法
JPH06226838A (ja) 加飾部材付内装材およびその製造方法
JP2853083B2 (ja) プラスチックシートを半球状に熱成形する装置
JP2694682B2 (ja) エンブレム、ワッペン等の装飾体の製造方法
JP2001038808A (ja) 膨らみ構造体の製造方法
JPH0516279U (ja) 自動車用内装部品における装飾シートの圧着装置
JPH11227398A (ja) 装飾体の製造方法及び装飾体
JP3217738B2 (ja) 化粧繊維板および化粧繊維板の製造方法および建具
JP2003182297A (ja) 膨らみ装飾体の製造方法
JPH0589099U (ja) 自動車用ドアトリム
JPH01110121A (ja) 表装材の製造方法
JPH05254297A (ja) 写実的立体模様を有する合成樹脂製装飾片とその製造方法
CA1091724A (en) Automotive ceiling panel and process for manufacturing same
JPS63114625A (ja) 自動車用内装品の製造方法
US20060046029A1 (en) Embossed ornamental fabric and manufacturing method thereof
JPH0480034A (ja) 化粧板、化粧板のためのエンボス化粧フィルムおよびそれらの製造方法
JPH0363937B2 (ja)
JPH07247620A (ja) 装飾パネル

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees