JPH09292515A - カラーフィルターおよび製造方法 - Google Patents

カラーフィルターおよび製造方法

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JPH09292515A
JPH09292515A JP10742596A JP10742596A JPH09292515A JP H09292515 A JPH09292515 A JP H09292515A JP 10742596 A JP10742596 A JP 10742596A JP 10742596 A JP10742596 A JP 10742596A JP H09292515 A JPH09292515 A JP H09292515A
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JP
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layer
color filter
light
resin
black matrix
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Application number
JP10742596A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Niwa
勝弘 丹羽
Masaharu Taniguchi
雅治 谷口
Tetsuya Goto
哲哉 後藤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラーフィルター製造の後工程においてもブラ
ックマトリックスの膜剥がれなどがなく、収率が向上
し、信頼性の高いカラーフィルターを得る。 【解決手段】基板上に、樹脂中に遮光剤を分散せしめて
なるブラックマトリックスを形成してなるカラーフィル
ターにおいて、ブラックマトリックスが遮光剤を含有し
ない第1層と遮光剤を含有する第2層の2層構造を有す
るカラーフィルター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子等に
使用されるカラーフィルターに関するものであり、さら
に詳しくは、パターニング時および後工程においても膜
剥がれなどがない信頼性に優れたブラックマトリックス
を有するカラーフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示素子用カラーフィルタ
ーは、光透過性基板上に形成された赤、緑、青の三原色
の画素を一絵素として多数の絵素から構成されている。
そして、各画素間には、表示コントラストを高めるため
に一定の幅を持つ遮光領域(画面上では一般に黒色に見
えることから、ブラックマトリックスと称されている)
が設けられている。
【0003】従来のカラーフィルターは、予めフォトリ
ソグラフィ法で作製されたブラックマトリックスを利用
しており、微細なパターンからなる金属薄膜により形成
されることが多い。このブラックマトリックスに用いら
れている金属としては、Cr、Ni、Al等があり、そ
の形成方法としては、スパッタ法や真空蒸着法などの真
空薄膜形成法が広く用いられている。次に、微細なパタ
ーンを形成するために、通常フォトリソグラフィ法によ
りフォトレジストのパターンを形成した後、このレジス
トパターンをエッチングマスクとして金属薄膜のエッチ
ングを行なう。この工程により、フォトレジストの微細
パターンと一致する金属薄膜の微細パターンを形成する
ことができる。
【0004】また、画素を形成する方法としては、フォ
トリソグラフィ法を用いて形成した可染媒体を染色する
方法、感光性の顔料分散組成物を用いる方法、非感光性
の顔料分散性組成物をエッチングする方法、パターニン
グした電極を利用した電着法などの他に、低コストの製
造方法として印刷法やインクジェット法で着色部分を形
成する方法もある。
【0005】ところで金属薄膜により形成されたブラッ
クマトリックスは、金属薄膜を形成する工程での製造コ
ストが高く、カラーフィルターそのものの価格を引き上
げる原因になっている。さらに、ブラックマトリックス
用の金属薄膜として一般に用いられているCrは反射率
が高いため、外光の強い場所ではCr面からの反射光も
強く、特に透過型のディスプレーにカラーフィルターを
組み込んだ場合には、表示品位を著しく損ねるという問
題があった。すなわち、表示品位の高い高コントラスト
な画質を得るためには、高い遮光性と低い反射率が必要
とされている。
【0006】ブラックマトリックスの反射率を低くさせ
るために、Crと光透過性基板間に酸化クロムのような
層を設ける方法が提案されているが、ブラックマトリッ
クスの製造コストはさらに増加することになり、コスト
ダウンの点からは好ましくない。
【0007】このため、例えば遮光剤によって着色され
た樹脂をパターニング化してブラックマトリックスを形
成した後、画素を形成してカラーフィルターを製造する
方法が提案されている(特開平2−239204号公報
等)。一般にこのような遮光剤により着色した樹脂をパ
ターニングして得られるブラックマトリックスを樹脂ブ
ラックマトリックスと呼んでいる。
【0008】ところでブラックマトリックスはその上に
くる画素の平坦性の点で、極力薄いことが望ましい。遮
光剤により着色した樹脂を用いる樹脂ブラックマトリッ
クスの場合、遮光性を落とさずに薄くしなければならな
い。そこで樹脂と遮光剤の比率を変え、遮光剤の含有率
を高くすることによって遮光性を落とさないようにする
のが一般的である。ところが遮光剤の含有率を高くする
と極端に基板との接着性が低下する。これは、基板との
接着に関与しない遮光剤成分が増すことにより、樹脂と
基板との接着面積が減少するためと考えられる。基板と
ブラックマトリックスの接着性が低下した場合、ブラッ
クマトリックスのパターニング時や後工程、特に高い温
度で熱処理を必要とする工程において膜剥がれが多発す
るという問題があった。すなわち、高い温度で熱処理を
必要とするポリイミド樹脂などを画素、配向膜などに用
いた場合、特に著しく問題になった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる技術
の諸欠点に鑑み、創案されたもので、その目的とすると
ころは、樹脂ブラックマトリックスにおいてパターニン
グ時や後工程において膜剥がれなどが生じない、信頼性
の高い樹脂ブラックマトリックスを有するカラーフィル
ターを提供することにあり、特に膜厚が薄く、顔料濃度
の高い樹脂ブラックマトリックスにおいて膜剥がれに対
し一層効果的な、信頼性の高い樹脂ブラックマトリック
スを有するカラーフィルターを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
基板上に、樹脂中に遮光剤を分散せしめてなるブラック
マトリックスを形成してなるカラーフィルターにおい
て、ブラックマトリックスが遮光剤を含有しない第1層
と遮光剤を含有する第2層の2層構造を有するカラーフ
ィルターによって達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明に用いられる基板としては、光透過
性の基板ならば特に限定はしないが、好ましくはガラス
を挙げることができる。ガラスの例としては、無アルカ
リガラス、バリウムホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラ
ス、アルミノケイ酸ガラス、ソーダラムガラス、石英ガ
ラス、表面をシリカコートしたソーダライムガラスなど
を挙げることができる。ガラス以外の例としては有機プ
ラスチックのフィルムまたはシートなどを挙げられる。
【0013】本発明はブラックマトリックスが遮光剤を
含有しない第1層と遮光剤を含有する第2層の2層構造
を有するところに特徴がある。ここで第1層は、基板に
直接接する層であり、一方第2層は第1層の上に形成さ
れる層である。第1層の形成方法としては特に限定はし
ないが、スピンコーター、ロールコーター、バーコータ
ー、スリット台などを用い、遮光剤を含有しない樹脂を
基板上に塗布することができる。塗布後、第2層を形成
する前に、前処理を行うかどうかは特に限定はしない
が、溶剤をある程度蒸発させる処理を行うのが好まし
い。例えば、オーブンやホットプレートなどによる熱処
理や減圧処理などを行うことが好ましい。第2層も第1
層と同様、形成方法としては特に限定はしないが、スピ
ンコーター、ロールコーター、バーコーター、スリット
台などを用い、遮光剤を分散させた樹脂を第1層上に塗
布することができる。
【0014】本発明における第1層、および第2層の膜
厚としては、特に限定はしないが、第1層と第2層の膜
厚の和が1.2μm以下であるのが好ましい。これはブ
ラックマトリックスの膜厚が厚くなると、その上に形成
される画素の段差平坦性が低下し、表示不良の原因とな
るためである。さらに好ましくは、遮光性の見地から、
第1層の膜厚は第2層の膜厚より薄いことが好ましい。
第1層の膜厚としては0.4μm以下が好ましく、さら
に好ましくは0.3μm以下である。
【0015】本発明における遮光剤の樹脂に対する割合
は特に限定はしないが、遮光性の見地から遮光剤の樹脂
に対する割合は、45重量%以上であるのが好ましく、
より好ましくは50重量%以上であり、さらに好ましく
は55重量%以上である。
【0016】本発明における遮光剤としては、特に限定
はしないがたとえばカーボンブラック、酸化チタン、四
酸化鉄などの金属酸化物粉、金属硫化物粉、赤、青、緑
色の顔料の混合物などを用いることができる。この中で
も、特にカーボンブラックは遮光性が優れており、特に
好ましい。カーボンブラックは、チャネルブラック、ロ
ーラーブラック、ディスクブラックと呼ばれているコン
タクト法で製造されたもの、ガスファーネストブラッ
ク、オイルファーネストブラックと呼ばれているファー
ネスト法で製造されたもの、サーマルブラック、アセチ
レンブラックと呼ばれているサーマル法で製造されたも
のなどを用いることができるが、特にチャネルブラッ
ク、ガスファーネストブラック、オイルファーネストブ
ラックが好ましい。
【0017】遮光剤にカーボンブラックを用いた場合
は、カーボンブラックの分散効果を高めるため、アミド
系極性溶媒との混合溶媒を用いるのが好ましい。これら
以外の溶媒としては、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトール、エチ
ルラクテートなど蒸発速度のより速い溶媒を全溶媒中5
〜30重量%混合させるのがより好ましい。
【0018】遮光剤を分散させる方法としては、公知の
技術を用いることができ、ポリイミド前駆体溶液もしく
は溶剤中に遮光剤を混合させた後、ボールミル等の分散
機中で分散させるが、分散中におけるポリイミド前駆体
の反応、遮光剤とポリイミド前駆体の反応による粘度上
昇、ゲル化等の防止のため、まず溶剤中に遮光剤を混合
後、十分な前分散を行わせた後、ポリイミド前駆体を後
から添加させる方法が好ましい。
【0019】ブラックマトリックスの遮光性を向上させ
るためには、遮光剤の粒径を小さくするのが好ましく、
カーボンブラックの場合、平均1次粒径が5〜50nm
が好ましい。カーボンブラック粉の構造は、微細なカー
ボンブラックが凝集してカーボンブラックの二次粒子を
形成しており、この粒子径の平均を平均二次粒径とする
と、6〜75nmが好ましく、より好ましくは7〜50
nm、さらに好ましくは8〜30nmである。これより
大きければ十分な遮光性が得られず好ましくない。
【0020】本発明における樹脂としては、特に限定さ
れず、エポキシ系樹脂、アクリル系、ポリアミドイミド
を含むポリイミド系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリビニル系樹脂、ゼラチン等染色可能な動
物性タンパク樹脂などの感光性または非感光性の材料を
用いることができるが、250℃以上の耐熱性を有する
のが望ましく、エポキシ系樹脂、アクリル系、ポリイミ
ド系樹脂が好ましい。この中でも、最も高い耐熱性を有
するポリイミド系樹脂がより好ましい。ポリイミド系樹
脂としては、特に限定されないが、通常一般式(1)で
表わされる構造単位を主成分とするポリイミド前駆体
(n=1〜2)を、加熱もしくは適当な触媒によってイ
ミド化するものが好適に用いられ、これらのポリイミド
前駆体溶液中に遮光剤を分散させた黒色ペーストを基板
上に塗布した後、乾燥することによりブラックマトリッ
クスを形成せしめることができる。
【0021】
【化1】 上記一般式(1)中、R1 は少なくとも2個以上の炭素
原子を有する3価または4価の有機基である。耐熱性の
面から、R1 は環状炭化水素、芳香族環又は芳香族複素
環を含有し、かつ、炭素数6〜30の3価または4価の
基が好ましい。
【0022】R1 の例として、フェニル基、ビフェニル
基、ターフェニル基、ナフタレン基、ペリレン基、ジフ
ェニルエーテル基、ジフェニルスルホン基、ジフェニル
プロパン基、ベンゾフェノン基、ビフェニルトリフルオ
ロプロパン基、シクロブチル基、シクロペンチル基など
が挙げられるが、これらに限定されない。
【0023】R2 は少なくとも2個以上の炭素原子を有
する2価の有機基であるが、耐熱性の面から、R2 は環
状炭化水素、芳香族環又は芳香族複素環を含有し、かつ
炭素数6〜30の2価の基が好ましい。R2 の例とし
て、フェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基、ナフ
タレン基、ペリレン基、ジフェニルエーテル基、ジフェ
ニルスルホン基、ジフェニルプロパン基、ベンゾフェノ
ン基、ビフェニルトリフルオロプロパン基、ジフェニル
メタン基、ジシクロヘキシルメタン基などが挙げられる
が、これらに限定されない。
【0024】構造単位(1)を主成分とするポリマは、
R1 、R2 がこれらのうち各々1種から構成されていて
も良いし、各々2種以上から構成される共重合体であつ
てもよい。さらに、基板や接着層との接着性を向上させ
るために、耐熱性を低下させない範囲でジアミン成分と
して、シロキサン構造を有するビス(3−アミノプロピ
ル)テトラメチルジシロキサンを共重合させるのが好ま
しい。
【0025】構造単位(1)を主成分とするポリマの具
体的な例として、ピロメリット酸二無水物、3,3´,
4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
3,3´,4,4´−ビフェニルトリフルフォロプロパ
ンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ビ
フェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,3,
5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物などか
らなる群から選ばれた1種以上のカルボン酸二無水物
と、パラフェニレンジアミン、3,3´−ジアミノジフ
ェニルエーテル、4、4´−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,4´ジアミノジフェニルエーテル、3,3´−
ジアミノジフェニルスルホン、4,4´−ジアミノジフ
ェニルスルホン、4,4´−ジアミノジシクロヘキシル
メタン、4,4´−ジアミノジフェニメタンなどの群か
ら選ばれた1種以上のジアミンから合成されたポリイミ
ド前駆体が挙げられるが、これらに限定されない。特に
好ましくは酸二無水物成分として3,3´,4,4´−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物を含むもポリ
イミド前駆体、またはジアミン成分として4、4´−ジ
アミノジフェニルエーテルを含むポリイミド前駆体を挙
げることができる。これらのポリイミド前駆体は公知の
方法すなわち、テトラカルボン酸二無水物とジアミンを
選択的に組み合わせ、溶媒中で反応させることにより合
成される。通常、溶媒としては、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミドなどのアミド系極性溶媒、ラクトン系
極性溶媒、ジメチルスルフォキシドなどが好適に使用さ
れる。ラクトン系極性溶媒とは、脂肪族環状エステルで
炭素数3〜12の化合物をいい、具体的な例として、β
−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロ
ラクトン、δ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン、
ε−カプロラクトンなどが挙げられるが、特にポリアミ
ド酸の溶解性の点で、γ−ブチロラクトンが好ましい。
【0026】本発明における第1層および第2層の樹脂
の種類については特に限定せず、第1層と第2層が同じ
であっても良いし、異なっていても良い。好ましくは同
一の樹脂を用いることである。
【0027】本発明におけるブラックマトリックスのO
D値としては特に限定はしないが、遮光性の見地からO
D値は3.0以上が好ましい。
【0028】本発明におけるOD値とは、log(10
0/Y)で表され、ここにおけるYとはCIE1931
標準表色系におけるY刺激値のことである。
【0029】次に、第2層形成後のパターン加工につい
て述べる。第2層形成後、熱処理を行うのが望ましい。
熱処理温度は特に限定はしないが、好ましくは60〜2
00℃であり、さらに好ましくは80℃〜150℃であ
る。低温過ぎると、後の現像工程において現像され易く
なり過ぎ、高温過ぎると現像され難くなり過ぎる。この
後遮光性の膜は、通常、フォトリソグラフィを用いてス
トライプ状、格子状などの形状にパターニングされブラ
ックマトリックスとなる。
【0030】ここでフォトリソグラフィを用いたパター
ン加工の一例を、樹脂として非感光性樹脂を用いた場合
について述べると、第1層および第2層からなる熱処理
済みの膜上にフォトレジストを塗布し、プリベークし、
光学マスクを用いて露光後、現像する。現像液としては
樹脂により異なるが、例えばポリイミド前駆体の場合、
通常NaOH、KOH等の無機アルカリ水溶液やテトラ
メチルアンモニウムヒドロキシドのような有機アミン水
溶液を用い、デップ、シャワー、パドル法等で現像す
る。NaやKの汚染を防止するため、高純度の有機アミ
ン水溶液を用いるのがより好ましい。この様にして、フ
ォトレジストの現像と第1層および第2層からなる熱処
理済み膜のパターン化を連続して行った後、ポストベー
クを行い、ついでレジストを剥離する。剥離液として
は、ノボラック系のレジストを用いた場合、アセトン等
のケトン類、エチルセルソルブ等のセルソルブ類、セル
ソルブアセテート類などを用いて、デップ、シャワー、
パドル法等で剥離する。この後、熱風オーブンまたはホ
ットプレートなどでキュアする。なおブラックマトリッ
クス間には通常20〜200μm程度のスペースが設け
られており、後工程でこの間隙に画素が形成される。
【0031】また、ブラックマトリックスを形成する方
法としては、これ以外にも低コストの製造方法として、
印刷法やインクジェット法などで形成する方法がある。
【0032】次に、複数色の画素を形成する。通常、各
画素の画素の色は、赤、青、緑の3色であり、着色剤に
よって着色されている。通常、各画素の画素の色は、
赤、青、緑の3色であり、着色剤によって着色されてい
る。通常、各画素を形成する前後には、洗浄工程があ
り、基板上のパーティクルや有機物汚染を除去してから
行なう。洗浄方法は、通常、基板の洗浄工程に準じて行
なうことが多い。これらの洗浄工程や、画素形成工程等
の後工程において、ブラックマトリックスや必要に応じ
て設けられたアライメントマーク、バーニアパターンな
どの微細パターンが膜剥がれを起こすことが多い。
【0033】画素に用いられる着色剤としては、有機顔
料、無機顔料、染料などを好適に用いることができ、さ
らに紫外線吸収剤、分散剤、レベリング剤等、種々の添
加剤を添加してもよい。有機顔料としては、フタロシア
ニン系、アゾレーキ系、縮合アゾ系、キナクリドン系、
アントラキノン系、ペリレン系、ペリノン系などが好適
に用いられる。また、画素に用いられる樹脂としては、
エポキシ系樹脂、アクリル系、ポリイミド系樹脂、ウレ
タン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニル系樹脂、
ゼラチン等染色可能な動物性タンパク樹脂などの感光性
または非感光性の材料を用いることができ、着色剤をこ
れらの樹脂中に分散もしくは溶解させて着色するのが好
ましい。感光性樹脂としては、光分解型樹脂、光架橋型
感光性樹脂、光重合型樹脂などのタイプがあり、特に、
エチレン性不飽和結合を有するモノマ、オリゴマ、ポリ
マと、紫外線によってラジカルを発生する開始剤とを主
成分とする感光性組成物、感光性ポリアミック酸液など
が好適に用いられる。
【0034】着色剤を分散または溶解させる方法として
は、公知の技術を用いることができ、溶剤中に着色剤を
混合させ、ボールミル等の分散機中で分散させたり、撹
拌装置によって溶解させる。塗布方法は、ディップ塗
布、ダイコータ、ロールコータ、ホエラー、スピナーな
どの回転塗布法が好適に用いられる。この中でもディッ
プ塗布、ホエラー、スピナーなどの回転塗布法は塗布中
に画素形成用溶液の塗布量が基板上で均一化されるた
め、画素の膜厚均一性に優れ、特に好ましい。
【0035】この後、熱風で乾燥することよって、ブラ
ックマトリックス間に第1色目の着色層が全面にわたっ
て形成される。通常カラーフィルターは複数色の画素か
らなるので、不必要な部分をフォトリソグラフィ法で除
去し、所望の第1色目の画素パターンを形成する。不必
要な部分とは、後工程で形成予定の画素部や画素以外の
光透過性基板の周辺部などである。着色層が感光性を有
する場合は、光学マスクを用いて露光し、不必要な部分
を現像で除去し、画素パターンを形成する。また、着色
層が非感光性の場合は、レジストを塗布し、光学マスク
を用いて露光し、現像した後、パターン化されたレジス
トをマスクとして、不必要な部分をエッチング法で除去
した後、レジストを剥離し、画素パターンを形成する。
【0036】これを必要な色の画素だけ繰り返し、複数
の色からなる画素を形成し、カラーフィルターを製造す
る。また、この後、必要に応じてトップコート層、IT
O透明電極およびパターニング等を必要に応じて公知の
方法により行なうことができる。
【0037】以下、実施例によって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0038】
【実施例】
参考例1 3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物 147gをN−メチル−2−ピロリドン 772gと共に
仕込み、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル 95.10
gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシ
ロキサン 6.20gを添加し、60℃で3時間反応させ、
粘度600ポイズ(25℃)の第1層用ポリイミド前駆
体溶液を得た。
【0039】参考例2 下記の組成を有する溶液をホモジナイザーを用いて、70
00rpm で30分間分散後、ガラスビーズを瀘過し、除去
した。
【0040】 カーボンブラック(平均1次粒径32nm、平均2次粒径60nm,ファー ネストブラック) 6g N−メチルピロリドン 30g γ−ブチロラクトン 42g ガラスビーズ 90g これに、上記第1層用ポリイミド前駆体溶液を24g添
加混合し、第2層用ポリイミド前駆体溶液を調製した。
【0041】参考例3 3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物 147gをN−メチル−2−ピロリドン772 gと共に
仕込み、3,3´−ジアミノジフェニルスルホン 49.6
g,4,4´−ジアミノジフェニルメタン 54.5 g,お
よびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキ
サン 6.20 gを添加し、60℃で3時間反応させ、粘度
120ポイズ(25℃)の画素用ポリイミド前駆体溶液
を得た。
【0042】実施例1 まず、無アルカリガラス(日本電気ガラス(株)製、O
A−2)基板上に上記第1層用ポリイミド前駆体溶液
を、キュア後の膜厚が0.2μmになるようにスピンコ
ーターで塗布し、100℃10分熱風乾燥し第1層を形
成した。この後第1層の上に上記第2層用ポリイミド前
駆体溶液を、キュア後第1層と第2層の膜厚の和が1μ
mとなるように、スピンコーターで塗布し、120℃2
0分熱風乾燥した。
【0043】この後、ポジ型レジスト(Shipley "Micro
posit" RC100 30cp )をスピナーで塗布後、80℃20
分乾燥した。キャノン(株)製露光機PLA−501F
を用い、フォトマスクを介して露光し、アルカリ現像液
(NMD−3、東京応化工業(株)製)でポジ型レジス
トの現像およびポリイミド前駆体のエッチングを同時に
行なった後、ポジ型レジストをメチルセルソルブアセテ
ートで剥離した。さらに、300℃30分間キュアし
た。このようにして、厚み1μmの幅約40μmの格子
状ブラックマトリックスを設けた。同時に、幅約20μ
mの画素形成用アライメントマーク、幅約10μmのバ
ーニアパターンなどの微細パターンもパターニングし
た。
【0044】次に、赤、緑、青の顔料として各々Color
Index No.65300 Pigment Red 177で示されるジアントラ
キノン系顔料、Color Index No.74265 Pigment Green 3
6 で示されるフタロシアニングリーン系顔料Color Inde
x No.74160 Pigment Blue 15-4で示されるフタロシアニ
ンブルー系顔料を用意した。画素用ポリイミド前駆体溶
液に上記顔料を各々混合分散させて、赤、緑、青の3種
類のペーストを得た。
【0045】まず、基板を純水で水洗、乾燥した。この
後、基板のブラックマトリックス形成面側に緑ペースト
を塗布し、80℃10分熱風乾燥した。この後、ポジ型
レジスト(Shipley "Microposit" RC100 30cp )をスピ
ナーで塗布後、80℃20分乾燥した。マスクを用いて
露光し、アルカリ現像液(NMD−3、東京応化工業
(株)製)でポジ型レジストの現像およびポリイミド前
駆体のエッチングを同時に行なった後、ポジ型レジスト
をメチルセルソルブアセテートで剥離し、幅約90μm
でピッチ300μmのストライプ状の緑色画素を得た。
さらに、300℃30分間キュアした。画素層の厚さは
1.5μmとした。水洗後、同様にして、ストライプ状
の赤、青色の画素を、3色の画素間隔が10μmになる
ように形成した。
【0046】ブラックマトリックスのOD値は、波長5
50nmにおいて3.1と遮光性に優れたカラーフィル
ターが得られた。また、後工程においてブラックマトリ
ックスの膜剥がれがなく、ブラックマトリックスの寸法
精度は±0.2μm以下と優れたカラーフィルターが得
られた。同様に、画素形成用アライメントマーク、バー
ニアパターンなどの微細パターンも膜剥がれがなかっ
た。
【0047】実施例2 実施例1において使用した第1層用ポリイミド前駆体溶
液において、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物 147gを用いた代わりに、3,3´,
4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物16
2gを用いポリイミド前駆体溶液を製造し、これを第1層
用ポリイミド前駆体溶液としたこと以外は全く実施例1
と同様にブラックマトリックスおよび画素を形成した。
【0048】ブラックマトリックスのOD値は、波長5
50nmにおいて3.0と遮光性に優れたカラーフィル
ターが得られた。また、後工程においてブラックマトリ
ックスの膜剥がれがなく、ブラックマトリックスの寸法
精度は±0.2μm以下と優れたカラーフィルターが得
られた。同様に、画素形成用アライメントマーク、バー
ニアパターンなどの微細パターンも膜剥がれがなかっ
た。
【0049】比較例1 実施例1においてブラックマトリックスの第1層を形成
しなかったこと以外は全く実施例1と同様に、ブラック
マトリックスおよび画素を形成を試みた。
【0050】しかしながら、青色の画素形成工程前の洗
浄工程において、画素形成用アライメントマークが脱離
し、青色の画素は、形成できなかった。
【0051】正常部のブラックマトリックスのOD値
は、波長550nmにおいて2.9と遮光性に優れてい
たが、緑、赤色の画素形成および各洗浄工程において、
ブラックマトリックスの端部に膜剥がれが生じ、所々に
ピンホール状の欠点が形成されていた。この部分は透明
で、遮光性を示さない部分である。また、正常部のブラ
ックマトリックスの寸法精度は±0.2μm以下と優れ
ていたが、膜剥がれ部分は−5μmと、必要な寸法精度
は得られなかった。同様に、画素形成用アライメントマ
ーク、バーニアパターンなどの微細パターンも膜剥がれ
が生じた。
【0052】比較例2 実施例2においてブラックマトリックスの第1層を形成
しなかったこと以外は全く実施例2と同様に、ブラック
マトリックスおよび画素の形成を試みた。
【0053】しかしながら、青色の画素形成工程前の洗
浄工程において、画素形成用アライメントマークが脱離
し、青色の画素は、形成できなかった。
【0054】正常部のブラックマトリックスのOD値
は、波長550nmにおいて2.8と遮光性に優れてい
たが、緑、赤色の画素形成および各洗浄工程において、
ブラックマトリックスの端部に膜剥がれが生じ、所々に
ピンホール状の欠点が形成されていた。この部分は透明
で、遮光性を示さない部分である。また、正常部のブラ
ックマトリックスの寸法精度は±0.2μm以下と優れ
ていたが、膜剥がれ部分は−5μmと、必要な寸法精度
は得られなかった。同様に、画素形成用アライメントマ
ーク、バーニアパターンなどの微細パターンも膜剥がれ
が生じた。
【0055】
【発明の効果】本発明のカラーフィルターは、上述のよ
うにブラックマトリックスの接着性が向上し、カラーフ
ィルター製造の後工程においても膜剥がれなどはなく、
収率が向上し、信頼性の高いカラーフィルターを得るこ
とができる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、樹脂中に遮光剤を分散せしめて
    なるブラックマトリックスを形成してなるカラーフィル
    ターにおいて、ブラックマトリックスが遮光剤を含有し
    ない第1層と遮光剤を含有する第2層の2層構造を有す
    るカラーフィルター。
  2. 【請求項2】第1層の膜厚と第2層の膜厚の和が1.2
    μm以下であることを特徴とする請求項1記載のカラー
    フィルター。
  3. 【請求項3】第1層の膜厚が第2層の膜厚より、薄いこ
    とを特徴とする請求項2記載のカラーフィルター。
  4. 【請求項4】第1層の膜厚が0.4μm以下であること
    を特徴とする請求項3記載のカラーフィルター。
  5. 【請求項5】第2層における樹脂に対する遮光剤の割合
    が45重量%以上であることを特徴とする請求項4記載
    のカラーフィルター。
  6. 【請求項6】遮光剤がカーボンブラックであることを特
    徴とする請求項5記載のカラーフィルター。
  7. 【請求項7】樹脂が第1層、第2層ともポリイミドであ
    ることを特徴とする請求項6記載のカラーフィルター。
  8. 【請求項8】第2層のポリイミドがシロキサン構造を含
    有するポリイミドであることを特徴とする請求項7記載
    のカラーフィルター。
  9. 【請求項9】ジアミン成分としてジアミノジフェニルエ
    ーテル骨格を含有するポリイミドであることを特徴とす
    る請求項8記載のカラーフィルター。
  10. 【請求項10】酸二無水物成分として3,3´,4,4
    ´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物骨格を含
    有するポリイミドであることを特徴とする請求項9記載
    のカラーフィルター。
  11. 【請求項11】ブラックマトリックスのOD値が3.0
    以上であることを特徴とする請求項1〜10記載のカラ
    ーフィルター。
  12. 【請求項12】基板上に、樹脂中に遮光剤を分散せしめ
    てなるブラックマトリックスを形成してなるカラーフィ
    ルターの製造方法において、 (1)基板上に遮光剤を含有しない第1層の樹脂を塗布
    する (2)遮光剤を含有する第2層の樹脂を塗布する (3)熱処理を行う (4)フォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィー
    により下層の2つの樹脂層をパターン加工する の工程を含むことを特徴とするカラーフィルターの製造
    方法。
  13. 【請求項13】請求項1〜11のいずれかに記載のブラ
    ックマトリックスを形成してなる請求項12記載のカラ
    ーフィルターの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171781A (ja) * 2006-01-11 2006-06-29 Mitsubishi Chemicals Corp 遮光性感光性組成物の製造方法、遮光性感光性組成物、及びカラーフィルター
KR100744909B1 (ko) * 2000-05-23 2007-08-01 니폰 오일 코포레이션 (신 니혼 세키유 가부시키 가이샤) 원형 편광판 및 액정표시장치

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