JPH09290467A - 歯付ベルト - Google Patents

歯付ベルト

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JPH09290467A
JPH09290467A JP12916396A JP12916396A JPH09290467A JP H09290467 A JPH09290467 A JP H09290467A JP 12916396 A JP12916396 A JP 12916396A JP 12916396 A JP12916396 A JP 12916396A JP H09290467 A JPH09290467 A JP H09290467A
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JP
Japan
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weight
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tensile
elastomer
rubber
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JP12916396A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kawaguchi
正行 川口
Kazumasa Harada
和政 原田
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト本体のポリマーが硬度が低くても引張
強度及び引裂き強度にすぐれ、汚れを防止し、発音を小
さくし、如何なる環境下でも耐久性に優れた歯付ベルト
を提供する。 【解決手段】 抗張体9が埋設されたエラストマー10
と歯布12よりなる歯付ベルト1において、前記エラス
トマー10として、ポリメタクリル酸亜鉛と水素添加ニ
トリルゴムと有機過酸化物を配合して架橋したゴムを用
い、前記抗張体9としてポリパラフェニレンベンゾビス
オキサゾールを液晶紡糸した繊維からなる抗張体を用い
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力伝動用ベルト、
特に自動二輪車駆動用の歯付ベルトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車駆動用の動力伝達手段
としては一般にチェーンが使用されていた。ところがチ
ェーンは、これを使用すると、金属音による騒音、給油
による汚れが発生する。
【0003】そこで、このような汚れ発生と音感覚の改
良を図るため、チェーンに代わる伝達手段が検討され、
特公平3−9335号公報により提案されているよう
な、ポリウレタンを主原料としたポリマーを本体ポリマ
ーとし、抗張体としてアラミドII型心線を使用した歯
付ベルトの使用が試みられて来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリウレタン
を主原料とする歯付ベルトはベルト歯強度を大きくする
ためには硬度を高く設定しなければならないが、硬度を
高く設定した場合には高周波のたたき音が発生し騒音の
問題があり、一方、たたき音を小さくするため、ポリウ
レタンの硬度を低くすると早期に歯欠けが発生し、ベル
ト寿命が短くなるという問題があった。
【0005】また、抗張体としてアラミドII型心線を
使用しているため、吸湿性が高く、寸法が安定せず、ベ
ルト歯とプーリ歯との噛み合いが環境温湿度によって変
化し、歯欠けの原因となっていた。
【0006】ところで、歯付ベルトは動力伝達用ベルト
として従来、公知であり、運動同期伝達用などに広く用
いられているが、自動二輪車用の駆動には殆ど使用され
ておらず、多くは自動車用エンジン駆動用として使用さ
れている。
【0007】そして、かかる歯付ベルトの歯ゴム又は背
ゴムに使用されるゴム組成物について既に幾つかの提案
がなされており、最近では耐熱性、及び耐歯欠性能を高
め自動車のエンジン駆動用に有用なゴム組成物成形硬化
体としてポリメタクリル酸亜鉛塩と、水素添加率90〜
95%の水素添加ニトリルゴムとを配合したポリマー組
成物に対し有機パーオサイドと高級有機酸エステル化合
物と、マレイミド化合物と、炭酸カルシウムとを有する
ゴム組成物の成形硬化体が開示されている。しかし、こ
のゴム成形物成形体も自動二輪車駆動用に使用すること
は特に示していない。しかも自動二輪車駆動用として有
用な抗張体は全く示されていない。
【0008】本発明は、上述の事実をふまえ、上記実状
に対処し、ベルト本体のポリマーを硬度が低くても引張
強度及び引裂き強度の高いゴムとし、汚れを防止し、発
音を小さくし、如何なる環境下でも耐久性に優れた歯付
ベルトを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の特徴は、抗張体が埋設されたエラストマーと
歯布よりなる歯付ベルトにおいて、前記エラストマーと
して、ポリメタクリル酸亜鉛と水素添加ニトリルゴムと
有機過酸化物を配合して架橋したゴムを用い、前記抗張
体がポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールを液晶
紡糸した繊維からなる歯付ベルトにある。
【0010】また、本発明はエラストマーが、ポリメタ
クリル酸亜鉛と水素添加率90〜95%の水素添加ニト
リルゴムとを2:98乃至45:55で配合したポリマ
ー組成物100重量部に対して有機過酸化物0.2 〜10
重量部配合して架橋したゴムを用いた歯付ベルトも含
む。
【0011】さらに、本発明はエラストマーが、水素添
加率90〜95%の水素添加ニトリルゴムにポリメタク
リル酸亜鉛を微分散させたものに水素添加ニトリルゴム
単体と有機過酸化物を配合して架橋したゴムを用いた歯
付ベルトならびにより具体的にエラストマーが、水素添
加率90〜95%の水素添加ニトリルゴム100重量部
にポリメタクリル酸亜鉛を10〜100重量部微分散さ
せたポリマー複合体と、水素添加ニトリルゴム単体とを
70:30〜90:10で配合したポリマー組成物10
0重量部に対して有機過酸化物0.2 〜10重量部、配合
して架橋したゴムを用いた歯付ベルトも他の特徴であ
る。
【0012】また、本発明は前記エラストマーの100
%引張弾性率が少なくとも約4.8 MPa以上であり、前
記抗張体の引張弾性率が約280GPaのポリパラフェ
ニレンベンゾビスオキサゾールを液晶紡糸した繊維であ
り、かつ該抗張体の引張部材の占有幅がベルトの全幅の
およそ50乃至90%である上記記載に係る歯付ベルト
も特徴とする。
【0013】かくて、総合して本発明は抗張体が埋設さ
れたエラストマーと歯布よりなる歯付ベルトにおいて、
前記エラストマーをポリメタクリル酸亜鉛と水素添加率
90〜95%の水素添加ニトリルゴムとを2:98乃至
45:55で配合したポリマー組成物100重量部に対
して有機過酸化物0.2 〜10重量部配合して架橋した1
00%引張弾性率が少なくとも約4.8 MPaのゴムと
し、前記抗張体をポリパラフェニレンベンゾビスオキサ
ゾールを液晶紡糸した引張弾性率が約280GPaの繊
維とすると共に、該抗張体の引張部材の占有幅がベルト
の全幅に対しおよそ50乃至90%となした歯付ベルト
ならびにエラストマーとして水素添加率90〜95%の
水素添加ニトリルゴム100重量部にポリメタクリル酸
亜鉛を10〜100重量部微分散させたポリマー複合体
と、水素添加ニトリルゴム単体とを70:30〜90:
10で配合したポリマー組成物100重量部に対して有
機過酸化物0.2 〜10重量部、配合して架橋した100
%引張弾性率が少なくとも約4.8 MPaのゴムを用い、
抗張体としてポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ルを液晶紡糸した引張弾性率が約280GPaの繊維か
らなる抗張体を用い、該抗張体の引張部材の占有幅がベ
ルトの全幅に対しおよそ50乃至90%である歯付ベル
トも特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は前述の如くエラストマー
としてポリメタクリル酸亜鉛と水素添加ニトリルゴムと
有機過酸化物を配合して架橋したゴムを用い、抗張体と
してポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールを液晶
紡糸した繊維からなるコートを用いたことを基本とする
ものである。
【0015】図1は上記構成よりなる歯付ベルトの1例
を示し、図において1は歯部2を形成した歯付ベルト、
10は抗張体9が所要の間隔11で埋設されたエラスト
マー部、12は6.6ナイロン、アラミド繊維など既知
の合成繊維の経糸13と緯糸14よりなる帆布あるいは
その他の既知の帆布を使用した歯布であり、上記エラス
トマー部10は上述したポリメタクリル酸亜鉛と、水素
添加ニトリルゴムと有機過酸化物を配合して架橋したゴ
ム組成物によって構成されている。
【0016】そして一方、抗張体9は上述したポリパラ
フェニレンベンゾビスオキサゾールを液晶紡糸した繊維
(以下、PBO繊維と略記する)によって形成されてい
る。
【0017】ここで水素添加ニトリルゴムの水素添加率
は90〜95%が好ましく、90%より小さいと、耐熱
性能が劣り、95%より大きくなれば高温におけるモジ
ュラス値が低下し、いわゆる軟化して高温時における耐
歯欠け性能が低下するので好ましくない。
【0018】またポリメタクリル酸亜鉛と上記水素添加
率90〜95%の水素添加ニトリルゴムとの比は2:9
8乃至45:55で配合することが好ましく、ポリメタ
クリル酸亜鉛が2重量部より小さいと抗張体に疲労が発
生してベルト寿命が低下する。一方、45重量部を越え
ると同様に抗張体に疲労が起こり、ベルト寿命の低下を
招くので好ましくない。
【0019】更に水素添加率90〜95%の水素添加ニ
トリルゴム100重量部に対しポリメタクリル酸亜鉛を
10〜100重量部微分散させたポリマー複合体と水素
添加ニトリルゴム単体との比を70:30〜90:10
として配合することが好ましい。ポリマー複合体が70
重量部より小さいと、エラストマー硬度が低くなり、ベ
ルトの耐久性が悪くなる。逆にポリマー複合体が90重
量部を越えると、エラストマーの加工性が悪くなり、ま
たクラックが入り易くなり、耐歯欠け性能が低下する。
【0020】しかして、上記の各ゴム配合には、架橋剤
として有機過酸化物が添加されるが、この添加量は通
常、ポリマー組成物100重量部に対して0.2 〜10重
量部である。有機過酸化物が上記0.2 重量部より小さい
と耐歯欠け性能が劣り、一方、10重量部を越えると、
耐熱性能が劣る。
【0021】架橋剤として使用される上記有機過酸化物
は、ジアシルパーオキサイド系、パーオキシエステル
系、ジアルキルパーオキサイド系、パーケタール系のい
ずれも使用し得るが、加工性、安全性、保存性、反応性
等を考慮すると、例えば、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオ
キサイド、1.1−ジ−t−ブチルペロキシ−3.3.
5−トリメチルシクロヘキサン、2.5−ジ−メチル−
2.5−ジ(t−ブチルペロキシ)ヘキサン、2.5−
ジ−メチル−2.5−ジ(t−ブチルペロキシ)ヘキサ
ン−3、ビス(t−ブチルペロキシジ−イソプロピル)
ベンゼン、2.5−ジ−メチル−2.5−ジ(ベンゾイ
ルペロキシ)ヘキサン、t−ブチルペロキシベンゾアー
ト、t−ブチルペロキシ2−エチル−ヘキシルカーボネ
ート等が実用上、好ましいものとして挙げられる。
【0022】一方、抗張体を形成するPBO繊維は剛直
で、極めて直線性の高い分子構造をもつポリパラフェニ
レンベンゾビスオキサゾールを液晶紡糸した繊維で、既
知のパラ型アラミド繊維の2倍以上の強度、弾性率を有
し、耐熱性、耐燃性にすぐれると共に、低吸湿性(0.6
%)で吸脱湿時の寸法安定性良好な特性を示す有機繊維
である。
【0023】既存の抗張体構成繊維であるアラミドII
型心線は強度、弾性率が既知の抗張体構成繊維中では優
れたものであるが、吸湿性が高いため寸法安定性に欠け
るのに対し、本発明の抗張体を構成する上記PBO繊維
は強度、弾性率が既存繊維を遙かに越えるのみならず、
低吸湿性で寸法安定性良好であり、従って自動二輪車駆
動用の歯付ベルトを用いて優れた性能を発揮させる。
【0024】なお、この場合、抗張体の引張部材の占有
幅を、ベルトの全幅のおよそ50〜90%とすることが
好ましく、占有幅が50%未満になるとベルト強度が小
さくなり、伝達容量を満足しない。逆に占有幅が90%
を越えた場合は歯がでない。
【0025】しかも、エラストマーと抗張体との間にお
いて、エラストマーの100%引張弾性率は少なくとも
約4.8 MPa以上であることが好ましく、一方、抗張体
の引張弾性率は約280GPaのポリパラフェニレンベ
ンゾビスオキサゾールを液晶紡糸した繊維であることが
好ましい。
【0026】
【実施例】以下、更に本発明の実施例を示す。
【0027】先ず、55重量部のポリメタクリル酸亜鉛
と、45重量部の水素添加率90%の水素添加ニトリル
ゴムとを重合させたポリマー複合体(ZSC−229
5)80重量部と、水素添加率90%の水素添加ニトリ
ルゴム(日本ゼオン株式会社製Zetpol2020)
20重量部に有機パーオキサイド(TY13)1.5 重量
部及び老防剤(ノンフレDBD)2重量部を加えて歯付
ベルト用ゴム組成物を作成した。このゴム組成物のシー
トはウレタンシートに比較し、下記表1の如き物性であ
った。 以下余白
【0028】
【表1】
【0029】次に、上記ゴム組成物に抗張体心線を埋設
し、下記表2の仕様に従って、ベルトを作成した。夫々
の物性は併記した通りであった。なお、ポリチェーンは
特公平3−9335号公報のものである。 以下余白
【0030】
【表2】
【0031】上記結果よりPBO繊維を抗張体とした本
発明歯付ベルトはウレタンならびにケブラー心線使用の
ものに比し、心線径を小さくして歯剪断強さ、ベルト引
張り強さは何ら低下することなく、充分すぐれているこ
とが首肯される。
【0032】
【発明の効果】)本発明は以上のようにベルト本体のエ
ラストマーとしてポリメタクリル酸亜鉛と水素添加ニト
リルゴムと有機過酸化物を配合して架橋したゴムを用
い、抗張体としてPBO繊維からなる抗張体を用いたも
のであり、耐熱性ならびに高温時における耐歯欠け性能
にすぐれていると共に、抗張体に疲労が発生してベルト
寿命を低下させることもなく、しかも心線径を小さくす
ることが可能であるので屈曲疲労性も良好となり、汚れ
防止、発音を小さくし得るのみならず、耐久性、耐摩耗
性も確保する効果を有する。特にエラストマーに所要の
ゴム(ZSCゴム)を使用することによりポリウレタン
使用のものに比し耐加水分解、耐熱性など耐環境性を良
好ならしめると共にPBO繊維心線を使用することによ
りアラミド繊維に比し低吸湿性であるため寸法安定性を
向上し、歯付ベルト、とりわけ自動二輪車駆動用として
極めて効果的なベルトである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯付ベルトの1例を示す部分斜視
図である。
【符号の説明】
1 歯付ベルト 2 歯部 9 抗張体 10 エラストマー 12 歯布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:08 105:24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗張体が埋設されたエラストマーと歯布
    よりなる歯付ベルトにおいて、前記エラストマーとし
    て、ポリメタクリル酸亜鉛と水素添加ニトリルゴムと有
    機過酸化物を配合して架橋したゴムを用い、前記抗張体
    がポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールを液晶紡
    糸した繊維からなることを特徴とする歯付ベルト。
  2. 【請求項2】 エラストマーが、ポリメタクリル酸亜鉛
    と水素添加率90〜95%の水素添加ニトリルゴムとを
    2:98乃至45:55で配合したポリマー組成物10
    0重量部に対して有機過酸化物0.2 〜10重量部配合し
    て架橋したゴムである請求項1記載の歯付ベルト。
  3. 【請求項3】 エラストマーが、水素添加率90〜95
    %の水素添加ニトリルゴムにポリメタクリル酸亜鉛を微
    分散させたものに水素添加ニトリルゴム単体と有機過酸
    化物を配合して架橋したゴムである請求項1記載の歯付
    ベルト。
  4. 【請求項4】 エラストマーが、水素添加率90〜95
    %の水素添加ニトリルゴム100重量部にポリメタクリ
    ル酸亜鉛を10〜100重量部微分散させたポリマー複
    合体と、水素添加ニトリルゴム単体とを70:30〜9
    0:10で配合したポリマー組成物100重量部に対し
    て有機過酸化物0.2 〜10重量部、配合して架橋したゴ
    ムである請求項3記載の歯付ベルト。
  5. 【請求項5】 前記エラストマーの100%引張弾性率
    が少なくとも約4.8MPa以上であり、前記抗張体の引
    張弾性率が約280GPaのポリパラフェニレンベンゾ
    ビスオキサゾールを液晶紡糸した繊維であり、該抗張体
    の引張部材の占有幅をベルトの全幅のおよそ50乃至9
    0%になしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4
    の何れかの項に記載の歯付ベルト。
  6. 【請求項6】 抗張体が埋設されたエラストマーと歯布
    よりなる歯付ベルトにおいて、前記エラストマーが、ポ
    リメタクリル酸亜鉛と水素添加率90〜95%の水素添
    加ニトリルゴムとを2:98乃至45:55で配合した
    ポリマー組成物100重量部に対して有機過酸化物0.2
    〜10重量部配合して架橋した100%引張弾性率が少
    なくとも約4.8 MPaのゴムであり、前記抗張体がポリ
    パラフェニレンベンゾビスオキサゾールを液晶紡糸した
    引張弾性率が約280GPaの繊維からなり、該抗張体
    の引張部材の占有幅がベルトの全幅に対しおよそ50乃
    至90%であることを特徴とする歯付ベルト。
  7. 【請求項7】 抗張体が埋設されたエラストマーと歯布
    よりなる歯付ベルトにおいて、前記エラストマーが、水
    素添加率90〜95%の水素添加ニトリルゴム100重
    量部にポリメタクリル酸亜鉛を10〜100重量部微分
    散させたポリマー複合体と、水素添加ニトリルゴム単体
    とを70:30〜90:10で配合したポリマー組成物
    100重量部に対して有機過酸化物0.2 〜10重量部、
    配合して架橋した100%引張弾性率が少なくとも約4.
    8 MPaのゴムであり、前記抗張体がポリパラフェニレ
    ンベンゾビスオキサゾールを液晶紡糸した引張弾性率が
    約280GPaの繊維からなり、該抗張体の引張部材の
    占有幅がベルトの全幅に対しおよそ50乃至90%であ
    ることを特徴とする歯付ベルト。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6386329B1 (en) 2000-06-14 2002-05-14 Shimano Inc. Bicycle brake shoe
WO2003043927A3 (de) * 2001-11-23 2003-09-04 Inventio Ag Aufzug mit riemenartigem übertragungsmittel, insbesondere mit zahnriemen, als tragmittel und/oder treibmittel
JP2005114110A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Gates Unitta Asia Co 歯付ベルトおよびベルト伝動機構
US7354366B2 (en) * 2001-09-10 2008-04-08 Arntz Beteiligungs Gmbh & Co. Kg Toothed belt

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