JPH09284990A - 圧縮機保護装置 - Google Patents

圧縮機保護装置

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Publication number
JPH09284990A
JPH09284990A JP9648696A JP9648696A JPH09284990A JP H09284990 A JPH09284990 A JP H09284990A JP 9648696 A JP9648696 A JP 9648696A JP 9648696 A JP9648696 A JP 9648696A JP H09284990 A JPH09284990 A JP H09284990A
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JP
Japan
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compressor
relay
temperature
temperature rise
protection device
Prior art date
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Pending
Application number
JP9648696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Miura
賢一郎 三浦
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9648696A priority Critical patent/JPH09284990A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒抜けや瞬時停電による圧縮機モータの逆
回転運転に対しても、圧縮機内部の過大温度上昇を防止
するものである。 【解決手段】 電流と温度に応動する第1の継電器を圧
縮機の外部に、電流に依存せず温度に応動する第2の継
電器を圧縮機の内部に設置し、電源と圧縮機に直列に接
続することにより、ロックドロータに対しては第1の継
電器、冷媒抜け・逆回転・過負荷に対しては第2の継電
器を作動させ、過大温度上昇を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機等に使
用される圧縮機の過大温度上昇を防止する保護装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種保護装置は、図3及び図4に
示すように温度及び電流に応動して連続的に開閉動作を
行う継電器を圧縮機の外部或いは内部に設置し圧縮機に
直列接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、冷凍サイクル中の冷媒が漏れた場合に、
圧縮機モータ電流が減少してしまうため圧縮機内部の温
度上昇が増加しても継電器がオフしないことがあった。
また、瞬時停電が発生しモータが逆方向に回転した場合
に、ロータリー型圧縮機に於いては、冷媒が循環しない
ため圧縮機内部温度は上昇するがモータ電流は減少する
ため継電器がオフしないことがあった。また更に圧縮機
内部に設置する継電器については、特に信頼性が求めら
れる(長期間に渡り大電流の開閉に耐える)ため形状が
大きくなるという欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、冷媒が漏れた場合や瞬時停電による逆回転
現象が発生した場合でも圧縮機内部の過大温度上昇を防
止するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、電流に依存せず温度に応動する継電器を圧
縮機の内部に設置し、電流と温度に応動する継電器を圧
縮機の外部に設置するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するため本発明
は、圧縮機の外部に温度及び電流に応動して連続的に開
閉動作を行う第1の継電器と、圧縮機の内部に温度に応
動して連続的に開閉動作を行う第2の継電器を、電源と
圧縮機に直列接続し、主にロックドロータのような急激
な温度上昇に対しては第1の継電器、冷媒漏れや瞬時停
電等のゆっくりした温度上昇に対しては第2の継電器を
作動させるものである。
【0007】また本発明は、圧縮機内部に設置する継電
器を圧縮機モータの補助巻線に接続し、小型化を図るも
のである。
【0008】また本発明は、第2の継電器をモータ巻線
に接して配置しモータ巻線の共通ラインに接続するもの
である。
【0009】また本発明は、第2の継電器を吐出ガス雰
囲気または吐出ガス雰囲気部品に接して配置しモータ巻
線の共通ラインに接続するものである。
【0010】また本発明は、第1の継電器を圧縮機の外
郭の近傍に設置し積極的に外郭温度を検出するものであ
る。
【0011】また本発明は、第1の継電器を圧縮機の外
郭から離れた場所に設置し外郭温度を検出しないように
したものである。
【0012】また本発明は、第1の継電器の内部に一定
以上の温度で永久的にオープンモードになる熱応動スイ
ッチを付加するものである。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】(実施例1)図3及び図4は、従来に於け
る圧縮機保護装置のブロック結線図である。同図に於い
て、1は電源装置、2は圧縮機、3は運転用進相コンデ
ンサ、4は電流と周囲温度に応動して連続的に開閉動作
を行う継電器である。図3に於いては、継電器4を圧縮
機2の外部に設置している。図4に於いては、継電器4
を圧縮機2の内部に設置している。このシステムに於い
て、規定冷媒量が確保されかつ正常回転で運転されてい
る場合には、冷凍サイクル負荷増加に伴い運転電流も増
加するので、圧縮機内部温度上昇を継電器4をオフする
事により防止する事が出来る。また圧縮機2がロックド
ロータになった場合にも、運転電流が増大するので同様
に継電器4をオフする事により圧縮機温度上昇を防止す
ることが出来る。
【0015】しかしながら従来のシステムに於いて、冷
媒が抜けたり或いは瞬時停電に伴う逆回転運転が発生し
た場合には、運転電流が大幅に減少してしまうため圧縮
機2の温度上昇を防止できないという欠点があった。こ
れら欠点を解決する提案(例えば特願平4−22426
9)もされているが不十分である。
【0016】図1は、本発明に於ける圧縮機保護装置の
ブロック結線図である。同図に於いて、1は電源装置、
2は圧縮機、3は運転用進相コンデンサ、11は電流と
周囲温度に応動して連続的に開閉動作を行う第1の継電
器、12は周囲温度に応動して連続的に開閉動作を行う
第2の継電器、13は圧縮機モータの主巻線、14は、
圧縮機モータの補助巻線である。
【0017】まず規定冷媒量が確保されている正常回転
時に於ける動作を説明する。運転中、冷凍サイクル負荷
が増大すると、圧縮機2の内部温度は上昇する。通常こ
の動きは冷凍サイクルの時定数の関係から徐々に進行す
る。この場合には、第2の継電器12がオフし過大温度
上昇を抑制する。一方、ロックドロータのような大電流
による急激な温度上昇に対しては、第1の継電器11が
オフし過大温度上昇を抑制する。通常、空気調和機に於
いて、冷凍サイクルの負荷増加(過負荷状態)による第
2の継電器12の動作する機会は、ロックドロータによ
る第1の継電器11の動作する機会より遙かに少ない。
そのため、第2の継電器12の接点容量は小さく設計で
き小型化が図れる。
【0018】次に冷媒抜け或いは瞬時停電による逆回転
運転(ロータリー型圧縮機)が発生した場合に於ける動
作を説明する。運転中、圧縮機2の内部温度は徐々に上
昇する。運転電流は、冷媒循環量が小さく或いは零にな
るので極めて小さくなる。この時には、第2の継電器1
2がオフし過大温度上昇を抑制する。一方、ロックドロ
ータのような大電流による急激な温度上昇に対しては、
第1の継電器11がオフし過大温度上昇を抑制する。
【0019】尚、第2の継電器12の動作について、周
囲温度に応動して連続的に開閉動作をすると説明した
が、多少電流の影響を受けても何ら差し支えない。
【0020】図1に於いて、第2の継電器12は圧縮機
モータの共通ラインに接続している。この場合に於いて
も、従来例(図4)より動作回数を少なくできるため小
型化が図れる。
【0021】図2は、圧縮機2の内部に設置する第3の
継電器15を圧縮機モータの補助巻線に接続した実施例
である。補助巻線電流は、共通ライン電流より遙かに小
さいため更に小型化が図れる。圧縮機2の内部温度が上
昇した場合に、第3の継電器15がオフする。そうする
とモータ発生トルクは急減するので、ロックドロータ状
態になり共通ライン電流が急激に増加し、その結果第1
の継電器11がオフし過大温度上昇を抑制する。
【0022】図1に於いて、圧縮機2の外部に設置した
第1の継電器11を圧縮機2の外郭に接触させて固定す
ると、過負荷状態に於いて動作する機会が増加し、第2
の継電器12の負担が軽減できるため、更に第2の継電
器12の小型化が図れる。
【0023】図1に於いて、圧縮機2の外部に設置した
第1の継電器11を圧縮機2の発熱影響を受けない離れ
た場所に固定すると、実質的に電流にのみ応動して動作
することになり、ロックドロータに対しては第1の継電
器11、過負荷に対しては第2の継電器12で完全に分
担して保護するため、過負荷状態に於ける第1の継電器
11の早動作が防止できる。
【0024】図1に於いて、圧縮機2の外部に設置した
第1の継電器11の内部温度に応動し、一定以上の温度
になった場合に、永久にオープン状態になるよう熱応動
スイッチを附加することにより、圧縮機2或いは第2の
継電器12が故障する以前に第1の継電器11が完全オ
フするので、メンテナンスが極めて容易となる。
【0025】図5は、熱応動スイッチを附加した継電器
の概略構造図である。同図に於いて、21は可動接点を
有する第1の皿形バイメタル、22は可動接点、23は
連結棒、24は第2の皿形バイメタルである。第1の皿
形バイメタル21は、約150℃で反転するように設定
されている。第2の皿形バイメタル24は、約200℃
で反転するように設定されている。通常、ロックドロー
タ保護は第1の皿形バイメタル21の動作によってなさ
れる。第1の皿形バイメタル21の動作回数が増加し、
やがて第1の皿形バイメタル21にクラック等が発生す
ると第1の継電器11の内部温度は急激に上昇する。こ
の状態になると、第2の皿形バイメタル24が反転し、
連結棒23を介して可動接点22をオフする。第2の皿
形バイメタル24の反転復帰温度を−20℃以下に設定
すれば事実上永久オープンとなる。
【0026】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、電流に
依存せず温度に応動する継電器を圧縮機の内部に設置
し、電流と温度に応動する継電器を圧縮機の外部に設置
することにより、冷媒が抜けた場合や瞬時停電による圧
縮機モータの逆回転運転に対しても、過大な温度上昇を
防止することができる。
【0027】また、本発明は圧縮機の内部に設置する継
電器の開閉回数を少なくできるため、小型化が図れ小容
量圧縮機への適用も可能になった。
【0028】また、更に本発明は圧縮機の外部に設置す
る継電器に、一定以上の温度で永久オープンする熱応動
スイッチを附加し、圧縮機本体が故障する以前に継電器
が完全オフし、メンテナンスが極めて容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック結線図
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック結線図
【図3】従来の実施例を示すブロック結線図
【図4】従来の他の実施例を示すブロック結線図
【図5】本発明の実施例を示す第1の継電器の概略構造
【符号の説明】
1 電源 2 圧縮機 11 第1の継電器 12 第2の継電器 14 モータ補助巻線 15 第3の継電器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の外部に設置し温度及び電流に応
    動して連続的に開閉動作を行う第1の継電器と前記圧縮
    機の内部に設置し温度に応動して連続的に開閉動作を行
    う第2の継電器を電源と前記圧縮機に直列接続する圧縮
    機保護装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機の外部に設置し温度及び電流に応
    動して連続的に開閉動作を行う第1の継電器と電源を前
    記圧縮機に直列接続するとともに前記圧縮機の内部に設
    置しモータの補助巻線に接続した温度に応動して連続的
    に開閉動作を行う第3の継電器から構成される圧縮機保
    護装置。
  3. 【請求項3】 第2の継電器は圧縮機モータ巻線に接し
    て配置しモータ巻線の共通ラインに接続する請求項1記
    載の圧縮機保護装置。
  4. 【請求項4】 第2の継電器は吐出ガス雰囲気または吐
    出ガス雰囲気部品に接して配置しモータ巻線の共通ライ
    ンに接続する請求項1記載の圧縮機保護装置。
  5. 【請求項5】 第1の継電器は圧縮機の外郭温度を検出
    できる近傍に配置する請求項1記載の圧縮機保護装置。
  6. 【請求項6】 第1の継電器は圧縮機の外外郭度を検出
    しない場所に配置する請求項1記載の圧縮機保護装置。
  7. 【請求項7】 第1の継電器は内部温度に応動し一定以
    上の温度に達すると永久にオープン状態になる熱応動ス
    イッチを備えた請求項1記載の圧縮機保護装置。
JP9648696A 1996-04-18 1996-04-18 圧縮機保護装置 Pending JPH09284990A (ja)

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JP9648696A JPH09284990A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 圧縮機保護装置

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JPH09284990A true JPH09284990A (ja) 1997-10-31

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JP (1) JPH09284990A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212023A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置
JP2012115034A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Tsubaki Emerson Co 単相モータの逆回転防止方法及び単相モータ制御回路

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