JPH09277670A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH09277670A
JPH09277670A JP8091327A JP9132796A JPH09277670A JP H09277670 A JPH09277670 A JP H09277670A JP 8091327 A JP8091327 A JP 8091327A JP 9132796 A JP9132796 A JP 9132796A JP H09277670 A JPH09277670 A JP H09277670A
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Taizo Otani
泰三 大谷
Tsutomu Yoneda
勉 米田
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N O Ke G & G Opt Electron Kk
N T T LEASE KK
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N O Ke G & G Opt Electron Kk
N T T LEASE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット方式の高速プリンタ装置におい
ては黒帯ストリーカがしばしば発生するが目視では速度
的にも精度的にも適切に検査できない。 【解決手段】入力され印刷イメージ記憶部240に記憶
されている印刷イメージデータに基づいて、非印刷領域
抽出部260において、印刷用紙800上でその印刷イ
メージデータがカバーしていない余白の領域を非印刷領
域として抽出する。印刷部200により印刷用紙800
に印刷されたイメージを、イメージ読み取り部400で
読み取り、検査イメージ記憶部460に記憶する。検査
部500において、その検査イメージデータの非印刷領
域に相当する領域を副走査方向に走査し、黒画素の連続
を検出する。黒画素が連続していた場合には、それが黒
帯ストリーカであり、印刷ヘッドが異常で印刷不良が発
生しているものと判定して、直ちにプリンタ装置1を停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙などの媒
体上に、順次入力されるイメージデータを高速に印刷す
るプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙などの媒体上に所定の情報を視覚的に
認識可能に記録する方法としては、刷版を用いて同一の
内容を印刷機により高速かつ大量に記録する方法や、コ
ンピュータの端末装置として用いられるようなプリンタ
などにより、低速ながら任意のデータを比較的小数の媒
体上に印刷する方法などが知られている。また、たとえ
ば株券や各種金券、あるいは多数の顧客に対する大量の
請求書などのように、印刷量が大量でありかつそれぞれ
に異なる番号や内容を印刷しなければならないような書
類を印刷したいという要望もあり、そのための高速なプ
リンタ装置も実用化されている。
【0003】可変データを高速印刷するそのようなプリ
ンタ装置は、印刷媒体を高速に搬送する搬送手段、その
搬送手段により搬送される用紙上に高速にイメージを記
録する印刷手段、順次入力される印刷データが適切に用
紙上に印刷されるようにそれらを適切に制御する制御手
段などから構成される。そして、その印刷手段には、た
とえばインクジェットヘッドによりインクジェット方式
により印刷を行う方法などが適用されている。インクジ
ェット方式により印刷を行うそのような高速プリンタ装
置としては、たとえば毎秒5m、A4サイズの印刷用紙
であれば毎秒15枚以上の速度で印刷を行う装置も実用
化されている。
【0004】ところで、そのようなインクジェット方式
によるプリンタ装置においては、高速印刷が可能な反
面、インクのぼた落ちや白抜けなどのストリーカと呼ば
れる印刷不良が発生し易いという問題がある。これらは
インクジェト方式が本質的に持っている問題で基本的に
解決することは難しいため、このようなプリンタ装置に
おいては印刷ヘッドの状態が実質的に印刷品質を決定す
ることになる。そのため、このようなプリンタ装置にお
いて不良印刷物を外部に出さないようにするためには、
何らかの方法で印刷結果を検査する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでのそ
のようなプリンタ装置においては、作業者が目視で検査
するか、キューマークなどを用いて印刷の位置ズレを検
査する程度の検査しか行えず、印刷結果を適切に自動的
に検査する手段はなかった。そのため、特に前述したよ
うな高速プリンタ装置においては、印刷不良の発生に作
業者が気付くのが遅れると、膨大な量の不良印刷物を作
成してしまい、印刷資源が大量に無駄になり、時間的に
も費用的にも膨大な損失を招き、印刷コストが上昇する
という問題が生じた。また、そのようなプリンタ装置に
おいては、個々の印刷物に対して印刷内容が異なるため
黒帯ストリーカと罫線と区別するのが難しいという問題
や、検査を印刷と同程度に高速に行わなければならない
という問題もあり、適切な自動検査方法が設けるのは難
しかった。
【0006】したがって本発明の目的は、黒帯ストリー
カなどの印刷ヘッドに起因する印刷不良を適切かつ簡単
な方法で高速に検出し、これにより不良印刷物を排除し
正確で高品質な印刷が行える信頼性の高いプリンタ装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、被印刷媒体に印刷されたイメージをセンサにより読
み込み、本来の印刷イメージの存在しない非印刷領域を
走査して黒帯ストリーカなどの印刷不良を検出するよう
にした。そのために、入力されたイメージデータより、
逐次その非印刷領域を抽出するようにした。
【0008】したがって本発明のプリンタ装置は、たと
えばインクジェット方式のような高速印刷が可能なヘッ
ド部を有し、入力されたイメージデータを媒体上に印刷
する印刷手段と、印刷された媒体上のイメージを読み込
む画像センサ手段と、その読み込んだイメージのヘッド
部により印刷が行われるはずのない非印刷領域を走査
し、たとえば黒画素の有無を調べることによりインクの
ぼた落ちが有るか否かを検査する検査手段とを有する。
【0009】前記検査を正確かつ効率よく行うために
は、前記非印刷領域がどこであるかを決定することが重
要であり、本発明のプリンタ装置の好適例としては、そ
の非印刷領域を抽出する非印刷領域抽出手段を有する。
好適には、その非印刷領域抽出手段は、入力されたイメ
ージデータを参照して、被印刷媒体上でそのイメージデ
ータがカバーしていないいわゆる余白の領域を、その非
印刷領域として抽出する。さらに好適には、その非印刷
領域抽出手段は、入力されたイメージデータのデータ内
容を解析して、そのイメージデータ内に存在するある程
度の広さを有する空白領域を検出し、その空白領域もさ
らに非印刷領域として抽出する。
【0010】特定的には、前記検査手段は、被印刷媒体
の非印刷領域に副走査方向の黒画素の連続があるか否か
を検査することにより、黒帯ストリーカが発生している
か否かを検査する。好適には、前記検査手段は、読み込
まれたイメージの構造的特徴を抽出し、原イメージデー
タのフォーマット情報を参照してその抽出された特徴が
適切か否かを検査することにより、印刷が適切に行われ
たか否かをさらに検査する。さらに好適には、前記検査
手段は、入力されたイメージデータと読み込まれたイメ
ージとをテンプレートマッチングし、それらの差異に基
づいて印刷が適切に行われたか否かをさらに検査する。
【0011】また特定的には、本発明のプリンタ装置に
おいては、前記検査手段により印刷状態が不適切と判定
された場合には直ちに印刷を停止する。また特定的に
は、本発明のプリンタ装置においては、前記検査手段に
より印刷の状態が不適切と判定された場合に、当該印刷
を実質的に無効化する印刷をその被印刷媒体にさらに印
刷する第2の印刷手段を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のプリンタ装置の一実施の
形態を図1〜図16を参照して説明する。本実施の形態
のプリンタ装置は、ホストコンピュータより入力される
印刷データを、複数のインクジェットヘッドを用いて高
速に印刷する大規模プリンティングシステムであり、特
に、印刷された結果を検査し、ヘッド異常などによる不
良印刷を検出できるようにしたものである。
【0013】図1は、本実施の形態のプリンタ装置1の
本体の概略外観図であり、(A)は側面図、(B)は上
面図である。図1に示すように、プリンタ装置1は、表
プリンタ部1a、裏プリンタ部1b、および、用紙搬送
部110を有する。また、用紙搬送部110は、ロール
紙供給部110-1、表プリンタ部1aに含有される表印
刷部用紙搬送ユニット110 -2および表検査部用紙搬送
ユニット110-3、用紙反転ユニット110-7、裏プリ
ンタ部1bに含有される裏印刷部用紙搬送ユニット11
-4および裏検査部用紙搬送ユニット110-5、およ
び、ロール紙巻き取り部110-6より構成される。
【0014】このような構成のプリンタ装置1において
は、連続印刷用紙800がロール紙供給部110-1より
供給され、表プリンタ部1aでその用紙800の表面に
印刷が行われ、用紙反転ユニット110-7でその用紙8
00が反転され、裏プリンタ部1bでその用紙800の
裏面に印刷が行われ、両面に印刷が行われた用紙811
-7がロール紙巻き取り部110-6に巻き取られる。な
お、プリンタ装置1は、実際に用紙が搬送され印刷・検
査が行われる図1にその外観を示すような本体とは別
に、別筐体に収容されている図示せぬ制御ユニットおよ
び操作ユニットを有する。
【0015】以下、プリンタ装置1の各部の構成につい
て説明する。まず、用紙搬送部110は、被印刷媒体で
ある印刷用紙800を高速かつ所定の速度で安定して搬
送するための紙送り機構である。本実施の形態のプリン
タ装置1は、連続紙がロール状に巻かれた印刷用紙80
0に対して両面印刷を行う。したがって、用紙搬送部1
10は、ロール紙を供給するロール紙供給部110-1
表プリンタ部1aの印刷ヘッド220a-1,220a-2
下を印刷用紙を搬送する表印刷部用紙搬送ユニット11
-2、表プリンタ部1aのCCDカメラ440a-1,4
40a-2下を印刷用紙を搬送する表検査部用紙搬送ユニ
ット110-3、印刷用紙800の裏表を反転させる用紙
反転ユニット110-7、裏プリンタ部1bの印刷ヘッド
220b-1,220b-2下を印刷用紙を搬送する裏印刷
部用紙搬送ユニット110-4、裏プリンタ部1bのCC
Dカメラ440b-1,440b-2下を印刷用紙を搬送す
る裏検査部用紙搬送ユニット110-5、および、排紙さ
れた印刷用紙を順次巻き取るロール紙巻き取り部110
-6が一体的に連結されて構成されている。
【0016】各ユニットは、印刷用紙を送るローラやガ
イド、ローラの回転速度を検出するエンコーダなどから
構成され、図示せぬ制御部から入力される制御信号に基
づいて、印刷用紙の搬送・停止、速度調整などを行う。
また、図1(B)に示すように、表印刷部用紙搬送ユニ
ット110-2の先頭付近の紙送りローラにはエンコーダ
111が設けられており、このエンコーダ111からの
パルスが印刷時のタイミングを生成する信号としてプリ
ンタ装置1の各部において用いられる。また、ロール紙
供給部110-1より供給された印刷用紙800には、印
刷部200に供給された直後に、図示せぬキューマーク
印刷部によりキューマークが印刷される。以後、後述す
る各ヘッドおよびカメラなどは、各々その近傍に設けら
れたキューマーク検出センサによりこのキューマークを
検出し、印刷用紙800上の副走査方向の位置決めを行
う。なお、本実施の形態の用紙搬送部110は、3m/
s程度で印刷用紙800を搬送する。
【0017】表プリンタ部1aおよび裏プリンタ部1b
は、各々印刷用紙800の表面または裏面に印刷を行
う。なお、表プリンタ部1aおよび裏プリンタ部1bは
同一の構成なので、ここでは表プリンタ部1aの構成に
ついのみ説明する。図2は、表プリンタ部1aの構成を
示すブロック図である。表プリンタ部1aは、用紙搬送
部110a、印刷部200、印刷イメージ記憶部24
0、インターフェイス部250、非印刷領域抽出部26
0、イメージ読み取り部400、検査イメージ記憶部4
60、モニタ470、検査部500、制御部600およ
び操作部610を有する。
【0018】用紙搬送部110aは、前述した用紙搬送
部110の表印刷部用紙搬送ユニット110-2および表
検査部用紙搬送ユニット110-3であり、表プリンタ部
1aの印刷部200およびイメージ読み取り部400に
おいて、印刷およびイメージ読み取りが適切に行えるよ
うに、印刷用紙800を表プリンタ部1a中を搬送す
る。
【0019】印刷部200は、制御部600から入力さ
れる制御信号に基づいて、印刷イメージ記憶部240に
記憶されているイメージデータを印刷用紙に印刷する。
印刷部200について、図3〜図6を参照して詳細に説
明する。図3は、印刷部200の構成を示すブロック図
である。図4(A)は印刷部200のヘッド220-1
220-2の配置を示す図、図4(B)は後述するイメー
ジ読み取り部400のカメラ440-1,440-2の配置
を示す図である。印刷部200は、2個の印刷部200
-1,200-2を有する。各印刷部200 -i(i=1,
2)には、制御部600から制御信号が入力され、印刷
イメージ記憶部240に記憶されているイメージデータ
が読み込まれる。また、前述した用紙搬送部110aの
エンコーダ111からの信号は、全ての印刷部20
-1,200-2に共通に入力される。
【0020】各印刷部200-i(i=1,2)は、印刷
制御部210-iおよびヘッド220 -iを有する。印刷制
御部210は、制御部600から入力される制御信号,
および、用紙搬送部110aのエンコーダ111から入
力される信号に基づいて、搬送される印刷用紙に対する
ヘッド220の動作タイミングや、ヘッド220におけ
る後述するインク滴下速度を制御する。ヘッド220
は、各々ドット密度が240dpiで印字幅Wh が4イ
ンチのインクジェットヘッドであり、印刷制御部210
からの制御に従って、印刷イメージ記憶部240から読
み出したイメージデータを順次記録する。本実施の形態
においては、2個のヘッド220-1,220-2が、図4
(A)に示すように、各ヘッドの印字ドットが連続する
ように配置されており、全体として8インチ(4インチ
×2個)の印字幅Wp で印刷用紙に印字できるようにな
っている。
【0021】さらに、ヘッド220の印字方式につい
て、図5を参照して説明する。図5は、ヘッド220の
構造および動作原理を説明する図である。ヘッド220
において、インクボトル221内のインク224は、各
ドットに対応するノズル222から、100kHzの周
期で、すなわち、毎秒10万滴の割合で滴下される。そ
の各インク224に対して、ノズル222の下を搬送さ
れている印刷用紙800の当該位置が黒に印字されるべ
き位置であった場合には、そのインク224はそのまま
印刷用紙800上に滴下され、印刷用紙800のその位
置を黒くする。また、その位置が印字されるべきでない
空白の位置であった場合には、図示せぬ電界印加手段に
より電界を印加し、インク224をキャッチャ223側
に引き寄せる。その結果、そのインク224はキャッチ
ャ223内に回収され、印刷用紙800上には滴下され
ない。
【0022】このような方法により、ヘッド220は、
図6に示すように、ドットピッチが約0.1mm、ドッ
トサイズが直径約0.1mmのドットを適宜印字してい
き、所望のイメージを印刷する。なお、ヘッド220に
おいては、同一の位置に複数のインク224を滴下する
ことも可能であり、プリンタ装置1はこれにより疑似階
調を表現する。また、本実施の形態においては、インク
ジェットヘッドとして、サイテックス・ディジタル・プ
リンティング社製の240dpi/4インチインクジェ
ットヘッドを使用する。
【0023】印刷イメージ記憶部240は、印刷部20
0により印刷用紙800上に印刷されるイメージデータ
を記憶するメモリである。印刷イメージ記憶部240に
は、インターフェイス部250を介して外部のホストコ
ンピュータから転送されてきたイメージデータがビット
マップ形式で記憶される。また、印刷イメージ記憶部2
40に記憶されているイメージデータは、検査部500
および非印刷領域抽出部260により任意の箇所がアク
セスされる。なお、印刷イメージ記憶部240は、複数
枚分のイメージデータを収容可能な容量を有し、リード
/ライトが同時に行えるデュアルポートRAMにより構
成される。
【0024】インターフェイス部250は、図示せぬホ
ストコンピュータから転送されるイメージデータを印刷
イメージ記憶部240に転送するインターフェイスであ
り、本実施の形態においては、専用のシリアルインター
フェイスである。印刷イメージデータは、このインター
フェイス部250により、印刷速度に応じて高速に転送
される。
【0025】非印刷領域抽出部260は、印刷イメージ
記憶部240に記憶されているイメージデータに基づい
て、印刷用紙800上の非印刷領域を抽出する。非印刷
領域とは、本実施の形態においては、印刷用紙800の
全領域中で、印刷イメージ記憶部240にビットマップ
形式のイメージデータが記憶されていない領域である。
印刷イメージ記憶部240には、印刷用紙800の各ペ
ージごとの実質的に有効な領域のイメージデータが、た
とえば、1つのビットマップデータとして、あるいは、
任意の領域に分割された複数のビットマップデータとし
て記憶されている。換言すれば、印刷用紙800上に
は、印刷イメージ記憶部240に記憶されているこれら
のビットマップデータがカバーしていない領域が存在す
る。たとえば、各ページごとの周辺の領域や、各分割領
域の間隙の領域などである。また、記録媒体が連続紙で
あれば各ページの間にはある程度広い非印刷領域が存在
することになる。非印刷領域抽出部260は、この非印
刷領域を抽出する。
【0026】イメージ読み取り部400は、印刷内容お
よび印刷品質をチェックするために、印刷部200によ
り印刷された印刷用紙上のイメージを読み込み、ビット
マップイメージデータとして検査イメージ記憶部460
に出力する。イメージ読み取り部400について、図7
〜図10を参照して説明する。図7は、イメージ読み取
り部400の構成を示すブロック図である。イメージ読
み取り部400は、2個のイメージ読み取り部40
-1,400-2より構成される。各イメージ読み取り部
400-i(i=1,2)には、制御部600から制御信
号が入力される。また各イメージ読み取り部400-i
らは、読み込まれたイメージデータが検査イメージ記憶
部460に出力される。
【0027】各イメージ読み取り部400-i(i=1,
2)は、キューマーク検出センサ410-i、エンコーダ
部420-i、光照射部430-i、CCDカメラ440-i
および制御部450-iを有する。キューマーク検出セン
サ410は、各イメージ読み取り部400のCCDカメ
ラ440の近傍に設けられており、連続的に搬送されて
いる印刷用紙800の印刷物の区切りごとに記録されて
いるキューマークを検出する。キューマークを検出した
ら、その旨の信号を制御部450に出力する。
【0028】エンコーダ部420は、同じくイメージ読
み取り部400のCCDカメラ440の近傍に設けられ
ており、キューマーク検出センサ410で検出された印
刷用紙800の搬送速度を検出する。エンコーダ部42
0の構成について図8を参照して説明する。エンコーダ
部420は、エンコーダ421、カウンタ422および
速度算出部423を有する。エンコーダ421は、たと
えば用紙搬送部110aの印刷用紙搬送ローラと一体的
に回転し、回転角度に対応した所定のパルスを出力す
る。そのパルスをカウンタ422で計数し、速度算出部
423において所定の時間内の前記計数値に基づいて、
印刷用紙800の搬送速度を算出する。
【0029】光照射部430は、後述するCCDカメラ
440にてイメージを取り込む印刷用紙上の領域に適切
な光量を与える手段である。本実施の形態においては、
筐体内に設けられたハロゲンランプの光を、ファイバケ
ーブルにて案内して、CCDカメラ440の撮像範囲に
照射する。CCDカメラ440においてイメージを取り
込む際には、印刷用紙800の搬送速度が速くなると必
要な光量も大きくなる。すなわち、印刷用紙800の搬
送速度と必要な光量はほぼ比例関係となる。したがっ
て、光照射部430で照射する光量は、エンコーダ42
1において検出された印刷用紙の搬送速度に基づいて制
御される。
【0030】CCDカメラ440は、印刷されたイメー
ジを読み込み、検査イメージ記憶部460に出力する。
そのCCDカメラ440の構成について、図9および図
10を参照して説明する。図9は、CCDカメラ440
および検査イメージ記憶部460の構成を示すブロック
図であり、図10は、さらにラインセンサ441の動作
を説明する図である。CCDカメラ440は、ラインセ
ンサ441、出力アンプ442、A/D変換器443、
シフトレジスタ444、ラインメモリ445およびバス
スイッチャ446を有する。
【0031】ラインセンサ441は、分解能が16ドッ
ト/mmで、水平方向に2048素子、垂直方向に96
段のTDI(時間遅延積分)段数を有するTDI−CC
D(charge coupled device) センサである。したがっ
て、1個のラインセンサ441による読み取り幅Wcは
128mmとなる。本実施の形態においては、2個のラ
インセンサ441-1,441-2を、図4(B)に示すよ
うにその読み取り範囲を一部重複させて配置しており、
全体としてヘッド220の印字幅Wp の範囲を全て読み
込めるようになっている。また、TDI−CCDセンサ
441には15MHzのクロックが印加される。したが
って、1ラインスキャン時間は約17μsとなる。
【0032】TDI−CCDセンサ441について図1
0を参照して説明する。TDI−CCDセンサ441に
おいては第1列目の素子(ROW1)で検出した光学的
イメージはアレイの前面に結像し、フォトンにより生成
された電荷は1ラインの走査に対応する蓄積時間の間、
ポテンシャル井戸に集められる。そして、垂直方向(T
DI段方向)のクロックによって、その電荷は次の列
(ROW2)に垂直的にシフトされる。次の列におい
て、前と同じイメージが結像していれば、ROW2で生
成された電荷が前の列からの電荷に加算されることにな
り、感度あるいは露出時間が2倍になったことになる。
【0033】したがって、画像の動きに、垂直方向のク
ロックおよびTDI転送方向を同期させておけば、TD
I段数だけ積分されることになる。本実施の形態のTD
I−CCDセンサ441においては、TDI段数が96
段なので、検出されたイメージは96倍に積分される。
積分されたデータは、最終的には、TDI−CCDセン
サ441の水平方向シフトレジスタからシリアルに出力
される。また、TDI−CCDセンサ441は2048
ビットの水平解像度を有しており、それらが8個のタッ
プより出力される。したがって、1タップからは256
ビットのデータが出力される。
【0034】TDI−CCDセンサ441の各タップか
ら出力されたデータは、出力アンプ442-1〜442-8
で順次増幅され、A/D変換器443-1〜443-8でA
D変換されてシフトレジスタ444-1〜444-8に入力
される。さらに、256ビット分のデータがラインメモ
リ445-1〜445-8に蓄積され、8個のラインメモリ
445-1〜445-8が順次バススイッチャ446により
選択されて、各ラインのデータごとにページメモリ46
-1に入力される。
【0035】制御部450は、イメージ読み取り部40
0の各部を制御する。制御部450においては、制御部
600からの制御信号や、キューマーク検出センサ41
0によるキューマーク検出の情報、エンコーダ部420
による印刷用紙搬送速度の情報などに基づいて、光照射
部430の光量の制御や、CCDカメラ440にイメー
ジ読み込みの制御などを行う。なお、イメージ読み取り
部400では、印刷部200で印刷される有効なビット
マップイメージの大きさ・領域に関わらず、印刷用紙8
00の全領域のイメージを読み込む。
【0036】検査イメージ記憶部460は、イメージ読
み取り部400で読み込まれたイメージデータを記憶す
る記憶手段である。本実施の形態において、ページメモ
リ460は、図9に示したような、2個のCCDカメラ
440-1,440-2に対応した、2個のページメモリ4
60-1,460-2より構成される。
【0037】モニタ470は、2個のCCDカメラ44
-1,440-2で読み込んだイメージデータを、そのま
ま表示する表示装置であり、2個のCCDカメラ440
-1,440-2に対応した2個のモニタ470-1,470
-2より構成される。このモニタ470は、通常は作業者
が目視で大まかな状況把握をするために用いられ、異常
時には印刷結果を確認するために用いられる。
【0038】検査部500は、検査イメージ記憶部46
0に記憶されている印刷物から読み込んだ検査イメージ
データに基づいて、印刷状態が適切か否かを判定し、そ
の判定結果を制御部600に出力する。検査部500に
おいては、非印刷領域の検査、フォーマット情報による
検査、および、原イメージデータとのマッチングによる
検査の3通りの検査を順次行い、印刷状態が適切か否か
を判定する。検査部500の構成および動作について図
11を参照して説明する。検査部500は、第1のアド
レスカウンタ501、第2のアドレスカウンタ502、
第1の圧縮器503、第2の圧縮器504、マッチング
回路505、エラー数カウンタ506、フォーマット情
報記憶部507およびCPU508を有する。
【0039】第1のアドレスカウンタ501は、検査部
500に読み出す印刷イメージ記憶部240に記憶され
ている印刷イメージデータのアドレスをコントロールす
るカウンタである。また、第2のアドレスカウンタ50
2は、検査部500に読み出す検査イメージ記憶部46
0に記憶されている検査イメージデータのアドレスをコ
ントロールするカウンタである。これらのアドレスカウ
ンタ501,502により指定されたアドレスのイメー
ジデータが、印刷イメージ記憶部240および検査イメ
ージ記憶部460より読み出され、検査部500に入力
される。なお、これらのアドレスカウンタ501,50
2は、CPU508から入力される初期値設定、カウン
トアップ/ダウンなどの信号により制御される。
【0040】第1の圧縮器503および第2の圧縮器5
04は、イメージデータの照合を、圧縮したイメージデ
ータで行う場合に、印刷イメージ記憶部240より読み
出された印刷イメージデータ、および、検査イメージ記
憶部460より読み出された検査イメージデータを各々
圧縮する。この圧縮は、たとえば、2×2あるいは3×
3の画素にイメージを分割し、各要素の合計画素値が所
定値以上だった場合に対応する画素を1にする処理を行
い、原イメージを1/4あるいは1/9に圧縮する。ま
た、圧縮を行わずに元のイメージデータを用いて照合を
行う場合には、第1の圧縮器503および第2の圧縮器
504は各々入力されたイメージデータをそのまま出力
する。なお、第1の圧縮器503および第2の圧縮器5
04を有効にして照合を圧縮したイメージで行うか、あ
るいは、元の倍率のイメージで照合を行うかのモードの
設定、および、圧縮イメージで照合を行う場合の倍率の
設定などは、外部より制御部600を介して図示せぬ制
御信号により入力される。
【0041】マッチング回路505は、第1の圧縮器5
03より入力された印刷イメージデータと第2の圧縮器
504より入力された検査イメージデータとの対応する
画素同士を順次比較照合し、その結果をエラー数カウン
タ506に出力する。この照合は、対応する画素の画素
値の差を求め、その差が所定値未満だった場合に両画素
が一致しているものとし、所定値以上だった場合にそれ
らの画素は異なると判定する。エラー数カウンタ506
は、マッチング回路505において行われた各画素ごと
の照合結果の、異なる画素と判定された画素数を累積
し、累積結果をエラー画素数としてCPU508に出力
する。
【0042】フォーマット情報記憶部507は、制御部
600を介して入力される印刷イメージデータの共通的
なフォーマット情報を記憶する。この共通的なフォーマ
ット情報とは、たとえば宛名情報の印刷領域、表の位
置、マークの位置、文字の位置、その他の罫線の位置な
どのデータである。フォーマット情報記憶部507に記
憶されている情報は、CPU508より読み出されて、
検査イメージ記憶部460に記憶されている読み込みイ
メージデータのチェックに用いられる。
【0043】CPU508は、検査部500の各部を制
御して、前述した非印刷領域の検査、フォーマット情報
に基づく検査、および、原イメージデータとのマッチン
グによる検査を行う。CPU508は、まず、非印刷領
域抽出部260で抽出されて入力される非印刷領域情報
に基づいて第2のアドレスカウンタ502を制御し、検
査イメージ記憶部460に記憶されている検査イメージ
データの当該非印刷領域を副走査方向に順次アクセスす
る。そして、その非印刷領域に、予め定めた所定の長さ
以上の黒画素の連続が存在するか否かを検査する。検査
の結果、そのような黒画素の連続が存在した場合には、
黒帯ストリーカが発生しているものと判定し、印刷結果
が不良である旨の検査結果を制御部600に出力する。
【0044】また、CPU508は、フォーマット情報
記憶部507に記憶されているフォーマット情報に基づ
いて、検査イメージ記憶部460に記憶されているイメ
ージデータを構造解析的な手法により検査する。この構
造解析的な手法による検査イメージデータのチェックと
は、フォーマット情報記憶部507に記憶されている印
刷イメージデータのフォーマット情報に基づいて、印刷
イメージデータの構造的な特徴を抽出し、検査イメージ
データも同様の特徴になっているか否かをチェックする
ことにより、印刷イメージデータが適切に印刷されてい
るか否かをチェックする処理である。
【0045】たとえば、フォーマット情報記憶部507
に記憶されている情報より印刷イメージデータ中のある
程度の面積を有する空白領域の位置の情報を獲得し、検
査イメージ記憶部460に記憶されている検査イメージ
データの対応する場所が同様に空白領域になっているか
否かをチェックする。その領域が適切に空白領域になっ
ていれば次のチェックに移り、その領域からノイズ以上
の黒画素が検出された場合にはチェックを終了して印刷
結果が不良である旨の検査結果を制御部600に出力す
る。また、たとえばフォーマット情報記憶部507に記
憶されている罫線情報を獲得し、検査イメージ記憶部4
60に記憶されている検査イメージデータより対応する
領域の垂直方向あるいは水平方向の黒画素ヒストグラム
を求めて、その位置に罫線があるか否かのチェックを行
う。
【0046】また、文字が印刷されている領域を文字列
方向に走査すると黒画素と白画素の変化が頻繁に生じる
ため、そこに文字が印刷されていることを検出すること
ができるが、このような方法により、文字が印刷されて
いるべき領域に文字が印刷されているかなどのチェック
を行う。その他、表の有るべき位置に適切に表がある
か、マークが適切にあるかなどのチェックも行う。この
構造解析的な手法による検査時には、矛盾が検出された
時点で直ちに印刷結果が不良である旨の検査結果を制御
部600に出力して、以後の処理を終了する。
【0047】また、CPU508は、第1のアドレスカ
ウンタ501、第2のアドレスカウンタ502、およ
び、第1の圧縮器503〜エラー数カウンタ506を制
御して、印刷イメージ記憶部240に記憶されている原
イメージデータと検査イメージ記憶部460に記憶され
ている検査イメージデータのマッチングの処理を行う。
そして、エラー数カウンタ506より入力されるエラー
画素数を閾値THLと比較して、エラー画素数が閾値T
HLより大きくなったら不良印刷、閾値THLを越えず
にマッチングが終了したら正常印刷との判定を行う。
【0048】なお、これらの検査を行う前に、CPU5
08においては、印刷イメージデータと検査イメージデ
ータの位置合わせを行う。この位置合わせは、印刷イメ
ージ記憶部240と検査イメージ記憶部460の各画像
メモリ上のイメージデータの対応する位置を検出する処
理であり、たとえば、両イメージデータのキューマーク
が検出された上辺の画素を基準にして対応をとったり、
両者の黒画素の重心点を検出して、その点を基準にして
対応する画素を決定するなどの処理を行う。このような
CPU508の動作により、検査部500は検査イメー
ジ記憶部460に記憶されいている印刷イメージデータ
を検査する。
【0049】制御部600は、プリンタ装置1を構成す
る各部を制御して所望の動作をさせる。制御部600に
は、制御部600内のイーサーネットI/Fを介して、
上位のホストコンピュータより、印刷条件や制御条件が
入力される。制御部600は、その入力データに基づい
て、用紙搬送部110a、印刷部200およびイメージ
読み取り部400などの動作条件を設定し、印刷用紙の
搬送、その印刷用紙への印刷および印刷されたイメージ
の読み込みが同期して適切に行えるようにする。また、
制御部600は、印刷作業中であって、検査部500よ
り印刷不良を示す信号が入力された際には、直ちに印刷
作業を中止するように、用紙搬送部110aおよび印刷
部200などを制御する。
【0050】操作部610は、プリンタ装置1に対して
作業条件や印刷パラメータの設定などの比較的簡単な操
作を行ったり、プリンタ装置1から通知されるデータを
作業者に知らせるための操作端末である。本実施の形態
においては、汎用のパーソナルコンピュータをRS23
2Cインターフェイスにより接続して用いている。操作
部610には、印刷状態の検査結果のログファイルなど
も出力される。
【0051】次に、プリンタ装置1の動作について図1
2を参照して説明する。図12は、プリンタ装置1によ
り連続紙である印刷用紙800にイメージデータが印刷
された状態を示す図である。図12に示す印刷対象は、
たとえば電話料金などの請求書であり、印刷用紙800
に請求先の宛名801、請求先の諸情報802、請求内
容の明細803-1〜803-3が印刷されている。また、
各請求書の1ページ目の右上にキューマーク804が印
刷されている。このキューマークにより、連続紙より1
つずつの請求書の区切り位置を知ることができる。な
お、図12は、印刷用紙800の一方の面の印刷状態を
示す図であるが、裏面にも同様の印刷が行われるもので
ある。
【0052】以下、このような請求書をプリンタ装置1
で印刷する場合について、プリンタ装置1の動作を説明
する。まず、プリンタ装置1に対して、操作部610、
あるいは、上位のホストコンピュータを介して印刷内
容、印刷条件などを入力する。これにより、図示せぬ制
御部は、表プリンタ部1a、裏プリンタ部1b、およ
び、用紙搬送部110などの稼働条件の設定を行う。条
件の設定が終了すると、実際の印刷作業が開始可能とな
る。ロール紙供給部110-1より印刷用紙800が表プ
リンタ部1aに順次供給されるのにともなって、表プリ
ンタ部1aにはインターフェイス部250を介して順次
印刷ビットマップイメージデータが入力され、印刷イメ
ージ記憶部240に記憶される。そして、印刷イメージ
記憶部240に記憶されたイメージデータを、印刷部2
00が読み出し、供給された印刷用紙800に印刷す
る。その結果、図12に示すような、請求先の宛名80
1、請求先の諸情報802および請求内容の明細803
-1〜803-3の各項目を有する請求書が順次印刷され
る。
【0053】また、この時に、非印刷領域抽出部260
は、印刷イメージ記憶部240に記憶されたイメージデ
ータを読み出し、印刷用紙800上の領域でビットマッ
プデータのカバーしていない非印刷領域を検出する。こ
れにより、図12に示す例においては、たとえば、1ペ
ージ目と2ページ目の間の余白808-1や2ぺージ目と
3ページ目との間の余白808-2などを含む、非印刷領
域808が抽出される。
【0054】印刷用紙800に印刷されたイメージはイ
メージ読み取り部400により読み込まれ、検査イメー
ジ記憶部460に記憶される。検査イメージ記憶部46
0に記憶されたイメージデータは、検査部500におけ
る印刷状態の検査に供されると同時に、逐次モニタ47
0に出力される。
【0055】検査部500においては、まず、印刷用紙
800上の非印刷領域抽出部260で検出された非印刷
領域808に相当する領域に、黒帯ストリーカが存在す
るか否かを検査する。具体的には、検査イメージ記憶部
460に記憶されている検査イメージデータの、非印刷
領域に相当する領域を順次印刷用紙800の副走査方向
に走査する。そして、その領域に黒画素が予め定めた所
定の閾値以上連続していた場合に、黒帯ストリーカが存
在しており、印刷ヘッドが以上であると判定する。な
お、この閾値は、発生し得るノイズの大きさなどを考慮
して決定する。そして、黒帯ストリーカが存在すると判
定された場合には、直ちに印刷状態が適切でない旨を示
す信号が制御部600に出力され、制御部600は直ち
に印刷処理を停止する。図12に示す例においては、2
ページめの中段以降に黒帯ストリーカ810が発生して
いる。このような場合には、2ページ目と3ページ目の
間の余白808 -2を走査した時にこの黒帯ストリーカ8
10が検出され、印刷状態が適切でない旨の信号が制御
部600に出力されて、印刷処理が終了される。
【0056】非印刷領域に黒帯ストリーカが存在しなか
った場合には、次段階の検査として、検査イメージ記憶
部460に記憶されている検査イメージデータが、フォ
ーマット情報記憶部507に記憶されているフォーマッ
ト情報と矛盾しない構造的特徴を有しているか否か、す
なわち、前述したように、所定の空白領域や、文字列、
罫線などが適切に存在するか否かを検査する。この検査
時にも、検査イメージデータの特徴が適切でないと判定
された場合には、直ちに印刷状態が適切でない旨を示す
信号が制御部600に出力され、制御部600は直ちに
印刷処理を停止させる。
【0057】そして、最後の検査として、印刷イメージ
記憶部240に記憶されている印刷イメージデータと、
検査イメージ記憶部460に記憶されている検査イメー
ジデータとのマッチングを行う。両イメージを、圧縮イ
メージあるいは原イメージで順次照合し、異なる画素が
所定数以上あった場合には、両イメージが一致しない、
すなわち、何らかの理由により印刷状態が適切でないと
判断して、その旨の信号を制御部600に入力する。制
御部600においては、これまでの他の検査の時と同様
に、用紙搬送部110および印刷部200に処理の中止
を命令し、直ちに印刷作業を中止する。これら3段階の
検査を全てクリアした場合には、印刷が適切に行われた
ものと判定され、印刷が継続される。
【0058】表プリンタ部1aを通過し、表面に所望の
イメージデータが印刷された印刷用紙800は、用紙反
転ユニット110-7で裏表が反転され、裏プリンタ部1
bに供給される。裏プリンタ部1bは、表プリンタ部1
aと同じ動作により印刷用紙800の裏面に所望のイメ
ージデータを印刷し、検査を行う。その結果、印刷が適
切に行われていないと判定された場合には、直ちに印刷
作業を中止する。そして、裏表に印刷が行われた印刷用
紙800は、順次ロール紙巻き取り部110-65に巻き
取られる。
【0059】このように、本実施の形態のプリンタ装置
1においては、印刷イメージデータがカバーしていない
余白領域を非印刷領域とし、この領域を副走査方向に走
査することにより黒帯ストリーカを検出している。した
がって、まず簡単な処理により黒帯ストリーカを検出し
て印刷ヘッドの異常を発見することができ、不良印刷を
迅速に検出することができる。特にこのような黒帯スト
リーカは、プリンタ装置1のようなインクジェット方式
のプリンタ装置にしばしば発生するため、そのような印
刷方式のプリンタ装置にはより有効である。また、前記
非印刷領域は、入力されたイメージデータに基づいて非
印刷領域抽出部において抽出しているので、プリンタ装
置1に対する制御が複雑になったり走査が煩雑になるこ
とがなく、これまでのプリンタ装置と同様の操作性で使
用することができる。
【0060】また、プリンタ装置1においては、非印刷
領域に基づく検査の後に、さらに印刷イメージデータの
フォーマット情報に基づいてその構造的な特徴を抽出し
て印刷状態を検査している。これにより、たとえば印刷
領域中に発生するストリーカや、白抜けなどは有効に検
出され、印刷状態の検査が有効に行える。そして、プリ
ンタ装置1においては、構造的な特徴に基づく検査の後
に、さらに、印刷イメージデータと検査イメージデータ
とのテンプレートマッチングを行い印刷状態の検査を行
っている。これにより、印刷内容の違いなどの細かな差
異も累積されて抽出され、印刷状態の検査がより有効に
正確に行える。このように、プリンタ装置1においては
個々の印刷物に対して3段階の検査を行っているので、
種々の面から印刷状態の検査を行うことができ、不良印
刷物を適切に検出し排除し、正確で高品質な印刷物を出
力することができる。
【0061】また、プリンタ装置1においては、不良印
刷を発見した場合には、直ちにプリンタ装置1の動作を
停止しているため、不良印刷物の発生を最小限に抑える
ことができ、時間・印刷資源などの無駄を極力少なくす
ることができる。
【0062】なお、本発明は、本実施の形態に限られる
ものではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本
実施の形態の検査部500においては、非印刷領域の情
報を用いた第1の検査、フォーマット情報を用いた第2
の検査、および、マッチングによる第3の検査の3段階
の検査を行って印刷状態をチェックしている。しかし、
このような検査が必須なわけではなく、本発明に関わる
非印刷領域の情報を用いた第1の検査以外の検査は任意
の方法を用いてよい。印刷ヘッドの信頼性や生じる不具
合などの経験に基づいて、第2の検査および第3の検査
を省略したり、新たな検査を行うようにしてもよい。ま
た、着目するフォーマット情報、および、マッチングの
方法なども任意の情報および方法を用いてよい。
【0063】また、検査部500で行う非印刷領域の情
報に基づいたその第1の検査の方法も、本実施の形態に
おいては、印刷用紙800の副走査方向にイメージデー
タを走査して、黒画素の連続を行うものであった。この
方法は、インクジェット方式のヘッドなどにしばしば発
生する黒帯ストリーカの検出には非常に有効であるが、
これもこの方法に限られるものではない。たとえば、主
走査方向に対して同様のストリーカの検出を行うように
してもよいし、任意の方向に走査して、所定の数以上連
なっている黒画素のブロックを抽出するようにしてもよ
い。そのようにすれば、たとえば点状に落下したインク
のぼた落ちなども検出することができ、より広範な印刷
ヘッドの以上を検出することができる。
【0064】また、プリンタ装置1において印刷を行う
被印刷媒体は、本実施の形態に示したような連続紙に限
られるものではなくカット紙でもよいし、紙以外の素材
の被印刷媒体であってもよい。被印刷媒体が図13に示
すようなカット紙の時にも、非印刷領域抽出部260に
おいては、連続紙の時と同様い非印刷領域の抽出が行わ
れる。たとえば、図13に示すように、カット紙800
bの中の、印刷イメージデータ801b,802b以外
の余白の領域808bが、非印刷領域として検出され
る。
【0065】また、非印刷領域抽出部260は、本実施
の形態においては、印刷イメージ記憶部240に記憶さ
れているビットマップデータがカバーしていない印刷用
紙800上の領域を検出し、非印刷領域としていた。し
かし、さらにビットマップデータの内容を解析し、その
中から余白領域を抽出し、その余白領域も非印刷領域と
して抽出するようにしてもよい。
【0066】具体的に、図14を参照して説明する。図
14において、印刷イメージ記憶部240には、領域8
01〜803ごとのビットマップデータが記憶されてお
り、前述した実施の形態においてはこれらの領域以外の
領域を非印刷領域808として抽出していた。しかし、
さらに各ビットマップデータの内容を解析してみると、
たとえば領域803-2は一連の文字ブロック809-2
よび809-3から構成されており、その間に余白領域8
08-3が存在していることが抽出できる。したがって、
非印刷領域抽出部260において、ビットマップデータ
の内容までを解析してこれらの余白領域を抽出し、検査
部500より参照可能な非印刷領域とするようにしてお
いてもよい。このような構成にすれば、黒帯ストリーカ
の検出がより高精度に行うことができ、イメージデータ
のカバーする領域内に発生した黒帯ストリーカも迅速に
発見することができる。
【0067】また、本実施の形態のプリンタ装置1にお
いては、印刷ヘッド220およびCCDカメラ440を
各々2個ずつ用いて、実質的な印字可能幅は8インチで
あった。しかし、たとえば4個の印刷ヘッド220およ
びCCDカメラ440を用いて、印字幅を16インチに
するようにしてもよく、印刷ヘッド220およびCCD
カメラ440の数および印字幅は印刷対象に応じて任意
の形態にしてよい。また、本実施の形態のプリンタ装置
1においては、表プリンタ部1aおよび裏プリンタ部1
bを用いて、印刷用紙800の表裏両面に印刷を行う両
面印刷を行っていた。しかし、片面印刷に対し本発明が
適用できることは明らかである。その場合には、用紙反
転ユニット110-7および裏プリンタ部1bが不必要と
なり、構成はより簡単になる。
【0068】また、本実施の形態においては、不良印刷
が検出された場合には直ちにプリンタ装置1を停止する
ようにしたが、不良印刷検出後の処置なども任意に決定
してよい。たとえば、ある程度連続して不良印刷が生じ
た場合に、プリンタ装置1を停止するようにしてもよ
い。インクジェットヘッドにより一時的に生じる黒帯ス
トリーカなどは、しばらくして自然に復旧してしまう場
合がある。そのような印刷不良の復旧が見込める場合
で、一度プリンタ装置を停止すると再始動するまでの処
理が複雑で時間がかかる場合などには、印刷不良を検出
しても装置を停止させずに運転を継続した方が効率よく
印刷作業が行える場合がある。そのような場合には、直
ちにプリンタ装置を停止せず、可能な限り継続運転をす
るような構成にしてよい。その際の、プリンタ装置1の
停止の条件などは任意に決定してよい。
【0069】なお、そのようなプリンタ装置を直ちに停
止しない場合には、不良印刷物を識別する、あるいは、
不良印刷物を適切に排除するために、印刷不良と判定さ
れた印刷物を後に容易に特定できるようにしておく必要
がある。そのためには、たとえば、その識別コード、請
求書番号などをモニタ470などに表示するようにして
おくことが望ましい。
【0070】また、印刷不良と判定された印刷物に対し
て何らかのマーキングを行うような構成にしてもよい。
そのよう構成にしたプリンタ装置1bの概略外観図を図
15に示す。図15に示すプリンタ装置1bは、印刷ヘ
ッド220およびCCDカメラ440を4個ずつ用いて
16インチの印字幅を有し、片面印刷のみを行う場合に
プリンタ装置である。このプリンタ装置1bにおいて
は、検査部500のユニットの後段に、塗り潰し用印刷
ヘッド631および不良表示マーク印刷ヘッド632を
有する不良印刷マーキング部を設けてある。この不良印
刷マーキング部は、検査部500における検査結果に基
づいて制御部600からの制御により動作し、不良印刷
と判定された印刷物に対して、図16に示すようなマー
クの印刷を行う。
【0071】すなわち、不良表示マーク印刷ヘッド63
2により、その不良印刷の原因が分かるような所定の文
字列からなるエラーコード822を印刷したり、塗り潰
し用印刷ヘッド631により、その印刷物の宛名801
を無効にするような塗り潰しパタン821を印刷したり
する。なお、このエラーコード822は、バーコード、
OCR文字、任意の図形などを用いてもよい。また、予
め記載されたその印刷物が効力を有しないことを明示し
た説明分に対して、その説明分が有効であることをマー
キングして示すことにより、その印刷物を不良印刷物と
して排除するようにしてもよい。このように、印刷不良
を検出した後の処置は、任意の方法でよい。
【0072】また、本実施の形態のプリンタ装置1は、
非印刷領域抽出部260において、印刷イメージ記憶部
240に記憶されているイメージデータを参照して、非
印刷領域を抽出するような構成にしたが、この非印刷領
域を示すデータは、外部、すなわち、ホストコンピュー
タなどから、印刷イメージデータなどとともに入力する
ようにしてもよい。そのような構成にすれば、その入力
された非印刷領域を示すデータを記憶する記憶部は必要
となるが、非印刷領域抽出部260は不要となるため、
装置構成が簡略化される。そのような構成のプリンタ装
置1も、非印刷領域における黒帯ストリーカの存在を吟
味する本発明の主旨の範囲内であることは明らかであ
る。
【0073】また、本実施の形態においては、検査部5
00の検査結果は制御部600に一旦入力され、制御部
600からの制御信号に基づいて、たとえば用紙搬送部
110や印刷部200で印刷動作の中止などの処理が行
われた。しかし、制御部600に処理が集中している場
合などにおいては、制御部600を介して信号を伝達し
ていたのではタイムラグが発生し、装置を早急に停止す
ることができない場合も考えられる。そのような場合に
は、検査部500から用紙搬送部110やヘッド220
などの関係構成部に、印刷の不良が検出された時には直
接処理を中止する信号を送出するようにしてもよい。
【0074】また、本発明は、本実施の形態のプリンタ
装置のような白黒2色で印刷を行うプリンタ装置に限ら
れるものではなく、多値印刷、多色印刷、あるいは、フ
ルカラー印刷などを行うプリンタ装置に対しても適用可
能である。また、表裏印刷を行うプリンタ装置であって
もよい。その他の信号処理、信号の伝達経路などにおい
ても、本発明の範囲内で任意好適に改変してよい。
【0075】
【発明の効果】本発明のプリンタ装置によれば、印刷不
良を簡単に高速に精度良く検出できるので、印刷不良が
発生した際に、たとえばプリンタ装置を停止するなどの
処置が即座に可能となる。その結果、不良印刷物の大量
発生などの効率の低下を防止し、正常な印刷を効率よく
行うことができ、正確で高品質な印刷が高速に行える信
頼性の高いプリンタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のプリンタ装置本体の概
略外観図であり、(A)は本体側面図、(B)は本体上
面図である。
【図2】図1に示したプリンタ装置の表プリンタ部の構
成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した表プリンタ部の印刷部の構成を示
すブロック図である。
【図4】図2に示した表プリンタ部の印刷ヘッドおよび
CCDカメラの配置状態を示す図であり、(A)は印刷
ヘッドの配置状態を示す図、(B)はCCDカメラの配
置状態を示す図である。
【図5】図3に示した印刷部のヘッドの構造および動作
原理を説明する図である。
【図6】図5に示したヘッドによる印字状態を示す図で
ある。
【図7】図2に示した表プリンタ部のイメージ読み取り
部の構成を示す図である。
【図8】図7に示したイメージ読み取り部のエンコーダ
部の構成を示す図である。
【図9】図7に示したイメージ読み取り部のCCDカメ
ラの構成を示す図である。
【図10】図9に示したCCDカメラのラインセンサと
して用いられるTDI−CCDセンサの構成および動作
を説明する図である。
【図11】図2に示した表プリンタ部の検査部の構成を
示すブロック図である。
【図12】図1に示したプリンタ装置により連続紙であ
る印刷用紙に印刷されたイメージデータを示す図であ
る。
【図13】図1に示したプリンタ装置によりカット紙で
ある印刷用紙に印刷されたイメージデータを示す図であ
る。
【図14】図2に示した表プリンタ部の非印刷領域抽出
部の動作の変形例を示すための、印刷イメージ示す図で
ある。
【図15】本実施の形態の変形例のプリンタ装置を説明
するための外観図であり、(A)は側面図、(B)は上
面図である。
【図16】印刷不良が検出された時の処置の変形例であ
る印刷物に対するマーキングを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…プリンタ装置、110…用紙搬送部、200…印刷
部、240…印刷イメージ記憶部、250…インターフ
ェイス部、260…非印刷領域抽出部、400…イメー
ジ読み取り部、460…検査イメージ記憶部、470…
モニタ、500…検査部、600…制御部、610…操
作部、800…印刷用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 泰三 東京都杉並区高井戸東3−18−5 (72)発明者 米田 勉 神奈川県川崎市麻生区白山1丁目2番4− 102号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力されるデータを高速印刷するプリ
    ンタ装置であって、 入力されたイメージデータを被印刷媒体に印刷する印刷
    手段と、 前記印刷された被印刷媒体上のイメージを読み込む画像
    センサ手段と、 前記読み込まれたイメージデータの、当該被印刷媒体の
    非印刷領域に相当する領域のイメージデータに基づい
    て、前記印刷の状態を検査し、該印刷が適切に行われて
    いるか否かを判定する検査手段とを有するプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】前記印刷手段は、インクジェットヘッドを
    有し、インクジェット方式により前記印刷を行う請求項
    1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】前記入力されたイメージデータに基づい
    て、前記被印刷媒体より余白領域を前記非印刷領域とし
    て抽出する非印刷領域抽出手段をさらに有する請求項1
    または2記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】前記非印刷領域抽出手段は、さらに、前記
    入力されたイメージデータ内の空白領域を検出し、当該
    空白領域および前記余白領域を前記非印刷領域として抽
    出する請求項3記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】前記検査手段は、前記非印刷領域に相当す
    る領域の前記読み込まれたイメージデータに対して、副
    走査方向に黒画素が所定値以上連続しているか否かを検
    査し、前記黒画素の連続が存在した場合に前記印刷の状
    態が不適切と判定する請求項1〜4いずれか記載のプリ
    ンタ装置。
  6. 【請求項6】前記検査手段は、さらに、前記読み込まれ
    たイメージデータより構造的特徴を抽出し、前記入力さ
    れたイメージデータのフォーマット情報を参照して当該
    抽出された特徴が適切か否かを検査し、前記印刷が適切
    に行われたか否かを判定する請求項1〜5いずれか記載
    のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】前記検査手段は、さらに、前記入力された
    イメージデータと、前記読み込まれたイメージデータと
    をテンプレートマッチングし、それらの差異を検出し、
    該差異の量に基づいて前記印刷が適切に行われたか否か
    を判定する請求項1〜6いずれか記載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】前記印刷手段は、前記検査手段により印刷
    の状態が不適切と判定された場合に前記印刷を停止する
    請求項1〜7いずれか記載のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】前記検査手段により印刷の状態が不適切と
    判定された場合に、当該印刷を実質的に無効化する印刷
    を当該被印刷媒体にさらに印刷する第2の印刷手段をさ
    らに有する請求項1〜8いずれか記載のプリンタ装置。
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