JPH09270817A

JPH09270817A - ファクシミリ蓄積交換装置

Info

Publication number: JPH09270817A
Application number: JP8075983A
Authority: JP
Inventors: Hiromitsu Ogino; 洋光荻野
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1996-03-29
Filing date: 1996-03-29
Publication date: 1997-10-14

Abstract

(57)【要約】【課題】出力用紙の消費を少なくし、また、代表ファ
クシミリなどを効率的に活用できるようにしたファクシ
ミリ蓄積交換装置を提供すること。【解決手段】発信元のファクシミリ１１１から送られ
てきたイメージデータを受信する手段と、受信したイメ
ージデータにキー番号を付す手段と、受信したイメージ
データおよびキー番号を蓄積する手段１５ｃと、少なく
とも先頭頁を含むイメージデータの一部を対応するキー
番号とともに代表ファクシミリ１７に送信する手段と、
代表ファクシミリ１７から指示された送信先の客室ファ
クシミリ１８１に対し、蓄積していたイメージデータを
送信する手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、発信元のファクシ
ミリから送られてきたイメージデータを蓄積し、その
後、本来の送信先を指定する代表ファクシミリの指示に
よって、蓄積したイメージデータを送信先ファクシミリ
に転送するファクシミリ蓄積交換装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ホテルなどでは、サービスの一環として
それぞれの客室にファクシミリを設置するケースが増え
ている。このような場合、外部のファクシミリからホテ
ルの利用者に対してイメージデータを送る際、客室のフ
ァクシミリ番号が分らないとか、あるいは、客室のファ
クシミリ番号の確認が煩わしいなどの理由から、ホテル
のフロントなどに設置されたファクシミリ（以下代表フ
ァクシミリ）にイメージデータが送られることがある。

【０００３】このように本来の送信先でなく代表ファク
シミリにイメージデータが送信されてくると、全てのイ
メージデータが代表ファクシミリのところで出力され
る。このとき、フロントは、出力されたイメージデータ
から本来の送信先を確認し、その後、該当する送信先の
ファクシミリに対してイメージデータを改めて送信し直
している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記した構成の場合、
イメージデータが着信する都度、代表ファクシミリはイ
メージデータを出力する。このため、出力用紙の消費が
多くなってしまう。また、イメージデータの出力に要す
る時間が多くなり、この間、他のイメージデータの発信
や着信ができず、代表ファクシミリを有効に活用できな
くなる。

【０００５】この発明は、上記した欠点を解決するもの
で、出力用紙の消費を少なくし、また、ファクシミリな
どを効率的に活用できるようにしたファクシミリ蓄積交
換装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明のファクシミリ
蓄積交換装置は、発信元のファクシミリから送られてき
たイメージデータを受信する手段と、受信したイメージ
データにキー番号を付す手段と、受信したイメージデー
タおよび前記キー番号を蓄積する手段と、少なくとも先
頭頁を含む前記イメージデータの一部を対応するキー番
号とともに代表ファクシミリに送信する手段と、前記代
表ファクシミリから指示された送信先ファクシミリに対
し、蓄積していた前記イメージデータを送信する手段と
を具備している。

【０００７】また、代表ファクシミリおよび送信先ファ
クシミリが共通の交換機に接続されている。

【０００８】また、この発明のファクシミリ蓄積交換装
置は、発信元のファクシミリから送られてきたイメージ
データを受信する手段と、受信したイメージデータにキ
ー番号を付す手段と、受信したイメージデータおよび前
記キー番号を蓄積する手段と、少なくとも先頭頁を含む
前記イメージデータの一部を対応するキー番号とともに
代表ファクシミリに送信する手段と、前記イメージデー
タの一部のみを出力する手段と、前記キー番号のうちの
１つを特定する手段と、特定された１つのキー番号に相
当するイメージデータのすべてを前記代表ファクシミリ
から指示された送信先ファクシミリへ送信する手段とを
具備している。

【０００９】また、前記出力手段は、さらに前記キー番
号も出力することを特徴としている。また、前記出力
手段は、さらに受信したイメージデータの量に相当する
情報を出力することを特徴としている。

【００１０】上記した構成によれば、本来の送信先でな
く代表ファクシミリ宛にイメージデータが送信されてき
た場合、そのイメージデータはこのイメージデータに付
されたキー番号とともに代表ファクシミリとは別のファ
クシミリ蓄積交換機などに蓄積される。そして、少なく
とも先頭頁を含むイメージデータの一部がファクシミリ
蓄積交換機から代表ファクシミリに送られ、そこで出力
される。代表ファクシミリにイメージデータが出力され
るとオペレータなどが本来の送信先を確認する。送信先
を確認したオペレータは本来の送信先データを入力しフ
ァクシミリ蓄積交換機に送る。これを受けて、ファクシ
ミリ蓄積交換機は蓄積していたイメージデータを読みだ
し、本来の送信先に転送する。このため、代表ファクシ
ミリは送られてきた全てのイメージデータを出力する必
要がなく、出力用紙の消費を少なくできる。また、代表
ファクシミリがイメージデータを出力する時間が少なく
なり、代表ファクシミリを有効に活用できる。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図１
を参照して説明する。

【００１２】符号１１１〜１１ｎは、イメージデータの
入出力端末として機能する複数の外部ファクシミリで、
複数の外部ファクシミリ１１１〜１１ｎは公衆回線網１
２などに接続されている。また、符号１３はホテルで、
ホテル１３内に設置された交換機１４が公衆回線網１２
に接続されている。そして、ホテル１３内の交換機１４
には、ファクシミリ蓄積交換機１５や、フロント１６に
設置されたファクシミリ１７（以後代表ファクシミリと
いう）、そして、各客室に設置された客室ファクシミリ
１８１〜１８ｎが接続されている。

【００１３】なお、ファクシミリ蓄積交換機１５は、通
信制御装置（ＣＣＥ）１５ａや中央演算処理装置（ＣＰ
Ｕ）１５ｂ、磁気ディスク装置（ＤＩＳＫ）１５ｃなど
から構成されている。

【００１４】上記した構成において、例えば外部ファク
シミリ１１１を発信元とするイメージデータが、本来の
送信先であるホテル１３の客室ファクシミリ１８１〜１
８ｎ宛でなく、代表ファクシミリ１７宛に送信されてき
た場合の動作について説明する。

【００１５】ここで、まず、外部ファクシミリ１１１か
ら入力されたイメージデータがファクシミリ蓄積交換機
１５で処理され、その先頭頁が代表ファクシミリ１７に
送られるまでの動作について図２のフローチャートで説
明する。

【００１６】発信元の外部ファクシミリ１１１から入力
された代表ファクシミリ１７宛のイメージデータの着信
情報が、公衆回線網１２、そして交換機１４を経てファ
クシミリ蓄積交換機１５に入ってくる。このとき、ファ
クシミリ蓄積交換機１５は、代表ファクシミリ１７宛の
着信かどうかを判定する（ステップ２０１）。代表ファ
クシミリ１７宛の着信と判定すると、ファクシミリ蓄積
交換機１５は、中央演算処理装置（ＣＰＵ）１５ｂの制
御でイメージデータを受信処理し（ステップ２０２）、
イメージデータやイメージデータに付随する各種データ
を磁気ディスク装置（ＤＩＳＫ）１５ｃに蓄積する。

【００１７】ところで、磁気ディスク装置（ＤＩＳＫ）
１５ｃには、図３のような構成のイメージデータ情報保
存テーブル３１、および、図４のような構成のイメージ
データ管理テーブル４１が設けられている。そして、イ
メージデータ情報保存テーブル３１（図３）には、イメ
ージデータを受信した受信日時３１ａやイメージデータ
の枚数３１ｂ、イメージデータに付したキー番号３１ｃ
が蓄積される。また、イメージデータ管理テーブル４１
（図４）には、キー番号４１ａとこれに該当するイメー
ジデータがあるかないかのフラグ４１ｂが蓄積される。
例えば、イメージデータありの場合はフラグは「１」に
設定され、なしの場合は「０」に設定される。このよう
にイメージデータやイメージデータに付随するデータが
磁気ディスク装置（ＤＩＳＫ）１５ｃに蓄積され、発信
元ファクシミリ１１１からの通信を終了する。

【００１８】その後、ファクシミリ蓄積交換機１５は、
中央演算処理装置（ＣＰＵ）１５ｂの制御で、本来の送
信先が記載されたイメージデータの先頭頁やキー番号３
１ｃを編集処理し（ステップ２０３）、キー番号３１ｃ
と、このキー番号３１ｃに対応するイメージデータの先
頭頁を代表ファクシミリ１７に送信する（ステップ２０
４）。

【００１９】代表ファクシミリ１７は、ファクシミリ蓄
積交換機１５から先頭頁のデータが送られてくるとその
先頭頁を出力する。フロント１６では、出力された先頭
頁から本来の送信先である客室ファクシミリ、また、転
送などの通信サービスを必要とするかどうかを判断す
る。そして、この判断結果をもとに、転送を必要とする
かどうかの通信サービスや、本来の送信先の客室ファク
シミリ番号、そして該当するキー番号などを、代表ファ
クシミリ１７を利用して、あるいは、代表ファクシミリ
１７に付属する専用端末１７ａを利用して入力し、ファ
クシミリ蓄積交換機１５に送る。

【００２０】次に、ファクシミリ蓄積交換機１５が本来
の送信先の客室ファクシミリ、例えば１８１に対してイ
メージデータを転送する動作について図５のフローチャ
ートで説明する。

【００２１】ファクシミリ蓄積交換機１５は、代表ファ
クシミリ１７から送られた指示データ、例えば、送信先
の客室ファクシミリ番号や該当するキー番号の着信を認
識し（ステップ５０１）、そして、通信サービスの内容
例えば転送を必要とするかどうかをチェックする（ステ
ップ５０２）。このチェックで、転送が必要と判断する
と、発信元１１１や送信先１８１の正当性をチェックす
る（ステップ５０３）。発信元１１１や送信先１８１が
正常と判定すると、イメージデータ管理テーブル４１
（図４）からキー番号４１ａに対応するイメージデータ
があるかどうかをチェックする（ステップ５０４）。な
お、このチェックは、キー番号４１ａに対応するイメー
ジデータあり／なしのフラグ４１ｂ「１」／「０」で判
定され、イメージデータありのフラグ「１」の場合は、
通信を正常終了する。

【００２２】そして、代表ファクシミリ１７からの転送
が必要との指示を正常に受け付け、送信先の客室ファク
シミリ１８１に対してイメージデータを送信する（ステ
ップ５０５）。

【００２３】なお、ステップ５０３において、発信元１
１１や送信先１８１の正当性のチェックで異常と判定さ
れた場合、あるいは、ステップ５０４において、イメー
ジデータのあり／なしのチェックで、指定されたイメー
ジデータなしのフラグ「０」の場合は通信中断処理を行
い、その通信を異常終了する（ステップ５０６）。

【００２４】なお、上記した実施の形態では、ファクシ
ミリ蓄積交換機１５から代表ファクシミリ１７に対して
イメージデータの先頭頁を送っている。しかし、先頭頁
と一緒にイメージデータの一部頁を送るようにしてもよ
い。この場合は、イメージデータの一部が出力されるた
め、フロントにおける本来の送信先の確認作業がより確
実に行える。また、代表ファクシミリ１７と送信先ファ
クシミリ１８１が相違する場合で説明しているが、代表
ファクシミリ１７自身が本来の送信先である場合でもよ
く、この場合は、代表ファクシミリ１７を送信先とする
送信先データが代表ファクシミリ１７から入力され、フ
ァクシミリ蓄積交換機１５に送られる。また、上記した
実施の形態では、代表ファクシミリ１７がホテル１３の
フロント１６に設置されたファクシミリで、また、本来
の送信先が客室ファクシミリ１８１で説明しているが、
これは１つの例であり、この発明はホテル以外の用途に
対しても適用できる。

【００２５】

【発明の効果】本発明によれば、代表ファクシミリでの
受信イメージの出力を、その一部としそれとともにキー
番号をユーザに通知するだけにしたので、従来のように
受信イメージを全て代表ファクシミリで出力していた場
合に比べ、出力用紙の消費を少なくし、また、ファクシ
ミリを効率的に活用できるファクシミリ蓄積交換装置を
実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示す回路構成図である。

【図２】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。

【図３】本発明に使用される磁気ディスク装置を説明す
る図である。

【図４】本発明に使用される磁気ディスク装置を説明す
る図である。

【図５】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１１１〜１１ｎ…外部ファクシミリ１２…公衆回線網１３…ホテル１４…交換機１５…ファクシミリ蓄積交換機１５ａ…通信制御装置（ＣＣＥ）１５ｂ…中央演算処理装置（ＣＰＵ）１５ｃ…磁気ディスク装置（ＤＩＳＫ）１６…フロント１７…代表ファクシミリ１８１〜１８ｎ…客室ファクシミリ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】発信元のファクシミリから送られてきた
イメージデータを受信する手段と、受信したイメージデ
ータにキー番号を付す手段と、受信したイメージデータ
および前記キー番号を蓄積する手段と、少なくとも先頭
頁を含む前記イメージデータの一部を対応するキー番号
とともに代表ファクシミリに送信する手段と、前記代表
ファクシミリから指示された送信先ファクシミリに対
し、蓄積していた前記イメージデータを送信する手段と
を具備したファクシミリ蓄積交換装置。
【請求項２】代表ファクシミリおよび送信先ファクシ
ミリが共通の交換機に接続されていることを特徴とする
請求項１記載のファクシミリ蓄積交換装置。
【請求項３】発信元のファクシミリから送られてきた
イメージデータを受信する手段と、受信したイメージデ
ータにキー番号を付す手段と、受信したイメージデータ
および前記キー番号を蓄積する手段と、少なくとも先頭
頁を含む前記イメージデータの一部を対応するキー番号
とともに代表ファクシミリに送信する手段と、前記イメ
ージデータの一部のみを出力する手段と、前記キー番号
のうちの１つを特定する手段と、特定された１つのキー
番号に相当するイメージデータのすべてを前記代表ファ
クシミリから指示された送信先ファクシミリへ送信する
手段とを具備したファクシミリ蓄積交換装置。
【請求項４】前記出力手段は、さらに前記キー番号も
出力することを特徴とする請求項３記載のファクシミリ
蓄積交換装置。
【請求項５】前記出力手段は、さらに受信したイメー
ジデータの量に相当する情報を出力することを特徴とす
る請求項３記載のファクシミリ蓄積交換装置。