JPH0951415A - ファクシミリ通信システム - Google Patents

ファクシミリ通信システム

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JPH0951415A
JPH0951415A JP7222481A JP22248195A JPH0951415A JP H0951415 A JPH0951415 A JP H0951415A JP 7222481 A JP7222481 A JP 7222481A JP 22248195 A JP22248195 A JP 22248195A JP H0951415 A JPH0951415 A JP H0951415A
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JP7222481A
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Masumi Watanabe
真澄 渡辺
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は中継送信を利用して同報送信を行い、
一つのファクシミリ装置が同報送信により専有されない
ファクシミリ通信システムを提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置F1〜F4に、同報グル
ープを特定する同報グループIDと次送信先が登録され
ており、ファクシミリ装置F1が送信元となって次送信
先として登録されているファクシミリ装置F2に同報送
信を行うと、ファクシミリ装置F2は、送信元番号と自
局番が一致しないので、受信画情報を記録出力した後、
次送信先のファクシミリ装置F3に同報送信を行い、以
下、ファクシミリ装置F3及びファクシミリ装置F4も
同様に次送信先に同報送信する。ファクシミリ装置F1
は、ファクシミリ装置F4から同報送信があると、送信
元番号と自局番が一致するので、受信画情報を記録出力
することなく、同報送信完了レポートを記録出力して同
報送信処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
システムに関し、詳細には、中継機能を利用して同報送
信を行うファクシミリ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、その普及に伴なっ
て高機能化し、一つの原稿を複数の宛先に送信する場合
の便宜性を考慮した、同報送信機能を備えたファクシミ
リ装置が出現している。
【0003】従来の同報送信機能は、あらかじめ複数の
送信先をメモリに登録し、送信原稿をセットして、同報
送信を指定すると、当該登録した複数の送信先に順次発
呼して、原稿の画情報を送信する機能である。
【0004】この場合、ファクシミリ装置は、セットさ
れた原稿をスキャナで読み取り、一旦画像メモリに蓄積
した後、指定された各宛先に、画像メモリに蓄積した原
稿の全てのページの画情報を順次送信する。
【0005】ところが、このような従来の同報送信の方
法は、同報送信を行うファクシミリ装置が、複数の送信
先に順次発呼して、画情報を送信するため、当該ファク
シミリ装置が同報送信を行うのに長時間専有され、他の
送信を行うことができず、また、受信することもできな
いという問題があった。
【0006】この問題は、他のファクシミリ装置に中継
送信により、当該他のファクシミリ装置に同報送信を依
頼する場合にも、当該同報送信を依頼されたファクシミ
リ装置にとっても、同様に発生する。
【0007】そこで、従来、中継機能を有する複数の情
報伝送装置をツリー状に組み合わせて順次並べて配列
し、送信相手先情報として送信元から送ることにより、
各ファクシミリ装置が送られてきた送信相手先情報を検
索して、自己に分岐付随している子局に画情報を送信す
る送信相手先設定方式(特開昭63−1242号公報参
照)が提案されている。
【0008】この従来の送信相手先設定方式によれば、
送信元でツリー状に組み合わされて順次並べて配列され
た送信先の送信相手先情報を設定して、送信することに
より、中継機能を生かした同報送信を行うことができ、
一つのファクシミリ装置が同報送信により専有されるこ
とを防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の送信相手先設定方式にあっては、送信元にお
いて、同報送信する相手先をツリー状に配列して設定
し、送信相手先情報として送信するようになっていたた
め、送信相手先情報の設定が複雑、かつ、面倒であり、
中継機能を利用した同報送信の利用性が悪いという問題
があった。
【0010】そこで、本発明は、簡単、かつ、容易に中
継機能を利用した同報送信を行うことができ、同報送信
によりファクシミリ装置が長時間専有されることを防止
して、ファクシミリ装置の利用性の良好なファクシミリ
通信システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ通信システムは、同じ画情報を複数のファク
シミリ装置に同報送信するファクシミリ通信システムに
おいて、前記複数のファクシミリ装置は、それぞれ受信
した画情報を送信する相手先として少なくとも1つのフ
ァクシミリ番号を記憶し、前記他のファクシミリ装置か
ら同報送信である旨の情報及び送信元ファクシミリ番号
とともに画情報が送信されてくると、前記記憶されてい
る相手先に当該受信した画情報を前記同報送信である旨
の情報及び前記受信した送信元ファクシミリ番号ととも
に送信することにより、上記目的を達成している。
【0012】ここで、同報送信である旨の情報及び送信
元ファクシミリ番号は、所定のファクシミリ制御信号に
挿入されて、相手先に送信される。
【0013】また、同報送信である旨の情報は、例え
ば、ファクシミリ制御信号の所定位置に所定のビットを
立てること等により設定することができる。
【0014】上記構成によれば、発信元のファクシミリ
装置が、登録されている同報送信先の一つに同報送信す
ると、各同報送信先のファクシミリ装置が、順次、登録
されている同報送信先に同報送信するので、面倒で複雑
な同報送信先の入力操作を行うことなく、中継送信を利
用して複数の同報送信先に同報送信することができ、一
つのファクシミリ装置が同報送信のために長時間専有さ
れることを防止しつつ、操作性が良好で、かつ、ファク
シミリ装置の利用性の良好なファクシミリ通信システム
を提供することができる。
【0015】請求項2記載の発明のファクシミリ通信シ
ステムは、同じ画情報を複数のファクシミリ装置に同報
送信するファクシミリ通信システムにおいて、前記複数
のファクシミリ装置は、それぞれ同報送信を行うグルー
プを特定する所定のグループ情報に対応づけて受信した
画情報を送信する相手先として少なくとも1つのファク
シミリ番号を記憶し、前記他のファクシミリ装置から同
報送信である旨の情報、前記グループ情報及び送信元フ
ァクシミリ番号とともに前記画情報を受信すると、当該
グループ情報に対応づけて前記記憶されている相手先
に、当該受信した画情報を前記同報送信である旨の情報
及び前記グループ情報とともに送信することにより、上
記目的を達成している。
【0016】ここで、グループ情報とは、同報送信する
複数のファクシミリ装置を複数のグループに分けた場合
に、当該グループを特定するための情報であり、例え
ば、所定の数値、あるいは、記号等を利用することがで
きる。
【0017】また、グループ情報は、送信元ファクシミ
リ番号等と同様に、所定のファクシミリ制御信号に挿入
して、送信される。
【0018】この場合、同報送信である旨の情報は、グ
ループ情報とは別に、設定してもよいし、グループ情報
の有無を同報送信である旨と同報送信でない旨の情報に
利用してもよい。
【0019】上記構成によれば、発信元のファクシミリ
装置が、グループ情報により同報送信先を指定して、当
該グループ情報のグループに登録されている同報送信先
に同報送信すると、各同報送信先のファクシミリ装置
が、順次、当該グループ情報のグループに登録されてい
る同報送信先に同報送信するので、複数のグループのフ
ァクシミリ装置からグループ情報により同報送信先を選
択して、同報送信することができ、面倒で複雑な同報送
信先の入力操作を行うことなく、中継送信を利用して複
数のグループの同報送信先から意図する同報送信先を選
択して同報送信することができる。
【0020】その結果、一つのファクシミリ装置が同報
送信のために長時間専有されることを防止しつつ、操作
性が良好で、かつ、より一層ファクシミリ装置の利用性
の良好なファクシミリ通信システムを提供することがで
きる。
【0021】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記ファクシミリ装置は、前記記憶さ
れている相手先が受信しないとき、前記受信した送信元
ファクシミリ番号に発呼して、送信できなかった旨の情
報、送信できなかった相手先ファクシミリ番号、前記同
報送信である旨の情報及び前記画情報を送信し、該送信
できなかった旨の情報を受けた送信元ファクシミリ装置
は、前記送信できなかった相手先ファクシミリ番号に発
呼して、前記同報送信である旨の情報とともに、前記画
情報を送信するものであってもよい。
【0022】ここで、送信できなかった旨の情報は、所
定のファクシミリ制御信号を利用して送信され、例え
ば、ファクシミリ制御信号の所定位置に所定のビットを
立てること等により設定される。
【0023】このようにすると、同報送信先であるファ
クシミリ装置が、再発呼処理のために長時間専有される
ことを防止することができ、ファクシミリ装置の利用性
をより一層向上させることができる。
【0024】請求項4記載の発明のファクシミリ通信シ
ステムは、同じ画情報を複数のファクシミリ装置に同報
送信するファクシミリ通信システムにおいて、送信元フ
ァクシミリ装置は、同報送信する相手先の一つのファク
シミリ装置に、同報送信である旨の情報と同報送信する
他の全てのファクシミリ番号を前記画情報とともに送信
し、前記同報送信するファクシミリ番号と前記画情報を
受信したファクシミリ装置は、当該受信したファクシミ
リ番号のうちの一つに、前記画情報を送信するととも
に、当該送信する相手先のファクシミリ番号を除いた他
の同報送信先のファクシミリ番号と前記同報送信である
旨の情報を送信することにより、上記目的を達成してい
る。
【0025】上記構成によれば、同報送信先のファクシ
ミリ装置に予め次送信先を登録することなく、同報送信
の送信元が全ての同報送信の送信先を指定して、送信す
ることにより、順次、中継送信を利用して、同報送信を
行うことができ、より一層送信操作を簡単なものとする
ことができる。
【0026】この場合、例えば、請求項5に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記受信したファクシ
ミリ番号のうち、最も自機に近いファクシミリ装置のフ
ァクシミリ番号に前記送信を行うものであってもよい。
【0027】このようにすると、中継送信を利用した同
報送信の送信時間を短縮し、また、通信料金を低減する
ことができる。
【0028】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記最も自機に近いファ
クシミリ装置を、前記受信したファクシミリ番号と自局
番を比較することにより、判別するようにしてもよい。
【0029】このようにすると、最も自機に近いファク
シミリ装置を簡単に判別することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の
好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明に
おいて特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これ
らの態様に限られるものではない。
【0032】図1〜図4は、本発明のファクシミリ通信
システムの一実施の形態を示す図である。
【0033】図1は、本発明のファクシミリ通信システ
ムの一実施の形態を適用したファクシミリ通信システム
構成図である。
【0034】図1において、ファクシミリ通信システム
1は、複数のファクシミリ装置F1〜Fn、が所定の回
線網、例えば、公衆回線網(PSTN)NWに接続され
ており、本実施の形態においては、これらのファクシミ
リ装置F1〜Fnのうち、所定数のファクシミリ装置F
1〜Fn、例えば、ファクシミリ装置F1〜F4が、同
報送信する一つのグループ(以下、同報送信グループと
いう。)として設定されている。
【0035】この同報送信グループの設定は、同報送信
グループとして設定する各ファクシミリ装置F1〜Fn
に同じ同報グループIDを与え、各ファクシミリ装置F
1〜Fnが当該同報グループIDを記憶することにより
行う。
【0036】上記各ファクシミリ装置F1〜Fnは、一
般に、図2に示すように構成されている。なお、図2に
おいて、太線は、データの流れを示しており、細線は、
制御線を示している。
【0037】すなわち、ファクシミリ装置F1〜Fn
は、主制御部2、記憶部3、操作表示部4、モデム部
5、回線接続部6、スキャナ部7、イメージ処理部8及
びプロッタ部9等を備えており、回線接続部6には、上
記公衆回線網NWの回線Lが接続されている。
【0038】記憶部3は、ROM(Read Only Memory)
及びRAM(Random Access Memory)等で構成され、R
OM内には、ファクシミリ装置F1〜Fnの基本処理プ
ログラム及び後述する同報送信処理プログラムを格納し
ているとともに、同報送信処理プログラム及び基本処理
プログラムを実行するために必要な各種データやシステ
ムデータ等が格納されている。
【0039】この記憶部3のRAMは、主制御部2のワ
ークメモリとして利用されるとともに、画情報及び画情
報を管理するための管理情報を記憶する。
【0040】特に、記録部3のRAMには、同報送信情
報記憶領域が形成されており、同報送信情報記憶領域に
は、図3に示すように、上記同報グループID(図3の
場合、「01」)や当該同報グループIDの同報送信グ
ループに属するファクシミリ装置のうち、自機が次に送
信すべき送信先(次送信先)であるファクシミリ装置F
1〜Fnのファクシミリ番号(図3の場合、ファクシミ
リ装置F1〜F4の電話番号)が登録される。
【0041】なお、本実施の形態においては、ファクシ
ミリ装置F1〜F4の各記憶部3には、同報グループI
Dとして、それぞれ「01」が登録され、ファクシミリ
装置F1の記憶部3には、次送信先としてファクシミリ
装置F2のファクシミリ番号が、ファクシミリ装置F2
の記憶部3には、次送信先としてファクシミリ装置F3
のファクシミリ番号が、ファクシミリ装置F3の記憶部
3には、次送信先としてファクシミリ装置F4のファク
シミリ番号が、そして、ファクシミリ装置F4の記憶部
3には、次送信先としてファクシミリ装置F1のファク
シミリ番号が、それぞれ登録されている。
【0042】すなわち、同報送信グループを形成する各
ファクシミリ装置F1〜F4には、各ファクシミリ装置
F1〜F4の記録部3に次送信先として登録されている
ファクシミリ装置F1〜F4のファクシミリ番号に順次
送信を行うと、同報送信グループのファクシミリ装置F
1〜F4のループが形成されるように、次送信先のファ
クシミリ装置F1〜F4のファクシミリ番号が登録され
ている。
【0043】また、記憶部3は、自機のファクシミリ番
号を記憶し、通常の送信時に、ファクシミリ制御信号に
自機のファクシミリ番号を送信元番号として挿入して、
送信するとともに、同報送信の依頼を受けたときには、
送信されてきた送信元番号を付加して送信する。
【0044】主制御部2は、CPU(Central Processi
ng Unit )等で構成され、記憶部3のROM内のプログ
ラムに基づいて、記憶部3のRAMをワークメモリとし
て利用して、ファクシミリ装置F1〜Fnの各部を制御
し、ファクシミリ装置F1〜Fnとしての基本処理を実
行するとともに、後述する同報送信処理を実行する。
【0045】操作表示部4は、テンキーやスタートキー
及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとと
もに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備
え、操作キーからは、送信操作や同報送信操作等の各種
命令、特に、後述する同報送信処理に必要な同報グルー
プIDの入力操作及び同報送信先のファクシミリ番号等
が入力され、ディスプレイには、操作キーから入力され
た命令内容やファクシミリ装置F1〜Fnからオペレー
タに通知する各種情報が表示される。
【0046】モデム部5は、主制御部2の制御下で動作
して、送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。
【0047】回線接続部6は、通信制御部、網制御部及
びDTMF検出部等を備え、主制御部2の制御下で動作
して、自動発/着呼処理、ファクシミリ通信処理等を実
行する。
【0048】スキャナ部7は、例えば、CCD(Charge
Coupled Device )を利用したラインイメージスキャナ
等が用いられており、スキャナ部2は、原稿の画像を所
定の解像度で読み取って画情報として出力する。
【0049】イメージ処理部8は、画情報の符号化/復
号化処理、画情報の拡大/縮小処理等の各種イメージデ
ータの処理を行う。
【0050】プロッタ部9は、例えば、サーマル素子を
利用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置
等が用いられており、プロッタ部9は、例えば、サーマ
ル記録装置が用いられているときには、感熱記録紙に直
接あるいはインクシートを介して間接的に普通記録紙
に、画情報を記録紙10に記録出力する。
【0051】次に、作用を説明する。
【0052】上記ファクシミリ通信システム1は、ファ
クシミリ通信システム1を形成する複数のファクシミリ
装置F1〜Fnのうち、同報送信すべき複数のファクシ
ミリ装置F1〜Fnが、順次、ファクシミリ装置F1〜
Fnを中継送信することにより、同報送信を行うところ
にその特徴がある。
【0053】以下、この同報送信処理について、図4に
基づいて、説明する。
【0054】なお、図4において、破線矢印及びその破
線矢印に付された数値(1)〜(4)は、それぞれ送信
経路と送信の順番を示している。
【0055】いま、ファクシミリ通信システム1を形成
するファクシミリ装置のうち、ファクシミリ装置F1〜
F4が同報送信グループとして設定されており、その同
報グループIDとして「01」が付与されているものと
する。
【0056】また、送信元が、ファクシミリ装置F1で
あるとして、以下説明する。
【0057】送信元のファクシミリ装置F1は、スキャ
ナ部7に原稿がセットされ、同報送信の指示操作及び
「01」の同報グループIDが入力されると、スキャナ
部7を駆動して、セットされた原稿の画情報を読み取
り、イメージ処理部8で符号化した後、記憶部3に記憶
する。
【0058】次に、主制御部2は、記憶部3から「0
1」の同報グループIDに対応させて登録されている次
送信先のファクシミリ番号を読み出し、図4に示すよう
に、当該ファクシミリ番号の相手先であるファクシミリ
装置F2に発呼する。
【0059】ファクシミリ装置F2が応呼すると、所定
のファクシミリ制御信号に、同報送信である旨の情報
(例えば、所定のビットの有無)、「01」の同報グル
ープID及び自局番を送信元番号として挿入して、送信
し、その後、記憶部3から上記画情報を読み出して、フ
ァクシミリ装置F2に送信する。
【0060】ファクシミリ装置F2は、受信時、ファク
シミリ制御信号により同報送信であることを認識する
と、ファクシミリ制御信号から送信元番号と同報グルー
プIDを取得して、送信元番号と自局番が一致するかど
うかチェックする。
【0061】送信元番号と自局番が一致しないと、同報
送信が完了していないと判断して、取得した送信元番号
と同報グループIDを一旦記憶部3に記憶し、その後に
送信されてくる画情報を受信して、記憶部3に記憶する
とともに、イメージ処理部8で復号化した後、プロッタ
部9により記録紙に画情報を記録出力する。
【0062】ファクシミリ装置F2は、画情報の記録出
力が完了すると、記憶部3から上記受信した同報グルー
プIDを読み出して、当該同報グループIDに対応づけ
て記憶されている次送信先であるファクシミリ装置F3
のファクシミリ番号を記憶部3から読み出し、ファクシ
ミリ装置F3に発呼する。
【0063】ファクシミリ装置F3が応呼すると、ファ
クシミリ装置F2は、上記ファクシミリ装置F1と同様
に、ファクシミリ制御信号に同報送信である旨の情報、
当該同報グループID(「01」)及び上記受信した送
信元番号を挿入して、ファクシミリ装置F3に送信する
とともに、上記受信した画情報を記憶部3から読み出し
て、ファクシミリ装置F3に送信する。
【0064】ファクシミリ装置F3は、ファクシミリ装
置F2と同様の処理を行って、受信した画情報を記録出
力するとともに、受信した送信元番号、同報グループI
D(「01」)、同報送信である旨の情報及び画情報
を、当該同報グループIDに対応して次送信先として登
録されているファクシミリ装置F4に送信する。
【0065】ファクシミリ装置F4は、ファクシミリ装
置F2及びファクシミリ装置F3と同様に、受信した画
情報を記録出力するとともに、受信した送信元番号、同
報グループID(「01」)及び画情報を、当該同報グ
ループIDに対応して次送信先として登録されている送
信元であるファクシミリ装置F1に送信する。
【0066】送信元であるファクシミリ装置F1は、フ
ァクシミリ制御信号により同報送信であることを認識す
ると、ファクシミリ装置F4から受信したファクシミリ
制御信号から送信元番号と同報グループIDを取得し、
送信元番号が、自局番に一致するかどうかチェックす
る。
【0067】いま、ファクシミリ装置F1が送信元とし
て、同報送信を依頼したのであるから、受信した送信元
番号と自局番とが一致する。
【0068】そこで、ファクシミリ装置F1は、受信し
た送信元番号と自局番が一致すると、同報送信が完了し
たと判断して、受信した画情報を記録出力することな
く、同報送信完了レポートをプロッタ部9により記録出
力させ、同報送信が完了したことをオペレータに通知す
る。
【0069】このように、同報送信すべき各ファクシミ
リ装置F1〜Fnに、図3に示したように、予め同報グ
ループIDと次送信先のファクシミリ番号を登録してお
くことにより、一つのファクシミリ装置F1〜Fnが同
報送信のために長時間専有されることなく、同報送信す
べき各ファクシミリ装置F1〜Fnを順次ループ状に中
継送信して、同じ原稿の画情報を同報送信することがで
きる。
【0070】その結果、簡単な登録操作により、中継送
信を利用して、同報送信を行うことができ、各ファクシ
ミリ装置F1〜Fn、ひいては、ファクシミリ通信シス
テムの利用性を向上させることができる。
【0071】また、上記実施の形態においては、同報グ
ループIDにより同報送信を行うファクシミリ装置F1
〜Fnをグループ分けしているので、異なる同報送信先
のファクシミリ装置F1〜Fnをそれぞれ複数の同報送
信グループとして、異なる同報グループIDに登録する
ことにより、複数種類の同報送信に対応することがで
き、同報送信の利用性をさらに向上させることができ
る。
【0072】なお、上記実施の形態においては、同報グ
ループIDにより同報送信する相手先をグループ分けし
ているが、これに限るものではなく、例えば、グループ
分けすることなく、次送信先のみを記憶部3に登録し
て、同報送信の依頼があると、当該登録されている相手
先に上記実施の形態の場合と同様に同報送信依頼を伴っ
たファクシミリ送信を行うようにしてもよい。
【0073】このようにすると、より一層同報送信を行
うための設定操作を簡単なものにすることができる。
【0074】また、上記実施の形態においては、ファク
シミリ装置F1が送信元として、同報送信依頼を行って
いるが、同報送信グループの各ファクシミリ装置F1〜
F4に次送信先のファクシミリ装置F1〜F4がループ
状に登録されているので、同報送信グループに登録され
ているいずれのファクシミリ装置F1〜Fnが送信元と
なっても、上記中継送信を順次行うことにより、当該同
報送信グループの各ファクシミリ装置F1〜F4に同報
送信することができる。
【0075】さらに、上記実施の形態においては、同報
送信であることを相手先に認識させるために、同報送信
グループIDの他に同報送信である旨の情報をファクシ
ミリ制御信号に付加しているが、これに限るものではな
く、例えば、同報グループIDのみを送信して、同報グ
ループIDがファクシミリ制御信号の所定の場所に付加
されているか否かにより、同報送信であるか否かを認識
するようにしてもよい。
【0076】図5は、本発明のファクシミリ通信システ
ムの他の実施の形態による同報送信の送信処理の動作説
明図である。
【0077】本実施の形態は、上記図1から図3に示し
たファクシミリ通信システム1及びファクシミリ装置F
1〜Fnと同様のファクシミリ通信システム1及びファ
クシミリ装置F1〜Fnに適用したものであり、本実施
の形態の説明において、上記図1から図3に用いた符号
をそのまま用いて、その詳細な説明を省略する。
【0078】なお、図5において、破線矢印と破線矢印
の数値(1)〜(6)は、それぞれ送信の経路と送信の
順番を示している。
【0079】本実施の形態においては、上記実施の形態
と同様に、同報送信グループのファクシミリ装置F1〜
Fnに同報グループID、例えば、上記実施の形態と同
様の「01」を付与して、当該同報送信グループの各フ
ァクシミリ装置F1〜Fn、例えば、ファクシミリ装置
F1〜F4の記憶部3に同報グループIDと次送信先の
ファクシミリ番号を登録する。
【0080】いま、図5に示すように、上記実施の形態
と同様に、ファクシミリ装置F1が送信元となって、フ
ァクシミリ装置F1に次送信先として登録されているフ
ァクシミリ装置F2に、上記同様に、送信元番号、同報
送信である旨の情報及び同報グループIDをファクシミ
リ制御信号に挿入して、画情報を送信する。
【0081】ファクシミリ装置F2は、ファクシミリ制
御信号により同報送信であることを認識すると、ファク
シミリ制御信号から送信元番号と同報グループIDを取
得して記憶部3に記憶し、送信元番号が自局番と一致す
るかチェックする。
【0082】ファクシミリ装置F2は、送信元番号が自
局番と一致しないと、同報送信が完了していないと判断
して、受信した画情報を、プロッタ部9により記録紙に
記録出力するとともに、記憶部3に記憶し、記録紙への
記録出力が完了すると、記憶部3から同報グループID
に対応づけて次送信先として登録されているファクシミ
リ装置F3に発呼する。
【0083】このとき、ファクシミリ装置F3が、図5
に破線矢印(2)で示すように、ビジーや故障中等によ
り受信しないときには、ファクシミリ装置F2は、図5
に破線矢印(3)で示すように、ファクシミリ装置F3
への再発呼処理を行うことなく、受信した送信元番号に
基づいて、送信元番号に発呼し、受信した送信元番号、
同報グループID、同報送信である旨の情報及び送信で
きなかった相手先番号、すなわち、記憶部3に次送信先
として登録されているファクシミリ番号をファクシミリ
制御信号に挿入して送信するとともに、受信した画情報
を記憶部3から読み出して、送信する。
【0084】ファクシミリ装置F1は、ファクシミリ制
御信号により同報送信であることを認識すると、ファク
シミリ制御信号から送信元番号を取り出して、自局番と
一致するかチェックし、一致すると、画情報のプロッタ
部9による記録出力を行うことなく、送信できなかった
相手先番号の有無をチェックする。
【0085】送信できなかった相手先番号があると、図
5に破線矢印(4)で示すように、当該相手先番号であ
るファクシミリ装置F3に発呼し、ファクシミリ装置F
3が応呼すると、送信元番号、同報グループID及び同
報送信である旨の情報をファクシミリ制御信号に挿入し
て送信するとともに、画情報を送信する。
【0086】ファクシミリ装置F3は、上記ファクシミ
リ装置F2と同様に、ファクシミリ制御信号により同報
送信依頼であることを認識すると、ファクシミリ制御信
号から送信元番号と同報グループIDを取得して、送信
元番号が自局番と一致するかチェックし、送信元番号が
自局番と一致しないと、受信した画情報を、プロッタ部
9により記録紙に記録出力するとともに、記憶部3に記
憶する。
【0087】ファクシミリ装置F3は、記録紙への記録
出力が完了すると、図5に破線矢印(5)で示すよう
に、次送信先であるファクシミリ装置F4に発呼し、フ
ァクシミリ装置F4が応呼すると、送信元番号、同報グ
ループID及び同報送信である旨の情報をファクシミリ
制御信号に挿入して送信するとともに、画情報を送信す
る。
【0088】なお、ファクシミリ装置F3は、ファクシ
ミリ装置F4に送信できなかった場合、上記ファクシミ
リ装置F2と同様に、ファクシミリ装置F4への再発呼
処理を行うことなく、送信元であるファクシミリ装置F
1に送信する。
【0089】ファクシミリ装置F4は、ファクシミリ制
御信号により同報送信であることを認識すると、ファク
シミリ装置F3と同様に、ファクシミリ制御信号から送
信元番号と同報グループIDを取得して、送信元番号が
自局番と一致するかチェックし、送信元番号が自局番と
一致しないと、受信した画情報を、プロッタ部9により
記録紙に記録出力するとともに、記憶部3に記憶する。
【0090】ファクシミリ装置F4は、記録紙への記録
出力が完了すると、図5に破線矢印(6)で示すよう
に、次送信先であるファクシミリ装置F1に発呼し、フ
ァクシミリ装置F1が応呼すると、送信元番号、同報グ
ループID及び同報送信である旨の情報をファクシミリ
制御信号に挿入して送信するとともに、画情報を送信す
る。
【0091】ファクシミリ装置F1は、ファクシミリ制
御信号により同報送信依頼であることを認識すると、フ
ァクシミリ制御信号から送信元番号と同報グループID
を取得して、送信元番号が自局番と一致するかチェック
し、送信元番号が自局番と一致すると、同報送信が完了
したと判断して、受信した画情報の記録出力を行うこと
なく、同報送信完了レポートをプロッタ部9により記録
紙に記録出力する。
【0092】このように、同報送信の中継途中のファク
シミリ装置F2、F3は、予め登録されている次送信先
に送信できなかったときには、当該相手先に再発呼処理
を行うことなく、送信元のファクシミリ装置F1を発呼
して、送信できなかった旨を通知し、送信元のファクシ
ミリ装置F1が、当該送信できなかった相手先に再度同
報送信の送信を行うので、途中のファクシミリ装置F
1、F2が再発呼処理のために専有されることを防止す
ることができるとともに、同報送信を円滑に継続するこ
とができ、ファクシミリ通信システム1の有効利用、ひ
いては、ファクシミリ装置F1〜Fnの有効利用を図る
ことができる。
【0093】なお、この実施の形態の場合においても、
同報送信グループのいずれのファクシミリ装置F1〜F
4が送信元であっても、同様に、中継送信を利用した同
報送信を行うことができる。
【0094】また、この実施の形態の場合においても、
同報送信グループの登録は、必ずしも必要ではない。
【0095】また、同報送信の送信方法は、上記各実施
の形態の方法に限るものではなく、例えば、図6に第3
の実施の形態の送信処理の動作説明図として示すよう
に、各ファクシミリ装置F1〜Fnに同報送信の次送信
先を登録することなく、送信元が同報送信する相手先の
全てのファクシミリ番号を送信依頼先に通知し、通知を
うけたファクシミリ装置F1〜Fnが、当該ファクシミ
リ番号のうちの一つに同報送信である旨の情報ととも
に、受信した同報送信先のファクシミリ番号から当該送
信先のファクシミリ番号を除いたファクシミリ番号を通
知し、次のファクシミリ装置F1〜Fnも、順次同様に
通知をうけたファクシミリ装置F1〜Fnの一つに同報
送信である旨の情報とともに、画情報を送信することに
より、中継送信を利用した同報送信を行うようにしても
よい。
【0096】したがって、この場合、ファクシミリ装置
F1〜Fnは、記憶部3に同報グループIDと次送信先
を記憶する必要がない。
【0097】但し、ファクシミリ装置F1〜Fnは、記
憶部3に同報グループIDと当該同報グループIDの同
報送信グループに属する全てのファクシミリ装置F1〜
Fnのファクシミリ番号を登録するようにしてもよく、
このようにすると、ファクシミリ装置F1〜Fnが送信
元となったときに、同じ同報送信グループに同報送信す
る毎に、同報送信先のファクシミリ番号を入力すること
なく、同報グループIDを入力するだけで、意図する相
手先への同報送信を行うことができる。
【0098】いま、図6では、ファクシミリ装置F1か
らファクシミリ装置F2〜F4に同報送信するものと
し、図6中は線矢印と破線矢印の数値(1)〜(4)
は、それぞれ送信の経路と送信の順番を示している。
【0099】図6において、送信元ファクシミリ装置F
1のオペレータは、原稿をスキャナ部7にセットして、
同報送信する相手先の全てのファクシミリ装置F2〜F
4のファクシミリ番号と同報送信の指定を操作表示部4
により行い、スタートキーを投入する。
【0100】ファクシミリ装置F1は、入力された同報
送信先の全てのファクシミリ番号を記憶部3に記憶し、
この同報送信先のファクシミリ番号の一つ、例えば、フ
ァクシミリ装置F3に発呼して、同報送信である旨の情
報と送信元番号及び上記全ての同報送信先のファクシミ
リ番号から今回送信する相手先、すなわち、ファクシミ
リ装置F3のファクシミリ番号を除いたファクシミリ番
号をファクシミリ制御信号に挿入して送信するととも
に、スキャナ部7で読み取った画情報を送信する。
【0101】ファクシミリ装置F3は、ファクシミリ制
御信号により同報送信であることを認識すると、ファク
シミリ制御信号に次に送信すべき同報送信先のファクシ
ミリ番号があるかチェックし、次に送信すべき同報送信
先のファクシミリ番号があるときには、当該同報送信先
のファクシミリ番号と送信元番号を取得して、記憶部3
に一旦記憶するとともに、受信した画情報を記憶部3に
記憶し、また、プロッタ部9により記録紙に記録出力す
る。
【0102】次に、ファクシミリ装置F3は、当該取得
した同報送信先のファクシミリ番号のうちの一つ、例え
ば、ファクシミリ装置F4に発呼し、相手先が応呼する
と、上記受信した同報送信先のファクシミリ番号のう
ち、今回発呼した相手先のファクシミリ番号を除いた他
の全ての同報送信先のファクシミリ番号を同報送信であ
る旨の情報及び送信元番号をファクシミリ制御信号に挿
入して、送信し、記憶部3に記憶した画情報を送信す
る。
【0103】ファクシミリ装置F4は、ファクシミリ装
置F3と同様に、ファクシミリ制御信号により同報送信
であることを認識すると、ファクシミリ制御信号に次に
送信すべき同報送信先のファクシミリ番号があるかチェ
ックして、次に送信すべき同報送信先のファクシミリ番
号があるときには、受信した画情報をプロッタ部9によ
り記録紙に記録出力し、取得した同報送信先のファクシ
ミリ番号、この場合、ファクシミリ装置F2のファクシ
ミリ番号のみがファクシミリ制御信号に挿入されている
ので、当該ファクシミリ装置F2に発呼し、相手先が応
呼すると、同報送信である旨の情報及び送信元番号をフ
ァクシミリ制御信号に挿入して送信し、記憶部3に記憶
した画情報を送信する。
【0104】この場合、ファクシミリ装置F4は、今回
送信先のファクシミリ装置F2が次に送信すべき相手先
がないため、ファクシミリ制御信号には、次に送信すべ
き同報送信先のファクシミリ番号を挿入しない。
【0105】ファクシミリ装置F2は、ファクシミリ制
御信号により同報送信であることを認識すると、ファク
シミリ制御信号に次に送信すべき同報送信先のファクシ
ミリ番号があるかチェックするが、いま、ファクシミリ
制御信号には、次に送信すべき同報送信先のファクシミ
リ番号がないため、ファクシミリ制御信号から送信元番
号を取得して、送信元番号が自局番と一致するかチェッ
クし、送信元番号が自局番と一致しないと、受信した画
情報をプロッタ部9で記録紙に記録出力する。
【0106】ファクシミリ装置F2は、次の同報送信先
のファクシミリ番号がないため、ファクシミリ制御信号
から取得した送信元番号に発呼し、送信元であるファク
シミリ装置F1に同報送信である旨の情報をファクシミ
リ制御信号に挿入して、送信するとともに、画情報を送
信する。
【0107】送信元のファクシミリ装置F1は、ファク
シミリ制御信号により同報送信先であることを認識する
と、ファクシミリ制御信号に次に送信すべき同報送信先
のファクシミリ番号があるかチェックし、ファクシミリ
制御信号に、次に送信すべき同報送信先のファクシミリ
番号がないと、ファクシミリ制御信号から送信元番号を
取得して、送信元番号が自局番と一致するかチェックす
る。
【0108】ファクシミリ装置F1は、送信元番号と自
局番が一致すると、同報送信が完了したと判断して、受
信した画情報の記録出力を行うことなく、同報送信完了
レポートをプロッタ部9により記録紙に記録出力する。
【0109】したがって、本実施の形態によれば、同報
送信すべきファクシミリ装置F1〜Fnのファクシミリ
番号を順次ファクシミリ制御信号により送信するので、
予め同報送信先のファクシミリ番号が登録されていなく
ても、中継送信を利用して、意図する相手先に同報送信
することができ、一つのファクシミリ装置F1〜Fnを
同報送信のために長時間専有することなく、意図する同
報送信先に簡単、かつ、容易に同報送信することができ
る。
【0110】その結果、ファクシミリ通信システム1、
ひいては、ファクシミリ装置F1〜Fnの利用性をより
一層向上させることができる。
【0111】なお、上記実施の形態においては、複数の
同報送信先のうちいずれの相手先に送信するかについて
は、言及していないが、この場合、自己に最も近い送信
先に発呼するようにしてもよい。
【0112】すなわち、いま、上記実施の形態と同様
に、ファクシミリ装置F1からファクシミリ装置F2〜
F4に対して同報送信する場合、ファクシミリ装置F1
は、ファクシミリ装置F2〜F4のうち、ファクシミリ
装置F1に最も近いファクシミリ装置F2〜F4を選択
して、上記同報送信の中継送信を行う。
【0113】この場合、ファクシミリ装置F1は、自局
番と同報送信先の複数のファクシミリ番号の市外局番及
び市内局番を比較することにより、自己に最も近い送信
先、すなわち、送信時間と送信距離の双方あるいは一方
が最も短い送信先を判別する。
【0114】この最も近い送信先の判別は、例えば、各
ファクシミリ装置F1〜Fnが、距離あるいは通話料金
と市外局番及び市内局番のデータマップを記憶部3に記
憶し、自局番と受信した同報送信先の複数のファクシミ
リ番号から上記データマップを参照することにより、判
別する。
【0115】ファクシミリ装置F1から同報送信依頼を
うけたファクシミリ装置F2〜F4も、同様に、受信し
た複数の同報送信先から最も近いファクシミリ装置F2
〜F4を判別して、当該相手先に上記同様の同報送信依
頼を伴ったファクシミリ送信を行う。
【0116】このようにすると、ファクシミリ通信料金
を安く、また、短時間で中継送信を利用した同報送信を
行うことができ、ファクシミリ通信システム1の利用性
をより一層向上させることができる。
【0117】また、上記実施の形態の場合、受信した同
報送信先から選択した相手先がビジー等により受信しな
い場合には、上記第2の実施の形態の場合と同様に、送
信元に発呼して、送信できなかった旨を通知してもよい
し、受信した同報送信先から他の相手先を選択して、送
信するようにしてもよい。
【0118】このようにすると、再発呼のために長時間
ファクシミリ装置F1〜Fnが専有されることを防止し
つつ、速やかに中継送信を利用した同報送信を行うこと
ができる。
【0119】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0120】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ通信
システムによれば、発信元のファクシミリ装置が、登録
されている同報送信先の一つに同報送信すると、各同報
送信先のファクシミリ装置が、順次、登録されている同
報送信先に同報送信するので、面倒で複雑な同報送信先
の入力操作を行うことなく、中継送信を利用して複数の
同報送信先に同報送信することができる。
【0121】その結果、簡単な入力操作で、一つのファ
クシミリ装置が同報送信のために長時間専有されること
を防止することができ、操作性が良好で、かつ、ファク
シミリ装置の利用性の良好なファクシミリ通信システム
を提供することができる。
【0122】請求項2記載の発明のファクシミリ通信シ
ステムによれば、発信元のファクシミリ装置が、グルー
プ情報により同報送信先を指定して、当該グループ情報
のグループに登録されている同報送信先に同報送信する
と、各同報送信先のファクシミリ装置が、順次、当該グ
ループ情報のグループに登録されている同報送信先に同
報送信するので、複数のグループのファクシミリ装置か
らグループ情報により同報送信先を選択して、同報送信
することができ、面倒で複雑な同報送信先の入力操作を
行うことなく、中継送信を利用して複数のグループの同
報送信先から意図する同報送信先を選択して同報送信す
ることができる。
【0123】その結果、一つのファクシミリ装置が同報
送信のために長時間専有されることを防止しつつ、操作
性が良好で、かつ、より一層ファクシミリ装置の利用性
の良好なファクシミリ通信システムを提供することがで
きる。
【0124】上記各場合において、請求項3に記載する
ように、ファクシミリ装置が、記憶されている相手先が
受信しないとき、受信した送信元ファクシミリ番号に発
呼して、送信できなかった旨の情報、送信できなかった
相手先ファクシミリ番号、同報送信である旨の情報及び
画情報を送信し、該送信できなかった旨の情報を受けた
送信元ファクシミリ装置が、送信できなかった相手先フ
ァクシミリ番号に発呼して、同報送信である旨の情報と
ともに、画情報を送信するようにすると、同報送信先で
あるファクシミリ装置が、再発呼処理のために長時間専
有されることを防止することができ、ファクシミリ装置
の利用性をより一層向上させることができる。
【0125】請求項4記載の発明のファクシミリ通信シ
ステムによれば、同報送信先のファクシミリ装置に予め
次送信先を登録することなく、同報送信の送信元が全て
の同報送信の送信先を指定して、送信することにより、
順次、中継送信を利用して、同報送信を行うことがで
き、より一層送信操作を簡単なものとすることができ
る。
【0126】この場合、請求項5に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、受信したファクシミリ番号のうち、
最も自機に近いファクシミリ装置のファクシミリ番号に
送信を行うようにすると、中継送信を利用した同報送信
の送信時間を短縮し、また、通信料金を低減することが
できる。
【0127】また、請求項6に記載するように、ファク
シミリ装置が、最も自機に近いファクシミリ装置を、受
信したファクシミリ番号と自局番を比較することによ
り、判別するようにすると、最も自機に近いファクシミ
リ装置を簡単に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ通信システムの第1の実
施の形態を適用したファクシミリ通信システム構成図。
【図2】図1のファクシミリ通信システムに適用される
ファクシミリ装置の一例の回路ブロック図。
【図3】図2のファクシミリ装置の記憶部に記憶される
次送信先と同報グループIDの説明図。
【図4】図1のファクシミリ通信システムによる同報送
信の動作説明図。
【図5】本発明のファクシミリ通信システムの第2の実
施の形態による同報送信の動作説明図。
【図6】本発明のファクシミリ通信システムの第3の実
施の形態による同報送信の動作説明図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ通信システム 2 主制御部 3 記憶部 4 操作表示部 5 モデム部 6 回線接続部 7 スキャナ部 8 イメージ処理部 9 プロッタ部 F1〜Fn ファクシミリ装置 NW 公衆回線網

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同じ画情報を複数のファクシミリ装置に同
    報送信するファクシミリ通信システムにおいて、 前記複数のファクシミリ装置は、 それぞれ受信した画情報を送信する相手先として少なく
    とも1つのファクシミリ番号を記憶し、 前記他のファクシミリ装置から同報送信である旨の情報
    及び送信元ファクシミリ番号とともに画情報が送信され
    てくると、前記記憶されている相手先に当該受信した画
    情報を前記同報送信である旨の情報及び前記受信した送
    信元ファクシミリ番号とともに送信することを特徴とす
    るファクシミリ通信システム。
  2. 【請求項2】同じ画情報を複数のファクシミリ装置に同
    報送信するファクシミリ通信システムにおいて、 前記複数のファクシミリ装置は、 それぞれ同報送信を行うグループを特定する所定のグル
    ープ情報に対応づけて受信した画情報を送信する相手先
    として少なくとも1つのファクシミリ番号を記憶し、 前記他のファクシミリ装置から同報送信である旨の情
    報、前記グループ情報及び送信元ファクシミリ番号とと
    もに前記画情報を受信すると、当該グループ情報に対応
    づけて前記記憶されている相手先に、当該受信した画情
    報を前記同報送信である旨の情報及び前記グループ情報
    とともに送信することを特徴とするファクシミリ通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記ファクシミリ装置は、 前記記憶されている相手先が受信しないとき、前記受信
    した送信元ファクシミリ番号に発呼して、送信できなか
    った旨の情報、送信できなかった相手先ファクシミリ番
    号、前記同報送信である旨の情報及び前記画情報を送信
    し、 該送信できなかった旨の情報を受けた送信元ファクシミ
    リ装置は、 前記送信できなかった相手先ファクシミリ番号に発呼し
    て、前記同報送信である旨の情報とともに、前記画情報
    を送信することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のファクシミリ通信システム。
  4. 【請求項4】同じ画情報を複数のファクシミリ装置に同
    報送信するファクシミリ通信システムにおいて、 送信元ファクシミリ装置は、同報送信する相手先の一つ
    のファクシミリ装置に、同報送信である旨の情報と同報
    送信する他の全てのファクシミリ番号を前記画情報とと
    もに送信し、 前記同報送信するファクシミリ番号と前記画情報を受信
    したファクシミリ装置は、 当該受信したファクシミリ番号のうちの一つに、前記画
    情報を送信するとともに、当該送信する相手先のファク
    シミリ番号を除いた他の同報送信先のファクシミリ番号
    と前記同報送信である旨の情報を送信することを特徴と
    するファクシミリ通信システム。
  5. 【請求項5】前記ファクシミリ装置は、 前記受信したファクシミリ番号のうち、最も自機に近い
    ファクシミリ装置のファクシミリ番号に前記送信を行う
    ことを特徴とする請求項4記載のファクシミリ通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記ファクシミリ装置は、 前記最も自機に近いファクシミリ装置を、前記受信した
    ファクシミリ番号と自局番を比較することにより、判別
    することを特徴とする請求項5記載のファクシミリ通信
    システム。
JP7222481A 1995-08-08 1995-08-08 ファクシミリ通信システム Pending JPH0951415A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325122A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Murata Mach Ltd ネットワークファクシミリシステム及びファクシミリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325122A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Murata Mach Ltd ネットワークファクシミリシステム及びファクシミリ装置

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