JPH09263305A - 長尺材の供給保管用自動倉庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な設備で長尺材の収納保管が効率的に行
える長尺材の供給保管用自動倉庫を提供する。 【解決手段】 縦方向に間隔をあけて立設された複数の
ラックポスト１８の上下部に、先部が台車縦行路１１に
向けて伸延する複数の上、下ラックポスト２１、２２を
片持梁状に連結することによって構成されるラック１０
と、ラック１０と台車縦行路１１との間で横行でき、そ
の上面に、昇降装置３７ａによって昇降されるパレット
受け座１５とパレット受けフレーム１６とを設けた横行
用子台車１４と、横行用子台車１４を横行自在に搭載す
る子台車搭載面をラック１０の下ラックアーム２２より
下方に位置させると共に、子台車搭載面の幅を、ラック
１０と台車縦行路１１とをカバーできる幅とする縦行用
親台車１７とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、形鋼、パ
イプ、棒鋼等の長尺材の供給保管用の倉庫に係り、特に
パレットにこれらの長尺材を収納してパレットを単位と
して簡単に搬入・搬出できるようにした長尺材の供給保
管用自動倉庫に関する。

【０００２】

【従来の技術】本出願人は、先に、特開平７−２７７４
２８号公報において、倉庫内の床面上に、長尺材を個別
に収納可能なパレットの上下方向を斜めの姿勢として着
脱自在に保持する複数のサポートの列を設置し、かつ、
サポートの列の上方で移動可能であって、パレットをサ
ポートに対して抜き差し操作可能な搬送機構を備えた長
尺材供給保管装置を開示した。この長尺材供給保管装置
は、従来のスタッカークレーン等による保管に比べると
設備を簡略化でき、しかも、保管効率を高めることがで
きる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した長尺
材供給保管装置は、未だ、以下の解決すべき課題を有し
ていた。即ち、この長尺材供給保管装置では、パレット
をサポートに対して上方から抜き差しするので、倉庫
は、斜め姿勢のサポートとパレットとの高さ以上の空間
を必要とする。このため、倉庫建屋を高くする必要があ
り、設備費用の面で好ましくない。また、パレットを抜
き差しして搬送するフォーク等の搬送機構は、一つのサ
ポートに対して一つのパレットのハンドリングしかでき
ない。即ち、搬送機構によるパレットの搬入・搬出は１
個ずつを処理する操作となり、多数のパレットを頻繁に
出し入れするような設備では、操作時間が長くなってし
まう。

【０００４】このように、従来の斜め姿勢のパレットを
配置した長尺材供給保管装置では、設備そのものはスタ
ッカークレーンに比べると簡略化はできるものの、倉庫
建屋の大型化やハンドリング効率の限界等の面で改善す
べき問題が残っている。

【０００５】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、より一層簡易な設備で長尺材の収納保管が
効率的に行える長尺材の供給保管用自動倉庫を提供する
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の長尺材の供給保管用自動倉庫は、台車縦行路の少
なくとも一側に、それぞれ長尺材を収納した多数の長尺
材パレットを傾斜状態に保管するラックを並設した長尺
材の供給保管用自動倉庫であって、縦方向に間隔をあけ
て立設された複数のラックポストの上下部に、先部が前
記台車縦行路に向けて伸延する複数の上、下ラックアー
ムを片持梁状に連結することによって構成され、前記下
ラックアームの上面で前記長尺材パレットの下端を支持
すると共に、前記上ラックアームの前面で前記長尺材パ
レットの後面を支持するラックと、前記ラックと前記台
車縦行路との間で横行でき、その上面に、前記パレット
の下端を支持可能なパレット受け座と、前記パレットの
後面を支持可能なパレット受けフレームと、前記パレッ
ト受け座のパレット受け面を前記下ラックアームの上面
より高くしたり低くしたりすることができる昇降装置と
が取り付けられている横行用子台車と、上面に前記横行
用子台車が横行可能な子台車搭載面を有し、該子台車搭
載面を前記ラックの下ラックアームより下方に位置させ
ると共に、前記子台車搭載面の幅を、前記ラックと前記
台車縦行路とをカバーできる幅とし、かつ、前記ラック
に沿って縦行可能な縦行用親台車とを具備する。

【０００７】請求項２記載の長尺材の供給保管用自動倉
庫は、請求項１記載の長尺材の供給保管用自動倉庫にお
いて、前記横行用子台車の上面に、それぞれ対をなす前
記パレット受け座と前記パレット受けフレームが、複数
対、縦方向に取り付けられている。

【０００８】

【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。

【０００９】まず、図１を参照して、本発明の一実施の
形態に係る長尺材の供給保管用自動倉庫の基本的構成を
説明する。

【００１０】図１に示すように、図示しない倉庫建屋内
において、一対のラック１０が、平行間隔をあけて床面
上に配列されており、両ラック１０間には台車縦行路１
１が形成されている。各ラック１０は、それぞれ、上、
下ラックアーム２１、２２によって、図８に示すよう
に、長尺材１２を個別に収納可能な多数のパレット１３
を、上下方向に傾斜させた状態で保管している。

【００１１】また、図１では、台車縦行路１１内に横行
用子台車１４が配設されており、この横行用子台車１４
は、台車縦行路１１とラック１０との間で横行すること
ができる。横行用子台車１４の上面は昇降自在となって
おり、この上面には、パレット１３の下端を載置支持す
るパレット受け座１５と、パレット１３の背部を支持す
るべくパレット受けフレーム１６とが載置されている。
このパレット受けフレーム１６は、ラック１０内に収納
されているパレット１３の傾斜角度と等しい傾斜角度で
上下方向に傾斜している。

【００１２】さらに、ラック１０間をなす床面上には、
台車縦行路１１のみならず、その両側に配置された対を
なすラック１０もカバーできる幅を有する縦行用親台車
１７が、ラック１０に沿って縦方向に移動自在に配設さ
れている。この縦行用親台車１７上には、前記した横行
用子台車１４が横行自在に取り付けられており、台車縦
行路１１とラック１０との間を横行することができる。

【００１３】次に、上記した基本構成を有する長尺材の
供給保管用自動倉庫における各部の構成について、詳細
に説明する。まず、図１〜図４及び図７を参照して、台
車縦行路１１の両側に対称に配設されたラック１０の構
成について説明する。なお、両ラック１０は、共に、対
称配置を除いて同一構成なので、一方のラック１０のみ
について説明する。図示するように、複数のラックポス
ト１８が、縦方向に間隔を開けて床面上に立設されてお
り、これらのラックポスト１８の上部同士は上ラックビ
ーム１９によって相互に連結されており、一方、その下
部同士は下ラックビーム２０によって相互に連結されて
いる。

【００１４】これらの上、下ラックビーム１９、２０に
は、それぞれ、縦方向に平行間隔をあけて、複数の上、
下ラックアーム２１、２２の基部が片持梁状に連結され
ており、これらの上、下ラックアーム２１、２２の先部
は台車縦行路１１に向けて伸延している。図７に示すよ
うに、下ラックアーム２２の上面には、棒鋼からなるパ
レット受け兼ズレ防止片２３が取り付けられており、こ
のパレット受け兼ズレ防止片２３によって、パレット１
３の下端を、スリップを生じることなく、下ラックアー
ム２２の上面に支持することができる。

【００１５】一方、このようにして下ラックアーム２２
の上面に下端を支持されたパレット１３の上部は、図４
に示すように、上ラックアーム２１の前面で支持されて
いる。この際、図４に示すように、上ラックアーム２１
は、側面視で、下ラックアーム２２に対して、半ピッ
チ、縦方向にずれているので、パレット１３の背面上部
を上ラックアーム２１に支持させることによって、パレ
ット１３を傾斜状態にラック１０内に保管することがで
きる。

【００１６】次に、台車縦行路１１とラック１０との間
を横行する横行用子台車１４と、この横行用子台車１４
を搭載し、ラック１０に沿って縦方向に移動する縦行用
親台車１７の構成について詳細に説明する。図１、図２
及び図６に示すように、縦行用親台車１７は、両ラック
１０の外側部を形成するラックポスト１８間に配設され
ており、平面視で矩形形状を有する台車本体２４と、台
車本体２４の両側に取り付けられ、倉庫の床面上に敷設
したレール２５上を転動する走行輪２６と、走行輪２６
を回転駆動する駆動モータ２７とを具備する。

【００１７】図６に示すように、駆動モータ２７の出力
軸は、減速機構２８を介して、走行輪２６が固着された
回転軸２９に連動連結されている。図１及び図２に示す
ように、縦行用親台車１７の台車本体２４の上面に形成
された子台車搭載面は、ラック１０の下部を形成する下
ラックアーム２２よりさらに下方に位置されており、そ
の幅は、台車縦行路１１のみならず、その両側に位置す
るラック１０もカバーできるように設定されている。

【００１８】従って、縦行用親台車１７は、ラック１０
によって阻害されることなく、ラック１０の配列方向と
同一方向に移動することができる。図１、図２及び図７
に示すように、縦行用親台車１７の子台車搭載面には、
ラック１０の配列方向と直交する幅方向に、その略全幅
にわたって、２対のレール３０が、前、後方向に平行間
隔をあけて敷設されている。そして、各対のレール３０
には、それぞれ、横行用子台車１４が横行自在に取り付
けられている。

【００１９】この際、２台の横行用子台車１４の間隔
は、ラック１０の上、下ラックアーム２１、２２のピッ
チの整数倍（本実施の形態では２倍）としている。従っ
て、２個の横行用子台車１４は、レール３０上を、縦行
用親台車１７の台車本体２４の略全幅にわたって横行す
ることができ、かつ、それぞれ、同時に、台車縦行路１
１とラック１０との間を移動することができる。

【００２０】図１及び図２に示すように、各横行用子台
車１４の台車本体３１は平面視で矩形形状を有してお
り、その両側に取り付けられた走行輪３２は、レール３
０に転動自在に支持されている。また、図７に示すよう
に、走行輪３２を固着した回転軸３３は、減速機構３４
を介して、台車本体３１に取り付けられた駆動モータ３
５の出力軸に連動連結されている。

【００２１】図１、図３、図５及び図７に示すように、
この台車本体３１の中央部には、平面視で横長矩形形状
を有するパレット取付台３６が昇降装置３７ａによって
昇降自在に取り付けられている。本実施の形態では、昇
降装置３７ａは、図５に示すように、台車本体３１の中
央部に取り付けられ、その上端をパレット取付台３６の
下部に連結された昇降シリンダ３７と、台車本体３１の
両側部に取り付けられ、パレット取付台３６の昇降を案
内する昇降ガイド３８とから構成されている。

【００２２】また、図１〜図３及び図７に示すように、
パレット取付台３６の上面には、パレット１３と略等し
い幅を有すると共に、パレット１３の傾斜角度と等しい
傾斜角度で傾斜する傾斜支持面３９を有するパレット受
け座１５と、前記したラック１０内に収納されているパ
レット１３の傾斜角度と等しい傾斜角度で傾斜するパレ
ット受けフレーム１６とが取り付けられている。そし
て、このパレット受け座１５の傾斜支持面３９によって
パレット１３の下端が支持されると共に、パレット受け
フレーム１６によってパレット１３の背面が支持される
ことになる。

【００２３】図５に示すように、横行用子台車１４は、
台車縦行路１１に配置され、パレット１３をパレット受
け座１５で支持していない状態では、パレット受け座１
５の傾斜支持面３９を、ラック１０の下部ラックアーム
２２の上面より下方に位置させている。その後、図５に
おける実線で示す台車縦行路１１内の位置から一点鎖線
で示すラック１０内の位置まで横行用子台車１４を横行
移動させた後、昇降装置３７ａを駆動してパレット受け
座１５を上昇させることによって、パレット受け座１５
の傾斜支持面３９をパレット１３の下端に当接させると
共に、若干持ち上げることによって、パレット１３を、
ラック１０から横行用子台車１４に移載することができ
る。

【００２４】逆に、パレット１３を載せたパレット受け
座１５を、昇降装置３７ａを駆動して、上記した上昇位
置から下方位置に下降させることによって、パレット１
３を、横行用子台車１４からラック１０に移載すること
ができる。

【００２５】次に、上記した構成を有する長尺材の供給
保管用自動倉庫による、パレット１３の搬出、搬入作業
について説明する。

【００２６】まず、パレット１３の搬出作業について説
明する。台車縦行路１１において待機中の横行用子台車
１４を、縦行用親台車１７を駆動することによって、搬
出しようとするパレット１３が収納されている上、下ラ
ックアーム２１、２２に向けて移動させる。次に、図５
における実線で示す台車縦行路１１内の位置から一点鎖
線で示すラック１０内の位置まで横行用子台車１４を横
行移動させた後、昇降装置３７ａを駆動してパレット受
け座１５を上昇させることによって、パレット受け座１
５の傾斜支持面３９をパレット１３の下端に当接させる
と共に、若干持ち上げることによって、パレット１３
を、ラック１０から横行用子台車１４に移載することが
できる。移載後は、横行用子台車１４を、図５における
一点鎖線で示すラック１０内の位置から実線で示す台車
縦行路１１内の位置に向けて横行させ、その後、縦行用
親台車１７を駆動することによって、横行用子台車１４
を台車縦行路１１に沿って移動させ、その後、図示しな
い傾転装置によってパレット１３を水平状態に倒すこと
によって、パレット１３を長尺材の供給保管用自動倉庫
の外部に搬出することができる。

【００２７】次に、パレット１３の搬入作業について説
明する。まず、外部から長尺材の供給保管用自動倉庫内
に搬入されてきたパレット１３を傾転装置によって水平
状態から傾斜状態に起立させて横行用子台車１４上に載
せる。次に、縦行用親台車１７を駆動して、横行用子台
車１４を台車縦行路１１に沿って移動させ、所望の上、
下ラックアーム２１、２２に対応する個所で停止させ
る。次に、図５における実線で示す台車縦行路１１内の
位置から一点鎖線で示すラック１０内の位置まで横行用
子台車１４を横行移動させた後、昇降装置３７ａを駆動
してパレット受け座１５を下降させることによって、下
ラックアーム２２にパレット１３の下端を当接・支持さ
せると共に、パレット１３の背面を上ラックアーム２１
の前面に支持させることによって、パレット１３を横行
用子台車１４からラック１０に移載することができる。
移載後は、横行用子台車１４を、図５における一点鎖線
で示すラック１０内の位置から実線で示す台車縦行路１
１内の位置に横行させ、次の搬出・搬入作業を行わせる
か、待機させる。

【００２８】以上、本発明を、実施の形態を参照して説
明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載
の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の
形態や変容例も含むものである。例えば、前記した実施
の形態では、各ラックアームによって支持・保管される
パレットは２個としているが、１個又は３個以上とする
こともできる。

【００２９】

【発明の効果】請求項１、２記載の長尺材の供給保管用
自動倉庫においては、台車縦行路の少なくとも一側に、
それぞれ長尺材を収納した多数の長尺材パレットを傾斜
状態に保管するラックを並設した長尺材の供給保管用自
動倉庫であって、縦方向に間隔をあけて立設された複数
のラックポストの上下部に、先部が台車縦行路に向けて
伸延する複数の上、下ラックアームを片持梁状に連結す
ることによって構成され、下ラックアームの上面で長尺
材パレットの下端を支持すると共に、上ラックアームの
前面で長尺材パレットの後面を支持するラックと、ラッ
クと台車縦行路との間で横行でき、その上面に、パレッ
トの下端を支持可能なパレット受け座と、パレットの後
面を支持可能なパレット受けフレームと、パレット受け
座のパレット受け面を下ラックアームの上面より高くし
たり低くしたりすることができる昇降装置とが取り付け
られている横行用子台車と、横行用子台車が横行可能な
子台車搭載面を有し、子台車搭載面をラックの下ラック
アームより下方に位置させると共に、子台車搭載面の幅
を、ラックと台車縦行路とをカバーできる幅とし、か
つ、ラックに沿って縦行可能な縦行用親台車とを具備す
る。

【００３０】このように、縦行用親台車を水平面上で縦
行させると共に、横行用子台車を水平面上で台車縦行路
とラック間を横行させるだけで長尺材の供給保管用自動
倉庫における長尺材の搬入・搬出作業を行うことができ
るので、従来のような長尺材の抜取りのための上部空間
を不要とすることができ、倉庫の高さを低くできるの
で、設備費用の低減を図ることができる。

【００３１】また、横行用子台車は、別途、複雑な構造
の移載装置を必要とせず、台車縦行路とラックとの間を
移動できるので、ラックを、縦方向に間隔をあけて立設
された複数のラックポストの上下部に、先部が台車縦行
路に向けて伸延する複数の上、下ラックポストを片持梁
状に連結した簡単な構成とすることができる。従って、
ラックの製作にあたって精度を要せず、ラックをきわめ
て安価に製作することができる。

【００３２】特に、請求項２記載の長尺材の供給保管用
自動倉庫においては、横行用子台車の上面に、それぞれ
対をなす前記パレット受け座と前記パレット受けフレー
ムが、複数対、縦方向に取り付けられている。従って、
同時に、複数のラックから横行用子台車にパレットを取
り出したり、逆に、横行用子台車からパレットを複数の
ラックに収納することができ、長尺材の搬入・搬出作業
を効率的に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る長尺材の供給保管
用自動倉庫の概略全体斜視図である。

【図２】同正面図である。

【図３】図２のＩ−Ｉ線による断面図である。

【図４】図２のII−II線による断面図である。

【図５】横行用子台車の要部を示す正面図である。

【図６】縦行用親台車の要部を示す正面図である。

【図７】横行用子台車の要部を示す側面図である。

【図８】パレットの横断面図である。

【符号の説明】

１０ ラック １１ 台車縦行
路 １２ 長尺材 １３ パレット １４ 横行用子台車 １５ パレット
受け座 １６ パレット受けフレーム １７ 縦行用親
台車 １８ ラックポスト １９ 上ラック
ビーム ２０ 下ラックビーム ２１ 上ラック
アーム ２２ 下ラックアーム ２３ パレット
受け兼ズレ防止片 ２４ 台車本体 ２５ レール ２６ 走行輪 ２７ 駆動モー
タ ２８ 減速機構 ２９ 回転軸 ３０ レール ３１ 台車本体 ３２ 走行輪 ３３ 回転軸 ３４ 減速機構 ３５ 駆動モー
タ ３６ パレット取付台 ３７ 昇降シリ
ンダ ３７ａ 昇降装置 ３８ 昇降ガイ
ド ３９ 傾斜支持面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 台車縦行路の少なくとも一側に、それぞ
   れ長尺材を収納した多数のパレットを傾斜状態に保管す
   るラックを並設した長尺材の供給保管用自動倉庫であっ
   て、 縦方向に間隔をあけて立設された複数のラックポストの
   上下部に、先部が前記台車縦行路に向けて伸延する複数
   の上、下ラックアームを片持梁状に連結することによっ
   て構成され、前記下ラックアームの上面で前記パレット
   の下端を支持すると共に、前記上ラックアームの前面で
   前記パレットの後面を支持する前記ラックと、 前記ラックと前記台車縦行路との間で横行でき、その上
   面に、前記パレットの下端を支持可能なパレット受け座
   と、前記パレットの後面を支持可能なパレット受けフレ
   ームと、前記パレット受け座のパレット受け面を前記下
   ラックアームの上面より高くしたり低くしたりすること
   ができる昇降装置とが取り付けられている横行用子台車
   と、 上面に前記横行用子台車が横行可能な子台車搭載面を有
   し、該子台車搭載面を前記ラックの下ラックアームより
   下方に位置させると共に、前記子台車搭載面の幅を、前
   記ラックと前記台車縦行路とをカバーできる幅とし、か
   つ、前記ラックに沿って縦行可能な縦行用親台車とを具
   備する長尺材の供給保管用自動倉庫。
2. 【請求項２】 前記横行用子台車の上面に、それぞれ対
   をなす前記パレット受け座と前記パレット受けフレーム
   が、複数対、縦方向に取り付けられることを特徴とする
   請求項１記載の長尺材の供給保管用自動倉庫。