JPH0925291A - アスパラギン酸オリゴマー、該オリゴマーを含む化合物、およびアスパラギン酸オリゴマーの合成方法 - Google Patents

アスパラギン酸オリゴマー、該オリゴマーを含む化合物、およびアスパラギン酸オリゴマーの合成方法

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JPH0925291A
JPH0925291A JP8068773A JP6877396A JPH0925291A JP H0925291 A JPH0925291 A JP H0925291A JP 8068773 A JP8068773 A JP 8068773A JP 6877396 A JP6877396 A JP 6877396A JP H0925291 A JPH0925291 A JP H0925291A
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carbon
formula
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Roberto Ruggieri
ルジェリ ロベルト
Davino Gelosa
ジェローサ ダヴィーノ
Andrea Sliepevich
スリーペヴィック アンドレア
Franco Codignola
コディニョーラ フランコ
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Sisas Soc It Serie Acetica & Sintetica SpA
SISAS SpA
Original Assignee
SHIZASU SOC ITARIANA SERIE ASETEIKA E SHINTECHIKA SpA
Sisas Soc It Serie Acetica & Sintetica SpA
SISAS SpA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属イオン封鎖活性を有する化合物を提供す
ること、また分子量を調節することが可能であり、かつ
事前に設定した分子量の範囲内にあるポリアスパラギン
酸塩を合成するための工業的に有益な方法を提供するこ
と。 【解決手段】 化合物に含まれるオリゴマーは、アスパ
ラギン酸のオリゴマーであり、かつ化学式(II)によっ
て表される。 【化8】 式中、Aは以下の式によって表される。 【化9】 さらにXはアルカリ金属と、アルカリ土類金属と交換反
応を行うことが可能な他の置換基とから選択されるも
の;RはHまたは1ないし4の炭素原子を含むアルキル
基;およびR1 はHまたは−COOX基である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスパラギン酸オ
リゴマー、該オリゴマーを含む化合物、およびアスパラ
ギン酸オリゴマーの合成方法に関する。特に、アルカリ
土類金属に対して金属イオン封鎖活性(sequestering ac
tivity) を有する新規な化合物に関するもので、該化合
物は洗剤組成物に対する添加剤として工業用水処理に有
益である。また、本発明はそのような新規な化合物の合
成方法に関する。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たるイタリア国特許出願MI95 A 0005
76号(1995年3月23日出願)の明細書の記載に
基づくものであって、当該イタリア国特許出願の番号を
参照することによって当該イタリア国特許出願の明細書
の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】近年、工業用水処理分野において使用さ
れる製品の代用の重要性、また洗浄添加物を毒性が低く
かつ生態学的適合性を有する製品に置き換えることの重
要性が高まっている。このため、トリポリホスフェー
ト、ホスホネート、およびポリアクリレートのような製
品に対する代用品についての研究が幅広くされている。
これらの製品のすべてがたいへん優れたアルカリ土類金
属用金属イオン封鎖剤である。しかし、いくつかの欠点
を有する。すなわち、トリポリホスフェートおよびホス
ホネートは汚水から取り除くのがたいへん困難で、含水
層が汚染される危険性や富栄養化を伴う。ポリアクリレ
ートは毒性を有し、かつ生分解性を持たない。
【0004】現在、環境に対する有害性が低い新規な代
用化合物を発見するために多大なる努力が払われてい
る。
【0005】さらに、アルカリ土類金属に関して優れた
金属イオン活性を有する製品もまた生分解性を持たなけ
ればならず、また低毒性および低価格でなければならな
い。
【0006】生分解性を呈し、かつ毒性を持たないクエ
ン酸は一般にナトリウム塩のかたちで使用されるけれど
も、室温から高温にかけて金属イオン封鎖活性が失われ
やすい。したがって、その適用範囲が限定される。
【0007】アルカリ金属塩化アスパラギン酸ポリマー
の用途に関する研究が最近になって始まった。アルカリ
土類金属イオンの錯化にたいへん有効で、不溶化塩のか
たちでの沈殿を防ぐ、上記用途分野等に好適である。
【0008】自然界に存在するアスパラギン酸は、左施
性または“l”のかたちで存在する。一方、一般に化学
的方法により得られるアスパラギン酸は、“d”と
“l”のラセミ混合物として存在する。
【0009】これらの異性体は、使用に際して特に顕著
な違いがないためポリアスパレートの合成に用いられ
る。蟻酸アンモニウムから出発した酵素的合成方法によ
って得られるものは“l”型のみであるけれども、化学
的方法によればより一層容易にラセミ体“d,l”が得
られる。
【0010】特許文献によれば、ポリアスパラギン酸お
よびその塩、主にナトリウム塩の合成に関していくつか
の方法がすでに知られている。
【0011】興味ある第一の方法は、米国特許第4,8
39,461号に開示されたものである。この方法で
は、水溶液中でマレイン酸無水物およびアンモニア(モ
ル比1:1〜1:5)からマレイン酸アンモニウムを合
成し、続いて蒸発によりマレイン酸塩それ自体の乾燥を
行い、さらに真空で120〜150℃で加熱し、分子量
が1,000ないし4,000、多くの場合1800な
いし2000のポリマーを得る。
【0012】ところで、米国特許第4,839,461
号に開示されている方法では、生成物合成反応が実施さ
れる固形相を希釈されたアンモニウム塩が通過するため
に必要とされる大量の水を蒸発させなければならないた
め、エネルギーの節約という観点からは問題である。
【0013】さらに、静的条件下での固体の加熱は、既
に述べたように、塊それ自体のなかの温度均一性に関し
て大きな問題があり、その結果均質性が高くない生成物
の形成を招く。このような均質性の欠如は、金属イオン
封鎖特性を低下あせるばかりではなく、生成物の特性制
御を困難なものとする。
【0014】米国特許第5,057,597号に開示さ
れた別の方法では、l−アスパラギン酸が出発材料とし
て用いられる。この反応は流動層リアクターを用い、か
つ温度範囲が180〜250℃で固形相で行う。
【0015】固形および粉砕された形状のl−アスパラ
ギン酸は、流動層リアクターに送られて約180℃に加
熱され、さらにl−アスパラギン酸が重合し、かつ反応
水が蒸発する間、180〜250℃の範囲で温度が維持
される。最終的にポリスクシンイミドが得られ、このポ
リスクシンイミドを加水分解、好ましくはアルカリ性加
水分解を行う。
【0016】上記特許に開示された方法は、流動層重合
方法の高い複雑性に加えて、たいへん高価な製品を利用
する。なぜなら、カルチャーメジウムの濃縮および乾燥
アスパラギン酸を得るためのエネルギーコストが高いか
らである。また、流動層リアクターで実施されるポリコ
ンデンセイションは、たいへん慎重な取り扱いを必要と
し、固形状の塊全体にわたって均一に満足ゆく状態が得
られるかどうか確信することができない。さらに、この
生成物は生分解性を有するものではない。
【0017】特許第5,219,952号ではl−アス
パラギン酸を用いない。しかし、無水マレイン酸および
アンモニアが用いられる。
【0018】この特許では、高温で無水マレイン酸およ
びアンモニアを用いてポリスクシンイミドを合成するこ
とがクレームされている。好ましい重合温度は200〜
260℃であり、反応時間は7〜10時間である。一
方、アンモニアと無水マレイン酸との好ましいモル比
は、2〜3:1である。最終生成物の分子量は、32,
00〜10,000である。
【0019】現在知られているすべての方法は、lおよ
び(または)l,dアスパラギン酸、無水マレイン酸、
アンモニウム塩、および(または)希アミド酸を用いる
ものであり、ポリスクシンイミドが得られる。このポリ
スクシンイミドは続いてアルカリ性水酸化物で加水分解
されてポリアスパラギン酸のアルカリ塩が得られる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記すべての
方法は、最終生成物の分子量を制御するものではなく、
またそれらの分子量の分布を限定するものではない。同
様の生成物の場合で知られているように、生分解性はし
ばしば分子量に関係した特性としてあり、重合性モノマ
ー単位の数がある量を越えた場合、生分解性はそれその
ものが喪失するまで減少する。
【0021】熱処理の間、上記ポリマーに色がつき、対
応するアルカリ塩を得るためにポリマーから水溶液が形
成されるまで色が残る。この着色状態は種々の処理を行
っても消えることなく、生成物を酸化させることによっ
てある程度の改善が得られる。それの消費はかなり著し
く、脱色プロセスが不経済なものとなる。
【0022】特許文献で報告されている異なる方法にも
とづいて、熱処理(脱水剤の存在または不存在下で高沸
点溶媒中、かつ流動層の固形状塊上で)によって得られ
るポリマー(ポリスクシンイミド)は、完全に飽和した
鎖を示し、かつ異なる分子量、しかし1,000よりも
大きい範囲内で異なる分子量を示す。
【0023】
【化4】
【0024】したがって、本発明は上記課題を解決し、
アスパラギン酸オリゴマー、該オリゴマーを含む化合
物、およびアスパラギン酸オリゴマーの合成方法を提供
することを目的とする。すなわち、第一の目的は、金属
イオン封鎖活性を有する化合物を提供することである。
特にこの金属イオン封鎖活性はアルカリ土類金属、特に
ポリアスパラギン酸塩のクラスに属する化合物である。
また、本発明の第二の目的は、分子量を調節することが
可能であり、かつ事前に設定した分子量の範囲内にある
ポリアスパラギン酸塩を合成するための工業的に有益な
方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にもとづくオリゴマーは、アスパラギン酸の
オリゴマーであって、式:
【0026】
【化5】
【0027】で表され、かつ該式中、Aは
【0028】
【化6】
【0029】であり、式中、Xはアルカリ金属と、アル
カリ土類金属と交換反応を行うことが可能な他の置換基
とから選択されるもの;RはHまたは1ないし4の炭素
原子を含むアルキル基;およびR1 はHまたは−COO
X基であることを特徴とする。上記式(II)から明らか
なように、本発明にもとづくオリゴマーは、好ましくは
第一のポリマー鎖からなる単位に炭素と炭素との二重結
合が存在し、一方他の鎖の末端に連鎖停止剤があり、該
連鎖停剤は、好ましくは、式:
【0030】
【化7】
【0031】で表される基であり、該式中、Xはアルカ
リ金属と、アルカリ土類金属と交換反応を行うことが可
能な他の置換基とから選択されるもの;RはHまたは1
ないし4の炭素原子を含むアルキル基である。
【0032】好ましくは、前記Xがナトリウムである。
【0033】また、好ましくは前記Aは、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸、およびこれらの塩の残基を
表す。
【0034】さらに本発明のオリゴマーの好ましい実施
形態の一つによれば、オリゴマーの分子量は1,000
未満であることが望ましい。
【0035】つぎに、本発明にもとづくオリゴマーの合
成方法は、連鎖停止化合物の存在下、アルカリ金属マレ
アミン酸塩またはその前駆体の重合を水相で行う。ま
た、この連鎖停止化合物は、該化合物の分子中に炭素と
炭素との二重結合を含み、5以下の炭素原子と、アルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の塩と交換反応を行うこ
とが可能な置換によって塩化した少なくともカルボキシ
基とを含む。さらに、反応温度が90℃から175℃の
範囲内であり、重合されるモノマーと前記連鎖停止化合
物とのモル比が4:0から1:1の範囲内であることを
特徴とする。
【0036】好ましくは、前記重合されるモノマーは、
ナトリウムおよびマレイン酸アンモニウムであり、さら
に前記連鎖停止化合物はマレイン酸二ナトリウムであ
る。したがって、最終オリゴマーにおいてXはナトリウ
ムである。
【0037】赤外線フーリエ変換分析によれば、本発明
にもとづいてクレームされた化合物の炭素と炭素との二
重結合の存在を示すことが可能である。
【0038】実際、上記生成物のスペクトラム(図1)
を、同一物を触媒反応処理した場合のスペクトラム(図
2)あるいは市販のポリアスパラギン酸ナトリウムのス
ペクトラム(図3)と比較すると、第一のケースでは、
990〜660cm-1のところに=C−Hによる吸収帯
が認められる。しかし、他のケースでは炭素と炭素との
二重結合がないのでそのような吸収帯は認められない。
【0039】上記吸収帯の吸収頻度は、文献に幅広く報
告されているように、二重結合の2つの炭素原子は、2
置換炭素原子の場合、モノ(mono-) 、ジ(di-) 、または
テトラ(tetra-)置換したもので、2つの結合基は、シス
(cis) またはトランス(trans) の位置にある。
【0040】分析に供する化合物において、吸収帯は9
58cm-1および810cm-1ところで優れた視認性を
呈する。しかし、同一の物質でも水素添加されたものや
市販のポリアスパラギン酸塩ではそのような吸収帯が認
められない。
【0041】
【発明の実施の形態】
<実施例1> マレイン酸二ナトリウムおよびマレイン
酸アンモニウム塩に関する試験 合成は以下のようにして行う。
【0042】マレイン酸二ナトリウムおよびマレイン酸
アンモニウム塩をそれぞれ別々に合成する。12.25
g(0.125モル)の無水マレイン酸を25gの水に
溶解し、つづいて撹拌しながら10g(0.25モル)
のマレイン酸水酸化物を加えることによってマレイン酸
二ナトリウムを合成する。つぎに、49g(0.5モ
ル)の無水マレイン酸を溶解し、最初に30gの28%
アンモニウム水和物(NH3 、0.5モル)加えて、続
いて20gのナトリウム水和物(0.5モル)を加える
ことによってマレイン酸アンモニウム塩を合成する。
【0043】そして、上記のように合成されたマレイン
酸二ナトリウムを含む溶液とマレイン酸アンモニウム塩
を含む溶液とを混合し、リアクターに注ぐ。この際、そ
れぞれの溶液の濃度は10〜45%であり、2種類の
塩、すなわちマレイン酸二ナトリウムおよびマレイン酸
アンモニウム塩の比が0:4〜1:1(以下の実施例を
参照)となるようにする。
【0044】続いて混合物を窒素で洗い、撹拌しながら
所望の温度(120〜170℃)で加熱する。重合が完
了するまでの約1時間にわたって加熱状態を維持する。
【0045】加熱が終了したら混合物を冷却し、生成物
をそのままあるいは所望の容量に濃縮したり、あるいは
真空乾燥する。
【0046】最終生成物の金属イオン封鎖活性は、一般
に炭酸カルシウム(mg)/金属イオン封鎖化合物
(g)によって表され、かつカルシウム塩溶液を用いた
金属イオン封鎖化合物の滴定によって決定される。
【0047】当量点は、膜電位差電極を用いて、あるい
は炭酸ナトリウム存在下での溶液濁度を評価することに
よって決定される。膜電位差電極を用いる場合、炭酸塩
中のカルシウムイオンの溶解性を表すカルシウムイオン
濃度が0.0005モル/リットルに達した時点で滴定
を止める。
【0048】<実施例2> 異なる温度下での試験 実施例1では、マレイン酸二ナトリウムおよびマレイン
酸アンモニウム塩から出発する一般的な合成方法が述べ
られている。そこで、この実施例では実施例1の方法を
用いるけれども、2種類の塩の比(マレイン酸アンモニ
ウム塩とマレイン酸二ナトリウムとの間の比を4:1と
する)および水溶液中の濃度(30%)を固定したまま
とし、一方で反応温度を90℃から175℃の範囲内で
変える。
【0049】表1および図4に示すように、金属イオン
封鎖活性の値は温度の上昇に伴って急激に増大し、温度
が125〜150℃の範囲内で最大の値となる。
【0050】高温下では、特に175℃で行った試験の
結果によれば、金属イオン封鎖活性の値は顕著に減少す
る傾向にある。
【0051】
【表1】
【0052】上記結果から、110〜120℃よりも高
い温度ではアンモニウムおよびマレイン酸ナトリウムは
マレイン酸ナトリウムに変化する傾向にあり、重合開始
可能となる。
【0053】<実施例3> 上記2種類の塩の混合比を
変えた場合の試験 この実施例では、温度(150℃)および塩濃度(40
%)を一定とし、上記2種類の塩のモル比、すなわちマ
レイン酸二ナトリウム(モル)/マレイン酸アンモニウ
ム塩(モル)比の影響が確かめられるようにする。調べ
た比の範囲は0:4〜1:1である。
【0054】表2および図5から明らかなように、この
場合でもこのパラメータに関するかぎり最適な値が存在
し、もっとも金属イオン封鎖活性の高い価が得らる。
【0055】
【表2】
【0056】上記値はマレイン酸アンモニウム塩4モル
に対してマレイン酸二ナトリウムが1モルの場合に一致
する。この場合、5つの単位からなるオリゴマーが得ら
れた。
【0057】<実施例4> 異なる濃度での試験 続いて、一定の温度(150℃)および塩類比(4:
1)でこの試験を行った。反応開始溶液中での塩(2種
類)の濃度を幅広い範囲でとり、最終生成物に対する金
属イオン封鎖活性の影響を調べた。実験に用いた濃度範
囲は20%〜45%である。
【0058】得られた結果(図6および表3)から、反
応開始時の濃度が高いと、最終生成物の金属イオン活性
は正の影響を受ける。
【0059】
【表3】
【0060】そのような傾向は、反応開始時の濃度が高
いと、マレイン酸ナトリウムの合成(重合前駆体)がア
ンモニウム塩の損失となるという事実によって理解され
る。
【0061】<実施例5> マレイン酸無水物、アンモ
ニウム水和物、および水酸化ナトリウムを用いた試験 以下の方法にもとづいて本実施例の試験を行った。すな
わち、0.5モルのアンモニウム水和物をゆっくりとマ
レイン酸無水物(0.5モル)を含む1リットルの水に
溶解した。続いて、0.7モルの水酸化ナトリウムを加
えた。
【0062】添加された水酸化ナトリウムの量は事前に
合成されたマレイン酸アンモニウムの遊離カルボニル基
を塩化するのに必要とされる量よりも多い。
【0063】そのようにして、必然的なアンモニアの発
生を伴って二ナトリウム塩が得られる。
【0064】得られた混合物を170℃で4時間反応さ
せた。
【0065】真空乾燥後、それらのパラメータにもとづ
いて得られた生成物は、スポンジのようであり、かつ薄
黄色であり、さらに金属イオン封鎖活性が170mgC
aCO3 /gであった。
【0066】<実施例6> マレイン酸および水酸化ナ
トリウムを用いた試験 この実施例では、濃度が45%となるように水に溶解し
たマレイン酸ナトリウム(0.435モル)を開始生成
物とする。つぎに、この混合物に0.625モルの水酸
化ナトリウムを撹拌しながら加えた。マレイン酸と比べ
て水酸化ナトリウムが過剰に加えられているため、遊離
カルボキシル基が塩化されるだけではなく、アミド基の
一部が加水分解される。この際、アンモニアが発生し、
二ナトリウム塩が合成される。
【0067】170℃で6時間反応させ、続いてロータ
バポア(Rotavapor) で真空乾燥させた後に得られた生成
物は、金属イオン封鎖活性が約150mg/gであり、
ほほ白色であった。
【0068】<実施例7> アンモニウム、マレイン酸
ナトリウム、およびアクリル酸ナトリウムを用いた実験 この実施例では、鎖停止剤としてマレイン酸二ナトリウ
ム塩の代わりに、アクリル酸ナトリウムを用いた点が異
なる以外は実施例1と同様に行った。
【0069】このため、アンモニウムおよびナトリウム
塩(マレイン酸無水物を0.5モル、NH4 OHを0.
5モル、NaOHを0.125モル、そして水を90g
として開始させる)をそれぞれ別々に合成した。
【0070】2種類の溶液を混ぜ合わせ、リアクタに注
いだ。そして、窒素で脱気を行った後、撹拌しながら1
50℃で1時間加熱した。真空乾燥後に得られた生成物
は、180mg/gの金属イオン封鎖活性を示した。
【0071】本発明の目的であるオリゴマーもまた、毒
性および生合成性に関してたいへん良好な値を示した。
【0072】実際のところ、毒性に関しては、“発光細
菌試験”(方法DlN3812−L341の延長)によ
って示される。上記実施例の化合物は水中の化合物濃度
が微生物の50%に損害を与えるものとして表される水
中での化合物濃度のEC50(50%有効濃度)値がた
いへん高い(70,000mg/l以上)。このため、
この生成物の毒性は低いと判断できる。
【0073】生分解性の試験を、ビスマラ(Vismara )
が提案(Ingegneria Ambientale, Vol. 3, page 455, 19
74) したBSB5(DN−38409−H51)の方法
を用いて実施した。この方法によれば、COD/BOD
20、COD/BOD5 、およびBOD20/BOD5 の間
の比の関数して生分解性が評価される。
【0074】第一の場合では、生成物の生物学的酸化が
少なくともCOD(化学的酸素要求)の60%であった
場合に容易に生分解すると考えられる。
【0075】本発明の目的である生成物は、76%の値
を示す。この値は生成物が生分解性を有すると判断され
る最小の値よりも高い。
【0076】ビスマラ(vismara) によって提案された方
法によって得ることが可能な指標は、物質の生分解性に
関してより一層多くの情報を与えるので、信頼性が高
い。
【0077】より正確には、COD/BOD20、COD
/BOD5 、およびBOD20/BOD5 の間の比の値が
それぞれ3、4および2よりも同時に低い場合、化合物
は生物学的分解特性を示すことが報告されている。
【0078】上記実施例の化合物では、COD/BOD
20の比が1.40〜1.9、COD/BOD5 の比が
1.50〜2.1、およびBOD20/BOD5 が1.0
4〜1.1である。
【0079】したがって、既に報告された範囲内に収ま
り、また生分解性を有することは確かである。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
オリゴマーおよび該オリゴマーの合成方法は上記のよう
に構成されるので、金属イオン封鎖活性を有する化合物
を提供することが可能となり、また分子量を調節するこ
とが可能であり、かつ事前に設定した分子量の範囲内に
あるポリアスパラギン酸塩を合成するための工業的に有
益な方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】赤外線吸収スペクトル分析の結果を示すチャー
トで、横軸が波数(cm-1)、縦軸が透過率(%)であ
る。
【図2】赤外線吸収スペクトル分析の結果を示すチャー
トで、横軸が波数(cm-1)、縦軸が透過率(%)であ
る。
【図3】赤外線吸収スペクトル分析の結果を示すチャー
トで、横軸が波数(cm-1)、縦軸が透過率(%)であ
る。
【図4】金属イオン封鎖活性を示すチャートで、横軸が
温度(℃)、縦軸が金属イオン封鎖活性(mg/g)で
ある。
【図5】金属イオン封鎖活性を示すチャートで、横軸が
Na2 /NaとNH4 の比、縦軸が金属イオン封鎖活性
(mg/g)である。
【図6】金属イオン封鎖活性を示すチャートで、横軸が
塩濃度(%)、縦軸が金属イオン封鎖活性(mg/g)
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3/33 C11D 3/33 3/37 ZAB 3/37 ZAB (71)出願人 596040530 Largo Corsia dei Se rvi, 3 20122 MILANO−I taly (72)発明者 ダヴィーノ ジェローサ イタリア 27020 トラバッコ シッコマ リオ (ミラノ) ヴィア ウーゴ ラ マルファ 19 (72)発明者 アンドレア スリーペヴィック イタリア 20032 コルマーノ (ミラノ) ヴィア ベリーニ 5 (72)発明者 フランコ コディニョーラ イタリア 20139 ミラノ コルソ ロデ ィ 59

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスパラギン酸のオリゴマーであって、
    式: 【化1】 で表され、かつ該式中、Aは 【化2】 であり、式中、Xはアルカリ金属と、アルカリ土類金属
    と交換反応を行うことが可能な他の置換基とから選択さ
    れるもの;RはHまたは1ないし4の炭素原子を含むア
    ルキル基;およびR1 はHまたは−COOX基であるこ
    とを特徴とするアスパラギン酸オリゴマー。
  2. 【請求項2】 前記Xがナトリウムであることを特徴と
    する請求項1に記載のアスパラギン酸オリゴマー。
  3. 【請求項3】 前記Aは、アクリル酸、メタクリル酸、
    イタコン酸、およびこれらの塩の残基を表すことを特徴
    とする請求項1に記載のアスパラギン酸オリゴマー。
  4. 【請求項4】 分子量が1,000未満であることを特
    徴とする請求項2に記載のアスパラギン酸オリゴマー。
  5. 【請求項5】 第一のポリマー鎖単位に炭素と炭素との
    二重結合が存在し、一方他の鎖の末端に連鎖停止剤があ
    り、該連鎖停剤は、好ましくは、式: 【化3】 で表される基であり、該式中、Xはアルカリ金属また
    は、アルカリ土類金属と交換反応を行うことが可能な他
    の置換基とから選択されるもの;RはHまたは1ないし
    4の炭素原子を含むアルキル基であることを特徴とする
    請求項1に記載のアスパラギン酸オリゴマー。
  6. 【請求項6】 請求項1にもとづくオリゴマーを合成す
    るための方法であって、 分子中に炭素と炭素との二重結合を含み、5以下の炭素
    原子と、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩と交
    換反応を行うことが可能な置換によって塩化した少なく
    ともカルボキシ基とを含み、連鎖停止化合物の存在下、
    アルカリ金属マレアミン酸塩またはその前駆体の重合を
    水相で行い、また反応温度が90℃から175℃の範囲
    内であり、重合されるモノマーと前記連鎖停止化合物と
    のモル比が4:0から1:1の範囲内であることを特徴
    とするアスパラギン酸オリゴマーの合成方法。
  7. 【請求項7】 前記重合されるモノマーは、ナトリウム
    およびマレイン酸アンモニウムであり、さらに前記連鎖
    停止化合物はマレイン酸二ナトリウムであり、最終オリ
    ゴマーのXはナトリウムであることを特徴とする請求項
    6に記載のアスパラギン酸オリゴマーの合成方法。
  8. 【請求項8】 アルカリ金属に対する金属イオン封鎖活
    性を有する化合物であって、 活性成分として請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    のオリゴマーを含むことを特徴とする化合物。
JP8068773A 1995-03-23 1996-03-25 アスパラギン酸オリゴマー、該オリゴマーを含む化合物、およびアスパラギン酸オリゴマーの合成方法 Pending JPH0925291A (ja)

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IT95A000576 1995-03-23

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