JPH09250403A - 自動二輪車のエアクリーナ装置 - Google Patents

自動二輪車のエアクリーナ装置

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JPH09250403A
JPH09250403A JP8054874A JP5487496A JPH09250403A JP H09250403 A JPH09250403 A JP H09250403A JP 8054874 A JP8054874 A JP 8054874A JP 5487496 A JP5487496 A JP 5487496A JP H09250403 A JPH09250403 A JP H09250403A
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JP
Japan
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solenoid valve
air
cleaner
carburetor
motorcycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP8054874A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kawachi
健 河内
Yasuo Kamomiya
保雄 鴨宮
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ソレノイドバルブに伝わる車両の振動を低減さ
せると共に、エンジン吸気系の整備性の向上を図った自
動二輪車のエアクリーナ装置を提供するにある。 【解決手段】キャブレタ20の上流側に接続されるクリ
ーナボックス23内に二次空気をキャブレタ20に供給
するソレノイドバルブ34を備えた自動二輪車のエアク
リーナ装置19において、クリーナボックス23の背面
に開口部38を形成し、この開口部38を弾性体からな
るパッキン40を間に挟んで開閉自在のリッド39で塞
ぐと共に、このリッド39の裏面にソレノイドバルブ3
4を配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車のエアク
リーナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車にはエンジンの出力向上のた
めに走行風加圧吸気システムを採用したものがある。こ
のシステムは、例えば、車体前部を覆うカウリングの前
方に吸入口を設け、この吸入口から吸入した走行風を吸
気ダクトでエアクリーナまで導いて加圧するようにした
ものである。
【0003】また、自動二輪車にはエンジン回転数の全
域にわたり最適な吸入混合気を燃焼室に供給するエアコ
ントロール装置を備えたものもある。このエアコントロ
ール装置は、スロットルバルブの開度やエンジン回転数
等をコントロールユニットが感知し、ソレノイドバルブ
を開いて外部からの空気(二次空気)をキャブレタのメ
インエア通路やパイロットエア通路に供給するものであ
る。
【0004】ところで、走行風加圧吸気システムを採用
した自動二輪車に装備されるエアコントロール装置は、
二次空気も加圧する必要があるため、例えば実開昭60
−87261号公報に示すように、ソレノイドバルブを
エアクリーナ装置内に配置している。この場合、ソレノ
イドバルブはエアクリーナ装置のクリーナボックスに固
定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソレノ
イドバルブをクリーナボックスに固定すると、車両の振
動によりソレノイドバルブが作動不良を起こす虞があ
る。
【0006】また、キャブレタのメンテナンス時にクリ
ーナボックスを取り外すことがあるが、ソレノイドバル
ブの配線や配管を同時に外さなければならず、面倒であ
る。
【0007】さらに、キャブレタからのガスの吹き返し
でソレノイドバルブが汚れる虞がある。特にレース用車
両では、エアクリーナ装置の替わりにフィルタを備えな
いエアボックスを用い、また、2サイクルエンジン使用
時には混合ガソリンが使用されているため、エアボック
ス内のごみと吹き返されるガスのオイル分とが混合して
ソレノイドバルブに付着し、作動不良を起こす虞があ
る。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、ソレノイドバルブに伝わる車両の振動を低減さ
せると共に、エンジン吸気系の整備性の向上を図った自
動二輪車のエアクリーナ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】この発明の他の目的は、ソレノイドバルブ
をキャブレタからのガスの吹き返しから保護可能な自動
二輪車のエアクリーナ装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のエアクリーナ装置は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、キャブレタの上流側に
接続されるクリーナボックス内に二次空気を上記キャブ
レタに供給するソレノイドバルブを備えた自動二輪車の
エアクリーナ装置において、上記クリーナボックスの背
面に開口部を形成し、この開口部を弾性体からなるパッ
キンを間に挟んで開閉自在のリッドで塞ぐと共に、この
リッドの裏面に上記ソレノイドバルブを配置したもので
ある。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記クリーナボックス内部に
開口する上記キャブレタの吸入口の延長線から外れた位
置に上記ソレノイドバルブを配置したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
【0014】図1に示すように、この自動二輪車1は車
体フレーム2を有し、この車体フレーム2の前方下部に
エンジン3が搭載される。また、このエンジン3の上方
に燃料タンク4が、燃料タンク4の後方に運転シート5
がそれぞれ設置される。さらに、この自動二輪車1は、
車体前部が流線形のカウリング6で覆われており、走行
中の空気抵抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが
図られている。また、カウリング6の前部には吸気口2
4が形成され、この吸気口24から吸気ダクト25が後
方に向かって延設される。
【0015】車体フレーム2の前方にはステアリング機
構7が設けられる。このステアリング機構7には、前輪
8を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク9
やハンドルバー10等が設けられ、ハンドルバー10に
より前輪8が左右に回動自在に操舵される。
【0016】一方、車体フレーム2の中央下部にはピボ
ット軸11が架設され、このピボット軸11にスイング
アーム12がピボット軸11廻りにスイング自在に枢着
されると共に、このスイングアーム12の後端に後輪1
3が回動自在に軸支される。
【0017】図2は、エンジン3の拡大側面図である。
このエンジン3は例えば2サイクルV型2気筒エンジン
であり、主にシリンダ14とクランクケース15とから
その外形が構成される。二本のシリンダ14は側面視V
字状に、かつ前傾して配置されると共に、詳細には図示
しないが、平面視で左右にオフセットして配置される。
【0018】各シリンダ14の前側にはエンジン排気系
を構成するエキゾーストパイプ16およびマフラ17
(図1参照)が接続される。また、エンジン3の前方に
はエンジン冷却系を構成するラジエター18が配置さ
れ、さらに、クランクケース15の背面にはエンジン吸
気系を構成するキャブレタ20がシリンダ14の数、本
実施形態においては二基、インテークパイプ21を介し
て接続される。これらのキャブレタ20の上流側はエア
クリーナベース22に固定され、一体化される。そし
て、このエアクリーナベース22の上面にクリーナボッ
クス23が接続される。
【0019】図3は、クリーナボックス23の平面図で
あり、図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図であ
る。図3および図4に示すように、クリーナボックス2
3は、例えば上下に二分割され、便宜上、上方のものを
アッパーボックス23a、下方のものをロアーボックス
23bとする。
【0020】アッパーボックス23aとロアーボックス
23bとはその間にエアフィルタ26を挟んで上下に重
ね合わされて結合され、ビス27等で固定されて一体化
されてクリーナ部28を構成する。また、クリーナ部2
8の前部にはエアチャンバ29が形成される。エアチャ
ンバ29とクリーナ部28の間には隔壁30が配設さ
れ、この隔壁30にはエアチャンバ29内とアッパーボ
ックス23a内とを連通させるインレットパイプ31が
設けられる。さらに、エアチャンバ29の一方の側面は
開口されて、空気取入口32となり、この空気取入口3
2に前記吸気ダクト23bが接続される(図1参照)。
そして、一体化されたクリーナボックス23は、図2に
示すように、キャブレタ20が接続されたエアクリーナ
ベース22にボルト33等で結合され、エアクリーナ装
置19を構成する。
【0021】この自動二輪車1のエンジン吸気系はエア
コントロール装置を備える。このエアコントロール装置
は、エンジン回転数の低速から高速まで全域にわたり最
適な吸入混合気として燃焼室に供給するためのもので、
図示しないスロットルバルブの開度およびエンジン回転
数の信号を図示しないコントロールユニットが感知し、
クリーナボックス23のアッパーボックス23a内に配
置されたソレノイドバルブ34を開いてアッパーボック
ス23a内の加圧された空気をキャブレタ20のメイン
エア通路35またはパイロットエア通路36にエアホー
ス37を介して供給するものであり、低速時にはパイロ
ット系に、また、中高速時にはメイン系に吸気させるよ
うに構成される。
【0022】ところで、図3および図4に示すように、
アッパーボックス23aの背面には開口部38が形成さ
れ、この開口部38は着脱自在のリッド39で塞がれ
る。開口部38とリッド39との間にはゴムやスポンジ
等の弾性体からなるパッキン40が挟まれ、クリーナ部
28の気密を保つ。そして、リッド39の裏面に上記ソ
レノイドバルブ34が配置される。なお、リッド39に
はグロメット41が嵌挿され、このグロメット41を通
してソレノイドバルブ34からのワイヤハーネス42が
クリーナボックス23外部に導かれる。
【0023】また、ソレノイドバルブ34は、図4に示
すように、クリーナ部28内部に開口するキャブレタ2
0の吸入口43の延長線44から外れた位置に配置され
る。
【0024】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0025】アッパーボックス23aの背面に開口部3
8を形成し、この開口部38を弾性体からなるパッキン
40を間に挟んでリッド39で塞ぎ、このリッド39の
裏面にソレノイドバルブ34を配置することにより、ク
リーナ部28の気密を保つパッキン40が防振部材とな
ってソレノイドバルブ34に伝わる車両の振動が低減さ
れる。
【0026】また、アッパーボックス23aの背面に開
口部38を形成し、この開口部38を着脱自在のリッド
39で塞ぎ、このリッド39にソレノイドバルブ34を
配置することにより、キャブレタ20のメンテナンス時
にクリーナボックス23を取り外す時、リッド39を取
り外せばソレノイドバルブ34からのワイヤハーネス4
2やエアホース37を外さなくてもクリーナボックス2
3だけを取り外すことができ、整備性が向上する。
【0027】さらに、ソレノイドバルブ34をクリーナ
部28内部に開口するキャブレタ20の吸入口43の延
長線44から外れた位置に配置すれば、キャブレタ20
からのガスの吹き返しでソレノイドバルブ34が汚れる
虞が低減する。その結果、作動不良を起こす可能性も低
下する。
【0028】なお、上述した実施形態においてはクリー
ナボックス23内にエアフィルタ26を備えたエアクリ
ーナ装置19のクリーナボックス23内にソレノイドバ
ルブ34を配置した例を示したが、レース用車両のよう
に、エアクリーナ装置19の替わりに、フィルタ26を
備えないエアボックス内にソレノイドバルブを配置した
ものにも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のエアクリーナ装置によれば、キャブレタの上流
側に接続されるクリーナボックス内に二次空気を上記キ
ャブレタに供給するソレノイドバルブを備えた自動二輪
車のエアクリーナ装置において、上記クリーナボックス
の背面に開口部を形成し、この開口部を弾性体からなる
パッキンを間に挟んで開閉自在のリッドで塞ぐと共に、
このリッドの裏面に上記ソレノイドバルブを配置したた
め、上記パッキンが防振部材となって上記ソレノイドバ
ルブに伝わる車両の振動を低減させると共に、エンジン
吸気系の整備性の向上が図られる。
【0030】また、上記クリーナボックス内部に開口す
る上記キャブレタの吸入口の延長線から外れた位置に上
記ソレノイドバルブを配置したため、上記キャブレタか
らのガスの吹き返しで上記ソレノイドバルブが汚れる虞
が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のエアクリーナ装置の
一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】エンジンの拡大側面図。
【図3】クリーナボックスの平面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 エンジン 6 カウリング 19 エアクリーナ装置 20 キャブレタ 23 クリーナボックス 23a アッパーボックス(クリーナボックス) 23b ロアーボックス(クリーナボックス) 24 吸気口 25 吸気ダクト 26 エアフィルタ 28 クリーナ部 29 エアチャンバ 34 ソレノイドバルブ 38 開口部 39 リッド 40 パッキン 43 キャブレタの吸入口 44 キャブレタの吸入口の延長線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 35/16 F02M 35/16 M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブレタの上流側に接続されるクリー
    ナボックス内に二次空気を上記キャブレタに供給するソ
    レノイドバルブを備えた自動二輪車のエアクリーナ装置
    において、上記クリーナボックス23の背面に開口部3
    8を形成し、この開口部38を弾性体からなるパッキン
    40を間に挟んで開閉自在のリッド39で塞ぐと共に、
    このリッド39の裏面に上記ソレノイドバルブ34を配
    置したことを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記クリーナボックス23内部に開口す
    る上記キャブレタ29の吸入口43の延長線44から外
    れた位置に上記ソレノイドバルブ34を配置した請求項
    1記載の自動二輪車のエアクリーナ装置。
JP8054874A 1996-03-12 1996-03-12 自動二輪車のエアクリーナ装置 Pending JPH09250403A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009707A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd エアクリーナ
JP2009537393A (ja) * 2006-05-19 2009-10-29 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 商用車のための圧縮空気供給装置

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