JPH09112351A - キャブレタ用エアコントロール装置の取付構造 - Google Patents

キャブレタ用エアコントロール装置の取付構造

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JPH09112351A
JPH09112351A JP26997595A JP26997595A JPH09112351A JP H09112351 A JPH09112351 A JP H09112351A JP 26997595 A JP26997595 A JP 26997595A JP 26997595 A JP26997595 A JP 26997595A JP H09112351 A JPH09112351 A JP H09112351A
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JP
Japan
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carburetor
air
carburetors
control device
engine
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JP26997595A
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English (en)
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Kazutatsu Suzuki
一立 鈴木
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアホースの長さを短縮化でき、かつ配管を簡
素化すると共に、エアクリーナの外形に制限を与えず、
また、防振対策を不要とし、さらにメンテナンス性の向
上を図ったキャブレタ用エアコントロール装置の取付構
造を提供するにある。 【解決手段】複数のシリンダを有するエンジンにおい
て、シリンダにはそれぞれキャブレタ20R,20Lが
接続され、これらのキャブレタ20R,20Lがキャブ
レタ保持部材22によって一体的に保持されてエアクリ
ーナに接続される一方、キャブレタ保持部材22に、エ
ンジン回転数等に応じて適切な空気をキャブレタ20
R,20Lに供給するエアコントロール装置25を取り
付けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャブレタ用エアコ
ントロール装置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン回転数の低速から高速まで全域
にわたり最適な吸入混合気として燃焼室に供給するエア
コントロール装置を備えたキャブレタがある。
【0003】このエアコントロール装置は、スロットル
バルブの開度センサおよびエンジン回転数センサの信号
をコントロールユニットが感知し、複数のソレノイドバ
ルブを開いて外部からのエアをキャブレタのメインエア
通路またはパイロットエア通路に供給するものであり、
低速時には一方のソレノイドを開いてパイロット系に、
また、中高速時には他方のソレノイドを開いてメイン系
に吸気させるように構成されている。
【0004】ところで、自動二輪車に装備されるエアコ
ントロール装置のソレノイドバルブや、これに付属する
エアフィルタ等の作動部はブラケットに取り付けられ、
このブラケットがメインフレームの内側にボルトで固定
されている。そして、ソレノイドバルブはエアホースを
介してキャブレタに接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エアコ
ントロール装置の作動部とキャブレタは位置的に離れて
いるのでエアホースの長さが長くなり、また、配管も複
雑になる。
【0006】さらに、エアコントロール装置の作動部を
メインフレームの内側に配置したためにその近傍に配置
されるエアクリーナの形状や大きさに制限が生じ、エア
クリーナ内のフィルタ面積が減少してしまう。
【0007】さらにまた、ソレノイドバルブやエアフィ
ルタをメインフレームに取り付けるため、クッションゴ
ム等を用いて防振対策を施さなければならず、部品点数
も増加してしまう。
【0008】そして、キャブレタの着脱の際にはエアホ
ースも着脱しなければならず、メンテナンス性が劣って
しまう。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、エアホースの長さを短縮化でき、かつ配管を簡
素化すると共に、エアクリーナの外形に制限を与えず、
また、防振対策を不要とし、さらにメンテナンス性の向
上を図ったキャブレタ用エアコントロール装置の取付構
造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るキャブレタ
用エアコントロール装置の取付構造は、上述した課題を
解決するために、請求項1に記載したように、複数のシ
リンダを有するエンジンにおいて、上記シリンダにはそ
れぞれキャブレタが接続され、これらのキャブレタがキ
ャブレタ保持部材によって一体的に保持されてエアクリ
ーナに接続される一方、上記キャブレタ保持部材に、エ
ンジン回転数等に応じて適切な空気を上記キャブレタに
供給するエアコントロール装置を取り付けたものであ
る。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、複数のシリンダが側面視V字
状に配置されたV型エンジンにおいて、上記シリンダに
はそれぞれキャブレタが接続され、これらのキャブレタ
がキャブレタ保持部材によって一体的に保持されてエア
クリーナに接続される一方、上記キャブレタは上記シリ
ンダの配置位置に応じて前後にオフセット配置され、そ
の内の前側に配置されるキャブレタの後方で、かつ上記
キャブレタ保持部材の下面に生じるデッドスペースに、
エンジン回転数等に応じて適切な空気を上記キャブレタ
に供給するエアコントロール装置を取り付けたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
【0014】図1に示すように、この自動二輪車1は車
体フレーム2を有し、この車体フレーム2の前方下部に
エンジン3が搭載される。また、このエンジン3の上方
に燃料タンク4が、燃料タンク4の後方に運転シート5
がそれぞれ設置される。この自動二輪車1は、車体前部
が流線形のカウリング6で覆われており、走行中の空気
抵抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが図られて
いる。
【0015】車体フレーム2の前方にはステアリング機
構7が設けられる。このステアリング機構7には、前輪
8を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク9
やハンドルバー10等が設けられ、ハンドルバー10に
より前輪8が左右に回動自在に操舵される。
【0016】一方、車体フレーム2の中央下部にはピボ
ット軸11が架設され、このピボット軸11にスイング
アーム12がピボット軸11廻りにスイング自在に枢着
されると共に、このスイングアーム12の後端に後輪1
3が回動自在に軸支される。
【0017】図2は、前記エンジン3の拡大側面図であ
る。このエンジン3は2サイクルV型2気筒エンジンで
あり、シリンダ14とクランクケース15とから構成さ
れる。二本のシリンダ14R,14Lは側面視V字状
に、かつ前傾して配置されると共に、詳細には図示しな
いが、平面視で左右にオフセットして配置される。
【0018】各シリンダ14R,14Lの前側にはエン
ジン排気系を構成するエキゾーストパイプ16およびマ
フラ17(図1参照)が接続される。また、エンジン3
の前方にはエンジン冷却系を構成するラジエター18が
配置され、さらに、クランクケース15の背面にはエン
ジン吸気系19を構成するキャブレタ20R,20Lが
シリンダの数、本実施形態においては二基、ゴム等の弾
性体からなるインテークパイプ21を介して接続され
る。これらのキャブレタ20R,20Lの上流側は、キ
ャブレタ保持部材である例えば金属製のエアクリーナベ
ース22に固定され、一体化される。そして、このエア
クリーナベース22の上面にエアクリーナ23が接続さ
れる。
【0019】図3は、エアクリーナベース22の平面図
である。また、図4は、エアクリーナベース22の左側
面図(図3のIV矢視図)であり、図5は、エアクリー
ナベース22の右側面図(図3のV矢視図)である。
【0020】図3〜図5に示すように、エンジン3のシ
リンダ14R,14Lの配置位置の関係から、二基のキ
ャブレタ20R,20Lも前後にオフセットされて配置
される。本実施形態においては、右側シリンダ14Rの
キャブレタ20Rが左側シリンダ14Lのキャブレタ2
0Lより前側に配置されてエアクリーナベース22に接
続される。
【0021】そして、エアクリーナベース22の下面
で、右側キャブレタ20Rの後方、かつ左側キャブレタ
20Lの右方にデッドスペース24が生じ、このデッド
スペース24にエアコントロール装置25の作動部26
が配置される。
【0022】図3に示すように、エアコントロール装置
25の作動部26は第1および第2のソレノイドバルブ
27,28と、エアフィルタ29と、エア吐出口30と
から構成され、ケーシング31内に収容されて前記デッ
ドスペース24のエアクリーナベース22下面に取り付
けられる。そして、エア吐出口30と各キャブレタ20
R,20Lとはエアホース32で接続される。
【0023】エアコントロール装置25は、エンジン回
転数の低速から高速まで全域にわたり最適な吸入混合気
として燃焼室に供給するためのもので、図6に示すよう
に、スロットルバルブの開度センサ33およびエンジン
回転数センサ34の信号をコントロールユニット35が
感知し、各ソレノイドバルブ27,28を開いて外部か
らのエアをキャブレタ20R,20Lのメインエア通路
36またはパイロットエア通路38に供給するものであ
り、低速時には第1のソレノイドバルブ27を開いてキ
ャブレタ20R,20Lのパイロット系に、また、中高
速時には第2のソレノイドバルブ28を開いてキャブレ
タ20R,20Lのメイン系に吸気させるように構成さ
れる。
【0024】エアクリーナベース22下面のデッドスペ
ース24を利用し、ここにエアコントロール装置25の
作動部26を配置したことにより、この作動部26とキ
ャブレタ20R,20Lとが接近し、従来のものと比べ
てエアホース32の長さが短くなり、かつ、配管も簡素
化される。
【0025】また、デッドスペース24を利用するので
エアクリーナ23の形状や大きさに制限を与えず、エア
クリーナ23内のフィルタ(図示せず)の瀘過面積を減
少させない。
【0026】さらに、作動部26が取付けられたエアク
リーナベース22はキャブレタ20R,20Lのインテ
ークパイプ21を介して弾性的に支持されているため、
作動部26だけのための防振対策を施す必要がなく、部
品点数の削減が図れる。
【0027】さらに、作動部26が取付けられたエアク
リーナベース22にはキャブレタ20R,20Lも接続
されて一体化されているため、エンジン3からキャブレ
タ20R,20Lを着脱する際にエアホース32も着脱
する必要がなく、また、再組付け時の誤組付も防止で
き、メンテナンス性が向上する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るキャ
ブレタ用エアコントロール装置の取付構造によれば、複
数のシリンダを有するエンジンにおいて、上記シリンダ
にはそれぞれキャブレタが接続され、これらのキャブレ
タがキャブレタ保持部材によって一体的に保持されてエ
アクリーナに接続される一方、上記キャブレタ保持部材
に、エンジン回転数等に応じて適切な空気を上記キャブ
レタに供給するエアコントロール装置を取り付けたた
め、エアホースの長さを短縮化でき、かつ配管を簡素化
すると共に、エアクリーナの外形に制限を与えず、ま
た、防振対策を不要とし、さらにメンテナンス性の向上
が図られる。
【0029】また、複数のシリンダが側面視V字状に配
置されたV型エンジンにおいて、上記シリンダにはそれ
ぞれキャブレタが接続され、これらのキャブレタがキャ
ブレタ保持部材によって一体的に保持されてエアクリー
ナに接続される一方、上記キャブレタは上記シリンダの
配置位置に応じて前後にオフセット配置され、その内の
前側に配置されるキャブレタの後方で、かつ上記キャブ
レタ保持部材の下面に生じるデッドスペースに、エンジ
ン回転数等に応じて適切な空気を上記キャブレタに供給
するエアコントロール装置を取り付けたため、上述した
効果の他に、V型エンジンのシリンダ配置から生ずるデ
ッドスペースを有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャブレタ用エアコントロール装
置の取付構造の一実施形態を示す自動二輪車の左側面
図。
【図2】エンジンの拡大側面図。
【図3】エアクリーナベースの平面図。
【図4】エアクリーナベースの左側面図(図3のIV矢
視図)。
【図5】エアクリーナベースの右側面図(図3のV矢視
図)。
【図6】エアコントロール装置の接続系統図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 3 エンジン 14R,14L シリンダ 15 クランクケース 20R,20L キャブレタ 21 インテークパイプ 22 エアクリーナベース(キャブレタ保持部材) 23 エアクリーナ 24 デッドスペース 25 エアコントロール装置 26 エアコントロール装置の作動部 27 第1ソレノイドバルブ 28 第2ソレノイドバルブ 29 エアフィルタ 32 エアホース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダを有するエンジンにおい
    て、上記シリンダにはそれぞれキャブレタ20R,20
    Lが接続され、これらのキャブレタ20R,20Lがキ
    ャブレタ保持部材22によって一体的に保持されてエア
    クリーナ23に接続される一方、上記キャブレタ保持部
    材22に、エンジン回転数等に応じて適切な空気を上記
    キャブレタ20R,20Lに供給するエアコントロール
    装置25を取り付けたことを特徴とするキャブレタ用エ
    アコントロール装置の取付構造。
  2. 【請求項2】 複数のシリンダが側面視V字状に配置さ
    れたV型エンジンにおいて、上記シリンダ14R,14
    Lにはそれぞれキャブレタ20R,20Lが接続され、
    これらのキャブレタ20R,20Lがキャブレタ保持部
    材22によって一体的に保持されてエアクリーナ23に
    接続される一方、上記キャブレタ20R,20Lは上記
    シリンダ14R,14Lの配置位置に応じて前後にオフ
    セット配置され、その内の前側に配置されるキャブレタ
    20Rの後方で、かつ上記キャブレタ保持部材22の下
    面に生じるデッドスペース24に、エンジン回転数等に
    応じて適切な空気を上記キャブレタ20R,20Lに供
    給するエアコントロール装置25を取り付けたことを特
    徴とするキャブレタ用エアコントロール装置の取付構
    造。
JP26997595A 1995-10-18 1995-10-18 キャブレタ用エアコントロール装置の取付構造 Pending JPH09112351A (ja)

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