JPH09250027A - 改良されたアクリル系複合繊維 - Google Patents

改良されたアクリル系複合繊維

Info

Publication number
JPH09250027A
JPH09250027A JP8333996A JP8333996A JPH09250027A JP H09250027 A JPH09250027 A JP H09250027A JP 8333996 A JP8333996 A JP 8333996A JP 8333996 A JP8333996 A JP 8333996A JP H09250027 A JPH09250027 A JP H09250027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
acrylonitrile
sulfonic acid
component
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8333996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3622807B2 (ja
Inventor
Yozo Shiomi
洋三 汐見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Exlan Co Ltd
Original Assignee
Japan Exlan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Exlan Co Ltd filed Critical Japan Exlan Co Ltd
Priority to JP08333996A priority Critical patent/JP3622807B2/ja
Publication of JPH09250027A publication Critical patent/JPH09250027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3622807B2 publication Critical patent/JP3622807B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multicomponent Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 捲縮発現性、染色加工性に優れたウ−ルライ
クなアクリル系複合繊維を提供する。 【構成】 高低両熱収縮性成分から成る複合繊維であっ
て、高熱収縮性成分中のスルホン酸基がある特定の範囲
であり、且つもう一方の低熱収縮性成分中の塩基性基
が、ある特定の範囲である水可逆性と熱収縮差による捲
縮発現性を併せ持ったアクリル系複合繊維。 【効果】 天然ウ−ルに近い自然な風合いで、しかも実
用染色での染色加工性に優れ、染色後も変わらぬ風合い
を有する高品位な繊維製品が得られる。さらに、繊維製
品の用途、目的に合わせ風合いの異なる複合繊維を自在
に設計できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は染色加工性に優れ、
且つ染色加工後も捲縮の発現性が低下しないことを特徴
とする、天然ウールライクな風合いを有するアクリロニ
トリル系複合繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリロニトリル系複合繊維はそ
の優れた捲縮特性、嵩高性、発色性などから衣料用もし
くはカーペットなどの繊維素材として工業的に生産され
ている。 その製造方法の一つとして、該繊維を構成す
る複合成分としてスルホン酸基(水可逆性成分)の含有
量を異にする少なくとも2種のアクリロニトリル共重合
体を溶解せしめた原液を複合紡糸口金に導いて、複合成
分を接合せしめたサイドバイサイド型アクリロニトリル
系複合繊維を製造する技術が知られている。(たとえば
特公昭57−35288号公報) 尚、本発明で水可逆性とは水膨潤による伸びと乾燥によ
る収縮が繰り返し起こる性質をいう。
【0003】しかしながら、かかる従来技術では水可逆
性成分が繊維の全長にわたって均一に層状をなして配列
されているために、捲縮が均一であり、捲縮が繊維軸方
向に自然に変化している天然ウールの風合いと異なり硬
い。また、水可逆性捲縮を示すアクリロニトリル系繊維
はそのスルホン酸基のために、水可逆性が大きくなるに
したがい染色速度が速くなり、実用染色で染色むらが起
こり易く、アクリロニトリル系繊維の特徴である良好な
発色性を有する繊維製品が得られない。
【0004】かかる欠点を改善すべく、本発明者は水可
逆性成分であるスルホン酸基の含有量を繊維軸方向に変
化させる事によって、より天然ウールに近い風合いを得
るとともに、染色加工性を併せ改良しようとする技術を
既に提案している。(特開平7−216654号公報)
【0005】しかしながら、この方法によって目的とす
る改良効果、すなわち、風合いや染色加工性が改良され
た高品位のアクリロニトリル系複合繊維が得られるもの
の、水可逆性成分であり且つ染着座席ともなるスルホン
酸基が、一般的に用いられるカチオン染料で染色される
ことにより封鎖され、水可逆性捲縮能が低下するという
問題が避けられない。又、濃色に染めるに従い封鎖され
るスルホン酸基の量が増加し、水可逆性捲縮能はさらに
低下し、目的とする捲縮特性、嵩高性が得られなくなる
という欠点も明らかに成ってきた。
【0006】すなわち、市場に出される繊維製品は殆ど
全てが染色された物であり、従来の技術で作られた繊維
製品は嵩高風合いの低下が避けられない。さらに、同一
の繊維構造物でも個体毎の色調に濃色から淡色までバラ
イティ−を持たせたり、繊維製品一個体の中でも濃色部
や淡色部を混在させ付加価値を高めようとしている。こ
のような市場の要望に対して、従来の技術では、糸染や
ピ−ス染を行った場合には、色調が濃色であるか、淡色
であるか、によって出来上がった繊維製品の風合いが異
なっていたりする。また、色調によって乾燥セット、タ
ンブラ−加工等の後工程処理条件を一々調整しなければ
ならない煩雑さを伴うという欠点が明らかに成ってき
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは前述の如
き従来技術に付随する欠点を改善すべく研究を繰り返し
た結果本発明に至ったものである。すなわち本発明の目
的とするところは、濃色に染色された繊維製品において
も水可逆性に基づく優れた捲縮特性を有し、天然ウ−ル
ライクな風合いと染色加工性に優れたアクリロニトリル
系複合繊維を提供することである。また、色調の濃淡に
かかわらず、所定の風合いの製品が得られ、さらに染色
後工程の処理も容易である繊維製品を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
アクリロニトリル系重合体成分中のアクリロニトリルモ
ノマー量の差が1から6重量%である2種の高低両熱収
縮性アクリロニトリル系重合体成分を繊維軸方向にサイ
ドバイサイドに接合してなる複合繊維において、該複合
繊維を構成する2成分のうち、アクリロニトリルモノマ
ー量の多い低熱収縮性成分は、塩基性基含有モノマ−を
共重合してなるアクリロニトリル系重合体からなり、他
方アクリロニトリルモノマー量の少ない高熱収縮性成分
は、スルホン酸基含有モノマ−を共重合してなるアクリ
ロニトリル系重合体又は、該重合体とスルホン酸基を多
量に含有する第3の重合体との混合アクリロニトリル系
重合体からなり、さらに好ましくは高熱収縮性成分中の
繊維軸方向全スルホン酸基の量が0.24〜2重量%で
あることを特徴とする改良されたアクリル系複合繊維に
よって達成される。
【0009】さらに、高熱収縮性成分中の繊維軸方向の
スルホン酸基の量が数3及び数4を満足する範囲で繊維
軸方向に50〜600mmの周期で変化していることを
特徴とする改良されたアクリル系複合繊維によってより
良く達成される。
【0010】
【数3】
【0011】
【数4】
【0012】最も好ましくは、低熱収縮性成分中のアク
リロニトリル成分が90重量%以上であることを特徴と
する改良されたアクリル系複合繊維によってさらに高レ
ベルで達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。まず本
発明は、アクリロニトリル系複合繊維中の2成分間のア
クリロニトリルモノマー量の差が1から6重量%である
ものを前提とする。すなわち両成分中のアクリロニトリ
ルモノマーの共重合割合の差が1重量%未満では、熱感
性すなわちアクリロニトリル含有量の差に基づく熱収縮
性差による捲縮発現が小さく、目的とする複合繊維を得
る事が出来ない。一方、6重量%を超えると熱収縮性差
による捲縮が大きくなりすぎて、本発明の技術をもって
しても目的とする天然ウールに近い風合のアクリロニト
リル系複合繊維を得ることが出来ない。
【0014】かかる高低両熱収縮性アクリロニトリル系
重合体は一般に良く知られた水系懸濁重合などによって
得られ、第二成分モノマーとしはアクリル酸メチルエス
テル、酢酸ビニール、メタクリル酸などが例示される。
また本発明はこれら高低両熱収縮性アクリロニトリル系
重合体成分が、サイドバイサイドに接合している複合繊
維である。両成分の量は高熱収縮性アクリロニトリル系
重合体成分が20〜80重量%で低熱収縮性アクリロニ
トリル系重合体成分が80〜20重量%のものである。
【0015】次に本発明では、該複合繊維を構成する2
成分のうち、アクリロニトリルモノマ−量の多い低熱収
縮性成分は、第三成分モノマーとして化1(一般式
(I))および/または化2(一般式(II))で示さ
れる塩基性基含有モノマ−を0.5重量%ないし7重量
%、望ましくは1重量%ないし7重量%を含有するアク
リロニトリル系重合体から成る必要がある。ここにおい
て該重合体中の化1(一般式(I))および/または化
2(一般式(II))で示される塩基性基含有モノマ−
が0.5重量%に満たない量しか含有しない繊維におい
ては、実用上アニオン染料可染といえるのに必要なレベ
ルの染色性が得られず、また7重量%を越える量を含有
することは繊維の物理的性質や、化学的性質を悪くする
だけでなんら利益がない。尚、かかる塩基性基含有モノ
マ−としては、ジメチルアミノエチルアクリレ−ト、ジ
エチルアミノエチルメタアクリレ−ト、ジエチルアミノ
プロピルメタアクリレ−ト、ジメチルアミノブチルアク
リレ−ト等の化1(一般式(I))で示されるアミノ基
を有するアクリル酸エステル、またはメタアクリル酸エ
ステル類や、メタアクリロイルオキシエチルトリメチル
アンモニウムクロライド、アクリロイルオキシエチルト
リメチルアンモニウムニトライド等の化2(一般式(I
I))で示される4級アンモニウム基を有するアクリル
酸エステル、またはメタアクリル酸エステル類である。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】
【0018】さらに、該複合繊維を構成するもう一方の
アクリロニトリルモノマ−量の少ない高熱収縮性成分
は、第三成分モノマーとしてメタアリルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、スチレンパラスルホン酸あるいはビニ
ルスルホン酸、およびこれらの塩を共重合せしめたアク
リロニトリル系重合体、または該第三成分モノマーを多
量に含有する第3の重合体と該アクリロニトリル系重合
体との混合体成分であり、該高熱収縮性成分中の繊維軸
方向の全スルホン酸基の量が0.24〜2重量%の範囲
で目的が効果的に達成される。
【0019】ここで言う高熱収縮性成分中の繊維軸方向
の全スルホン酸基の量とは、該複合繊維を高低両熱収縮
性成分に2分割したときに、その高熱収縮性成分中に含
有されるスルホン酸基の量であり、アクリロニトリル系
共重合体のスルホン酸基、またはアクリロニトリル系重
合体のスルホン酸基の量に第3の重合体のスルホン酸基
の量を加えたスルホン酸基の量の合計を言う。
【0020】高熱収縮性成分中の繊維軸方向の全スルホ
ン酸基の量が0.24重量%未満である場合、水感性捲
縮すなわち水可逆性に基づく捲縮発現能が低下し、ボリ
ューム感のある風合いを有する繊維製品が得にくくな
り、一度ヘタリ現象を生じるとその回復が著しく困難に
なる問題を生じるため、複合繊維として商品価値を与え
るものとはならない。
【0021】一方、高熱収縮性成分中の繊維軸方向の全
スルホン酸基の量が2重量%を越える量を含有すること
は、繊維の水膨潤性が増大し、染浴中では著しく伸び、
乾燥後には著しく収縮し、実用染色加工を困難にするば
かりでなく、繊維の物理的性質や、化学的性質を悪くす
るだけでなんら利益がない。
【0022】さらに本発明になるアクリロニトリル系複
合繊維は、該繊維を構成する高熱収縮性成分中のスルホ
ン酸基の量を繊維軸方向に数3および数4を満足する範
囲で、かつ繊維軸方向に50〜600mmの周期で変化
させることによって、より良く目的を達成することが出
来る。該高熱収縮性成分中のスルホン酸基の量を繊維軸
方向に変化させることは、高スルホン酸基含有部分の繊
維の高捲縮性能が、バルキーヤーン中に少量の高収縮綿
を混在せしめたときと同じ作用によって、複合繊維全体
の嵩高性、ボリューム感を与えるために、同一量のスル
ホン酸基を均一に層状に配列してなる複合繊維に比べ繊
維製品は高嵩高性、高ボリュ−ム感を示す。
【0023】すなわち、繊維製品の嵩高性、ボリューム
感レベルを同一にしようとした場合、スルホン酸基を均
一に層状に配列してなる複合繊維に比べ全スルホン酸基
の量を低くすることが可能となり、実用染色加工を容易
ならしめるとともに、無駄なスルホン酸基を含有せしめ
ることなく、得られる繊維の物理的性質や、化学的性質
の悪化が低減される。一方、天然ウールのソフトでボリ
ューム感の有る風合いは、捲縮が繊維軸方向にゆるやか
に分布していることによると考えられているが、本願発
明ではこれを次に述べる手段によって実現している。
【0024】すなわち、本発明の複合繊維においては、
高熱収縮性成分中のスルホン酸基の量を繊維軸方向に数
3および数4によって規定する範囲で、50〜600m
mの周期をもって変化させることによって本発明の目的
をより良く達成している。さらに本発明によって作られ
る該複合繊維の特徴はこの変化の程度を調整することに
より繊維製品の用途、目的に合わせ風合いの異なる複合
繊維を自在に設計出来ることにある。
【0025】しかしながら、高熱収縮性成分中の繊維軸
方向スルホン酸基変化の1周期内でのスルホン酸基の量
の極大値/極小値(Bmax/Bmin )の比が2以上で、よ
り天然ウ−ルに近いソフトでボリューム感の有る風合い
となるが、スルホン酸基の量の極大値(Bmax )が2.
4重量%越える場合、捲縮数が高く成りすぎ風合いが極
めて硬くなり、目的とする繊維製品が得られないばかり
か、アクリロニトリル系繊維としての外観の品位を著し
く損ねる。一方、極小値(Bmin )が0.24重量%未
満では乾燥時の捲縮発現は低く、水感性に基づく複合繊
維としての嵩高性が得られない。
【0026】また、高熱収縮性成分中のスルホン酸基の
量が繊維軸方向に50〜600mm、好ましくは50〜
400mmの周期で変化している必要がある。該周期が
下限を下回る場合では、工業的には生産性が極めて悪く
採用しがたく、一方かかる範囲の上限を越える場合にお
いては、スルホン酸基を均一に層状に配列してなる複合
繊維との差異が小さくなり、前述した効果が減少する。
【0027】本発明になる複合繊維を構成する高熱収縮
性成分中の全スルホン酸基の量が繊維軸方向に変化して
なるアクリロニトリル系複合繊維を湿式紡糸法を用いて
製造する場合において、無機系溶剤を用いるときは、一
般に良く知られた水系縣濁重合法を用いて、塩基性基含
有モノマ−を共重合してなる低熱収縮性アクリロニトリ
ル系重合体(Ap )とスルホン酸基含有モノマ−を共重
合してなる高熱収縮性アクリロニトリル系重合体(Bp
)を各々溶解し、原液を作成する(低熱収縮性アクリ
ロニトリル系重合体原液(Ad )、高熱収縮性アクリロ
ニトリル系重合体原液(Bd )とする)。
【0028】ついで別に準備したスルホン酸基を多量に
含有する第3の重合体を紡糸送り配管の途中で、定量ポ
ンプの回転数を変えることにより添加量を経時的に変化
させながらBd に加え、連続的に混合溶解しながら、も
う一方の成分であるAd とともに複合紡糸口金に導き凝
固浴に押しだし、ついで水洗、延伸、緻密化乾燥、湿熱
処理、油剤処理、捲縮処理等を施し、最終繊維に作成さ
れる。尚、添加量を経時的に変化させる方法としては連
続的変化させる方法や、段階的に変化させる方法があ
る。
【0029】ここで上記Bd に加える第3の重合体とし
てはこれによって制約されるものではないが、例えばア
クリロニトリル/アクリル酸メチルエステル/スチレン
パラスルホン酸ソ−ダ単量体からなりアンモニュムパ−
サルファイト/ピロ亜硫酸ソ−ダのレドックス系触媒に
て通常の水系連続重合で得られるラテックス等である。
【0030】さらに最も好ましくは、本発明になるアク
リロニトリル系複合繊維を構成する低熱収縮性成分中の
アクリロニトリル成分が90%重量%以上であることに
よって、さらに高レベルにより良く目的を達成すること
が出来る。すなわち、アクリロニトリル系繊維において
は、アクリロニトリル成分が高い程、熱水中、湿潤時の
ヤング率が高くなり、繊維製品の寸法安定性が向上す
る。従って低熱収縮性成分中のアクリロニトリル成分が
90%重量%未満である場合染色加工時および洗濯時の
寸法安定性が劣り、より高レベルでの高品位なアクリロ
ニトリル繊維製品が得られない。
【0031】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、実施例中、水感率、捲縮特性、染着度他の特性は次
の測定法により求めた値である。また実施例中で使用す
る用語の略号を以下に示す。 (1)水感率(%) 1 :原綿を約300dに相当する本数だけ引き揃え荷
重11mg/dを加え、原長を測定した長さ。 LW :同試料を水中フリーな状態で15分間沸騰させ、
除冷(20℃以下)後、水分を濾紙で取り去り、荷重1
1mg/dを加え、長さを測定した長さ。 LD :次いで、同試料をフリーな状態で80℃で30分
乾燥させ、除冷(室温)後、荷重11mg/dを加え、
長さを測定した長さ。
【0032】 (2)捲縮特性 試料 :下記(3)染着速度測定(A法・B法)後染綿を水洗後60℃で 1時間乾燥し測定試料とした。 測定 :(n=50) JIS L1015 Cn :捲縮数 (ケ/25mm) 変動率 (%) (標準偏差/平均値)x100 Ci :捲縮率 (%) 変動率 (%) (標準偏差/平均値)x100 (3)染着速度(染着度) A法: 染浴(母液):染料 Suminol Fast Cyanine Green G 5.0%owf 浴比 :1/100 温度・時間 :93℃x60分 測定 :残液比色法 分光光度計(610mμ) B法: 染浴(母液):染料 Sumicacryl Orange 3R 3.5%owf 浴比 :1/100 温度・時間 :93℃x60分 測定 :残液比色法 分光光度計(540mμ)
【0033】尚、後出の表中、○、△、×の記号は夫々
の評価項目の特性が、下記であることを示す。 (4)編地風合い 試料:5Gx2P天竺の編地 測定:触感判定 ◎:天然ウールに極めて近い良好なボリュ−ムとソフト
風合いを有する。 ○:良好なボリュ−ムとソフト風合いを有する。 △:ボリュ−ムがやや劣り、やや硬い風合いを有する。 ×:ボリュ−ムが劣り、風合いが硬い。
【0034】(5)耐熱白度安定性 試料:原綿 測定:原綿と130℃ドライで30分間処理後を視感判
定 ○:原綿と処理後の白色度差がグレ−スケ−ル3.5級
以上 △:原綿と処理後の白色度差がグレ−スケ−ル2.5級
以上〜3.5級未満 ×:原綿と処理後の白色度差がグレ−スケ−ル2.5級
未満 (6)染色加工性 試料:メ−トル番手20番双糸 綛 測定:染色後の綛形状を視感判定 ○:綣縮発現むらが少なく良好で実用染色で問題ない。 △:綣縮発現むらがやや大きいが実用染色可能。 ×:綣縮発現むらが大きく実用染色不可。 綛染処方: C法:染料 Suminol Fast Cyanine Green G 3.0%owf D法:染料 Cath Blue GL H200 2.5%owf 浴比:1/100 昇温カ−ブ:60℃から20分間かけて100℃に昇温
し、45分間保持した後、徐冷した後綛を取り出す。
【0035】(7)用語の略号 AN :アクリロニトリル MA :アクリル酸メチルエステル MAS:メタアリルスルホン酸ソ−ダ VAc:酢酸ビニル DAM:ジメチルアミノエチルメタアクリレ−ト SPSS:スチレンパラスルホン酸ソ−ダ Ap :塩基性基含有モノマ−を含有する低熱収縮性共
重合体 Bp :スルホン酸基含有モノマ−を含有する高熱収縮
性共重合体 Cp :極性モノマ−を含有しない低熱収縮性共重合体 Ad :低熱収縮性共重合体(Ap)の原液 Bd :高熱収縮性共重合体(Bp)の原液 Cd :低熱収縮性共重合体(Cp)の原液 L :スルホン酸基を多量に含有する第3の重合体 BI :高熱収縮性共重合体原液(Bd)にスルホン酸
を多量に含有する第3の重合体(L)を加えた原液
【0036】実施例 1 複合繊維の高熱収縮性成分であるBp 成分にはアクリロ
ニトリルとアクリル酸メチルエステルの合量が98重量
%で、その比率が表1に示す範囲であり、且つメタアリ
ルスルホン酸ソ−ダが2重量%(スルホン酸量として1
重量%)である[η]=1.5の共重合体を用いた。ま
た低熱収縮性成分であるAp 成分はアクリロニトリル9
3重量%、酢酸ビニル4重量%とジメチルアミノエチル
メタアクリレ−ト3重量%を含有する[η]=1.5の
共重合体を用いた。Ap 、Bp 両共重合体をそれぞれロ
ダンソーダ48%水溶液に溶解し、共重合体濃度が11
重量%となるよう紡糸原液(Ad,Bd)を準備した。
【0037】特公昭39−24301号による複合紡糸
装置にAp /Bp 成分比が1/1となるように原液(A
d/Bd)をそれぞれ複合紡糸装置に導いた。ついで複
合紡糸装置に導いたAd/Bd原液は0℃、10%ロダ
ンソーダ水溶液中に湿式紡糸し、得られた湿潤フィラメ
ントは沸水中で10倍延伸後、115℃の熱風中で乾燥
する。得られた繊維を110℃の加圧水蒸気中で熱処理
を行い5dの複合繊維を作成した。試料作成条件の詳細
を表1に示す。かくして得られた繊維をこの後常法に従
って紡績し、メートル番手20番手双糸の紡績糸に作成
し、綛染後さらに5ゲージ2プライで天竺の編地に形成
した。かくして得られた複合繊維原綿と編地は表2に示
すごとき特性であった。
【0038】
【表1】
【0039】表1、表2の記載から、本発明品である試
料No2〜4対比、高低熱収縮性2成分のアクリロニト
リル含有量の差が1重量%未満である試料No1は熱感
性綣縮が低い。一方、アクリロニトリル含有量の差が7
重量%である試料No5は熱感性綣縮が高過ぎ風合いが
硬く、水可逆性綣縮の付与によっても本発明の目的であ
る天然ウ−ルライクなソフトでバルキ−感のある繊維製
品が得られないことが容易に理解される。
【0040】
【表2】
【0041】実施例 2 複合繊維の高熱収縮性成分であるBp 成分にはアクリロ
ニトリル88重量%、アクリル酸メチルエステル10重
量%とメタアリルスルホン酸ソ−ダ2重量%、(スルホ
ン酸量として1重量%)を含有する[η]=1.5の共
重合体を用いた。また低熱収縮性成分であるAp 成分は
アクリロニトリル90重量%、酢酸ビニルとジメチルア
ミノエチルメタアクリレ−トの合量が10重量%で、そ
の比率が表3、表4に示す範囲であり、[η]=1.5
の共重合体を用いた。Ap 、Bp 両共重合体をそれぞれ
を実施例1と同じ方法で溶解し、紡糸原液(Ad,B
d)を準備した。
【0042】ついで、実施例1と同じ方法で5dの複合
繊維を作成した。試料作成の詳細を表3、4に示す。か
くして得られた繊維をこの後常法に従って紡績し、メー
トル番手20番手双糸の紡績糸に作成し、綛染後さらに
5ゲージ2プライで天竺の編地に形成した。かくして得
られた複合繊維原綿と編地は表5、表6に示すごとき特
性であった。
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】表3、表4、表5、表6の記載から、低収
縮性成分中のジメチルアミノエチルアクリレ−トの含有
量に係わりなく、綣縮発現性は良好で得られる繊維製品
はソフトでバルキ−感に優れているが、本発明品である
試料No7〜11に対し、ジメチルアミノエチルアクリ
レ−トの含有量が、0.5重量%未満である試料No6
はアニオン染料における染着度が低く、アクリル繊維の
特徴である良好な染色特性が得られない。一方、ジメチ
ルアミノエチルアクリレ−トの含有量が7重量%を越え
る試料No12は、ジメチルアミノエチルアクリレ−ト
を多量に含有することによって、耐熱白度安定性が著し
く劣り、アクリル繊維としての品位を低下させているこ
とが、理解される。
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】実施例 3 比較例としてアクリロニトリル90重量%、アクリル酸
メチルエステル10重量%を含有する[η]=1.5の
共重合体(Cp)を準備し,実施例2で用いたBpとC
p両共重合体をそれぞれを実施例1と同じ方法で溶解
し、紡糸原液(Bd,Cd)を準備した。
【0049】実施例1と同じ方法で5dの表7に示す複
合繊維を作成した。試料作成の詳細を表7に示す。かく
して得られた繊維をこの後常法に従って紡績し、メート
ル番手20番手双糸の紡績糸に作成し、5ゲージ2プラ
イで天竺の編地に形成した。ついで、それぞれの染色処
方で実施例2の試料No9とともに綛染を行った。得ら
れた複合繊維原綿と編地は表8に示すごとき特性であっ
た。
【0050】
【表7】
【0051】表7、表8の記載から、従来の技術によっ
て作られた、試料No13、14は、当然のことながら
アニオン染料では染色出来ず、カチオン染料で染色する
と染着座席であるスルホン酸基が、染料によって封鎖さ
れ水可逆性が低下し、染色後水感率が著しく低下すると
共に染色速度が著しく速く、均一な染色性が得られない
ことが理解される。一方、アニオン染料で染色された本
発明からなる実施例2の試料No9と実施例4の試料N
o18は、染色後水感率がほとんど低下せず、目的とす
る良好な風合いが得られていることが容易に理解され
る。
【0052】
【表8】
【0053】実施例 4 複合繊維の高熱収縮性成分であるBp 成分にはアクリロ
ニトリル88重量%、アクリル酸メチルエステルとメタ
アリルスルホン酸ソ−ダの合量が12重量%で、且つ表
9に示すスルホン酸量を含有する[η]=1.5の共重
合体を用いた。また低熱収縮性成分であるAp 成分は実
施例2と同じ共重合体を用いた。Ap 、Bp 両共重合体
をそれぞれを実施例1と同じ方法で溶解し、紡糸原液
(Ad,Bd)を準備した。
【0054】ついで、実施例1と同じ方法で5dの複合
繊維を作成した。試料作成の詳細を表9にしめす。かく
して得られた繊維をこの後常法に従って紡績し、メート
ル番手20番手双糸の紡績糸に作成し、綛染後さらに5
ゲージ2プライで天竺の編地に形成した。かくして得ら
れた複合繊維原綿と編地は表10に示すごとき特性であ
った。
【0055】
【表9】
【0056】表9、表10の記載から、高熱収縮性成分
中のスルホン酸基の量が増加するに従い、水感率は増大
し綣縮発現性は向上する。本発明になる試料No9、1
6〜18に対し、高熱収縮性成分中のスルホン酸基の量
が0.24重量%未満である試料No15は水可逆性に
基づく綣縮発現が低く、ボリュ−ム感のある繊維製品が
得られない。一方、スルホン酸基の量が2重量%を越え
ている試料No19は、水可逆性に基づく綣縮発現が高
過ぎ、風合いが硬くなるばかりでなく、スルホン酸基を
多量に含有するために耐熱白度安定性も劣り、繊維製品
としての品位を損なうことが明白である。
【0057】
【表10】
【0058】実施例 5 複合繊維の高熱収縮性成分であるBp 成分にはアクリロ
ニトリル88重量%、アクリル酸メチルエステル11.
7重量%とメタアリルスルホン酸ソ−ダ0.3重量%、
(スルホン酸量として0.15重量%)を含有する
[η]=1.5の共重合体を用いた。また低熱収縮性成
分であるAp 成分は実施例2と同じ共重合体を用い、A
p 、Bp 両共重合体をそれぞれを実施例1と同じ方法で
溶解し、紡糸原液(Ad,Bd)を準備した。
【0059】また、アクリロニトリル50重量%、アク
リル酸メチルエステル20重量%、スルホン酸基含有モ
ノマーとしてスチレンスルホン酸ソーダ30重量%をア
ンモニュームパーサルファイト/ピロ亜硫酸ソーダのレ
ドックス系触媒で連続重合してスルホン酸基を11.2
重量%含有し、乾燥固形分が19重量%である半透明ラ
テックス(L)を準備した。
【0060】特公昭39−24301号による複合紡糸
装置にAp /Bp 成分比が1/1となるように原液(A
d)はそのまま複合紡糸装置に導いた。一方、原液(B
d)を紡糸送り配管に組み込んだ高速攪拌が出来るイン
ラインミキサーに送り、別に準備したラテックス(L)
も前記のインラインミキサーに送り込み、スルホン酸基
の量、Bmax./Bmin.比とBmax.〜Bmin.の周期が表1
1、12に示す量になるようにBd中に添加、混合、溶
解して、混合原液(BI)を連続的に作成し、複合紡糸
装置に導いた。ここで、ラテックス (L)をインライ
ンミキサーに送り込む方法としては定量性に優れたギヤ
ポンプを用いた。
【0061】ついで複合紡糸装置に導いたAd/BI原
液は実施例1と同じ方法で湿式紡糸、乾燥、熱処理を行
い5dの複合繊維を作成した。試料作成の詳細を表1
1、12に示す。かくして得られた繊維をこの後常法に
従って紡績し、メートル番手20番手双糸の紡績糸に作
成し、綛染後さらに5ゲージ2プライで天竺の編地に形
成した。かくして得られた複合繊維原綿と編地は表1
3、14に示すごとき特性であった。
【0062】
【表11】
【0063】
【表12】
【0064】表11、表13の記載から、高熱収縮性成
分中のスルホン酸基の量を繊維軸方向に変化させること
により、より良く天然ウ−ルライクな風合いが得られて
いる本発明品の試料No21、No23、No24に対
し、スルホン酸基の極小値が0.24重量%未満である
試料No20では、綣縮発現性が低下し、繊維製品のバ
ルキ−風合いがやや不足する。また、スルホン酸基の量
の極大値/極小値の比が2未満である試料No22で
は、繊維軸方向における綣縮発現性の変化が小さく、よ
り高度に本発明の目的が達成されない。さらに、スルホ
ン酸基の量の極大値が2.4を越えている試料No25
は、綣縮発現性が高くなるとともに耐熱白度安定性も低
下し、より高度に本発明の目的が達成されないことが理
解される。一方、表12、表14の記載から、スルホン
酸基変化の1周期が長くなるに従い捲縮変動率が小さく
なりボリューム感、ソフト性が低下し、周期長さが70
0mmである試料No29では、綣縮発現性の変化が小
さく、ボリュ−ム感、ソフト性がやや劣り、より高度に
本発明の目的が達成されないことが理解される。また、
生産性を無視すれば周期長さが40mmの試料を作成す
る事も可能であるが、コストパホ−マンスから工業的に
は採用出来ない。
【0065】
【表13】
【0066】
【表14】
【0067】実施例 6 複合繊維の高熱収縮性成分であるBp 成分にはアクリロ
ニトリルとアクリル酸メチルエステルの合量が98重量
%で、その比率が表15に示す範囲であり、メタアリル
スルホン酸ソ−ダ2重量%、(スルホン酸量として1重
量%)を含有する[η]=1.5の共重合体を用いた。
また低熱収縮性成分であるAp 成分はアクリロニトリル
と酢酸ビニルの合量が97重量%で、その比率が表15
に示す範囲であり、ジメチルアミノエチルメタアクリレ
−ト3重量%を含有する[η]=1.5の共重合体を用
いた。Ap 、Bp 両共重合体をそれぞれを実施例1と同
じ方法で溶解し、紡糸原液(Ad,Bd)を準備した。
【0068】ついで、実施例1と同じ方法で5dの複合
繊維を作成した。試料作成の詳細を表15に示す。かく
して得られた繊維をこの後常法に従って紡績し、メート
ル番手20番手双糸の紡績糸に作成し、綛染後さらに5
ゲージ2プライで天竺の編地に形成した。かくして得ら
れた複合繊維原綿と編地は表16に示すごとき特性であ
った。
【0069】
【表15】
【0070】表15、表16の記載から、低熱収縮性成
分中のアクリロニトリル含有量が90重量%以上であ
る、本発明の試料No9、31、32に対し、アクリロ
ニトリル含有量が90重量%未満である試料No30で
は、染浴中での伸びが大きく、糸むらを生じ、得られる
繊維製品の外観品位が劣ることが理解される。
【0071】
【表16】
【0072】
【発明の効果】本発明は高熱収縮性成分が、ある特定の
範囲でスルホン酸基を含有し、もう一方の成分である低
熱収縮性成分が、ある特定の範囲で塩基性基を含有して
いる複合繊維であって、そのアクリロニトリル含有量に
基づく熱収縮性差とスルホン酸基からもたらされる水可
逆性の綣縮によって天然ウ−ルライクな風合いの複合繊
維が得られることである。本発明による特筆すべき最大
の効果は、低熱収縮性成分に導入した塩基性基を染着座
席としてアニオン染料で染色することによって、良好な
染色性が得られると共に、染色後においても水可逆性綣
縮が低下せず、濃、中、淡色いずれの色調に染色した場
合でも、バルキ−感があり、ソフトな風合いを有する繊
維製品が得られることである。また、染色後工程で特別
な調整を要せずに高品位な外観を有する繊維製品が得ら
れることである。
【0073】また、高熱収縮性成分中のスルホン酸基の
量を繊維軸方向にある特定の範囲で周期的に変化させ、
繊維軸方向に緩やかな、調和の取れた捲縮変動を与える
ことによって、よりバルキ−感があり、ソフトな風合い
が得られる。さらには、高熱収縮性成分中のスルホン酸
基の量を繊維軸方向に周期的に変化させる程度を調整す
ることにより、繊維製品の用途、目的に合わせ風合いの
異なる複合繊維を自在に設計出来るというメリットを生
じることも、本発明の特筆すべき効果の一つである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリロニトリル系重合体成分中のアクリ
    ロニトリルモノマー量の差が1から6重量%である2種
    の高低両熱収縮性アクリロニトリル系重合体成分を繊維
    軸方向にサイドバイサイドに接合してなる複合繊維にお
    いて、該複合繊維を構成する2成分のうち、アクリロニ
    トリルモノマー量の多い低熱収縮性成分は、塩基性基含
    有モノマ−を共重合してなるアクリロニトリル系重合体
    からなり、他方アクリロニトリルモノマー量の少ない高
    熱収縮性成分は、スルホン酸基含有モノマ−を共重合し
    てなるアクリロニトリル系重合体又は、該重合体とスル
    ホン酸基を多量に含有する第3の重合体との混合アクリ
    ロニトリル系重合体からなる事を特徴とする改良された
    アクリル系複合繊維。
  2. 【請求項2】高熱収縮性成分中の繊維軸方向全スルホン
    酸基の量が0.24〜2重量%であることを特徴とする
    請求項1記載の改良されたアクリル系複合繊維。
  3. 【請求項3】高熱収縮性成分中の繊維軸方向のスルホン
    酸基の量が数1および数2を満足する範囲で繊維軸方向
    に50〜600mmの周期で変化していることを特徴と
    する請求項1又は2記載の改良されたアクリル系複合繊
    維。 【数1】 【数2】
  4. 【請求項4】低熱収縮性成分中のアクリロニトリル成分
    が90重量%以上であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の改良されたアクリル系複合繊維。
JP08333996A 1996-03-11 1996-03-11 改良されたアクリル系複合繊維 Expired - Fee Related JP3622807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08333996A JP3622807B2 (ja) 1996-03-11 1996-03-11 改良されたアクリル系複合繊維

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08333996A JP3622807B2 (ja) 1996-03-11 1996-03-11 改良されたアクリル系複合繊維

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09250027A true JPH09250027A (ja) 1997-09-22
JP3622807B2 JP3622807B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=13799691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08333996A Expired - Fee Related JP3622807B2 (ja) 1996-03-11 1996-03-11 改良されたアクリル系複合繊維

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3622807B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3622807B2 (ja) 2005-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1367153B1 (en) Artificial hair and method for production thereof
JP6065976B2 (ja) アクリル繊維とその製造方法、同繊維を使った紡績糸及び編地
JP4536529B2 (ja) カチオン可染ポリエステル太細糸の製造方法
JPH09250027A (ja) 改良されたアクリル系複合繊維
US4999245A (en) Multi-layered conjugated acrylic fibers and the method for their production
JP4191930B2 (ja) 人工毛髪およびその製造法
JP2000129560A (ja) 長短複合紡績糸使用編物の製造方法
JP3168057B2 (ja) 抗ピリング性アクリル系繊維の製造法
JPH10237721A (ja) 高収縮性アクリル繊維及びパイル用原綿
US3624195A (en) Process for the preparation of acrylic manmade fiber
US5543216A (en) Acrylic composite fiber
JPH06158422A (ja) 難燃アクリル系高収縮繊維
JP2008013877A (ja) 染色性に優れたアクリル系合成繊維
JP2908046B2 (ja) 抗ピリング性アクリル系繊維及びその製造方法
JP3756886B2 (ja) 高収縮性アクリル系繊維
KR20040086729A (ko) 아크릴계 합성섬유용 합성수지, 이것으로 이루어진아크릴계 합성섬유 및 아크릴계 합성섬유의 제조방법
JPH0681237A (ja) タオル用多孔性アクリル繊維混紡糸
JP3431694B2 (ja) ハイパイル用高収縮性アクリル系繊維の製造方法
JPH10266019A (ja) 坑ピル性を有する水感性アクリル系複合繊維及びその製造方法
JP3128529B2 (ja) カチオン可染自発伸長性ポリエステルフィラメント糸の製造方法、及び、その方法で得られるフィラメント糸を用いた布帛の製造方法
JP3167621B2 (ja) ポリエステル複合捲縮糸
JP3638707B2 (ja) ポリエステル系マルチフィラメント斑糸およびその製造方法
JPH07102420A (ja) 複合繊維
JPH0364605B2 (ja)
JPH02277810A (ja) 難燃アクリル系高収縮繊維

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041117

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees