JPH0923537A - ヒューズ付電気接続箱 - Google Patents
ヒューズ付電気接続箱Info
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- JPH0923537A JPH0923537A JP7170954A JP17095495A JPH0923537A JP H0923537 A JPH0923537 A JP H0923537A JP 7170954 A JP7170954 A JP 7170954A JP 17095495 A JP17095495 A JP 17095495A JP H0923537 A JPH0923537 A JP H0923537A
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- terminal
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- electric
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/22—Bases, e.g. strip, block, panel
- H01R9/24—Terminal blocks
- H01R9/2425—Structural association with built-in components
- H01R9/245—Structural association with built-in components with built-in fuse
-
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/08—Arrangements to facilitate replacement of a switch, e.g. cartridge housing
- H01H9/085—Arrangements to facilitate replacement of a switch, e.g. cartridge housing contact separation effected by removing contact carrying element
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R9/22—Bases, e.g. strip, block, panel
- H01R9/24—Terminal blocks
- H01R9/2425—Structural association with built-in components
- H01R9/2433—Structural association with built-in components with built-in switch
-
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- H01H9/10—Adaptation for built-in fuses
- H01H2009/108—Building a sliding and/or a removable bridging connector for batteries
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
- H01R13/04—Pins or blades for co-operation with sockets
- H01R13/05—Resilient pins or blades
- H01R13/052—Resilient pins or blades co-operating with sockets having a circular transverse section
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Fuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた防水機能を有し、小型化でき、安価に
製作可能であって、しかも点検保全作業の容易なヒュー
ズ付電気接続箱を提供する。 【解決手段】 長尺状のプラグ本体３の上下移動によっ
て、２個の端子２５、２７の閉成／開成がなされる安全
プラグ２と、少なくとも一対の電線２９、（３４）と、
ヒューズがフレーム２１、２２内に固設され、電線２９
と端子２５が直接あるいは間接に接続され、また端子２
７とヒューズの一端が直接あるいは間接に接続され、さ
らに、ヒューズの他端と電線（３４）が直接あるいは間
接に接続され、プラグ本体３がフレーム２１、２２外に
突出して構成され、さらにプラグ本体３とフレーム２２
間が封止材１２によって封止される。
製作可能であって、しかも点検保全作業の容易なヒュー
ズ付電気接続箱を提供する。 【解決手段】 長尺状のプラグ本体３の上下移動によっ
て、２個の端子２５、２７の閉成／開成がなされる安全
プラグ２と、少なくとも一対の電線２９、（３４）と、
ヒューズがフレーム２１、２２内に固設され、電線２９
と端子２５が直接あるいは間接に接続され、また端子２
７とヒューズの一端が直接あるいは間接に接続され、さ
らに、ヒューズの他端と電線（３４）が直接あるいは間
接に接続され、プラグ本体３がフレーム２１、２２外に
突出して構成され、さらにプラグ本体３とフレーム２２
間が封止材１２によって封止される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒューズ付電気接
続箱に関し、とりわけ電気自動車を含む自動車など輸送
用機器のワイヤーハーネスを構成する高電圧回路や大電
流回路の導通や遮断に使用する、ヒューズ付の電気接続
箱に関するものである。
続箱に関し、とりわけ電気自動車を含む自動車など輸送
用機器のワイヤーハーネスを構成する高電圧回路や大電
流回路の導通や遮断に使用する、ヒューズ付の電気接続
箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、例えば高電圧回路の配電盤等
においては、配電盤の蓋を開けると、この蓋に固定され
ている雄コネクタが配電盤の本体に固定されている雌コ
ネクタから抜去されて高電圧回路の導通が遮断され、作
業者が誤って電極に触れて感電することが無いように構
成されている。一方、電気自動車においても、モーター
を駆動するための高電圧部分が装備されているため、電
気自動車を整備するときに作業者が感電することが無い
ように配慮する必要がある。とりわけ、自動車は整備の
専門家のみならず一般人までも整備作業を行う必要があ
るので、感電防止が徹底されなければならない。
においては、配電盤の蓋を開けると、この蓋に固定され
ている雄コネクタが配電盤の本体に固定されている雌コ
ネクタから抜去されて高電圧回路の導通が遮断され、作
業者が誤って電極に触れて感電することが無いように構
成されている。一方、電気自動車においても、モーター
を駆動するための高電圧部分が装備されているため、電
気自動車を整備するときに作業者が感電することが無い
ように配慮する必要がある。とりわけ、自動車は整備の
専門家のみならず一般人までも整備作業を行う必要があ
るので、感電防止が徹底されなければならない。
【０００３】このため、従来の例えば電気自動車におい
ては、高電圧回路の導通を遮断する安全プラグを備えた
電気接続箱が設けられており、ヒューズ点検やヒューズ
交換等の整備作業を行う前にこの電気接続箱内の安全プ
ラグを操作して、安全を確保するように構成されてい
る。このような従来の、安全プラグを備えたヒューズ付
電気接続箱を図１７及び図１８に示す。
ては、高電圧回路の導通を遮断する安全プラグを備えた
電気接続箱が設けられており、ヒューズ点検やヒューズ
交換等の整備作業を行う前にこの電気接続箱内の安全プ
ラグを操作して、安全を確保するように構成されてい
る。このような従来の、安全プラグを備えたヒューズ付
電気接続箱を図１７及び図１８に示す。
【０００４】両図に示されるように、ヒューズ付電気接
続箱１０１には、直方体形状で絶縁体のケース１０２内
に、電線１１３が後部に接続された端子１１２と、安全
プラグ１１０と、円筒状で両端に接続片が設けられたヒ
ューズ１１１と、電線１１８が後部に接続された端子１
１７が備えられている。さらにケース１０２は上部が開
放され、上端外周にシール部材（Ｏリング）１０４が巻
設されている。このケース１０２上部にはカバー１０３
が被せられるが、カバー１０３が被せられた際に、カバ
ー１０３内表面がＯリング１０４に接して封じ、防水構
造となる構成とされている。
続箱１０１には、直方体形状で絶縁体のケース１０２内
に、電線１１３が後部に接続された端子１１２と、安全
プラグ１１０と、円筒状で両端に接続片が設けられたヒ
ューズ１１１と、電線１１８が後部に接続された端子１
１７が備えられている。さらにケース１０２は上部が開
放され、上端外周にシール部材（Ｏリング）１０４が巻
設されている。このケース１０２上部にはカバー１０３
が被せられるが、カバー１０３が被せられた際に、カバ
ー１０３内表面がＯリング１０４に接して封じ、防水構
造となる構成とされている。
【０００５】さらに安全プラグ１１０は、長尺構成で２
個のマルチバネが軸方向に離れて配置され、かつ上下移
動可能な導電性の接続ピンと、この接続ピンを嵌入させ
る、上下に独立に配設された２個の雌型端子から成り、
接続ピンが下方に引きさげられた位置にあるときは、２
個のマルチバネが２個の雌型端子とそれぞれ接触して両
雌型端子が電気的に導通され、また接続ピンが上方に引
き上げられた位置にあるときは、２個のマルチバネのう
ち少なくとも１個が雌型端子と非接触となって両雌型端
子の電気的導通が断たれる構成となっている。
個のマルチバネが軸方向に離れて配置され、かつ上下移
動可能な導電性の接続ピンと、この接続ピンを嵌入させ
る、上下に独立に配設された２個の雌型端子から成り、
接続ピンが下方に引きさげられた位置にあるときは、２
個のマルチバネが２個の雌型端子とそれぞれ接触して両
雌型端子が電気的に導通され、また接続ピンが上方に引
き上げられた位置にあるときは、２個のマルチバネのう
ち少なくとも１個が雌型端子と非接触となって両雌型端
子の電気的導通が断たれる構成となっている。
【０００６】ケース１０２内部にあっては、ボルト１１
４によって、端子１１２と安全プラグ１１０の２個の雌
型端子のうちの１個とがケース１０２に螺着されてい
る。この結果、端子１１２と安全プラグ１１０の２個の
雌型端子のうちの１個は電気的に接続されるとともに、
ケース１０２に固定されている。端子１１２後部に接続
された電線１１３は、グロメット等の封止部材を介して
ケース１０２外部に導出されている。
４によって、端子１１２と安全プラグ１１０の２個の雌
型端子のうちの１個とがケース１０２に螺着されてい
る。この結果、端子１１２と安全プラグ１１０の２個の
雌型端子のうちの１個は電気的に接続されるとともに、
ケース１０２に固定されている。端子１１２後部に接続
された電線１１３は、グロメット等の封止部材を介して
ケース１０２外部に導出されている。
【０００７】さらに、ボルト１１５によって、安全プラ
グ１１０の２個の雌型端子のうちの他の１個とヒューズ
１１１の一端の接続片とが、ケース１０２に螺着されて
いる。この結果、安全プラグ１１０の２個の雌型端子の
うちの他の１個とヒューズ１１１とは電気的に接続され
るとともに、ケース１０２に固定されている。
グ１１０の２個の雌型端子のうちの他の１個とヒューズ
１１１の一端の接続片とが、ケース１０２に螺着されて
いる。この結果、安全プラグ１１０の２個の雌型端子の
うちの他の１個とヒューズ１１１とは電気的に接続され
るとともに、ケース１０２に固定されている。
【０００８】さらに、ボルト１１６によって、ヒューズ
１１１の他端の接続片と端子１１７とがケース１０２に
螺着されている。この結果、端子１１７とヒューズ１１
１は電気的に接続されるとともに、ケース１０２に固定
されている。端子１１７後部に接続された電線１１８
は、グロメット等の封止部材を介してケース１０２外部
に導出されている。
１１１の他端の接続片と端子１１７とがケース１０２に
螺着されている。この結果、端子１１７とヒューズ１１
１は電気的に接続されるとともに、ケース１０２に固定
されている。端子１１７後部に接続された電線１１８
は、グロメット等の封止部材を介してケース１０２外部
に導出されている。
【０００９】前記のように構成されているヒューズ付電
気接続箱１０１の、ケース１０２内の安全プラグ１１０
を上に引き上げる操作をすると、両端子１１２、１１７
間の導通が断たれ、また安全プラグ１１０を下に引き下
げる操作によって両端子１１２、１１７間の導通が閉成
されるものである。
気接続箱１０１の、ケース１０２内の安全プラグ１１０
を上に引き上げる操作をすると、両端子１１２、１１７
間の導通が断たれ、また安全プラグ１１０を下に引き下
げる操作によって両端子１１２、１１７間の導通が閉成
されるものである。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な構成の従来のヒューズ付電気接続箱においては、防水
のために全体がカバー１０３付きのケース１０２に格納
されているため、安全プラグ１１０の操作の都度、カバ
ー１０３を外してケース１０２を開放させる必要があ
り、作業に手間を要していた。しかも、ケース１０２外
周を一巡するＯリング１０４によって封止されているた
め、摺接部分が長く、摩擦力が大となるためカバー１０
３の着脱に力を要して、作業性が優れなかった。加え
て、Ｏリング１０４寸法が大となって、コスト的にも不
利であった。
な構成の従来のヒューズ付電気接続箱においては、防水
のために全体がカバー１０３付きのケース１０２に格納
されているため、安全プラグ１１０の操作の都度、カバ
ー１０３を外してケース１０２を開放させる必要があ
り、作業に手間を要していた。しかも、ケース１０２外
周を一巡するＯリング１０４によって封止されているた
め、摺接部分が長く、摩擦力が大となるためカバー１０
３の着脱に力を要して、作業性が優れなかった。加え
て、Ｏリング１０４寸法が大となって、コスト的にも不
利であった。
【００１１】さらに部品点数も多いため、小型化が困難
であるうえ、コスト低減が困難といった問題があった。
そのうえ、図示されるように電線１１３から電線１１８
に至る各部品が一列に配列された構成であるため、ケー
ス１０２の横方向寸法が大になるという課題もあった。
であるうえ、コスト低減が困難といった問題があった。
そのうえ、図示されるように電線１１３から電線１１８
に至る各部品が一列に配列された構成であるため、ケー
ス１０２の横方向寸法が大になるという課題もあった。
【００１２】本発明はこのような課題や欠点を解決する
ためになされたもので、その目的は部品点数が少なく、
小型化でき、安価に製作可能であって、しかも点検保全
作業の容易なヒューズ付電気接続箱を提供することにあ
る。
ためになされたもので、その目的は部品点数が少なく、
小型化でき、安価に製作可能であって、しかも点検保全
作業の容易なヒューズ付電気接続箱を提供することにあ
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るヒューズ付電気接続箱は、長尺状のプラグ
本体の上下移動によって、２個の端子の閉成／開成がな
される安全プラグと、少なくとも一対の電線と、ヒュー
ズがフレーム内に固設され、前記のうち一方の電線と前
記のうち一方の端子が直接あるいは間接に接続され、ま
た前記のうち他方の端子と前記ヒューズの一端が直接あ
るいは間接に接続され、さらに、前記ヒューズの他端と
前記のうち他方の電線が直接あるいは間接に接続され、
前記プラグ本体が前記フレーム外に突出して構成され、
さらに前記プラグ本体と前記フレーム間が封止材によっ
て封止されたことを特徴とする。
本発明に係るヒューズ付電気接続箱は、長尺状のプラグ
本体の上下移動によって、２個の端子の閉成／開成がな
される安全プラグと、少なくとも一対の電線と、ヒュー
ズがフレーム内に固設され、前記のうち一方の電線と前
記のうち一方の端子が直接あるいは間接に接続され、ま
た前記のうち他方の端子と前記ヒューズの一端が直接あ
るいは間接に接続され、さらに、前記ヒューズの他端と
前記のうち他方の電線が直接あるいは間接に接続され、
前記プラグ本体が前記フレーム外に突出して構成され、
さらに前記プラグ本体と前記フレーム間が封止材によっ
て封止されたことを特徴とする。
【００１４】あるいは、前記のうち一方の電線から、前
記安全プラグの２個の端子ならびに、前記ヒューズを経
て前記他方の電線に至る回路がコ字状を形成する構成と
されたことを特徴とする。
記安全プラグの２個の端子ならびに、前記ヒューズを経
て前記他方の電線に至る回路がコ字状を形成する構成と
されたことを特徴とする。
【００１５】あるいは、中空で長尺形であり、長尺方向
左右両端にそれぞれ第１ハウジング、第２ハウジングを
備え、さらに長尺方向と直角の一側壁が開口された電気
接続箱本体と、前記開口に嵌め込まれて前記長尺方向と
直角方向に移動可能なカバーと、前記カバー内に保持さ
れ、左右両端にそれぞれ接続片を備えて、前記カバーの
移動に伴い移動するヒューズと、前記第１ハウジングに
嵌合されて、後部に電線が接続され、前部が前記移動す
るヒューズ一端の接続片と嵌合し接続される端子と、前
記第２ハウジングに嵌合されて、後部に電線が接続さ
れ、前部が前記移動するヒューズ他端の接続片と嵌合し
接続される端子と、前記カバーの外壁と前記電気接続箱
本体の表面とを封止する封止材とを備えて構成されたこ
とを特徴とする。
左右両端にそれぞれ第１ハウジング、第２ハウジングを
備え、さらに長尺方向と直角の一側壁が開口された電気
接続箱本体と、前記開口に嵌め込まれて前記長尺方向と
直角方向に移動可能なカバーと、前記カバー内に保持さ
れ、左右両端にそれぞれ接続片を備えて、前記カバーの
移動に伴い移動するヒューズと、前記第１ハウジングに
嵌合されて、後部に電線が接続され、前部が前記移動す
るヒューズ一端の接続片と嵌合し接続される端子と、前
記第２ハウジングに嵌合されて、後部に電線が接続さ
れ、前部が前記移動するヒューズ他端の接続片と嵌合し
接続される端子と、前記カバーの外壁と前記電気接続箱
本体の表面とを封止する封止材とを備えて構成されたこ
とを特徴とする。
【００１６】
【作用】本発明に係るヒューズ付電気接続箱によれば、
フレームから外部に突出したプラグ本体を掴んで上下に
スライドさせる操作だけで回路の開閉が行われるから、
開閉操作の都度、フレームを外す等の操作が不要にな
り、回路の保守点検作業が容易になる。しかも、プラグ
本体とフレーム間を封止する封止材の全周が小さく構成
されることにより、小さい力でプラグ本体のスライドが
可能である上、防水効果を向上できる。さらに、回路が
コ字状になるよう部品配列がなされ、電気接続箱の横寸
法が小型化される。
フレームから外部に突出したプラグ本体を掴んで上下に
スライドさせる操作だけで回路の開閉が行われるから、
開閉操作の都度、フレームを外す等の操作が不要にな
り、回路の保守点検作業が容易になる。しかも、プラグ
本体とフレーム間を封止する封止材の全周が小さく構成
されることにより、小さい力でプラグ本体のスライドが
可能である上、防水効果を向上できる。さらに、回路が
コ字状になるよう部品配列がなされ、電気接続箱の横寸
法が小型化される。
【００１７】あるいは、前記カバーが電気接続箱本体の
内方向に移動すると、ヒューズ両端の接続片がそれぞれ
第１ハウジングに嵌合された端子および第２ハウジング
に嵌合された端子に嵌合接続して、両端子をヒューズを
介して電気的に導通させ、前記カバーが電気接続箱本体
の外方向に移動すると、ヒューズ両端の接続片がそれぞ
れ第１ハウジングに嵌合された端子および第２ハウジン
グに嵌合された端子から離脱して、両端子間の接続を開
成させる。 また、カバーと電気接続箱本体間を封止す
る封止材の接触面積が小さいから、小さい力で両端子間
の接続の開閉が可能である上、防水効果を改善できる。
内方向に移動すると、ヒューズ両端の接続片がそれぞれ
第１ハウジングに嵌合された端子および第２ハウジング
に嵌合された端子に嵌合接続して、両端子をヒューズを
介して電気的に導通させ、前記カバーが電気接続箱本体
の外方向に移動すると、ヒューズ両端の接続片がそれぞ
れ第１ハウジングに嵌合された端子および第２ハウジン
グに嵌合された端子から離脱して、両端子間の接続を開
成させる。 また、カバーと電気接続箱本体間を封止す
る封止材の接触面積が小さいから、小さい力で両端子間
の接続の開閉が可能である上、防水効果を改善できる。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に図１〜図３を参照して本発明
に係るヒューズ付電気接続箱の第１実施例を詳細に説明
する。図１は本発明の第１実施例であるヒューズ付電気
接続箱の構成を示す断面図、図２は、図１の一部切欠上
面図である。さらに図３は、図１のヒューズ付電気接続
箱に用いられる安全プラグの分解斜視図である。
に係るヒューズ付電気接続箱の第１実施例を詳細に説明
する。図１は本発明の第１実施例であるヒューズ付電気
接続箱の構成を示す断面図、図２は、図１の一部切欠上
面図である。さらに図３は、図１のヒューズ付電気接続
箱に用いられる安全プラグの分解斜視図である。
【００１９】本発明の第１実施例であるヒューズ付電気
接続箱１は、直方体形状で絶縁体のケース２１内に、電
線２９が後部に接続された第１ターミナル３５と、安全
プラグ２と、ヒューズ３１と、バスバー３０と、電線３
４が後部に接続された第２ターミナル３６とを備えてい
る。さらにケース２１は上部が開放され、ボックスカバ
ー２２が被せられる。ボックスカバー２２には外側に突
出する円筒状のフード２３が一体に形成され、フード２
３上端は外側に開口し、フード２３下端はケース２１内
に開口している。このように、ケース２とボックスカバ
ー２２とでフレームが構成されている。
接続箱１は、直方体形状で絶縁体のケース２１内に、電
線２９が後部に接続された第１ターミナル３５と、安全
プラグ２と、ヒューズ３１と、バスバー３０と、電線３
４が後部に接続された第２ターミナル３６とを備えてい
る。さらにケース２１は上部が開放され、ボックスカバ
ー２２が被せられる。ボックスカバー２２には外側に突
出する円筒状のフード２３が一体に形成され、フード２
３上端は外側に開口し、フード２３下端はケース２１内
に開口している。このように、ケース２とボックスカバ
ー２２とでフレームが構成されている。
【００２０】安全プラグ２は、長尺構成で前方（図中で
下方）部分が円柱状の導電性のピン部１１を形成し、中
央部分が円柱状の摺接部５を形成し、さらに後方（図中
で上方）部分が絶縁性の円柱状をなし、さらにこの円柱
状の部分の外側に同心の絶縁性の円筒状のスカート４が
設けられたプラグ本体３と、上下に独立に配設された第
１端子２５および第２端子２７から構成されている。第
１端子２５および第２端子２７は、ケース２１に取付け
られたハウジング２４内に収容されている。また、プラ
グ本体３の少なくとも後方（図中で上方）の円柱状の部
分は、ボックスカバー２２から外部に突出している。
下方）部分が円柱状の導電性のピン部１１を形成し、中
央部分が円柱状の摺接部５を形成し、さらに後方（図中
で上方）部分が絶縁性の円柱状をなし、さらにこの円柱
状の部分の外側に同心の絶縁性の円筒状のスカート４が
設けられたプラグ本体３と、上下に独立に配設された第
１端子２５および第２端子２７から構成されている。第
１端子２５および第２端子２７は、ケース２１に取付け
られたハウジング２４内に収容されている。また、プラ
グ本体３の少なくとも後方（図中で上方）の円柱状の部
分は、ボックスカバー２２から外部に突出している。
【００２１】プラグ本体３のピン部１１外周には、軸方
向に離れて第１凹部７と第２凹部９が形成され、第１凹
部７には第１マルチバネ８が、また第２凹部９には第２
マルチバネ１０が、それぞれ嵌着されている。さらに摺
接部５外周には、凹溝６が形成され、凹溝６にはＯリン
グ１２が嵌着されている。
向に離れて第１凹部７と第２凹部９が形成され、第１凹
部７には第１マルチバネ８が、また第２凹部９には第２
マルチバネ１０が、それぞれ嵌着されている。さらに摺
接部５外周には、凹溝６が形成され、凹溝６にはＯリン
グ１２が嵌着されている。
【００２２】プラグ本体３は図中上方からボックスカバ
ー２２の円筒状のフード２３内に挿入され、摺接部５が
フード２３内周面に摺接した状態で、フード２３に沿っ
て上下に移動可能である。プラグ本体３がフード２３内
に挿入されると、凹溝６に嵌着されているＯリング１２
（封止材）が、摺接部５とフード２３内壁間を封止し、
かつ常にシールして防水構造となる構成となっている。
ー２２の円筒状のフード２３内に挿入され、摺接部５が
フード２３内周面に摺接した状態で、フード２３に沿っ
て上下に移動可能である。プラグ本体３がフード２３内
に挿入されると、凹溝６に嵌着されているＯリング１２
（封止材）が、摺接部５とフード２３内壁間を封止し、
かつ常にシールして防水構造となる構成となっている。
【００２３】ここで第１端子２５および第２端子２７
は、ピン部１１を嵌入可能に構成され、ピン部１１が下
方に押しさげられた位置にあるときは、第１マルチバネ
８と第２マルチバネ１０とが第１端子２５および第２端
子２７とそれぞれ接触し、よって導電性のピン部１１を
介して第１端子２５と第２端子２７が電気的に導通され
る。また、ピン部１１が上方に引き上げられた位置にあ
るときは、第１マルチバネ８と第２マルチバネ１０のう
ち少なくとも一方が第１端子２５あるいは第２端子２７
と非接触となって、両端子間の電気的導通が断たれる構
成となっている。
は、ピン部１１を嵌入可能に構成され、ピン部１１が下
方に押しさげられた位置にあるときは、第１マルチバネ
８と第２マルチバネ１０とが第１端子２５および第２端
子２７とそれぞれ接触し、よって導電性のピン部１１を
介して第１端子２５と第２端子２７が電気的に導通され
る。また、ピン部１１が上方に引き上げられた位置にあ
るときは、第１マルチバネ８と第２マルチバネ１０のう
ち少なくとも一方が第１端子２５あるいは第２端子２７
と非接触となって、両端子間の電気的導通が断たれる構
成となっている。
【００２４】ケース２１内部にあっては、ボルト２６に
よって、第１ターミナル３５と、安全プラグ２の２個の
端子のうちの第１端子２５とが、ケース２１に螺着され
ている。これにより、第１ターミナル３５と第１端子２
５は電気的に接続されるとともに、ケース２１に固定さ
れる。第１ターミナル３５後部に接続された電線２９
は、グロメット等のシール材を介してケース２１外部に
導出されている。
よって、第１ターミナル３５と、安全プラグ２の２個の
端子のうちの第１端子２５とが、ケース２１に螺着され
ている。これにより、第１ターミナル３５と第１端子２
５は電気的に接続されるとともに、ケース２１に固定さ
れる。第１ターミナル３５後部に接続された電線２９
は、グロメット等のシール材を介してケース２１外部に
導出されている。
【００２５】さらに、ボルト２８によって、安全プラグ
２の第２端子２７とバスバー３０とが、ケース２１に螺
着されている。この結果、第２端子２７とバスバー３０
とは電気的に接続されるとともに、ケース２１に固定さ
れている。
２の第２端子２７とバスバー３０とが、ケース２１に螺
着されている。この結果、第２端子２７とバスバー３０
とは電気的に接続されるとともに、ケース２１に固定さ
れている。
【００２６】さらに、ボルト３２によって、バスバー３
０とヒューズ３１の一端とがケース２１に螺着されてい
る。この結果、バスバー３０とヒューズ３１は電気的に
接続されるとともに、ケース２１に固定されている。
０とヒューズ３１の一端とがケース２１に螺着されてい
る。この結果、バスバー３０とヒューズ３１は電気的に
接続されるとともに、ケース２１に固定されている。
【００２７】さらに、ボルト３３によって、ヒューズ３
１の他端と第２ターミナル３６とがケース２１に螺着さ
れている。この結果、ヒューズ３１の他端と第２ターミ
ナル３６は電気的に接続されるとともに、ケース２１に
固定されている。第２ターミナル３６後部に接続された
電線３４は、グロメット等のシール材を介してケース２
１外部に導出されている。
１の他端と第２ターミナル３６とがケース２１に螺着さ
れている。この結果、ヒューズ３１の他端と第２ターミ
ナル３６は電気的に接続されるとともに、ケース２１に
固定されている。第２ターミナル３６後部に接続された
電線３４は、グロメット等のシール材を介してケース２
１外部に導出されている。
【００２８】前記のように構成されたヒューズ付電気接
続箱１は、ボックスカバー２２から突出しているプラグ
本体３を作業者が上下に移動操作することによって、安
全プラグの開閉を、ボックスカバー２２を開けることな
く実施できる。しかも、Ｏリング１２（封止材）が、摺
接部５とフード２３内壁間を封止し、プラグ本体３の上
下移動中でも封止を続行して防水する。さらに、Ｏリン
グ１２は小径であり、摺接面積も小さいから、プラグ本
体３の上下移動は力を必要とせず、作業が容易になる。
また、ケース２１内部の回路構成がコ字状であり、部品
が一列方向に配置されないから、電気接続箱を小型に構
成できる。
続箱１は、ボックスカバー２２から突出しているプラグ
本体３を作業者が上下に移動操作することによって、安
全プラグの開閉を、ボックスカバー２２を開けることな
く実施できる。しかも、Ｏリング１２（封止材）が、摺
接部５とフード２３内壁間を封止し、プラグ本体３の上
下移動中でも封止を続行して防水する。さらに、Ｏリン
グ１２は小径であり、摺接面積も小さいから、プラグ本
体３の上下移動は力を必要とせず、作業が容易になる。
また、ケース２１内部の回路構成がコ字状であり、部品
が一列方向に配置されないから、電気接続箱を小型に構
成できる。
【００２９】図４は、図１のヒューズ付電気接続箱に用
いられる他の封止機構の要部構成を示す断面図である。
この構成では、安全プラグ２Ａのプラグ本体３Ａの外周
とフード２３Ａの内周間に、ゴム栓１２Ａが設けられ、
このゴム栓１２Ａによって封止がなされる。
いられる他の封止機構の要部構成を示す断面図である。
この構成では、安全プラグ２Ａのプラグ本体３Ａの外周
とフード２３Ａの内周間に、ゴム栓１２Ａが設けられ、
このゴム栓１２Ａによって封止がなされる。
【００３０】図５は、本発明に係るヒューズ付電気接続
箱の第２実施例の断面図である。本発明に係るヒューズ
付電気接続箱４０は、電気接続箱本体６５と、前記電気
接続箱本体６５に摺接移動するカバー４１と、前記カバ
ー４１によって保持されるヒューズ５０と、前記ヒュー
ズ５０の両端を構成する接続片５１、５１とそれぞれ嵌
合する２個の端子６９、７４から構成される。
箱の第２実施例の断面図である。本発明に係るヒューズ
付電気接続箱４０は、電気接続箱本体６５と、前記電気
接続箱本体６５に摺接移動するカバー４１と、前記カバ
ー４１によって保持されるヒューズ５０と、前記ヒュー
ズ５０の両端を構成する接続片５１、５１とそれぞれ嵌
合する２個の端子６９、７４から構成される。
【００３１】電気接続箱本体６５は中空筒状で長尺方向
両端部分にそれぞれ第１ハウジング６６、第２ハウジン
グ６７を有し、かつ側面部分に前記長尺方向と直角の開
口を有し、カバー４１はこの開口に接して摺接移動す
る。
両端部分にそれぞれ第１ハウジング６６、第２ハウジン
グ６７を有し、かつ側面部分に前記長尺方向と直角の開
口を有し、カバー４１はこの開口に接して摺接移動す
る。
【００３２】カバー４１は上端にハンドル部４２を、下
端に凹部４５を有する。ヒューズ５０はこの凹部４５に
よって位置決めされ、さらにヒューズ５０の両端の接続
片５１端部に設けられた突起部５３が、カバー４１の両
下端に設けられた突出部４４の形成する溝に嵌挿される
ことで、ヒューズ５０はカバー４１に保持される。カバ
ー４１の外壁に接して巻設された第１Ｏリング６０は封
止材であり、カバー４１の外壁と電気接続箱本体６５の
表面間を封止して、雨水や塵埃の侵入を排除する。
端に凹部４５を有する。ヒューズ５０はこの凹部４５に
よって位置決めされ、さらにヒューズ５０の両端の接続
片５１端部に設けられた突起部５３が、カバー４１の両
下端に設けられた突出部４４の形成する溝に嵌挿される
ことで、ヒューズ５０はカバー４１に保持される。カバ
ー４１の外壁に接して巻設された第１Ｏリング６０は封
止材であり、カバー４１の外壁と電気接続箱本体６５の
表面間を封止して、雨水や塵埃の侵入を排除する。
【００３３】図６に、ヒューズ５０の斜視図が示されて
いる。ヒューズ５０両端の接続片５１、５１には下端に
それぞれ刃部５２、５２が設けられている。刃部５２、
５２は、端子６９、７４への接続片５１、５１の嵌入を
容易にするためのものである。
いる。ヒューズ５０両端の接続片５１、５１には下端に
それぞれ刃部５２、５２が設けられている。刃部５２、
５２は、端子６９、７４への接続片５１、５１の嵌入を
容易にするためのものである。
【００３４】図５に戻って、端子６９は、第１ハウジン
グ６６底面から***状に設けられた端子ストッパー６８
によって位置決めされ、固設される。すなわち、端子６
９の先端は、接近する接続片５１を嵌入させる位置に固
設される。さらに、端子６９後端に接続された電線７０
が第１ハウジング６６から外部に導出されるが、ここで
電線７０はゴム栓７１によって封じられ、さらに前記ゴ
ム栓７１の外側にリアホルダ７２が嵌合される。なお図
７は、端子６９の例を示す斜視図である。対峙するバネ
部６９１、６９２間に接続片５１を嵌入させ、電気的に
接続状態とする。
グ６６底面から***状に設けられた端子ストッパー６８
によって位置決めされ、固設される。すなわち、端子６
９の先端は、接近する接続片５１を嵌入させる位置に固
設される。さらに、端子６９後端に接続された電線７０
が第１ハウジング６６から外部に導出されるが、ここで
電線７０はゴム栓７１によって封じられ、さらに前記ゴ
ム栓７１の外側にリアホルダ７２が嵌合される。なお図
７は、端子６９の例を示す斜視図である。対峙するバネ
部６９１、６９２間に接続片５１を嵌入させ、電気的に
接続状態とする。
【００３５】同様に、端子７４は、第２ハウジング６７
底面から***状に設けられた端子ストッパー７３によっ
て位置決めされ、固設される。すなわち、端子７４の先
端は、接近する他方の接続片５１を嵌入させる位置に固
設される。さらに、端子７４後端に接続された電線７５
が第２ハウジング６７から外部に導出されるが、ここで
電線７５はゴム栓７６によって封じられ、さらに前記ゴ
ム栓７６の外側にリアホルダ７７が嵌合される。
底面から***状に設けられた端子ストッパー７３によっ
て位置決めされ、固設される。すなわち、端子７４の先
端は、接近する他方の接続片５１を嵌入させる位置に固
設される。さらに、端子７４後端に接続された電線７５
が第２ハウジング６７から外部に導出されるが、ここで
電線７５はゴム栓７６によって封じられ、さらに前記ゴ
ム栓７６の外側にリアホルダ７７が嵌合される。
【００３６】なお図８は、端子７４の例を示す斜視図で
ある。端子７４先端は、堅固なコ字形枠で構成され、内
壁にマルチバネ部７４１が張設されている。また、図９
は、端子６９Ａの装着構成例の断面図である。同図に示
されるように、端子６９Ａはボルト孔を備え、ボルト８
１によって、ハウジング６６Ａに埋設されたインサート
ナット８０に螺着されて固定される。また、図１０は、
端子６９Ｂの装着構成例の断面図である。同図に示され
るように、端子６９Ｂはネジ孔を備え、ネジ８２によっ
てハウジング６６Ｂに螺着されて固定される。ネジ８２
は防水ゴム栓８３によって封止される。
ある。端子７４先端は、堅固なコ字形枠で構成され、内
壁にマルチバネ部７４１が張設されている。また、図９
は、端子６９Ａの装着構成例の断面図である。同図に示
されるように、端子６９Ａはボルト孔を備え、ボルト８
１によって、ハウジング６６Ａに埋設されたインサート
ナット８０に螺着されて固定される。また、図１０は、
端子６９Ｂの装着構成例の断面図である。同図に示され
るように、端子６９Ｂはネジ孔を備え、ネジ８２によっ
てハウジング６６Ｂに螺着されて固定される。ネジ８２
は防水ゴム栓８３によって封止される。
【００３７】図１１は、図５のヒューズ付電気接続箱４
０に用いられるヒューズ５０の装着構成例を示す断面図
である。同図に示されるように、ヒューズ５０はカバー
４１に設けたストッパー５５によって位置決めされ、ホ
ルダー金具５６によって把持される。また図１２は別の
装着構成例で、バンド５７によって把持される。
０に用いられるヒューズ５０の装着構成例を示す断面図
である。同図に示されるように、ヒューズ５０はカバー
４１に設けたストッパー５５によって位置決めされ、ホ
ルダー金具５６によって把持される。また図１２は別の
装着構成例で、バンド５７によって把持される。
【００３８】図１３乃至図１５は、図５のヒューズ付電
気接続箱４０における封止機構の説明図である。図１３
に示されるように、カバー４１が上方（すなわち仮係止
状態）に位置していて、回路が開成されている時は、カ
バー４１の外壁部４７に設けられた第１凹部４８に巻設
されている第１Ｏリング６０が、第１ハウジング６６の
突出する側端面８１と接して、封止がなされている。
気接続箱４０における封止機構の説明図である。図１３
に示されるように、カバー４１が上方（すなわち仮係止
状態）に位置していて、回路が開成されている時は、カ
バー４１の外壁部４７に設けられた第１凹部４８に巻設
されている第１Ｏリング６０が、第１ハウジング６６の
突出する側端面８１と接して、封止がなされている。
【００３９】ついで、図１４に示されるように、カバー
４１を下方に移動開始すると、第１Ｏリング６０は突出
する側端面８１から離れて下方に向かうが、ここで第１
Ｏリング６０はいずれの面とも接触しない。したがって
この移動は、摩擦がないゆえに小さな力で容易になすこ
とができる。
４１を下方に移動開始すると、第１Ｏリング６０は突出
する側端面８１から離れて下方に向かうが、ここで第１
Ｏリング６０はいずれの面とも接触しない。したがって
この移動は、摩擦がないゆえに小さな力で容易になすこ
とができる。
【００４０】やがてカバー４１が下方に降りて所定の位
置（本係止状態）に至ると、図１５に示されるように、
カバー４１の上突出部４６直下に巻設された第２Ｏリン
グ６１と、第１ハウジング６６の上端面８０とが接触
し、封止がなされる。なお、十分な移動力が確保される
場合は、第１Ｏリング６０が移動中も係止時も、常に第
１ハウジング６６の例えば側壁面８２に接する構成とす
ることもできる。その際は、第２Ｏリング６１は不要と
なる。また、図１６に示されるように、カバー４１の外
壁部４７上端に第２凹部４９を設けて第２Ｏリング６１
を巻設し、仮係止状態には第１Ｏリング６０が第１ハウ
ジング６６の突出する側端面８１と接し、本係止状態に
は第２Ｏリング６１が第１ハウジング６６の突出する側
端面８１と接する構成とすることも可能である。
置（本係止状態）に至ると、図１５に示されるように、
カバー４１の上突出部４６直下に巻設された第２Ｏリン
グ６１と、第１ハウジング６６の上端面８０とが接触
し、封止がなされる。なお、十分な移動力が確保される
場合は、第１Ｏリング６０が移動中も係止時も、常に第
１ハウジング６６の例えば側壁面８２に接する構成とす
ることもできる。その際は、第２Ｏリング６１は不要と
なる。また、図１６に示されるように、カバー４１の外
壁部４７上端に第２凹部４９を設けて第２Ｏリング６１
を巻設し、仮係止状態には第１Ｏリング６０が第１ハウ
ジング６６の突出する側端面８１と接し、本係止状態に
は第２Ｏリング６１が第１ハウジング６６の突出する側
端面８１と接する構成とすることも可能である。
【００４１】前記のように構成されたヒューズ付電気接
続箱４０の動作を説明する。カバー４１を電気接続箱本
体６５の内方向（図５の矢印方向、すなわち下方向）に
移動させると、ヒューズ５０両端の接続片５１、５１が
それぞれ第１ハウジング６６に嵌合された端子６９およ
び第２ハウジング６７に嵌合された端子７４に嵌合接続
して、両端子６９、７４をヒューズ５０を介して電気的
に導通させる。
続箱４０の動作を説明する。カバー４１を電気接続箱本
体６５の内方向（図５の矢印方向、すなわち下方向）に
移動させると、ヒューズ５０両端の接続片５１、５１が
それぞれ第１ハウジング６６に嵌合された端子６９およ
び第２ハウジング６７に嵌合された端子７４に嵌合接続
して、両端子６９、７４をヒューズ５０を介して電気的
に導通させる。
【００４２】カバー４１を電気接続箱本体６５の外方向
（図５の上方向）に移動させると、ヒューズ５０両端の
接続片５１、５１がそれぞれ第１ハウジング６６に嵌合
された端子６９および第２ハウジング６７に嵌合された
端子７４から離脱して、両端子６９、７４間の接続を開
成させる。このように、本実施例は、高価で寸法大な安
全プラグを省略して、低コストにして小型のヒューズ付
電気接続箱の製品化を可能にする。また、カバーと電気
接続箱本体間を封止する封止材の接触面積が小さいか
ら、小さい力で両端子間の接続の開閉が可能であり、よ
って作業性に優れたヒューズ付電気接続箱の供給を可能
にする。
（図５の上方向）に移動させると、ヒューズ５０両端の
接続片５１、５１がそれぞれ第１ハウジング６６に嵌合
された端子６９および第２ハウジング６７に嵌合された
端子７４から離脱して、両端子６９、７４間の接続を開
成させる。このように、本実施例は、高価で寸法大な安
全プラグを省略して、低コストにして小型のヒューズ付
電気接続箱の製品化を可能にする。また、カバーと電気
接続箱本体間を封止する封止材の接触面積が小さいか
ら、小さい力で両端子間の接続の開閉が可能であり、よ
って作業性に優れたヒューズ付電気接続箱の供給を可能
にする。
【００４３】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヒュー
ズ付電気接続箱は、フレームから外部に突出したプラグ
本体を掴んで上下にスライドさせる操作だけで回路の開
閉を行う構成としているから、開閉操作の都度、カバー
を外す等の操作が不要になり、回路の保守点検作業が非
常に簡単になるという効果がある。しかも、プラグ本体
とフレーム間を封止するＯリングの全周を小さく構成で
きるため、プラグ本体のスライドに力を要することがな
く、作業性が大幅に改善される。加えて、Ｏリング寸法
が小となって、コスト的に有利である上、防水効果を高
めることが可能になる。さらに、回路がコ字状になるよ
う部品を配列することで、電気接続箱の横寸法を小型化
できる。
ズ付電気接続箱は、フレームから外部に突出したプラグ
本体を掴んで上下にスライドさせる操作だけで回路の開
閉を行う構成としているから、開閉操作の都度、カバー
を外す等の操作が不要になり、回路の保守点検作業が非
常に簡単になるという効果がある。しかも、プラグ本体
とフレーム間を封止するＯリングの全周を小さく構成で
きるため、プラグ本体のスライドに力を要することがな
く、作業性が大幅に改善される。加えて、Ｏリング寸法
が小となって、コスト的に有利である上、防水効果を高
めることが可能になる。さらに、回路がコ字状になるよ
う部品を配列することで、電気接続箱の横寸法を小型化
できる。
【００４４】また、カバーにヒューズを保持させ、カバ
ーを電気接続箱本体に対してスライドさせる操作だけで
回路の開閉を行う構成としているから、開閉操作の都
度、フレームを外す等の操作が不要になり、回路の保守
点検作業が非常に簡単になるという効果がある。しか
も、カバーと電気接続箱本体間を封止するＯリングの全
周を小さく構成できるため、カバーのスライドに力を要
することがなく、作業性が大幅に改善される。加えて、
Ｏリング寸法が小となって、コスト的に有利である上、
防水効果を改善できるという効果がある。
ーを電気接続箱本体に対してスライドさせる操作だけで
回路の開閉を行う構成としているから、開閉操作の都
度、フレームを外す等の操作が不要になり、回路の保守
点検作業が非常に簡単になるという効果がある。しか
も、カバーと電気接続箱本体間を封止するＯリングの全
周を小さく構成できるため、カバーのスライドに力を要
することがなく、作業性が大幅に改善される。加えて、
Ｏリング寸法が小となって、コスト的に有利である上、
防水効果を改善できるという効果がある。
【００４５】さらに、安全プラグといった高価な部品を
はじめ、ボルト等部品の点数が削減できることで、小型
化が可能になるうえ、コスト低減が可能になる。そのう
え、各部品をコ字形に配列した構成によって、横方向寸
法を小にできるという効果がある。
はじめ、ボルト等部品の点数が削減できることで、小型
化が可能になるうえ、コスト低減が可能になる。そのう
え、各部品をコ字形に配列した構成によって、横方向寸
法を小にできるという効果がある。
【００４６】前記のように、本発明に係るヒューズ付電
気接続箱によって、防水効果を改善でき、構成部品点数
を削減して小型化できるとともに、コスト低減が実現で
き、しかも保守点検作業が容易になるという顕著な効果
を実現することができる。
気接続箱によって、防水効果を改善でき、構成部品点数
を削減して小型化できるとともに、コスト低減が実現で
き、しかも保守点検作業が容易になるという顕著な効果
を実現することができる。
【図１】本発明に係るヒューズ付電気接続箱の第１実施
例の構成を示す断面図である。
例の構成を示す断面図である。
【図２】図１のヒューズ付電気接続箱の一部切欠上面図
である。
である。
【図３】図１のヒューズ付電気接続箱に用いられる安全
プラグの分解斜視図である。
プラグの分解斜視図である。
【図４】図１のヒューズ付電気接続箱に用いられる他の
封止機構の要部構成を示す断面図である。
封止機構の要部構成を示す断面図である。
【図５】本発明に係るヒューズ付電気接続箱の第２実施
例の断面図である。
例の断面図である。
【図６】図５のヒューズ付電気接続箱に用いられるヒュ
ーズを示す斜視図である。
ーズを示す斜視図である。
【図７】図５のヒューズ付電気接続箱に用いられる端子
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図８】図５のヒューズ付電気接続箱に用いられる端子
の他の例を示す斜視図である。
の他の例を示す斜視図である。
【図９】図５のヒューズ付電気接続箱に用いられる端子
の装着構成を示す断面図である。
の装着構成を示す断面図である。
【図１０】図５のヒューズ付電気接続箱に用いられる端
子の別の装着構成を示す断面図である。
子の別の装着構成を示す断面図である。
【図１１】図５のヒューズ付電気接続箱に用いられるヒ
ューズの装着構成を示す断面図である。
ューズの装着構成を示す断面図である。
【図１２】図５のヒューズ付電気接続箱に用いられるヒ
ューズの別の装着構成を示す断面図である。
ューズの別の装着構成を示す断面図である。
【図１３】図５のヒューズ付電気接続箱における封止機
構の説明図である。
構の説明図である。
【図１４】図５のヒューズ付電気接続箱における封止機
構の説明図である。
構の説明図である。
【図１５】図５のヒューズ付電気接続箱における封止機
構の説明図である。
構の説明図である。
【図１６】図５のヒューズ付電気接続箱に適用可能な封
止機構の別の構成を示す説明図である。
止機構の別の構成を示す説明図である。
【図１７】従来のヒューズ付電気接続箱の構成を示す上
面図である。
面図である。
【図１８】図１７のヒューズ付電気接続箱の断面図であ
る。
る。
１ ヒューズ付電気接続箱 ２ 安全プラグ ３ プラグ本体 ４ スカート ５ 摺接部 ６ 凹溝 ７ 第１凹部 ８ 第１マルチバネ ９ 第２凹部 １０ 第２マルチバネ １１ ピン部 １２ Ｏリング（封止材） ２１ ケース（フレーム） ２２ ボックスカバー（フレーム） ２３ フード ２４ ハウジング ２５ 第１端子 ２６ ボルト ２７ 第２端子 ２８ ボルト ２９ 電線 ３０ バスバー ３１ ヒューズ ３２ ボルト ３３ ボルト ３４ 電線 ３５ 第１ターミナル ３６ 第２ターミナル
Claims (3)
- 【請求項１】 長尺状のプラグ本体の上下移動によっ
て、２個の端子の閉成／開成がなされる安全プラグと、
少なくとも一対の電線と、ヒューズがフレーム内に固設
され、 前記のうち一方の電線と前記のうち一方の端子が直接あ
るいは間接に接続され、 また前記のうち他方の端子と前記ヒューズの一端が直接
あるいは間接に接続され、 さらに、前記ヒューズの他端と前記のうち他方の電線が
直接あるいは間接に接続され、 前記プラグ本体が前記フレーム外に突出して構成され、 さらに前記プラグ本体と前記フレーム間が封止材によっ
て封止されたことを特徴とするヒューズ付電気接続箱。 - 【請求項２】 前記のうち一方の電線から、前記安全プ
ラグの２個の端子ならびに、前記ヒューズを経て前記他
方の電線に至る回路がコ字状を形成する構成とされたこ
とを特徴とする請求項１記載のヒューズ付電気接続箱。 - 【請求項３】 中空で長尺形であり、長尺方向左右両端
にそれぞれ第１ハウジング、第２ハウジングを備え、さ
らに長尺方向と直角の一側壁が開口された電気接続箱本
体と、前記開口に嵌め込まれて前記長尺方向と直角方向
に移動可能なカバーと、前記カバー内に保持され、左右
両端にそれぞれ接続片を備えて、前記カバーの移動に伴
い移動するヒューズと、前記第１ハウジングに嵌合され
て、後部に電線が接続され、前部が前記移動するヒュー
ズ一端の接続片と嵌合し接続される端子と、前記第２ハ
ウジングに嵌合されて、後部に電線が接続され、前部が
前記移動するヒューズ他端の接続片と嵌合し接続される
端子と、前記カバーの外壁と前記電気接続箱本体の表面
とを封止する封止材とを備えて構成されたことを特徴と
するヒューズ付電気接続箱。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7170954A JP3052183B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | ヒューズ付電気接続箱 |
| US08/677,643 US5816850A (en) | 1995-07-06 | 1996-07-08 | Electrical junction box with a fuse |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7170954A JP3052183B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | ヒューズ付電気接続箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0923537A true JPH0923537A (ja) | 1997-01-21 |
| JP3052183B2 JP3052183B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=15914465
Family Applications (1)
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