JPH09226479A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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Publication number
JPH09226479A
JPH09226479A JP8042699A JP4269996A JPH09226479A JP H09226479 A JPH09226479 A JP H09226479A JP 8042699 A JP8042699 A JP 8042699A JP 4269996 A JP4269996 A JP 4269996A JP H09226479 A JPH09226479 A JP H09226479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front pillar
door
weather strip
hollow
gradually
Prior art date
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Pending
Application number
JP8042699A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguhiro Yano
次弘 矢野
Yoshiharu Matsumoto
義春 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP8042699A priority Critical patent/JPH09226479A/ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の本体とドアとの間をシールするウエ
ザストリップにおいて、フロントピラーに沿って配され
るフロントピラー部の下端部がドア開閉時にドア等と干
渉することがなく、良好なドア開閉が可能であるととも
に、低コストで見栄えのよい自動車用ウエザストリップ
を提供する。 【解決手段】 フロントピラー2に沿って配されるフロ
ントピラー部12が、自動車1の本体又はドア5に取付
けられる取付基部18と中空状のシール部20とを備え
てなり、フロントピラー部12の下端部の徐変区間にお
いて、その幅方向寸法wが下方ほど短く徐変するととも
に、そのシール部20が下方ほど中空状から扁平状に徐
変するよう押出成形されてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア開口
部において、自動車の本体とドアとの間をシールする自
動車用ウエザストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の本体とドアとの間
は、該本体又はドア窓枠部に取付けたウエザストリップ
によってシールされている。このようなウエザストリッ
プにおいて、自動車のフロントピラーに沿って配される
フロントピラー部は、通常、風切音防止対策として中空
状のシール部を備えて構成されている。そのため、特に
プレスドアタイプの自動車(ドア窓枠部をドア外板と一
体にプレス成形した構造を有する自動車)において、こ
のフロントピラー部の下端部、即ちつけ根付近で、ドア
の開閉時に、この中空状のシール部がドアと干渉して、
良好なドア開閉がなされないという問題がある。
【0003】例えば、図9に示すように、自動車のフロ
ントピラー101に沿って配されたウエザストリップの
フロントピラー部100は、フロントピラー101の取
付部102に取付けられる取付基部103と中空状のシ
ール部104とを有し、このシール部104が車体とド
ア窓枠部105との隙間開口を閉じているが、この断面
形状をそのままフロントピラー部100の下端部におい
て用いた場合、ドア閉時にドア窓枠部105によって中
空状のシール部104がめくり上がり、良好なドア開閉
がなされない。
【0004】そこで、従来、図10に示すように、押出
成形により形成されたウエザストリップのフロントピラ
ー部100の下端部において、その中空状のシール部1
04を、接着剤等を用いた接着プレスや型成形により、
扁平状106に変形させて、干渉を防止することが行な
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして干渉を防止する場合には、押出工程以外に、
型成形工程や接着プレス工程が必要であるため、コスト
が高く、また、押出成形された部分と型成形された部分
とで色調が相違して見栄えが悪いという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、良好なドア開閉が可能
であるとともに、低コストで見栄えのよい自動車用ウエ
ザストリップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ウエザ
ストリップは、自動車の本体とドアとの間をシールする
ウエザストリップであって、自動車のフロントピラーに
沿って配されるフロントピラー部が、前記本体又は前記
ドアに取付けられる取付基部と中空状のシール部とを備
えてなり、前記フロントピラー部の下端部において、そ
の幅方向寸法が下方ほど短く徐変するとともに、そのシ
ール部が下方ほど中空状から扁平状に徐変するよう押出
成形されてなるものである。
【0008】
【作用】請求項1の自動車用ウエザスリップであると、
ウエザストリップのフロントピラー部の下端部におい
て、その幅方向寸法が下方ほど短く徐変するとともに、
そのシール部が下方ほど中空状から扁平状に徐変する形
状に成形されているので、当該下端部においてドア開閉
時にシール部がドア等に干渉することがなく良好なドア
の開閉が可能である。また、この形状が押出成形により
成形されているので、型成形工程や接着プレス工程が省
かれ、低コストで見栄えがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る自
動車用ウエザストリップ10を図面に基づいて説明す
る。
【0010】このウエザストリップ10は、図1に示す
ように、プレスドアタイプの自動車1のフロントピラー
2からルーフサイド3を経てリアピラー4にかけて取付
けられるルーフサイドレール・ウエザストリップであ
り、一連の押出成形により形成されている。
【0011】このウエザストリップ10は、図4(a)
に示すように、自動車の本体に取付けられる断面略C字
状の取付基部18と、中空部20aを有する断面略P字
状のシール部20と、リップ状のサブシール部22より
なり、フロントピラー2に沿って配されるフロントピラ
ー部12、ルーフサイド3に沿って配されるルーフサイ
ド部14及びリアピラー4に沿って配されるリアピラー
部16のそれぞれにおいて、所定の断面形状を有するよ
うに形成されている。
【0012】以下、このウエザストリップ10のフロン
トピラー部12の構成について説明する。
【0013】図1に示すように、フロントピラー部12
の下端部には、徐変区間が形成されている。
【0014】フロントピラー部12は、この徐変区間よ
りも上方においては、図4(a)に示すように、シール
部20が外方に向って突出する中空部20aを備えて構
成されている。この中空部20aは、フロントピラー部
12の幅方向において取付基部18の反対側の端部に位
置している。
【0015】前記徐変区間において、フロントピラー部
12は、図2〜4に示すように、シール部20の中空部
20aが、下方ほどつぶされて中空状から扁平状に徐変
し、かつ、フロントピラー部12の幅方向寸法wが下方
ほど短く徐変する形状を有する。
【0016】中空部20aにおける徐変は、図4(a)
〜(c)に示すように、外方に突出する中空部20aが
フロントピラー部12の幅方向中央に向って徐々に折畳
まれるように、中空部20aをつぶして行なわれてお
り、徐変区間の下端において中空部20aは完全につぶ
されて扁平状になっている。又図示していないが、この
中空部20aは完全につぶさず、中空部を少し残す状態
でも使用される。
【0017】フロントピラー部12の幅方向における徐
変は、シール部20の幅方向寸法を徐々に短くすること
によりなされている。すなわち、シール部20は、フロ
ントピラー部12の幅方向略中央部分に徐変部20bを
有し、この徐変部20bの幅方向寸法dが下方ほど徐々
に短くなるように変化している。
【0018】フロントピラー部12は、徐変区間よりも
下方においては、図4(c)に示す徐変区間の下端と同
一の断面形状を有する。
【0019】図5は、このウエザストリップ10を自動
車1の本体に取付けた状態を示した図であって、フロン
トピラー部12の徐変区間より下方の部分の断面(図1
におけるV−V断面)を示している。フロントピラー部
12は、その取付基部18がフロントピラー2の取付部
2aに嵌込まれ、サブシール部22がドア窓枠部5aの
内面側に当接し、さらに、ドアの内側において扁平状の
シール部20の先端がフロントピラー2に当接してい
る。シール部20は、徐変区間より上方の部分(図5に
おいて点線で示す。)と比べ、外方への突出が小さく、
かつ、固定端である取付基部18から自由端であるシー
ル部20先端までの長さが短い。
【0020】つぎに、このウエザストリップ10の製造
方法について説明する。
【0021】このウエザストリップ10は、上述したよ
うに押出成形により製造される。すなわち、図6に示す
ように、押出機26より所定形状にてウエザストリップ
10を押出し、それを加硫機28に導いて加硫し、さら
に、冷却機30にて冷却した後、裁断機32で所定寸法
に裁断する。
【0022】この押出成形時において、ウエザストリッ
プ10の長手方向の所定個所、即ちフロントピラー部1
2下端部の前記徐変区間に相当する部分で、フロントピ
ラー部12の幅方向における徐変と中空部20aにおけ
る徐変を同時に行なう。
【0023】詳細には、押出機26先端に取付けられる
押出ダイス36として、図7(a)に示すように、所定
の製品開孔52aを有する固定金型54と、所定の製品
開孔52bを有し固定金型54に対して摺動可能な移動
金型56とよりなる分割式の押出ダイス36を用いて、
前記徐変区間に相当する部分で、移動金型56を、図7
(b)、(c)に示すように、徐変部20bの開孔部5
2cの長さが徐々に短くなるように移動させて、フロン
トピラー部12の幅方向における徐変を行なう。そし
て、このフロントピラー部12の幅方向における徐変と
連動させて、押出ダイス36から押出されたゴム34に
対し、シール部20の中空部20aを中空状から扁平状
に徐々に変化するようにつぶして中空部20aにおける
徐変を行なう。すなわち、押出ダイス36から押出され
たウエザストリップ10を、図8に示すように、押出機
26と加硫機28との間に配された上下一対のローラ3
8a、38b間に通し、可動式の上ローラ38aを、押
出ダイス36の移動金型56の移動と連動させて徐々に
下降させて、前記徐変区間に相当する部分で中空部20
aにおける徐変を行なう。
【0024】なお、本ウエザストリップ10において、
前記2つの徐変を行なう方法は、上述した方法に特に限
定されるものではない。
【0025】以上説明した本実施例のウエザストリップ
10であると、フロントピラー部12の下端部の徐変区
間において、その幅方向寸法wの徐変と中空部20aの
徐変との2つの徐変がなされているので、当該下端部が
ドア開閉時にドア5と干渉することがなく、良好なドア
開閉が可能である。
【0026】また、この2つ徐変が押出成形により成形
されているので、型成形工程や接着プレス工程が省か
れ、低コストであり、かつ、見栄えがよい。
【0027】特に、この2つの徐変が、同時に、即ち同
一の徐変区間において行なわれているので、見栄えが非
常によい。
【0028】また、中空部20aでの徐変において、外
方に突出する中空部20aをフロントピラー部12の幅
方向中央に向って折畳むようにつぶして行なっているの
で、このつぶし徐変によってフロントピラー部12の幅
方向寸法wが長くなることがない。そのため、徐変部2
0bにおける幅方向での徐変のロスがない。
【0029】なお、上述した実施例においては、自動車
1の本体側に取付けられるウエザストリップ10につい
て説明したが、本発明は、ドア5側、即ちドア窓枠部5
aに取付けられるウエザストリップにも適用可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明の自動車用ウエザストリップであ
ると、ドア開閉時にシール部がドア等に干渉することが
なく良好なドアの開閉が可能であるとともに、型成形工
程や接着プレス工程が省かれ低コストで見栄えがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用ウエザストリ
ップ10の配置を示す自動車1の側面図である。
【図2】ウエザストリップ10のフロントピラー部12
の要部斜視図である。
【図3】フロントピラー部12の要部平面図である。
【図4】図3に示すフロントピラー部12の断面図であ
り、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図、
(c)はC−C断面図である。
【図5】図1のV−V断面図である。
【図6】ウエザストリップ10の製造工程の概略図であ
る。
【図7】ウエザストリップ10を製造する押出機26の
押出ダイス36の正面図であり、(a)は徐変区間前に
おける状態、(b)は徐変区間中央部における状態、
(c)は徐変区間後における状態をそれぞれ示す図であ
る。
【図8】ウエザストリップ10の製造工程において、シ
ール部20の中空部20aをつぶして徐変しているとこ
ろを示す拡大断面図である。
【図9】従来のウエザストリップのフロントピラー部1
00の車輌取付状態における断面図である。
【図10】従来のウエザストリップのフロントピラー部
100の要部斜視図である。
【符号の説明】
1……自動車 2……フロントピラー 5……ドア 10……ウエザストリップ 12……フロントピラー部 18……取付基部 20……シール部 20a……中空部 20b……徐変部 w……フロントピラー部12の幅方向寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の本体とドアとの間をシールする
    ウエザストリップであって、 自動車のフロントピラーに沿って配されるフロントピラ
    ー部が、前記本体又は前記ドアに取付けられる取付基部
    と中空状のシール部とを備えてなり、 前記フロントピラー部の下端部において、その幅方向寸
    法が下方ほど短く徐変するとともに、そのシール部が下
    方ほど中空状から扁平状に徐変するよう押出成形されて
    なる自動車用ウエザストリップ。
JP8042699A 1996-02-29 1996-02-29 自動車用ウエザストリップ Pending JPH09226479A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102275488A (zh) * 2010-06-08 2011-12-14 起亚自动车株式会社 用于车辆的开放式挡风雨条的固定结构
CN103381779A (zh) * 2012-05-02 2013-11-06 F·波尔希名誉工学博士公司 紧固装置

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