JP3096110B2 - 自動車用ウインドモールディング及びその製造方法 - Google Patents

自動車用ウインドモールディング及びその製造方法

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JP3096110B2 JP03278584A JP27858491A JP3096110B2 JP 3096110 B2 JP3096110 B2 JP 3096110B2 JP 03278584 A JP03278584 A JP 03278584A JP 27858491 A JP27858491 A JP 27858491A JP 3096110 B2 JP3096110 B2 JP 3096110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体パネルの
窓開口部に固着されたウインドガラス等のウインドパネ
の周縁部と車体パネルとの間の間隙に装着される自動
車用ウインドモールディング及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に取り付
けられたウインドパネル(以下、理解容易化のためにウ
インドガラスという。)の周縁部には、ウインドモール
ディングが装着されている。具体的には、ウインドガラ
スの周縁と車体パネルの窓開口部の開口縁との間に、連
続的長尺状の隙間が形成されており、この隙間内に、長
尺状の押出部材からなるウインドモールディングが嵌め
込まれシールが行なわれている。ウインドモールディン
グは、通常、ゴム・樹脂等のエラストマーから成形され
ており、上記隙間内に介挿されて所定の部分に嵌合され
る脚部と、脚部の車外側端に設けられて上記隙間を車外
側から覆う装飾部とを有している。このようなウインド
モールディングは、車体パネル側への取付作業性及び姿
勢保持性等の観点からしてみれば、より剛性の高い材料
を用いることが好ましい。
【0003】一方、ウインドモールディングのサイド部
に、ウインドガラス上の雨水を堰き止めて排水するため
の溝を設けることが従来から提案されている。例えば、
実公昭57−54416号公報、特開昭63−2917
21公報(米国特許4757660号)、特開平1−1
95032号公報(米国特許4865796号)、特開
平1−223018号公報及び実開平1−144109
号公報(米国特許4984839号)、特開平3−12
8721号公報等である。このような雨水受け溝を備え
た自動車用ウインドモールディングでは、ウインドガラ
スの表面から離反して立ち上げられる部分が構築される
ため、特に材料の剛性を向上させておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがウインドモー
ルディングの剛性を向上させるために、当該ウインドモ
ールディングの全体を高剛性材料で直線状に成形した場
合には、取付時においてコーナー部の曲げ作業性が低下
するという問題がある。コーナー部を良好に曲げるため
の提案が、実開昭58−73014号公報、特開昭59
−8523号公報あるいは特開昭60−248426号
公報等において種々なされてはいるが、これらでは、モ
ールディングの成形及び取付における工程数が増大して
おり、生産性上問題がある。さらに、雨水受け溝を備え
た部位を高剛性部材により成形するとともに、それ以外
の部位を柔軟性部材により成形し、これらの別々の形部
材どうしを、ジョイント部材を用いて接着等により接合
させるようにした提案もなされているが、この提案で
は、ジョイント部材の接着部分が曲げ変形により剥がれ
ないように、ジョイント部材を予めコーナー部に沿った
湾曲形状に成形しておく必要がある。その結果、モール
ディング全体が大型の形状となってしまい、運搬・保管
時に曲げ状態で収容しようとしても大きな収容スペース
を要するという問題ある。また、特開平1−1452
23号公報(米国特許4968543号)には、鉄芯を
インサートして剛性を付与したものが開示されている
が、成形にあたって大型の型を要するとともに、上述し
た運搬・保管性の問題も同様にある。
【0005】そこで本発明は、モールディングの長手方
向における一部分、特に雨水受け溝の成形部分である
インドガラス表面からの離反部分の剛性を高めつつ、良
好な装着性及び運搬・保管性を得ることができ、しかも
簡易に連続成形することができるようにした自動車用ウ
インドモールディング及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1にかかる自動車用ウインドモールディングは、
車体パネルの窓枠開口部に固着されウインドパネルの
アッパー部からコーナー部を通って両サイド部にかけて
の周縁部に沿って装着される本体モールを備えたもので
あって、少なくともサイド部に装着される本体モールの
車外側露出部分が、ウインドパネルの表面から車外側に
向かう方向に離反され、その離反部分に雨水受け部が画
成されるとともに、前記アッパー部に装着される本体モ
ールの車外側露出部分が、雨水受け部を画成しないよう
に前記ウインドパネルの表面に密着される自動車用ウイ
ンドモールディングにおいて、上記本体モールの全長
が、一連一体の略直線状部材からなるとともに、装着時
に湾曲状に曲げ変形される本体モールの少なくともコー
ナー部に相当する部分は、雨水受け部が設けられた部分
に比して柔軟性を有する材料からなる構成を有してい
る。また、請求項2にかかる自動車用ウインドモールデ
ィングは、車体パネルの窓枠開口部に固着されウイン
ドパネルの周縁部に沿うようにして装着される本体モー
ルを備えたものであって、上記本体モールの車外側露出
部分が、長手方向の一部分においてウインドパネルの表
面から車外側に向かう方向に離反され、その離反部分に
雨水受け部が画成されるとともに、前記本体モールの長
手方向の他の部分における車外側露出部分が、雨水受け
部を画成しないように前記ウインドパネルの表面に密着
される自動車用ウインドモールディングにおいて、上記
本体モールの全長が、一連一体の略直線状部材からなる
とともに、前記雨水受け部における開口部の本体モール
離反方向の溝幅が、モールディングの長手方向に沿って
一定に維持された溝幅一定部分と、当該溝幅がモールデ
ィングの長手方向に沿って変化するように上記溝幅一定
部分に連続して設けられた溝幅変化部分と、を有し、装
着時に湾曲状に曲げ変形される少なくとも上記溝幅変化
部分における本体モールが、溝幅一定部分における本体
モールに比して柔軟性を有する材料からなる構成を有し
ている。さらに、請求項3にかかる自動車用ウインドモ
ールディングは、上記請求項1又は2記載の発明にかか
る車外側露出部分の車外側表面部分が、全長にわたって
同一の材料から形成された構成を有している。さらにま
た、上記請求項4にかかる自動車用ウインドモールディ
ングは、上記請求項1又は2記載の本体モールにおける
車外側露出部分がウインドパネルの表面に密着される部
分が、ウインドパネルの表面から離反される部分に比し
て柔軟性を有する材料からなる構成を有している。
【0007】さらにまた、請求項にかかる自動車用ウ
インドモールディングの製造方法は、車体パネルの窓枠
開口部に固着されウインドパネルのアッパー部からコ
ーナー部を通って両サイド部にかけての周縁部に沿って
装着される本体モールを、ダイにより押出成形するもの
であって、少なくともサイド部に対応する本体モールの
車外側露出部分を、ウインドパネルの表面から車外側に
向かう方向に離反させて、ウインドパネルの表面との間
に雨水受け部を画成するとともに、前記アッパー部に装
着される本体モールの車外側露出部分が、雨水受け部を
画成しないように前記ウインドパネルの表面に密着され
ようにした自動車用ウインドモールディングの製造方
法において、上記本体モールの全長を、ダイを通して一
連一体に略直線状に押出成形するものであって、装着時
に湾曲状に曲げ変形される本体モールの少なくともコー
ナー部に相当する部分を押出成形する際には、雨水受け
部を設ける部分に比して柔軟性を有する材料にて押出を
行うようにした構成を有している。一方、請求項にか
かる自動車用ウインドモールディングの製造方法は、車
体パネルの窓枠開口部に固着されウインドパネルの周
縁部に沿って装着される本体モールを、ダイにより押出
成形するものであって、少なくともサイド部に対応する
本体モールの車外側露出部分を、ウインドパネルの表面
から車外側に向かって離反させて、ウインドパネルの表
面との間に雨水受け部を画成するとともに、前記アッパ
ー部に装着される本体モールの車外側露出部分が、雨水
受け部を画成しないように前記ウインドパネルの表面に
密着されるようにした自動車用ウインドモールディング
の製造方法において、上記本体モールの全長を、ダイを
通して一連一体に略直線状に押出成形するものであっ
て、前記雨水受け部における開口部の本体モール離反方
向の溝幅を、モールディングの長手方向に沿って一定に
維持することにより本体モールの溝幅一定部分を形成す
る工程と、上記溝幅をモールディングの長手方向に沿っ
て変化させることにより、上記溝幅一定部位に連続する
ようにして本体モールの溝幅変化部分を形成する工程
と、を有し、装着時に湾曲状に曲げ変形される少なくと
も上記本体モールの溝幅変化部分を形成する工程におい
ては、前記溝幅一定部分に比して柔軟性を有する材料に
て押出成形してなる構成を有している。また、請求項
にかかる自動車用ウインドモールディングの製造方法
は、上記請求項又は記載の発明にかかる車外側露出
部分の車外側表面部分を、全長にわたって同一の材料に
より押出を行う構成を有している。さらに、請求項8に
かかる自動車用ウインドモールディングの製造方法は、
上記請求項5又は6記載の本体モールにおける車外側露
出部分がウインドパネルの表面に密着される部分を、ウ
インドパネルの表面から離反される部分に比して柔軟性
を有する材料から形成する構成を有している。
【0008】
【作用】このような構成を有する各手段によれば、モー
ルディングの全長が一連一体の略直線状部材からなるこ
とから、運搬・保管時における収容スペース効率が大幅
に向上される。また、硬質性材料によって、雨水受け
成形部分等のような剛性必要部分における剛性が高めら
れると同時に、軟質性材料によって、コーナー部におけ
る曲げ性が種々の方向に良好に確保されるようになって
いる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図1に表わされているように、自動車
のフロント側のウインドガラス1の周縁部には、長尺状
の押出シール部材からなるウインドモールディングを構
成する本体モール2が装着されている。この本体モール
2は、前記ウインドガラス1の上縁部とルーフパネル3
との間の隙間に装着されたアッパーモール2Aと、ウイ
ンドガラス1の両側縁部とピラーパネル4との間の隙間
に装着されたサイドモール2Cと、これらアッパーモー
ル2Aとサイドモール2Cとを湾曲状に連結しているコ
ーナーモール2Bとを有しており、これらモールディン
グ2A,2C,2Bは、後述するようにして一体連続的
に押出成形されている。
【0010】本体モール2は、ゴム、合成樹脂等の弾性
材料を後述する成形装置によって長尺帯状に一体に押出
成形してなるものであり、図2ないし図6に示されてい
るように、ウインドガラス1の周縁部と、ルーフパネル
3及びピラーパネル4との間隙に介挿された脚部22を
有しているとともに、ウインドガラス1の表面と、ルー
フパネル3及びピラーパネル4の各表面との間を車外側
(図2,3,4上側)から覆う装飾部21を備えてい
る。そしてこれら装飾部21と脚部22とによって、長
手方向に直交する横断面形状が略T字状になされてい
る。
【0011】上記脚部22内には、装飾部21との連結
部近傍に、芯材としての金属薄箔芯金23が埋設されて
いる。さらにサイド部における脚部22の車内側端縁
(図4下端縁)には、第1の支持片24及び第1の弾性
リップ片25が、内周側及び外周側にそれぞれ突設され
ているとともに、当該脚部22の車内外方向途中部分に
は、第2の支持片26及び第2の弾性リップ片27が内
周側及び外周側にそれぞれ突設されている。上記第1の
支持片24及び第1の弾性リップ片25は、サイド部の
みに配置されており、アッパー部及びコーナー部には設
けられていない。すなわちこれら支持片24及び弾性リ
ップ片25は、後述する成形装置によって図5のように
一旦モールディングの全長にわたって押出成形され、そ
の後図6のようにアッパー部及びコーナー部に各々相当
する部分が、脚部22の一部とともに所定の切除工程に
より除去されている。
【0012】一方上記第2の支持片26は、サイド部及
びアッパー部に配置されており、コーナー部には設けら
れていない。この第2の支持片26も、上記第1の支持
片24及び弾性リップ片25と同様に、一旦モールディ
ングの全長にわたって押出成形された後(図5)、所定
の切除工程によってコーナー部相当部分が除去されてい
る(図6)。さらに上記第2の弾性リップ片27につい
ては、切除は行われておらず、当該第2の弾性リップ片
27は、サイド部、コーナー部、アッパー部の全長にわ
たって配置されている。
【0013】装飾部21は、脚部22の車外側端(図
2,3,4上端)から、ウインドガラス1側及び車体パ
ネル3,4側にそれそれ延びる、ガラス側装飾部21a
及びパネル側装飾部21bを有している。ガラス側装飾
部21aは、ウインドガラス1の車外側表面を覆うリッ
プ状部材からなるとともに、パネル側装飾部21bは、
車体パネル3の車外側表面に当接するリップ状部材から
なっている。これらガラス側装飾部21a及びパネル側
装飾部21bは、モールディングの全長にわたって均一
な肉厚及び形状に設定されている。
【0014】ここでサイドモール2Cは、比較的硬質性
を有する材料P1からなっているとともに、コーナーモ
ール2B及びアッパーモール2Aは、サイドモール2C
の材料P1に比して、より柔軟性を有する材料P2から
構成されている。硬質性を有する材料P1としては、例
えばガラス繊維を折り込んだ材料が用いられる。
【0015】このような本体モール2を用いたウインド
ガラス1の車体側取付構造を次に説明する。ルーフパネ
ル3及びピラーパネル4に設けられたガラス取付用開口
部の内周縁部は、ウインドガラス1を受け入れるように
室内側に向かって階段状に折り曲げられており、折曲壁
3a,4aを介してフランジ部3b,4bが設けられて
いる。アッパー部の折曲壁3aの立上り高さは均一にな
されているが、サイド部の折曲壁4aの立上り高さは、
コーナー部の途中から次第に高められている。
【0016】そしてまず上述した本体モール2のコーナ
ー部からサイド部にかけて、副モール3が装着される。
この副モール3は、モール本体2のガラス側装飾部21
aと脚部22との接合内角部に装着され、モール本体2
の第2の支持片26に係合し保持されている。この副モ
ール3のサイド部に相当する部分は、上記支持片26に
嵌合する一定の横断面形状に成形されているとともに、
コーナー部に相当する部分の横断面形状は、本体モール
2とウインドガラス1との隙間を埋めるべく、連続的に
変化されている。このコーナー部に相当する部分は、射
出等の型成形によって成形されるものであるが、上述し
た本体モール2と同様に、比較的柔軟性を有する材料P
2から構成されている。またサイド部に相当する部分
は、比較的硬質性を有する材料P1から構成されてい
る。
【0017】つぎにウインドガラス1側あるいは車体パ
ネル3,4側のフランジ部3b,4b上に、帯状のダム
ラバー14が固着されるとともに、このダムラバー14
の外周側に接着剤15が押出によって充填される。そし
てウインドガラス1の車内側面が、上記ダムラバー14
上に当接され押圧される。これによってウインドガラス
1は、車体パネル3,4側のフランジ部3b,4b上に
全周略均一の高さに固着され、当該ウインドガラス1の
車外側表面と、車体パネル3,4の表面との間には、折
曲壁3a,4aの立上り高さに対応した段差が形成され
る。
【0018】この状態で、ウインドガラス1の周縁部と
車体パネル3,4との間に形成された隙間内に、ウイン
ドモールディングが嵌挿される。このとき図2のアッパ
ー部においては、アッパーモール2Aの支持片26とガ
ラス側装飾部21aとの間部分が、ウインドガラス1の
アッパー縁部に嵌着されるとともに、図4のサイド部に
おいては、サイドモール2Cの支持片24とガラス側装
飾部21aとの間部分が、副モール3を介してウインド
ガラス1のサイド縁部に嵌着される。また図3のコーナ
ー部においては、コーナーモール2Bのガラス側装飾部
21aとウインドガラス1との間部分に、副モール3の
一部が介挿される。一方弾性リップ片25,27は、各
折曲壁3a,4aに対して屈曲状体にて弾接される。こ
のような支持片24,26のガラス側嵌合力及び弾性リ
ップ片25,27の屈曲による弾性反発力は、接着剤1
5が固化するまでの仮固定力及び姿勢保持力として作用
する。
【0019】ウインドモールディングの装着によってコ
ーナーモール2Bは、所定の曲率に湾曲させられること
となるが、上述のようにコーナーモール2Bが柔軟性を
有する材料P2から構成されているため、種々の方向に
曲げ性が良好に確保され、装着作業は極めて良好に行わ
れるとともに、運搬・保管時等には直線状部材として取
り扱われるために収容性が向上され、かつ、曲げ時にお
ける周長差によるシワ発生等の不具合は生じることがな
い。
【0020】このようなモールディングの装着状態にお
いて、まずアッパー部においては(図2参照)、全長に
わたってウインドガラス1と車体パネル3との段差はほ
とんどなく、したがってガラス側装飾部21aはウイン
ドガラス1の表面に密着されている。コーナー部におい
ては(図3参照)、上記段差が徐々に付けられているの
に対応して、ガラス側装飾部21aが、前記副モール3
の介挿によってウインドガラス1の表面から離反され始
めている。このコーナー部の途中部分からサイド部に向
かって上記段差は徐々に拡大されており、副モール3の
介挿高さが段差の変動に対応してサイド側に徐々に拡大
されている。そして上記ガラス側装飾部21aの離反量
も、サイド側に向かって徐々に拡大されている。さらに
サイド部の長手方向中央寄りの領域で(図4参照)、最
大の段差が形成されているのに対応して、副モール3の
介挿高さ及びガラス側装飾部21aの離反量も最大にな
されている。このガラス側装飾部21aの最大離反状態
は、サイド部下方側領域に向かって一定に維持されてい
る。このようなサイド部におけるガラス側装飾部21a
がガラス表面から離反した空間には、雨水受け部として
雨水受け溝28が内周側に開口するように画成されて
いる。すなわち、この雨水受け溝28における溝開口部
は、上記副モール3の介挿高さ及びガラス側装飾部21
aの離反量に対応して図示上下方向の溝幅寸法が変化し
ており、サイド部には、上記溝幅がモールディングの長
手方向に沿って一定に維持された溝幅一定部位が設けら
れているとともに、コーナー部には、前記雨水受け溝に
おける溝開口部の幅がモールディングの長手方向に沿っ
て変化する溝幅変化部位が、上記溝幅一定部位に連続す
るようにして設けられている。
【0021】ガラス側装飾部21aがウインドガラス1
の表面から離反されていると、モールディングの姿勢が
不安定化し変形するおそれがあるが、上述したようにサ
イドモール2Cは比較的硬質性を有する材料P1からな
っているため、本体モール2の姿勢及び形状は良好に維
持される。
【0022】このようなウインドガラス1の車体側取付
構造において、ウインドガラス1上に滴化した雨水は、
ガラス側装飾部21aの内周壁面に誘導されていき、サ
イド部に集められた雨水は、雨水受け溝28内を導かれ
るようにして所定の部位に排出されていく。
【0023】なおウインドモールディングは、本実施例
のように予めウインドガラス1を窓枠側に挿入しておい
た上で、ウインドガラス1の周端縁と車体パネル3,4
との間の隙間内に挿入するようにしてもよいし、ウイン
ドガラス1にウインドモールディングを装着した状態で
取り付けるようにしてもよい。また副モール3のコーナ
ー部相当部分を本体モール側に固着しなければ、当該副
モール3のコーナー部相当部分を、硬質性材料で成形す
ることもできる。
【0024】次に、上述したウインドウモールディング
の本体モール2を成形する装置を説明する。まず図7に
示されているように、コイラー11から巻き出されたイ
ンサート材23は、フォーミングロール12、検出装置
13を通して押出成形金型(ダイス)14に供給され、
樹脂と一体にて上述した横断面形状に押出成形される。
押し出されたモールディング素材は、冷却槽15を通し
て引取機16によって切断装置17に送り込まれ、そこ
で所定長さに切断が行われる。
【0025】このとき上記検出装置13で検出されたイ
ンサート材23の送り量は、制御装置18に印加されて
おり、その入力信号に基づいて、上記押出成形金型14
及び切断装置17の動作タイミングが決定され、制御装
置18から各装置14,17に動作信号が出力されてい
る。なお検出装置13の配設位置は、素材の進行量ある
いは移動量を検知することができる位置であればどこで
も良く、例えば引取機16の前後いずれであっても配置
することができる。
【0026】上記押出成形金型14に設けられたダイ
は、図8ないし図12に示されているような押出材料の
切替機構を備えている。すなわち押出成形金型14の第
1ダイ141には、押出成形口141aが前端面側に開
口するように形成されているとともに、この押出成形口
141aに続く押出流路141bの基部側には、溜め部
141cが設けられている。そしてこの溜め部141c
に対面するようにして、第2のダイ142が押出方向と
直交する方向に往復移動可能に装着されている。当該第
2のダイ142には、ほぼ平行に延在する一対の切替流
路142a,142bが備えられており、これら一対の
切替流路142a,142bのうちのいずれかが、第2
のダイ142の往復平行移動によって、上記第1ダイ1
41の溜め部141cに向かって択一的に開口されるよ
うになっている。
【0027】さらに上記第1のダイ141には、一対の
材料供給流路141d,141e及び一対の材料排出流
路141f,141gが形成されている。これらの材料
供給流路141d,141e及び一対の材料排出流路1
41f,141gは、前記第2のダイ142の切替流路
142a,142bを挾んで対向するように配置されて
おり、材料供給流路141d,141eは、切替流路1
42a,142bに対して常時開口されているととも
に、材料排出流路141f,141gは、切替流路14
2a,142bに対して択一的に開口されるように設け
られている。上記一方の材料供給流路141dからは、
サイドモール2Cを成形するための硬質性材料P1が送
給されているとともに、他方の材料供給流路141eか
らは、コーナーモール2B及びアッパーモール2Aを成
形するための柔軟性材料P2が送給されている。
【0028】そしてまずサイドモール2Cを成形する場
合には、第1ダイ141と第2ダイ142とが、図9な
いし図12に示された位置関係にセットされる。このと
き第2ダイ142の一方側の切替流路142aが、第1
ダイ141の溜め部141cに開口されるとともに、他
方側の切替流路142bは閉塞状態におかれる。これに
よって図中矢印で示されているように、材料供給流路1
41dから切替流路142aに送給された硬質性材料P
1のみが、第1ダイ141の押出流路141bを通って
押出成形口141aから押し出されていく。またこのと
き他方側の切替流路142bは、材料排出流路141g
に連通されており、材料供給流路141eから切替流路
142bに送給された軟質性材料P2は、材料排出流路
141gを通って外部所定位置に排出される。
【0029】つぎにコーナーモール2B及びアッパーモ
ール2Aを成形する場合には、第1のダイ141と第2
のダイ142とが、図13ないし図15に示された位置
関係に切り替えセットされる。これにより第2のダイ1
42の他方側の切替流路142bが、第1ダイ141の
溜め部141cに開口されるとともに、一方側の切替流
路142aが閉塞状態におかれる。これによって図中矢
印で示されているように、材料供給流路141eから切
替流路142bに送給された軟質性材料P2のみが、第
1ダイ141の押出流路141bを通って押出成形口1
41aから押し出されていく。またこのとき一方側の切
替流路142aは、材料排出流路141fに連通されて
おり、材料供給流路141dから切替流路142aに送
給された硬質性材料P1は、材料排出流路141fから
外部所定位置に排出されていくる。なおコーナーモール
2B及びアッパーモール2Aの不要部分は、所定の切断
工程において切除される。
【0031】次に図16及び図17に示された第2実施
例にかかるウインドモールディングの本体モール32
も、ウインドガラスの上縁部とルーフパネルとの間の隙
間に装着されるアッパーモール32Aと、ウインドガラ
スの両側縁部とピラーパネルとの間の隙間に装着される
サイドモール32Cと、これらアッパーモール32Aと
サイドモール32Cとを湾曲状に連結しているコーナー
モール32Bとを有しており、これらモールディング3
2A,32B,32Cは、一体連続的に押出成形されて
いる。
【0032】この本体モール32は、ゴム、合成樹脂等
の弾性材料を後述する成形装置によって長尺帯状に一体
に押出成形してなるものであり、ウインドガラスの周縁
部と、車体パネルとの間隙に介挿された脚部322を有
しているとともに、ウインドガラスと車体パネルとの間
を車外側から覆う装飾部321を備えている。そしてこ
れら装飾部321と脚部322とによって、長手方向に
直交する横断面形状が略T字状になされている。
【0033】前記脚部322は、サイドモール32C及
びアッパーモール32Aにおいて硬質性材料P1から構
成されているとともに、コーナーモール32Bにおいて
柔軟性材料P2から構成されている。この脚部322と
装飾部321との連結部分には、芯材としての金属ワイ
ヤー323が埋設されている。さらに脚部322の車内
側端縁には、ウインドガラスの下部を支持する支持片3
24が全長にわたって設けられている。そしてこの支持
片324と上記装飾部321との間に、ウインドガラス
を受け入れるためのガラス嵌合支持溝が、全長にわたっ
て均一な横断面形状にて画成されている。また脚部32
2の車内外方向途中部分には、車体パネルの壁面側に向
かって突出し圧接する弾性リップ片325が全長にわた
って設けられている。この弾性リップ片325は、全長
にわたって柔軟性材料P3から構成されている。
【0034】上記装飾部321は、脚部322の車外側
端から、ウインドガラス側及び車体パネル側にそれそれ
延びるガラス側装飾部321aとパネル側装飾部321
bとを有しており、そのうちパネル側装飾部321bは
モールディングの全長にわたって均一な肉厚及び形状に
設定されているが、ガラス側装飾部321aは、後述す
るようにコーナー部からサイド部にかけて厚肉化された
形状になされている。この装飾部321の車外側表面部
分は、上述した弾性リップ325と同様の柔軟性材料P
3から構成されているとともに、当該装飾部321の内
部側部分は、上記脚部322と同様の硬質性材料P1
(サイド部とアッパー部)及び軟質性材料P2(コーナ
ー部)から構成されている。
【0035】上記脚部322を含む本体ールの車内外方
向の高さは、上記第1実施例と同様に、アッパーモール
32Aにおいて短く設定され、サイドモール32Cにお
いてやや長く設定されている。そしてガラス側装飾部3
21aの高さが拡大されているサイドモール32Cにお
いては、当該ガラス側装飾部321a車外側に膨出し
てなる肉厚部分が設けられている。このガラス側装飾部
321aにおける膨出厚肉部分の内周側壁面は、ウイン
ドガラスの車外側表面から立ち上がるように配置される
が、そのガラス面から立ち上がる所定の範囲は、ウイン
ドガラスの外周側に向って奥側に窪ませられている。そ
して、そのガラス側装飾部321aにおける奥側に窪ま
せられた内周側壁面と、ガラス面から車外側に離反され
た部分におけるガラス側対向面(図示下面)と、ウイン
ドガラスの車外側面(図示上面)とによって、略矩形状
の横断形状を有する雨水受け溝が画成されるようになっ
ている。雨水受け溝の大きさは、ガラス側装飾部321
の膨出厚肉部分の立上り高さに対応して変化されてい
る。このような膨出厚肉部分を設けることは、例えば特
開平3−128721号等により可能である。
【0036】このような第2実施例にかかるモールディ
ングによっても、雨水受け溝構成部分(サイド部)の剛
性が高められつつ、コーナーモール32Bの曲げ性が良
好に確保され、曲げ周長の差によるシワ発生等の不具合
は生じることがない。
【0037】上述したウインドウモールディングの本体
モール32を成形する装置は、第1実施例にかかるモー
ルディング2を成形する装置とほぼ同様の材料切替機構
を有するものであるが、柔軟性材料P3を送給するため
の材料供給流路が別途付加されている。すなわち図10
に示された装置と同一構成物を同一符号で表わした図1
8に示されているように、第1ダイ141には、前記装
飾部321及び弾性リップ片325を成形するための材
料供給流路141hが付加的に設けられており、この材
料供給流路141hから定常的に送り込まれる柔軟性材
料P3によって、装飾部321の表層部分及び弾性リッ
プ片325が全長にわたって成形されるようになってい
る。
【0038】なお図18中符号143は、第1ダイ14
1の前端面上を往復移動する第3ダイを表わしており、
この第3ダイ143の移動によって押出成形口141a
の開口形状が変化され、モールディングの横断面形状が
適宜変化されつつ押出成形が行われる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる自動車
用モールディングは、ウインドパネルの表面に対して離
反する部分と密着する部分とを含む全長が略直線状の一
連一体部材からなるとともに、雨水受け部を成形する部
位等の剛性必要部分を硬質性材料により成形して剛性を
高めているとともに、コーナー部を柔軟性材料で成形し
て曲げ性を向上させてなるものであるから、モールディ
ングに必要な剛性を得つつ、良好な装着作業性及び運搬
性を得ることができ、モールディングの有用性を向上さ
せることができる。また、本発明にかかる自動車用モー
ルディングの製造方法によれば、上記自動車用モールデ
ィングを容易に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる自動車の前部を表わした
外観斜視説明図である。
【図2】図1中のA−A線に沿う横断面図である。
【図3】図2中のB−B線に沿う横断面図である。
【図4】図2中のC−C線に沿う横断面図である。
【図5】本発明の第1実施例における本体モールの押出
直後かつ切除前の状態を表わした外観斜視説明図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例における本体モールの装着
曲げ状態を表わした外観斜視説明図である。
【図7】図1ないし図6に表わされたモールディングの
押出成形装置の全体を表わした側面説明図である。
【図8】図7に表わされた押出成形装置のダイを表わし
た外観斜視図である。
【図9】図8中のD−D線に沿う水平断面図である。
【図10】図8中のE−E線に沿う水平断面図である。
【図11】図8中のF−F線に沿う横断面図である。
【図12】図9中のG−G線に沿う横断面図である。
【図13】図9に表わされた押出成形装置の移動状態を
表わした横断面図である。
【図14】図11に表わされた押出成形装置の移動状態
を表わした横断面図である。
【図15】図12に表わされた押出成形装置の移動状態
を表わした横断面図である。
【図16】本発明の他の実施例におけるモールディング
の構造を表わした図5相当の外観斜視図である。
【図17】本発明の他の実施例におけるモールディング
の構造を表わした図6相当の横断面図である。
【図18】図16及び図17に示されたモールディング
押出成形装置のダイを表わした図10相当の水平断面図
である。
【符号の説明】
1 ウインドガラス 3,4 車体パネル 2,32 本体モール 2A,32A アッパーモール 2B,32B コーナーモール 2C,32C サイドモール 21,321 装飾部 21a,321a ガラス側装飾部 21b,321b パネル側装飾部 28 雨水受け溝 14 押出成形ダイ 141 第1ダイ 142 第2ダイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−151233(JP,A) 特開 昭62−169614(JP,A) 特開 平1−223018(JP,A) 特開 平1−195032(JP,A) 特開 昭60−248426(JP,A) 特開 昭58−151233(JP,A) 特開 昭63−286321(JP,A) 実開 昭61−30514(JP,U) 実開 平1−144109(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/02 111 B29C 47/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの窓枠開口部に固着され
    インドパネルのアッパー部からコーナー部を通って両サ
    イド部にかけての周縁部に沿って装着される本体モール
    を備えたものであって、 少なくともサイド部に装着される本体モールの車外側露
    出部分が、ウインドパネルの表面から車外側に向かう方
    向に離反され、その離反部分に雨水受け部が画成され
    とともに、前記アッパー部に装着される本体モールの車
    外側露出部分が、雨水受け部を画成しないように前記ウ
    インドパネルの表面に密着される自動車用ウインドモー
    ルディングにおいて、 上記本体モールの全長が、一連一体の略直線状部材から
    なるとともに、 装着時に湾曲状に曲げ変形される本体モールの少なくと
    もコーナー部に相当する部分は、雨水受け部が設けられ
    た部分に比して柔軟性を有する材料からなることを特徴
    とする自動車用ウインドモールディング。
  2. 【請求項2】 車体パネルの窓枠開口部に固着され
    インドパネルの周縁部に沿うようにして装着される本体
    モールを備えたものであって、 上記本体モールの車外側露出部分が、長手方向の一部分
    においてウインドパネルの表面から車外側に向かう方向
    に離反され、その離反部分に雨水受け部が画成されると
    ともに、前記本体モールの長手方向の他の部分における
    車外側露出部分が、雨水受け部を画成しないように前記
    ウインドパネルの表面に密着される自動車用ウインドモ
    ールディングにおいて、 上記本体モールの全長が、一連一体の略直線状部材から
    なるとともに、 前記雨水受け部における開口部の本体モール離反方向の
    溝幅が、モールディングの長手方向に沿って一定に維持
    された溝幅一定部分と、当該溝幅がモールディングの長
    手方向に沿って変化するように上記溝幅一定部分に連続
    して設けられた溝幅変化部分と、を有し、 装着時に湾曲状に曲げ変形される少なくとも上記溝幅変
    化部分における本体モールが、溝幅一定部分における本
    体モールに比して柔軟性を有する材料からなることを特
    徴とする自動車用ウインドモールディング。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車外側露出部分に
    おける車外側表面部分が、全長にわたって同一の材料か
    ら形成されていることを特徴とする自動車用ウインドモ
    ールディング。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の本体モールにおけ
    る車外側露出部分がウインドパネルの表面に密着される
    部分は、ウインドパネルの表面から離反される部分に比
    して柔軟性を有する材料からなることを特徴とする自動
    車用ウインドモールディング。
  5. 【請求項5】 車体パネルの窓枠開口部に固着され
    インドパネルのアッパー部からコーナー部を通って両サ
    イド部にかけての周縁部に沿って装着される本体モール
    を、ダイにより押出成形するものであって、 少なくともサイド部に対応する本体モールの車外側露出
    部分を、ウインドパネルの表面から車外側に向かう方向
    に離反させて、ウインドパネルの表面との間に雨水受け
    部を画成するとともに、前記アッパー部に装着される本
    体モールの車外側露出部分が、雨水受け部を画成しない
    ように前記ウインドパネルの表面に密着されるようにし
    た自動車用ウインドモールディングの製造方法におい
    て、 上記本体モールの全長を、ダイを通して一連一体に略直
    線状に押出成形するものであって、 装着時に湾曲状に曲げ変形される本体モールの少なくと
    もコーナー部に相当する部分を押出成形する際には、雨
    水受け部を設ける部分に比して柔軟性を有する材料にて
    押出を行うようにしたことを特徴とする自動車用ウイン
    ドモールディングの製造方法。
  6. 【請求項6】 車体パネルの窓枠開口部に固着され
    インドパネルの周縁部に沿って装着される本体モール
    を、ダイにより押出成形するものであって、 少なくともサイド部に対応する本体モールの車外側露出
    部分を、ウインドパネルの表面から車外側に向かって離
    反させて、ウインドパネルの表面との間に雨水受け部を
    画成するとともに、前記アッパー部に装着される本体モ
    ールの車外側露出部分が、雨水受け部を画成しないよう
    に前記ウインドパネルの表面に密着されるようにした自
    動車用ウインドモールディングの製造方法において、 上記本体モールの全長を、ダイを通して一連一体に略直
    線状に押出成形するものであって、 前記雨水受け部における開口部の本体モール離反方向の
    溝幅を、モールディングの長手方向に沿って一定に維持
    することにより本体モールの溝幅一定部分を形成する工
    程と、上記溝幅をモールディングの長手方向に沿って変
    化させることにより、上記溝幅一定部位に連続するよう
    にして本体モールの溝幅変化部分を形成する工程と、を
    有し、 装着時に湾曲状に曲げ変形される少なくとも上記本体モ
    ールの溝幅変化部分を形成する工程においては、前記溝
    幅一定部分に比して柔軟性を有する材料にて押出を行う
    ようにしたことを特徴とする自動車用ウインドモールデ
    ィングの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項又は記載の車外側露出部分に
    おける車外側表面部分を、全長にわたって同一の材料に
    より押出成形するようにしたことを特徴とする自動車用
    ウインドモールディングの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6記載の本体モールにおけ
    る車外側露出部分がウインドパネルの表面に密着される
    部分を、ウインドパネルの表面から離反される部分に比
    して柔軟性を有する材料から形成するようにしたことを
    特徴とする自動車用ウインドモールディングの製造方
    法。
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