JPH09221930A - 駐車装置 - Google Patents

駐車装置

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JPH09221930A
JPH09221930A JP5394596A JP5394596A JPH09221930A JP H09221930 A JPH09221930 A JP H09221930A JP 5394596 A JP5394596 A JP 5394596A JP 5394596 A JP5394596 A JP 5394596A JP H09221930 A JPH09221930 A JP H09221930A
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JP
Japan
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floor
pallet
basement
sprockets
pillar
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JP5394596A
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English (en)
Inventor
Katsuji Enami
並 勝 治 榎
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通部品により地階パレット、中間階パレッ
トおよび最上階パレットの昇降機構をローコストかつ簡
単に組み付け可能にする。。 【解決手段】 車両の乗り込みレベルより下方位置の後
部支柱2上に、地階パレット11の後部に一端を止着し
た吊り上げチェーン27を昇降するための地階側昇降駆
動部30を設け、後部支柱2上に最上階側吊り上げチェ
ーン34,35のそれぞれをスプロケット36,37を
介して昇降させる最上階側昇降駆動部42を設け、車両
の乗り込みレベル7付近の各前部支柱1間および各後部
支柱2間にレール5,6に沿って横行する1階パレット
8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両やコンテナな
どを入出庫するパレットを複数段備えた駐車装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、一定の広さの敷地における車
両の駐車台数を十分に確保するため、地上に複数階(複
数段)に亘って昇降自在に配置したパレット上に上記車
両を入出庫させる駐車装置について、種々の構造のもの
が提案されている。例えば、特開平4−185875
号、実公平4−11089号、実開平5−69253号
および実開平7−34153号等に示す駐車装置であ
る。
【0003】このような多段式パレットの駐車装置は、
地上に直接設置され、あるいはピットと呼ばれる地下に
地上に向けて立設されて、地表面の乗り込みレベルを中
心にパレットを上階またはピット内へ昇降させて、その
乗り込みレベルからパレット上に載せた車両をその上階
やピット内に格納したり、そのパレット上の車両を上記
乗り込みレベルへ案内して、出庫を可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の駐車装置にあっては、上記パレットをピット内で
昇降させるものと、最上階で昇降させるものと、1階で
横行させるものと最上階との間で横行および昇降させる
ものとでは、そのパレットの吊り機構を含む昇降構造が
それぞれ異なる。例えば、実開平4−11089号に示
す駐車装置は、パレットに止着した吊りチェーンを、モ
ータで回転させられる巻上げスプロケットで巻き上げ、
昇降するもので、この昇降手段が各段毎に設けられてい
る構造であり、特開平4−185875号に示す駐車装
置は、パレットの昇降用ウインチの他にパレットと共に
昇降する動滑車とこの動滑車に一対ずつ設けられた定滑
車とを具備する構成であり、実開平5−69253号に
示す駐車装置は、最上階より昇降させる構造である如く
である。このため、その昇降構造の組み立てのために上
記各階に応じた独自の部品,材料を用意する必要がある
ところから、使用部品点数の増大や構造の複雑化が避け
られず、結果として生産性および経済性が悪化するほ
か、修理,点検作業の複雑化を招くという課題があっ
た。
【0005】また、上記パレットをチェーンなどを用い
て吊り上げたり吊り降したりするのに、チェーン案内経
路に多数のスプロケットや方向転換軸などを用いる必要
があり、構成の複雑化とコストアップを招くという課題
があった。
【0006】本発明は上記のような従来の課題を解決す
るものであり、地階を含む各階ごとのパレットの吊り機
構を統一化し、以ってこれらの吊り機構で採用する組立
部品や材料などの共通化を図って、設計コストおよび生
産コストの大幅な低減と保守,管理の容易化を実現でき
る駐車装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
駐車装置は、ピット4内に設けられて、前後左右部に回
転自在の地階側スプロケット14,15を有する地階パ
レット11と、該地階パレット11の左右それぞれにお
いて、前後部の上記各地階側スプロケット14,15に
S字状に架設された各一のバランスチェーン16と、該
バランスチェーン16の前端を前部支柱1側で長さ調整
自在に保持する第1の吊りボルト20と、上記バランス
チェーン16の後端を上記後部支柱2を支持するベース
プレート18に対し保持する第2の吊りボルト21と、
車両の乗り込みレベル7より下方位置の上記後部支柱2
上に設けられて、上記地階パレット11の左右の後部に
一端を止着した地階側吊り上げチェーン27を昇降する
地階側昇降駆動部30とを備えて、各縦梁3の前後左右
部に設けられた最上階側スプロケット36,37に各一
の最上階側吊り上げチェーン34,35を懸架し、これ
らの最上階側吊り上げチェーン34,35の各一端に最
上階パレット31の前後左右部を止着保持し、上記後部
支柱2上に、上記最上階側吊り上げチェーン34,35
のそれぞれを上記最上階側スプロケット36,37を介
して昇降させる最上階側昇降駆動部42を設け、上記乗
り込みレベル7付近の各前部支柱1間および各後部支柱
2間に架設されたレール5,6に沿って横行する1階パ
レット8を設けたものである。
【0008】また、請求項2の発明にかかる駐車装置
は、1階パレット8および最上階パレット31との間の
各前部支柱1間および各後部支柱2間にレール51,5
2に沿って横行可能な横行フレーム53を設け、該横行
フレーム53の前後左右部に設けられた中間階側スプロ
ケット61,62に各一の中間階側吊り上げチェーン6
6,67を懸架し、これらの中間階側吊り上げチェーン
66,67の各一端に中間パレット63の前後左右部を
止着保持し、上記各中間階側吊り上げチェーン66,6
7のそれぞれを上記中間階側スプロケット61,62を
介して中間階側昇降駆動部69により昇降させるように
したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の一形態
を図について説明する。図1はピット内設立タイプの車
両格納装置を示す側面図であり、1,2はピット4内に
設立された前部支柱および後部支柱であり、これらの各
支柱1,2の最上階の対応部位に縦梁3が架設されてい
る。
【0010】上記前部支柱1,後部支柱2および縦梁3
はフレームを構成し、かかるフレームは間口方向に均等
間隔にてn個連設されている。なお、各フレームどうし
が図示しない横梁などにより連結されている。
【0011】5,6は対向する前部支柱1および後部支
柱2の対向面側であって、車両の乗り込みレベル7付近
に横設されたレールであり、これらのレール5,6上に
は、1階パレット8の前後に設けた車輪9,10が回転
走行自在に支持されている。従って、1階パレット8は
間口方向(左右方向)に横行可能となっている。
【0012】なお、上記1階パレット8は図示しない横
行用モータなどによって自動的に横行可能とすることが
できる。
【0013】11はピット4内に配置された地階パレッ
トであり、この地階パレット11下部の前後左右にはブ
ラケット12,13が一体に取り付けられており、これ
らには地階側スプロケットとしてのスプロケット14,
15が回転自在に支持されている。
【0014】16はこれらのスプロケット14,15に
S字状に張架されたバランスチェーンであり、このバラ
ンスチェーン16の一端は、支柱1上の上記乗り込みレ
ベル7付近に取り付けられた方向転換軸17を介して、
前部支柱1側に止着され、他端は後部支柱2を支持する
ベースプレート18側に止着されている。
【0015】図2は上記方向転換軸17付近の拡大図で
あり、ここでは、方向転換軸17により図3に示すよう
に方向転換されたバランスチェーン16の一端部を、前
部支柱1両側のブラケット19に左右レベル調整可能で
かつダブルナット固定された引き吊りボルト20に止着
してある。ここで、方向転換軸17を前部支柱1の内側
に設けることで、上昇してくるスプロケット14との干
渉を防止でき、地階パレット11の上限上昇を可能にし
ている。
【0016】一方、上記バランスチェーン16の他端部
は、ベースプレート18の孔18aに裏側から挿入さ
れ、フランジ部21aを係止した吊りボルト21端に、
図4に示すように止着されている。従って、このような
バランスチェーン16によって、地階パレット11が前
後方向に傾きを生じないように平衡バランスされる。ま
た、このとき、吊りボルト21とスプロケット15との
干渉を回避可能として、地階パレット11の下限着床を
可能とする。
【0017】また、22は後部支柱2に取り付けられた
昇降モータで、この昇降モータ22の駆動軸にはスプロ
ケット23が取り付けられている。24,25は後部支
柱2上の同一回転軸(左右に渡した駆動シャフト…図示
せず)に取り付けられた大小各一のスプロケットで、大
きい方のスプロケット24と上記スプロケット23との
間に駆動チェーン26が張設されている。
【0018】一方、小さい方の上記スプロケット25に
は地階側吊り上げチェーンとしての吊り上げチェーン2
7が左右に懸架され、この吊り上げチェーン27の一端
は上記ブラケット13側に止着され、さらに他方はスプ
ロケット25に噛み込みされて、一部で垂下され、他端
部が支柱2側の適所に止着されている。
【0019】なお、上記吊り上げチェーン27の上記一
端は、具体的には図4に示すようにブラケット13の突
出部にダブルナット固定した吊りボルト28に止着され
ている。
【0020】また、上記昇降モータ22,スプロケット
23,24,25および駆動チェーン26は地階側昇降
駆動部30を構成しており、この地階側昇降駆動部30
は乗り込みレベル7より下方のピット4内に納められ
て、吊り上げストロークをピット4の深さ以内に収まる
ようにしてある。
【0021】さらに、31は最上階パレットで、これの
前後左右の止着部32,33には最上階側吊り上げチェ
ーンとしての吊り上げチェーン34,35が止着され、
さらにこれらの吊り上げチェーン34,35は縦梁3の
前後左右に設けられた最上階側スプロケットとしてのス
プロケット36,37に懸架され、さらに他端部で垂下
され、その他端が後部支柱2側に止着されている。
【0022】スプロケット37および大径のスプロケッ
ト38は、左右に渡した駆動シャフト(図示せず)の軸
上に設けられている。39は後部支柱2の上端部に取り
付けられた昇降モータ、40はこの昇降モータ39の駆
動軸に固定されたスプロケットで、このスプロケット4
0および上記スプロケット38には駆動チェーン41が
張架されている。
【0023】また、上記昇降モータ39,スプロケット
37,38,40,駆動チェーン41は、ピット4側に
設けられる上記昇降駆動部30と同一構成の最上階側昇
降駆動部42を構成している。
【0024】従って、この最上階側昇降駆動部42では
昇降モータ39の駆動により最上階パレット31をバラ
ンス良く昇降することができる。このようにして、地下
1階,地上2階の3階タイプの駐車装置が形成されてい
る。
【0025】かかる構成になる多段型(多階型)の駐車
装置では、ピット4内の地階パレット11はバランスチ
ェーンによって前後がバランス保持され、一方、後部が
昇降モータ22の駆動によって吊り上げチェーン27に
より昇降自在に支持されて、上記ピット4の深さ内で昇
降される。
【0026】このとき、かかる昇降モータ22による地
階パレット11の昇降は上記スプロケット23,24,
25を介して実施され、特に吊り上げチェーン27はス
プロケット25から吊り下げられているため、従来にお
けるような方向転換軸が不必要となり、構成のシンプル
化を図れる。
【0027】ここで、バランスチェーン16の入口側端
部構造は、吊りボルト20および中実なムクな丸棒の方
向転換軸(回転不可)17を、前部支柱1上の上記レー
ル9と略同一レベルの乗り込みレベル7付近の位置であ
って、その前部支柱1の肉厚内に収めてある。
【0028】こうすることで、地階パレット11が乗り
込みレベル7まで上昇しても、スプロケット14が方向
転換軸17とは干渉することなく、ピット4の深さの全
ストロークで昇降可能となる。
【0029】一方、1階パレット8は上記レール5,6
に沿って間口方向に横行可能に複数台設けられ、これら
の各1階パレット8は乗り込みレベル7からの車両の入
庫や乗り込みレベル7への出庫が可能とされ、また1階
パレットの上記横行によってできた空間部へは、上記地
階パレット11の上昇および最上階パレット31の下降
によってそれぞれへの乗り込みレベル7からの車両の入
庫や乗り込みレベル7への出庫を可能にしている。
【0030】また、最上階パレット31は、上記のよう
に前後左右の4つの止着部32,33において吊り上げ
チェーン34,35により吊り下げられ、地階パレット
11の昇降の場合と同じく、昇降モータ39の駆動によ
りスプロケット40,駆動チェーン41,スプロケット
37,38を介して吊り上げチェーン34,35を引き
込んだり戻したりすることで昇降可能となり、吊り上げ
チェーン34,35の引き込み側(荷重が掛からない
側)ではこれらの各吊り上げチェーン34,35はチェ
ーン溜め内などに収納される。
【0031】そして、1階パレット8が横行によって空
いた空間部に最上階パレット31を上げ下げして、乗り
込みレベル7からの車両の入庫および最上階パレット3
1から乗り込みレベル7への車両の出庫を可能にしてい
る。
【0032】図5は図1に示す3段(3階)の駐車装置
を上方向に展開した多段駐車装置を示す。これは地階側
および最上階側については、図1に示したものと基本構
成は略同一であり、従ってこれらには同一の仕様部品が
用いられて、部品の共通化と生産性の向上が図られてい
る。
【0033】そして、2〜(n−1)階の中間階には、
各前後支柱1間および各後部支柱2間に架設されたレー
ル51,52に沿って横行可能な横行フレーム53が設
けられている。54,55は横行フレーム53の前後左
右部に取り付けられて、上記レール51,52上を回転
走行する車輪である。
【0034】56は上記横行フレーム53の上部後方に
設置された駆動側の上記車輪54,55を駆動する横行
用モータである。
【0035】また、57は横行フレーム53の後部に設
置された昇降モータ、58は昇降モータ57の駆動軸に
取り付けられた駆動スプロケット、59は駆動スプロケ
ット58との間に駆動チェーン60が張設される大径の
スプロケットである。
【0036】61,62は横行フレーム53の前後左右
に取り付けられた中間階側スプロケットとしてのスプロ
ケットで、このうちスプロケット62は上記スプロケッ
ト59の回転軸(左右に渡した駆動シャフト…図示せ
ず)上に一体固定されて共に回転するようになってい
る。なお、これらのスプロケット61,62は図6に示
すように、横行フレーム53に一体のブラケットBに取
り付けられ、中心軸Oを中心に回転自在に支持されてい
る。
【0037】さらに、63は横行フレーム53の下方に
昇降可能に配置された中間階パレットであり、これの前
後左右の止着部64,65にはそれぞれ中間階側吊り上
げチェーンとしての吊り上げチェーン66,67の各一
端が止着されている。
【0038】また、これらの吊り上げチェーン66,6
7はさらに上記スプロケット61,62に懸架され、こ
れにより後方において垂下されて、その各他端が横行フ
レーム53の後端に止着されている。なお、その吊り上
げチェーン66,67の垂下部はチェーン溜め68内に
収容可能となっている。
【0039】なお、この図5の実施の形態では図1に相
当または対応する部位には同一符号を付して、その重複
する説明を省略してある。
【0040】このような中間階パレット63はスプロケ
ット61,62および吊り上げチェーン66,67を介
して横行フレーム53に吊り下げられており、この横行
フレーム53が横行して停止した位置で、上記昇降モー
タ57を作動させ、上記吊り上げチェーン66,67を
巻き上げまたは巻き戻しする。
【0041】こうすることによって、乗り込みレベル7
の位置へ中間階パレット63を降したり、図示の位置に
上昇させたりして、この中間階パレット63への車両の
入出庫または格納を可能としている。
【0042】そして、この実施の形態においても、昇降
モータ57,スプロケット58,59,62および駆動
チェーン60が、上記地階側昇降駆動部30および最上
階側昇降駆動部42と略同一構成の中間階側昇降駆動部
69を構成しており、従って、これらの各構成部品の共
通化が図れることとなる。また、方向転換軸が用いられ
ず、構成をシンプルにすることができる。なお、かかる
駐車装置を重列構造とする場合には、図7に示すよう
に、前列側に車路パレット81を1階パレット8の直下
に配置する。
【0043】図8は図5に示す多段式駐車装置における
地階パレット11,最上階パレット31および中間階パ
レット63の昇降機構の全体を示す概念図である。
【0044】この図8に見るように、この実施の形態で
は、最上階および中間階において、大形のスプロケット
38の中心軸に取り付けられた左右の小形のスプロケッ
ト37と、大形のスプロケット59の中心軸に取り付け
られた左右の小形のスプロケット62は、前後の各吊り
上げチェーン34,35ごとに1個ずつ、各吊り上げチ
ェーン66,67ごとに1個ずつ設けられている。
【0045】図9は図1に示すピット4および地階パレ
ット11を設けないタイプの地上2段式の駐車装置を示
し、この場合の駆動系の構成は、図1,図5で最上階に
設けたものと同一である。また、ピット4がないため、
1階パレット8および最上階パレット(ここでは、2階
パレット)31の先端がスロープ部91となっている。
【0046】なお、このほかの図1に示したものと同一
または対応する部位には同一符号を付して、その重複す
る説明を省略する。また、図示しないが、ここでも1階
パレット8は必要に応じモータなどによって横行可能な
構成とすることができる。
【0047】なお、図9ではスロープ部91を持った1
階パレット8を設けたものを示したが、乗り込みレベル
7に均一な面を有する駐車面に、図10に示すような浅
いピット92を形成して、このピット92内にスロープ
部を持たない1階パレット8Aを横行可能に設けるよう
にしても、車両の入出庫をスムースに行うことができ
る。
【0048】なお、上記各実施の形態では開口方向に1
列の多段式駐車装置について説明したが、いずれの実施
の形態にあっても2列以上の重列への展開も容易である
ことは言うまでもない。
【0049】特に、ピット4内に設ける昇降駆動部30
を乗り込みレベル7より下方に収めることで、上記重列
への展開を容易化できる。
【0050】このように、地階パレット8のバランスチ
ェーン16と吊り上げチェーン27と地上の吊り上げチ
ェーン34,35,66,67とによる吊り構造をもと
に、地下1階および地上2階からn階までの多段駐車装
置およびこれらを前後方向に重列配置した多段駐車装置
を、共通部品にてシンプルにて組み付けることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
ピット4内に設けられて、前後左右部に回転自在の地階
側スプロケット14,15を有する地階パレット11
と、該地階パレット11の左右それぞれにおいて、前後
部の上記各地階側スプロケット14,15にS字状に架
設された各一のバランスチェーン16と、該バランスチ
ェーン16の前端を前部支柱1側で長さ調整自在に保持
する第1の吊りボルト20と、上記バランスチェーン1
6の後端を上記後部支柱2を支持するベースプレート1
8に対し長さ調整自在に保持する第2の吊りボルト21
と、車両の乗り込みレベル7より下方位置の上記後部支
柱2上に設けられて、上記地階パレット11の左右の後
部に一端を止着した地階側吊り上げチェーン27を昇降
する地階側昇降駆動部30とを備え、また、各縦梁3の
前後部に設けられた最上階側スプロケット36,37に
各一の最上階側吊り上げチェーン34,35を懸架し、
これらの最上階側吊り上げチェーン34,35の各一端
に最上階パレット31の前後左右部を止着保持し、上記
後部支柱2上に、上記最上階側吊り上げチェーン34,
35のそれぞれを最上階側スプロケット36,37を介
して昇降させる最上階側昇降駆動部42を設け、上記乗
り込みレベル7付近の各前部支柱1間および各後部支柱
2間に架設されたレール5,6に沿って横行する1階パ
レット8を設けるように構成したので、地階パレット1
1をバランスチェーン16および吊り上げチェーン27
と、各バランスチェーン16両端の吊りボルト20,2
1とによって、その地階パレット11のレベル調整を効
果的に行えるほか、地階側昇降駆動部30の乗り込みレ
ベル7以下のピット4内への収容によって、通り抜けの
重列タイプの駐車装置への展開も容易になるという効果
が得られる。
【0052】また、地階側昇降駆動部30および最上階
側昇降駆動部42の機能は略同一であるため、これらの
各構成部品の統一化を図ることで、組立能率のアップと
コストダウンを実現でき、かかる効果は、重列構成の場
合にさらに顕著になる。
【0053】さらに、地階パレット11および最上階パ
レット31の後部の吊り上げチェーン27,35は駆動
用のスプロケット23,24,25,37,38,40
により直接吊り上げる形態となるため、従来機に見られ
るような方向転換軸をなくすることができ構成のシンプ
ル化と動作の信頼化を図れる効果が得られる。
【0054】また、請求項2の発明によれば1階パレッ
ト11および最上階パレット31との間の各前部支柱1
間および各後部支柱2間にレール51,52に沿って横
行可能な横行フレーム53を設け、該横行フレーム53
の前後左右部に設けられた中間階側スプロケット61,
62に各一の中間階側吊り上げチェーン66,67を懸
架し、これらの中間階側吊り上げチェーン66,67の
各一端に中間パレット63の前後左右部を止着保持し、
上記各中間階側吊り上げチェーン66,67のそれぞれ
を上記中間階側スプロケット61,62を介して中間階
側昇降駆動部69により昇降させるように構成したの
で、中間階パレット53も地階パレット11および最上
階パレット31の昇降に用いたものと同様の中間階昇降
駆動部69によって駆動可能となり、従ってこれらの各
駆動機構の構成部品の統一化によって、組立効率の向上
とコストダウンを共に図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による駐車装置を示す
側面図である。
【図2】図1における方向転換軸付近を拡大して示す部
分側面図である。
【図3】図2における方向転換軸を拡大して示す部分断
面図である。
【図4】図1における地階パレット後部を拡大して示す
部分側面図である。
【図5】この発明の実施の他の形態による駐車装置を示
す側面図である。
【図6】図5におけるスプロケットの取付構造を拡大し
て示す部分正面図である。
【図7】図5に示す駐車装置を重列構成とする場合に用
いられる車路パレットを示す側面図である。
【図8】図5における駐車装置の駆動系を示す概念図で
ある。
【図9】この発明の実施の他の形態による駐車装置を示
す側面図である。
【図10】図8に示す駐車装置の応用例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 前部支柱 2 後部支柱 3 縦梁 4 ピット 5,6 レール 7 乗り込みレベル 8 1階パレット 11 地階パレット 14,15 スプロケット(地階側スプロケット) 16 バランスチェーン 17 方向転換軸 18 ベースプレート 20 第1の吊りボルト 21 第2の吊りボルト 22,39,57 昇降モータ 27 吊り上げチェーン(地階側吊り上げチェーン) 30 地階側昇降駆動部 31 最上階パレット 34,35 吊り上げチェーン(最上階側吊り上げチェ
ーン) 42 最上階側昇降駆動部 51,52 レール 53 横行フレーム 63 中間階パレット 66,67 吊り上げチェーン(中間階側吊り上げチェ
ーン) 69 中間階側昇降駆動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前後に左右一対ずつがピット
    4に設立された前部支柱1および後部支柱2と、左右の
    前部支柱1および後部支柱2を最上階付近で連結し、上
    記前部支柱1および後部支柱2と共にフレームを形成す
    る縦梁3と、上記ピット4内に設けられて、前後左右部
    に回転自在の地階側スプロケット14,15を有する地
    階パレット11と、該地階パレット11の左右それぞれ
    において、前後部の上記各地階側スプロケット14,1
    5にS字状に架設された各一のバランスチェーン16
    と、該バランスチェーン16の前端を上記前部支柱側で
    長さ調整自在に保持する第1の吊りボルト20と、上記
    バランスチェーン16の後端を上記後部支柱2を支持す
    るベースプレート18に対し保持する第2の吊りボルト
    21と、車両の乗り込みレベル7より下方位置の上記後
    部支柱2上に設けられて、上記地階パレット11の左右
    の後部に一端を止着した地階側吊り上げチェーン27を
    昇降する地階側昇降駆動部30と、上記各縦梁3の前後
    左右部に設けられた最上階側スプロケット36,37に
    懸架された各一の最上階側吊り上げチェーン34,35
    と、これらの最上階側吊り上げチェーン34,35の各
    一端に前後左右部が止着保持された最上階パレット31
    と、上記後部支柱2上に設けられて、上記最上階側吊り
    上げチェーン34,35のそれぞれを上記最上階側スプ
    ロケット36,37を介して昇降させる最上階側昇降駆
    動部42と、上記乗り込みレベル7付近の各前部支柱1
    間および各後部支柱2間に架設されたレール5,6に沿
    って横行可能な1階パレット8とを備えたことを特徴と
    する駐車装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前後に左右一対ずつがピット
    4に立設された前部支柱1および後部支柱2と、左右の
    前部支柱1および後部支柱2を最上階付近で連結し、上
    記前部支柱1および後部支柱2と共にフレームを形成す
    る縦梁3と、上記ピット4内に設けられて、前後左右部
    に回転自在の地階側スプロケット14,15を有する地
    階パレット11と、該地階パレット11の左右それぞれ
    において、前後部の上記各地階側スプロケット14,1
    5にS字状に架設された各一のバランスチェーン16
    と、該バランスチェーン16の前端を上記前部支柱1側
    で長さ調整自在に保持する第1の吊りボルト20と、上
    記バランスチェーン16の後端を上記後部支柱2を支持
    するベースプレート18に対し保持する第2の吊りボル
    ト21と、車両の乗り込みレベル7より下方位置の上記
    後部支柱2上に設けられて、上記地階パレット11の左
    右の後部に一端を止着した地階側吊り上げチェーン16
    を昇降する地階側昇降駆動部30と、上記乗り込みレベ
    ル7付近の各前部支柱1間および各後部支柱2間に架設
    されたレール5,6に沿って横行可能な1階パレット8
    と、該1階パレット8と最上階パレット31との間の各
    前部支柱1間および各後部支柱2間に架設されたレール
    51,52に沿って横行可能な横行フレーム53と、該
    横行フレーム53の前後左右部に設けられた中間階側ス
    プロケット61,62に懸架された各一の中間階側吊り
    上げチェーン66,67と、これらの中間階側吊り上げ
    チェーン66,67の各一端に前後左右部が止着保持さ
    れた中間階パレット63と、上記各中間階側吊り上げチ
    ェーン66,67のそれぞれを上記中間階側スプロケッ
    ト61,62を介して昇降させる中間階側昇降駆動部6
    9とを備えたことを特徴とする駐車装置。
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