JPH092178A - 自動車内装部材の衝撃吸収構造 - Google Patents

自動車内装部材の衝撃吸収構造

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JPH092178A
JPH092178A JP7178198A JP17819895A JPH092178A JP H092178 A JPH092178 A JP H092178A JP 7178198 A JP7178198 A JP 7178198A JP 17819895 A JP17819895 A JP 17819895A JP H092178 A JPH092178 A JP H092178A
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JP
Japan
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shock
shock absorbing
rib body
impact
absorbing rib
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Application number
JP7178198A
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English (en)
Inventor
Keiji Masuyama
圭司 増山
Hiroaki Suzuki
裕明 鈴木
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた衝撃吸収性が得られる自動車内装部材
の衝撃吸収構造を提供する。 【構成】 自動車内装部材の表面部材11の裏面に衝撃
吸収リブ体31が配置された衝撃吸収構造において、前
記衝撃吸収リブ体31の前記表面部材11側に該衝撃吸
収リブ体31よりも硬い材質からなる衝撃分散板21を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車内装部材の衝
撃吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示す自動車のグローブボックス7
1、あるいはニープロテクタ(図示せず)等の自動車内
装部材にあっては、衝突時に乗員を保護するために衝撃
吸収構造を有するものがある。符号72はグローブボッ
クスの蓋(リッド)となる表面部材、73はグローブボ
ックスのインナーケースである。
【0003】前記自動車内装部材の衝撃吸収構造とし
て、図6に示すグローブボックスのように、表面部材7
2(蓋)の裏面に衝撃吸収リブ体74を配置したものが
提案されている。この衝撃吸収構造にあっては、図7に
示すように表面部材72の表側に乗員の身体の一部75
が衝突した際に、リブ76が押されて屈曲変形すること
により衝撃を吸収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記衝突時
には、通常自動車内装部材の一部に乗員の身体が衝突す
ることが多い。しかも、前記衝撃吸収リブ体74は、衝
撃により変形し易い材質で形成され、また、自動車内装
部材の表面部材72についても感触性などの点から比較
的柔らかくされることが多いため、図7のように衝突部
位と対応する部分およびその近辺のみが変形して衝撃を
吸収し、衝突部位から離れた部分については変形しない
恐れがある。さらに、衝突部位および衝撃方向等は一定
せず、あらかじめ衝突状態を予測してリブを形成するこ
とも難しく、衝撃吸収性が一定しない問題もある。
【0005】そこでこの発明は、前記の問題を解決し、
優れた衝撃吸収性を発揮する自動車内装部材の衝撃吸収
構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、自動車内装
部材の表面部材の裏面に衝撃吸収リブ体が配置された衝
撃吸収構造において、前記衝撃吸収リブ体の前記表面部
材側表面に該衝撃吸収リブ体よりも硬い材質からなる衝
撃分散板を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】自動車内装部材の表面部材に、その表面の一部
を押す衝撃が加わると、前記表面部材を介して衝撃分散
板に衝撃が加わり、さらにその衝撃分散板を介して衝撃
吸収リブ体に衝撃が伝わる。その際、前記衝撃分散板は
衝撃吸収リブ体よりも硬い材質からなって変形し難いた
め、衝撃分散板全体に衝撃が分散し、該衝撃分散板全体
が衝撃吸収リブ体を押す。その結果、衝撃吸収リブ体全
体で衝撃を受けることになり、効率良く衝撃吸収がなさ
れる。
【0008】また、衝撃分散板と衝撃吸収リブ体とが接
着または一体に成形されている場合には、衝撃分散板に
加わった衝撃がそのまま衝撃吸収リブ体に伝わることな
るため、衝撃吸収リブ体による衝撃吸収性がより良好と
なる。なお、衝撃吸収リブ体を、基板とその裏面に立設
されたリブとより構成し、当該基板に前記衝撃分散板を
埋設した場合も、前記衝撃分散板と衝撃吸収リブ体の接
着および一体成形の場合と同様の効果が得られる。
【0009】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の衝撃吸収構造を有するグロー
ブボックスの要部断面図、図2はその衝撃吸収時を示す
拡大断面図、図3は他の実施例に係るグローブボックス
の要部断面図、図4はさらに他の実施例に係るグローブ
ボックスの要部断面図である。
【0010】図1に示すグローブボックスの衝撃吸収構
造は、蓋を構成する表面部材11の裏面側に衝撃分散板
21と衝撃吸収リブ体31が配置された構造からなる。
符号41はインナーケースである。
【0011】蓋を構成する表面部材11は、硬質プラス
チック基材の表面にプラスチックシート等からなる表皮
が積層されたもの、あるいは前記基材と表皮間に発泡体
が介在するもの等、種々のものとされる。この表面部材
11は衝撃吸収リブ体31あるいはインナーケース41
に接着、あるいは図示しないボルト等の固着手段によっ
て取り付けられている。
【0012】衝撃分散板21は、衝撃を分散させて衝撃
吸収リブ体31全体に衝撃が加わるようにするためのも
ので、衝撃吸収リブ体31の表面に接着されている。こ
の衝撃分散板21は、衝撃吸収リブ体31よりも硬い材
質からなって、自動車衝突時における乗員の衝突により
容易に変形しないものが好ましい。その材質としては、
繊維強化プラスチック、ポリカーボネート等のプラスチ
ック、鉄またはアルミニウム等の金属が挙げられる。ま
た、厚みについても、自動車衝突時における乗員の衝突
により変形しない厚みとするのが好ましい。前記プラス
チックからなる衝撃分散板21の例として、厚み2.5
mm、曲げ弾性率20000kg/cm2 、アイゾッド
衝撃強度20kg・cm/cmの無機質添加ポリプロピ
レンからなるもの、あるいは厚み2.5mm、曲げ弾性
率22000kg/cm2 、アイゾッド衝撃強度85k
g・cm/cmのポリカーボネートからなるものを挙げ
る。大きさについては後記する衝撃吸収リブ体31の基
板32と略等しくして、衝撃が衝撃吸収リブ体31のリ
ブ33の全てに伝わるようにするのが好ましい。
【0013】なお、この実施例の衝撃分散板21は、衝
撃吸収リブ体31と前記表面部材11間に配置されたも
の、あるいは前記表面部材11裏面に接着あるいは一体
とされたものでもよいが、この実施例のように、衝撃吸
収リブ体31に接着されたものや、後記するように、衝
撃吸収リブ体表面に一体に成形されたもの、あるいは衝
撃吸収リブ体に埋設されたものが好ましい。前記接着
は、ホットメルト接着剤あるいは接着テープ等の公知の
接着手段でなされる。
【0014】衝撃吸収リブ体31は、基板32とその裏
面に立設されたリブ33とよりなるプラスチック製のも
ので、前記基板32を表面部材11の裏面側として配置
され、前記リブ33の屈曲変形により衝撃を吸収する。
この衝撃吸収リブ体31は、前記表面部材11に加わる
衝撃によりリブ33が屈曲変形し易い材質からなる。こ
の実施例では、曲げ弾性率が6000kg/cm2 のポ
リプロピレンからなり、また、基板32およびリブ33
の厚みが1.0mmからなる。なお、この実施例の衝撃
吸収リブ体31は、前記表面部材11とインナーケース
41間に挟持されているが、インナーケース41にフッ
ク等の取り付け手段で固定してもよい。
【0015】インナーケース41は、物品収納部とされ
るもので、上部が開口42した容器状となっている。こ
のインナーケース41は、車体の一部に固定される。
【0016】前記構造のグローブボックスは、その蓋を
構成する表面部材11に衝撃が加わると、前記表面部材
11裏側の硬い衝撃分散板21を介して衝撃吸収リブ体
31のリブ33に衝撃が加わり、それにより該リブ33
が屈曲変形して衝撃を吸収する。その際、図2のよう
に、表面部材11の一部に衝撃が加わった場合でも、そ
の衝撃が衝撃分散板21全体に分散して該衝撃分散板2
1と接する衝撃吸収リブ体31の基板32全体に伝わ
り、基板32裏面のリブ33の全てによって衝撃を吸収
できるので、優れた衝撃吸収効果が得られる。なお、符
号43は身体の一部である。
【0017】図3に示す他の実施例のグローブボックス
は、衝撃分散板51を、衝撃吸収リブ体52の基板53
の表面に一体に成形したものである。すなわち、衝撃分
散板51をインサートとして配置した型を用いて衝撃吸
収リブ体52を射出成形等で成形したものである。54
はリブ、55は蓋を構成する表面部材、56はインナー
ケースである。
【0018】図4に示すさらに他の実施例のグローブボ
ックスは、公知のサンドイッチ成形により衝撃分散板5
7を衝撃吸収リブ体58の基板59内に埋設したもので
ある。60はリブ、61は蓋を構成する表面部材、62
はインナーケースである。
【0019】なお、前記においてはグローブボックスの
例について示したが、この発明の衝撃吸収構造はグロー
ブボックスに限られず、インストルメントパネル、ニー
プロテクタ、ドアトリム、アームレスト等種々の自動車
内装部材に適用されるものである。
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
衝撃吸収構造によれば、自動車内装部材の表面部材の一
部に衝撃が加わった場合でも、衝撃吸収リブ体のリブ全
体で衝撃を吸収でき、常に安定した、かつ優れた衝撃吸
収効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の衝撃吸収構造を有するグローブボッ
クスの要部断面図である。
【図2】その衝撃吸収時を示す拡大断面図である。
【図3】他の実施例に係るグローブボックスの要部断面
図である。
【図4】さらに他の実施例に係るグローブボックスの要
部断面図である。
【図5】グローブボックスの一例を示す斜視図である。
【図6】従来の衝撃吸収構造を有するグローブボックス
の断面図である。
【図7】従来の衝撃吸収構造による衝撃吸収時を示す拡
大断面図である。である。
【符号の説明】
11 自動車内装部材の表面部材 21 衝撃分散板 31 衝撃吸収リブ体 32 基板 33 リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車内装部材の表面部材の裏面に衝撃
    吸収リブ体が配置された衝撃吸収構造において、前記衝
    撃吸収リブ体の前記表面部材側に該衝撃吸収リブ体より
    も硬い材質からなる衝撃分散板を設けたことを特徴とす
    る自動車内装部材の衝撃吸収構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、衝撃吸収リブ体が自
    動車内装部材の表面部材の裏面側に位置する基板と、該
    基板の前記表面部材とは反対側の裏面に立設されたリブ
    とよりなって、前記基板の表面に衝撃分散板を設けたこ
    とを特徴とする自動車内装部材の衝撃吸収構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、衝撃分散板
    と衝撃吸収リブ体とが接着または一体に成形されている
    ことを特徴とする自動車内装部材の衝撃吸収構造。
  4. 【請求項4】 請求項2において、衝撃分散板が衝撃吸
    収リブ体の基板内に埋設されていることを特徴とする自
    動車内装部材の衝撃吸収構造。
JP7178198A 1995-06-20 1995-06-20 自動車内装部材の衝撃吸収構造 Pending JPH092178A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001044679A1 (fr) 1999-12-17 2001-06-21 Toray Industries, Inc. Amortisseurs de chocs
JP2008087669A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Hayashi Engineering Inc 車両用衝撃吸収構造体
WO2012063508A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 トヨタ車体株式会社 車両用コンソールボックス装置

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