JPH09208453A - 浴用剤組成物 - Google Patents

浴用剤組成物

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JPH09208453A
JPH09208453A JP8013915A JP1391596A JPH09208453A JP H09208453 A JPH09208453 A JP H09208453A JP 8013915 A JP8013915 A JP 8013915A JP 1391596 A JP1391596 A JP 1391596A JP H09208453 A JPH09208453 A JP H09208453A
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JP
Japan
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plant
oil
bath
acid
bath agent
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JP8013915A
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Yuji Ichii
雄二 一井
Shinobu Mori
忍 森
Hidenori Yorozu
秀憲 萬
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ツヅラフジ科植物を含有する浴用剤組成
物。 【効果】 十分な肌のさっぱり感および身体の温まり感
を与えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌のさっぱり感お
よび身体の温まり感に優れた浴用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴は身体を清潔にし、手足のみならず
身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の種
々の効果があり、日常生活上欠くことのできない行為で
ある。入浴の際に種々の効果を得ることを目的として、
従来から浴用剤が用いられており、特に冬期における入
浴後の肌のかさつきを抑制する目的で保湿剤を配合した
浴用剤や、疲労回復、温まり感の向上などを目的とし、
種々の温泉成分を配合した浴用剤が開発されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記保
湿剤や温泉成分を配合した浴用剤では、身体の温まり感
は必ずしも十分とはいえず、また肌にさっぱり感を十分
に与えうるものでないため、更に肌のさっぱり感および
温まり感に優れた浴用剤組成物が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者らは鋭意検討を行った結果、ツヅラフジ科
植物を配合した浴用剤組成物が、肌のさっぱり感および
身体の温まり感に優れていることを見出し、本発明を完
成した。
【0005】すなわち、本発明は、ツヅラフジ科植物を
含有する浴用剤組成物を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるツヅラフジ科
植物としては、オオツヅラフジ(根茎および茎は防巳と
呼ばれる。)、アオツヅラフジ、イソヤマアオキ、ツヅ
ラフジ、ミヤコジマツヅラフジ、ホウライツヅラフジ、
コウモリカズラ、ハスノハカズラ等が挙げられる。これ
らの中でもオオツヅラフジ、アオツヅラフジ、イソヤマ
アオキ、ツヅラフジ、ミヤコジマツヅラフジが好まし
い。
【0007】かかるツヅラフジ科植物は、葉、花、種
子、茎、根および全木を原料として用いることができ
る。その中でも特に根および茎を用いるのが好ましく、
更に、オオツヅラフジの根および茎である防巳を用いる
のが好ましい。
【0008】本発明におけるツヅラフジ科植物は、生の
まま、絞り汁、乾燥粉末または溶剤抽出物等として使用
される。
【0009】溶剤抽出物としては、水または低級アルコ
ール、ポリオール等の有機溶媒あるいはこれらの混合溶
媒で抽出したものを挙げることができ、これは適宜濃
縮、精製、滅菌、乾燥等を施して使用される。
【0010】ツヅラフジ科植物の配合量は、溶媒抽出乾
燥物換算で組成物中0.005重量%(以下、単に
「%」で示す)以上であることが好ましく、特に0.0
1〜20%とすることが望ましい。
【0011】本発明の浴用剤組成物においては、上記ツ
ヅラフジ科植物に無機塩類を併用することにより、肌の
さっぱり感および身体の温まり感を与える効果がより高
まる。
【0012】本発明に用いる無機塩類としては、塩化ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ
砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、セスキ炭酸ナト
リウム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ポリリ
ン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酸化カルシウム、
酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、塩化カリウム、硫化カリウム等が例示される。本発
明においては、このうち塩化ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭酸
ナトリウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウムを使用することが好ましい。
【0013】無機塩の配合量は、組成物全量中5%以
上、特に10%以上とすることが好ましく、かつ上記ツ
ヅラフジ科植物に対する量が重量比で0.25〜20,
000倍、特に0.5〜10,000倍となる量とする
ことが好ましい。
【0014】また、本発明の浴用剤組成物においては、
上記ツヅラフジ科植物に有機酸と炭酸塩とを併用するこ
とにより、肌のさっぱり感および身体の温まり感を与え
る効果がより高まる。
【0015】本発明に用いる有機酸としては、例えばコ
ハク酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息
香酸等の有機酸が挙げられる。これらは単独または二種
以上を組合わせて使用することができる。
【0016】本発明に用いる炭酸塩としては、例えば炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、セスキ炭酸ナ
トリウム等が挙げられる。これらは単独または二種以上
を組合わせて使用することができる。本発明において
は、炭酸塩として、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸マグネシウム、セスキ炭酸ナトリウム、有機酸
としてコハク酸、フマル酸を使用することが好ましい。
【0017】炭酸塩の配合量は、組成物全量中5〜80
%、特に10〜50%とすることが好ましい。有機酸の
配合量は、当該炭酸塩の10〜300%、特に30〜1
50%とすることが好ましい。また、炭酸塩とツヅラフ
ジ科植物の配合比は、当該植物に対する炭酸塩の重量比
が0.25〜16,000倍、特に0.5〜5,000
倍とすることが好ましい。
【0018】なお、本発明浴用剤組成物中に有機酸と炭
酸塩を併用した場合には、浴湯中で発生する二酸化炭素
を浴湯中に溶解せしめ、当該溶存二酸化炭素による血行
促進効果を得るために、浴用剤組成物中に浴湯を弱酸性
(好ましくはpH5〜7、特に6〜6.7(0.01重量
%水溶液))にするための酸成分を配合するのが好まし
い。このような酸成分としては、特に制限されないが、
前記有機酸を過剰に配合するのが好ましい。
【0019】更に、本発明の浴用剤組成物においては、
上記ツヅラフジ科植物に油性成分を併用することによ
り、肌のさっぱり感および身体の温まり感を与える効果
がより高まる。
【0020】本発明で用いる油性成分としては、油脂
類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコー
ル類、エステル類、精油類、シリコーン油類などを挙げ
ることができる。油脂類としては、例えば大豆油、ヌカ
油、ホボバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ
油、カカオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ
油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然
油脂を水素添加して得られる硬化油およびミリスチン酸
グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド等の
合成トリグリセリド等が挙げられる。ロウ類としてはカ
ルナバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられ
る。炭化水素類としては流動パラフィン、ワセリン、パ
ラフィンマイクロクリスタリンワックス、セレシン、ス
クワラン、ブリスタン等が挙げられる。高級脂肪酸類と
してはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の炭素数12
〜24の高級脂肪酸が挙げられる。高級アルコール類と
してはラウリルアルコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコ
ール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等が挙
げられる。エステル類としてはオクタン酸セチル、オク
タン酸トリグリセライド、乳酸ミリスチル、乳酸セチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソ
プロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチ
ル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロー
ル、POEソルビット脂肪酸エステル等が挙げられる。
精油類としてはハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、
ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮
油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン
油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ
油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント
油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オ
イゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオー
ル、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモー
ル、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化
合物等が挙げられる。シリコーン油類としてはジメチル
ポリシロキサン等が挙げられる。これら上述の油性成分
は一種または二種以上を組合わせて使用することができ
る。本発明においては、このうち特にミリスチン酸グリ
セリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド、ラノリ
ン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンマイクロク
リスタリンワックス、スクワラン、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレン酸、イソ
ステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、コレステロール、オクタン酸
セチル、オクタン酸トリグリセライド、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステ
アリン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エス
テル、ハッカ油、トウヒ油、ケイ皮油、ローズ油、メン
トール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シト
ロネラール、ゲラニオール、ピネン、リモネン、ジメチ
ルポリシロキサンを使用することが好ましい。油性成分
の浴用剤組成物中における含有量は浴用剤の剤型(形
態)に応じて適宜選定することができ、通常、組成物全
量中0.1〜95%とすることができる。また、油性成
分とツヅラフジ科植物の配合比は、当該植物に対する油
性成分の配合量が重量比で0.005〜19,000
倍、特に0.005〜9,500倍となる量とすること
が好ましい。
【0021】また、本発明の浴用剤組成物には、必要に
応じて油性成分の分散・乳化剤を加えることができる。
分散・乳化剤は浴用剤を浴湯に溶解した時、浴用剤中の
油性成分が水面に浮かないようにする働きをし、かつ浴
湯を白濁させ、0.01%の水溶液の透明度が40cm以
下、好ましくは20cm以下とし、牛乳風呂のごとく高級
なイメージを醸し出すこともできる。このような分散・
乳化剤としては水溶性高分子化合物、界面活性剤などが
挙げられる。このうち水溶性高分子としてはアルギン酸
ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチン、トラガ
ント、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチル
セルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレン
グリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、乳タンパク質、大豆タンパク質、ゼラチン、卵タ
ンパク質、カゼインナトリウム、ホエータンパク質等が
挙げられるが、このうちアラビアガム、キサンタンガム
等のガムおよびカゼインナトリウム、ホエータンパク質
等の水溶性タンパク質が好ましい。
【0022】また、上記界面活性剤としては、アニオン
性、カチオン性、非イオン性、天然、合成のいずれの界
面活性剤も使用できるが、皮膚に対する刺激性を考慮す
ると非イオン性のものを使用することが好ましい。非イ
オン性界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソ
ルビット、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。こ
れらの分散・乳化剤は一種または二種以上を組合わせて
用いることができ、その配合量は前記油性成分に対して
5〜100%とすることが好ましい。
【0023】本発明の浴用剤組成物には、更に通常浴用
剤に用いられている公知の下記浴用剤原料を配合するこ
とができるが、配合できる浴用剤原料は例示されたもの
に限定されることはない。
【0024】(a)無機酸類;ホウ酸、メタケイ酸、無
水ケイ酸等。 (b)生薬類;ウイキョウ、カミツレ、イチョウ、オウ
バク、桂皮、紅花、芍薬、ショウキョウ、菖蒲、センキ
ュウ、トウキ、チンピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャ
クシ、トウヒ、ハッカ、ブクリョウ、人参等。 (c)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号の
(1)等の厚生省令に定められたタール色素別表Iおよ
びIIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、
紅花、アントラキノン等の食品添加物として認められて
いる天然色素等。 (d)ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE等。 (e)香料類。 (f)その他;キサンチン誘導体、βアドレナリン作用
興奮薬、α2アドレナリン作用抑制薬、ビピリジン誘導
体、硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白土、いり糠、
殺菌剤、防腐剤、その他製剤上必要な成分等。
【0025】本発明の浴用剤組成物は、前記必須成分に
必要に応じて前記任意成分を加えて製造することができ
る。これらの任意成分の配合量は製剤中に0〜99%の
範囲で配合される。また、上記のようにして調製された
本発明の浴用剤組成物に0.01〜90%の範囲で適当
量の水を加えて製剤の安定性を増したり、製剤を乳化さ
せた形態とすることもできる。なお、本発明の浴用剤組
成物は、公知の浴用剤と同様に粉末、顆粒、錠剤、液体
等様々な剤型にできることはいうまでもない。
【0026】また、本発明浴用剤組成物は、ジェル、ク
リーム、ローション、シート状等の身体に塗布または貼
付して入浴するための形態とすることもできる。このよ
うな形態とする場合には、前記成分の外に水溶性高分子
増粘剤、ポリオール、冷感剤、温感剤等の成分を配合す
ることもできる。
【0027】本発明の浴用剤組成物は、入浴の際に浴湯
に投入して使用する場合の1回の使用量はツヅラフジ科
植物の溶媒抽出乾燥物換算で、浴湯中濃度が、0.01
〜200ppm となる量とすることが好ましい。この濃度
が0.01ppm 未満では、肌のさっぱり感および身体の
温まり感を与えることができず、また200ppm を超え
ても肌のさっぱり感および身体の温まり感を与える効果
がより向上するものでもない。
【0028】また、身体に塗布して入浴するための形態
の場合には、入浴直前に身体全体または局所に適量を塗
布または貼付した後入浴すればよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の浴用剤組成物は、十分な肌のさ
っぱり感および身体の温まり感を与えるものである。
【0030】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例中で使用したツヅラフジ科植物は次のとおり
である。
【0031】製造例1 オオツヅラフジの乾燥した根100gを常法により熱水
で抽出し、濾過後減圧濃縮し、次いで凍結乾燥した。こ
れをオオツヅラフジ熱水抽出物(根)とした。
【0032】製造例2 オオツヅラフジの乾燥した茎100gを常法により30
%エタノールで抽出し、濾過後減圧濃縮し、次いで凍結
乾燥した。これをオオツヅラフジエタノール抽出物
(茎)とした。
【0033】製造例3 アオツヅラフジの乾燥した根100gを常法により熱水
で抽出し、濾過後減圧濃縮し、次いで凍結乾燥した。こ
れをアオツヅラフジ熱水抽出物(根)とした。
【0034】実施例1〜3および比較例1 表1に示す組成の液状の浴用剤組成物を常法により調製
し、下記試験法により、肌のさっぱり感および身体の温
まり感を調べた。結果を表1に示す。
【0035】・肌のさっぱり感:表1に示す1回当たり
の使用量の浴用剤組成物を40℃、150Lの湯で満た
された浴槽に投入する。投入10分後、湯を十分攪拌し
た後、各被験者(n=5)を5分間入浴させ、肌のさっ
ぱり感を以下の基準により判定し、その平均点で示し
た。
【0036】 5点:非常にさっぱりする。 4点:よくさっぱりする。 3点:さっぱりする。 2点:ややさっぱりする。 1点:さら湯と同等である。
【0037】・身体の温まり感:上記の各被験者の身体
の温まり感を以下の基準により判定し、その平均点で示
した。
【0038】 5点:非常に温まる。 4点:よく温まる。 3点:温まる。 2点:やや温まる。 1点:さら湯と同等である。
【0039】
【表1】
【0040】表1から、ツヅラフジ科植物を配合した実
施例1〜3の浴用剤組成物は、当該植物を配合しない比
較例1の浴用剤組成物と比べて、肌のさっぱり感および
身体の温まり感が優れていることがわかる。
【0041】実施例4〜7および比較例2〜3 表2に示す組成の粉末状の浴用剤組成物を常法により調
製し、実施例1と同様の試験方法により、肌のしっとり
感および身体の温まり感を調べた。結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】表2から、無機塩類を配合した浴用剤組成
物において、ツヅラフジ科植物を配合した実施例4〜7
の浴用剤組成物は、当該植物を配合しない比較例2、3
の浴用剤組成物よりも肌のさっぱり感および身体の温ま
り感が優れていることがわかる。
【0044】実施例8〜10および比較例4 表3に示す組成の錠剤状の浴用剤組成物を常法により調
製し、実施例1と同様の試験方法により、肌のさっぱり
感および身体の温まり感を調べた。結果を表3に示す。
【0045】
【表3】
【0046】表3から、有機酸と炭酸塩とを配合した浴
用剤組成物において、ツヅラフジ科植物を配合した実施
例8〜10の浴用剤組成物は、当該植物を配合しない比
較例4の浴用剤組成物よりも肌のさっぱり感および身体
の温まり感が優れていることがわかる。
【0047】実施例11〜13および比較例5 表4に示す組成の液状の浴用剤組成物を常法により調製
し、実施例1と同様の試験方法により、肌のさっぱり感
および身体の温まり感を調べた。結果を表4に示す。
【0048】
【表4】
【0049】表4から、油性成分を配合した浴用剤組成
物において、ツヅラフジ科植物を配合した実施例11〜
13の浴用剤組成物は、当該植物を配合しない比較例5
の浴用剤組成物よりも肌のさっぱり感および身体の温ま
り感が優れていることがわかる。
【0050】実施例15 塗布して使用するジェル状浴
用剤 常法により、下記組成の浴用剤を調製した。
【0051】
【表5】 (成分) (重量部) オオツヅラフジ抽出物(根または茎)またはアオツヅラフジ 抽出物(根) 1 流動パラフィン 9 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 70 ポリエチレングリコール(平均分子量400) 5 ポリオキシエチレン(60)オクチルドデシルアルコールエーテル 5 ソルビトール 10 香料 微量 色素 微量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/78 A61K 35/78 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツヅラフジ科植物を含有する浴用剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 更に無機塩類を含有する請求項1記載の
    浴用剤組成物。
  3. 【請求項3】 更に有機酸と炭酸塩とを含有する請求項
    1記載の浴用剤組成物。
  4. 【請求項4】 更に油性成分を含有する請求項1または
    2記載の浴用剤組成物。
  5. 【請求項5】 身体に塗布または貼付して入浴するため
    のものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の浴用
    剤組成物。
JP8013915A 1996-01-30 1996-01-30 浴用剤組成物 Pending JPH09208453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11269079A (ja) * 1998-03-17 1999-10-05 Shiseido Co Ltd 脂質分解促進用皮膚外用剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11269079A (ja) * 1998-03-17 1999-10-05 Shiseido Co Ltd 脂質分解促進用皮膚外用剤

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