JPH09195783A - エンジンの過給圧制御装置 - Google Patents

エンジンの過給圧制御装置

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JPH09195783A
JPH09195783A JP8009245A JP924596A JPH09195783A JP H09195783 A JPH09195783 A JP H09195783A JP 8009245 A JP8009245 A JP 8009245A JP 924596 A JP924596 A JP 924596A JP H09195783 A JPH09195783 A JP H09195783A
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JP
Japan
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supercharging pressure
engine
pressure
value
engine load
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Application number
JP8009245A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kobayashi
均 小林
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09195783A publication Critical patent/JPH09195783A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低外気温時の過剰な過給圧によるエンジン出
力の過剰増加を防止し、常に最適な過給圧に制御する。 【解決手段】 現在の基本燃料噴射パルス幅Tpと低外
気温度判定値TpAVEとを比較し、TpAVE≧Tpのとき、
通常時の目標過給圧TPTAGTを設定するとともに、ウエ
ストゲート弁の弁開度を決定するデューティ比DUTY
の上限値DUTYMAXを設定値TBTAL1によって定
め、TpAVE<Tpのときには、通常時の目標過給圧より
も低い低外気温時の目標過給圧TPTAGTを設定するとと
もに上限値DUTYMAXを設定値TBTAL2(<TB
TAL1)によって定める。これにより、低外気温時に
過給圧のオーバーシュートやエンジンの過剰出力が発生
することがなく、常に最適な過給圧に制御して円滑な運
転フィーリングが得られるとともに、エンジンの耐久性
低下を防止し、また、低外気温時の過剰な過給圧による
燃料供給量の増加を抑え、燃費悪化を防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外気温に影響され
ることなく過給圧を最適に制御するエンジンの過給圧制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自然吸気式のエンジンに対し、タ
ーボチャージャなどの過給機を搭載することによりエン
ジンの出力性能を大幅に向上することが可能となり、過
給圧を最適に制御する技術が種々提案されている。
【0003】例えば、特開昭57−124026号公報
には、エンジン温度に応じて過給機の最高過給圧を補正
することで、過熱時や冷機時等のエンジン温度状態に係
わらず、過給圧を最適に保つ技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように、エンジン温度によって最高過給圧を補
正するのみでは、低外気温時、吸入空気密度が増大して
エンジンの充填効率が向上すると、それに伴う燃料供給
量の増加によるエンジン出力の過剰増加や過給圧のオー
バーシュートが発生し、運転フィーリングが悪化する。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、低外気温時の過剰な過給圧によるエンジン出力の過
剰増加を防止し、常に最適な過給圧に制御することので
きるエンジンの過給圧制御装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1の基本構成図に示す
ように、請求項1記載の発明は、過給機からの過給圧を
エンジン運転状態に応じて設定した目標値に制御する過
給圧制御手段と、低外気温度の雰囲気条件下で予め求め
たエンジン負荷を比較基準値として、この比較基準値と
現在のエンジン負荷とを同じエンジン回転数領域で比較
し、現在のエンジン負荷が上記比較基準値より大きいと
き、上記目標値を低下させる過給圧低下手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、過給機からの過給
圧をエンジン運転状態に応じて設定した目標値に制御す
る過給圧制御手段と、低外気温度の雰囲気条件下で予め
求めたエンジン負荷を比較基準値として、この比較基準
値と現在のエンジン負荷とを同じエンジン回転数領域で
比較し、現在のエンジン負荷が上記比較基準値より大き
いとき、上記目標値を低下させるとともに上記過給機の
最大過給圧を低下させる過給圧低下手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、上記エンジン負荷がエンジン
回転数と吸入空気量とに基づく基本燃料噴射量であるこ
とを特徴とする。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明では、現在
のエンジン負荷が低外気温度の雰囲気条件下で予め求め
たエンジン負荷よりも同じエンジン回転数領域で大きい
とき、低外気温時と判定し、過給圧の制御目標値を低下
させる。また、請求項2記載の発明では、現在のエンジ
ン負荷が低外気温度の雰囲気条件下で予め求めたエンジ
ン負荷よりも同じエンジン回転数領域で大きいとき、低
外気温時と判定し、過給圧の制御目標値を低下させると
ともに過給機の最大過給圧を低下させる。その際、請求
項3記載の発明では、請求項1又は請求項2記載の発明
において、エンジン負荷を基本燃料噴射量として低外気
温時を判定する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2〜図8は本発明の実施の一形
態を示し、図2〜図4は過給圧制御ルーチンのフローチ
ャート、図5はP分テーブル及びI分テーブルの説明
図、図6は過給圧制御状態の説明図、図7はエンジン制
御系の概略構成図、図8は電子制御系の回路構成図であ
る。
【0011】図7において、符号1はエンジンであり、
図においては、シリンダブロック1aがクランクシャフ
ト1bを中心として両側のバンク(図の右側が左バン
ク、左側が右バンク)に2分割され、右バンクに#1,
#3気筒が配置され、左バンクに#2,#4気筒が配置
された水平対向型4気筒エンジンを示す。このエンジン
1のシリンダブロック1aの左右両バンクには、シリン
ダヘッド2がそれぞれ設けられ、各シリンダヘッド2に
吸気ポート2aと排気ポート2bとが形成されている。
【0012】上記吸気ポート2aにはインテークマニホ
ルド3が連通され、このインテークマニホルド3の上流
側集合部に、エアーチャンバ4を介してスロットル弁通
路5が連通されている。このスロットル弁通路5の上流
側には、吸気管6を介してエアクリーナ7が取付けら
れ、このエアクリーナ7がエアインテークチャンバ8に
連通されている。また、上記排気ポート2bにはエキゾ
ーストマニホルド9を介して排気管10が連通され、こ
の排気管10に触媒コンバータ11が介装されてマフラ
12に連通されている。
【0013】また、上記スロットル弁通路5には、アク
セルペダルに連動するスロットル弁5aが設けられ、こ
のスロットル弁通路5の直上流の上記吸気管6にインタ
ークーラ13が介装され、さらに、上記吸気管6の上記
エアクリーナ7の下流側にレゾネータチャンバ14が介
装されている。
【0014】上記レゾネータチャンバ14と上記インテ
ークマニホルド3とは、上記スロットル弁5aの上流側
と下流側とをバイパスするバイパス通路15によって連
通されており、このバイパス通路15に、アイドル空気
量を調整するアイドルスピードコントロールバルブ(ア
イドル回転数制御弁;ISCV)16が介装されてい
る。さらに、上記ISCV16の直下流側に、吸気圧が
負圧のとき開弁し、過給機としてのターボチャージャ1
8により過給されて吸気圧が正圧になったとき閉弁する
チェックバルブ17が介装されている。
【0015】上記ターボチャージャ18は、そのコンプ
レッサが上記吸気管6の上記レゾネータチャンバ14の
下流側に介装され、タービンが上記排気管10に介装さ
れている。さらに、上記ターボチャージャ18のタービ
ンハウジング流入口には、ウエストゲート弁19が介装
され、このウエストゲート弁19にウエストゲート弁作
動用アクチュエータ20が連設されている。
【0016】上記ウエストゲート弁作動用アクチュエー
タ20は、ダイヤフラムにより2室に仕切られ、一方が
ウエストゲート弁制御デューティソレノイド弁21に連
通する圧力室を形成し、他方が上記ウエストゲート弁1
9を閉方向に付勢するスプリングを収納したスプリング
室を形成している。
【0017】また、上記ウエストゲート弁制御デューテ
ィソレノイド弁21は、上記ウエストゲート弁作動用ア
クチュエータ20の圧力室に連通するポートと、ターボ
チャージャ18のコンプレッサ下流に連通するポート
と、上記レゾネータチャンバ14に連通するポートとを
有する電磁三方弁であり、後述する電子制御装置50
(ECU50;図8参照)から出力される制御信号のデ
ューティ比に応じて上記レゾネータチャンバ14に連通
するポートの弁開度が調節され、上記レゾネータチャン
バ14側の圧力と上記コンプレッサ下流側の圧力とが調
圧されて上記ウエストゲート弁作動用アクチュエータ2
0の圧力室に制御圧を供給する。
【0018】本形態においては、上記ウエストゲート弁
制御デューティソレノイド弁21に出力される制御信号
のデューティ比が小さい程、上記レゾネータチャンバ1
4に連通するポートの弁開度が小さくなって上記ウエス
トゲート弁作動用アクチュエータ20の圧力室に高い制
御圧が供給され、ウエストゲート弁19の開度が大きく
なって過給圧が低下する。一方、上記ウエストゲート弁
制御デューティソレノイド弁21に出力される制御信号
のデューティ比が大きくなる程、上記レゾネータチャン
バ14に連通するポートの弁開度が大きくなってリーク
量が増大し、上記ウエストゲート弁作動用アクチュエー
タ20の圧力室に供給される制御圧が低下してウエスト
ゲート弁19の開度が小さくなり、過給圧が上昇する。
【0019】一方、上記インテークマニホルド3の各気
筒の各吸気ポート2aの直上流側にはインジェクタ25
が臨まされている。さらに、上記シリンダヘッド2の各
気筒毎に、その先端を燃焼室に露呈する点火プラグ26
aが取付けられ、この点火プラグ26aに、各気筒毎に
配設された点火コイル26bを介してイグナイタ27が
接続されている。
【0020】上記インジェクタ25には、燃料タンク2
8内に設けたインタンク式の燃料ポンプ29から燃料フ
ィルタ30を経て燃料が圧送され、プレッシャレギュレ
ータ31にてインジェクタ25への燃料圧力が所定の圧
力に調圧される。
【0021】次に、センサ類の配置について説明する。
符号22は絶対圧センサであり、吸気管圧力/大気圧切
換ソレノイド弁23により吸気管圧力(インテークマニ
ホルド3内の吸気圧)と大気圧とを選択的に検出する。
また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の直下流に、
ホットワイヤ或はホットフィルム等を用いた熱式の吸入
空気量センサ32が介装され、上記スロットル弁5a
に、スロットル開度センサ33aとスロットル全閉でO
Nするアイドルスイッチ33bとを内蔵したスロットル
センサ33が連設されている。
【0022】また、上記エンジン1のシリンダブロック
1aにノックセンサ34が取付けられると共に、このシ
リンダブロック1aの左右両バンクを連通する冷却水通
路35に水温センサ36が臨まされ、上記排気管10の
上記エキゾーストマニホルド9の集合部にO2センサ3
7が臨まされている。また、クランクシャフト1bに軸
着するクランクロータ38の外周に、クランク角センサ
39が対設され、さらに、カムシャフト1cに連設する
カムロータ40に、気筒判別用のカム角センサ41が対
設されている。
【0023】次に、図8に基づき上記エンジン1の電子
制御を行う電子制御装置(ECU)50について説明す
る。このECU50は、燃料噴射制御、点火時期制御、
アイドル回転数制御などを行なうメインコンピュータ5
1と、ノック検出処理専用のサブコンピュータ52との
2つのコンピュータを中心として構成され、各部に安定
化電源を供給する定電圧回路53、上記メインコンピュ
ータ51に接続される駆動回路54及びA/D変換器5
5、上記サブコンピュータ52に接続されるA/D変換
器56、このA/D変換器56に周波数フィルタ57を
介して接続されるアンプ58等の周辺回路が内蔵されて
いる。
【0024】上記定電圧回路53は、2回路のリレー接
点を有する電源リレー59の第1のリレー接点を介して
バッテリ60に接続されるとともに、このバッテリ60
に、直接、接続され、イグニッションスイッチ61のO
N,OFFに拘わらず上記メインコンピュータ51のバ
ックアップRAM68に常時バックアップ用の電源を供
給するようになっている。
【0025】また、上記バッテリ60には、上記イグニ
ッションスイッチ61を介して上記電源リレー59のリ
レーコイルの一端が接続されており、このリレーコイル
の他端が接地されている。さらに、上記バッテリ60に
は、燃料ポンプリレー62のリレー接点を介して燃料ポ
ンプ29が接続されており、上記燃料ポンプリレー62
は、そのリレーコイルの一端が上記電源リレー59の第
2のリレー接点を介して上記バッテリ60に接続され、
リレーコイルの他端が上記駆動回路54に接続されてい
る。尚、上記電源リレー59の第2のリレー接点から
は、各アクチュエータへの電源線が延出されている。
【0026】上記メインコンピュータ51は、CPU6
5、ROM66、RAM67、バックアップRAM6
8、カウンタ・タイマ群69、シリアル通信インターフ
ェースであるSCI70、及び、I/Oインターフェー
ス71がバスライン72を介して接続されたマイクロコ
ンピュータであり、上記バックアップRAM68には、
上記定電圧回路53からバックアップ用電源が常時供給
されてデータが保持される。
【0027】尚、上記カウンタ・タイマ群69は、フリ
ーランカウンタ、カム角センサ信号の入力計数用カウン
タなどの各種カウンタ、燃料噴射用タイマ、点火用タイ
マ、定期割込みを発生させるための定期割込み用タイ
マ、クランク角センサ信号の入力間隔計時用タイマ、及
び、システム異常監視用のウオッチドッグタイマなどの
各種タイマを便宜上総称するものであり、上記メインコ
ンピュータ51においては、その他、各種のソフトウエ
アカウンタ・タイマが用いられる。
【0028】上記I/Oインターフェース71の入力ポ
ートには、アイドルスイッチ33b、車速センサ42、
クランク角センサ39、カム角センサ41が接続されて
おり、さらに、上記A/D変換器55を介して、吸入空
気量センサ32、スロットル開度センサ33a、水温セ
ンサ36、O2センサ37、及び、絶対圧センサ22が
接続されるとともに、バッテリ電圧VBが入力されてモ
ニタされる。
【0029】また、上記I/Oインターフェース71の
出力ポートには、イグナイタ27が接続されると共に、
ISCV16、インジェクタ25、ウエストゲート弁制
御デューティソレノイド弁21、吸気管圧力/大気圧切
換ソレノイド弁23、及び、燃料ポンプリレー62のリ
レーコイルが上記駆動回路54を介して接続されてい
る。
【0030】一方、上記サブコンピュータ52は、上記
メインコンピュータ51と同様、CPU75、ROM7
6、RAM77、カウンタ・タイマ群78、SCI7
9、及び、I/Oインターフェース80がバスライン8
1を介して接続されたマイクロコンピュータであり、上
記メインコンピュータ51と上記サブコンピュータ52
とは、上記SCI70,79を介してシリアル通信ライ
ンにより互いに接続されている。
【0031】上記I/Oインターフェース80の入力ポ
ートには、クランク角センサ39、カム角センサ41が
接続されるとともに、ノックセンサ34が、アンプ5
8、周波数フィルタ57、A/D変換器56を介して接
続されており、上記ノックセンサ34からのノック検出
信号が上記アンプ58で所定のレベルに増幅された後、
上記周波数フィルタ57により必要な周波数成分が抽出
され、上記A/D変換器56にてデジタル信号に変換さ
れて入力される。
【0032】上記サブコンピュータ52のI/Oインタ
ーフェース80の所定の出力ポートは、上記メインコン
ピュータ51のI/Oインターフェース71の所定の入
力ポートに接続されており、上記サブコンピュータ52
では、ノックセンサ34からの信号に基づいてノック発
生の有無を判定し、このノック発生有無の判定結果をI
/Oインターフェース80の出力ポートを介してメイン
コンピュータ51に出力する。
【0033】そして、ノック発生の場合、シリアル回線
を通じて上記サブコンピュータ52から送信されるノッ
クデータが上記メインコンピュータ51に読込まれ、こ
のノックデータに基づいて上記メインコンピュータ51
で該当気筒の点火時期を遅らせ、ノックを回避するよう
になっている。
【0034】すなわち、上記サブコンピュータ52で
は、エンジン回転数とエンジン負荷とに基づいてノック
センサ34からの信号のサンプル区間を設定し、このサ
ンプル区間でノックセンサ34からの信号を高速にA/
D変換して振動波形を忠実にデジタルデータに変換し、
このデータに基づきノック発生の有無を判定し、その判
定結果を上記メインコンピュータ51に出力する。
【0035】一方、上記メインコンピュータ51では、
上記CPU65で上記ROM66に記憶されている制御
プログラムに従って、I/Oインターフェース71を介
して入力されるセンサ・スイッチ類からの検出信号、及
びバッテリ電圧等を処理し、RAM67及びバックアッ
プRAM68に格納される各種データ、ROM66に記
憶されている固定データ等に基づき、燃料噴射量、点火
時期、ウエストゲート弁制御デューティソレノイド弁2
1に対する駆動信号のデューティ比、ISCV16に対
する駆動信号のデューティ比等を演算し、空燃比学習制
御、点火時期制御、過給圧制御、アイドル回転数制御等
の各種制御を行う。
【0036】この場合、過給圧制御においては、エンジ
ン運転時の外気温度条件に応じ、目標過給圧を最適に設
定するようにしており、上記メインコンピュータ51、
及び、上記メインコンピュータ51に接続されるセンサ
類・アクチュエータ類によって、本発明に係る過給圧制
御手段、過給圧低下手段の機能が実現される。
【0037】以下、上記メインコンピュータ51による
過給圧制御について、図2〜図4に示すフローチャート
に従って説明する。尚、サブコンピュータ52はノック
検出処理専用のコンピュータであるため、その動作説明
を省略する。
【0038】本形態における過給圧制御は、エンジン運
転状態に基づいて設定した目標過給圧(過給圧の制御目
標値)と、絶対圧センサ22により検出される吸気管圧
力すなわち実過給圧Pとを比較し、その比較結果に応じ
てPI制御(比例積分制御)によりウエストゲート弁制
御デューティソレノイド弁21に対する駆動信号のON
デューティ(デューティ比)DUTYを演算し、演算し
たデューティ比DUTYの駆動信号をウエストゲート弁
制御デューティソレノイド弁21に出力することでウエ
ストゲート弁作動用アクチュエータ20を介してウエス
トゲート弁19の開度を制御し、過給圧を制御するもの
である。
【0039】図2〜図4の過給圧制御ルーチンは、シス
テムイニシャライズ後、設定時間毎に実行され、まず、
ステップS101で、基本燃料噴射量を定める基本燃料噴射
パルス幅TpをRAM67の所定アドレスから読出す。
尚、この基本燃料噴射パルス幅Tpは、エンジン回転数
Nと吸入空気量Qとに基づき、演算(Tp←K×Q/
N;Kはインジェクタ特性補正定数)あるいはマップ参
照等により求められ、RAM67のアドレスにストアさ
れている。
【0040】次いで、ステップS102へ進み、現在のエン
ジン回転数Nに基づきテーブルを補間計算付きで参照し
て低外気温度判定値TpAVEを設定する。この低外気温度
判定値TpAVEは、低外気温度の雰囲気条件下でエンジン
1を運転したとき、各エンジン回転数毎に得られる基本
燃料噴射パルス幅Tpを、ステップS102中に図示するよ
うに、エンジン回転数Nをパラメータとする一次元テー
ブルに、現在の基本燃料噴射パルス幅Tpに対する比較
基準値として格納したものであり、現在の基本燃料噴射
パルス幅Tpとテーブル内の外気温度判定値TpAVEとを
同じエンジン回転数で比較することにより、現在のエン
ジン運転雰囲気が低外気温か否かを判定することができ
る。
【0041】すなわち、低外気温時には、空気密度が大
きくなってエンジンの充填効率が向上するため、同一ス
ロットル開度でのエンジンの吸入空気量Q(質量流量)
が増加し、この吸入空気量Qとエンジン回転数Nとから
求められる基本燃料噴射パルス幅Tpが常温時の値に比
較して大きくなる。従って、現在の基本燃料噴射パルス
幅Tpが同じエンジン回転数での上記低外気温度判定値
TpAVEより大きいとき、そのときのエンジン運転雰囲気
は低外気温であると判定することができる。
【0042】尚、上記テーブル内のデータ値(低外気温
度判定値TpAVE)は、エンジン形式により異なり、各エ
ンジン形式毎に予め実験等により低外気温時を判定する
データが求められ、車輌に搭載されるエンジン形式に応
じたテーブルがROM66にストアされている。
【0043】その後、上記ステップS102からステップS1
03へ進み、上記ステップS101で読出した基本燃料噴射パ
ルス幅Tpと上記ステップS102で設定した低外気温度判
定値TpAVEとを比較し、現在のエンジン運転雰囲気状態
を調べる。そして、TpAVE≧Tpのとき、現在のエンジ
ン運転雰囲気状態は常温の通常時状態であると判定して
ステップS104へ進み、エンジン回転数Nとスロットル開
度センサ33aからのスロットル開度THVとに基づき目
標過給圧テーブルTPTAGT1(ステップS104中の図
示参照)を補間計算付きで参照して通常時の目標過給圧
TPTAGTを設定し、ステップS105でウエストゲート弁制
御デューティソレノイド弁21の駆動信号に対するデュ
ーティ比DUTYの上限値DUTYMAXを設定値TBT
AL1によって定め(DUTYMAX←TBTAL1)、
ステップS108へ進む。
【0044】一方、上記ステップS103においてTpAVE<
Tpのときには、現在のエンジン運転雰囲気状態が低外
気温時であると判定して上記ステップS103からステップ
S106へ進み、エンジン回転数Nとスロットル開度センサ
33aからのスロットル開度THVとに基づき低外気温時
目標過給圧テーブルTPTAGT2(ステップS106中の
図示参照)を補間計算付きで参照して低外気温時の目標
過給圧TPTAGTを設定すると、ステップS107でウエスト
ゲート弁制御デューティソレノイド弁21の駆動信号に
対するデューティ比DUTYの上限値DUTYMAXを設
定値TBTAL2によって定め(DUTYMAX←TBT
AL2)、ステップS108へ進む。
【0045】上記低外気温時目標過給圧テーブルTPT
AGT2には、通常時の目標過給圧を設定するための目
標過給圧テーブルTPTAGT1に格納されているデー
タよりも小さいデータが格納されており、低外気温時の
目標過給圧が通常の常温時の目標過給圧よりも小さく設
定される。また、低外気温時にデューティ比DUTYの
上限値DUTYMAXを定める設定値TBTAL2も、通
常時にデューティ比DUTYの上限値DUTYMAXを定
める設定値TBTAL1よりも低い値となっている。
【0046】尚、目標過給圧TPTAGT及び上限値DUT
YMAXは、イニシャライズ時、ぞれぞれ初期値にて初期
化されている。
【0047】また、本形態では、外気温の判別結果によ
り、通常時の目標過給圧テーブルTPTAGT1と低外
気温時の低外気温時目標過給圧テーブルTPTAGT2
とを切換えて目標過給圧TPTAGTを設定するようにして
いるが、低外気温時目標過給圧テーブルTPTAGT2
を設けずに通常時の目標過給圧テーブルTPTAGT1
のみとし、低外気温時には通常時の目標過給圧テーブル
TPTAGT1によって設定された目標過給圧TPTAGT
を補正するようにしても良い。
【0048】そして、上記ステップS105あるいはステッ
プS107からステップS108へ進むと、目標過給圧TPTAGT
と絶対圧センサ22によって検出した吸気管圧力(実過
給圧)Pとの偏差ΔPを求め(ΔP←TPTAGT−P)、
ステップS109で偏差ΔPの絶対値|ΔP|と設定値PS
とを比較することにより、実過給圧Pが図6に示す過給
圧のPI制御における不感帯の範囲内にあるかを調べ
る。
【0049】その結果、|ΔP|<PSであり、実過給
圧Pが目標過給圧TPTAGTに対する不感帯の範囲内にあ
るときには、上記ステップS109からステップS110へ進ん
でPI制御における積分定数DIを0とするとともに
(DI←0)、ステップS111で比例定数DPを0とし(D
P←0)、ステップS129へ進んで前回ルーチン実行時に
求めたデューティ比の旧値に今回のルーチンで設定した
積分定数DI及び比例定数DPを加算して新たなデューテ
ィ比DUTYを設定して(DUTY←DUTY+DI+
DP)ステップS130へ進む。
【0050】一方、上記ステップS109において|ΔP|
≧PSであり、実過給圧Pが不感帯の範囲外のときに
は、上記ステップS109からステップS112へ進み、実過給
圧Pと目標過給圧TPTAGTとを比較して、目標過給圧TP
TAGTに対する実過給圧Pの大小関係を調べる。
【0051】そして、P>TPTAGTであり、不感帯の範
囲外で実過給圧Pが目標過給圧TPTAGTよりも高いとき
には、上記ステップS112からステップS113へ進み、ステ
ップS113ないしステップS120でデューティ比減の処理を
行い実過給圧Pを低下させる。このデューティ比減の処
理では、ステップS113で、目標過給圧TPTAGTに対する
実過給圧Pの大小関係が反転し、且つ、実過給圧Pが不
感帯の範囲外へ逸脱した初回を判別するための反転初回
判別フラグFDの値を参照する。この反転初回判別フラ
グFDは、P>TPTAGTでFD=0のとき、実過給圧Pが
目標過給圧TPTAGTよりも高くなった後、初めて不感帯
を逸脱したことを示し、デューティ比減の処理によりF
D=1にセットされる。
【0052】従って、上記ステップS113で、FD=0、
すなわち、実過給圧Pが目標過給圧TPTAGTより高くな
った後、今回初めて不感帯を逸脱したときには(P≧T
PTAGT+Ps)、ステップS114へ進み、偏差の絶対値|Δ
P|に基づきP分テーブルを参照して、図5の(a)に
示されるように偏差の絶対値|ΔP|の増加に応じて段
階的に大きくなる比例定数減分値PDOWNを設定すると、
ステップS115で、この比例定数減分値PDOWNにマイナス
の符号を付けてスキップ補正の比例定数DPとし(DP←
−PDOWN)、ステップS116で積分定数DIを0にした後
(DI←0)、ステップS120で反転初回判別フラグFDを
セットし(FD←1)、前述のステップS129で新たなデ
ューティ比DUTYを設定する。
【0053】また、上記ステップS113においてFD=1
であり、既にデューティ比DUTYのスキップ補正によ
る減少が行われているときには、上記ステップS113から
ステップS117へ進み、偏差の絶対値|ΔP|に基づきI
分テーブルを参照して積分定数減分値IDOWNを設定す
る。この積分定数減算値IDOWNは、図5の(b)に示さ
れるように、前述の比例定数減算値PDOWNと同様、偏差
の絶対値|ΔP|の増加に応じて段階的に大きくなるも
のの、その増加の度合は、比例定数減算値PDOWNより小
さく設定されている。
【0054】そして、上記ステップS117からステップS1
18へ進み、上記積分定数減分値IDOWNにマイナスの符号
を付けて積分定数DIとし(DI←−IDOWN)、ステップ
S119で比例定数DPを0にした後(DP←0)、ステップ
S120で反転初回判別フラグFDをセットし(FD←1)、
前述のステップS129で新たなデューティ比DUTYを設
定する。
【0055】一方、上記ステップS112で、P≦TPTAGT
であり、不感帯の範囲外で実過給圧Pが目標過給圧TPT
AGTよりも低いときには、上記ステップS112からステッ
プS121へ進み、ステップS121ないしステップS128でデュ
ーティ比増の処理を行い実過給圧Pを上昇させる。
【0056】このデューティ比増の処理では、ステップ
S121で反転初回判別フラグFDの値を参照し、FD=1で
あり、実過給圧Pが目標過給圧TPTAGTよりも高い状態
から低い状態に移行し、今回初めて不感帯を逸脱したと
きには(P≦TPTAGT−PS)、ステップS122へ進み、偏
差の絶対値|ΔP|に基づきP分テーブルを参照して、
偏差の絶対値|ΔP|の増加に応じて段階的に大きくな
る比例定数増分値PUP(図5(a)参照)を設定する
と、ステップS123で、この比例定数増分値PUPをスキッ
プ補正の比例定数DPとし(DP←PUP)、ステップS124
で積分定数DIを0にした後(DI←0)、ステップS128
で反転初回判別フラグFDをクリアし(FD←0)、前述
のステップS129で新たなデューティ比DUTYを設定す
る。
【0057】また、上記ステップS121においてFD=0
であり、既にデューティ比DUTYのスキップ補正によ
る増加が行われているときには、上記ステップS121から
ステップS125へ進み、偏差の絶対値|ΔP|に基づきI
分テーブルを参照して積分定数増分値IUP(図5(b)
参照)を設定すると、ステップS126へ進み、上記積分定
数増分値IUPを積分定数DIとし(DI←IUP)、ステッ
プS127で比例定数DPを0にした後(DP←0)、ステッ
プS128で反転初回判別フラグFDをクリアし(FD←
0)、前述のステップS129へ進んで新たなデューティ比
DUTYを設定する。尚、積分定数増分値IUPは、前述
の比例定数増分値PUPと同様、偏差の絶対値|ΔP|の
増加に応じて段階的に大きくなるものの、その増加の度
合は、比例定数増分値PUPより小さく設定されている。
【0058】次に、ステップS129でデューティ比DUT
Yが設定されると、ステップS130へ進み、設定したデュ
ーティ比DUTYと下限値DUTYMINとを比較し、D
UTY≦DUTYMINのとき、ステップS131でデューテ
ィ比DUTYを下限値DUTYMINとし(DUTY←D
UTYMIN)、このデューティ比DUTYをステップS13
4でセットしてルーチンを抜ける。
【0059】また、上記ステップS130でDUTY>DU
TYMINのときには、上記ステップS130からステップS13
2へ進み、デューティ比DUTYを上限値DUTYMAXと
比較する。そして、DUTY<DUTYMAXのときに
は、上記ステップS129で設定したデューティ比DUTY
をステップS134でセットしてルーチンを抜け、DUTY
≧DUTYMAXのとき、ステップS133でデューティ比D
UTYを上限値DUTYMAXとし(DUTY←DUTYM
AX)、ステップS134でのデューティ比セットを経てルー
チンを抜ける。
【0060】すなわち、図6に示すように、実過給圧P
と目標過給圧TPTAGTとの大小関係が反転し、実過給圧
Pが目標過給圧TPTAGTよりも高い状態で不感帯を逸脱
すると(P≧TPTAGT+PS)、先ず、デューティ比DU
TYを比例定数DPだけ一度に減少させ、ウエストゲー
ト弁制御デューティソレノイド弁21を介してウエスト
ゲート弁19の弁開度を所定量大きくして過給圧を低下
させ、その後のルーチン実行時、未だ同様に、実過給圧
Pが不感帯を逸脱しているときには、ルーチン実行毎す
なわち演算周期毎にデューティ比DUTYを積分定数D
Iづつ漸次的に減少させることでウエストゲート弁19
の弁開度を少量づつ大きくし、過給圧が目標過給圧TPT
AGTに収束するよう制御する。
【0061】さらに、実過給圧Pが目標過給圧TPTAGT
よりも高い状態から低い状態に移行し、実過給圧Pが目
標過給圧TPTAGTよりも低い状態で不感帯を逸脱すると
(P≦TPTAGT−PS)、先ず、デューティ比DUTYを
スキップ補正量DPだけ一度に増加させ、ウエストゲー
ト弁制御デューティソレノイド弁21を介してウエスト
ゲート弁19の弁開度を所定量小さくすることでウエス
トゲート弁19による排気リリーフ量を減少させ、過給
圧を上昇させる。その後のルーチン実行時、未だ同様
に、実過給圧Pが不感帯を逸脱しているときには、ルー
チン実行毎すなわち演算周期毎にデューティ比DUTY
を積分補正量DIづつ漸次的に増加させ、ウエストゲー
ト弁19の弁開度を少量づつ更に減少させて過給圧が目
標過給圧TPTAGTに収束するよう制御する。
【0062】この場合、低外気温時と判定されたときに
は、通常時よりも目標過給圧TPTAGTが低下されるとと
もにウエストゲート弁制御デューティソレノイド弁21
の駆動信号に対するデューティ比DUTYの上限値DU
TYMAXが小さくされ、過給圧及び最大過給圧が通常時
よりも低く抑えられるが、空気密度が増加した分、エン
ジン出力は通常時と同等に保たれる。
【0063】従って、低外気温時に過給圧のオーバーシ
ュートやエンジンの過剰出力が発生することがなく、常
に最適な過給圧に制御して円滑な運転フィーリングが得
られるばかりでなくエンジンの耐久性低下を防止するこ
とができ、さらには、低外気温時の過剰な過給圧による
燃料供給量の増加が抑えられ、燃費悪化を防止すること
ができる。
【0064】尚、本実施の形態では、過給機をターボチ
ャージャとして説明したが、過給機としてはターボチャ
ージャに限定されず、スーパーチャージャでも良い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
在のエンジン負荷が低外気温度の雰囲気条件下で予め求
めたエンジン負荷よりも同じエンジン回転数領域で大き
いとき、低外気温時と判定し、過給圧の制御目標値を低
下させることで、低外気温時に過給圧のオーバーシュー
トやエンジンの過剰出力が発生することがなく、常に最
適な過給圧に制御して円滑な運転フィーリングが得られ
るとともに、低外気温時の過剰な過給圧による燃料供給
量の増加が抑えられ、燃費悪化を防止することができ
る。また、低外気温時と判定したとき過給圧の制御目標
値と最大過給圧を低下させることで、円滑な運転フィー
リングが得られるとともにエンジンの耐久性に対する悪
影響を未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図
【図2】過給圧制御ルーチンのフローチャート(その
1)
【図3】過給圧制御ルーチンのフローチャート(その
2)
【図4】過給圧制御ルーチンのフローチャート(その
3)
【図5】P分テーブル及びI分テーブルの説明図
【図6】過給圧制御状態の説明図
【図7】エンジン制御系の概略構成図
【図8】電子制御系の回路構成図
【符号の説明】
1 … エンジン 18 … ターボチャージャ(過給機) 51 … メインコンピュータ(過給圧制御手段、過
給圧低下手段) P … 実過給圧 Tp … 基本燃料噴射パルス幅(エンジン負荷) TpAVE … 外気温度判定値(比較基準値) N … エンジン回転数 Q … 吸入空気量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 360 F02D 45/00 376C 376 F02B 37/12 301J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給機からの過給圧をエンジン運転状態
    に応じて設定した目標値に制御する過給圧制御手段と、 低外気温度の雰囲気条件下で予め求めたエンジン負荷を
    比較基準値として、この比較基準値と現在のエンジン負
    荷とを同じエンジン回転数領域で比較し、現在のエンジ
    ン負荷が上記比較基準値より大きいとき、上記目標値を
    低下させる過給圧低下手段とを備えたことを特徴とする
    エンジンの過給圧制御装置。
  2. 【請求項2】 過給機からの過給圧をエンジン運転状態
    に応じて設定した目標値に制御する過給圧制御手段と、 低外気温度の雰囲気条件下で予め求めたエンジン負荷を
    比較基準値として、この比較基準値と現在のエンジン負
    荷とを同じエンジン回転数領域で比較し、現在のエンジ
    ン負荷が上記比較基準値より大きいとき、上記目標値を
    低下させるとともに上記過給機の最大過給圧を低下させ
    る過給圧低下手段とを備えたことを特徴とするエンジン
    の過給圧制御装置。
  3. 【請求項3】 上記エンジン負荷がエンジン回転数と吸
    入空気量とに基づく基本燃料噴射量であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のエンジンの過給圧制御
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136979A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Toyota Motor Corp 点火時期制御装置
CN114233489A (zh) * 2021-12-22 2022-03-25 潍柴动力股份有限公司 一种增压废气旁通阀的驱动占空比确定方法及相关设备

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