JP2001193573A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2001193573A
JP2001193573A JP37346899A JP37346899A JP2001193573A JP 2001193573 A JP2001193573 A JP 2001193573A JP 37346899 A JP37346899 A JP 37346899A JP 37346899 A JP37346899 A JP 37346899A JP 2001193573 A JP2001193573 A JP 2001193573A
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supercharging pressure
control
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egr
combustion engine
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Masatoshi Endo
正寿 遠藤
Junichi Kurita
潤一 栗田
Koji Ishimoto
幸司 石本
Seiichi Hosogai
誠一 細貝
Masaki Nishio
雅紀 西生
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/05High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
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    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/09Constructional details, e.g. structural combinations of EGR systems and supercharger systems; Arrangement of the EGR and supercharger systems with respect to the engine
    • F02M26/10Constructional details, e.g. structural combinations of EGR systems and supercharger systems; Arrangement of the EGR and supercharger systems with respect to the engine having means to increase the pressure difference between the exhaust and intake system, e.g. venturis, variable geometry turbines, check valves using pressure pulsations or throttles in the air intake or exhaust system
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EGR量および過給圧の双方を制御する場合
において、内燃機関が過渡運転領域にあるときに、過給
圧制御の応答性を高めることができるとともに、過給圧
制御およびEGR制御の安定性を確保でき、それによ
り、排気ガス特性および運転性を向上させることができ
る内燃機関の制御装置を提供する。 【解決手段】 可変ベーン5f付きの過給機5aを有す
る内燃機関3において、EGRのフィードバック制御お
よび過給圧のオープン制御を行う制御装置1は、内燃機
関3が過渡運転領域にあると判別されたとき(ステップ
1がYESのとき)に、エンジン回転数Neおよび吸入
空気量Qに応じて、ベーン開度制御弁5cのデューティ
比dutyを過渡運転領域マップから設定する(ステッ
プ2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過給圧および吸気
系への排気ガスの還流量をともに制御する過給機付きの
内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、過給機付きのディーゼルエンジン
において、排気ガスを吸気系に還流させるEGRを行う
ものが知られている(例えば特開平6−58173号公
報)。ディーゼルエンジンは、吸入空気を絞ることなく
燃焼室内に吸入される空気量を一定としながら、燃料噴
射量を制御することにより運転される。そのようなエン
ジンのEGR制御装置においては、新気として吸入され
る実際の吸入空気量をエアフローセンサにより検出し、
この検出値が目標吸入空気量になるようにEGR制御弁
の弁開度がフィードバック制御される。
【0003】また、可変ベーン付きターボチャージャを
有するエンジンの過給圧制御装置として、過給圧を検出
する過給圧センサと、可変ベーンを駆動することにより
その開度を制御する電磁アクチュエータとを備え、過給
圧センサにより検出される実際の過給圧が目標過給圧に
なるように、可変ベーンの開度をフィードバック制御す
るものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のディーゼルエン
ジンのEGR制御装置と過給圧制御装置を組み合わせた
場合、エンジンが過渡運転領域にあるときに過給圧をフ
ィードバック制御すると、その応答性が低いことによ
り、実際の過給圧が目標過給圧になるのに時間がかか
る。このため、特に加速状態にあるときには、エンジン
出力の立ち上がりが遅くなることにより、加速性能の悪
化を招いてしまう。
【0005】また、EGR制御弁の弁開度および可変ベ
ーンの開度という2つの制御量によって吸入空気量を制
御することになるため、2つの制御量が影響し合うこと
により、EGR制御および過給圧制御を双方とも安定し
て行うことができなくなることがある。例えば、EGR
制御弁の弁開度が変化すると、その影響により過給圧が
変化してしまう。一方、EGR制御弁の弁開度が一定で
あっても、吸気管内の過給圧の変動に伴いEGR量が変
動してしまう。これは、EGR制御における排気ガスの
還流動作は、吸気管内の過給圧によってEGR管内に生
じる、EGR制御弁の上流側および下流側の間の差圧を
利用しているためである。その結果、過給圧制御が不安
定になると、過給圧変動の影響を受けることにより、E
GR制御も不安定になり、その結果、排気ガス特性およ
び運転性の悪化を招いてしまう。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、EGR量および過給圧の双方を制御する場
合において、内燃機関が過渡運転領域にあるときに、過
給圧制御の応答性を高めることができるとともに、過給
圧制御およびEGR制御の安定性を確保でき、それによ
り、排気ガス特性および運転性を向上させることができ
る内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、吸気通路(吸気管8)に還流さ
せる排気ガスの還流量をフィードバック制御するととも
に、過給圧Pを制御する過給機5a付きの内燃機関3の
制御装置1であって、過給圧Pを制御する過給圧制御弁
(ベーン開度制御弁5c)と、運転状態(エンジン回転
数Ne、吸入空気量Q)を検出する運転状態検出手段
(ECU2、クランク角センサ20、エアフローセンサ
21)と、内燃機関3が過渡運転領域にあるか否かを判
別する判別手段(ECU2、ステップ1)と、この判別
手段により過渡運転領域にあると判別されたとき(ステ
ップ1の判別結果がYESのとき)に、検出された運転
状態に応じて、過給圧制御弁(ベーン開度制御弁5c)
の弁開度VLを設定する(デューティ比dutyを設定
する)弁開度設定手段(ECU2、ステップ2)と、を
備えることを特徴とする。
【0008】この内燃機関の制御装置によれば、判別手
段により、内燃機関が過渡運転領域にあると判別された
ときには、弁開度設定手段が、運転状態検出手段により
検出された運転状態に応じて弁開度を設定し、過給圧制
御弁は、設定された弁開度に従って過給圧をオープン制
御する。以上のように、過渡運転領域のときには、過給
圧が、フィードバック制御ではなく、運転状態に応じて
オープン制御されるので、排気ガスの還流量(EGR)
のフィードバック制御の影響を受けないことにより、過
給圧制御の安定性を適切に確保することができる。ま
た、オープン制御されることにより、過渡運転領域にお
ける過給圧制御の応答性、特に加速性能を向上させるこ
とができる。さらに、以上のように過渡運転領域での過
給圧制御の安定性が適切に確保されることによって、E
GR制御の安定性を確保することができる。これによ
り、排気ガス特性を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置について説明
する。図1は、本実施形態の内燃機関の概略構成を示し
ており、図2は、制御装置の概略構成を示している。図
2に示すように、制御装置1は、ECU2(運転状態検
出手段、判別手段、弁開度設定手段)を備えており、こ
のECU2は、図1に示す内燃機関3(以下「エンジン
3」という)の運転状態に応じて、後述するように過給
圧Pの制御および排気ガスの還流量の制御(EGR制
御)などを実行する。また、制御装置1は、燃料噴射制
御機構4、過給圧制御機構5、EGR制御機構6および
スワール制御機構7などを備えており、これらの詳細は
後述する。
【0010】エンジン3は、シリンダ3aおよびピスト
ン3bを備えた(ともに1つのみ図示)直列4気筒タイ
プのディーゼルエンジンであり、ピストン3bとシリン
ダヘッド3cとの間には、燃焼室3dが形成されてい
る。
【0011】燃料噴射制御機構4は、燃料噴射弁4a
(以下「インジェクタ4a」という)および燃料ポンプ
4bなどで構成されている。インジェクタ4aは、燃焼
室3dに臨むようにシリンダヘッド3cに取り付けられ
ており、燃料パイプ4cを介して燃料ポンプ4bに接続
されている。燃料ポンプ4bは、蓄圧型燃料ポンプであ
り、燃料パイプ4cを介して燃料タンク4dに接続され
ている。燃料ポンプ4bは、加圧した燃料をECU2か
らの駆動信号に応じた噴射タイミングで、インジェクタ
4aに供給する。
【0012】また、エンジン3のクランクシャフト3e
には、マグネットロータ20aが取り付けられている。
このマグネットロータ20aは、MRE(磁気抵抗素
子)ピックアップ20bとともに、クランク角センサ2
0(運転状態検出手段)を構成している。クランク角セ
ンサ20は、クランクシャフト3eの回転に伴い、パル
ス信号であるCRK信号を所定のクランク角(例えば、
1゜)ごとに出力する。ECU2は、このCRK信号に
基づき、エンジン3のエンジン回転数Ne(内燃機関の
運転状態を表すパラメータ)を算出する。
【0013】さらに、エンジン3の吸気管8(吸気通
路)には、上流側から順にエアクリーナ9およびエアフ
ローセンサ21(運転状態検出手段)が取り付けられて
いる。エアフローセンサ21は、エアクリーナ9に近接
して配置され、例えば熱線式エアフローメータで構成さ
れている。エアフローセンサ21は、熱線(白金線)の
抵抗値の変化に応じて吸入空気量Q(内燃機関の運転状
態を表すパラメータ)を検出し、その検出信号をECU
2に送る。
【0014】また、前記過給圧制御機構5は、吸気管8
のエアフローセンサ21よりも下流側に配置されてい
る。過給圧制御機構5は、吸気管8および排気管10に
一体に取り付けられた過給機5aと、過給機5aに連結
されたアクチュエータ5bと、アクチュエータ5bに接
続されたベーン開度制御弁5cなどで構成されている。
【0015】過給機5aは、いわゆるターボチャージャ
であり、タービンロータ5dおよびハウジング5eを有
している。タービンロータ5dは、コンプレッサブレー
ドおよびタービンブレードなどを一体に組み立てたもの
であり、吸気管8および排気管10を構成するハウジン
グ5eに内蔵された状態で、これに回転自在に取り付け
られている。過給機5aは、排気管10内の排気ガスに
よってタービンロータ5dのタービンブレードが回転駆
動された際に、これと一体のコンプレッサブレードも回
転駆動されることにより、吸気管8内の吸入空気を加圧
する過給動作を行う。
【0016】また、過給機5aは、複数の可変ベーン5
f(2つのみ図示)を備えている。これらの可変ベーン
5fは、過給機5aが発生する過給圧Pを変化させるた
めのものであり、ハウジング5eのコンプレッサブレー
ドを収容する部分の壁に回動自在に取り付けられてい
る。各可変ベーン5fは、アクチュエータ5bに機械的
に連結されており、アクチュエータ5bにより駆動され
たときに、開度(以下「ベーン開度」という)が変化す
る。これによって、コンプレッサブレードから下流側に
流れる吸入空気量を変化させることにより、過給圧Pを
変化させる。
【0017】一方、アクチュエータ5bは、負圧によっ
て作動するダイアフラム式のものであり、ベーン開度制
御弁5cおよび負圧管11を介して負圧ポンプ12に接
続されている。負圧ポンプ12は、エンジン3のドライ
ブシャフト(図示せず)に連結されており、エンジン3
の運転中にこれに駆動されることにより負圧を発生する
とともに、その負圧をベーン開度制御弁5cに供給す
る。ベーン開度制御弁5cは、電磁弁であり、ECU2
に電気的に接続されている(図2参照)。ベーン開度制
御弁5cは、その弁開度VLがECU2からの駆動信号
に応じて変化することにより、アクチュエータ5bに供
給する負圧を変化させる。これにより、ベーン開度制御
弁5cは、アクチュエータ5bを介してベーン開度を変
化させることにより、過給圧Pを制御する。
【0018】また、吸気管8の過給機5aの下流側に
は、過給圧センサ22が取り付けられている。この過給
圧センサ22は、半導体圧力センサなどで構成され、吸
気管8内の過給圧P(絶対圧)を検出して、その検出信
号(検出過給圧Pact)をECU2に送る。また、吸
気管8の過給圧センサ22の下流側の部分は、1つの集
合部と、そこから分岐した4つの分岐部とからなるイン
テークマニホールド8aになっている。また、インテー
クマニホールド8aの管路は、集合部から各分岐部にわ
たってスワール管路8bおよびバイパス管路8cに分か
れており、これらの管路8b,8cはそれぞれ、2つの
吸気ポートを介して燃焼室3dに連通している。
【0019】スワール管路8bには、前記スワール制御
機構7のスワール弁7aが配置されている。スワール制
御機構7は、このスワール弁7aの開度を変化させるこ
とによりスワールをスワール管路8b内に発生させ、こ
れにより、燃焼室3d内の混合気を攪拌するものであ
る。さらに、スワール制御機構7は、アクチュエータ7
bおよびスワール制御弁7cを備えている。これらのア
クチュエータ7bおよびスワール制御弁7cはそれぞ
れ、過給圧制御機構5のアクチュエータ5bおよびベー
ン開度制御弁5cと同様に構成されている。すなわち、
スワール制御弁7cは、電磁弁であり、ECU2に電気
的に接続されているとともに(図2参照)、ECU2か
らの駆動信号に応じてダイアフラム式のアクチュエータ
7cに負圧を供給する。これにより、スワール弁7aの
開度が制御される。
【0020】一方、前記EGR制御機構6は、吸気管8
および排気管10の間に接続されたEGR管6aと、こ
のEGR管6aを開閉するEGR制御弁6bなどで構成
されている。EGR管6aの一端は、排気管10のエキ
ゾーストマニホールド10aの集合部に開口し、他端
は、インテークマニホールド8aの集合部のバイパス管
路8cの部分に開口している。また、EGR制御弁6b
は、リニア電磁弁であり、ECU2からの駆動信号に応
じて、そのバルブリフト量Lが最大リフト量Lmaxと
最小リフト量Lminの間でリニアに変化することによ
り、EGR管6aの開度を変化させる。さらに、EGR
制御弁6bには、バルブリフト量センサ23が取り付け
られている。このバルブリフト量センサ23は、ECU
2に電気的に接続されており(図2参照)、EGR制御
弁6bの実際のバルブリフト量Lを検出するとともに、
その検出信号をECU2に送る。
【0021】また、排気管10の過給機5aよりも下流
側には、排気ガスを浄化するための触媒装置13が取り
付けられている。さらに、エンジン3のアクセルペダル
(図示せず)には、アクセル開度センサ24(図2参
照)が取り付けられている。このアクセル開度センサ2
4は、アクセルペダルの開度θap(以下「アクセル開
度θap」という)を検出し、その検出信号をECU2
に送る。
【0022】一方、ECU2は、CPU、RAM、RO
MおよびI/Oインターフェースなどからなるマイクロ
コンピュータで構成されている(いずれも図示せず)。
ECU2に入力された各センサ20〜24の検出信号は
それぞれ、入力インターフェースでA/D変換や整形が
なされた後、CPUに入力される。CPUは、これらの
入力信号に応じて、EGRフィードバック制御を行うべ
き運転領域にあるか否かを判別する。そして、EGRフ
ィードバック制御を行うべき運転領域にあるとき、例え
ば過渡運転領域にあるときには、エアフローセンサ21
により検出された吸入空気量Qが目標吸入空気量Qcm
dになるように、EGR制御弁6bのバルブリフト量L
をフィードバック制御する。このEGRフィードバック
制御を行う場合において、以下に述べるように、過渡運
転領域にあるときは、ベーン開度制御弁5cをデューテ
ィ制御することにより可変ベーン5fのベーン開度をオ
ープン制御する。すなわち、過渡運転領域にあるとき
は、EGRフィードバック制御を行うとともに、過給圧
Pのオープン制御を実行する。一方、EGRフィードバ
ック制御を行うべき運転領域にないときには、検出過給
圧Pactが目標過給圧P0になるように、ベーン開度
制御弁5cの弁開度VLをフィードバック制御する。す
なわち、過給圧Pのフィードバック制御を実行する。
【0023】図3は、EGR量をフィードバック制御し
かつ過給圧Pをオープン制御している際に実行される運
転領域判別処理を示すフローチャートである。本処理
は、タイマ設定により所定時間(例えば100mse
c)ごとに割込み実行される。
【0024】本処理では、まず、ステップ1(図ではS
1と略す。以下同様)において、アクセル開度センサ2
4が検出したアクセル開度θapの今回値θap(n)
を読み込み、この今回値θap(n)と前回値θap
(n−1)との偏差の絶対値が第1所定値K1以上であ
るか否かを判別する。
【0025】ステップ1の判別結果がYESのとき、す
なわち|θap(n)−θap(n−1)|≧K1のと
きは、エンジン3が過渡運転領域のうちの加速領域にあ
るとして、ステップ2に進む。ステップ2においては、
図4に一例を示す過渡運転領域マップをデューティ比d
uty算出用のマップに設定し、ベーン開度制御弁5c
のデューティ比dutyを算出する。具体的には、デュ
ーティ比dutyは、このような過渡運転領域マップを
参照し、エンジン回転数Neの今回の算出値および吸入
空気量Qの今回の検出値を用いて、補間演算を行うこと
により算出される。この後、本処理を終了する。
【0026】同図に示すように、過渡運転領域マップで
は、エンジン回転数Neが高いほど、または吸入空気量
Qが大きいほど、デューティ比duty(%)が大きく
設定されている。これは、エンジン回転数Neまたは吸
入空気量Qが大きいとき、すなわち運転負荷が大きいと
きには、大きなエンジン出力を確保するために、大きな
過給圧Pを発生させる必要があるからである。
【0027】一方、ステップ1の判別結果がNOのと
き、すなわち|θap(n)−θap(n−1)|<K
1のときは、エンジン3が過渡運転領域にないとして、
ステップ3に進む。ステップ3においては、過給圧セン
サ22の検出値である検出過給圧Pactと、目標過給
圧P0との偏差を目標過給圧P0で除算した値が第2所
定値K2以下であるか否かを判別する。
【0028】ステップ3の判別結果がYESのとき、す
なわち(Pact−P0)/P0≦K2のときは、エン
ジン3が定常運転領域にあるとして、ステップ4に進
む。ステップ4においては、図5に一例を示す定常運転
領域マップをデューティ比duty算出用のマップに設
定し、ベーン開度制御弁5cのデューティ比dutyを
算出する。また、ステップ4においても、ステップ2と
同様に、デューティ比dutyは、定常運転領域マップ
を参照し、エンジン回転数Neの今回の算出値および吸
入空気量Qの今回の検出値を用いて、補間演算を行うこ
とにより算出される。この後、本処理を終了する。
【0029】同図に示すように、この定常運転領域マッ
プにおいても、過渡運転領域マップと同様に、エンジン
回転数Neが高いほど、または吸入空気量Qが大きいほ
ど、デューティ比dutyが大きく設定されている。ま
た、過渡運転領域マップと比べると、デューティ比du
tyは、エンジン回転数Neや吸入空気量Qに対して過
渡運転領域マップの値よりも小さく設定されている。こ
れは、定常運転領域では、過渡運転領域と比べて、大き
なエンジン出力が必要とされないからである。
【0030】一方、ステップ3の判別結果がNOのと
き、すなわち(Pact−P0)/P0>K2のとき
は、過渡運転領域および定常運転領域のいずれでもない
として、本処理を終了する。なお、この場合には、図示
しないデューティ比補正処理において、デューティ比の
基本マップ値dutyMを、この値(Pact−P0)
/P0に応じて補正することにより、デューティ比du
tyを算出する。
【0031】ベーン開度制御弁5cは、ECU2により
以上のように算出されたデューティ比dutyでデュー
ティ制御される。その結果、可変ベーン5fのベーン開
度がオープン制御されることにより、過給圧Pのオープ
ン制御が実行される。
【0032】以上のような本実施形態の制御装置1によ
れば、ステップ1において、エンジン3が過渡運転領域
にあると判別されたときには、エンジン回転数Neおよ
び吸入空気量Qに応じて、過渡運転領域マップよりベー
ン開度制御弁5cのデューティ比dutyが算出され
る。そして、ベーン開度制御弁5cが算出されたデュー
ティ比dutyによりデューティ制御されることによっ
て、過給圧Pのオープン制御が実行される。以上のよう
に、過渡運転領域のときには、過給圧Pがフィードバッ
ク制御ではなくオープン制御されるので、EGRフィー
ドバック制御の影響を受けることなく、過給圧制御の安
定性を適切に確保することができる。また、オープン制
御されることにより、過渡運転領域における過給圧制御
の応答性、特に加速性能を向上させることができる。さ
らに、以上のように過渡運転領域での過給圧制御の安定
性が適切に確保されることによって、EGR制御の安定
性を確保することができる。これにより、排気ガス特性
を向上させることができる。
【0033】なお、前記実施形態においては、制御装置
1をディーゼルエンジンに適用した例について説明した
が、本発明の制御装置1は、これに限らず、ガソリンエ
ンジンに適用してもよい。また、過給機は、ターボチャ
ージャに限らず、スーパーチャージャなどの機械式過給
機を用いてもよい。さらに、過給機が発生する過給圧P
を変化させるための構成は、可変ベーンに限らず、ウエ
ストゲート弁など、過給圧Pを変化させることができる
ものであればよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明内燃機関の制御装
置によれば、EGR量および過給圧の双方を制御する場
合において、内燃機関が過渡運転領域にあるときに、過
給圧制御の応答性を高めることができるとともに、過給
圧制御およびEGR制御の安定性を確保でき、それによ
り、排気ガス特性および運転性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制御装置を適用した
内燃機関の概略構成図である。
【図2】制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】運転領域判別処理の手順を示すフローチャート
である。
【図4】ベーン開度制御弁のデューティ比duty算出
用の過渡運転領域マップの一例を示す図である。
【図5】ベーン開度制御弁のデューティ比duty算出
用の定常運転領域マップの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 ECU(運転状態検出手段、判別手段、弁開度設
定手段) 3 内燃機関 5a 過給機 5c ベーン開度制御弁(過給圧制御弁) 8 吸気管(吸気通路) 20 クランク角センサ(運転状態検出手段) 21 エアフローセンサ(運転状態検出手段) Ne エンジン回転数(運転状態を表すパラメータ) P 過給圧 duty デューティ比(過給圧制御弁の弁開度の設定
値) Q 吸入空気量(運転状態を表すパラメータ) VL ベーン開度制御弁の弁開度(過給圧制御弁の弁
開度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石本 幸司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 細貝 誠一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 西生 雅紀 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G005 DA02 EA15 FA04 GB24 GD11 JA24 JA45 JA51 JB02 3G062 AA01 AA05 CA06 EA12 GA01 GA06 GA14 GA21 3G084 AA01 DA05 FA07 FA12 FA33 FA37

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路に還流させる排気ガスの還流量
    をフィードバック制御するとともに、過給圧を制御する
    過給機付きの内燃機関の制御装置であって、 前記過給圧を制御する過給圧制御弁と、 運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記内燃機関が過渡運転領域にあるか否かを判別する判
    別手段と、 この判別手段により前記過渡運転領域にあると判別され
    たときに、前記検出された運転状態に応じて、前記過給
    圧制御弁の弁開度を設定する弁開度設定手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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