JPH0919493A - 材料組成物、その調製方法及び成形物 - Google Patents

材料組成物、その調製方法及び成形物

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JPH0919493A
JPH0919493A JP7210156A JP21015695A JPH0919493A JP H0919493 A JPH0919493 A JP H0919493A JP 7210156 A JP7210156 A JP 7210156A JP 21015695 A JP21015695 A JP 21015695A JP H0919493 A JPH0919493 A JP H0919493A
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JP
Japan
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compound
molecular weight
average molecular
polyaddition reaction
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JP7210156A
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English (en)
Inventor
Hiroto Kidokoro
広人 木所
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高伸縮率の要求される部分に適用可能で、毒
性が低く、引裂強度、引張強度及び伸びが大きく且つ永
久伸びが小さい成形物及びこの成形物を得るための材料
組成物を提供する。 【構成】 ジフェニルメタンジイソシアナート100ミ
リモルと数平均分子量1000、重量平均分子量/数平
均分子量1.85のポリオキシテトラメチレングリコー
ル50ミリモルとを仕込み重付加反応させた後、数平均
分子量1000、重量平均分子量/数平均分子量=1.
85のポリオキシテトラメチレングリコール30ミリモ
ル、1,4−ブタンジオール17ミリモル及びトリメチ
ロールプロパン2ミリモルを添加して重付加反応させて
材料組成物を得る。この組成物をシート状に成形し、1
10℃の恒温器に24時間放置して成形物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形物及び材料組成物に
関し、さらに詳しくはカテーテルのバルーンのごとき高
い伸縮率の要求される部分や、高い耐キンク性又は耐曲
げ性が要求されるカテーテル用チューブに適用可能で、
毒性が低く、引裂強度、引張強度及び伸びが大きく且つ
永久伸びが小さい成形物及びこの成形物を得るための材
料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の治療等に用いるカテーテルに多く
の機能を付与するためにマルチルーメンのカテーテルチ
ューブが用いられる。該チューブは管壁の厚さがきわめ
て薄くなるため、引張強度、引張伸び及び引裂強度が大
きく且つ曲げられた場合にキンクしないことが要求され
る。また、拡張体付カテーテルの拡張体(バルーン)や
補助人工心臓のポンプ部分は、膨張と収縮とを繰り返す
ので、引張強度、引張伸び及び引裂強度が大きいことが
要求される。バルーン等が収縮したときに皺などがで
き、血液の滞留が生じることによる血栓発生を防止する
ために永久伸びが小さいことが要求される。また補助人
工心臓のポンプ部内面の被覆材が長期間の使用で剥がれ
たりしないことが要求される。カテーテル用チューブは
高強度で柔らかく弾力性に富み且つキンクし難く曲がり
癖がつきにくいことが必要である。キンクしやすいチュ
ーブはルーメンが閉塞しやすいためバルーンの拡張、薬
液の注入などが困難になる。曲げ癖がつきやすいチュー
ブは操作性が悪くなる。マルチルーメンチューブは壁厚
が薄くなるために一般にキンクしやすくなる。しかし、
キンク防止のために柔らかい材料を使用すると変形(曲
げ癖)しやすくなるため操作性が損なわれる。永久伸び
の大きい材料は変形しやすく、永久伸びの小さい材料は
キンクしやすい。従って、医用成形物は、これら相反す
る特性のバランスを良くしなければならない。カテーテ
ル、拡張体、補助人工心臓などの成形物を得るための材
料としてはポリエーテル系ポリウレタンのごとき熱可塑
性ポリウレタンがよく知られている。ポリエーテル系熱
可塑性ポリウレタンは、ジイソシアナートと、ジオール
又はジアミンとをほぼ等しいモル割合で重付加反応して
得られるポリマーである。しかし、この熱可塑性ポリウ
レタンを用いてマルチルーメンカテーテル用チューブを
成形した場合には強度等が不足し、キンクを生じやす
い。またバルーンカテーテルのバルーンのごとく500
%以上の高伸縮率が要求される部分に適用した場合に
は、そのバルーンが収縮した時にバルーン表面に皺がで
きやすく血栓発生の防止が不十分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、毒性
が低く、引裂強度、引張強度及び伸びが大きく且つ永久
伸びが小さい成形物、特にカテーテルチューブ、拡張体
(バルーン)並びに補助人工心臓などの医用成形物及び
この成形物を得るための材料組成物を提供することにあ
る。本発明者らは、この目的を達成すべく鋭意研究を行
った結果、分子量分布の狭いポリエーテルを用いて得ら
れたポリウレタンを用いることによって、前記目的を達
成できることを見いだし、この知見に基いて本発明を完
成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、(1) 数平均分子量600〜3000で、重量平
均分子量/数平均分子量の値が2.0より小さいもの
で、イソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以
上有するポリエーテル化合物(a)、分子量500以下
でイソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以上
有する化合物(b)及び多官能イソシアナート(c)を
含有する組成物であって、ポリエーテル化合物(a)中
のイソシアナート基と重付加反応する官能基の量が多官
能イソシアナート(c)中のイソシアナート基100モ
ルに対して10〜105モルであり、化合物(b)中の
イソシアナート基と重付加反応する官能基の量が多官能
イソシアナート(c)中のイソシアナート基100モル
に対して0〜50モルであり、且つポリエーテル化合物
(a)及び化合物(b)中のイソシアナート基と重付加
反応する官能基の合計量が多官能イソシアナート(c)
中のイソシアナート基100モルに対して60〜105
モルであることを特徴とする材料組成物が提供される。
【0005】本発明の材料組成物の好適な態様として以
下のものが提供される。 (2) 多官能イソシアナート(c)がジフェニルメタ
ンジイソシアナートであることを特徴とする前記(1)
の材料組成物。 (3)ポリエーテル化合物(a)がポリオキシテトラメ
チレングリコールであることを特徴とする前記(1)の
材料組成物。
【0006】(4) 化合物(b)がトリメチロールプ
ロパン、エチレンジアミン又は1,4−ブタンジオール
であることを特徴とする前記(1)の材料組成物。 (5) 化合物(b)がイソシアナート基と重付加反応
する官能基を2個有する化合物(b1)とイソシアナー
ト基と重付加反応する官能基を3個以上有する化合物
(b2)とを組み合わせ使用したものであることを特徴
とする前記(1)の材料組成物。
【0007】(6)2官能化合物(b1)中のイソシア
ナート基と重付加反応する官能基の量が化合物(b1)
中及び化合物(b2)中のイソシアナート基と重付加反
応する官能基の合計量に対して50〜95モル%、3官
能以上化合物(b2)中のイソシアナート基と重付加反
応する官能基の量が化合物(b1)中及び化合物(b
2)中のイソシアナート基と重付加反応する官能基の合
計量に対して5〜50モル%[ただし、化合物(b1)
と化合物(b2)との合計で100モル%]の割合にな
る量の2官能化合物(b1)及び3官能以上化合物(b
2)を用いたことを特徴とする前記(5)の材料組成
物。 (7)2官能化合物(b1)がエチレンジアミン又は
1,4−ブタンジオールであり、3官能以上化合物(b
2)がトリメチロールプロパンであることを特徴とする
前記(5)又は(6)の材料組成物。
【0008】本発明によれば、(8)ポリエーテル化合
物(a)の一部と多官能イソシアナート(c)とを混合
した後、これにポリエーテル化合物(a)の残部及び化
合物(b)を添加することを特徴とする前記(1)の材
料組成物の調製方法が提供される。
【0009】本発明の材料組成物の調製方法の好適な態
様として以下のものが提供される。 (9) 多官能イソシアナート(c)中のイソシアナー
ト基の量100モルに対して化合物(a)中のイソシア
ナート基と重付加反応する官能基の量が35〜65モル
の割合で多官能イソシアナート(c)と化合物(a)と
を混合し加熱した後、多官能イソシアナート(c)中の
イソシアナート基の量100モルに対して化合物(a)
中のイソシアナート基と重付加反応する官能基の量が5
〜70モル(ただし化合物(a)中のイソシアナート基
と重付加反応する官能基の合計量は40〜105モルで
ある。)及び化合物(b)中のイソシアナート基と重付
加反応する官能基の量が0〜50モルの割合で化合物
(a)及び化合物(b)を添加することを特徴とする前
記(8)の調製方法。 (10) 加熱温度が無触媒下で50〜100℃である
ことを特徴とする前記(9)の調製方法。
【0010】また、本発明によれば、(11) 前記
(1)〜(7)のいずれかの材料組成物を構成するポリ
エーテル化合物(a)と化合物(b)と多官能イソシア
ナート(c)とを重付加反応してなる成形物が提供され
る。
【0011】本発明の成形物の好適な態様としては以下
のものが提供される。 (12) 前記(1)〜(7)のいずれかの材料組成物
を80〜170℃に加熱して重付加反応してなる前記
(11)の成形物。 (13) 前記(1)〜(7)のいずれかの材料組成物
を構成するポリエーテル化合物(a)と化合物(b)と
多官能イソシアナート(c)とを重付加反応してなるカ
テーテルチューブ。 (14) 前記(1)〜(7)のいずれかの材料組成物
を構成するポリエーテル化合物(a)と化合物(b)と
多官能イソシアナート(c)とを重付加反応してなるカ
テーテル用バルーン。 (15) 前記(1)〜(7)のいずれかの材料組成物
を構成するポリエーテル化合物(a)と化合物(b)と
多官能イソシアナート(c)とを重付加反応してなる補
助人工心臓用被覆膜。
【0012】本発明の材料組成物は、多官能イソシアナ
ート(c)と、特定分子量のイソシアナート基と重付加
反応する官能基を有するポリエーテル化合物(a)又は
化合物(b)とを含有するものである。
【0013】本発明の材料組成物において用いるポリエ
ーテル化合物(a)はイソシアナート基と重付加反応す
る官能基を2個以上有するものである。イソシアナート
基と重付加反応する官能基は、活性水素を有する官能基
である。具体的には水酸基又はアミノ基が挙げられる。
なお、活性水素とは化合物の一部を構成する酸素原子又
は窒素原子に結合している水素原子のことをいう。
【0014】イソシアナート基と重付加反応する官能基
を有するポリエーテル化合物(a)は、その数平均分子
量の下限が、600、好ましくは800であり、上限
が、3000、好ましくは1500である。600未満
では材料組成物を重付加反応させて得られる成形物の引
張強度及び伸びが小さくなる。逆に3000を超えると
成形物の永久伸びが大きくなる。なお、ポリエーテル化
合物(a)の数平均分子量は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィを用いて、テトラヒドロフランをキャリ
アとして測定し、標準ポリスチレンの数平均分子量の検
量線を基に求めた値である。
【0015】イソシアナート基と重付加反応する官能基
を有するポリエーテル化合物(a)は、その重量平均分
子量/数平均分子量の値が、2より小さく、好ましくは
1.9以下である。2を超える場合では成形物の永久伸
びが大きくなり、強度が小さくなる。ポリエーテル化合
物(a)の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィを用いて、テトラヒドロフランをキャリ
アとして測定し、標準ポリスチレンの重量平均分子量の
検量線を基に求めた値である。
【0016】イソシアナート基と重付加反応する官能基
を有するポリエーテル化合物(a)の具体例としては、
ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコールのごときポリエー
テルポリオール等が挙げられる。ポリエーテル化合物
(a)は1種又は2種以上を組み合わせて用いることが
できる。これらポリエーテル化合物(a)のうちポリオ
キシテトラメチレングリコールは生体適合性が良く安全
であるので好ましい。
【0017】ポリエーテル化合物(a)の量は、ポリエ
ーテル化合物(a)中のイソシアナート基と重付加反応
する官能基の量が多官能イソシアナート(c)中のイソ
シアナート基100モルに対して、10〜105モル、
好ましくは40〜100モルの割合になるものである。
10モル未満では成形物の永久伸びが大きくなり、また
伸びが小さくなる。逆に105モルを超えると永久伸び
が大きくなり、また引張強度が小さくなる。
【0018】本発明の材料組成物において用いる多官能
イソシアナート(c)は、イソシアナート基を2個以上
有する化合物である。具体的には、ジフェニルメタンジ
イソシアナート、ナフタレンジイソシアナート、トリレ
ンジイソシアナート、テトラメチルキシレンジイソシア
ナート、キシレンジイソシアナートのごとき芳香族イソ
シアナート;ジシクロヘキサンジイソシアナート、ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアナート、ヘキサメチレン
ジイソシアナート、イソホロンジイソシアナートのごと
き脂肪族イソシアナートなどが挙げられる。これら多官
能イソシアナートのうちジフェニルメタンジイソシアナ
ートが生体に対する安全性が高いので好ましい。
【0019】本発明の材料組成物によって得られる成形
物の強度を高くするために、材料組成物において、重量
平均分子量500以下、好ましくは300以下のイソシ
アナート基と重付加反応する官能基を2個以上有する化
合物(b)を成分として含有するものが好ましい。質量
平均分子量の大きいものを用いても成形物の強度が高く
ならない。なお、化合物(b)の分子量は質量スペクト
ルを用いて測定して得られる値である。
【0020】化合物(b)の具体例としては、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、ソルビトール、メチレングリコシド、シ
ョ糖のごときポリオール;エチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、N,N’−ジイソプロピルメチレンジ
アミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレ
ンジアミン、1,3,5−トリアミノベンゼンのごとき
ポリアミン;オキシムなどが挙げられる。化合物(b)
のうち、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン又
は1,4−ブタンジオールは、これらを用いることによ
って成形物の強度が高くなるので好ましく用いられる。
【0021】化合物(b)の量は、化合物(b)中のイ
ソシアナート基と重付加反応する官能基の量が多官能イ
ソシアナート(c)中のイソシアナート基100モルに
対して、通常、0〜50モル、好ましくは1〜40モル
になる範囲でポリエーテル化合物(a)と置換される。
50モルを超えると成形物の伸びが小さくなる。
【0022】化合物(b)は2種以上を組み合わせて使
用することができる。イソシアナート基と重付加反応す
る官能基を2個有するもの(以下、2官能化合物(b
1)ということがある。)と、イソシアナート基と重付
加反応する官能基を3個以上有するもの(以下、3官能
以上化合物(b2)ということがある。)とを組み合わ
せて使用すると引裂強度及び引張強度が大きくなり、ま
た永久伸びも小さくなるので好適である。特に2官能化
合物(b1)としてエチレンジアミン又は1,4−ブタ
ンジオールを用い、3官能以上化合物(b2)としてト
リメチロールプロパンを用い、それらを組み合わせるの
が好適である。
【0023】2官能化合物(b1)と3官能以上化合物
(b2)とを組み合わせて使用する場合、2官能化合物
(b1)の量は、2官能化合物(b1)中のイソシアナ
ート基と重付加反応する官能基の量が化合物(b1)中
及び化合物(b2)中のイソシアナート基と重付加反応
する官能基の合計量に対して、通常、50〜95モル
%、好ましくは70〜90モル%の割合になるものであ
る。50モル%未満では成形物の伸び及び引裂強度が小
さくなる。逆に95モル%を超えると、成形物の引裂強
度及び引張強度を大きくする効果がなくなる。3官能以
上化合物(b2)の量は、3官能以上化合物(b2)中
のイソシアナート基と重付加反応する官能基の量が化合
物(b1)中及び化合物(b2)中ののイソシアナート
基と重付加反応する官能基の合計量に対して、通常、5
〜50モル%、好ましくは10〜30モル%になる範囲
のものである。
【0024】ポリエーテル化合物(a)と化合物(b)
との合計量は、ポリエーテル化合物(a)中及び化合物
(b)中のイソシアナート基と重付加反応する官能基の
量が多官能イソシアナート(c)中のイソシアナート基
100モルに対して、60〜105モル、好ましくは8
0〜100モルの割合になる範囲のものである。この範
囲を外れると永久伸びが大きくなる。
【0025】本発明の材料組成物には、必要に応じて、
コロイダルシリカ、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム
などの充填材;ジブチルフタレート、ジ(2−エチルヘ
キシル)フタレート、ジ(2−エチルヘキシル)アジペ
ートなどの可塑剤;ホワイトオイル、パラフィン等の軟
化剤を配合できる。
【0026】本発明の材料組成物の性状は、通常、有機
溶媒の溶液としたもの又は無溶媒で加熱混合溶解したも
のである。溶液に使用する有機溶媒は、通常、水と相溶
しないもの又は水と相溶して得られる水溶液のpHが6
〜8になるものである。具体的にはベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素;テトラヒドロフタ
ン、シクロヘキサノン等のエーテル;メチルエチルケト
ン、イソブチルエチルケトン等のケトン;ヘキセン、ヘ
キサン等の脂肪族炭化水素などが挙げられる。
【0027】本発明の材料組成物は、その調製方法によ
って限定されない。調製は、通常、多官能イソシアナー
ト(c)とポリエーテル化合物(a)とを混合した後、
化合物(b)の溶液を添加するか、ポリエーテル化合物
(a)と化合物(b)とを混合した後、多官能イソシア
ナート(c)を添加するか、多官能イソシアナート
(c)とポリエーテル化合物(a)の一部とを混合した
後、ポリエーテル化合物(a)の残部及び化合物(b)
を添加する、などの方法で行う。これら調製法のうち、
多官能イソシアナート(c)とポリエーテル化合物
(a)の一部とを混合し反応させウレタンプレポリマー
を得た後、これにポリエーテル化合物(a)の残部及び
化合物(b)を添加する調製方法が引張強度などを大き
くするために好適である。
【0028】多官能イソシアナート(c)とポリエーテ
ル化合物(a)の一部とを混合した(第一段目)後、こ
れにポリエーテル化合物(a)の残部及び化合物(b)
を添加して(第二段目)調製する場合において、第一段
目に多官能イソシアナート(c)と混合するポリエーテ
ル化合物(a)の量は、ポリエーテル化合物(a)中の
イソシアナート基と重付加反応する官能基の量が多官能
イソシアナート(c)中のイソシアナート基100モル
に対して、通常、35〜65モル、好ましくは40〜6
0モルの割合になる範囲にする。35モル未満又は65
モルを超えると引張強度などを大きくする効果が小さく
なる。多官能イソシアナート(c)とポリエーテル化合
物(a)の一部とを混合する際又は混合した後、加熱す
ることが好ましい。加熱によって多官能イソシアナート
(c)とポリエーテル化合物(a)の一部とが重付加反
応する。加熱温度は、通常、50〜100℃、好ましく
は60〜90℃である。50℃未満では結合するのに時
間がかかり、逆に100℃を超えると第2段目の操作が
困難になるとともに、成形物の永久伸びが大きくなり、
また引張強度、引裂強度及び伸びが小さくなる。加熱時
間は、通常10〜480分、好ましくは30〜120分
である。
【0029】本発明の材料組成物を構成する多官能イソ
シアナート(c)と、ポリエーテル化合物(a)及び化
合物(b)とを重付加反応することによって成形物を得
ることができる。本発明の成形物は材料組成物を成形後
又は成形前のいずれかに重不可反応して、好ましくは成
形前に部分的に重付加反応させ、成形後にさらに重付加
反応して得る。成形は、通常、溶融成形法、キャスティ
ング成形法、ディッピング成形法又は反応押出成形法等
によって行われる。例えば、ディッピング成形法では、
所望の形状の型を、材料組成物の有機溶媒溶液に浸漬
し、引き上げて、放置する。反応押出成形法では、ポリ
エーテル化合物(a)の一部及び多官能イソシアナート
(c)を重付加反応して得られるウレタンプレポリマー
と、ポリエーテル化合物(a)の残部及び化合物(b)
の混合液とを、混合し加熱しながら、押出成形機を用い
て押出成形を行う。
【0030】重付加反応は、材料組成物を加熱すること
により行われる。加熱は、材料組成物に含まれる溶媒、
分散媒などの揮発性成分の量を、材料組成物に対して、
通常、3重量%以下、好ましくは0.5重量%以下まで
除去してから行うのが好ましい。3重量%を超えると加
熱時の組成物が発泡して成形物に空隙ができてしまうの
で好ましくない。
【0031】加熱温度は、通常、50〜170℃、好ま
しくは100〜130℃である。50℃未満では重付加
反応が困難であり、170℃を超えると分解反応が起き
て成形物が劣化しやすいものとなる。加熱時間は、成形
物の形状によって異なるが、通常、12〜120時間、
好ましくは24〜72時間である。時間が短いと成形物
の永久伸びが大きくなり、長いと成形物の引張強度が低
下する。なお、加熱温度50℃以下で重付加反応を行わ
せるために触媒を添加してもよい。触媒としては3級ア
ミン、有機金属触媒などが挙げられる。なお、重付加反
応後、通常、4〜14日間室温下に放置して、重付加反
応生成物(成形物)を熟成することが好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明の成形物は、従来の熱可塑性ポリ
ウレタンを用いて成形したものよりも引張強度、引裂強
度などが大きく且つ永久伸びが小さいので、拡張体(バ
ルーン)に適用したときは血栓の発生が少なくなり、カ
テーテルチューブ(カテーテルイントロデューサーなど
を含む)に適用したときはキンクや曲げ癖が生じ難くな
り、人工心臓等のコート材に適用したときは数十万回の
収縮膨張によってもコートが剥がれ難くなる。本発明の
材料組成物は、その他人工血管、人工弁などにも適用で
きる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではな
い。
【0034】本実施例において行った評価方法を以下に
説明する。 (引張試験)2mm厚のシートを3号形ダンベル(JI
S K6301)で打ち抜き、これをJIS K−63
01に準じて、チャック間距離20mm、引張速度50
0mm/分、温度23℃、相対湿度65%の条件で、引
っ張り破断時の伸度及び引張強度を求めた。
【0035】(永久伸び)2mm厚のシートを3号形ダ
ンベル(JIS K6301)で打ち抜き、それの表面
に引張方向に2cm間隔で標線をマークした。チャック
間距離20mm、引張速度500mm/分、温度23
℃、相対湿度65%の条件で、伸度500%になるまで
引っ張り、その状態で10分間保持した。除力後10分
間放置し、標線の間隔を測定した。引張前後における標
線間隔の差を、引張前の標線間隔(2cm)に対する比
(%)で求め、永久伸びとした。
【0036】(抗血栓性) vitro試験 10cm3試験管の内面に材料組成物を塗布し、次いで
110℃の恒温器に24時間放置して被覆物(成形物)
を得た。この試験管に血液1cm3を注ぎ、37℃下で
軽く振とうし、血液の流動性がなくなるまでの時間を測
定し、以下の指標で評価した。 ◎・・・30分以上 ○・・・25分以上30分未満 △・・・20分以上25分未満 ×・・・20分未満 vivo試験 バルーンカテーテルをヤギの大静脈から右心房付近まで
挿入した後、カテーテルに生理食塩水を圧入してバルー
ンを直径1cmになるまで膨張させ、10分間放置し、
次いで収縮させ、収縮から3日分経過後、大静脈からバ
ルーンカテーテルを抜き出し、バルーン部分の表面を肉
眼により血栓の有無を観察した。 ◎:血栓が全く生じていない (バルーン部分の表面の 3%未満)。 ○:わずかに血栓が生じている (バルーン部分の表面の 3%以上20%未満)。 △:部分的に血栓が生じている (バルーン部分の表面の20%以上80%未満)。 ×:全面的に血栓が生じている (バルーン部分の表面の80%以上)。
【0037】(カテーテル用バルーン材料としての総合
評価)引張強度が15Mpa以上、伸度600%以上、
永久伸び20%以下及びvivo試験評価○〜◎を満た
すものは○とし、満たさないものは×とした。
【0038】(耐キンク性試験)室温20℃下で直径
2.3mmのカテーテル用チューブを40mmの間隔を
あけた2基の台に載せ、該台と台とから等距離の位置に
あるチューブを上から5mm/minの速度で押して、
キンクを生じたときのチューブの変位長さを求めた。
【0039】(変形試験)軸方向長さ200mm、直径
2.3mmのカテーテル用チューブの両端を粘着テープ
でつないで環状に曲げて、50℃の恒温器に30分間放
置した。次いで、該チューブの両端からテープを外し2
0℃室内に10分間放置した後、該チューブの軸方向長
さを測定し、長さの変化率を求めた。
【0040】(カテーテル用チューブとしての総合評
価)引張強度、伸度、耐キンク性及び耐変形性等を総合
的に判断し○×評価した。
【0041】(接着力の評価)同一条件で得た2個の補
助人工心臓のポンプに貼合した抗血栓性材料のシート
を、一方はそのまますぐに、他方は37℃で20万回、
5%伸長を行った後に、37℃、100mm/分の引剥
速度で引き剥がした時の強度[kN/m]を測定し、2
0万回伸長前の引剥強度に対する20万回伸長後の引剥
強度の割合を求めた。
【0042】実施例1 窒素置換した反応器にジフェニルメタンジイソシアナ
ート100ミリモルと、数平均分子量1000、重量平
均分子量/数平均分子量=1.85のポリオキシテトラ
メチレングリコール50ミリモルとを仕込み90℃で1
時間重付加反応させてウレタンプレポリマーを得た。さ
らに数平均分子量1000、重量平均分子量/数平均分
子量=1.85のポリオキシテトラメチレングリコール
30ミリモル、1,4−ブタンジオール17ミリモル及
びトリメチロールプロパン2ミリモル(延長化剤)を該
反応器に添加して70℃で攪拌混合して材料組成物を得
た。この材料組成物をバキュームポンプを用いて3分間
脱泡処理し、10cm角の鉄板2枚の隙間(2mm間
隔)に流し込み、110℃の恒温器に24時間放置し
て、厚さ2mmのシート(成形物)を得た。このシート
の評価結果を表1に示した。
【0043】窒素置換した反応器にジフェニルメタン
ジイソシアナート100ミリモルと、数平均分子量10
00、重量平均分子量/数平均分子量=1.85のポリ
オキシテトラメチレングリコール50ミリモルとを添加
して90℃で1時間重付加反応させた。さらに数平均分
子量1000、重量平均分子量/数平均分子量=1.8
5のポリオキシテトラメチレングリコール30ミリモ
ル、1,4−ブタンジオール17ミリモル及びトリメチ
ロールプロパン2ミリモルを、乾燥したジオキサンに溶
解して20倍希釈し、該反応器に添加して100℃で4
時間攪拌し反応させた後、粘度を3000〜5000c
pに調整して材料組成物の溶液を得た。この溶液に直径
1.8mm、長さ100mmのテフロン被覆ステンレス
棒を浸漬して、棒に該溶液を付着させ、棒を溶液から引
き揚げて室温下に放置しテトラヒドロフランを蒸発除去
した。さらに110℃の恒温器に24時間放置して重付
加反応させて、一末端が閉塞した0.15mm厚のチュ
ーブ(成形物)を得た。このチューブを長さ13mmに
切断し、直径1.8mmの市販カテーテルの先端部のバ
ルーン用側孔を覆うように取り付けて、バルーンカテー
テルを得た。このバルーンカテーテルの抗血栓性の評価
結果を表1に示した。
【0044】実施例2〜8及び比較例1〜7 実施例1において用いた化合物の種類又は量を表1又は
表2に示すものに変えた他は実施例1と同様にして材料
組成物、シート及びバルーンカテーテルを得た。シート
及びバルーンカテーテルの評価結果を表1又は表2に示
した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】表1及び表2から、分子量分布の広いポリ
エーテル化合物(a)を用いた材料組成物を重付加反応
してなる成形物は引張強度、伸び及び永久伸びのバラン
スが悪いか又はバルーン部分に適用すると血栓を発生し
やすいことがわかる。一方、本発明の分子量分布の狭い
ポリエーテル化合物(a)を用いた材料組成物を重付加
反応してなる成形物は引張強度及び伸びが大きく且つ永
久伸びが小さく、バルーン部分に適用しても血栓を発生
し難いことがわかる。特に、イソシアナート基と重付加
反応する官能基を2個有する化合物(b1)と、イソシ
アナート基と重付加反応する官能基を3個以上有する化
合物(b2)とを組み合わせて使用した場合には引張強
度が更に大きく、また永久伸びが更に小さくなっている
ことがわかる。
【0048】実施例9 実施例1において用いた化合物の種類又は量を表3に示
すものに変えた他は実施例1と同様にして材料組成物及
びシートを得た。一方、前記材料組成物をギアポンプ型
混合機(70℃加熱)で攪拌し、内径20mmで120
〜150℃に加熱した円筒状カラムに15atm、2m
l/秒の速度で押し出して、直径2.3mmの5ルーメ
ンチューブを得た。このチューブを110℃の110℃
の恒温器に24時間放置して重付加反応させてカテーテ
ル用チューブを得た。
【0049】実施例10及び比較例8〜9 実施例9において用いた化合物の種類又は量を表3に示
すものに変えた他は実施例9と同様にして材料組成物、
シート及びカテーテル用チューブを得た。シート及びカ
テーテル用チューブの評価結果を表3に示した。
【0050】
【表3】
【0051】表3から、分子量分布の広いポリエーテル
化合物(a)を用いた材料組成物を重付加反応してなる
成形物は耐キンク性、耐変形性が悪いことがわかる。一
方、本発明の分子量分布の狭いポリエーテル化合物
(a)を用いた材料組成物を重付加反応してなる成形物
は耐キンク性及び耐変形性が良いことがわかる。
【0052】実施例11 窒素置換した反応器にジフェニルメタンジイソシアナー
ト100ミリモルと、数平均分子量1000、重量平均
分子量/数平均分子量=1.95のエチレンオキシド−
プロピレンオキシド共重合体(重合モル比:エチレンオ
キシド/プロピレンオキシド=6/4)45ミリモルを
添加して90℃で1時間重付加反応させた。次に数平均
分子量1000、重量平均分子量/数平均分子量=1.
95のエチレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体
(重合モル比:エチレンオキシド/プロピレンオキシド
=6/4)25ミリモル、1,4−ブタンジオール17
ミリモル及びジオキサンを添加して、80℃で3時間攪
拌し、反応させ、その後エタノールを添加して反応を停
止させ材料組成物の溶液を得た。この溶液を軟質ポリ塩
化ビニル製の補助人工心臓のポンプ部の内面に塗布した
後、さらにその上にポリウレタン−シリコーン系の抗血
栓性材料からなるシートを貼合して補助人工心臓を得
た。
【0053】比較例10 実施例11において用いた化合物の種類又は量を表4に
示すものに変えた他は実施例11と同様にして材料組成
物及び補助人工心臓を得た。評価結果を表4に示した。
【0054】
【表4】
【0055】表4から、分子量分布の広いポリエーテル
化合物(a)を用いた材料組成物を重付加反応してなる
成形物は接着力の低下が大きいことがわかる。一方、本
発明の分子量分布の狭いポリエーテル化合物(a)を用
いた材料組成物を重付加反応してなる成形物は接着力の
低下が少ないことがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数平均分子量600〜3000で、重量
    平均分子量/数平均分子量の値が2.0より小さいもの
    で、イソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以
    上有するポリエーテル化合物(a)、分子量500以下
    でイソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以上
    有する化合物(b)及び多官能イソシアナート(c)を
    含有する組成物であって、 ポリエーテル化合物(a)中のイソシアナート基と重付
    加反応する官能基の量が多官能イソシアナート(c)中
    のイソシアナート基100モルに対して10〜105モ
    ルであり、 化合物(b)中のイソシアナート基と重付加反応する官
    能基の量が多官能イソシアナート(c)中のイソシアナ
    ート基100モルに対して0〜50モルであり、 且つポリエーテル化合物(a)及び化合物(b)中のイ
    ソシアナート基と重付加反応する官能基の合計量が多官
    能イソシアナート(c)中のイソシアナート基100モ
    ルに対して60〜105モルであることを特徴とする材
    料組成物。
  2. 【請求項2】 数平均分子量600〜3000で、重量
    平均分子量/数平均分子量の値が2.0より小さいもの
    で、イソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以
    上有するポリエーテル化合物(a)の一部と、多官能イ
    ソシアナート(c)とを混合した後、 ポリエーテル化合物(a)の残部及び分子量500以下
    でイソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以上
    有する化合物(b)を添加することを特徴とする請求項
    1記載の材料組成物の調製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の材料組成物を構成するポ
    リエーテル化合物(a)と化合物(b)と多官能イソシ
    アナート(c)とを重付加反応してなる成形物。
  4. 【請求項4】 数平均分子量600〜3000で、重量
    平均分子量/数平均分子量の値が2.0より小さいもの
    で、イソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以
    上有するポリエーテル化合物(a)と、分子量500以
    下でイソシアナート基と重付加反応する官能基を2個以
    上有する化合物(b)と、多官能イソシアナート(c)
    とを重付加反応してなるバルーンであって、引張強度が
    15Mpa以上で、伸度が600%以上且つ永久伸びが
    20%以下であることを特徴とするカテーテル用バルー
    ン。
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US08/793,253 US5795633A (en) 1994-08-22 1995-08-21 Material composition and shaped article
DE69530928T DE69530928T2 (de) 1994-08-22 1995-08-21 Gegenstand aus polyurethane in einer tubularen ballon form
EP95928625A EP0778029B1 (en) 1994-08-22 1995-08-21 Polyurethane shaped article in a tubular balloon form

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000051344A (ja) * 1998-06-02 2000-02-22 Terumo Corp 留置カテ―テル
JP2000051345A (ja) * 1998-06-02 2000-02-22 Terumo Corp 分子量の異なる複数のポリグリコ―ルを含有するポリウレタン樹脂からなる留置カテ―テル
CN104960103A (zh) * 2013-11-20 2015-10-07 杨松 一种预应力冷硬铸铁轧辊制作方法
JP2016002103A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 信越化学工業株式会社 医療用バルーンカテーテル製造用付加硬化性シリコーンゴム組成物

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