JPH09193607A - 重荷重用空気入りラジアル・タイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りラジアル・タイヤInfo
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- JPH09193607A JPH09193607A JP8007492A JP749296A JPH09193607A JP H09193607 A JPH09193607 A JP H09193607A JP 8007492 A JP8007492 A JP 8007492A JP 749296 A JP749296 A JP 749296A JP H09193607 A JPH09193607 A JP H09193607A
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- Japan
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- belt
- tire
- radial
- belt reinforcing
- bead
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/26—Folded plies
- B60C9/263—Folded plies further characterised by an endless zigzag configuration in at least one belt ply, i.e. no cut edge being present
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建設車両用などの大型重荷重用空気入りラジ
アル・タイヤのショルダー部の径成長を抑制し、ベルト
耐久性を向上すること。 【解決手段】 ベルトの両側区域に左右一対のベルト補
強層を配置し、このベルト補強層は、タイヤの周方向に
対し５乃至２５度の角度で交差するとともに両端で折れ
曲がることによりジグザグ状に周方向に延びるコードが
全領域において埋設されて形成され、ベルト補強層の幅
は、それぞれ、トレッド幅の５乃至４５％であることを
特徴とする大型重荷重用空気入りラジアル・タイヤ。
アル・タイヤのショルダー部の径成長を抑制し、ベルト
耐久性を向上すること。 【解決手段】 ベルトの両側区域に左右一対のベルト補
強層を配置し、このベルト補強層は、タイヤの周方向に
対し５乃至２５度の角度で交差するとともに両端で折れ
曲がることによりジグザグ状に周方向に延びるコードが
全領域において埋設されて形成され、ベルト補強層の幅
は、それぞれ、トレッド幅の５乃至４５％であることを
特徴とする大型重荷重用空気入りラジアル・タイヤ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は重荷重用空気入りタ
イヤに関するもので、特に、ビード部に配置された左右
一対のビード・コアーと、クラウン部から両サイドウオ
ール部を経て両ビード部に延び、ビード・コアーを巻回
してビード部に係留されたラジアル・カーカスと、ラジ
アル・カーカスのクラウン部のラジアル方向外側に配置
された、コ−ド方向がタイヤの周方向に対し鋭角の角度
でタイヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層し
た、少なくとも２層のゴム被覆スチール・コード層より
なるベルトを備えた、建設車両用などの大型重荷重用空
気入りタイヤに関するものである。
イヤに関するもので、特に、ビード部に配置された左右
一対のビード・コアーと、クラウン部から両サイドウオ
ール部を経て両ビード部に延び、ビード・コアーを巻回
してビード部に係留されたラジアル・カーカスと、ラジ
アル・カーカスのクラウン部のラジアル方向外側に配置
された、コ−ド方向がタイヤの周方向に対し鋭角の角度
でタイヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層し
た、少なくとも２層のゴム被覆スチール・コード層より
なるベルトを備えた、建設車両用などの大型重荷重用空
気入りタイヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、通常の建設車両用などの大型重荷
重用空気入りタイヤでは、クロス・ベルト構造、すなわ
ち、コ−ド方向がタイヤの周方向に対し鋭角の角度でタ
イヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層した、
少なくとも２層のゴム被覆スチール・コード層よりなる
ベルトを備えていた。しかし、建設車両用などの大型重
荷重用空気入りタイヤでは、大きな荷重を支えるために
高内圧で使用されるので、クロス・ベルト構造のベルト
を備えたタイヤを長期間使用しているとショルダー部の
径が成長し、ベルト両端部でのセパレーション故障が発
生しやすかった。
重用空気入りタイヤでは、クロス・ベルト構造、すなわ
ち、コ−ド方向がタイヤの周方向に対し鋭角の角度でタ
イヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層した、
少なくとも２層のゴム被覆スチール・コード層よりなる
ベルトを備えていた。しかし、建設車両用などの大型重
荷重用空気入りタイヤでは、大きな荷重を支えるために
高内圧で使用されるので、クロス・ベルト構造のベルト
を備えたタイヤを長期間使用しているとショルダー部の
径が成長し、ベルト両端部でのセパレーション故障が発
生しやすかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】クロス・ベルト構造
で、ショルダー部の径成長を抑制し、ベルト耐久性を向
上するために、ベルトのコード角度をタイヤの周方向に
対し小さく配列するとある程度の効果がある。しかし、
クロス・ベルト構造でコード角度をタイヤの周方向に対
し小さく配列することはタイヤの成型上限界があり、ま
た、ショルダー部ではベルトのコード端が自由端となる
ので拘束力が不足し、ショルダー部の径成長を抑制し、
ベルト耐久性を向上するためには不十分である。
で、ショルダー部の径成長を抑制し、ベルト耐久性を向
上するために、ベルトのコード角度をタイヤの周方向に
対し小さく配列するとある程度の効果がある。しかし、
クロス・ベルト構造でコード角度をタイヤの周方向に対
し小さく配列することはタイヤの成型上限界があり、ま
た、ショルダー部ではベルトのコード端が自由端となる
ので拘束力が不足し、ショルダー部の径成長を抑制し、
ベルト耐久性を向上するためには不十分である。
【０００４】本発明の目的は、ビード部に配置された左
右一対のビード・コアーと、クラウン部から両サイドウ
オール部を経て両ビード部に延び、該ビード・コアーを
巻回してビード部に係留されたラジアル・カーカスと、
該ラジアル・カーカスのクラウン部のラジアル方向外側
に配置された、コ−ド方向がタイヤの周方向に対し鋭角
の角度でタイヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように
積層した、少なくとも２層のゴム被覆スチール・コード
層よりなるベルトを備えた建設車両用などの大型重荷重
用空気入りラジアル・タイヤのショルダー部の径成長を
抑制し、ベルト耐久性を向上することである。
右一対のビード・コアーと、クラウン部から両サイドウ
オール部を経て両ビード部に延び、該ビード・コアーを
巻回してビード部に係留されたラジアル・カーカスと、
該ラジアル・カーカスのクラウン部のラジアル方向外側
に配置された、コ−ド方向がタイヤの周方向に対し鋭角
の角度でタイヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように
積層した、少なくとも２層のゴム被覆スチール・コード
層よりなるベルトを備えた建設車両用などの大型重荷重
用空気入りラジアル・タイヤのショルダー部の径成長を
抑制し、ベルト耐久性を向上することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による空気入りタイヤは、ビード部に配置
された左右一対のビード・コアーと、クラウン部から両
サイドウオール部を経て両ビード部に延び、該ビード・
コアーを巻回してビード部に係留されたラジアル・カー
カスと、該ラジアル・カーカスのクラウン部のラジアル
方向外側に配置された、コ−ド方向がタイヤの周方向に
対し鋭角の角度でタイヤ赤道線を挟み互いに逆方向にな
るように積層した、少なくとも２層のゴム被覆スチール
・コード層よりなるベルトを備えた空気入りラジアル・
タイヤにおいて、（１）該ベルトの両側区域に左右一対
のベルト補強層を配置し、（２）該ベルト補強層は、タ
イヤの周方向に対し５乃至２５度の角度で交差するとと
もに両端で折れ曲がることによりジグザグ状に周方向に
延びるコードが全領域において埋設されて形成され、
（３）該ベルト補強層の幅は、それぞれ、トレッド幅の
５乃至４５％であることを特徴とする大型重荷重用空気
入りラジアル・タイヤである。
めに、本発明による空気入りタイヤは、ビード部に配置
された左右一対のビード・コアーと、クラウン部から両
サイドウオール部を経て両ビード部に延び、該ビード・
コアーを巻回してビード部に係留されたラジアル・カー
カスと、該ラジアル・カーカスのクラウン部のラジアル
方向外側に配置された、コ−ド方向がタイヤの周方向に
対し鋭角の角度でタイヤ赤道線を挟み互いに逆方向にな
るように積層した、少なくとも２層のゴム被覆スチール
・コード層よりなるベルトを備えた空気入りラジアル・
タイヤにおいて、（１）該ベルトの両側区域に左右一対
のベルト補強層を配置し、（２）該ベルト補強層は、タ
イヤの周方向に対し５乃至２５度の角度で交差するとと
もに両端で折れ曲がることによりジグザグ状に周方向に
延びるコードが全領域において埋設されて形成され、
（３）該ベルト補強層の幅は、それぞれ、トレッド幅の
５乃至４５％であることを特徴とする大型重荷重用空気
入りラジアル・タイヤである。
【０００６】本発明による空気入りタイヤでは、上記の
ように、ベルトの両側区域に左右一対のベルト補強層を
配置し、このベルト補強層は、タイヤの周方向に対し５
乃至２５度の角度で交差するとともに両端で折れ曲がる
ことによりジグザグ状に周方向に延びるコードが全領域
において埋設されて形成され、ベルト補強層の幅は、そ
れぞれ、トレッド幅の５乃至４５％であるので、ショル
ダー部の径成長が原因のベルト端セパレーション故障の
問題が解消された。このベルト補強層は、１本または複
数本のコードをゴム被覆した帯状体をベルト補強層の両
側縁の一端から他端へタイヤの周方向に対して上記の通
り斜めにかつ側縁での折れ曲がりを介して実質上トレッ
ドの周方向にジグザグ状に連続して延在させて形成して
おり、クロス・ベルト構造のベルト、すなわち、コ−ド
方向がタイヤの周方向に対し鋭角の角度でタイヤ赤道線
を挟み互いに逆方向になるように積層した、少なくとも
２層のゴム被覆スチール・コード層よりなるベルトと比
べると、端部での周方向の伸びが極めて少なく、これは
特にスチール・コードのような高弾性コードを用いた場
合に顕著である、詳細は本出願人が先に出願した特開平
７−９８１２公報の記載を参照。
ように、ベルトの両側区域に左右一対のベルト補強層を
配置し、このベルト補強層は、タイヤの周方向に対し５
乃至２５度の角度で交差するとともに両端で折れ曲がる
ことによりジグザグ状に周方向に延びるコードが全領域
において埋設されて形成され、ベルト補強層の幅は、そ
れぞれ、トレッド幅の５乃至４５％であるので、ショル
ダー部の径成長が原因のベルト端セパレーション故障の
問題が解消された。このベルト補強層は、１本または複
数本のコードをゴム被覆した帯状体をベルト補強層の両
側縁の一端から他端へタイヤの周方向に対して上記の通
り斜めにかつ側縁での折れ曲がりを介して実質上トレッ
ドの周方向にジグザグ状に連続して延在させて形成して
おり、クロス・ベルト構造のベルト、すなわち、コ−ド
方向がタイヤの周方向に対し鋭角の角度でタイヤ赤道線
を挟み互いに逆方向になるように積層した、少なくとも
２層のゴム被覆スチール・コード層よりなるベルトと比
べると、端部での周方向の伸びが極めて少なく、これは
特にスチール・コードのような高弾性コードを用いた場
合に顕著である、詳細は本出願人が先に出願した特開平
７−９８１２公報の記載を参照。
【０００７】本発明による空気入りタイヤでは、上記の
ような左右一対のベルト補強層を、ベルトの両側区域に
配置してあるので、高い張力を持つ上記のベルト補強層
をベルトの両側区域の狭い範囲に集中させることによっ
て、高い径成長抑制効果が得られる。
ような左右一対のベルト補強層を、ベルトの両側区域に
配置してあるので、高い張力を持つ上記のベルト補強層
をベルトの両側区域の狭い範囲に集中させることによっ
て、高い径成長抑制効果が得られる。
【０００８】本発明による空気入りタイヤでは、上記の
ように、タイヤの周方向に対し５乃至２５度の角度で交
差するとともに両端で折れ曲がることによりジグザグ状
に周方向に延びるコードが全領域において埋設されて形
成されたベルト補強層を備えている。コード角度がタイ
ヤの周方向に対し５度より小さくなると、成型時にベル
トの拡張が得られないという不具合が生じ、２５度より
大きくなるとベルトの持つ径成長抑制効果が十分には得
られないという不具合が生じる。
ように、タイヤの周方向に対し５乃至２５度の角度で交
差するとともに両端で折れ曲がることによりジグザグ状
に周方向に延びるコードが全領域において埋設されて形
成されたベルト補強層を備えている。コード角度がタイ
ヤの周方向に対し５度より小さくなると、成型時にベル
トの拡張が得られないという不具合が生じ、２５度より
大きくなるとベルトの持つ径成長抑制効果が十分には得
られないという不具合が生じる。
【０００９】本発明による空気入りタイヤでは、上記の
ように、ベルト補強層の幅は、それぞれ、トレッド幅の
５乃至４５％である。ベルト補強層の幅がトレッド幅の
５％より小さくなると、ベルトの持つ径成長抑制効果が
十分には得られないという不具合が生じ、４５％より大
きくなるとベルト幅が広くなりすぎ、本発明の効果が発
揮されないという不具合が生じる。
ように、ベルト補強層の幅は、それぞれ、トレッド幅の
５乃至４５％である。ベルト補強層の幅がトレッド幅の
５％より小さくなると、ベルトの持つ径成長抑制効果が
十分には得られないという不具合が生じ、４５％より大
きくなるとベルト幅が広くなりすぎ、本発明の効果が発
揮されないという不具合が生じる。
【００１０】本発明による空気入りタイヤでは、ベルト
補強層は、ベルトの両側区域のラジアル方向外側および
／またはラジアル方向内側に配置されていてもよく、さ
らに、ベルトを構成する複数のゴム被覆スチール・コー
ド層の、層と層の間に配置されていてもよい。
補強層は、ベルトの両側区域のラジアル方向外側および
／またはラジアル方向内側に配置されていてもよく、さ
らに、ベルトを構成する複数のゴム被覆スチール・コー
ド層の、層と層の間に配置されていてもよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明に従う実施例１乃至２のタ
イヤと従来例のタイヤを以下図面を参照して詳細に説明
する。図１乃至図２は実施例１乃至２のタイヤのベルト
およびベルト補強層の断面略図であり、図３は従来例の
タイヤのベルトの断面略図である。タイヤ・サイズはい
ずれも１４．００Ｒ２０である。
イヤと従来例のタイヤを以下図面を参照して詳細に説明
する。図１乃至図２は実施例１乃至２のタイヤのベルト
およびベルト補強層の断面略図であり、図３は従来例の
タイヤのベルトの断面略図である。タイヤ・サイズはい
ずれも１４．００Ｒ２０である。
【００１２】図３に示す従来例のタイヤは、ビード部に
配置された左右一対のビード・コアー（図示省略）と、
クラウン部から両サイドウオール部を経て両ビード部に
延びビード・コアーを内側から外側に折り返してビード
部に係留されたラジアル・カーカス（図示省略）と、ラ
ジアル・カーカスのクラウン部のラジアル方向外側に配
置された、ベルト１およびトレッド２を備えた空気入り
ラジアル・タイヤである。ベルト１は、６層のゴム被覆
スチール・コード層１Ｂ、２Ｂ、３Ｂ、４Ｂ、５Ｂ、６
Ｂをラジアル方向内側から外側に積層してなり、それぞ
れのコード層の幅（ｍｍ）、コード角度（度）およびコ
ード打ち込み本数（本／２５ｍｍ）を表１に示す。
配置された左右一対のビード・コアー（図示省略）と、
クラウン部から両サイドウオール部を経て両ビード部に
延びビード・コアーを内側から外側に折り返してビード
部に係留されたラジアル・カーカス（図示省略）と、ラ
ジアル・カーカスのクラウン部のラジアル方向外側に配
置された、ベルト１およびトレッド２を備えた空気入り
ラジアル・タイヤである。ベルト１は、６層のゴム被覆
スチール・コード層１Ｂ、２Ｂ、３Ｂ、４Ｂ、５Ｂ、６
Ｂをラジアル方向内側から外側に積層してなり、それぞ
れのコード層の幅（ｍｍ）、コード角度（度）およびコ
ード打ち込み本数（本／２５ｍｍ）を表１に示す。
【００１３】
【表１】
【００１４】図１に示す本発明に従う実施例１のタイヤ
は、ビード部に配置された左右一対のビード・コアー
（図示省略）と、クラウン部から両サイドウオール部を
経て両ビード部に延びビード・コアーを内側から外側に
折り返してビード部に係留されたラジアル・カーカス
（図示省略）と、ラジアル・カーカスのクラウン部のラ
ジアル方向外側に配置された、ベルト１およびトレッド
２を備えた空気入りラジアル・タイヤである。ベルト１
は、４層のゴム被覆スチール・コード層１Ａ、２Ａ、３
Ａ、４Ａをラジアル方向内側から外側に積層してなり、
これらの４層のコード層のコード層の幅（ｍｍ）、コー
ド角度（度）およびコード打ち込み本数（本／２５ｍ
ｍ）は、上記従来例のタイヤのベルト１を構成する４層
のゴム被覆スチール・コード層３Ｂ、４Ｂ、５Ｂ、６Ｂ
と同じである。実施例１のタイヤには、ベルト１の両側
区域のラジアル方向内側に左右一対のベルト補強層３が
配置され、このベルト補強層３には、タイヤの周方向に
対し２０度の角度で交差するとともにベルト補強層３の
両端で折れ曲がることによりジグザグ状に周方向に延び
るスチール・コードが、１７．５本／２５ｍｍの打ち込
み本数で全領域において埋設されていて、ベルト補強層
３の幅はそれぞれ３０ｍｍであり、これはトレッド幅
（３２５ｍｍ）の９．２％に相当する。
は、ビード部に配置された左右一対のビード・コアー
（図示省略）と、クラウン部から両サイドウオール部を
経て両ビード部に延びビード・コアーを内側から外側に
折り返してビード部に係留されたラジアル・カーカス
（図示省略）と、ラジアル・カーカスのクラウン部のラ
ジアル方向外側に配置された、ベルト１およびトレッド
２を備えた空気入りラジアル・タイヤである。ベルト１
は、４層のゴム被覆スチール・コード層１Ａ、２Ａ、３
Ａ、４Ａをラジアル方向内側から外側に積層してなり、
これらの４層のコード層のコード層の幅（ｍｍ）、コー
ド角度（度）およびコード打ち込み本数（本／２５ｍ
ｍ）は、上記従来例のタイヤのベルト１を構成する４層
のゴム被覆スチール・コード層３Ｂ、４Ｂ、５Ｂ、６Ｂ
と同じである。実施例１のタイヤには、ベルト１の両側
区域のラジアル方向内側に左右一対のベルト補強層３が
配置され、このベルト補強層３には、タイヤの周方向に
対し２０度の角度で交差するとともにベルト補強層３の
両端で折れ曲がることによりジグザグ状に周方向に延び
るスチール・コードが、１７．５本／２５ｍｍの打ち込
み本数で全領域において埋設されていて、ベルト補強層
３の幅はそれぞれ３０ｍｍであり、これはトレッド幅
（３２５ｍｍ）の９．２％に相当する。
【００１５】図２に示す本発明に従う実施例２のタイヤ
は、ビード部に配置された左右一対のビード・コアー
（図示省略）と、クラウン部から両サイドウオール部を
経て両ビード部に延びビード・コアーを内側から外側に
折り返してビード部に係留されたラジアル・カーカス
（図示省略）と、ラジアル・カーカスのクラウン部のラ
ジアル方向外側に配置された、ベルト１およびトレッド
２を備えた空気入りラジアル・タイヤである。ベルト１
は、４層のゴム被覆スチール・コード層１Ｃ、２Ｃ、３
Ｃ、４Ｃをラジアル方向内側から外側に積層してなり、
これらの４層のコード層のうち３層のコード層２Ｃ、３
Ｃ、４Ｃの幅（ｍｍ）、コード角度（度）およびコード
打ち込み本数（本／２５ｍｍ）は、上記従来例のタイヤ
のベルト１を構成する３層のゴム被覆スチール・コード
層４Ｂ、５Ｂ、６Ｂと同じであり、ラジアル方向最内側
のコード層１Ｃは左右一対の６５ｍｍ幅のゴム被覆スチ
ール・コード層であ、コード角度はタイヤの周方向に対
し２１度でコード打ち込み本数は１３本／２５ｍｍであ
る。実施例２のタイヤには、ベルト１の両側区域のラジ
アル方向外側に左右一対のベルト補強層３が配置され、
このベルト補強層３には、タイヤの周方向に対し２０度
の角度で交差するとともにベルト補強層３の両端で折れ
曲がることによりジグザグ状に周方向に延びるスチール
・コードが、１７．５本／２５ｍｍの打ち込み本数で全
領域において埋設されていて、ベルト補強層３の幅はそ
れぞれ７０ｍｍであり、これはトレッド幅（３２５ｍ
ｍ）の２１．５％に相当する。
は、ビード部に配置された左右一対のビード・コアー
（図示省略）と、クラウン部から両サイドウオール部を
経て両ビード部に延びビード・コアーを内側から外側に
折り返してビード部に係留されたラジアル・カーカス
（図示省略）と、ラジアル・カーカスのクラウン部のラ
ジアル方向外側に配置された、ベルト１およびトレッド
２を備えた空気入りラジアル・タイヤである。ベルト１
は、４層のゴム被覆スチール・コード層１Ｃ、２Ｃ、３
Ｃ、４Ｃをラジアル方向内側から外側に積層してなり、
これらの４層のコード層のうち３層のコード層２Ｃ、３
Ｃ、４Ｃの幅（ｍｍ）、コード角度（度）およびコード
打ち込み本数（本／２５ｍｍ）は、上記従来例のタイヤ
のベルト１を構成する３層のゴム被覆スチール・コード
層４Ｂ、５Ｂ、６Ｂと同じであり、ラジアル方向最内側
のコード層１Ｃは左右一対の６５ｍｍ幅のゴム被覆スチ
ール・コード層であ、コード角度はタイヤの周方向に対
し２１度でコード打ち込み本数は１３本／２５ｍｍであ
る。実施例２のタイヤには、ベルト１の両側区域のラジ
アル方向外側に左右一対のベルト補強層３が配置され、
このベルト補強層３には、タイヤの周方向に対し２０度
の角度で交差するとともにベルト補強層３の両端で折れ
曲がることによりジグザグ状に周方向に延びるスチール
・コードが、１７．５本／２５ｍｍの打ち込み本数で全
領域において埋設されていて、ベルト補強層３の幅はそ
れぞれ７０ｍｍであり、これはトレッド幅（３２５ｍ
ｍ）の２１．５％に相当する。
【００１６】上記実施例のタイヤおよび従来例のタイヤ
について、外径５ｍのドラム試験機によってサイド・フ
ォ−ス方式の耐久試験とステップ・ロード方式の発熱耐
久試験とを実施した。サイド・フォ−ス方式の耐久試験
とは、発熱による耐久性への影響を小さくするために、
トレッド・ゴムを一定量削り取った後に、一定サイド・
フォ−スをタイヤに負荷した状態で、一定時間毎に左右
にサイド・フォ−スの方向を変化させて行う試験方法で
ある。ステップ・ロード方式の耐久試験とは、発熱によ
るタイヤの耐久性を調べるもので、所定の負荷で所定時
間走行後故障が発生しなければ、負荷を増加して次のス
テップで所定時間走行し故障が発生しなければ、さらに
負荷を増加して次のステップで所定時間走行させる、ス
テップ毎に負荷を増加させていく試験方法である。試験
結果を、従来例のタイヤの走行時間を１００とした指数
表示で、表２に示す。数字が大きいほどよい結果である
ことを示す。
について、外径５ｍのドラム試験機によってサイド・フ
ォ−ス方式の耐久試験とステップ・ロード方式の発熱耐
久試験とを実施した。サイド・フォ−ス方式の耐久試験
とは、発熱による耐久性への影響を小さくするために、
トレッド・ゴムを一定量削り取った後に、一定サイド・
フォ−スをタイヤに負荷した状態で、一定時間毎に左右
にサイド・フォ−スの方向を変化させて行う試験方法で
ある。ステップ・ロード方式の耐久試験とは、発熱によ
るタイヤの耐久性を調べるもので、所定の負荷で所定時
間走行後故障が発生しなければ、負荷を増加して次のス
テップで所定時間走行し故障が発生しなければ、さらに
負荷を増加して次のステップで所定時間走行させる、ス
テップ毎に負荷を増加させていく試験方法である。試験
結果を、従来例のタイヤの走行時間を１００とした指数
表示で、表２に示す。数字が大きいほどよい結果である
ことを示す。
【００１７】
【表２】
【００１８】
【発明の効果】表２に示す結果から、本発明に従う実施
例１乃至２のタイヤは従来例のタイヤと比べて、タイヤ
の耐久性に優れていることが分かる。
例１乃至２のタイヤは従来例のタイヤと比べて、タイヤ
の耐久性に優れていることが分かる。
【図１】本発明によるタイヤのクラウン部子午線断面略
図（左半分）である。
図（左半分）である。
【図２】本発明によるタイヤのクラウン部子午線断面略
図（左半分）である。
図（左半分）である。
【図３】従来のタイヤのクラウン部子午線断面略図（左
半分）である。
半分）である。
１ ベルト ２ トレッド ３ ベルト 補強層
Claims (2)
- 【請求項１】 ビード部に配置された左右一対のビード
・コアーと、クラウン部から両サイドウオール部を経て
両ビード部に延び、該ビード・コアーを巻回してビード
部に係留されたラジアル・カーカスと、該ラジアル・カ
ーカスのクラウン部のラジアル方向外側に配置された、
コ−ド方向がタイヤの周方向に対し鋭角の角度でタイヤ
赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層した、少な
くとも２層のゴム被覆スチール・コード層よりなるベル
トを備えた空気入りラジアル・タイヤにおいて、（１）
該ベルトの両側区域に左右一対のベルト補強層を配置
し、（２）該ベルト補強層は、タイヤの周方向に対し５
乃至２５度の角度で交差するとともに両端で折れ曲がる
ことによりジグザグ状に周方向に延びるコードが全領域
において埋設されて形成され、（３）該ベルト補強層の
幅は、それぞれ、トレッド幅の５乃至４５％であること
を特徴とする大型重荷重用空気入りラジアル・タイヤ。 - 【請求項２】 左右一対の該ベルト補強層によってタイ
ヤ回転軸方向内側に形成されるスペースの幅が、トレッ
ド幅の５乃至４０％であることを特徴とする請求項１記
載の大型重荷重用空気入りラジアル・タイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8007492A JPH09193607A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 重荷重用空気入りラジアル・タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8007492A JPH09193607A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 重荷重用空気入りラジアル・タイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09193607A true JPH09193607A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11667279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8007492A Pending JPH09193607A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 重荷重用空気入りラジアル・タイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09193607A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008544912A (ja) * | 2005-06-30 | 2008-12-11 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 重車両用のタイヤ |
-
1996
- 1996-01-19 JP JP8007492A patent/JPH09193607A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008544912A (ja) * | 2005-06-30 | 2008-12-11 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 重車両用のタイヤ |
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