JPH0916033A - 高圧電源装置及び画像印刷装置 - Google Patents

高圧電源装置及び画像印刷装置

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JPH0916033A
JPH0916033A JP7182252A JP18225295A JPH0916033A JP H0916033 A JPH0916033 A JP H0916033A JP 7182252 A JP7182252 A JP 7182252A JP 18225295 A JP18225295 A JP 18225295A JP H0916033 A JPH0916033 A JP H0916033A
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JP
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high voltage
unit
charger
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JP7182252A
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Tetsushi Saito
哲史 斎藤
Hiroyoshi Tsuzuki
博義 続
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電器に火花放電等の異常放電が発生してい
る状態が続いた場合には強制的に高圧トランスの出力を
停止させ、帯電器に異常放電が発生しているにも拘わら
ず、無理に印刷を続行させた場合等に生ずる間歇的な異
常放電が長時間に渡って持続することを確実に防止し、
より高い安全性を得る。 【構成】 高圧トランス部1から帯電器へ過電流が流れ
た場合には、第1の過電流保護回路部4の作動に伴い、
高圧トランス部1から帯電器へ間歇的に流れた過電流の
回数を、第2の過電流保護回路部5のタイマ回路5aに
より計数し、タイマ回路5aにより計数した回数が所定
回数に達した場合には、高圧トランス部1から帯電器へ
の間歇的な高圧出力を停止し、高圧トランス部1の動作
を完全に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧トランスを備えた
高圧電源装置及び当該高圧電源装置を備えた電子写真方
式の複写機,プリンタ等の画像印刷装置に係り、特に異
常放電の持続防止や無駄な電力消費を解消する場合に好
適な高圧電源装置及び画像印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機,プリンタ
等の画像印刷装置は、感光体を均一に帯電させる一次帯
電器、感光体上に形成された潜像を複写用紙に転写させ
る転写帯電器、用紙を感光体から分離させる分離帯電器
等、種々の高電圧のコロナ帯電器が装備されている。と
ころで、前述した画像印刷装置のコロナ帯電器に何らか
の異常が生じて火花放電が発生した場合に、当該火花放
電によって、複写用紙あるいは周辺部品が発火したり発
煙したりすることを防止すべく、画像印刷装置には、過
電流を検出してコロナ帯電器への高電圧出力を制限する
保護回路が設けられている。
【0003】図9は従来の画像印刷装置に装備される保
護機能付きの高圧電源装置を示す回路図である。高圧電
源装置は、高圧トランス部1と、高圧トランス部1を駆
動する駆動回路部2と、高圧トランス部1から帯電器
(図示略)へ通電される電流を制御する制御回路部3
と、帯電器へ過電流が流れた際に高圧トランス部1を間
歇動作させる過電流保護回路部4とから構成されてい
る。
【0004】高圧トランス部1の高圧トランス1aの1
次側は電源1bに接続され、2次側は帯電器へ接続され
ている。駆動回路部2のトランジスタ2aのコレクタ側
は高圧トランス1aの1次側に接続され、ベース側はP
WM発振器(PWM OSC:Pulse Width Modulation
Oscirater)2bに接続されている。制御回路部3の抵
抗3a及びコンデンサ3bは高圧トランス1aに接続さ
れると共に、増幅器3cの+入力端子に接続されてい
る。増幅器3cの―入力端子には基準電源3dが接続さ
れ、出力端子はPWM発振器2bに接続されている。過
電流保護回路部4の増幅器4aの―入力端子は増幅器3
cの+入力端子に接続され、+入力端子には基準電源4
bが接続され、出力端子はトランジスタ4cのベース側
に接続されている。トランジスタ4cのコレクタ側はP
WM発振器2bに接続されている。
【0005】通常、帯電器へ過電流が流れると過電流保
護回路部4が作動して高圧トランス部1の駆動を停止す
るが、電流値が所定値より低下すると高圧トランス部1
の駆動を再開する。例えば帯電器のワイヤ等が切れた場
合等は、高圧トランス部1の駆動を再開しても、また過
電流が流れるために過電流保護回路部4が作動し、高圧
トランス部1の出力の停止と出力の再開とを数十msec毎
に繰り返す間歇動作となる。これにより、異常放電のパ
ワーを制限し、異常放電箇所に複写用紙等の異物が詰ま
った場合でも、発火や発煙が生じないように保護してい
る。
【0006】また、図10は従来の画像印刷装置等に装
備される高圧発生装置を示す回路図である。高圧発生装
置は、電源101と、高圧トランス102と、高圧トラ
ンス102の2次側に接続された整流平滑用のダイオー
ド103及びコンデンサ104と、高圧出力端子105
と、高圧トランス102の1次側に接続されたトランジ
スタ106と、高圧トランス102の2次側に接続され
たコンデンサ107、抵抗108と、誤差増幅器109
と、誤差増幅器109の一方の入力端子に接続された基
準電源110と、誤差増幅器109の出力端子に接続さ
れたPWM(Pulse Width Modulation)回路111と、
ヒステリシスコンパレータ112と、ヒステリシスコン
パレータ112の一方の入力端子に接続された基準電源
113と、PWM回路11及びヒステリシスコンパレー
タ112間に接続されたトランジスタ114とから構成
されている。
【0007】前述した高圧発生装置では、PWM回路1
11から出力されるパルス信号に基づきトランジスタ1
06をスイッチング動作させることにより、電源101
から供給される直流電圧を、トランス102によって高
電圧に変換し、ダイオード103及びコンデンサ104
によって高圧出力端子105に高圧出力を得る。高圧出
力端子105の高圧出力は、抵抗108及びコンデンサ
109からなる出力検出回路で検出され、誤差増幅器1
09及び基準電源110により、前記出力検出回路の検
出値に応じた誤差出力がPWM回路111へ入力され、
設定された高圧出力が得られるように、PWM回路11
1のオン/オフ/パルス幅が決定される。
【0008】一方、ヒステリシスコンパレータ112の
出力は、前記出力検出回路の検出値が基準電源113の
電位を超えると“Highレベル”となるため、トランジス
タ114がオン状態となる。この場合、ヒステリシスコ
ンパレータ112は、前記出力検出回路の検出値が基準
電源113の電位より低い所定の設定電位になるまで
“Highレベル”を保持する。このようにして、高圧出力
端子105の高圧出力の負荷異常が発生する度に、ヒス
テリシスコンパレータ112及びトランジスタ114か
らなる保護回路が動作する。図11はその様子を示すも
のであり、符号Aは前記出力検出回路の検出値(負荷電
流)の時間変化を示し、符号Bはヒステリシスコンパレ
ータ112の出力の時間変化を示し、符号CはPWM回
路111の出力の動作(“Highレベル”)及び停止
(“Lowレベル”)を示している。図11のポイントa
において負荷異常が発生すると、前述したA,B,Cは
図示の如くの様相を呈し、高圧出力端子105の高圧出
力は定常出力より間歇出力となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
9に示した従来の高圧電源装置においては、画像印刷装
置のコロナ帯電器に異常放電が発生しているにも拘わら
ず、オペレータが無理に印刷を続行した場合には、間歇
的に火花放電が持続することになり、安全性の面で問題
があった。
【0010】また、上記図10に示した従来の高圧発生
装置においては、負荷異常が継続する限り、負荷異常発
生に基づく高圧出力が間歇的に且つ出力低下を伴いなが
ら発生し続ける。これは、負荷が異常状態から正常状態
に回復することを想定したものであるが、負荷の異常が
回復できないために、高圧出力が間歇的に供給され続け
ることは、高圧発生装置の意味を成さないばかりか、無
駄な電力消費となるという問題があった。
【0011】本発明の第1の目的は、帯電器に火花放電
等の異常放電が発生している状態が続いた場合には強制
的に高圧トランスの出力を停止することにより、画像印
刷装置のオペレータが帯電器に異常放電が発生している
にも拘わらず、無理に印刷を続行させた場合等に生ずる
間歇的な異常放電が長時間に渡って持続することを確実
に防止し、より高い安全性を得ることが可能な高圧電源
装置及び画像印刷装置を提供することにある。本発明の
第2の目的は、負荷異常が所定時間継続した場合は高圧
トランスの出力を停止することにより、無駄な電力消費
を解消することが可能な高圧電源装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
印刷装置の帯電器へ高圧を出力する高圧トランスと、該
高圧トランスから前記帯電器へ過電流が流れたときに前
記高圧トランスを間歇動作させる過電流保護部とを具備
してなる高圧電源装置において、前記高圧トランスから
前記帯電器へ過電流が流れた回数を計数する計数部と、
該計数部による計数回数が所定回数に達した場合には前
記高圧トランスの出力を停止させる第2の過電流保護部
とを備える、という構成を採っている。
【0013】請求項2の発明は、画像印刷装置の帯電器
へ高圧を出力する高圧トランスと、該高圧トランスから
前記帯電器へ過電流が流れたときに前記高圧トランスを
間歇動作させる過電流保護部とを具備してなる高圧電源
装置において、前記高圧トランスから前記帯電器へ流れ
た過電流のAC波形を抽出し当該AC波形を積分する積
分部と、該積分部による積分値が所定値を超えた場合に
は前記高圧トランスの出力を停止させる第2の過電流保
護部とを備える、という構成を採っている。
【0014】請求項3の発明は、前記請求項1または2
記載の高圧電源装置において、前記第2の過電流保護部
の動作に伴い前記高圧トランスの出力が停止してから所
定時間経過後に前記高圧トランスからの出力を再開させ
る自動復帰回路を備える、という構成を採っている。
【0015】請求項4の発明は、電子写真方式の複写
機,プリンタ等の画像印刷装置において、前記請求項
1,2または3記載の高圧電源装置と、前記第2の過電
流保護部の動作に伴い異常状態である旨を表示する表示
部とを備える、という構成を採っている。
【0016】請求項5の発明は、前記請求項4記載の画
像印刷装置において、前記第2の過電流保護部が動作し
たときに装置全体の動作を停止させる機能を備える、と
いう構成を採っている。
【0017】請求項6の発明は、高圧を出力する高圧ト
ランスと、該高圧トランスの出力を検出する出力検出部
と、該出力検出部による検出値に基づく負荷異常時に前
記高圧トランスの出力を間歇出力とする保護部とを具備
してなる高圧電源装置において、負荷異常が所定時間継
続した場合には前記高圧トランスからの出力を停止させ
る第2の保護部を備える、という構成を採っている。
【0018】
【作用】請求項1の発明によれば、高圧トランスから画
像印刷装置の帯電器へ過電流が流れる都度、計数部は、
帯電器へ流れた過電流の回数を計数する。そして、第2
の過電流保護部は、計数部で計数した過電流の回数が所
定回数に達した場合には、高圧トランスの出力を完全に
停止させる。これにより、画像印刷装置のオペレータ
が、無理に印刷を続行させた場合等に生ずる間歇的な異
常放電が長時間に渡って持続することを確実に防止でき
る。
【0019】請求項2の発明によれば、高圧トランスか
ら画像印刷装置の帯電器へ過電流が流れる都度、積分部
は、過電流のAC波形を抽出すると共に抽出したAC波
形を積分する。そして、第2の過電流保護部は、積分部
で積分した積分値が所定値を超えた場合には、高圧トラ
ンスの出力を完全に停止させる。これにより、画像印刷
装置のオペレータが、無理に印刷を続行させた場合等に
生ずる間歇的な異常放電が長時間に渡って持続すること
を確実に防止できる。
【0020】請求項3の発明によれば、自動復帰回路
は、第2の過電流保護部が動作することによって高圧ト
ランスの出力が停止した後、この出力停止から所定時間
が経過した時点で高圧トランスからの出力を再開させ
る。これにより、画像印刷装置のオペレータが手動で再
開させる煩雑さを解消することができる。
【0021】請求項4の発明によれば、第2の過電流保
護部が動作した場合には、表示部に異常状態である旨が
表示される。これにより、画像印刷装置のオペレータは
異常の発生を的確に把握することができる。
【0022】請求項5の発明によれば、第2の過電流保
護部が動作した場合には、画像印刷装置全体の動作を停
止させる機能が作動する。これにより、画像印刷装置の
オペレータが無理に印刷を続行させる不具合を防止する
ことができる。
【0023】請求項6の発明によれば、高圧トランスか
ら高圧出力が発生すると、出力検出部により高圧出力が
検出される。そして、負荷異常が所定時間継続した場合
には、第2の保護部は高圧トランスの出力を停止する。
これにより、無駄な電力消費を解消することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】(1)第1実施例。 図1は本第1実施例の画像印刷装置に装備される高圧電
源装置の構成を示す回路図である。尚、図1の第1実施
例と図9の従来例との共通する構成には同一符号を付し
てある。本第1実施例の高圧電源装置は、画像印刷装置
の帯電器(図示略)へ高圧を出力する高圧トランス部1
と、高圧トランス部1をPWM発振器2bの出力及びト
ランジスタ2aのスイッチング動作に基づき可変駆動す
る駆動回路部2と、高圧トランス部1から帯電器(図示
略)へ通電される電流を制御する制御回路部3と、帯電
器へ過電流が流れた際に高圧トランス部1をトランジス
タ4cのスイッチング動作に基づき間歇動作させる第1
の過電流保護回路部4と、帯電器へ過電流が流れた回数
を計数すると共に計数回数が所定回数に達した時にトラ
ンジスタ5bのスイッチング動作に基づき高圧トランス
部1の駆動を停止する第2の過電流保護回路部5とから
構成されている。
【0026】高圧トランス部1の高圧トランス1aの1
次側は電源1bに接続され、2次側は帯電器へ接続され
ている。駆動回路部2のトランジスタ2aのコレクタ側
は高圧トランス1aの1次側に接続され、ベース側はP
WM発振器(PWM OSC:Pulse Width Modulation
Oscillater)2bに接続されている。また、制御回路部
3の抵抗3a及びコンデンサ3bは高圧トランス1aの
2次側に接続されると共に、増幅器3cの+入力端子に
接続されている。抵抗3a及びコンデンサ3bにより、
高圧トランス1aから帯電器へ流れた過電流を検出す
る。増幅器3cの―入力端子には基準電源3dが接続さ
れ、出力端子はPWM発振器2bに接続されている。増
幅器3cは、両入力端子への入力電圧差に基づく信号を
PWM発振器2bへ出力する。
【0027】第1の過電流保護回路部4の増幅器4aの
―入力端子は増幅器3cの+入力端子に接続され、+入
力端子には基準電源4bが接続され、出力端子はトラン
ジスタ4cのベース側に接続されている。増幅器4a
は、両入力端子への入力電圧差に基づく電流を出力する
ことにより、トランジスタ4cをスイッチング動作させ
る。トランジスタ4cのコレクタ側はPWM発振器2b
に接続されている。また、第2の過電流保護回路部5の
タイマ回路5aは、制御回路部3の抵抗3a及びコンデ
ンサ3bとトランジスタ5bのベース側との間に接続さ
れ、トランジスタ5bのコレクタ側はPWM発振器2b
の出力側に接続されている。タイマ回路5aは、帯電器
へ流れた過電流を計数した回数が所定回数に達したか否
かに基づきトランジスタ5bをスイッチング動作させ
る。
【0028】次に、本第1実施例の動作を説明する。通
常は、高圧トランス部1から帯電器へ過電流が流れた場
合、第1の過電流保護回路部4が作動する結果、高圧ト
ランス部1の駆動が停止されるが、過電流が流れる原因
となっている異常状態を取り除かない限りは、高圧トラ
ンス部1から高圧出力が帯電器へ間歇的に出力し続け
る。
【0029】そこで、本第1実施例では、高圧トランス
部1から帯電器へ過電流が流れた場合、第1の過電流保
護回路部4の作動に伴い、高圧トランス部1から帯電器
へ間歇的に流れた過電流の回数を、第2の過電流保護回
路部5のタイマ回路5aにより計数する。そして、第2
の過電流保護回路部5のタイマ回路5aにより計数した
回数が所定回数に達した場合には、高圧トランス部1の
駆動を停止する。これにより、高圧トランス部1から帯
電器への間歇的な高圧出力は停止され、高圧トランス部
1の動作は完全に停止する。
【0030】上述したように、本第1実施例によれば、
第2の過電流保護回路5により、高圧トランス部1から
帯電器へ過電流が流れた回数を計数すると共に計数回数
が所定回数に達した時に高圧トランス部1の駆動を停止
するため、画像印刷装置のオペレータが帯電器の異常に
気づかずに無理に印刷を続行した場合など、間歇的に火
花放電が持続する不具合を防止することができ、従っ
て、より高い安全性を得ることができる。
【0031】(2)第2実施例。 図2は本第2実施例の画像印刷装置に装備される高圧電
源装置の構成を示す回路図である。尚、第2実施例と第
1実施例との共通する構成には同一符号を付してある。
本第2実施例の高圧電源装置は、画像印刷装置の帯電器
(図示略)へ高圧を出力する高圧トランス部1と、高圧
トランス部1をPWM発振器2bの出力に基づき可変駆
動する駆動回路部2と、高圧トランス部1から帯電器
(図示略)へ通電される電流を制御する制御回路部3
と、帯電器へ過電流が流れた際に高圧トランス部1を間
歇動作させる第1の過電流保護回路部4と、帯電器へ過
電流が流れた場合に積分回路6aにより電流波形のAC
成分を積分すると共に積分値が所定値を超えた時に高圧
トランス部1の駆動を停止する第2の過電流保護回路部
6とから構成されている。
【0032】高圧トランス部1の高圧トランス1aの1
次側は電源1bに接続され、2次側は帯電器へ接続され
ている。駆動回路部2のトランジスタ2aのコレクタ側
は高圧トランス1aの1次側に接続され、ベース側はP
WM発振器(PWM OSC)2bに接続されている。
また、制御回路部3の抵抗3a及びコンデンサ3bは高
圧トランス1aの2次側に接続されると共に、増幅器3
cの+入力端子に接続されている。増幅器3cの―入力
端子には基準電源3dが接続され、出力端子はPWM発
振器2bに接続されている。
【0033】第1の過電流保護回路部4の増幅器4aの
―入力端子は増幅器3cの+入力端子に接続され、+入
力端子には基準電源4bが接続され、出力端子はトラン
ジスタ4cのベース側に接続されている。トランジスタ
4cのコレクタ側はPWM発振器2bに接続されてい
る。また、第2の過電流保護回路部6の積分回路6a
は、制御回路部3の抵抗3a及びコンデンサ3bと増幅
器6bの+入力端子との間に接続され、増幅器6bの―
入力端子には基準電源6cが接続されている。積分回路
6aは、帯電器へ過電流が流れた際の電流波形のAC成
分を積分し、積分値が所定値を超えた時に増幅器6bへ
信号を出力する。増幅器6bの出力端子はトランジスタ
6dのベース側に接続され、トランジスタ6dのコレク
タ側はPWM発振器2bの出力側に接続されている。増
幅器6bは、両入力端子への入力電圧差に基づく電流を
出力することにより、トランジスタ6dをスイッチング
動作させる。
【0034】次に、本第2実施例の動作を説明する。通
常は、高圧トランス部1から帯電器へ過電流が流れた場
合、第1の過電流保護回路部4が作動する結果、高圧ト
ランス部1の駆動が停止されるが、過電流が流れる原因
となっている異常状態を取り除かない限りは、高圧トラ
ンス部1から高圧出力が帯電器へ間歇的に出力し続け
る。
【0035】そこで、本第2実施例では、高圧トランス
部1から帯電器へ過電流が流れた場合、第1の過電流保
護回路部4の作動に伴い、高圧トランス部1から帯電器
へ間歇的に流れた過電流の電流波形のAC成分を、第2
の過電流保護回路部6の積分回路6aにより積分する。
そして、第2の過電流保護回路部6の積分回路6aによ
り積分した積分値が所定値を超えた場合には、高圧トラ
ンス部1の駆動を停止する。これにより、高圧トランス
部1から帯電器への間歇的な高圧出力は停止され、高圧
トランス部1の動作は完全に停止する。
【0036】上述したように、本第2実施例によれば、
第2の過電流保護回路6により、高圧トランス部1から
帯電器へ過電流が流れた際の電流波形のAC成分を積分
すると共に積分値が所定値を超えた時に高圧トランス部
1の駆動を停止するため、画像印刷装置のオペレータが
帯電器の異常に気づかずに無理に印刷を続行した場合な
ど、間歇的に火花放電が持続する不具合を防止すること
ができ、従って、より高い安全性を得ることができる。
【0037】(3)第3実施例。 図3は本第3実施例の画像印刷装置に装備される高圧電
源装置の構成を示す回路図である。尚、第3実施例と第
1,第2実施例との共通する構成には同一符号を付して
ある。本第3実施例の高圧電源装置は、画像印刷装置の
帯電器(図示略)へ高圧を出力する高圧トランス部7
と、高圧トランス部7を発振器8bから出力する一定の
パルス信号に基づき駆動する駆動回路部8と、高圧トラ
ンス部7から帯電器(図示略)へ通電される電流を制御
する制御回路部3と、帯電器へ過電流が流れた際に高圧
トランス部7を間歇動作させる第1の過電流保護回路部
4と、帯電器へ過電流が流れた回数を計数すると共に計
数回数が所定回数に達した時に高圧トランス部1の駆動
を停止する第2の過電流保護回路部5とから構成されて
いる。
【0038】高圧トランス部7の高圧トランス7aの1
次側は電源7b及びトランジスタ7cのエミッタ側に接
続され、2次側は帯電器へ接続されている。また、駆動
回路部8のトランジスタ8aのコレクタ側は高圧トラン
ス7aの1次側に接続され、ベース側は発振器(OS
C)8bに接続されている。制御回路部3の抵抗3a及
びコンデンサ3bは高圧トランス7aの2次側に接続さ
れると共に、増幅器3cの+入力端子に接続されてい
る。増幅器3cの―入力端子には基準電源3dが接続さ
れ、出力端子は高圧トランス部7のトランジスタ7cの
ベース側及び第2の過電流保護回路5のトランジスタ5
bのコレクタ側に接続されている。
【0039】第1の過電流保護回路部4の増幅器4aの
―入力端子は増幅器3cの+入力端子に接続され、+入
力端子には基準電源4bが接続され、出力端子はトラン
ジスタ4cのベース側に接続されている。トランジスタ
4cのコレクタ側はトランジスタ7cのベース側及びト
ランジスタ5bのコレクタ側に接続されている。また、
第2の過電流保護回路部5のタイマ回路5aは、制御回
路部3の抵抗3a及びコンデンサ3bとトランジスタ5
bのベース側との間に接続され、トランジスタ5aのコ
レクタ側はトランジスタ7cのベース側に接続されてい
る。
【0040】次に、本第3実施例の動作を説明する。通
常は、高圧トランス部7から帯電器へ過電流が流れた場
合、第1の過電流保護回路部4が作動する結果、高圧ト
ランス部7の駆動が停止されるが、過電流が流れる原因
となっている異常状態を取り除かない限りは、高圧トラ
ンス部7から高圧出力が帯電器へ間歇的に出力し続け
る。
【0041】そこで、本第3実施例では、高圧トランス
部7から帯電器へ過電流が流れた場合、第1の過電流保
護回路部4の作動に伴い、高圧トランス部7から帯電器
へ間歇的に流れた過電流の回数を、第2の過電流保護回
路部5のタイマ回路5aにより計数する。そして、第2
の過電流保護回路部5のタイマ回路5aにより計数した
回数が所定回数に達した場合には、高圧トランス部7の
駆動を停止する。これにより、高圧トランス部7から帯
電器への間歇的な高圧出力は停止され、高圧トランス部
7の動作は完全に停止する。
【0042】上述したように、本第3実施例によれば、
第2の過電流保護回路5により、高圧トランス部1から
帯電器へ過電流が流れた回数を計数すると共に計数回数
が所定回数に達した時に高圧トランス部7の駆動を停止
するため、画像印刷装置のオペレータが帯電器の異常に
気づかずに無理に印刷を続行した場合など、間歇的に火
花放電が持続する不具合を防止することができ、従っ
て、より高い安全性を得ることができる。
【0043】(4)第4実施例。 図4は本第4実施例の画像印刷装置に装備される高圧電
源装置の構成を示す回路図である。尚、第4実施例と第
1,第2,第3実施例との共通する構成には同一符号を
付してある。本第4実施例の高圧電源装置は、画像印刷
装置の帯電器(図示略)へ高圧を出力する高圧トランス
部7と、高圧トランス部7を発振器8bから出力する一
定のパルス信号に基づき駆動する駆動回路部8と、高圧
トランス部7から帯電器(図示略)へ通電される電流を
制御する制御回路部3と、帯電器へ過電流が流れた際に
高圧トランス部7を間歇動作させる第1の過電流保護回
路部4と、帯電器へ過電流が流れた場合に電流波形のA
C成分を積分すると共に積分値が所定値を超えた時に高
圧トランス部7の駆動を停止する第2の過電流保護回路
部6とから構成されている。
【0044】高圧トランス部7の高圧トランス7aの1
次側は電源7b及びトランジスタ7cのエミッタ側に接
続され、2次側は帯電器へ接続されている。また、駆動
回路部8のトランジスタ8aのコレクタ側は高圧トラン
ス7aの1次側に接続され、ベース側は発振器(OS
C)8bに接続されている。制御回路部3の抵抗3a及
びコンデンサ3bは高圧トランス7aの2次側に接続さ
れると共に、増幅器3cの+入力端子に接続されてい
る。増幅器3cの―入力端子には基準電源3dが接続さ
れ、出力端子は高圧トランス部7のトランジスタ7cの
ベース側及び第2の過電流保護回路5のトランジスタ5
bのコレクタ側に接続されている。
【0045】第1の過電流保護回路部4の増幅器4aの
―入力端子は増幅器3cの+入力端子に接続され、+入
力端子には基準電源4bが接続され、出力端子はトラン
ジスタ4cのベース側に接続されている。トランジスタ
4cのコレクタ側はトランジスタ7cのベース側及びト
ランジスタ5bのコレクタ側に接続されている。また、
第2の過電流保護回路部6の積分回路6aは、制御回路
部3の抵抗3a及びコンデンサ3bと増幅器6bの+入
力端子との間に接続され、増幅器6bの―入力端子には
基準電源6cが接続されている。増幅器6bの出力端子
はトランジスタ6dのベース側に接続され、トランジス
タ6dのコレクタ側はトランジスタ7bのベース側に接
続されている。
【0046】次に、本第4実施例の動作を説明する。通
常は、高圧トランス部7から帯電器へ過電流が流れた場
合、第1の過電流保護回路部4が作動する結果、高圧ト
ランス部7の駆動が停止されるが、過電流が流れる原因
となっている異常状態を取り除かない限りは、高圧トラ
ンス部7から高圧出力が帯電器へ間歇的に出力し続け
る。
【0047】そこで、本第4実施例では、高圧トランス
部7から帯電器へ過電流が流れた場合、第1の過電流保
護回路部4の作動に伴い、高圧トランス部7から帯電器
へ間歇的に流れた過電流の電流波形のAC成分を、第2
の過電流保護回路部6の積分回路6aにより積分する。
そして、第2の過電流保護回路部6の積分回路6aによ
り積分した積分値が所定値を超えた場合には、高圧トラ
ンス部7の駆動を停止する。これにより、高圧トランス
部7から帯電器への間歇的な高圧出力は停止され、高圧
トランス部7の動作は完全に停止する。
【0048】上述したように、本第4実施例によれば、
第2の過電流保護回路6により、高圧トランス部7から
帯電器へ過電流が流れた際の電流波形のAC成分を積分
すると共に積分値が所定値を超えた時に高圧トランス部
7の駆動を停止するため、画像印刷装置のオペレータが
帯電器の異常に気づかずに無理に印刷を続行した場合な
ど、間歇的に火花放電が持続する不具合を防止すること
ができ、従って、より高い安全性を得ることができる。
【0049】尚、上記第1乃至第4実施例では、第2の
過電流保護回路部の動作に伴い高圧トランス部からの出
力が停止した後、予め設定した所定時間が経過した後
は、高圧トランス部の動作を再開させる自動復帰回路を
設けてもよい。これにより、画像印刷装置のオペレータ
が手動で動作を再開させる煩雑さを解消することができ
る。また、上記第1乃至第4実施例では、第2の過電流
保護回路部が動作した場合に異常である旨を表示する表
示部を、画像印刷装置の操作部等に設けてもよい。これ
により、画像印刷装置のオペレータは異常の発生を的確
に把握することができる。また、上記第1乃至第4実施
例では、第2の過電流保護回路部が動作した場合に装置
全体の動作を停止させる機能を設けてもよい。これによ
り、画像印刷装置のオペレータが無理に印刷を続行させ
る不具合を防止することができる。
【0050】(5)第5実施例。 図5は本第5実施例の画像印刷装置に装備される高圧発
生装置(高圧電源装置)の構成を示す回路図である。本
第5実施例の高圧発生装置は、電源11と、高圧トラン
ス12と、ダイオード13と、コンデンサ14と、高圧
出力端子15と、トランジスタ16と、コンデンサ17
と、抵抗18と、誤差増幅器19と、基準電源20と、
PWM回路21と、ヒステリシスコンパレータ22と、
基準電源23と、トランジスタ24と、ダイオード25
と、カウンタ26と、ダイオード27とから構成されて
いる。本第5実施例では、コンデンサ17及び抵抗18
が出力検出回路を構成し、ヒステリシスコンパレータ2
2及びトランジスタ24が第1の保護回路を構成し、カ
ウンタ26及びトランジスタ24が第2の保護回路を構
成している。
【0051】高圧トランス12の1次側には電源11が
接続されると共にトランジスタ16のコレクタ側が接続
され、2次側にはダイオード13,コンデンサ14,高
圧出力端子15が接続されると共にコンデンサ17及び
抵抗18が接続されている。また、誤差増幅器19の一
方の入力端子には前記出力検出回路が接続され、他方の
入力端子には基準電源20が接続され、出力端子はPW
M回路21に接続されている。PWM回路21の出力は
トランジスタ24及びトランジスタ16の間に接続され
ている。また、ヒステリシスコンパレータ22の一方の
入力端子には前記出力検出回路が接続され、他方の入力
端子には基準電源23が接続され、出力端子はダイオー
ド25及びカウンタ26に接続されている。更に、カウ
ンタ26の出力はダイオード27に接続され、ダイオー
ド27,25はトランジスタ24のベース側に接続され
ている。
【0052】次に、本第5実施例の動作を説明する。高
圧発生装置では、PWM回路21から出力されるパルス
信号に基づきトランジスタ16をスイッチング動作させ
ることにより、電源11から供給される直流電圧を、高
圧トランス12によって高電圧に変換し、ダイオード1
3及びコンデンサ14によって高圧出力端子15に高圧
出力を得る。高圧出力端子15の高圧出力は、コンデン
サ17及び抵抗18からなる出力検出回路で検出され、
誤差増幅器19及び基準電源20により、前記出力検出
回路の検出値に応じた誤差出力がPWM回路21へ入力
され、設定された高圧出力が得られるように、PWM回
路21のオン/オフ/パルス幅が決定される。
【0053】一方、ヒステリシスコンパレータ22の出
力は、前記出力検出回路の検出値が基準電源23の電位
を超えると“Highレベル”となるため、トランジスタ2
4がオン状態となる。この場合、ヒステリシスコンパレ
ータ22は、前記出力検出回路の検出値が基準電源23
の電位より低い所定の設定電位になるまで“Highレベ
ル”を保持する。更に、ヒステリシスコンパレータ22
の出力が一定時間内に規定回数“Highレベル”となる
と、カウンタ26の出力は“Highレベル”を保持するた
め、ダイオード27を介してトランジスタ24をオン状
態とし、トランジスタ26をカットオフ状態とする。
【0054】上記のようにして、高圧出力端子15の高
圧出力の負荷異常が発生する度に、ヒステリシスコンパ
レータ22及びトランジスタ24からなる第1の保護回
路が動作する。更に、高圧出力端子15の高圧出力の負
荷異常が継続状態にあるか否かを、カウンタ26及びト
ランジスタ24からなる第2の保護回路により検出し、
負荷異常が継続状態にある場合には、トランジスタ16
のスイッチング動作を停止させる。
【0055】図6はその様子を示すものであり、ヒステ
リシスコンパレータ22の出力が一定時間内に規定回数
“Highレベル”となり、カウンタ26が“Highレベル”
を保持する場合を符号D,Eで示している。尚、符号A
は前記出力検出回路の検出値(負荷電流)の時間変化を
示し、符号Bはヒステリシスコンパレータ22の出力の
時間変化である。図6のポイントaにおいて負荷異常が
発生すると、カウンタ26は、ヒステリシスコンパレー
タ22の出力の立上がりを捉えて規定回数(本実施例で
は3回)カウントアップした時点で“Highレベル”を保
持する。
【0056】これにより、トランジスタ24がオン状態
となり、トランジスタ16がカットオフ状態となる。そ
の結果、高圧出力端子15からの高圧出力が停止され
る。尚、カウンタ26のリセット回路については、カウ
ンタ26を使用するシステムに依存するため説明を省略
する。一方、ヒステリシスコンパレータ22の出力が一
定時間内に規定回数(本実施例では2回以下)“Highレ
ベル”とならない場合は、カウンタ26がカウントアッ
プしない。従って、カウンタ26及びトランジスタ24
からなる第2の保護回路が動作しないこと明白であり、
説明は省略する。
【0057】上述したように、本第5実施例によれば、
負荷異常を検出した場合には負荷異常の回復を一定期間
監視し、負荷異常が回復されない時は高圧トランス12
の出力を停止させるため、無駄な電力消費を解消するこ
とができる。
【0058】(6)第6実施例。 図7は本第6実施例の画像印刷装置に装備される高圧発
生装置(高圧電源装置)の構成を示す回路図である。
尚、第6実施例と第5実施例との共通する構成には同一
符号を付し説明を省略または簡略化する。本第6実施例
の高圧発生装置は、電源11と、高圧トランス12と、
ダイオード13と、コンデンサ14と、高圧出力端子1
5と、トランジスタ16と、コンデンサ17と、抵抗1
8と、誤差増幅器19と、基準電源20と、PWM回路
21と、ヒステリシスコンパレータ22と、基準電源2
3と、トランジスタ24と、ダイオード28と、タイマ
回路29と、アンドゲート30と、ラッチ31と、ダイ
オード32とから構成されている。本第6実施例では、
高圧出力の制御方法、出力検出回路及び第1の保護回路
の構成は第5実施例と同様であり、相異する点は第2保
護回路がタイマ回路29,アンドゲート30,ラッチ3
1から構成されている点である。
【0059】前記第2の保護回路の動作を図8に基づき
説明すると、符号Hはタイマ回路29の出力の時間変化
を示しており、ヒステリシスコンパレータ22の出力が
“Highレベル”になると、タイマ回路29はポイントb
で作動開始し、タイマ回路29の出力はタイマ設定時間
の経過後に“Highレベル”となる。タイマ設定時間の経
過後、高圧出力端子15の高圧出力の負荷異常が回復し
ていない場合は、ヒステリシスコンパレータ22の出力
が“Highレベル”となったポイントcで、符号Iで示す
如くラッチ31の出力が“Highレベル”となる。PWM
回路21は、ラッチ31の出力が“Highレベル”となる
ポイントc以後に“Lowレベル”となる。
【0060】これにより、トランジスタ24がオン状態
となり、トランジスタ16がカットオフ状態となる。そ
の結果、高圧出力端子15からの高圧出力が停止され
る。一方、タイマ設定時間の経過後、負荷異常が回復し
た場合は、ヒステリシスコンパレータ22の出力は常時
“Lowレベル”を保持するため、ラッチ31の出力も常
時“Lowレベル”を保持する。従って、タイマ回路2
9,アンドゲート30及びラッチ31からなる第2の保
護回路が動作しないことは明白であり、説明は省略す
る。
【0061】上述したように、本第6実施例によれば、
負荷異常を検出した場合には負荷異常の回復を一定期間
監視し、負荷異常が回復されない時は高圧トランス12
の出力を停止させるため、無駄な電力消費を解消するこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、高圧電源装置は、高圧トランスから画像印刷装
置の帯電器へ過電流が流れた回数を計数する計数部と、
計数部による計数回数が所定回数に達した場合には高圧
トランスの出力を停止させる第2の過電流保護部とを備
えているため、帯電器に火花放電等の異常放電が発生し
ている状態が続いた場合、強制的に高圧トランスの出力
が停止される結果、画像印刷装置のオペレータが帯電器
に異常放電が発生しているにも拘わらず、無理に印刷を
続行させた場合等に生ずる間歇的な異常放電が持続する
ことを確実に防止することができ、従って、より高い安
全性を得ることができる、という効果を奏する。
【0063】請求項2の発明によれば、高圧電源装置
は、高圧トランスから帯電器へ流れた過電流のAC波形
を抽出しAC波形を積分する積分部と、積分部による積
分値が所定値を超えた場合には高圧トランスの出力を停
止させる第2の過電流保護部とを備えているため、請求
項1の発明と同様に、画像印刷装置のオペレータが帯電
器に異常放電が発生しているにも拘わらず、無理に印刷
を続行させた場合等に生ずる間歇的な異常放電が持続す
ることを確実に防止することができ、従って、より高い
安全性を得ることができる、という効果を奏する。
【0064】請求項3の発明によれば、高圧電源装置
は、第2の過電流保護部の動作に伴い高圧トランスの出
力が停止してから所定時間経過後に高圧トランスからの
出力を再開させる自動復帰回路を備えているため、画像
印刷装置のオペレータが手動で再開させる煩雑さを解消
することができる、という効果を奏する。
【0065】請求項4の発明によれば、画像印刷装置
は、請求項1,2または3の発明の高圧電源装置と、第
2の過電流保護部の動作に伴い異常状態である旨を表示
する表示部とを備えているため、画像印刷装置のオペレ
ータは異常の発生を的確に把握することができる、とい
う効果を奏する。
【0066】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
において、第2の過電流保護部が動作したときに画像印
刷装置全体の動作を停止させる機能を備えているため、
画像印刷装置のオペレータが無理に印刷を続行させる不
具合を防止することができる、という効果を奏する。
【0067】請求項6の発明によれば、負荷異常が所定
時間継続した場合には高圧トランスからの出力を停止さ
せる第2の保護部を備えているため、従来のように負荷
異常時に高圧出力が間歇的に供給され続ける現象が無く
なり、これにより、無駄な電力消費を解消することがで
きる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の高圧電源装置の構成を示
す回路図である。
【図2】本発明の第2実施例の高圧電源装置の構成を示
す図である。
【図3】本発明の第3実施例の高圧電源装置の構成を示
す図である。
【図4】本発明の第4実施例の高圧電源装置の構成を示
す図である。
【図5】本発明の第5実施例の高圧発生装置の構成を示
す図である。
【図6】本発明の第5実施例の高圧発生装置の動作を説
明するためのタイミング図である。
【図7】本発明の第6実施例の高圧発生装置の構成を示
す図である。
【図8】本発明の第6実施例の高圧発生装置の動作を説
明するためのタイミング図である。
【図9】従来例の高圧電源装置の構成を示す回路図であ
る。
【図10】従来例の高圧発生装置の構成を示す回路図で
ある。
【図11】従来例の高圧発生装置の動作を説明するため
のタイミング図である。
【符号の説明】
1,7 高圧トランス部 1a,7a 高圧トランス 2,8 駆動回路部 3 制御回路部 4 第1の過電流保護回路部(過電流保護部) 5,6 第2の過電流保護回路部(第2の過電流保護
部) 5a タイマ回路(計数部) 6a 積分回路 11 電源(高圧発生部) 12 高圧トランス 17 コンデンサ(出力検出部) 18 抵抗(出力検出部) 22 ヒステリシスコンパレータ(保護部) 24 トランジスタ(保護部、第2の保護部) 26 カウンタ(第2の保護部) 29 タイマ回路(第2の保護部) 30 アンドゲート(第2の保護部) 31 ラッチ(第2の保護部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像印刷装置の帯電器へ高圧を出力する
    高圧トランスと、該高圧トランスから前記帯電器へ過電
    流が流れたときに前記高圧トランスを間歇動作させる過
    電流保護部とを具備してなる高圧電源装置において、 前記高圧トランスから前記帯電器へ過電流が流れた回数
    を計数する計数部と、該計数部による計数回数が所定回
    数に達した場合には前記高圧トランスの出力を停止させ
    る第2の過電流保護部とを備えたことを特徴とする高圧
    電源装置。
  2. 【請求項2】 画像印刷装置の帯電器へ高圧を出力する
    高圧トランスと、該高圧トランスから前記帯電器へ過電
    流が流れたときに前記高圧トランスを間歇動作させる過
    電流保護部とを具備してなる高圧電源装置において、 前記高圧トランスから前記帯電器へ流れた過電流のAC
    波形を抽出し当該AC波形を積分する積分部と、該積分
    部による積分値が所定値を超えた場合には前記高圧トラ
    ンスの出力を停止させる第2の過電流保護部とを備えた
    ことを特徴とする高圧電源装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2記載の高圧電源装
    置において、前記第2の過電流保護部の動作に伴い前記
    高圧トランスの出力が停止してから所定時間経過後に前
    記高圧トランスからの出力を再開させる自動復帰回路を
    備えたことを特徴とする高圧電源装置。
  4. 【請求項4】 電子写真方式の複写機,プリンタ等の画
    像印刷装置において、前記請求項1,2または3記載の
    高圧電源装置と、前記第2の過電流保護部の動作に伴い
    異常状態である旨を表示する表示部とを備えたことを特
    徴とする画像印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4記載の画像印刷装置におい
    て、前記第2の過電流保護部が動作したときに装置全体
    の動作を停止させる機能を備えたことを特徴とする画像
    印刷装置。
  6. 【請求項6】 高圧を出力する高圧トランスと、該高圧
    トランスの出力を検出する出力検出部と、該出力検出部
    による検出値に基づく負荷異常時に前記高圧トランスの
    出力を間歇出力とする保護部とを具備してなる高圧電源
    装置において、 負荷異常が所定時間継続した場合には前記高圧トランス
    の出力を停止させる第2の保護部を備えたことを特徴と
    する高圧電源装置。
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