JPH09149447A - 筐体の報音部構造 - Google Patents

筐体の報音部構造

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JPH09149447A
JPH09149447A JP7332616A JP33261695A JPH09149447A JP H09149447 A JPH09149447 A JP H09149447A JP 7332616 A JP7332616 A JP 7332616A JP 33261695 A JP33261695 A JP 33261695A JP H09149447 A JPH09149447 A JP H09149447A
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JP
Japan
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housing
sound
speaker
sound emitting
waterproof film
Prior art date
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Pending
Application number
JP7332616A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ushida
茂 牛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカーを内蔵したページャー等の小型電
子機器における筐体の報音部構造において、筐体の放音
孔から放音される音圧を上げるようにする。 【解決手段】 スピーカー(スピーカーケース)22を
収容した筐体11の放音孔12に防水膜14を設ける筐
体11の報音部構造であって、放音孔12に対し筐体1
1の内側面に防水膜14を取り付けると共に、この防水
膜14とスピーカー(スピーカーケース)22の間に隙
間cを開ける。そして、放音孔12に対し筐体11の外
側面側に異物の進入を防止する防塵層15を取り付け
る。さらに、筐体11の外側面側に放音孔12と連続す
る凹部13を形成して、この凹部13に防塵層15を介
装して放音孔17付きの保護カバー16を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己の呼出信号の
着信を報知するスピーカーを備えるページャー等の小型
電子機器における防水機能を持つ筐体の報音部構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯用電子機器とりわけページャー等に
おいては、自己の呼出信号の着信を報知するスピーカー
を本体ケース内に備え、放音孔を筐体に設けているもの
がほとんどである。そして近年、様々な環境化での使用
に耐えるべく、機器本体に防水機能または防塵機能を備
えているものが出回っている。
【0003】図3はこのような防水型小型電子機器にお
ける筐体の報音部構造の横断平面図である。図中、31
は筐体、32は凹部、33は防塵布(不織布等)、34
は防水膜(四フッ化エチレン、多孔質膜等)で、41は
基板、42はスピーカーケース、43はスピーカー本
体、44はスピーカーコーン、45は音漏れ防止用ガス
ケットである。また、46は保護カバー、47は放音孔
である。即ち、図示のように、筐体31には、放音孔4
7が形成されると共に、外側面に放音孔47部分を含む
凹部32が形成されている。
【0004】この凹部32には、防水機能を有しながら
ミクロン単位の多数の孔により音を通す機能を有する四
フッ化エチレンや多孔質膜等による防水膜34と、防塵
機能を有する不織布等の防塵布33とが順に重ねて介装
されて、保護カバー46が取り付けられている。この保
護カバー46には、3本のスリット状の放音孔47,4
7,47が形成されている。また、筐体31内部の基板
41に実装され、スピーカー本体43およびスピーカー
コーン44を有するスピーカーケース42の放音口の周
囲と筐体31の前記放音孔47周囲の内側面との間にガ
スケット45が介装されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
筐体の放音部構造、特に防水機能を重視したものでは、
スピーカーケース42の放音口周囲と筐体31の放音孔
47周囲の内側面との間にガスケット45を介装した
(図3参照)構造となっていた。即ち、ガスケット45
を用いたことによる密閉構造であったため、スピーカー
本体43のスピーカーコーン44の振動が防水膜34と
ガスケット45によりスピーカーケース42の内部に籠
って、放音孔35から放音される音圧は極めて減衰され
たものとなっていた。
【0006】本発明の課題は、スピーカーを内蔵したペ
ージャー等の小型電子機器における筐体の報音部構造に
おいて、筐体の特に防水機能を備えた放音孔から放音さ
れる音圧を上げるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、スピーカーケースを収容し、放
音孔を備えた筐体の報音部構造であって、前記放音孔に
対し前記筐体の内側面に防水膜を取り付け、この防水膜
と前記スピーカーケースの放音口とが所定間隔離れる様
に前記スピーカーケースを前記筐体内に配置する構成を
特徴としている。
【0008】このように、筐体に収容したスピーカーケ
ースを、放音孔の筐体の内側面に取り付けた防水膜に対
し間に所定間隔の隙間を開けて設置したため、従来のよ
うなガスケットを用いた密閉構造ではない。したがっ
て、スピーカーコーンの振動量が低下せず、スピーカー
の放音口が臨む放音孔直近の音圧が高くなり、その部分
に防水膜があることから、音圧低下が最も少ないものと
なる。従って、筐体の放音孔から放音される音圧を、従
来の密閉構造に比べて、例えば、8dB程度上げること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る筐体の報音
部構造の実施の形態例を図1および図2に基づいて説明
する。先ず、図1は本発明を適用した一例としての小型
電子機器としてページャーを示した斜視図で、図2はそ
のページャーの報音部構造を拡大して示した横断平面図
である。これらの図1および図2において、11は筐
体、12は放音孔、13は凹部、14は防水膜(四フッ
化エチレン、多孔質膜等)、15は防塵層(防塵布(不
織布等))、16は保護カバー、17は放音孔、21は
基板、22はスピーカーケース、23はスピーカー本
体、24はスピーカーコーン、cは隙間である。
【0010】この実施の形態例において、ページャーの
筐体11には、図示のように、筐体11を構成する上ケ
ースと下ケースとの合わせ部において、その内側面側の
放音孔12と、この放音孔12を中央に位置させてその
周囲を囲む形状の外側面側の凹部13とが連続して形成
されている。そして、放音孔12に対し筐体11の内側
面には、防水機能を有しながらミクロン単位の多数の孔
により音を通す機能を有する四フッ化エチレンや多孔質
膜等による防水膜14が貼り付けられている。さらに、
筐体11の凹部13には、防塵機能を有する不織布等の
防塵布による防塵層15を介して保護カバー16が接着
により取り付けられている。この保護カバー16には、
3本のスリット状の放音孔17,17,17が形成され
ている。
【0011】また、筐体11の内部に設けた基板21上
には、スピーカーケース22が実装されており、このス
ピーカーケース22内には、スピーカー本体23および
スピーカーコーン24が設けられている。さらに、この
スピーカーケース22の放音口と筐体11の内側面の前
記防水膜14との間には、0.8〜0.2mm程度の隙
間cが一様に開けられている。このように、本発明の報
音部構造では、従来のようなガスケットを用いた密閉構
造とはせずに、筐体11内のスピーカーケース22の放
音口と筐体11内側面の防水膜14との間に0.8〜
0.2mm程度の隙間cを一様に開けて開放した構成と
なっている。
【0012】以上の通り、本発明の実施の形態例に係る
筐体の報音部構造においては、筐体11の内部から順
に、スピーカーケース22、隙間c、防水膜14、放音
孔12、防塵層15、保護カバー16の配列となってい
るので、以下の作用効果を発揮できる。 (1)筐体11内のスピーカーケース22の放音口と筐
体11内側面の防水膜14との間に0.8〜0.2mm
程度の隙間cを一様に開けたことにより、従来のような
ガスケットを用いた密閉構造とはならないことから、ス
ピーカーコーン24の振動量が低下しない。 (2)スピーカーケース22の放音口が臨む放音孔12
の直近の音圧が高く、その放音孔12の直近部分に防水
膜14が配置されているため、音圧低下が最も少なくな
る。
【0013】なお、以上の実施の形態例においては、本
発明を適用する防水機能を有する小型電子機器としてペ
ージャーとしたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ラジオ、テープレコーダー等の報音部を備える他
の小型電子機器であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る筐体の報音部構造によれば、筐体内のスピーカーケー
スを放音孔の筐体内側面に取り付けた防水膜に対し間に
所定間隔の隙間を開けて設置したため、スピーカーコー
ンの振動量が低下せず、しかも、スピーカーの放音口が
臨む放音孔直近の音圧が高くなる部分に防水膜があるた
め、音圧低下を最も少なくすることができる。従って、
筐体の放音孔から放音される音圧を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての小型電子機器と
してページャーを示した斜視図である。
【図2】図1のページャーの報音部構造を拡大して示し
た横断平面図である。
【図3】従来の小型電子機器における筐体の報音部構造
例を示す横断平面図である。
【符号の説明】
11 筐体 12 放音孔 13 凹部 14 防水膜(四フッ化エチレン、多孔質膜等) 15 防塵層(防塵布(不織布等)) 16 保護カバー 17 放音孔 21 基板 22 スピーカーケース 23 スピーカー本体 24 スピーカーコーン c 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカーケースを収容し、放音孔を備
    えた筐体の報音部構造であって、 前記放音孔に対し前記筐体の内側面に防水膜を取り付
    け、 この防水膜と前記スピーカーケースの放音口とが所定間
    隔離れる様に前記スピーカーケースを前記筐体内に配置
    することを特徴とする筐体の報音部構造。
JP7332616A 1995-11-27 1995-11-27 筐体の報音部構造 Pending JPH09149447A (ja)

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JP7332616A JPH09149447A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 筐体の報音部構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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