JPH08324623A - シール構造 - Google Patents

シール構造

Info

Publication number
JPH08324623A
JPH08324623A JP7157039A JP15703995A JPH08324623A JP H08324623 A JPH08324623 A JP H08324623A JP 7157039 A JP7157039 A JP 7157039A JP 15703995 A JP15703995 A JP 15703995A JP H08324623 A JPH08324623 A JP H08324623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
layer
case
dustproof
case body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7157039A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekatsu Hamashima
秀豪 濱島
Tatsuya Miyagawa
達也 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7157039A priority Critical patent/JPH08324623A/ja
Publication of JPH08324623A publication Critical patent/JPH08324623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ページャー等の電子機器における放音孔等の
ケース開口部からの異物侵入防止用のシール構造におい
て、ケース開口部に異物が溜り難くするとともに、ケー
ス本体を分解することなく防塵シールの交換が簡単に行
えるようにする。 【構成】 ケース本体11の開口部12に異物の侵入を
防止する防塵シール16を設けるシール構造であって、
ケース本体11に対し外側面から防塵シール16を凹部
13に取り付ける。また、防塵シール16は、取り付け
た際、ケース本体11の周辺部とほぼ面一となる。そし
て、防塵シール16は、外観に表れる外装層17と、こ
の外装層の内側に設けられて異物の侵入を防止するシー
ル層18と、このシール層の内側に設けられてケース本
体11の凹部13に接着する接着層19とからなる。さ
らに、シール層18は、通気性膜により形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページャー等の小型電
子機器における放音孔等のケース開口部からの異物侵入
防止用のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ページャー等の携帯用電子機器におい
て、例えば、自己の呼出信号の着信を報知するためのス
ピーカーを備え、その放音孔をケースに設けたものがあ
る。図3は従来の電子機器における放音孔のシール構造
を示すもので、図3(a)はケース本体の放音孔を有す
る面側から見た側面図、図3(b)は放音孔のシール構
造を拡大して示した断面図であり、図中、31はケース
本体、32は放音孔、33はスリット、34は基板、3
5はスピーカー、36は防塵シールである。
【0003】図示例において、ページャーのケース本体
31に設ける放音孔32は、3本のスリット33,3
3,33から構成されている。このような放音孔32に
対する従来の異物侵入防止は、ケース本体31内におい
て、図3(b)に示したように、基板34上のスピーカ
ー35と前記放音孔32との間に、織布状の防塵シール
36を挟み込んでケース本体31に貼り付けて固定する
構造となっていた。即ち、放音孔32のスリット33,
33,33から異物がケース本体31内に入ろうとして
も、ケース本体31に対しスリット33,33,33の
内側に設けた織布状の防塵シール36によって、異物が
侵入できないようにした構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
スピーカー35と放音孔32との間に防塵シール36を
挟み込んだ構造であり、即ち、ケース本体31の内側に
防塵シール36を貼り付けていたため、以下の2点の問
題があった。 (1)放音孔32のスリット33に異物が溜り易かっ
た。 (2)放音孔32のスリット33に異物が溜ったり、織
布状の防塵シール36が異物により目詰まりを起こして
しまうと、スピーカー35の音圧が下がるので、防塵シ
ール36を交換しなければならないが、その際、ケース
本体31の分解・再組立といった面倒な作業が必要とな
る。
【0005】本発明の課題は、以上のようなページャー
等の電子機器における放音孔等のケース開口部からの異
物侵入防止用のシール構造において、ケース開口部に異
物が溜り難くするとともに、ケース本体を分解すること
なく防塵シールの交換が簡単に行えるようにすることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、ケースの開口部に異物の侵入を
防止する防塵シールを設けるシール構造であって、前記
開口部に対し、前記ケースの外側面から前記防塵シール
を取り付けるようにした構成を特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のシール構造において、前記防塵シールは、前記ケー
スに取り付けた際、前記開口部の周辺部とほぼ面一とな
るようにした構成を特徴としている。
【0008】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載のシール構造において、前記防塵シール
は、外観に表れる外装層と、この外装層の内側に設けら
れて前記異物の侵入を防止するシール層と、このシール
層の内側に設けられて前記ケースに接着する接着層とか
らなる構成を特徴としている。
【0009】さらに、請求項4記載の発明は、請求項3
記載のシール構造において、前記シール層は、通気性膜
により形成されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ケースの外側面
から防塵シールを開口部に取り付けたシール構造なの
で、外側から取り付けた防塵シールの存在によって、ケ
ース開口部に異物が溜り難くなり、しかも、ケース開口
部の外側に防塵シールがあることから、従来のようなケ
ース本体の分解を必要とせずに、防塵シールの交換が簡
単に行える。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、ケー
スの開口部に取り付けた際、ほぼ面一となるので、ケー
スの外側面と防塵シールとに段差がほとんどなく、従っ
て、防塵シートの外側面に異物が溜りにくい。
【0012】そして、請求項3記載の発明によれば、外
観に表れる外装層、その内側のシール層、その内側の接
着層からなる防塵シールなので、接着層によりケースに
接着して、外装層により良い外観を得ながら、中間のシ
ール層によって、異物の侵入を確実に防止する。
【0013】さらに、請求項4記載の発明によれば、通
気性膜によるシール層なので、織布状のものよりも目が
細かくて防塵性能に優れながら、通気性を確保して音の
流通性にも優れる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明に係るシール構造の実施例を
図1および図2に基づいて説明する。先ず、図1は本発
明を適用した一例としての電子機器における放音孔のシ
ール構造を示すもので、図1(a)はケース本体の放音
孔を有する面側から見た側面図、図1(b)は放音孔の
シール構造を拡大して示した断面図であり、図中、11
はケース本体、12は開口部(放音孔)、13は凹部、
14は基板、15はスピーカー、16は防塵シールであ
る。
【0015】図示例において、ページャーのケース本体
11には、開口部をなす放音孔1212が形成されてお
り、この放音孔12を含むように外側面に防塵シール取
付用の凹部13が形成されている。なお、ケース本体3
1内には、図1(b)に示したように、基板34上のス
ピーカー35が放音孔12に内側から接触状態となって
いる。また、ケース本体11の外側面に形成した前記凹
部13には、防塵シール16が取り付けられている。
【0016】そして、図2は本発明のシール構造に使用
する防塵シール16を示すもので、図2(a)は防塵シ
ール16の外観を示す正面図、図2(b)は図2(a)
をA−A′の線で切断した際の防塵シール16の構造を
示した断面図であり、17は外装層、17aは窓部、1
8はシール層、18aは放音部、19は接着層である。
即ち、防塵シール16は、図2(b)に示したように、
外観に表れる側の外装層17と、この外装層17の内側
面に重ね合わされたシール層18と、このシール層18
の内側面に重ね合わされた接着層19とからなる3層構
造のものである。また、この防塵シール16は、図2
(a)に示したように、ケース本体11の筐体部材の肉
圧に対し、十分薄い外装層17の外側目に窓部17aを
形成して、この窓部17aにシール層18を露出させて
いる。
【0017】このようなシール層18の窓部17aから
の露出部には、前記放音孔12と対応する3個の円形を
なす放音部18a,18a,18aが位置している。そ
して、以上のシール層18の内側面には、3個の放音部
18a,18a,18aの部分を除いて、両面テープや
糊印刷等による接着層19が一様に設けられている。こ
こで、シール層18は、例えば、ポアグロン、ミクロテ
ックス等の材質からなる通気性膜により形成されたもの
で、前述した従来の織布状のもの(図3の防塵シール3
6参照)よりも目がミリメートル単位からミクロンメー
トル単位と細かく、しかも、防水性を有するという利点
も具備するものである。
【0018】以上の3層構造による防塵シール16は、
ケース本体11の外側面の凹部13に対し、シール層1
8の3個の放音部18a,18a,18aの部分を除い
て接着層19により接着される。そして、このようにし
てケース本体11の凹部13内に防塵シール16を貼り
付けた状態において、防塵シール16の外装層17の外
側面は、図1(b)に示したように、ケース本体11の
凹部13の周辺部と面一になる。このような3層構造の
防塵シール16によれば、ケース本体11の放音孔12
に対応するシール層18の放音部18a,18a,18
aの部分において、スピーカー15の放音性能が確保で
きるとともに、外部からの異物の侵入を防止できる。
【0019】以上のような防塵シール16を用いて放音
孔12に対するシール構造としたので、特に、以下の効
果が得られる。 (1)ケース本体11の放音孔12に対応する外側面の
凹部13に防塵シール16を貼り付けたため、ケース本
体11の外観として段差が生じ難く、従って、防塵シー
ル16の外側面に異物が溜りにくい。 (2)防塵シール16の外装層17の窓部17aに異物
が溜ってシール層18の放音部18a,18a,18a
に目詰まりが起こった場合、ケース本体11を分解する
ことなく外部から防塵シール16を簡単に交換できる。 (3)シール層18として、防水性を有する通気性膜を
使用したため、放音孔12に対する防適構造としても兼
用できる。
【0020】なお、以上の実施例においては、本発明を
適用する携帯用電子機器としてページャーとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、ラジオ、テープ
レコーダー等のケース開口部を備える他の携帯用電子機
器であってもよい。さらに、実施例では、放音孔につい
て説明したが、音を取り込むマイク等の孔部分でも同様
であり、要はケース開口部を備える電子機器であればよ
い。また、ケース本体および開口部と防塵シールのデザ
イン等も任意であり、その他、具体的な細部構造等につ
いても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るシール構造によれば、ケースの開口部に外側から取り
付けた防塵シールの存在によって、ケース開口部に異物
が溜り難くなり、しかも、ケース開口部の外側に防塵シ
ールがあるため、従来のようなケース本体の分解を必要
とせずに、防塵シールの交換を簡単に行うことができ
る。
【0022】また、請求項2記載の発明に係るシール構
造によれば、開口部に取り付けた際、ほぼ面一となり、
ケース外側面との段差がほとんどなくなるため、防塵シ
ートの外側面に異物が溜りにくいものとなる。
【0023】そして、請求項3記載の発明に係るシール
構造によれば、防塵シールが外装層の内側のシール層の
内側に接着層を設けてなるため、接着層によりケースに
接着できて、外装層により良い外観を得ながらも、中間
のシール層によって、異物の侵入を確実に防止すること
ができる。
【0024】さらに、請求項4記載の発明に係るシール
構造によれば、通気性膜のシール層のため、織布状のも
のよりも目が細かくて防塵性能に優れながら、通気性を
確保して音の流通性にも優れるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての電子機器におけ
る放音孔のシール構造を示すもので、(a)はケース本
体の放音孔を有する面側から見た側面図、(b)は放音
孔のシール構造を拡大して示した断面図である。
【図2】本発明のシール構造に使用する防塵シールを示
すもので、(a)は防塵シールの外観を示す正面図、
(b)は(a)をA−A′の線で切断した際の防塵シー
ルの構造を示した断面図である。
【図3】従来の電子機器における放音孔のシール構造を
示すもので、(a)はケース本体の放音孔を有する面側
から見た側面図、(b)は放音孔のシール構造を拡大し
て示した断面図である。
【符号の説明】
11 ケース本体 12 開口部 13 凹部 14 基板 15 スピーカー 16 防塵シール 17 外装層 18 シール層 19 接着層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの開口部に異物の侵入を防止する
    防塵シールを設けるシール構造であって、 前記開口部に対し、前記ケースの外側面から前記防塵シ
    ールを取り付けたことを特徴とするシール構造。
  2. 【請求項2】 前記防塵シールは、前記ケースに取り付
    けた際、前記開口部の周辺部とほぼ面一となることを特
    徴とする請求項1記載のシール構造。
  3. 【請求項3】 前記防塵シールは、外観に表れる外装層
    と、この外装層の内側に設けられて前記異物の侵入を防
    止するシール層と、このシール層の内側に設けられて前
    記ケースに接着する接着層とから構成されることを特徴
    とする請求項1または2記載のシール構造。
  4. 【請求項4】 前記シール層は、通気性膜により形成さ
    れていることを特徴とする請求項3記載のシール構造。
JP7157039A 1995-05-30 1995-05-30 シール構造 Pending JPH08324623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7157039A JPH08324623A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 シール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7157039A JPH08324623A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 シール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08324623A true JPH08324623A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15640863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7157039A Pending JPH08324623A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 シール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08324623A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5412162A (en) Pre-formed speaker grille cloth
JP3955686B2 (ja) 防水型マイクロホン
US8724840B2 (en) Offset acoustic channel for microphone systems
EP1998591B1 (en) Submersible loudspeaker assembly
US20120195451A1 (en) Waterproof structure for electronic device
HK1008641A1 (en) Visual display means incorporating loudspeakers
JPH11285088A (ja) スピーカ装置及びその防水カバー
JP2010109849A (ja) 電子機器
KR102036752B1 (ko) 방수 통음 구조 및 전자 기기
JPH10210121A (ja) 移動体通信装置
WO2000002419A1 (en) External microphone protective membrane
JPH08324623A (ja) シール構造
US7970156B2 (en) Adhesive film for the protection of hearing device microphone ports and corresponding hearing device
JP3989222B2 (ja) 撥水ネット付きスピーカ
KR20180095434A (ko) 마이크로폰 유닛
JP2819144B2 (ja) 防滴型ブザーボックス
JPH10154436A (ja) メンブレンスイッチ
JPH09149447A (ja) 筐体の報音部構造
KR200252884Y1 (ko) 방수 핸드폰
FI114268B (fi) Kiinnitysjärjestely matkaviestimessä
JP2853345B2 (ja) 送受話器
JPH1169472A (ja) スピーカの防水構造及びこれに用いられる2次振動板
JPS63318899A (ja) ライン型指向性マイクロホン
JPH10143078A (ja) 液晶表示装置
JP2602620Y2 (ja) スピーカ内蔵機器