JPH09148853A - 電流出力回路 - Google Patents

電流出力回路

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JPH09148853A
JPH09148853A JP7300279A JP30027995A JPH09148853A JP H09148853 A JPH09148853 A JP H09148853A JP 7300279 A JP7300279 A JP 7300279A JP 30027995 A JP30027995 A JP 30027995A JP H09148853 A JPH09148853 A JP H09148853A
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一成 椿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低入出力電圧で精度よく動作することができ
る電流増幅回路を提供する。 【解決手段】 NチャネルMOSトランジスタM1のド
レイン端子を電圧降下デバイスD0を介して第1のカレ
ントミラー入力電流I1の出力側に接続し、第1のカレ
ントミラー入力電流I1をNチャネルMOSトランジス
タM1、M3、M5のゲート端子に供給し、第2のカレ
ントミラー入力電流I2をNチャネルMOSトランジス
タM2、M4のゲート端子に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流増幅回路、基
準電流発生回路、電圧/電流変換回路などの電流出力回
路及び基準電流発生方法に関し、カレントミラー回路を
低入出力電圧で動作させる場合などに適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】入力電流に比例した出力電流を供給する
電流増幅回路として、カレントミラー回路があった。そ
して、高い精度の電流を必要とする場合、高い出力抵抗
を得るためにカレントミラー回路をカスコード構成にし
て使用していた。
【0003】以下、従来のカスコード・カレントミラー
回路について図面を参照しながら説明する。図13は、
従来のカスコード・カレントミラー回路の構成を示す回
路図である。
【0004】図13において、M100〜M103はN
チャネルMOSトランジスタであり、NチャネルMOS
トランジスタM100、M102により第1段目のカレ
ントミラー回路を構成し、NチャネルMOSトランジス
タM101、M103により第2段目のカレントミラー
回路を構成し、第1段目のカレントミラー回路と第2段
目のカレントミラー回路とが縦列(カスコード)接続さ
れている。
【0005】そして、NチャネルMOSトランジスタM
100のドレインに基準電流Irefを入力することに
より、NチャネルMOSトランジスタM102のドレイ
ンに出力電流Ioを出力する。この場合、NチャネルM
OSトランジスタM103のゲート電圧の値はVth+
αとなり、NチャネルMOSトランジスタM102のゲ
ート電圧の値は2(Vth+α)となる。
【0006】ここで、VthはNチャネルMOSトラン
ジスタM100〜M103のしきい値電圧であり、αは
NチャネルMOSトランジスタM100〜M103のゲ
ート/ソース間電圧VGSからしきい値電圧Vthを引
いた値(ただし、ドレイン電流IDが入力電流Iref
に等しい場合)である。
【0007】出力電圧Voと出力電流Ioとの関係は図
14に示すようになり、出力電圧Voの値が2α以下で
は、NチャネルMOSトランジスタM102、M103
は非飽和領域(3極管領域)で動作し、出力電圧Voの
値が2α〜Vth+2αの間では、NチャネルMOSト
ランジスタM102は非飽和領域、NチャネルMOSト
ランジスタM103は飽和領域(ピンチオフ領域)で動
作し、出力電圧Voの値がVth+2α以上では、Nチ
ャネルMOSトランジスタM102、M103は飽和領
域で動作する。
【0008】すなわち、出力電圧Voの値がVth+2
α以上の範囲では、Vo−Io曲線の傾きは非常に小さ
く、出力抵抗を非常に大きくすることができるので、高
い精度の出力電流Ioを得ることができる。
【0009】次に、従来のコンパウンドカレントミラー
回路について図面を参照しながら説明する。図15は、
従来のコンパウンドカレントミラー回路の構成を示す回
路図である。
【0010】図15において、M110〜M114はN
チャネルMOSトランジスタであり、NチャネルMOS
トランジスタM110のゲート長とゲート幅との比W/
Lは、NチャネルMOSトランジスタM111〜M11
4のゲート長とゲート幅との比W/Lの1/4になって
いる。
【0011】そして、NチャネルMOSトランジスタM
110のドレイン端子は第1の入力電流I1の出力側に
接続され、NチャネルMOSトランジスタM110のゲ
ート端子はNチャネルMOSトランジスタM110のド
レイン端子に接続され、NチャネルMOSトランジスタ
M110のソース端子は接地端子GNDに接続されてい
る。
【0012】NチャネルMOSトランジスタM111の
ドレイン端子は第2の入力電流I2の出力側に接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタM111のゲート端
子はNチャネルMOSトランジスタM110のゲート端
子に接続されている。
【0013】NチャネルMOSトランジスタM112の
ドレイン端子はNチャネルMOSトランジスタM111
のソース端子に接続され、NチャネルMOSトランジス
タM112のゲート端子は第2の入力電流I2の出力側
に接続され、NチャネルMOSトランジスタM112の
ソース端子は接地端子GNDに接続されている。
【0014】NチャネルMOSトランジスタM113の
ドレイン端子は出力端子に接続され、NチャネルMOS
トランジスタM113のゲート端子はNチャネルMOS
トランジスタM111のゲート端子に接続されている。
【0015】NチャネルMOSトランジスタM114の
ドレイン端子はNチャネルMOSトランジスタM113
のソース端子に接続され、NチャネルMOSトランジス
タM114のゲート端子は第2の入力電流I2の出力側
に接続され、NチャネルMOSトランジスタM114の
ソース端子は接地端子GNDに接続されている。
【0016】そして、NチャネルMOSトランジスタM
110のドレインに入力電流I1を入力し、Nチャネル
MOSトランジスタM111のドレインに入力電流I2
を入力することにより、NチャネルMOSトランジスタ
M113のドレインに出力電流Ioを出力する。
【0017】この場合、NチャネルMOSトランジスタ
M110のゲート/ソース間電圧VGS´は、以下の計
算により、Vth+2αとなる。すなわち、Nチャネル
MOSトランジスタM111〜M114のゲート/ソー
ス間電圧をVGSとすると、NチャネルMOSトランジ
スタM110のゲート長とゲート幅との比W/Lは、N
チャネルMOSトランジスタM111〜M114のゲー
ト長とゲート幅との比W/Lの1/4になっているの
で、 K・1/4・W/L(VGS´−Vth)2=K・W/
L(VGS−Vth)2 が成り立つ。従って、 (VGS´−Vth)2=4(VGS−Vth)2 となり、 VGS´=Vth+2(VGS−Vth)=Vth+2α となる。
【0018】ここで、Kは定数であり、VthはNチャ
ネルMOSトランジスタM110〜M114のしきい値
電圧である。よって、NチャネルMOSトランジスタM
111、M113のゲート電圧はVth+2αとなる。
【0019】NチャネルMOSトランジスタM112、
M114のゲート電圧はVth+αとなるので、図16
に示すように、出力電圧Voの値が2α以上の範囲で、
NチャネルMOSトランジスタM113、M114が飽
和領域で動作するようになる。
【0020】また、入力端子で必要な電圧が大きい方の
入力電流I1側でVth+αとなる。従って、高抵抗領
域で動作させるのに必要な入力電圧及び出力電圧は、図
13のカスコード・カレントミラー回路よりもしきい値
電圧分だけ下がる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来のカスコード・カ
レントミラー回路で高い精度の電流を得る場合、入力電
圧の値を2Vth+α以上、出力電圧Voの値をVth
+2α以上で動作させる必要があり、高い精度の電流を
得ることができる電圧範囲が狭いという問題があり、低
電圧電源回路では使用が困難になる場合があった。
【0022】例えば、Nチャネルカスコード・カレント
ミラーの出力とPチャネルカスコード・カレントミラー
の入力とを接続して電流の折り返しを行う場合、2(V
th N +αN )+(VthP +2αP )以上の電圧が必
要となり、 VthN =VthP =1V、 αN =αP =0.1V、 の場合、3.3Vの電源電圧では使用できなくなる。
【0023】ここで、VthN はNチャネルMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧であり、VthP はPチャネル
MOSトランジスタのしきい値電圧であり、αN はNチ
ャネルMOSトランジスタのゲート/ソース間電圧VG
Sからしきい値電圧VthNを引いた値(ただし、ドレ
イン電流IDが入力電流Irefに等しい場合)であ
り、αP はPチャネルMOSトランジスタのゲート/ソ
ース間電圧VGSからしきい値電圧VthP を引いた値
(ただし、ドレイン電流IDが入力電流Irefに等し
い場合)である。
【0024】また、従来のコンパウンドカレントミラー
回路は、カスコード・カレントミラー回路に比べてより
低い電圧で動作することができるが、2つの入力電流I
1、I2が必要になるという問題があった。特に、IC
中の最初の基準電流を構成する場合、この2つの入力電
流I1、I2をどのように発生させるかが問題となる。
【0025】さらに、コンパウンドカレントミラー回路
のNチャネルMOSトランジスタM111、M113の
バックゲートを接地電位GNDに接続した場合、Nチャ
ネルMOSトランジスタM111、M113のしきい値
電圧は、NチャネルMOSトランジスタM110、M1
12、M114のしきい値電圧よりも大きくなる。この
場合、NチャネルMOSトランジスタM112のドレイ
ン電位が電圧αよりも小さくなってしまい飽和領域で動
作することができなくなるので、入力電流と出力電流と
の相対精度は著しく低下するという問題があった。
【0026】そこで、本発明の第1の目的は、低入出力
電圧で精度よく動作することができる電流増幅回路を提
供することである。また、本発明の第2の目的は、高い
精度の電流を複数発生することができる基準電流発生回
路、電圧/電流変換回路及び基準電流発生方法を提供す
ることである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明によれば、第1の入力トランジ
スタのドレインを電圧降下手段を介して第1の電流入力
端子に接続するとともにゲートを第1の電流入力端子に
接続し、第2の入力トランジスタのドレインとゲートと
を第2の電流入力端子に接続し、第3の入力トランジス
タのドレインを第2の入力トランジスタのソースに接続
するとともにゲートを第1の電流入力端子に接続し、第
1の出力トランジスタのドレインを出力端子に接続する
とともにゲートを第2の電流入力端子に接続し、第2の
出力トランジスタのドレインを第1の出力トランジスタ
のソースに接続するとともにゲートを第1の電流入力端
子に接続する。このことにより、第2の出力トランジス
タのドレイン電位を電圧降下手段による降下電圧だけ下
げることができ、出力電圧を低電圧化することができ
る。
【0028】請求項2の発明によれば、電圧降下手段の
降下電圧を第1の入力トランジスタのしきい値電圧以下
に設定する。このことにより、出力電流の精度を保持し
たまま、電圧降下手段による降下電圧だけ出力電圧を下
げることができる。
【0029】請求項3の発明によれば、第1の電流入力
端子からの電流値と前記第1の入力トランジスタのゲー
ト長とゲート幅との比との割合が、第2の電流入力端子
からの電流値と第3の入力トランジスタのゲート長とゲ
ート幅との比との割合と等しくなるように設定し、第3
の入力トランジスタのゲート長とゲート幅との比と第2
の出力トランジスタのゲート長とゲート幅との比との割
合が、第2の入力トランジスタのゲート長とゲート幅と
の比と第1の出力トランジスタのゲート長とゲート幅と
の比との割合と等しくなるように設定する。このことに
より、各トランジスタを飽和領域で動作させることがで
き、高精度の出力電流を取り出すことができる。
【0030】請求項4の発明によれば、電圧降下手段は
MOSトランジスタである。このことにより、電圧降下
手段の降下電圧を自由に設定することができる。請求項
5の発明によれば、電圧降下手段は抵抗素子である。こ
のことにより、電圧降下手段の降下電圧を自由に設定す
ることができる。
【0031】請求項6の発明によれば、電圧降下手段は
ダイオードである。このことにより、電圧降下手段の降
下電圧を精度よく設定することができる。請求項7の発
明によれば、電圧降下デバイスを介して第1の入力電流
の出力側にドレイン端子が接続され、第1の入力電流の
出力側にゲート端子が接続されたMOSトランジスタ
と、第1の入力電流をカレントミラー入力とする第1段
目のカレントミラー回路と、第1段目のカレントミラー
回路に縦列接続されており、第2の入力電流をカレント
ミラー入力とする第2段目のカレントミラー回路とを備
える。このことにより、第1段目のカレントミラー回路
の出力電圧を電圧降下手段による降下電圧だけ下げるこ
とができ、第2段目のカレントミラー回路の出力電圧を
低電圧化することができる。
【0032】請求項8の発明によれば、第1の電流増幅
回路の第1の電流入力端子に外部からの入力電流を入力
し、第1の電流増幅回路の第2の電流入力端子に第2の
電流増幅回路の電流出力端子を接続し、第2の電流増幅
回路の第1の電流入力端子に第1の電流増幅回路の第1
の電流出力端子を接続し、第2の電流増幅回路の第2の
電流入力端子に第1の電流増幅回路の第2の電流出力端
子を接続し、第1の電流増幅回路の第3の電流出力端子
から出力電流を外部に出力する。このことにより、1つ
の入力電流を外部から入力するだけで、2つの電流入力
を必要とする電流増幅回路から複数の出力電流を外部に
出力することができる。
【0033】請求項9の発明によれば、第1の電流増幅
回路及び第2の電流増幅回路に、請求項1記載の電流増
幅回路を使用する。このことにより、1つの入力電流を
外部から入力するだけで、2つの電流入力を必要とする
電流増幅回路から精度の高い複数の出力電流を低い出力
電圧で外部に出力することができる。
【0034】請求項10の発明によれば、第1の電流増
幅回路及び前記第2の電流増幅回路に、コンパウンドカ
レントミラー回路を使用する。このことにより、1つの
入力電流を外部から入力するだけで、2つの電流入力を
必要とする電流増幅回路から精度の高い複数の出力電流
を低い出力電圧で外部に出力することができる。
【0035】請求項11の発明によれば、基準電圧を入
力とする電圧/電流変換回路からの出力電流を、請求項
1記載の電流増幅回路又はコンパウンドカレントミラー
回路の第1の電流入力端子の入力電流として使用する。
このことにより、1つの基準電圧を外部から入力するだ
けで、2つの電流入力を必要とする電流増幅回路から精
度の高い複数の出力電流を低い出力電圧で外部に出力す
ることができる。
【0036】請求項12の発明によれば、第1の電流増
幅回路にPチャネル型電界効果トランジスタを使用し、
第2の電流増幅回路にNチャネル型電界効果トランジス
タを使用する。このことにより、1つの入力電流を外部
から入力するだけで、2つの電流入力を必要とする電流
増幅回路から複数の出力電流を低い出力電圧で外部に出
力することができる。
【0037】請求項13の発明によれば、第1の電流増
幅回路にNチャネル型電界効果トランジスタを使用し、
第2の電流増幅回路にPチャネル型電界効果トランジス
タを使用する。このことにより、1つの入力電流を外部
から入力するだけで、2つの電流入力を必要とする電流
増幅回路から複数の出力電流を低い出力電圧で外部に出
力することができる。
【0038】請求項14の発明によれば、第1のトラン
ジスタのゲートにソース電位と基準電圧との比較結果を
入力し、第2のトランジスタのソースにボルテージフォ
ロアを介して基準電圧を入力するとともに、ゲートに前
記比較結果を入力する。このことにより、1つの基準電
圧を与えるだけで、精度の高い複数の基準電流を発生さ
せることができる。
【0039】請求項15の発明によれば、第1のトラン
ジスタのソース電位と基準電圧との比較結果を前記第1
のトランジスタのゲートに入力して発生させた第1の基
準電流を請求項1に記載の電流増幅回路の第1の電流入
力端子に供給し、前記基準電圧をボルテージフォロアを
介して第2のトランジスタのソースに入力し、前記比較
結果を第2のトランジスタのゲートに入力して発生させ
た第2の基準電流を請求項1に記載の電流増幅回路の第
2の電流入力端子に供給する。このことにより、1つの
基準電圧を与えるだけで、精度の高い複数の基準電流を
低い出力電圧で発生させることができる。
【0040】請求項16の発明によれば、第1のトラン
ジスタのソース電位と基準電圧との比較結果を前記第1
のトランジスタのゲートに入力して発生させた第1の基
準電流をコンパウンドカレントミラー回路の第1の電流
入力端子に供給し、前記基準電圧をボルテージフォロア
を介して第2のトランジスタのソースに入力し、前記比
較結果を第2のトランジスタのゲートに入力して発生さ
せた第2の基準電流をコンパウンドカレントミラー回路
の第2の電流入力端子に供給する。このことにより、1
つの基準電圧を与えるだけで、精度の高い複数の基準電
流を低い出力電圧で発生させることができる。
【0041】請求項17の発明によれば、第1のトラン
ジスタのソースを抵抗素子を介して電圧入力端子に接続
するとともに、ゲートを基準電圧を正相入力とし且つ前
記ソースの電圧を逆相入力とする第1の演算増幅器の出
力端子に接続し、第2のトランジスタのソースを基準電
圧を正相入力とし且つ出力電圧を逆相入力とする第2の
演算増幅器の出力端子に接続するとともに、ゲートを第
1の演算増幅器の出力端子に接続する。このことによ
り、1つの基準電圧を与えるだけで、精度の高い複数の
基準電流を発生させることができる。
【0042】請求項18の発明によれば、N個の入力電
流を必要とし且つM個の出力電流を出力する第1の基準
電流発生回路の(N−1)個の入力電流を、K(M>
K)個の入力電流を必要とし且つ(N−1)個の出力電
流を出力する第2の基準電流発生回路の(N−1)個の
出力電流から供給し、第2の基準電流発生回路のK個の
入力電流を、第1の基準電流発生回路の出力電流のうち
のK個から供給する。このことにより、1つの入力電流
を外部から入力するだけで、複数の電流入力を必要とす
る電流増幅回路から複数の出力電流を外部に出力するこ
とができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例による
カレントミラー回路を図面を参照しながら説明する。
【0044】図1は、本発明の第1実施例によるカレン
トミラー回路の構成を示す回路図である。図1におい
て、M1〜M5はNチャネルMOSトランジスタであ
り、NチャネルMOSトランジスタM1〜M5のゲート
長とゲート幅との比W/Lは等しくなっている。I1は
第1のカレントミラー入力電流、I2は第2のカレント
ミラー入力電流であり、第1のカレントミラー入力電流
I1の値と第2のカレントミラー入力電流I2の値とは
等しくなっている。D0は電圧降下デバイスであり、電
圧降下デバイスD0による電圧降下の値VD0を0から
NチャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vt
hの間に設定し、特に、電圧降下デバイスD0による電
圧降下の値VD0がNチャネルMOSトランジスタM1
のしきい値電圧Vthと等しいか又はしきい値電圧Vt
hに近くなるように設定することが望ましい。
【0045】NチャネルMOSトランジスタM1のドレ
イン端子は電圧降下デバイスD0を介して第1のカレン
トミラー入力電流I1の出力側に接続され、Nチャネル
MOSトランジスタM1のゲート端子は第1のカレント
ミラー入力電流I1の出力側に接続され、NチャネルM
OSトランジスタM1のソース端子は接地端子GNDに
接続されている。
【0046】NチャネルMOSトランジスタM2のドレ
イン端子及びゲート端子は第2のカレントミラー入力電
流I2の出力側に接続されている。NチャネルMOSト
ランジスタM3のドレイン端子はNチャネルMOSトラ
ンジスタM2のソース端子に接続され、NチャネルMO
SトランジスタM3のゲート端子は第1のカレントミラ
ー入力電流I1の出力側に接続され、NチャネルMOS
トランジスタM3のソース端子は接地端子GNDに接続
されている。
【0047】NチャネルMOSトランジスタM4のドレ
イン端子は出力端子に接続され、NチャネルMOSトラ
ンジスタM4のゲート端子は第2のカレントミラー入力
電流I2の出力側に接続されている。
【0048】NチャネルMOSトランジスタM5のドレ
イン端子はNチャネルMOSトランジスタM4のソース
端子に接続され、NチャネルMOSトランジスタM5の
ゲート端子は第1のカレントミラー入力電流I1の出力
側に接続され、NチャネルMOSトランジスタM5のソ
ース端子は接地端子GNDに接続されている。
【0049】すなわち、NチャネルMOSトランジスタ
M1のドレイン端子を電圧降下デバイスD0を介して第
1のカレントミラー入力電流I1の出力側に接続し、第
1のカレントミラー入力電流I1をNチャネルMOSト
ランジスタM1、M3、M5のゲート端子に供給し、第
2のカレントミラー入力電流I2をNチャネルMOSト
ランジスタM2、M4のゲート端子に供給することによ
り、NチャネルMOSトランジスタM4のドレインに出
力電流Ioを出力する。
【0050】次に、本発明の第1実施例によるカレント
ミラー回路の動作を説明する。なお、以下の説明では、
電圧降下デバイスD0による電圧降下の値VD0がNチ
ャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vthに
等しいものとする。
【0051】図1において、NチャネルMOSトランジ
スタM1のゲート電位(ノードの電位)は、Nチャネ
ルMOSトランジスタM1のゲート/ソース間電圧VG
S1に等しく、Vth+αである。従って、Nチャネル
MOSトランジスタM1のドレイン電位(ノードの電
位)は、ノードの電位よりもしきい値電圧Vthだけ
下がり、電圧αとなる。
【0052】NチャネルMOSトランジスタM3のゲー
ト電位は、NチャネルMOSトランジスタM1のゲート
電位と等しいので、NチャネルMOSトランジスタM3
のドレイン電位(ノードの電位)は、NチャネルMO
SトランジスタM1のドレイン電位と等しくなり、電圧
αとなる。
【0053】NチャネルMOSトランジスタM2のゲー
ト/ソース間電圧VGS2は、NチャネルMOSトラン
ジスタM1のゲート/ソース間電圧VGS1に等しく、
Vth+αである。従って、NチャネルMOSトランジ
スタM2のゲート電位(ノードの電位)は、VGS2
+α=Vth+2αとなる。
【0054】よって、NチャネルMOSトランジスタM
5のドレイン電位(ノードの電位)は電圧α、Nチャ
ネルMOSトランジスタM4のドレイン電位(ノード
の電位)は電圧2αとなり、飽和領域で動作する出力電
圧Voの最小値が2αとなる。
【0055】例えば、第1のカレントミラー入力電流I
1の大きさと第1のカレントミラー入力電流I1の大き
さとが基準電流Irefに等しく、電圧降下デバイスD
0による電圧降下の値VD0がNチャネルMOSトラン
ジスタM1のしきい値電圧Vthに等しい場合、出力電
圧Voと出力電流Ioとの関係は、図2に示すように、
電圧2α以下で出力電圧Voと出力電流Ioとは比例
し、電圧2α以上で出力電流Ioはほぼ一定となる。こ
のため、出力電圧Voが電圧2α以上の範囲で基準電流
Irefと等しい出力電流Ioを得ることができる。
【0056】なお、電圧降下デバイスD0による電圧降
下の値VD0がNチャネルMOSトランジスタM1のし
きい値電圧Vthより小さい場合、飽和領域で動作する
出力電圧Voの最小値は2α+Vth−VD0となる。
【0057】電圧降下デバイスD0による電圧降下の値
VD0がNチャネルMOSトランジスタM1のしきい値
電圧Vthより大きい場合、NチャネルMOSトランジ
スタM1は非飽和領域で動作し、カレントミラーの精度
が悪くなる。
【0058】以上説明したように、本発明の第1実施例
によるカレントミラー回路によれば、NチャネルMOS
トランジスタM4のゲート電位をVth+2αとするこ
とができ、飽和領域で動作する出力電圧Voの最小値を
2αとすることができる。
【0059】また、入力端子で必要な電圧が大きい方の
第1のカレントミラー入力電流I1の出力側でVth+
αとなり、図13のカスコード・カレントミラー回路よ
りしきい値電圧Vthだけ小さくすることができる。
【0060】さらに、Nチャネルカスコード・カレント
ミラーの出力とPチャネルカスコード・カレントミラー
の入力とを接続して電流の折り返しを行う場合に必要な
電圧は(Vth+2α)+(2α)となり、図13のカ
スコード・カレントミラーと比べて必要な電圧を2Vt
h分だけ少なくすることができる。
【0061】さらにまた、電圧降下デバイスD0による
電圧降下の値VD0をNチャネルMOSトランジスタM
1のしきい値電圧Vth以下とすることにより、Nチャ
ネルMOSトランジスタM2、M4のしきい値電圧がN
チャネルMOSトランジスタM3、M5のしきい値電圧
より大きい場合においても、飽和領域で動作させること
ができる。
【0062】次に、本発明の第2実施例によるカレント
ミラー回路を図面を参照しながら説明する。本発明の第
2実施例によるカレントミラー回路は、図1の電圧降下
デバイスD0にNチャネルMOSトランジスタM0を用
いたものである。
【0063】図3は、本発明の第2実施例によるカレン
トミラー回路の構成を示す回路図である。図3におい
て、M0〜M5はNチャネルMOSトランジスタであ
り、I1は第1のカレントミラー入力電流、I2は第2
のカレントミラー入力電流である。
【0064】ここで、第1のカレントミラー入力電流I
1の値とNチャネルMOSトランジスタM1のゲート長
とゲート幅との比W1/L1との割合が、第2のカレン
トミラー入力電流I2の値とNチャネルMOSトランジ
スタM3のゲート長とゲート幅との比W3/L3との割
合と等しくなるように設定する。
【0065】NチャネルMOSトランジスタM3のゲー
ト長とゲート幅との比W3/L3とNチャネルMOSト
ランジスタM5のゲート長とゲート幅との比W5/L5
との割合が、NチャネルMOSトランジスタM2のゲー
ト長とゲート幅との比W2/L2とNチャネルMOSト
ランジスタM4のゲート長とゲート幅との比W4/L4
との割合と等しくなるように設定する。
【0066】すなわち、 I1:(W1/L1)=I2:(W3/L3) (W3/L3):(W5/L5)=(W2/L2):(W4/L4) となるようにする。
【0067】NチャネルMOSトランジスタM0のドレ
イン/ソース間電圧VDS0の値がNチャネルMOSト
ランジスタM1のしきい値電圧Vth以下になるように
NチャネルMOSトランジスタM0のゲート長とゲート
幅との比W0/L0を設定する。特に、NチャネルMO
SトランジスタM0のドレイン/ソース間電圧VDS0
の値がNチャネルMOSトランジスタM1のしきい値電
圧Vthと等しいか又はしきい値電圧Vthに近くなる
ように設定することが望ましい。
【0068】このことにより、NチャネルMOSトラン
ジスタM0〜M5を飽和領域で動作させながら、Nチャ
ネルMOSトランジスタM0のドレイン/ソース間電圧
VDS0の値だけ、NチャネルMOSトランジスタM1
のドレイン電位(ノードの電位)を下げることがで
き、精度の高い電流を低電圧で出力できる。
【0069】NチャネルMOSトランジスタM1のドレ
イン電位が、NチャネルMOSトランジスタM0のドレ
イン/ソース間電圧VDS0の値だけ下がることによ
り、NチャネルMOSトランジスタM3のドレイン電位
(ノードの電位)がNチャネルMOSトランジスタM
0のドレイン/ソース間電圧VDS0の値だけ下がり、
且つNチャネルMOSトランジスタM5のドレイン電位
(ノードの電位)がNチャネルMOSトランジスタM
0のドレイン/ソース間電圧VDS0の値だけ下がる。
このため、飽和領域で動作する出力電圧Voの最小値が
NチャネルMOSトランジスタM0のドレイン/ソース
間電圧VDS0の値だけ下がる。
【0070】例えば、第1のカレントミラー入力電流I
1の大きさと第2のカレントミラー入力電流I2の大き
さとが基準電流Irefに等しく、NチャネルMOSト
ランジスタM0のドレイン/ソース間電圧VDS0の値
がNチャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧V
thに等しく、NチャネルMOSトランジスタM1のゲ
ート長L1とNチャネルMOSトランジスタM2のゲー
ト長L2とNチャネルMOSトランジスタM3のゲート
長L3とNチャネルMOSトランジスタM4のゲート長
L4とNチャネルMOSトランジスタM5のゲート長L
5とが等しくNチャネルMOSトランジスタM1のゲー
ト幅W1とNチャネルMOSトランジスタM2のゲート
幅W2とNチャネルMOSトランジスタM3のゲート幅
W3とNチャネルMOSトランジスタM4のゲート幅W
4とNチャネルMOSトランジスタM5のゲート幅W5
とが等しいとする。
【0071】この場合、出力電圧Voと出力電流Ioと
の関係は、図2に示すようになり、出力電圧Voが電圧
2α以上の範囲で基準電流Irefと等しい出力電流I
oを得ることができる。
【0072】以上説明したように、本発明の第2実施例
によるカレントミラー回路によれば、NチャネルMOS
トランジスタM0のドレイン/ソース間電圧VDS0の
値をNチャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧
Vthと等しくすることにより、NチャネルMOSトラ
ンジスタM4のゲート電位をVth+2αとすることが
でき、飽和領域で動作する出力電圧Voの最小値を2α
とすることができる。
【0073】また、入力端子で必要な電圧が大きい方の
第1のカレントミラー入力電流I1の出力側でVth+
αとなり、図13のカスコード・カレントミラー回路よ
りしきい値電圧Vthだけ小さくすることができる。
【0074】さらに、本実施例をCMOS回路に適用し
た場合、Nチャネルカスコード・カレントミラーの出力
とPチャネルカスコード・カレントミラーの入力とを接
続して電流の折り返しを行う際に必要な電圧は(Vth
+2α)+(2α)となり、図13のカスコード・カレ
ントミラーと比べて必要な電圧を2Vth分だけ少なく
することができる。
【0075】さらにまた、NチャネルMOSトランジス
タM0のドレイン/ソース間電圧VDS0の値をNチャ
ネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vth以下
とすることにより、NチャネルMOSトランジスタM
2、M4のしきい値電圧がNチャネルMOSトランジス
タM3、M5のしきい値電圧より大きい場合において
も、飽和領域で動作させることができる。
【0076】なお、NチャネルMOSトランジスタM0
のドレイン/ソース間電圧VDS0の値を、Nチャネル
MOSトランジスタM1のしきい値電圧Vth以下とす
るには、例えば、NチャネルMOSトランジスタM0の
ゲート長とゲート幅との比W0/L0をNチャネルMO
SトランジスタM1のゲート長とゲート幅との比W1/
L1より大きく設定する。
【0077】次に、本発明の第3実施例によるカレント
ミラー回路を図面を参照しながら説明する。 図4は、
本発明の第3実施例によるカレントミラー回路の構成を
示す回路図である。
【0078】図4において、M1〜M5はNチャネルM
OSトランジスタであり、I1は第1のカレントミラー
入力電流、I2は第2のカレントミラー入力電流であ
る。図4に示した本発明の第3実施例によるカレントミ
ラー回路は、図1の電圧降下デバイスD0に抵抗素子R
0を用いたものである。
【0079】ここで、第1のカレントミラー入力電流I
1の値とNチャネルMOSトランジスタM1のゲート長
とゲート幅との比W1/L1との割合が、第2のカレン
トミラー入力電流I2の値とNチャネルMOSトランジ
スタM3のゲート長とゲート幅との比W3/L3との割
合と等しくなるように設定する。
【0080】NチャネルMOSトランジスタM3のゲー
ト長とゲート幅との比W3/L3とNチャネルMOSト
ランジスタM5のゲート長とゲート幅との比W5/L5
との割合が、NチャネルMOSトランジスタM2のゲー
ト長とゲート幅との比W2/L2とNチャネルMOSト
ランジスタM4のゲート長とゲート幅との比W4/L4
との割合と等しくなるように設定する。
【0081】抵抗素子R0の端子間電圧VR0の値がN
チャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vth
以下になるように抵抗素子R0の抵抗値を設定する。特
に、抵抗素子R0の端子間電圧VR0の値が、Nチャネ
ルMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vthと等し
いか又はしきい値電圧Vthに近くなるように設定する
ことが望ましい。
【0082】このことにより、抵抗素子R0の端子間電
圧VR0の値だけ、NチャネルMOSトランジスタM1
のドレイン電位(ノードの電位)が下がる。Nチャネ
ルMOSトランジスタM1のドレイン電位が、抵抗素子
R0の端子間電圧VR0の値だけ下がることにより、N
チャネルMOSトランジスタM3のドレイン電位(ノー
ドの電位)が抵抗素子R0の端子間電圧VR0の値だ
け下がり、且つNチャネルMOSトランジスタM5のド
レイン電位(ノードの電位)が抵抗素子R0の端子間
電圧VR0の値だけ下がる。このため、飽和領域で動作
する出力電圧Voの最小値が抵抗素子R0の端子間電圧
VR0の値だけ下がる。
【0083】例えば、第1のカレントミラー入力電流I
1の大きさと第2のカレントミラー入力電流I2の大き
さとが基準電流Irefに等しく、抵抗素子R0の端子
間電圧VR0の値がNチャネルMOSトランジスタM1
のしきい値電圧Vthに等しく、NチャネルMOSトラ
ンジスタM1のゲート長L1とNチャネルMOSトラン
ジスタM2のゲート長L2とNチャネルMOSトランジ
スタM3のゲート長L3とNチャネルMOSトランジス
タM4のゲート長L4とNチャネルMOSトランジスタ
M5のゲート長L5とが等しくNチャネルMOSトラン
ジスタM1のゲート幅W1とNチャネルMOSトランジ
スタM2のゲート幅W2とNチャネルMOSトランジス
タM3のゲート幅W3とNチャネルMOSトランジスタ
M4のゲート幅W4とNチャネルMOSトランジスタM
5のゲート幅W5とが等しいとする。
【0084】この場合、出力電圧Voと出力電流Ioと
の関係は、図2に示すようになり、出力電圧Voが電圧
2α以上の範囲で基準電流Irefと等しい出力電流I
oを得ることができる。
【0085】以上説明したように、本発明の第3実施例
によるカレントミラー回路によれば、抵抗素子R0の端
子間電圧VR0の値をNチャネルMOSトランジスタM
1のしきい値電圧Vthと等しくすることにより、Nチ
ャネルMOSトランジスタM4のゲート電位をVth+
2αとすることができ、飽和領域で動作する出力電圧V
oの最小値を2αとすることができる。
【0086】また、入力端子で必要な電圧が大きい方の
第1のカレントミラー入力電流I1の出力側でVth+
αとなり、図13のカスコード・カレントミラー回路よ
りしきい値電圧Vthだけ小さくすることができる。
【0087】さらに、Nチャネルカスコード・カレント
ミラーの出力とPチャネルカスコード・カレントミラー
の入力とを接続して電流の折り返しを行う場合に必要な
電圧は(Vth+2α)+(2α)となり、図13のカ
スコード・カレントミラーと比べて必要な電圧を2Vt
h分だけ少なくすることができる。
【0088】さらにまた、抵抗素子R0の端子間電圧V
R0の値をNチャネルMOSトランジスタM1のしきい
値電圧Vth以下とすることにより、NチャネルMOS
トランジスタM2、M4のしきい値電圧がNチャネルM
OSトランジスタM3、M5のしきい値電圧より大きい
場合においても、飽和領域で動作させることができる。
【0089】次に、本発明の第4実施例によるカレント
ミラー回路を図面を参照しながら説明する。図5は、本
発明の第4実施例によるカレントミラー回路の構成を示
す回路図である。
【0090】図5において、M1〜M5はNチャネルM
OSトランジスタであり、I1は第1のカレントミラー
入力電流、I2は第2のカレントミラー入力電流であ
る。図5に示した本発明の第4実施例によるカレントミ
ラー回路は、図1の電圧降下デバイスD0にダイオード
D1を用いたものである。
【0091】ここで、第1のカレントミラー入力電流I
1の値とNチャネルMOSトランジスタM1のゲート長
とゲート幅との比W1/L1との割合が、第2のカレン
トミラー入力電流I2の値とNチャネルMOSトランジ
スタM3のゲート長とゲート幅との比W3/L3との割
合と等しくなるように設定する。
【0092】NチャネルMOSトランジスタM3のゲー
ト長とゲート幅との比W3/L3とNチャネルMOSト
ランジスタM5のゲート長とゲート幅との比W5/L5
との割合が、NチャネルMOSトランジスタM2のゲー
ト長とゲート幅との比W2/L2とNチャネルMOSト
ランジスタM4のゲート長とゲート幅との比W4/L4
との割合と等しくなるように設定する。
【0093】ダイオードD1の端子間電圧VD1の値が
NチャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vt
h以下になるようにダイオードD1の種類を選択する。
特に、ダイオードD1の端子間電圧VD1の値が、Nチ
ャネルMOSトランジスタM1のしきい値電圧Vthと
等しいか又はしきい値電圧Vthに近くなるようにダイ
オードD1を選択することが望ましい。
【0094】このことにより、ダイオードD1の端子間
電圧VD1の値だけ、NチャネルMOSトランジスタM
1のドレイン電位(ノードの電位)が下がる。Nチャ
ネルMOSトランジスタM1のドレイン電位が、ダイオ
ードD1の端子間電圧VD1の値だけ下がることによ
り、NチャネルMOSトランジスタM3のドレイン電位
(ノードの電位)がダイオードD1の端子間電圧VD
1の値だけ下がり、且つNチャネルMOSトランジスタ
M5のドレイン電位(ノードの電位)がダイオードD
1の端子間電圧VD1の値だけ下がる。このため、飽和
領域で動作する出力電圧Voの最小値がダイオードD1
の端子間電圧の値だけ下がる。
【0095】例えば、第1のカレントミラー入力電流I
1の大きさと第2のカレントミラー入力電流I2の大き
さとが基準電流Irefに等しく、ダイオードD1の端
子間電圧VD1の値がNチャネルMOSトランジスタM
1のしきい値電圧Vthに等しく、NチャネルMOSト
ランジスタM1のゲート長L1とNチャネルMOSトラ
ンジスタM2のゲート長L2とNチャネルMOSトラン
ジスタM3のゲート長L3とNチャネルMOSトランジ
スタM4のゲート長L4とNチャネルMOSトランジス
タM5のゲート長L5とが等しくNチャネルMOSトラ
ンジスタM1のゲート幅W1とNチャネルMOSトラン
ジスタM2のゲート幅W2とNチャネルMOSトランジ
スタM3のゲート幅W3とNチャネルMOSトランジス
タM4のゲート幅W4とNチャネルMOSトランジスタ
M5のゲート幅W5とが等しいとする。
【0096】この場合、出力電圧Voと出力電流Ioと
の関係は、図2に示すようになり、出力電圧Voが電圧
2α以上の範囲で基準電流Irefと等しい出力電流I
oを得ることができる。
【0097】以上説明したように、本発明の第4実施例
によるカレントミラー回路によれば、ダイオードD1の
端子間電圧VD1の値をNチャネルMOSトランジスタ
M1のしきい値電圧Vthと等しくすることにより、N
チャネルMOSトランジスタM4のゲート電位をVth
+2αとすることができ、飽和領域で動作する出力電圧
Voの最小値を2αとすることができる。
【0098】また、入力端子で必要な電圧が大きい方の
第1のカレントミラー入力電流I1の出力側でVth+
αとなり、図13のカスコード・カレントミラー回路よ
りしきい値電圧Vthだけ小さくすることができる。
【0099】さらに、Nチャネルカスコード・カレント
ミラーの出力とPチャネルカスコード・カレントミラー
の入力とを接続して電流の折り返しを行う場合に必要な
電圧は(Vth+2α)+(2α)となり、図13のカ
スコード・カレントミラーと比べて必要な電圧を2Vt
h分だけ少なくすることができる。
【0100】さらにまた、ダイオードD1の端子間電圧
VD1の値をNチャネルMOSトランジスタM1のしき
い値電圧Vth以下とすることにより、NチャネルMO
SトランジスタM2、M4のしきい値電圧がNチャネル
MOSトランジスタM3、M5のしきい値電圧より大き
い場合においても、飽和領域で動作させることができ
る。
【0101】次に、本発明の第5実施例の基準電流発生
回路を図面を参照しながら説明する。この本発明の第5
実施例の基準電流発生回路は、2つの入力電流を必要と
する第1のカレントミラー回路の入力電流の1つを、第
2のカレントミラー回路で発生させるようにしたもので
ある。
【0102】図6は、本発明の第5実施例の基準電流発
生回路の構成を示す回路図である。図6において、カレ
ントミラー回路1はPチャネルトランジスタで構成さ
れ、2つの入力端子IN1、IN2とN個の出力端子O
UT1〜OUTNとを有している。また、カレントミラ
ー回路2はNチャネルトランジスタで構成され、2つの
入力端子IN11、IN12と1つの出力端子OUTと
を有している。
【0103】カレントミラー回路1の入力端子IN2は
カレントミラー回路2の出力端子OUTに接続され、カ
レントミラー回路1の出力端子OUT1はカレントミラ
ー回路2の入力端子IN11に接続され、カレントミラ
ー回路1の出力端子OUT2はカレントミラー回路2の
入力端子IN12に接続されている。
【0104】カレントミラー回路1の入力端子IN2、
出力端子OUT1及びOUT2のカレントミラー比とカ
レントミラー回路2の出力端子OUT、入力端子IN1
1及び入力端子IN12のカレントミラー比とを同じ値
に設定する。
【0105】次に、本発明の第5実施例の基準電流発生
回路の動作を説明する。図6において、カレントミラー
回路1の入力端子IN1に外部から入力電流I1を供給
することにより、カレントミラー回路2の出力端子OU
Tからカレントミラー回路1の入力端子IN2に入力電
流I2が供給され、カレントミラー回路2の入力端子I
N11にカレントミラー回路1の出力端子OUT1から
入力電流I3が供給され、カレントミラー回路2の入力
端子IN12にカレントミラー回路1の出力端子OUT
2から入力電流I4が供給される。
【0106】このことにより、1つの入力電流I1を外
部から供給することにより、カレントミラー回路1の出
力端子OUT3〜OUTNから複数の出力電流Io1〜
Io(n−2)を外部に出力することができる。
【0107】以上説明したように、本発明の第5実施例
の基準電流発生回路によれば、2入力のカレントミラー
回路1と2入力のカレントミラー回路2とを使用し、カ
レントミラー回路1の入力電流I2をカレントミラー回
路2によるフィードバックで発生させている。また、カ
レントミラー回路2の2つの入力電流は、カレントミラ
ー回路1からの出力電流I3、I4、Io1〜Io(n
−2)のうちの一部の電流I3、I4により発生させて
いる。このため、1つの入力電流I1を外部から供給す
ることにより、カレントミラー回路1及びカレントミラ
ー回路2の精度に応じた複数の出力電流Io1〜Io
(n−2)を外部に出力することができる。
【0108】特に、低い電源電圧で高精度の基準電圧を
複数得ることが困難だったICやLSIに用いると効果
は大きいものになる。また、図1のカレントミラー回路
や図15のコンパウンドカレントミラー回路など、入力
トランジスタの大きさの比に応じた比で精度の高い複数
の入力電流を供給することが必要な回路の電流源として
使用することにより、図1のカレントミラー回路や図1
5のコンパウンドカレントミラー回路を高精度で動作さ
せることができる。
【0109】次に、本発明の第6実施例の基準電流発生
回路を図面を参照しながら説明する。この本発明の第6
実施例の基準電流発生回路は、図6のカレントミラー回
路1としてPチャネルMOSトランジスタで構成した図
3の電流増幅回路を使用し、図6のカレントミラー回路
2としてNチャネルMOSトランジスタで構成した図3
の電流増幅回路を使用したものである。
【0110】図7は、本発明の第6実施例の基準電流発
生回路の構成を示す回路図である。図7において、カレ
ントミラー回路1はPチャネルMOSトランジスタM1
0〜M21で構成され、2つの入力端子IN1、IN2
とN個の出力端子OUT1〜OUTNを有している。
【0111】ここで、入力端子IN1はPチャネルMO
SトランジスタM13のドレインに接続され、入力端子
IN2はPチャネルMOSトランジスタM11のドレイ
ンに接続され、出力端子OUT1はPチャネルMOSト
ランジスタM15のドレインに接続され、出力端子OU
T2はPチャネルMOSトランジスタM17のドレイン
に接続され、出力端子OUT3はPチャネルMOSトラ
ンジスタM19のドレインに接続され、出力端子OUT
NはPチャネルMOSトランジスタM21のドレインに
接続されている。
【0112】PチャネルMOSトランジスタM10、M
12、M14、M16、M18、M20のソース端子は
電圧VDの出力端子に接続され、PチャネルMOSトラ
ンジスタM10、M12、M14、M16、M18、M
20のドレイン端子はそれぞれ、PチャネルMOSトラ
ンジスタM11、M13、M15、M17、M19、M
21のソース端子と接続されている。
【0113】PチャネルMOSトランジスタM11のゲ
ート端子はPチャネルMOSトランジスタM11のドレ
イン端子と接続され、PチャネルMOSトランジスタM
11は電圧降下デバイスとして機能する。
【0114】PチャネルMOSトランジスタM10、M
12、M14、M16、M18、M20のゲート端子は
入力端子IN2に接続されてカレントミラーを構成し、
PチャネルMOSトランジスタM13、M15、M1
7、M19、M21のゲート端子は入力端子IN1に接
続されてカレントミラーを構成している。
【0115】カレントミラー回路2はNチャネルMOS
トランジスタM22〜M27で構成され、2つの入力端
子IN11、IN12と1つの出力端子OUTを有して
いる。
【0116】ここで、入力端子IN11はNチャネルM
OSトランジスタM24のドレインに接続され、入力端
子IN12はNチャネルMOSトランジスタM26のド
レインに接続され、出力端子OUTはNチャネルMOS
トランジスタM22のドレインに接続されている。
【0117】NチャネルMOSトランジスタM23、M
25、M27のソース端子は接地端子GNDに接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタM22、M24、M
26のソース端子はそれぞれ、NチャネルMOSトラン
ジスタM23、M25、M27のドレイン端子と接続さ
れている。
【0118】NチャネルMOSトランジスタM26のゲ
ート端子はNチャネルMOSトランジスタM26のドレ
イン端子と接続され、NチャネルMOSトランジスタM
26は電圧降下デバイスとして機能する。
【0119】NチャネルMOSトランジスタM22、M
24のゲート端子は入力端子IN11に接続されてカレ
ントミラーを構成し、NチャネルMOSトランジスタM
23、M25、M27のゲート端子は入力端子IN12
に接続されてカレントミラーを構成している。
【0120】カレントミラー回路1の入力端子IN2は
カレントミラー回路2の出力端子OUTに接続され、カ
レントミラー回路1の出力端子OUT1はカレントミラ
ー回路2の入力端子IN11に接続され、カレントミラ
ー回路1の出力端子OUT2はカレントミラー回路2の
入力端子IN12に接続されている。
【0121】カレントミラー回路1の入力端子IN2、
出力端子OUT1及びOUT2のカレントミラー比とカ
レントミラー回路2の出力端子OUT、入力端子IN1
1及び入力端子IN12のカレントミラー比とを同じ値
に設定する。
【0122】次に、本発明の第6実施例の基準電流発生
回路の動作を説明する。図7において、カレントミラー
回路1の入力端子IN1に外部から入力電流I1を供給
することにより、カレントミラー回路2の出力端子OU
Tからカレントミラー回路1の入力端子IN2に入力電
流I2が供給され、カレントミラー回路2の入力端子I
N11にカレントミラー回路1の出力端子OUT1から
入力電流I3が供給され、カレントミラー回路2の入力
端子IN12にカレントミラー回路1の出力端子OUT
2から入力電流I4が供給される。
【0123】すなわち、カレントミラー回路1の2つの
入力電流I1、I2のうちの1つの入力電流I2は、カ
レントミラー回路2の出力端子OUTから供給され、カ
レントミラー回路2の2つの入力電流I3、I4は、カ
レントミラー回路1の出力端子OUT1、OUT2から
供給される。
【0124】このことにより、1つの入力電流I1を外
部から供給するだけで、2入力のカレントミラー回路1
及びカレントミラー回路2を動作させることができ、カ
レントミラー回路1の出力端子OUT3〜OUTNから
複数の出力電流Io1〜Io(n−2)を外部に出力す
ることができる。
【0125】なお、上述した実施例では、カレントミラ
ー回路2からの入力電流I2をカレントミラー回路1の
入力端子IN2に供給する場合について説明したが、カ
レントミラー回路2からの入力電流I2をカレントミラ
ー回路1の入力端子IN1に供給するようにしてもよ
い。
【0126】また、カレントミラー回路1及びカレント
ミラー回路2として図3の電流増幅回路を使用した例に
ついて示したが、図4又は図5の電流増幅回路を使用す
るようにしてもよい。
【0127】さらに、カレントミラー回路1及びカレン
トミラー回路2として図15のコンパウンドカレントミ
ラー回路を使用するようにしてもよい。さらにまた、カ
レントミラー回路1にNチャネルMOSトランジスタを
使用し、カレントミラー回路2にPチャネルMOSトラ
ンジスタを使用するようにしてもよい。
【0128】以上説明したように、本発明の第6実施例
の基準電流発生回路によれば、2入力のカレントミラー
回路1と2入力のカレントミラー回路2とを使用し、カ
レントミラー回路1の入力電流I2をカレントミラー回
路2によるフィードバックで発生させているので、1つ
の入力電流I1を外部から供給することにより、カレン
トミラー回路1及びカレントミラー回路2の精度に応じ
た複数の出力電流Io1〜Io(n−2)を外部に出力
することができる。
【0129】次に、本発明の第7実施例の基準電流発生
回路を図面を参照しながら説明する。この本発明の第7
実施例の基準電流発生回路は、図7の基準電流発生回路
の入力電流I1を電圧/電流変換回路により生成する例
を示したものである。
【0130】図8は、本発明の第7実施例の基準電流発
生回路の構成を示す回路図である。図8において、カレ
ントミラー回路1及びカレントミラー回路2はそれぞ
れ、図7のカレントミラー回路1及びカレントミラー回
路2と同一である。
【0131】電圧/電流変換回路3は、オペアンプOP
1、NチャネルMOSトランジスタM28及び抵抗RR
EF1で構成され、オペアンプOP1の出力端子はNチ
ャネルMOSトランジスタM28のゲート端子に接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタM28のソース端子
はオペアンプOP1の逆相入力端子に接続されるととも
に、抵抗RREF1を介して接地端子GNDに接続され
ている。
【0132】NチャネルMOSトランジスタM28のド
レイン端子はカレントミラー回路1の入力端子IN1に
接続されている。このため、オペアンプOP1の正相入
力に基準電圧VREFを入力することにより、抵抗RR
EF1に基準電圧VREFを与え、基準電流Iref=
VREF/RREF1をNチャネルMOSトランジスタ
M28のドレインに発生させることができるので、カレ
ントミラー回路1の入力端子IN1に基準電流Iref
を供給することができる。
【0133】次に、本発明の第7実施例の基準電流発生
回路の動作を説明する。図8において、カレントミラー
回路1の入力端子IN1に電圧/電流変換回路3から基
準電流Irefが供給され、カレントミラー回路1の入
力端子IN2にカレントミラー回路2の出力端子OUT
から入力電流I2が供給され、カレントミラー回路2の
入力端子IN11にカレントミラー回路1の出力端子O
UT1から入力電流I3が供給され、カレントミラー回
路2の入力端子IN12にカレントミラー回路1の出力
端子OUT2から入力電流I4が供給される。
【0134】すなわち、カレントミラー回路1の2つの
入力電流I1、I2のうちの1つの入力電流I2は、カ
レントミラー回路2の出力端子OUTから供給され、カ
レントミラー回路2の2つの入力電流I3、I4は、カ
レントミラー回路1の出力端子OUT1、OUT2から
供給される。
【0135】このことにより、電圧/電流変換回路3に
基準電圧VREFを与えるだけで、2入力のカレントミ
ラー回路1及びカレントミラー回路2を動作させること
ができ、カレントミラー回路1の出力端子OUT3〜O
UTNから複数の出力電流Io1〜Io(n−2)を外
部に出力することができる。
【0136】なお、上述した実施例では、カレントミラ
ー回路2からの入力電流I2をカレントミラー回路1の
入力端子IN2に供給する場合について説明したが、カ
レントミラー回路2からの入力電流I2をカレントミラ
ー回路1の入力端子IN1に供給するようにしてもよ
い。
【0137】また、カレントミラー回路1及びカレント
ミラー回路2として図3の電流増幅回路を使用した例に
ついて示したが、図4又は図5の電流増幅回路を使用す
るようにしてもよい。
【0138】さらに、カレントミラー回路1にNチャネ
ルMOSトランジスタを使用し、カレントミラー回路2
にPチャネルMOSトランジスタを使用するようにして
もよい。その場合は、M28はPチャネルMOSトラン
ジスタ、GNDはVDとなる。
【0139】以上説明したように、本発明の第7実施例
の基準電流発生回路によれば、2入力のカレントミラー
回路1と2入力のカレントミラー回路2とを使用し、カ
レントミラー回路1の入力電流I2をカレントミラー回
路2によるフィードバックで発生させている。また、カ
レントミラー回路1の入力端子IN1に電圧/電流変換
回路3からの基準電流Irefを供給する。このことに
より、電圧/電流変換回路3に基準電圧VREFを与え
るだけで、カレントミラー回路1及びカレントミラー回
路2の精度に応じた複数の出力電流Io1〜Io(n−
2)を外部に出力することができる。
【0140】次に、本発明の第8実施例の基準電流発生
回路を図面を参照しながら説明する。この本発明の第8
実施例の基準電流発生回路は、図8の基準電流発生回路
のカレントミラー回路1及びカレントミラー回路2に図
15のコンパウンドカレントミラー回路を使用する例を
示したものである。
【0141】図9は、本発明の第8実施例の基準電流発
生回路の構成を示す回路図である。図9において、コン
パウンドカレントミラー回路4はPチャネルMOSトラ
ンジスタM30〜M42で構成され、2つの入力端子I
N1、IN2とN個の出力端子OUT1〜OUTNとを
有している。
【0142】ここで、入力端子IN1はPチャネルMO
SトランジスタM32のドレインに接続され、入力端子
IN2はPチャネルMOSトランジスタM30のドレイ
ンに接続され、出力端子OUT1はPチャネルMOSト
ランジスタM34のドレインに接続され、出力端子OU
T2はPチャネルMOSトランジスタM36のドレイン
に接続され、出力端子OUT3はPチャネルMOSトラ
ンジスタM38のドレインに接続され、出力端子OUT
4はPチャネルMOSトランジスタM40のドレインに
接続され、出力端子OUTNはPチャネルMOSトラン
ジスタM42のドレインに接続されている。
【0143】PチャネルMOSトランジスタM30、M
31、M33、M35、M37、M39、M41のソー
ス端子は電圧VREF0の出力端子に接続され、Pチャ
ネルMOSトランジスタM31、M33、M35、M3
7、M39、M41のドレイン端子はそれぞれ、Pチャ
ネルMOSトランジスタM32、M34、M36、M3
8、M40、M42のソース端子と接続されている。
【0144】PチャネルMOSトランジスタM30のゲ
ート端子は、PチャネルMOSトランジスタM30のド
レイン端子と接続されている。PチャネルMOSトラン
ジスタM31、M33、M35、M37、M39、M4
1のゲート端子は入力端子IN1に接続されてカレント
ミラーを構成し、PチャネルMOSトランジスタM3
2、M34、M36、M38、M40、M42のゲート
端子は入力端子IN2に接続されてカレントミラーを構
成している。
【0145】コンパウンドカレントミラー回路5はNチ
ャネルMOSトランジスタM43〜M47で構成され、
2つの入力端子IN11、IN12と1つの出力端子O
UTとを有している。
【0146】ここで、入力端子IN11はNチャネルM
OSトランジスタM45のドレインに接続され、入力端
子IN12はNチャネルMOSトランジスタM47のド
レインに接続され、出力端子OUTはNチャネルMOS
トランジスタM43のドレインに接続されている。
【0147】NチャネルMOSトランジスタM44、M
46、M47のソース端子は電圧VREF2の出力端子
に接続され、NチャネルMOSトランジスタM43、M
45のソース端子はそれぞれ、NチャネルMOSトラン
ジスタM44、M46のドレイン端子と接続されてい
る。
【0148】NチャネルMOSトランジスタM47のゲ
ート端子はNチャネルMOSトランジスタM47のドレ
イン端子と接続されている。NチャネルMOSトランジ
スタM44、M46のゲート端子は入力端子IN11に
接続されてカレントミラーを構成し、NチャネルMOS
トランジスタM43、M45、M47のゲート端子は入
力端子IN12に接続されてカレントミラーを構成して
いる。
【0149】PチャネルMOSトランジスタM30のゲ
ート長とゲート幅の比はPチャネルMOSトランジスタ
M31〜M42のゲート長とゲート幅の比W/Lの1/
4に設定され、NチャネルMOSトランジスタM47の
ゲート長とゲート幅の比はNチャネルMOSトランジス
タM43〜M46のゲート長とゲート幅の比W/Lの1
/4に設定されている。
【0150】コンパウンドカレントミラー回路4の入力
端子IN1はNチャネルMOSトランジスタM48のド
レインに接続され、コンパウンドカレントミラー回路4
の入力端子IN2はコンパウンドカレントミラー回路5
の出力端子OUTに接続され、コンパウンドカレントミ
ラー回路4の出力端子OUT1はコンパウンドカレント
ミラー回路5の入力端子IN11に接続され、コンパウ
ンドカレントミラー回路4の出力端子OUT2はコンパ
ウンドカレントミラー回路5の入力端子IN12に接続
されている。
【0151】コンパウンドカレントミラー回路4の入力
端子IN2、出力端子OUT1及びOUT2のカレント
ミラー比とコンパウンドカレントミラー回路5の出力端
子OUT、入力端子IN1及び入力端子IN2のカレン
トミラー比とを同じ値に設定する。
【0152】電圧/電流変換回路6は、オペアンプOP
2、NチャネルMOSトランジスタM48及び抵抗RR
EF2で構成され、オペアンプOP2の出力端子はNチ
ャネルMOSトランジスタM48のゲート端子に接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタM48のソース端子
はオペアンプOP2の逆相入力端子に接続されるととも
に、抵抗RREF2を介して電圧VREF3の出力端子
に接続されている。
【0153】NチャネルMOSトランジスタM48のド
レイン端子はカレントミラー回路4の入力端子IN1に
接続されている。このため、オペアンプOP2の正相入
力に基準電圧VREF1を入力することにより、抵抗R
REF2に基準電圧VREF1を与え、基準電流Ire
f=VREF1/RREF2をNチャネルMOSトラン
ジスタM48のドレインに発生させることができるの
で、カレントミラー回路4の入力端子IN1に基準電流
Irefを供給することができる。
【0154】次に、本発明の第8実施例の基準電流発生
回路の動作を説明する。図9において、コンパウンドカ
レントミラー回路4の入力端子IN1に電圧/電流変換
回路6から基準電流Irefが供給され、コンパウンド
カレントミラー回路4の入力端子IN2にコンパウンド
カレントミラー回路5の出力端子OUTから入力電流I
2が供給され、コンパウンドカレントミラー回路5の入
力端子IN11にコンパウンドカレントミラー回路4の
出力端子OUT1から入力電流I3が供給され、コンパ
ウンドカレントミラー回路5の入力端子IN12にコン
パウンドカレントミラー回路4の出力端子OUT2から
入力電流I4が供給される。
【0155】すなわち、コンパウンドカレントミラー回
路4の2つの入力電流I1、I2のうちの1つの入力電
流I2は、コンパウンドカレントミラー回路5の出力端
子OUTから供給され、コンパウンドカレントミラー回
路5の2つの入力電流I3、I4は、コンパウンドカレ
ントミラー回路4の出力端子OUT1、OUT2から供
給される。
【0156】このことにより、電圧/電流変換回路6か
ら基準電圧VREF1を与えるだけで、2入力のコンパ
ウンドカレントミラー回路4及びコンパウンドカレント
ミラー回路5を動作させることができ、コンパウンドカ
レントミラー回路4の出力端子OUT3〜OUTNから
複数の出力電流Io1〜Io(n−2)を外部に出力す
ることができる。
【0157】なお、上述した実施例では、コンパウンド
カレントミラー回路5からの入力電流I2をコンパウン
ドカレントミラー回路4の入力端子IN2に供給する場
合について説明したが、コンパウンドカレントミラー回
路5からの入力電流I2をコンパウンドカレントミラー
回路4の入力端子IN1に供給するようにしてもよい。
【0158】さらに、コンパウンドカレントミラー回路
4にNチャネルMOSトランジスタを使用し、コンパウ
ンドカレントミラー回路5にPチャネルMOSトランジ
スタを使用するようにしてもよい。その場合、M48は
PチャネルMOSトランジスタとなる。
【0159】以上説明したように、本発明の第8実施例
の基準電流発生回路によれば、2入力のコンパウンドカ
レントミラー回路4と2入力のコンパウンドカレントミ
ラー回路5とを使用し、コンパウンドカレントミラー回
路4の入力電流I2をコンパウンドカレントミラー回路
5によるフィードバックで発生させている。また、コン
パウンドカレントミラー回路4の入力端子IN1に電圧
/電流変換回路3からの基準電流Irefを供給する。
このことにより、コンパウンドカレントミラー回路4及
びコンパウンドカレントミラー回路5の精度に応じた複
数の出力電流Io1〜Io(n−2)を外部に出力する
ことができる。
【0160】次に、本発明の第9実施例の電圧/電流変
換回路を図面を参照しながら説明する。この本発明の第
9実施例の電圧/電流変換回路は、1つの基準電圧から
2つの等しい基準電流を発生させるようにしたものであ
る。
【0161】図10は、本発明の第9実施例の電圧/電
流変換回路の構成を示す回路図である。図10におい
て、OP3、OP4はオペアンプであり、M50、M5
1はNチャネルMOSトランジスタであり、R1は抵抗
である。
【0162】NチャネルMOSトランジスタM50のド
レインは第1の電流出力端子に接続され、NチャネルM
OSトランジスタM50のゲートはオペアンプOP3の
出力端子に接続され、NチャネルMOSトランジスタM
50のソースは抵抗R1を介して接地端子GNDに接続
されている。
【0163】NチャネルMOSトランジスタM51のド
レインは第2の電流出力端子に接続され、NチャネルM
OSトランジスタM51のゲートはオペアンプOP3の
出力端子に接続され、NチャネルMOSトランジスタM
51のソースはオペアンプOP4の出力端子に接続され
ている。
【0164】オペアンプOP3の正相入力は基準電圧V
REF4の出力端子に接続され、オペアンプOP3の逆
相入力はNチャネルMOSトランジスタM50のソース
端子に接続されている。
【0165】オペアンプOP4の正相入力は基準電圧V
REF4の出力端子に接続され、オペアンプOP4の逆
相入力はオペアンプOP4の出力端子に接続されてい
る。すなわち、オペアンプOP3とNチャネルMOSト
ランジスタM50と抵抗R1とを有する第1の基準電流
発生回路により第1の基準電流I1を発生させ、ボルテ
ージフォロアを構成するオペアンプOP4とNチャネル
MOSトランジスタM51とを有する第2の基準電流発
生回路により第2の基準電流I2を発生させる。
【0166】次に、本発明の第9実施例の電圧/電流変
換回路の動作を説明する。図10において、オペアンプ
OP3の利得が無限大の場合、オペアンプOP3の正相
入力とオペアンプOP3の逆相入力とは同電位となる。
このため、基準電圧VREF4をオペアンプOP3の正
相入力に供給した場合、NチャネルMOSトランジスタ
M50のソース電位(ノードの電位)は基準電圧VR
EF4と等しくなる。また、オペアンプOP3の利得が
無限大でなくてもオペアンプOP3の利得が大きい場
合、誤差は小さい。
【0167】従って、NチャネルMOSトランジスタM
50のドレインには、VREF4/R1の大きさの第1
の基準電流I1が流れる。また、オペアンプOP4はボ
ルテージフォロアとなっているので、オペアンプOP4
の正相入力とオペアンプOP4の出力とは同電位とな
る。このため、NチャネルMOSトランジスタM51の
ソース電位(ノードの電位)は基準電圧VREF4と
等しくなる。
【0168】ここで、NチャネルMOSトランジスタM
50のサイズとNチャネルMOSトランジスタM51の
サイズとが等しい場合、NチャネルMOSトランジスタ
M50のゲート/ソース間電圧及びNチャネルMOSト
ランジスタM51のゲート/ソース間電圧は、オペアン
プOP3の出力電圧VOUTから基準電圧VREF4を
引いた値になる。
【0169】従って、NチャネルMOSトランジスタM
51のドレインには、NチャネルMOSトランジスタM
50のドレインに流れている電流と同じ大きさの電流が
流れ、第1の基準電流I1と第2の基準電流I2とは同
じ大きさになる。
【0170】なお、NチャネルMOSトランジスタM5
0のサイズとNチャネルMOSトランジスタM51のサ
イズとが異なるようにすることにより、NチャネルMO
SトランジスタM50のサイズとNチャネルMOSトラ
ンジスタM51のサイズとの比に応じた第1の基準電流
I1と第2の基準電流I2とを得ることもできる。
【0171】以上説明したように、本発明の第9実施例
の電圧/電流変換回路によれば、基準電圧VREF4か
ら複数の基準電流I1、I2を得ることができる。ま
た、出力端子の電位を揃えた場合、通常のカレントミラ
ーにより生成した複数の基準電流に比べて精度を向上さ
せることができる。M50,M51はPチャネルMOS
トランジスタとなる。GNDは他の電位でもよい。
【0172】次に、本発明の第10実施例の電圧/電流
変換回路を図面を参照しながら説明する。この本発明の
第10実施例の電圧/電流変換回路は、図10の電圧/
電流変換回路で発生させた2つの基準電流を、図3のカ
レントミラー回路に供給して複数の基準電流を発生させ
るようにしたものである。
【0173】図11は、本発明の第10実施例の電圧/
電流変換回路の構成を示す回路図である。図11におい
て、カレントミラー回路7はPチャネルMOSトランジ
スタM60〜M69で構成され、2つの入力端子IN
1、IN2とN個の出力端子OUT1〜OUTNとを有
している。
【0174】ここで、入力端子IN1はPチャネルMO
SトランジスタM61のドレインに接続され、入力端子
IN2はPチャネルMOSトランジスタM63のドレイ
ンに接続され、出力端子OUT1はPチャネルMOSト
ランジスタM65のドレインに接続され、出力端子OU
T2はPチャネルMOSトランジスタM67のドレイン
に接続され、出力端子OUTNはPチャネルMOSトラ
ンジスタM69のドレインに接続されている。
【0175】PチャネルMOSトランジスタM60、M
62、M64、M66、M68のソース端子は電圧VD
の出力端子に接続され、PチャネルMOSトランジスタ
M60、M62、M64、M66、M68のドレイン端
子はそれぞれ、PチャネルMOSトランジスタM61、
M63、M65、M67、M69のソース端子と接続さ
れている。
【0176】PチャネルMOSトランジスタM61のゲ
ート端子はPチャネルMOSトランジスタM61のドレ
イン端子と接続され、PチャネルMOSトランジスタM
61は電圧降下デバイスとして機能する。
【0177】PチャネルMOSトランジスタM60、M
62、M64、M66、M68のゲート端子は入力端子
IN1に接続されてカレントミラーを構成し、Pチャネ
ルMOSトランジスタM63、M65、M67、M69
のゲート端子は入力端子IN2に接続されてカレントミ
ラーを構成している。
【0178】電圧/電流変換回路8はオペアンプOP
5、OP6、NチャネルMOSトランジスタM70、M
71及び抵抗RREF3で構成されている。Nチャネル
MOSトランジスタM70のソースは、抵抗RREF3
を介して電圧VREF6の出力端子に接続され、Nチャ
ネルMOSトランジスタM70のゲートは、基準電圧V
REF5を正相入力とし且つNチャネルMOSトランジ
スタM70のソース電圧を逆相入力とするオペアンプO
P5の出力端子に接続されている。
【0179】NチャネルMOSトランジスタM71のソ
ースは、ボルテージフォロワを構成するオペアンプOP
6の出力端子に接続され、NチャネルMOSトランジス
タM71のゲートは、オペアンプOP5の出力端子に接
続されている。
【0180】カレントミラー回路7の入力端子IN1
は、NチャネルMOSトランジスタM70のドレインに
接続され、カレントミラー回路7の入力端子IN2は、
NチャネルMOSトランジスタM71のドレインに接続
されている。
【0181】次に、本発明の第10実施例の電圧/電流
変換回路の動作を説明する。図11において、オペアン
プOP5の正相入力に基準電圧VREF5を供給するこ
とにより、NチャネルMOSトランジスタM70のドレ
インに第1の基準電流I1=VREF5/RREF3が
流れ、NチャネルMOSトランジスタM71のドレイン
に第2の基準電流I2=VREF5/RREF3が流れ
る。そして、第1の基準電流I1は、カレントミラー回
路7の入力端子IN1に供給され、第2の基準電流I2
は、カレントミラー回路7の入力端子IN2に供給され
る。
【0182】第1の基準電流I1及び第2の基準電流I
2が供給されたカレントミラー回路7は、カレントミラ
ー動作により、出力端子OUT1〜OUTNから複数の
基準電流Io1〜IoNを外部に出力するなお、上述し
た実施例では、電圧/電流変換回路8からの入力電流I
1をカレントミラー回路7の入力端子IN1に供給し、
電圧/電流変換回路8からの入力電流I2をカレントミ
ラー回路7の入力端子IN2に供給する場合について説
明したが、電圧/電流変換回路8からの入力電流I1を
カレントミラー回路7の入力端子IN2に供給し、電圧
/電流変換回路8からの入力電流I2をカレントミラー
回路7の入力端子IN1に供給するようにしてもよい。
【0183】また、カレントミラー回路7に図3の電流
増幅回路を使用した例について示したが、図4又は図5
の電流増幅回路を使用するようにしてもよい。さらに、
カレントミラー回路7にNチャネルMOSトランジスタ
を使用するようにしてもよい。その場合、M70,M7
1はPチャネルMOSトランジスタとなる。
【0184】以上説明したように、本発明の第10実施
例の電圧/電流変換回路によれば、1つの基準電圧VR
EF5により生成した第1の基準電流I1及び第2の基
準電流I2を、カレントミラー回路7の2つの入力電流
として使用することにより、精度の高い複数の基準電流
Io1〜IoNを得ることができる。
【0185】次に、本発明の第11実施例の電圧/電流
変換回路を図面を参照しながら説明する。この本発明の
第11実施例の電圧/電流変換回路は、図10の電圧/
電流変換回路で発生させた2つの基準電流を、図15の
コンパウンドカレントミラー回路に供給して複数の基準
電流を発生させるようにしたものである。
【0186】図12は、本発明の第11実施例の電圧/
電流変換回路の構成を示す回路図である。図12におい
て、コンパウンドカレントミラー回路9はPチャネルM
OSトランジスタM80〜M88で構成され、2つの入
力端子IN1、IN2とN個の出力端子OUT1〜OU
TNを有している。ここで、PチャネルMOSトランジ
スタM80のゲート長とゲート幅との比は、Pチャネル
MOSトランジスタM81〜M88のゲート長とゲート
幅との比W/Lの1/4になっている。
【0187】入力端子IN1はPチャネルMOSトラン
ジスタM80のドレインに接続され、入力端子IN2は
PチャネルMOSトランジスタM82のドレインに接続
され、出力端子OUT1はPチャネルMOSトランジス
タM84のドレインに接続され、出力端子OUT2はP
チャネルMOSトランジスタM86のドレインに接続さ
れ、出力端子OUTNはPチャネルMOSトランジスタ
M88のドレインに接続されている。
【0188】PチャネルMOSトランジスタM80、M
81、M83、M85、M87のソース端子は電圧VR
EF9の出力端子に接続され、PチャネルMOSトラン
ジスタM81、M83、M85、M87のドレイン端子
はそれぞれ、PチャネルMOSトランジスタM82、M
84、M86、M88のソース端子と接続されている。
【0189】PチャネルMOSトランジスタM80のゲ
ート端子は、PチャネルMOSトランジスタM80のド
レイン端子と接続されている。PチャネルMOSトラン
ジスタM80、M82、M84、M86、M88のゲー
ト端子は入力端子IN1に接続されてカレントミラーを
構成し、PチャネルMOSトランジスタM81、M8
3、M85、M87のゲート端子は入力端子IN2に接
続されてカレントミラーを構成している。
【0190】電圧/電流変換回路10はオペアンプOP
7、OP8、NチャネルMOSトランジスタM89、M
90及び抵抗RREF4で構成されている。Nチャネル
MOSトランジスタM89のソースは、抵抗RREF4
を介して電圧VREF8の出力端子に接続され、Nチャ
ネルMOSトランジスタM89のゲートは、基準電圧V
REF7を正相入力とし且つNチャネルMOSトランジ
スタM89のソース電圧を逆相入力とするオペアンプO
P7の出力端子に接続されている。
【0191】NチャネルMOSトランジスタM90のソ
ースは、ボルテージフォロワを構成するオペアンプOP
8の出力端子に接続され、NチャネルMOSトランジス
タM90のゲートは、オペアンプOP7の出力端子に接
続されている。
【0192】コンパウンドカレントミラー回路9の入力
端子IN1は、NチャネルMOSトランジスタM89の
ドレインに接続され、コンパウンドカレントミラー回路
9の入力端子IN2は、NチャネルMOSトランジスタ
M90のドレインに接続されている。
【0193】次に、本発明の第11実施例の電圧/電流
変換回路の動作を説明する。図12において、オペアン
プOP7の正相入力に基準電圧VREF7を供給するこ
とにより、NチャネルMOSトランジスタM89のドレ
インに第1の基準電流I1=VREF7/RREF4が
流れ、NチャネルMOSトランジスタM90のドレイン
に第2の基準電流I2=VREF7/RREF4が流れ
る。そして、第1の基準電流I1は、コンパウンドカレ
ントミラー回路9の入力端子IN1に供給され、第2の
基準電流I2は、コンパウンドカレントミラー回路9の
入力端子IN2に供給される。
【0194】第1の基準電流I1及び第2の基準電流I
2が供給されたコンパウンドカレントミラー回路9は、
カレントミラー動作により、出力端子OUT1〜OUT
Nから複数の基準電流Io1〜IoNを外部に出力する
なお、上述した実施例では、電圧/電流変換回路10か
らの入力電流I1をカレントミラー回路9の入力端子I
N1に供給し、電圧/電流変換回路10からの入力電流
I2をカレントミラー回路9の入力端子IN2に供給す
る場合について説明したが、電圧/電流変換回路10か
らの入力電流I1をカレントミラー回路9の入力端子I
N2に供給し、電圧/電流変換回路10からの入力電流
I2をカレントミラー回路9の入力端子IN1に供給す
るようにしてもよい。
【0195】さらに、カレントミラー回路9にNチャネ
ルMOSトランジスタを使用するようにしてもよい。そ
の場合、M89,M90はPチャネルMOSトランジス
タとなる。
【0196】以上説明したように、本発明の第11実施
例の電圧/電流変換回路によれば、1つの基準電圧VR
EF7により生成した第1の基準電流I1及び第2の基
準電流I2を、コンパウンドカレントミラー回路9の2
つの入力電流として使用することにより、精度の高い複
数の基準電流Io1〜IoNを得ることができる。
【0197】前述した本発明の実施例はこれに限るもの
ではない。例えばMOSトランジスタは電界効果トラン
ジスタやバイポーラトランジスタ等であっても良い。
【0198】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、7の発
明によれば、第1の入力トランジスタのドレインを電圧
降下手段を介して第1の電流入力端子に接続しているの
で、第2の出力トランジスタのドレイン電位を電圧降下
手段による降下電圧だけ下げることができ、出力電圧を
低電圧化することができる。
【0199】請求項2の発明によれば、電圧降下手段の
降下電圧を第1の入力トランジスタのしきい値電圧以下
に設定しているので、出力電流の精度を保持したまま、
電圧降下手段による降下電圧だけ出力電圧を下げること
ができる。
【0200】請求項3の発明によれば、トランジスタの
ゲート長とゲート幅との比を調節することにより、各ト
ランジスタを飽和領域で動作させることができ、高精度
の出力電流を取り出すことができる。
【0201】請求項4、5の発明によれば、降下電圧を
自由に設定することができる。請求項6の発明によれ
ば、電圧降下手段にダイオードを使用しているので、降
下電圧を精度よく設定することができる。
【0202】請求項8の発明によれば、2つの電流入力
を必要とする第1の電流増幅回路の電流入力の1つを第
2の電流増幅回路を用いて生成し、第2の電流増幅回路
の電流入力を第1の電流増幅回路を用いて生成している
ので、1つの入力電流を外部から入力するだけで、2つ
の電流入力を必要とする電流増幅回路から複数の出力電
流を外部に出力することができる。
【0203】請求項9の発明によれば、第1の電流増幅
回路及び第2の電流増幅回路に、第1の電流入力端子に
電圧降下手段を介してドレインが接続され、前記第1の
電流入力端子にゲートが接続され、共通端子にソースが
接続されている第1の入力トランジスタと、第2の電流
入力端子にドレインとゲートとが接続されている第2の
入力トランジスタと、前記第2の入力トランジスタのソ
ースにドレインが接続され、前記第1の電流入力端子に
ゲートが接続され、前記共通端子にソースが接続されて
いる第3の入力トランジスタと、出力端子にドレインが
接続され、前記第2の電流入力端子にゲートが接続され
ている第1の出力トランジスタと、前記第1の出力トラ
ンジスタのソースにドレインが接続され、前記第1の電
流入力端子にゲートが接続され、前記共通端子にソース
が接続されている第2の出力トランジスタとを備える電
流増幅回路を使用しているので、1つの入力電流を外部
から入力するだけで、2つの電流入力を必要とする電流
増幅回路から精度の高い複数の出力電流を低い出力電圧
で外部に出力することができる。
【0204】請求項10の発明によれば、第1の電流増
幅回路及び前記第2の電流増幅回路に、コンパウンドカ
レントミラー回路を使用しているので、1つの入力電流
を外部から入力するだけで、2つの電流入力を必要とす
る電流増幅回路から精度の高い複数の出力電流を低い出
力電圧で外部に出力することができる。
【0205】請求項11の発明によれば、基準電圧を入
力とする電圧/電流変換回路からの出力電流を、請求項
1記載の電流増幅回路又はコンパウンドカレントミラー
回路の第1の電流入力端子の入力電流として使用してい
るので、1つの基準電圧を外部から入力するだけで、2
つの電流入力を必要とする電流増幅回路から精度の高い
複数の出力電流を低い出力電圧で外部に出力することが
できる。
【0206】請求項12の発明によれば、第1の電流増
幅回路にPチャネル型電界効果トランジスタを使用し、
第2の電流増幅回路にNチャネル型電界効果トランジス
タを使用しているので、1つの入力電流を外部から入力
するだけで、2つの電流入力を必要とする電流増幅回路
から複数の出力電流を低い出力電圧で外部に出力するこ
とができる。
【0207】請求項13の発明によれば、第1の電流増
幅回路にNチャネル型電界効果トランジスタを使用し、
第2の電流増幅回路にPチャネル型電界効果トランジス
タを使用することにより、1つの入力電流を外部から入
力するだけで、2つの電流入力を必要とする電流増幅回
路から複数の出力電流を低い出力電圧で外部に出力する
ことができる。
【0208】請求項14の発明によれば、第1のトラン
ジスタのゲートにソース電位と基準電圧との比較結果を
入力し、第2のトランジスタのソースにボルテージフォ
ロアを介して基準電圧を入力するとともに、ゲートに前
記比較結果を入力することにより、1つの基準電圧を与
えるだけで、精度の高い複数の基準電流を発生させるこ
とができる。
【0209】請求項15の発明によれば、第1のトラン
ジスタのソース電位と基準電圧との比較結果を前記第1
のトランジスタのゲートに入力して発生させた第1の基
準電流を請求項1に記載の電流増幅回路の第1の電流入
力端子に供給し、前記基準電圧をボルテージフォロアを
介して第2のトランジスタのソースに入力し、前記比較
結果を第2のトランジスタのゲートに入力して発生させ
た第2の基準電流を請求項1に記載の電流増幅回路の第
2の電流入力端子に供給することにより、1つの基準電
圧を与えるだけで、精度の高い複数の基準電流を低い出
力電圧で発生させることができる。
【0210】請求項16の発明によれば、第1のトラン
ジスタのソース電位と基準電圧との比較結果を前記第1
のトランジスタのゲートに入力して発生させた第1の基
準電流をコンパウンドカレントミラー回路の第1の電流
入力端子に供給し、前記基準電圧をボルテージフォロア
を介して第2のトランジスタのソースに入力し、前記比
較結果を第2のトランジスタのゲートに入力して発生さ
せた第2の基準電流をコンパウンドカレントミラー回路
の第2の電流入力端子に供給することにより、1つの基
準電圧を与えるだけで、精度の高い複数の基準電流を低
い出力電圧で発生させることができる。
【0211】請求項17の発明によれば、第1のトラン
ジスタのソースを抵抗素子を介して電圧入力端子に接続
するとともに、ゲートを基準電圧を正相入力とし且つ前
記ソースの電圧を逆相入力とする第1の演算増幅器の出
力端子に接続し、第2のトランジスタのソースを基準電
圧を正相入力とし且つ出力電圧を逆相入力とする第2の
演算増幅器の出力端子に接続するとともに、ゲートを第
1の演算増幅器の出力端子に接続することにより、1つ
の基準電圧を与えるだけで、精度の高い複数の基準電流
を発生させることができる。
【0212】請求項18の発明によれば、N個の入力電
流を必要とする第1の基準電流発生回路の(N−1)個
の入力電流を、K(M>K)個の入力電流を必要とする
第2の基準電流発生回路の(N−1)個の出力電流から
供給し、第2の基準電流発生回路のK個の入力電流を、
第1の基準電流発生回路の出力電流のうちのK個から供
給することにより、1つの入力電流を外部から入力する
だけで、複数の電流入力を必要とする電流増幅回路から
複数の出力電流を外部に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるカレントミラー回路
の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例によるカレントミラー回路
の電圧電流特性を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例によるカレントミラー回路
の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第3実施例によるカレントミラー回路
の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第4実施例によるカレントミラー回路
の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第5実施例の基準電流発生回路の構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の第6実施例の基準電流発生回路の構成
を示す回路図である。
【図8】本発明の第7実施例の基準電流発生回路の構成
を示す回路図である。
【図9】本発明の第8実施例の基準電流発生回路の構成
を示す回路図である。
【図10】本発明の第9実施例の電圧/電流変換回路の
構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第10実施例の電圧/電流変換回路
の構成を示す回路図である。
【図12】本発明の第11実施例の電圧/電流変換回路
の構成を示す回路図である。
【図13】従来のカスコード・カレントミラー回路の構
成を示す回路図である。
【図14】従来のカスコード・カレントミラー回路の電
圧電流特性を示す図である。
【図15】従来のコンパウンドカレントミラー回路の構
成を示す回路図である。
【図16】従来のコンパウンドカレントミラー回路の電
圧電流特性を示す図である。
【符号の説明】
M0〜M5、M22〜M28、M43〜M48、M5
0、M51、M70、M71、M89、M90 Nチャ
ネルMOSトランジスタ M10〜M21、M30〜M42、M60〜M69、M
80〜M88 PチャネルMOSトランジスタ D0 電圧降下デバイス D1 ダイオード R0、R1、RREF1〜RREF4 抵抗素子 OP1〜OP8 オペアンプ 1、2、4、5、7、9 カレントミラー回路 3、6、8、10 電圧電流変換回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電流入力端子に電圧降下手段を介
    してドレインが接続され、前記第1の電流入力端子にゲ
    ートが接続され、共通端子にソースが接続されている第
    1の入力トランジスタと、 第2の電流入力端子にドレインとゲートとが接続されて
    いる第2の入力トランジスタと、 前記第2の入力トランジスタのソースにドレインが接続
    され、前記第1の電流入力端子にゲートが接続され、前
    記共通端子にソースが接続されている第3の入力トラン
    ジスタと、 出力端子にドレインが接続され、前記第2の電流入力端
    子にゲートが接続されている第1の出力トランジスタ
    と、 前記第1の出力トランジスタのソースにドレインが接続
    され、前記第1の電流入力端子にゲートが接続され、前
    記共通端子にソースが接続されている第2の出力トラン
    ジスタとを備えることを特徴とする電流増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧降下手段の降下電圧を前記第1
    の入力トランジスタのしきい値電圧以下に設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の電流増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の電流入力端子からの電流値と
    前記第1の入力トランジスタのゲート長とゲート幅との
    比との割合が、前記第2の電流入力端子からの電流値と
    前記第3の入力トランジスタのゲート長とゲート幅との
    比との割合と等しくなるように設定し、 前記第3の入力トランジスタのゲート長とゲート幅との
    比と前記第2の出力トランジスタのゲート長とゲート幅
    との比との割合が、前記第2の入力トランジスタのゲー
    ト長とゲート幅との比と前記第1の出力トランジスタの
    ゲート長とゲート幅との比との割合と等しくなるように
    設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電流
    増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧降下手段は、前記第1の電流入
    力端子にドレインとゲートとが接続され、前記第1の入
    力トランジスタのドレインにソースが接続されているト
    ランジスタであることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の電流増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記電圧降下手段は、抵抗素子であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電
    流増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記電圧降下手段は、ダイオードである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    電流増幅回路。
  7. 【請求項7】 第1の入力電流の出力側にゲート端子が
    接続され、電圧降下デバイスを介して前記第1の入力電
    流の出力側にドレイン端子が接続されたトランジスタ
    と、 前記第1の入力電流をカレントミラー入力とする第1段
    目のカレントミラー回路と、 前記第1段目のカレントミラー回路に縦列接続されてお
    り、第2の入力電流をカレントミラー入力とする第2段
    目のカレントミラー回路とを備えることを特徴とする電
    流増幅回路。
  8. 【請求項8】 複数の電流入力端子と複数の電流出力端
    子とを有する第1の電流増幅回路と、 複数の電流入力端子と少なくとも1つ以上の電流出力端
    子とを有する第2の電流増幅回路とを備え、 前記第1の電流増幅回路の第1の電流入力端子に外部電
    流入力端子が接続され、 前記第1の電流増幅回路の第2の電流入力端子に前記第
    2の電流増幅回路の電流出力端子が接続され、 前記第1の電流増幅回路の第1の電流出力端子に前記第
    2の電流増幅回路の第1の電流入力端子が接続され、 前記第1の電流増幅回路の第2の電流出力端子に前記第
    2の電流増幅回路の第2の電流入力端子が接続され、 前記第1の電流増幅回路の第3の電流出力端子に外部電
    流出力端子が接続されていることを特徴とする基準電流
    発生回路。
  9. 【請求項9】 前記第1の電流入力端子に電圧降下手段
    を介してドレインが接続され、前記第1の電流入力端子
    にゲートが接続され、共通端子にソースが接続されてい
    る第1の入力トランジスタと、 第2の電流入力端子にドレインとゲートとが接続されて
    いる第2の入力トランジスタと、 前記第2の入力トランジスタのソースにドレインが接続
    され、前記第1の電流入力端子にゲートが接続され、前
    記共通端子にソースが接続されている第3の入力トラン
    ジスタと、 出力端子にドレインが接続され、前記第2の電流入力端
    子にゲートが接続されている第1の出力トランジスタ
    と、 前記第1の出力トランジスタのソースにドレインが接続
    され、前記第1の電流入力端子にゲートが接続され、前
    記共通端子にソースが接続されている第2の出力トラン
    ジスタとを備えることを特徴とする請求項8に記載の基
    準電流発生回路。
  10. 【請求項10】 前記第1の電流増幅回路あるいは前記
    第2の電流増幅回路の少なくとも一方はコンパウンドカ
    レントミラー回路であることを特徴とする請求項8に記
    載の基準電流発生回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の電流増幅回路の第1の電流
    入力端子の入力電流は基準電圧を入力とする電圧/電流
    変換回路からの出力電流であることを特徴とする請求項
    9,10のいずれか1項に記載の基準電流発生回路。
  12. 【請求項12】 前記第1の電流増幅回路にPチャネル
    型電界効果トランジスタを使用し、前記第2の電流増幅
    回路にNチャネル型電界効果トランジスタを使用するこ
    とを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の
    基準電流発生回路。
  13. 【請求項13】 前記第1の電流増幅回路にNチャネル
    型電界効果トランジスタを使用し、前記第2の電流増幅
    回路にPチャネル型電界効果トランジスタを使用するこ
    とを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の
    基準電流発生回路。
  14. 【請求項14】 第1のトランジスタのソース電位と基
    準電圧との比較結果を前記第1のトランジスタのゲート
    に入力して第1の基準電流を発生させる第1基準電流発
    生回路と、 前記基準電圧をボルテージフォロアを介して第2のトラ
    ンジスタのソースに入力し、前記比較結果を第2のトラ
    ンジスタのゲートに入力して第2の基準電流を発生させ
    る第2基準電流発生回路とを備えることを特徴とする基
    準電流発生回路。
  15. 【請求項15】 第1のトランジスタのソース電位と基
    準電圧との比較結果を前記第1のトランジスタのゲート
    に入力して発生させた第1の基準電流を前記第1の電流
    入力端子に供給し、 前記基準電圧をボルテージフォロアを介して第2のトラ
    ンジスタのソースに入力し、前記比較結果を第2のトラ
    ンジスタのゲートに入力して発生させた第2の基準電流
    を前記第2の電流入力端子に供給することを特徴とする
    請求項1に記載の電流増幅回路。
  16. 【請求項16】 第1のトランジスタのソース電位と基
    準電圧との比較結果を前記第1のトランジスタのゲート
    に入力して発生させた第1の基準電流をコンパウンドカ
    レントミラー回路の第1の電流入力端子に供給し、 前記基準電圧をボルテージフォロアを介して第2のトラ
    ンジスタのソースに入力し、前記比較結果を第2のトラ
    ンジスタのゲートに入力して発生させた第2の基準電流
    をコンパウンドカレントミラー回路の第2の電流入力端
    子に供給することを特徴とする電流増幅回路。
  17. 【請求項17】 電圧入力端子に抵抗素子を介してソー
    スが接続され、基準電圧を正相入力とし且つ前記ソース
    の電圧を逆相入力とする第1の演算増幅器の出力端子に
    ゲートが接続されている第1のトランジスタと、 前記基準電圧を正相入力とし且つ出力電圧を逆相入力と
    する第2の演算増幅器の出力端子にソースが接続され、
    前記第1の演算増幅器の出力端子にゲートが接続されて
    いる第2のトランジスタとを備えることを特徴とする電
    圧/電流変換回路。
  18. 【請求項18】 N個の入力電流を入力し且つM個の出
    力電流を出力する第1の基準電流発生回路の(N−1)
    個の入力電流を、K(M>K)個の入力電流を入力し且
    つ(N−1)個の出力電流を出力する第2の基準電流発
    生回路の(N−1)個の出力電流から供給し、 前記第2の基準電流発生回路のK個の入力電流を、前記
    第1の基準電流発生回路の出力電流のうちのK個から供
    給することを特徴とする基準電流発生方法。
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